木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

本日の家飲み 木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも6回目と、かなりの頻度ですね。
 にごり酒特集の7本目。

 今回にごり酒をまとめ飲みして改めて思ったのは、通常のお酒以上に「にごり酒はベストコンディションで飲むのが難しい!」ということです。
 特に穴開き栓ものはやはり変化が激しいので、早飲みが基本になるでしょうね…、そういう意味では今回の繁桝にごり桃の里しろうまは良い勉強のネタになったと思います。
 「ガス感」の変化に関してはさらに繊細な問題になってきますが(ガスが強いのが好きかは好みによる)、基本一度抜けたガスを取り戻すのは難しいため、状況が許す限りにごり酒は密閉栓でだして欲しいと個人的には思います。
 密閉栓と穴開き栓の両方が出荷されるにごり酒に「金鼓 水もと濁酒」がありますが、私が飲んだ限りでは密閉栓の方が断然美味しく、楽しい酒だった記憶もありますしね(まあ4分の1ぐらい吹きこぼれましたが…)。
 
 閑話休題、今回いただくのは木戸泉のにごりということで、当然ながら高温山廃仕込みになります。
 米違いのものもあるようですが、これは山田錦利用バージョン。
 
 見てくださいよこのおりの量を!ちなみにガス感は穴開き栓だからかそこそこレベルで、開栓も余裕でした。
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 濃度はかなり高く、そうとう混ぜたつもりでもおりの塊がダマっぽく残っているように見えました。
 ただ注ぐと、意外にもいい具合の粘度になったかも…、塊が引っかかったりはしなかったです。

 上立ち香は典型的なガスとお米が混じり合ったような香りが仄かに。
 含むと、やはりお米感が強い旨味がトロリと、しかし酸味でかなり強めに引き締められつつ、最初から最後まで存在感を保ちながらグググッと入り込んできます。
 味わいは、やはりにごり系らしくお米っぽいクリーミーな旨味(甘さはそこそこ)があるのですが、そこに木戸泉らしい割りと鋭角な酸が伴って、独特な飲みやすさ(というか次を誘う感)を創り出します。
 後味は酸が引き取り、粉っぽさをあまり感じさせずにしっかりと引き上げます。

 にごり酒のなかでもかなり高めの密度と、しっかりとした旨味を、酸で力強く引き上げる、非常に押しの強いお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘味を求めたいところですが、まあ完全に好みですね、木戸泉は甘味より旨味と酸味が特長だと思うので、ブレなさは素敵だと思います。
 その上でさらにワガママを言ってしまうとこれ密閉栓で出して欲しいなあ…、物理的に無理なのかも知れませんが、やっぱりもうちょいガスが欲しい気がします。
 ただ、個性的な魅力があることは確かですね、単体でも良いですし、肉とか油ものとの相性も良好かと。
 次回はこのお酒に負けず劣らず…、というかそれ以上に個性的な千葉県産にごり酒をご紹介します。

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名称:木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」

本日の家飲み 木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 ブログでの紹介は早くも5回目。

 私は千葉県出身ということもあり、木戸泉は強く応援している蔵の一つで、前々からもっと全国区で知られて欲しいと思っておりました。
 そんな中、グランドジャンプで連載中の日本酒マンガ「いっぽん!」に、当ブログでも以前にとりあげた超個性派酒「純米アフス生」が登場したという話を聞きました。
 いやあ流石というべきか目の付け所が素晴らしいですね、いっぽん!は初心者からマニアまで、広くオススメできる日本酒マンガだと思います(私は単行本を買って読んでます)。

 なお、このことは蔵元ホームページでも取り上げてますね
 そこではブログの記事で簡潔にメディアの掲載情報に触れリンクを張り、さらっと購入できる店・呑める店を紹介しています。
 このタイムリーかつ勘所を押さえた情報発信…、素晴らしいの一言です、他蔵も是非参考にして欲しいと思いました。

 今回いただくのは雄町を60まで削って醸したお酒で、当然高温山廃仕込みです。
 裏ラベルには原酒でアルコール度数16度に抑え、食中酒を志向している旨の解説がありますね。


 上立ち香は酸を感じるスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、やはりしっかりとした酸味を伴う太い旨味がグググッと入ってきて、その酸味が若干唾液線を刺激しながら最後まで引き締まったままじわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり木戸泉らしい乳酸とアミノ酸が強烈に主張する旨酸味が主役、ただ全体的には酸の引き締まりの印象が強いですね。
 後味は若干酸っぱい感じを残しつつ、きっちりとキレます。

