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若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒

家飲み記録 若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒

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 栃木県小山市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前に飲んだ亀の尾の印象が良かったのと、昨年同スペックについての日誌係さんの高評価に背中を押されて購入しました。
 ラベルはいつも通り、馬が印象的なデザインです、愛山らしくカラーリングはピンクで、さらによくよく見ると目がハートになっています、なかなか洒落てますね。
 ちなみにこのお馬さん、夏酒ではグラサンをかけていたりとすっかりイメージキャラクター的存在になっているようです。

 スペックは裏ラベルに詳細な記載がありますね、ポイントはなんといっても90%という食用米並みの精米歩合でしょう。
 何となく愛山を使ったお酒は精米歩合が極端になることが多い気がしますね、低精白系の代表は元祖剣菱七田風の森あたりでしょうか。
 特定名称の記載は無いようですが純米です。

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 上立ち香は割とガッツリセメダインの有るスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと酸の効いた高密度な旨味が、しかし結構柔らかさもあるような口当たりで入ってきて、裏側にある渋味が奥深さを添えつつ、割とスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめのあんず(?)的な酸を強く感じる、存在感と引き締まりを両立した旨味が主役、苦渋もそこそこあるのですが全然キツさやもったり感が無いんですよね、むしろガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、やはり酸が柔らかく引き取ってしっかりとキレます。

 高濃度な旨味を、これまた強力ながら柔らかさも感じさせる酸がいい感じに引き締める、個性派酸旨酒でした。
 かなり酸味は強いのですが、旨味が負けていないのが良いですね、かつ精米歩合から想像されるような雑味が皆無なのも見事。
 これまたどんな料理にも合うタイプなんじゃないかな…、そして単体で飲んでも全然イケますねえ。
 個人的にはもうちっと甘味が欲しい気がしますが、このバランスが好きな方は多いかと(いつもの台詞)
 若駒、今後も注目していこうと思います。

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2808.html

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名称:若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒
蔵元情報:若駒酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年08月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

家飲み記録 たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 栄光冨士同様当ブログ定番銘柄。

 最近私は、日本酒にあまり詳しくない人に「オススメの甘口日本酒銘柄は?」と聞かれたときには、「たかちよ」と答えるのが最適解なんじゃないかと思ってきました。
 花陽浴、村祐や桃の里は入手性に難がありますし、風の森や栄光冨士はスペックによって結構甘くないのもあるんですよね。
 対してこのひらがな「たかちよ」シリーズはハッキリ甘口で統一されてますし、売っている店さえ知っていれば割と通年で入手でき、おまけに値段もお手頃。
 基本非の打ち所がないんですよ、もし未飲であれば是非飲んでみてください。
 
 さて、今回いただいたのはたかちよレンジャーの一員であるピンクです、私は6年前にも飲んでました。
 例によってスペックは非公開なので、心を無にして開栓。

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 上立ち香は甘く、オリ由来の米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な甘旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、オリ的な苦味はキツくない程度に抑えられていて、ダイナミックなバランスのとり方で最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、若干熟しすぎなパインといった趣の、強烈な存在感のある甘酸味が厳然たる主役、それでいて苦味あくまで脇役になっているので、心地よい甘味を素直に楽しませてくれます。
 後味は、やっぱりオリの苦味が必要十分に仕事をして、余韻を残しつつもしっかり引き上げます。

 たかちよらしさバリバリの、トロミと高濃度の甘酸味が病みつきになる魅力を感じさせる、オリの風味をしっかりまとった芳醇甘口酒でした。
 いやあやっぱり私向きですよこれは、ただ若干生老ね的というか、香りにクセっぽいところは有る気がします。
 とはいえ甘味がしっかりしているので、腐りかけが旨い的な魅力は増しているかも(失礼)、ハッキリと好みが分かれる、個性的なお酒と言えるでしょう。
 たかちよ、やっぱ好きやねんと思わせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:なんとなく栄光冨士とならべて記念写真
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 いやあピンク系のお酒は好みのものが多い気がしますね。

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2019年07月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

家飲み記録 土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 土田は以前火入れ純米吟醸をいただいています、その時からラベルは一新されているようですね、実にモダンな雰囲気になりました。
 蔵元ホームページを見ると、方針に「菌と人との酒造り」というフレーズがあるのが目につきます、ラインナップも山廃系に力を入れているようですし自然派な雰囲気が見て取れますね。
 また、個人的には「麹九割九分」とか「菩提もと×山廃もと」といった、非常に変わった製法のお酒を出しているところも気になっています。
 今の日本酒の面白いところは「多様性」だと思っているので、変わり種はどんどん出てきてほしいんですよね。

 さて、今回いただくのは30BY第一弾の山廃生、原酒でアルコール度数16度は結構低めですね。
 特定名称の記載はしていないようですが、純米。
 また品種は不明ですが、地元のお米を使っているようです。


 上立ち香は、乳酸感のあるまろやかな香りがそこそこに。
 含むと、ほどほどの濃度の乳酸系の酸味を纏った旨味が割と軽やかに入ってきて、しっかりと純度を保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘味はかなり控えめで、今風系の山廃のド王道という感じの柔らかな旨酸味が中心にある感じ、けして薄くないのですが後ろ向きの雑味が皆無なので、スルスルいっちゃいますね。
 後味は、酸メインながら、割と自然かつしっかりと引き上げます。

 最初から最後まで実に柔らかい感じの、薄くはないけどスッキリのめる、バランスの良い旨酸酒でした。
 これは食中酒志向という印象ですね~、ただ浮いた苦味が無くて、良い意味で初心者向けでもあると思います。
 そういう意味では新政にも似てるのかもなあ…、まあ滅多なことは言えませんが、「モダン系生もと山廃酒」という大きなくくりでは共通部分があるかと。
 何気にはつしぼりでこの完成度というのも凄いことだと思います、30BY後半ならもっと良くなってたんじゃないかな…
 土田、今後の可能性を強く感じさせてくれた一本でした、次は変わり種もやってみたいですね。

 燗をつけると…、やっぱり酸メインというのは変わらないですね。
 甘さはあくまで控えめながら、口当たりが柔らかくなりつつ押し出しが強くなる印象、これはこれで良いんじゃないでしょうか。

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名称:土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

家飲み記録 澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 澤屋まつもとはもはやかなり知られた銘柄になっているんじゃないでしょうか。
 私も外飲み含めたら結構な回数飲んでいますが、生酒は極めて珍しいという認識で、一度は飲みたいと前から思っていました。
 今回はたまたま店頭でみかけたので飛びついてしまった次第です(しかも一升瓶)。
 ただ、澤屋まつもとを飲みまくっている日誌係さんの感想によると、この山田錦の生はかなり異色の味わいらしいですね。
 「らしさ」のある生酒ということでは、五百万石をセレクトした方が良かったかなあと若干反省。

 ラベルには精米歩合等のスペック情報はあまりありませんね、何か特定名称の記載も無いようですが、前からでしたっけ?
 お値段は若干お高め、去年の11月購入、今年1月開栓です。

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 上立ち香はガス混じりのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、中濃度かつ硬質な印象の旨味が、ガス感も相まって軽い感じで入ってきて、若干の苦味を伴いつつ、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、う~んあえていうとメロン的な青い甘旨味があって、密度は高めにも思えるのですが、全体の印象はなんというか淡麗というか、謎の薄さ?軽さ?があるんですよね、とにかくガンガン飲めてしまいます。
 後味は、びっくりするぐらい「無」って感じで完璧な引き上げ。

 ある程度の生っぽさ、フレッシュ感の魅力を感じさせつつ、軽さをしっかり保った食中向け的なお酒でした。
 アルコール度数が低めの15度というのも影響はしているのでしょうが、後引けの良さは凄いなあやっぱり。
 ただ、ある意味予想通り私のストライクゾーンからは外れてはいます、大人しすぎるといいますか、何となく物足りなさを感じてしまうんですよね…
 ただ、蔵の志向する「引き算の酒」として、極めてハッキリとしたコンセプトと完成度を感じるのも確かです、ハマる人には凄くハマるでしょうね。
 澤屋まつもと、次は、「こういうお酒」が飲みたいときにセレクトしようと思いました。

 温度が若干上がってきても、キツさはないですね。
 むしろ冷やしすぎると単にスルスル飲める酒になるので、常温付近のほうが個人的には好きかも。
 ただ、若干後味が残るようにはなるので、どちらが良いかは好みだと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2657.html

名称:澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり
蔵元情報:松本酒造株式会社
購入価格(税抜):3,600円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年06月13日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY

家飲みプチ記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY

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 濁酒に引き続き、超個性派奈良酒の紹介です、個人的には甘味寄り甘酸っぱ系変わり種日本酒の決定版というイメージ。
 前回の感想はこちら。

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 上立ち香は実に甘酸っぱい感じながら、なぜかウィスキー的な雰囲気もある香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘酸っぱ味が木香っぽい複雑味を纏って力強く入ってきて、唾液腺も刺激しつつも一種の柔らかさも感じさせながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、強くもキツくない酸味と、若干蜂蜜っぽい甘味と、枯れてない熟感と、木香的な奥深い渋味がそれぞれ激しく主張しあって絡み合うオンリーワンの世界観のあるもの。
 後味は、酸味がガッツリ仕事をして、濃厚さをしっかり引き上げます。

 完全に日本酒離れした印象の、そしてだからこそ日本酒の可能性を感じさせてくれる、超個性派複雑系甘酸酒でした。
 いやあ~これはほんと好み分かれるタイプですわ(そして私は大好き)、まさにオンリーワン。
 今回は木香を強く感じたのですが、これは木樽使ってるんですかね…、花巴は確かにオーク樽熟成あったはずですが、これがそうなのかは知らないんですよね。
 個人的には普通のお酒の樽香とかはあまり好きではないのですが、こういう甘味が負けないタイプのだと、素直に木の風味の奥深さを楽しめる気がします(満寿泉の貴醸酒とか)。
 花巴の確固たる個性の魅力を感じた一本でした、今度はまた別の変わり種もいただいてみたいですね。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年05月14日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓) 30BY

家飲みプチ記録 金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓) 30BY

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 個性派が揃う奈良酒の中でも異彩を放つ、「食べる」日本酒です。
 前回の感想はこちら。

 ちなみにこのお酒(の密閉栓)は極めて開栓が難しく、前回は盛大に吹きこぼしました。
 今回はその経験を活かし、瓶を念入りに洗った後、底にボウルを敷いて吹きこぼしを受け止めつつ開けるという荒業を駆使しています。
 その様子は下記ツイートの通り。

 