 木戸泉らしいしっかりとした酸で、けして薄くない旨味を洗い流す、飲み飽きない系のお酒でした。
 前回と比べると、少々酸っぱい系の酸が強くスッキリ感をより感じますね、食中酒的な方向性というのに納得感があります。
 個人的にはもっと濃厚な方が好きではありますが、これはこれで魅力的です、好きな人も多いでしょう。
 木戸泉は今後も色々なスペックを試していきたいところです。

 なお、温度が上がったほうが単純に口当たりが柔らかくなって良いですね。
 燗をつけると旨味も濃くなります。

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名称:木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1400円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年10月02日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

木戸泉 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 別誂

本日の家飲み 木戸泉 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 別誂

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 主に家飲みで何度もいただいている、私のお気に入り銘柄の一つ。

 木戸泉は私のギャザリーまとめ記事「「もっと評価されるべき!」強くオススメしたい知られざる日本酒+購入できる酒屋さん紹介」で、取り上げている銘柄の一つです。(この記事はかなり思い入れがある記事なので、是非アクセスをお願いします!)
 自分が「お気に入りに追加」するには、ほぼ「芳醇な旨味がありながらバランスが取れていること」と「確固たる個性があること」の両方を備えていることが条件になっています。
 技術が洗練されてきて流行りの傾向がハッキリしてきた現状、前者の条件を満たす銘柄は多いのですが、後者はやはりそう簡単には出会わない気がします、そして木戸泉はその「確固たる個性」という点で特筆すべき銘柄だと考えます。

 今回いただくのも、その個性を生み出す最大の土壌であろう「高温山廃仕込」によるものです。
 今まで意識しませんでしたが酵母は7号系なんですね、私の好きな銘柄は7号使いが多い気がします(筆頭は風の森)。
 使用米は山田錦、「矢島酒店」さんの別誂(PB)品です。

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 上立ち香は濃い感じの酸が立つ山廃っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり野太い旨味の固まりがググッと入ってきて、強めの酸味で輪郭を保ちつつ、じわじわと染みこんできます。
 旨味は、アミノ酸的な直球勝負の、まさに「旨味」としか表現できない味わいが主で、兎に角濃厚かつ引き締まった個性的なもの。
 後味は酸辛で舌に刺激を与えつつ、力強くキレます。

 木戸泉らしさをしっかりと感じさせる、極めて力強い旨酸が楽しめるお酒でした。
 うーむ、やっぱり木戸泉にはハッキリとした「木戸泉味」がありますね、これは一度ハマると抜け出せない魅力があります。
 このお酒は特に、裏ラベルにもあるように、食中酒としても使えるような「酸による力強いキレ」が特長でした。
 木戸泉、今後もお気に入り銘柄としてちょくちょく頂きたいと思います。

 燗を付けると…、いやあ甘味が増してきますね…とても良いです。
 口当たりも優しくなりますし…、これはもっと早く燗付けを始めるべきだったなあ。
 木戸泉の燗、オススメです。

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名称:木戸泉 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 別誂
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2016年02月06日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒

本日の家飲み 木戸泉 白玉香(はくぎょくこう) 山廃純米無濾過生原酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 このブログで取り上げるのは三回目。

 木戸泉は最近個人的にとても注目している銘柄です、ギャザリーでも、もっと評価されるべき銘柄の一つとして紹介させていただきました。
 少し前までは三増酒が幅を利かせ、今ではフルーティーな吟醸酒が好まれるようになってきた地酒業界で、常に「高温山廃造り」による旨味指向を貫くその姿勢、哲学を感じる蔵だと思います。

 今回いただく「白玉香」は山田錦を60まで磨いた、山廃無濾過生原酒です。
 ちなみに購入先の矢島酒店さんは、タツミムックの「新しい日本酒の楽しみ方」でこのお酒をオススメしていました。
 期待を込めていただきます。

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 上立ち香はちょっとだけ熟した感じの落ち着いた甘酸の香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の濃厚な甘旨味が、不思議なことにピリピリくる辛さと同居しながら入り込んできて、濃度を保ちながら染み入ってきます。
 旨味はやっぱりアミノ酸を感じる野太いもので、山廃(の生)っぽさを感じるとともに、完熟フルーツ的な後を引く飲みやすい甘酸も有り。
 後味はしっかり酸が引き取ってキレます。

 いわゆるフルボディという言葉を想起させる、個性的で太い旨味が特長の甘旨辛酒でした。
 やっぱり木戸泉はオンリーワンの旨味を与えてくれる蔵です。
 千葉県出身として非常に頼もしい!今後も強く応援したいと思いました。

 冷やが旨すぎたので、残り一杯ぐらいを慌てて燗。
 いやあ酸が出ますね、辛さも出てきてクセになりそうな独特な味わい。
 個人的には冷やしたほうがまとまりがあって好きですが、これはこれでGOOD。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-786.html