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 上立ち香はヨーグルト的な乳酸を感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構強烈な酸を纏った旨味が物理的にドロドロな口当たりでドドドと入ってきて、最後まで酸味でガッツリ引き締まりながら喉奥に流れ込んで来ます。
 味わいは、米粒から滲み出す旨味を感じさせつつ、正直キツいレベルの強烈な存在感を示す乳酸味が厳然たる主役、苦味渋味は皆無で、とにかく酸っぱい印象が残る感じですね。
 後味はその酸味がガッツリ引き取って引き上げていきます。

 お米的な旨味やオンリーワンの食感を感じさせつつ、最後には強烈な酸味の印象が残る酸っぱ酸っぱ酒でした。
 あれ、前こんなに酸っぱかったっけ…と若干呆然としましたね、やっぱりこういう製法だと安定しないのかなあ。
 これで甘味があれば面白い個性酒だったのに…、これなら穴開き栓の方が良かったのかしら、うーん難しいなあ…
 ちなみに開栓は凄く大変なんですけど、飲んだときはガス感は皆無なんですよ、面白いですよねえ。
 今の日本酒の製法が、酒質の安定においていかに進歩したものであるかを、逆説的に教えてくれた一本でした。

 ちなみになんとなく燗をつければおかゆみたいにたべやすくなるんじゃないかと思ってやってみたんですが…
 ぎゃーやっぱり酸っぱい…久々に飲み切るのが厳しいお酒でしたね。(ただ、合わせる食べ物によっては良い感じに飲む方法もあるかも)

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名称:金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓)
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:7.9/9.0

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2019年05月13日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

家飲みプチ記録 家飲み記録 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

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 私が絶大な信頼を寄せる、たかちよレンジャーのリーダー格、レッドです。
 前回の感想はこちら。

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 上立ち香はうーん麹の香り?って感じのフレッシュで甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、極めて濃度の高い甘旨味がトロミを帯びた口当たりで入ってきて、酸メインでダレを防ぎつつ、奥に苦渋味も感じさせる複雑味も彷彿とさせながら、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、パインとアップルを両方感じるような、正にトロピカルジュース的な甘酸味が圧倒的な存在感で主役を演じ、苦渋はひたすら裏方に徹して奥深さと飲み飽きなさを添えるという王道パターン。
 後味は、あくまでほんのりと苦味を残しつつも、酸の働きもあって、濃厚さをしっかり引き取ってキレてくれます。

 超濃厚な甘旨味を芯にしつつも、酸とのバランス、苦渋味との一体感が素晴らしい王道芳醇甘口酒でした。
 このトロミを感じさせる程の甘味こそたかちよでしょう、個性、まとまりともに素晴らしい。
 いやあ旨いなあ…、ついついあて無しでひたすら和らぎ水と飲み続けてしまいました。
 やっぱり花陽浴、それも良いやつに似ている気がしますね、本当にこのレッドは安定感があります。
 たかちよレッド、芳醇甘口系が好きなら超クッソ激烈にオススメ。

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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

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2019年05月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま 30BY

家飲みプチ記録 仙禽 雪だるま 30BY

 最近あまりにも実際に飲んだ時期とブログ掲載時期とのタイムラグがひどくなってきたため、少しでも挽回しようと思います。
 ということで、以前飲んだことがある商品の記事を「プチ記録」として若干簡易版とし、これからしばらく毎日更新いたします。
 お酒自体は私がリピートしているものになるので全体的に好きなやつが多いです、前の記事と見比べると(とくにお気に入り度)、今期についての私の感じ方がわかるかと…

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 さて、最初はにごり酒として定番の雪だるまです。
 前回飲んだ時の感想はこちら。

 上立ち香は非常にスッキリした乳酸系の香りが割と控えめに。
 含むと、やはり乳酸系のしっかりとした、しかし軽い感じの甘味がシュワシュワとしたガスと共に入り込んできて、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、カルピスソーダの砂糖抜きと言った趣の、フレッシュなガス感による飲み進めやすさとオリ由来の濃度を兼ね備えた、独特ながら完成されたバランスを感じますね。
 後味は酸とガスががっちり引き取って、見事なまでにスッキリとキレます。

 まさに乳酸菌飲料と日本酒が幸せなコラボを果たしたような、極めて良バランスかつモダンな微発泡にごり酒でした。
 低アルで軽やかながら旨味が決して薄くないのが良いんですよね、フレッシュな酸、ガス感を上手く使う、淡麗辛口とは全く異なる食中酒へのアプローチかと(そしては私はそちらこそ万能だとおもってます)。
 ただ、私としては去年と比べて甘味が抑えられているのが少々残念ではありました、まあそれは完全に好みの問題ですね。
 仙禽の安定感を感じた一本でした、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。
 
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名称:仙禽 雪だるま 30BY
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年05月09日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

家飲み記録 あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は5本目と、結構な頻度。

 私があべを最初に飲んだのは27BYで、日誌係さんの激押し記事に触発されてのことでした。
 その後あべはじわじわと取り扱い店が増え、人気を上げ、少なくともマニア間では知られた銘柄になっているのではないでしょうか、日誌係さんの慧眼に感服ですね。
 実際日本酒ブログやってる身からすると、前から推している銘柄が人気出るのは、自分の感覚が間違っていないことの証明のように思えて、個人的には嬉しいことだと思っています。
 自分としては、甘口派として射美たかちよ栄光冨士あたりを早めに推せていたことについてはちょっとドヤりたいところだったり(あまり人気出過ぎて買いにくくなるのは考え物ではありますが…)

 閑話休題、今回いただくのは飯米の「こしいぶき」使用でなんと精米歩合92%!聞くところによると普通の食用米用コイン精米機で削ったものだとか…
 生もと造りであり、アルコール度数13度の低アル原酒であること、火入れ有で、特定名称の記載が無いこと等も特徴でしょう。
 極めてチャレンジングなお酒ですね、ラベルも良くも悪くも目を引く感じ。

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 上立ち香は濃厚かつ甘さを感じるマスカットジュース的香りが控えめに。
 含むと、やはり非常に濃厚な甘旨味が、柔らかな酸味とそこそこの渋味や苦味を伴って、最後まで飲みごたえを維持しつつも独自のバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、渋味や苦味もありながら、やはり甘味マシマシのマスカットジュース的な甘酸味の存在感がブレずに中心にあるために、全然粗さや飲みにくさを感じさせない自然なものになっています。
 後味は渋味の余韻をほんのりの残しつつ、おそらく酸の働きで、精米歩合92というのが嘘としか思えないぐらい自然に引き上げます。

 極めて濃厚かつ柔らかさのある甘旨味を、程よい酸味の働きで
 低精白らしいボリューミーな味わいと、低精白とはとても思えないようなバランスをしっかり保っている感じですね…、もはや理解の範疇を超えている印象。
 いやこれは低精白酒及び飯米利用酒のイメージを塗り替える凄いお酒だと思います。
 ただそれだけ手間がかかっているということなのか、値段は結構するんですよね、コスパではなく味わいにこそ特長がある低精白酒と言えるでしょう。
 あべ、今後より注目度を上げていきたいと思います。

 裏ラベルのオススメ通りぬる燗にしてみると、柔らかさが更に増しますね。
 とにかくあべは酸の存在感と優しさが凄いんですよね…、まさにこの銘柄が有している唯一無二の長所かと。

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名称:あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:たつみ清酒堂 東京(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2019年04月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

瑞穂 黒松剣菱

家飲み記録 瑞穂 黒松剣菱

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 一回はしっかりやっておくべきだろうと思い購入しました、もはや私のような人間が語るべきことはないであろう大剣菱です。
 ということでまずは蔵元ホームページをみることを推奨しますね、歴史や信念について等、実に読み応えがあります。
 そしてもう一つ、「あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超」 さんの蔵見学レポートが無茶苦茶面白いので激オススメ!剣菱に興味がある方は必読と言えるかと…
 
 今回セレクトしたのは瑞穂、理由は単純にいつも私が飲んでいる値段帯の商品がこれだったからです、精米歩合や特定名称の記載は見事に無し。(ただアル添はしてないみたいですね)
 意外だったのが、裏ラベルに「できるだけお早めにお飲みください」との記述が有った事ですね、てっきり自家熟成上等かと思っていました…
 そんなわけで1年近く、部屋の片隅で遮光した状態で放置してからの開栓です、すみません。

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 流石に良い色をしています、まさに黄金色。
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 上立ち香は完全に熟々と言った感じのカラメルの香りが強めに。
 含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った野太い、しかし粗さを感じさせないまとまりの旨味が力強く入ってきて、奥にあるほろ苦さと辛さでしっかり輪郭を保ちつつ息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、仄かな甘味を纏ったカラメル的風味の旨味が厳然たる主役、苦味はそこそこあるのですが旨味の力強さで相対的に脇役になっている感じですね、
 後味は見事なまでに時間差で出てくる辛さが引き取る、一種理想的な引き上げ方でキレます。

 いわゆる熟成酒的な香りを纏いつつも、全然枯れた感じのしない、極めて力強い旨味というものを感じさせてくれるお酒でした。
 無濾過生原酒とは全く違った「濃さ」を感じましたね、フレッシュさ皆無かつ柔らかい口当たりがありつつ、熟成香が若干クセっぽい印象。
 ただ、熟成に関しては私が勝手に常温熟成させてしまっているので何とも言えない部分も…、まあ凄く適当に飲んでもしっかり魅力的なお酒だということでもあります。
 剣菱の「イズム」をまざまざと目の当たりにした一本でした。

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名称:瑞穂 黒松剣菱
蔵元情報:剣菱酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年03月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

醸し人九平次 うすにごり 生

家飲み記録 醸し人九平次 うすにごり 生

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 愛知県名古屋市のお酒です。
 かなり飲んでいる印象ですが、ブログでの登場はなんと二回目、やはり外で飲める銘柄は後回しになりがちですね。
 
 こちらのお酒は、通常品としては長らく生酒を販売していなかった萬乗醸造が、7年振りに復活させた商品らしいです。
  (ちなみに私は以前九平次の生酒自体は飲んだことありました(記事下写真))
 完全予約制という地酒では極めて珍しい販売形態をとったこともあって話題性も抜群、追加受注するぐらいに売れ行きは好調だった様子。
 もちろん「乗るしかない、このビッグウェーブに」と受付開始直後に予約いたしました。

 理由はわかりませんが、精米歩合等の情報は非公開で、特定名称の記載もありません。
 お値段は税抜1,800とそこそこお高め、以前は「件の山田」っていうお値打ちの商品もあったんですけどね…