名称:木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,574円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年04月11日 千葉の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

木戸泉「afs(アフス)」 純米生酒

本日の家飲み 木戸泉「afs(アフス)」 純米生酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 木戸泉自体は一度ブログでも紹介しています。

 このお酒はボトル・ラベルデザインからいって既に日本酒とは思えない佇まいですね。
 造りもオンリーワンで、「高温山廃一段仕込み」という極めて特徴的なやり方だそうです。
 そのあたりの解説や想いは、蔵元さんの商品紹介に詳しいですし、裏ラベルにも解説がありますね。
 個性的な味わいが予想されますが、そのへんを考慮してか500mlで出してくれているので、試しに購入した次第です。

 スペック的には、アルコール度の低さ(13.7度)が目につきます。
 加水の有無はわからないのですが、海外を意識しているお酒らしいので、ワインレベルに抑えているのかも。
 なお、どうやら千葉県の酒米「総の舞」を使っているらしいのですが、ラベルにその記載がないのは実に残念。


 上立ち香は酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、一瞬クセの無い旨味を感じるのですが、そこから出てくるのは酸、酸、酸。
 味わいの内容は非常に強い酸味がメインで、そこに果実的な甘味が寄り添う程度につき従う感じ。
 後味はダメ押しのように酸っぱさが出てきて、少々それを舌先に残しつつ引いていきます。

 ある意味予想通り、まさにオンリーワンの、超酸味酒でした。
 完全に人を選ぶタイプのお酒ですね、旨味が合って酸味をスッキリさと感じられれば食中酒として優秀そうです。
 ただ正直なところ、私はここまでいってしまうと結構飲むのが辛いレベルだったりして…。
 単純に酸っぱい系の酸味が苦手なので、そっちを敏感に感じて甘味が隠れてしまうんですよね。
 今後、木戸泉は素直に自分が好きそうなスペックをいただこうと思います。

 ちなみに妻は気に入ったようで、半分以上飲んでもらいました。
 白ワインぽい感じながら渋味がなく、甘味もあって飲みやすいとのこと。
 酸っぱ味が好きかどうかでかなり印象が変わるお酒なのは間違いなさそうです。

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名称:木戸泉「afs(アフス)」 純米生酒
精米歩合:65%
酒米:総の舞
アルコール度:13.7%
日本酒度:-28
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,050円/500ml
お気に入り度:7.4/9.0(あくまで個人的には)

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2015年02月10日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

木戸泉 特別純米 山田錦 無濾過生原酒 別誂

本日の家飲み 木戸泉(きどいずみ)特別純米 山田錦 無濾過生原酒 別誂

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 外飲み、家飲みともに確か初めて。

 裏のラベルによると、木戸泉は「全量高温山廃仕込」とのこと。
 はてなんじゃそりゃと思ってしまいましたが、ラベルの記載のほか、蔵元ホームページの「木戸泉物語」にとても詳しい記載がありました。
 かなりマニアックな話になっているのでここでは転載しませんが、その独自製法を確立するまでにはやはり相当の苦労があったようです。
 それを乗り越えて全量をその製法にしていることには、並々ならぬこだわりを感じますね。

 今回いただくのは、同じ千葉県の船橋市にある「矢島酒店」さんの特注品です。
 着物の合わせのように掛けられている肩ラベルにそれを明記しているあたり、これまたこだわりの一品といった趣きですね。
 スペックは兵庫県産山田錦60の無濾過生原酒ということで、ここはスタンダードな感じ。

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 上立ち香は酸を感じるフレッシュな香が仄かに。
 含むと、甘酸苦が交じり合ったような、複雑な味わいの世界が広がります。
 旨味はとても個性的で、甘味そこそこで酸味が立つのに非常に旨味が太く感じられます。
 酒屋さんが「アミノ酸が濃い」というコメントをしていたのが非常によくわかりました。
 後味はその酸で切れる感じ。

 野太い旨味を酸味で引き上げる、オンリーワンな旨酒でした。
 甘味控えめな時点で個人的には好みじゃないかな…と思いきや、飲み進めるにつれ良さが染み入ってきます。
 変態的なスペックの木戸泉も、一度試してみようかな…。

 これまた酒屋さんのコメントですが、常温のほうが旨味が素直にでてきて良い感じです。
 どうせならぬる燗あたりもやってみればよかったなあ。
 
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名称:木戸泉 特別純米 山田錦 無濾過生原酒 別誂
製法情報:無濾過生原酒 山廃
精米歩合:60%
酒米:山田錦
アルコール度:16.8%
酵母:不明
日本酒度:+2
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社(千葉県いすみ市)
製造年月:2014/ (25BY)
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2014年04月23日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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