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 上立ち香はマスカット(?)的なフレッシュでみずみずしい香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュ感を強く感じる甘酸旨味がほどほどの重さで入ってきて、ほんのりと裏方に苦味を感じさせつつ、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、少々のガスと強めの酸味の働きでキリリとした印象の旨味が主役、甘味はかなり控えめかつ、濃度としても一歩引いた感じで、食中酒的な雰囲気がありますね。
 後味は、やはりガス・酸・苦味の働きが相まってしっかりキレます。

 生酒らしいフレッシュさはガッツリありつつ、マイナス要素が丁寧に除かれた、ハイレベルのまとまりのあるお酒でした。
 流石の完成度ですが、濃いやつ(無濾過生原酒)ばっかり飲んでいる私からすると、個性・インパクト・コスパの点で物足りないかな…
 狙い通りなんでしょうがちょっと水っぽいというか薄い感じなんですよね、生酒とはいえやはり食中酒志向という雰囲気、やはり白ワイン的な味を指向しているのかしら。
 九平次、やっぱり件の山田復活させてほしいなあ…

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■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2756.html
 (同記事中の裏ラベルに関するコメントに「辛辣ゥ!」と吹いてしまいました…必見。)

名称:醸し人九平次 うすにごり 生
蔵元情報:株式会社萬乗醸造
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけギャラリー:過去フォルダに残っていた件の山田の生(前列左から4番目)
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 実はこの写真、私の一番最初の家飲み日本酒記念写真だったりします(2012年)。
 いやあ我ながら良いセレクトしてますねえ(笑)、ハッキリいって先輩ブログの皆様のおかげなんですよ。
 なんだかんだで日本酒ブログは情報源として極めて有用だと思います、うちに限らず、もっと見られて欲しいなあ。

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2019年03月01日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴の友 別撰

家飲み記録 鶴の友 別撰

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 新潟県新潟市のお酒です。
 外飲み経験はありますが家飲みは初めてで、高島屋日本酒まつり購入酒の4本目です。

 知る人ぞ知る銘酒というやつではないでしょうか、地元消費がほとんどで、中々東京で買いにくい銘柄だと思います(蔵元ホームページも無し)。
 この辺りは「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが既に書かれている通りですね、SNS等でもちらほらと高評価を受けている印象ですが、実際買おうとすると非常に難しい。
 実は私は以前一度通販で取り寄せたことはあったのですが、宴会用に使ってしまい、家でじっくりと飲めなかったんですよね。
 今回、日本酒まつりの商品棚にドカッと並んでいたので喜んで購入した次第です(ブースは無かったので試飲せず)。

 ラベルは昭和感のあるレトロな感じですね~、今となっては逆に目立つ気さえします。
 スペック情報もアルコール度数と、アル添・火入れ有りということぐらいしかわかりませんね、特定名称の記載も無し。
 お値段は税抜千円と、まあ安めの本醸造クラス程度に抑えられています。

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 上立ち香は上品な砂糖菓子のような落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、割とパンチの効いた、苦味辛味と一体となったような旨味がピリピリグググッと入ってきて、尻上がりにさらに引き締まりを強めつつも、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、プルーン的な奥深い旨味を芯として、ほんのりとした甘味を伴う感じで、兎にも角にも粗さや雑味の無い、飲み応えと飲み飽きなさをバッチリと両立させた一種の完成形を感じさせるもの。
 後味は流石にアルコール的な結構キツさもある辛さがガッツリ引き取ってキレます。

 伝統的な熟感やアルコール感がありつつも、極めて丁寧な造りを感じさせるバランスで、グイグイ飲ませてくれる、完成度の高い旨辛酒でした。
 とくに熟感(火入れ感)は、旨味に溶け込んでいるといいますか、全然嫌らしさが無いのが凄いなあ。
 ただ、アルコール感、刺激に弱い方には勧められないと思います、こういうお酒を飲むと、やはり純米酒の柔らかさというものを再認識できますね。

 と、初日は思ったのですが、開栓後二日目で何か一気に柔らかくなりましたね…これほど変わるとは…
 以前一升瓶で飲んだときは最初からこんな感じだった気がするので、このお酒はある程度空気に触れてからが真骨頂なのかも。
 まあ後味はやっぱりちょっとアルコール感ありますね、だからこそキレは良いのですが。

 コスパもとんでもなく良いですし各所の評判も納得ですね~、方向性は全く違いますが、楽器正宗と同様全国で通じる傑作アル添酒だと思います。
 鶴の友、また入手機会があったら別スペック(特に純米)も飲んでみたいと思いました。

■紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの別スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/10735582.html

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名称:鶴の友 別撰
蔵元情報:桶木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけギャラリー:日本酒まつりブース横の冷蔵棚
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 鶴の友がこんだけ揃ってて、他の銘柄も一級品。
 高島屋のバイイングパワーを、若干冷や汗が流れるレベルで感じましたね…

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2019年02月22日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鷲の尾 北窓三友 生原酒

家飲み記録 鷲の尾 北窓三友 生原酒

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 岩手県八幡平市のお酒です。
 家飲みは初めて、岩手駅KIKIZAKEYA購入酒2本目になります。

 今回八幡平に行く際、是非飲んでみたいと思っていたのがこの鷲の尾です。
 twitter等でちょろちょろと良い評判を聞いていながら、地元以外での入手は相当厳しかったので、機会は逃したくなかったんですよね。
 実はホテルの夕食メニューにこちらの生酒(普通酒)があって、飲んでみたらまた旨かったので、迷わず土産酒にもセレクトした次第です。(ちなみにバスで登った山頂でカップ酒も飲みました)

 この北窓三友は限定品らしいのですが、ググっても情報があまりわからない…
 ラベルに精米歩合すら書いてないですね、純米みたいですが特定名称の表記も無い、謎に包まれたお酒ですねえ。
 ちなみにググったところ「北窓三友(ほくそうさんゆう)」とは、白居易の詩が出典で、酒・琴・詩のことをいうらしいです、酒飲みというと李白のイメージがありますが、あえての白居易セレクトになんとなくこだわりを感じたり…
 

 上立ち香は甘いメロンクリーム的な香りが割と強めに。
 含むと、香りの印象通りしっかりとした甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、時間差で出てくる少々の青い苦味で丁寧に輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、秋になっても青さを保った印象の、皮混じりの濃縮メロン果汁といった趣の甘苦味が中心、結構苦味強めなのに、全体としてやっぱり柔らか感があるのが素敵。
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しながらもあくまで柔らかく引き上げてくれます。

 芳醇甘旨系として割と王道をゆく味わいを、いい感じのまとまりでストレートに感じさせてくれるお酒でした。
 いやあこれは露骨に自分好みですね、まさか岩手でこういうお酒に出会えるとは!
 是非他のスペックも飲んでみたいところなのですが、こうなると入手性が壁になってくるのがいつものパターンなんですよね…
 鷲の尾、万難を排して何とかまた飲んでみたいと思いました。

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名称:鷲の尾 北窓三友 生原酒
蔵元情報:株式会社わしの尾
購入価格(税抜):1,463/720ml
購入した酒屋さん:KIKIZAKEYA(岩手)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー①:ホテルで飲んだ生酒
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小瓶で(生貯でなく)生酒というのが嬉しい!
何気に度数19度で、かつ飲みやすいので、危険なタイプかと。

■おまけギャラリー②:山頂で飲んだカップ酒
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■おまけギャラリー③:帰りの車内で飲んだ龍泉八重桜と車内宴会の様子
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ことあるごとに飲んでいた旅行でした…

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2019年02月14日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

家飲み記録 村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 ブログではなかなかの頻度で登場していますね。

 この黒村祐は、私が「究極の甘口酒」としてマイ殿堂入りとしているお酒であり、毎年(買えたら)買っている唯一の高級酒です。
 当然ながら期待のハードルは高いのですが、前回飲んだときはあまりの「らしくなさ」にかなり落胆したというのが正直なところでした。
 今回は、これで同じように期待外れだったら今後は買わないかもという想いを抱きつつの購入です。

 アルコール度数14%の生酒ということ以外のスペックは相変わらず非公開、税抜4,000円という立派なお値段です。
 今回も生熟期間を経ているという情報も貰ったのですが、公式発表がないのではっきりしたところは不明。

 相変わらず箱が格好いい…
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 上立ち香は甘く、若干ヨーグルトを彷彿とさせる独特な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がそこそこ強めの渋味を伴いつつも、割と滑らかな口当たりで入ってきて、その渋味由来の奥深さを十分に感じさせつつ、じんわりじんわりと広がっていきます。
 味わいは、やはりレーズンの砂糖まぶしを煮詰めたような、複雑さを孕んだ甘旨味と渋味が厳然たる主役、酸味は僅少で、熟感は結構ありつつも引っかかりやダレを感じさせない独特な世界を
 後味は、若干甘味の余韻を残しつつも自然に引き上げます。

 超濃厚かつ、複雑ながらも純度の高さを感じさせる甘旨味をストレートに楽しめる、オンリーワンの甘口酒でした。
 うん、これこれとつぶやきたくなりますね、個人的にこのお酒に求める「らしさ」はかなり感じられました。
 ただベストのときはもうちょっと純度が高かったかな~、生熟ゆえの複雑味からか、和三盆からはかなり離れてしまっている気はしますね。
 黒村祐、良い面悪い面両方鑑みつつ、来年も買ってしまいそうだなあと思った今日この頃でした。

 ちなみに開栓後ちょっと残して置いてみて、常温で飲んでみたら柔らかさがマシマシになってましたね。
 なんかミルキーみたいな風味も感じるような…やっぱり面白いお酒だなあ。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-275.html

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名称:村祐 黒 本生
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.8/9.0(価格を考慮に入れて)

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2019年01月20日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金嶽 しぼりたて 無濾過生原酒

家飲み記録 金嶽(きんがく) しぼりたて 無濾過生原酒 29BY

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 奈良県奈良市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに未経験です。

 登酒店さんでの通販注文品物色の際、未飲&完全初見銘柄&無濾過生原酒ということで、衝動的にオラァとポチりました。
 蔵元ホームページを見ると今風な感じで、「買える店&飲める店」のリストも有り、とても好印象。
 ちなみにご挨拶コーナーに銘柄由来解説があるのですが、それが非常に素敵なのでそのまま引用します。

>当蔵は清酒発祥の地 奈良の北東部 大和高原の山間にあります。
>山々に雲がたなびき、雲の間から光が差す時、
>黄金色に輝く遠岫は金の嶽を形成します。
>その様は、まさに【金嶽】なのです。

 今回いただくお酒についても、公式の商品紹介ページに載っていましたが、スペック的な情報は皆無ですね。
 ラベルにもろくに記載が無いので精米歩合すら分からないという…、残念ながらこっちについての情報公開度は最低レベルかと。
 特定名称の表記が無い普通酒のようです、割と珍しい五合瓶入りで税抜1,300円。
 しぼりたてながら、9月開栓なので若干熟したコンディションとなっています。


 上立ち香は甘いアルコール臭という感じのものがそこそこに。
 含むと、荒々しい印象の甘旨味がぐわっと入ってきて、ピリピリした辛さや謎の粉っぽさを伴い、口中を荒らしまわりながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目の洋ナシ系かなあといった甘旨味を感じさせつつ、結構なキツさのあるアルコール的辛さや若干の苦味の刺激で強引にダレ感を防いでいる印象。
 後味は、やはり辛さが力技で引き取っていきます。

 割と柔らかい今風の甘旨味を、強烈にアルコールの辛さが引き締める、独特のバランスを見せるお酒でした。
 いやあ最近アルコールの刺激に慣れたきた私ではありますが、ここまでくると流石に少しマイナスに感じるかも…、普通酒表記なだけにアル添量が多いのかしら。
 でもこれはこれで楽しいお酒ではあります、コスパも良いですし、飲み応えのある新酒らしいお酒として、気楽に飲める感がありますね。
 金嶽に限らず、倉本酒造の別のお酒も飲んでみたいと思わせてくれました。

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名称:金嶽 しぼりたて 無濾過生原酒
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:20%
日本酒度:不明
蔵元情報:倉本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/900ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年01月09日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

家飲み記録 たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 花陽浴、風の森に次ぐ当ブログ定番銘柄ですね。

 「たかちよレンジャー」に遅れて参加してきた感のある黄緑ラベルです、私は2年前の初登場時に家飲みしています
 新商品をガンガン出しているイメージのあったたかちよですが、最近は割と落ち着いてきたのかな…
 チェックラベルのような限定品も色々あるとはいえ、メインとなる単色カラーラベルをしっかり定着させている感じがあるのは好感が持てますね。
 黄緑ラベルは3造り目だと思うので、登場時からの変化に意識しつついただこうと思います。

 なお、シリーズの例にもれずほとんどのスペックは非公開。
 メロンを意識したラベルも変更無しですね、7月購入でほぼ即開栓しています。

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 上立ち香はちょっとガスと果実感を伴ったお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味が舌を刺激するチリチリしたガス感を伴って入ってきて、フレッシュな酸とおり由来の苦味でしっかり引き締まりを保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむメロン的ではあるかな…、甘味や青さ自体はむしろかき氷のメロンシロップ的な印象ですね、ただそこに苦酸が伴うことで複雑さもあって、ジューシー感マシマシながら甘ったるさを抑えている印象。
 後味は、その苦酸とガスが引き取る形で、力ずくでキレる感じ。

 極めて濃厚ジューシーな甘酸旨味を、ガスの勢いで強引ながらもストレートに楽しませてくれる、インパクト抜群の芳醇甘味酒でした。
 メロンかどうかは置いておいて、じつに「たかちよ」らしい味わいですね。
 2年前は色々な味わいがせめぎ合って若干まとまりのなさを感じたのですが、今回はちゃんと「甘味」が芯にある感じで、しっかり他のシリーズの仲間入りを果たしているという印象でした。
 平仮名「たかちよ」シリーズへの信頼をまた強めさせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16~17度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年12月01日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入  

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、ブログでの登場はまだ2回目。

 天明は押しも押されぬ人気銘柄はありますが、個人的には以前家飲みした時の印象が実はあまり良く無くて、しばらく購入はしていませんでした。
 が、こちらの蔵との繋がりの深い居酒屋である池袋「あまてらす」及び大塚「串駒」では何度か特注品をいただいており、そちらは美味しかったんですよね。
 で、実は今回もあまてらすでこの瑞穂黄金を飲んで、「これは家でじっくりやりたいなあ…」と思って、セレクトした次第です。

 名前の通り、こちらのお酒は「瑞穂黄金」というお米を、精米歩合86%にとどめて醸した低精白酒になっています。
 瑞穂黄金は会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米で、基本は食用のようです、それで低精白とは攻めたスペックですね。
 ちなみに珍しい五合瓶です、5月製造を7月開栓。
 どうやら生も出ていたようなのですが、私が買おうと思った時には基本火入れしか見当たりませんでした…
 このあたり日誌係さんはいち早く限定直汲みをゲットしていたようで、流石の一言ですわ。

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 上立ち香は、割とハッキリとしたアルコール香が控えめに。
 含むと、強めながらもどこか柔らかい酸味を伴った旨味が力強く入ってきて、最後までその酸を主役にしたままバランスを崩すことなく染み入ってきます。
 味わいは、伝統的な米の旨味が芯にありながらも、酸味によって軽さ・とっつきやすさを加え、かつ苦系の雑味がバッチリ抑えられているため、びっくりするぐらいスルスル飲んじゃいますね。
 後味は、やはり酸味が引き取って、精米歩合が信じられない純度のまま引き上げます。

 しっかりとした旨味が魅力的かつ、気負わずに飲める気安さも感じる、新世代のお米旨酸味系酒でした。
 ちなみにこの酸は果実と乳酸の間って感じの印象ですね、若干果汁入りのヤクルトとでも言いましょうか。
 それにしても、これ86は凄すぎじゃないかしら…、最近の低精白は全体的にレベル高いですが、これはその中でも出色の出来なんじゃないかと。
 瓶燗急冷一回火入れということで、火入れ臭さが皆無なのも個人的に好印象、かつコスパも素晴らしい。
 天明の実力をしっかり感じた一本でした、今後は注目度を上げていこうかなあ。

 開栓後は全然落ちず、素直に落ち着いてきますね。
 そして燗をつけると…、いやあさらに乳酸が出てきました、まさにホットヤクルト。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入
精米歩合:86%
使用米:瑞穂黄金
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/900ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0(変化&燗上がり&コスパも考慮に入れて)

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2018年11月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

家飲み記録 白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 白鷹には雰囲気的に「泣く子も黙る灘の大手酒」というイメージ(白鶴に似てるからか?)がありましたが、少なくとも東京ではあまり見ないですし、売上規模も含めると中堅蔵という認識の方が近いようですね。
 個人的には、日本酒コラム「日本酒津々浦々」さんの特選本醸造黒松の記事がずっと記憶に残っており、いつか飲んでみたいなあと思ってはおりました。(8年前の記事も執念深く覚えている私)
 先日、ふらっと立ち寄ってみた神楽坂近くの升本酒店さんにこの生酒があり、これ幸いと購入した次第です。

 ラベルに特定名称の記載は無さそうですね、精米歩合も不明、アル添有の生原酒。
 1月製造を7月購入7月開栓なので、実は買った時点で全然「しぼりたて」ではなかったり…、ただちゃんと冷蔵保存されていたはず、むしろ「生熟」カテゴリに入るコンディションですね。

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 上立ち香は、アルコール感と意外にもバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がガツンと入ってきて、やはり強めのアルコール感と苦味でギッチリ引き締まりながら、舌と喉を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、若干粘度を感じるぐらいに濃厚な、バナナ的な甘味強めの旨味が中心にあって、その強烈な存在感を本醸造的な苦味と辛さでやはり強烈に引き締め、面白いぐらいに絶妙なバランスを保ってくれますね。
 後味には流石に甘さや苦味が若干口中に残るものの、嫌らしくない程度にしっかり引き上げます。

 甘旨苦辛がそれぞれ主張しながら、危うくも絶妙なバランスを保ち、「日本酒は高精白純米だけじゃないんだぜ」と語りかけてくるような、超芳醇酒でした。
 しかも実はこれ税抜きで1,000円切るんですよ、とんでもないコスパだと思います。
 いやあ、また素晴らしいアル添酒に出会ってしまったなあ…、そして老舗の実力についても改めて思い知らされてしまいました。
 こういうお酒を飲むと、私のような人間は壊れたスピーカーのごとく「全国の蔵元様、もっと生酒の出荷を増やしてください!」と何度でも言いたくなってしまいますね。
 白鷹、イメージにとらわれず、今後も注目していきたいと思います。

 開栓後二日目にして、若干落ち着いた感じになりますね、辛さが引いて苦甘という不思議な感触。
 その後数日経っても変わらない印象かな、うーん独特な変化だなあ。

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名称:白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:白鷹株式会社
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

家飲み記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。
 
 「全量酵母無添加」で、極めて個性的なお酒を連発している花巴ですが、このお酒も相当変わり種の製法です。
 要は、「仕込み水の代わりに水もと酒を使って醸した水もと酒」ということで、「水もと」という古来の製法を用いた貴醸酒という感じですね。

 実はこのお酒、先日(9/22)の甘口日本酒オフ会で、私が持ち込んだ4本の日本酒のうちの一本だったりします。
 ちなみに残りの三本は↓
 ・風の森 純米吟醸 雄町 笊籬採り
 ・而今 純米吟醸 山田錦 生酒 
 ・桃の里 純米吟醸
 若干下記の感想のネタバレになりますが、つまり、このお酒は甘口酒としてこの三本に引けを取らないぐらいに好みだったんですよね~
 甘口酒というと貴醸酒が思い浮かぶところではあるのですが、単なる貴醸酒だと他の人と被るだろうと思い、ちょっとひねってセレクトしたという事情もあります。
 
 お値段は税抜1,800円とちょいお高めですが、手間のかかる水もと、材料費のかかる貴醸酒であることを考えると妥当というか、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 1月出荷、7月開栓なので、そこそこ熟成期間を経ております。

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 注ぐと…うおっ古酒と見紛うばかりの黄金色ですね、むしろリンゴジュース(透明なやつ)レベル。

 上立ち香はまさかのチーズ的な乳酸の香りが若干控えめに。
 含むと、甘酸っぱくも柔らかい印象の旨味がトロリと入ってきて、一瞬後に出てくる渋味が味わいに深みを与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、乳酸飲料に蜂蜜を混ぜたような、極めて独特な甘酸が中心にあって、そこに木香を彷彿とさせる渋味が複雑さを添えて、まさにオンリーワンとしか言いようのない極彩色の世界を見せてくれます。
 後味は、そこそこ甘味を残しつつ酸が引き取る形で、思った以上にちゃんと引き上げます。

 極限的に濃厚な甘味と、強力ながらも柔らかい乳酸味、そして個性的な渋味が一体となった、まさにオンリーワンの世界を見せてくれる芳醇甘酸酒でした。
 日本酒としてはいわゆるイロモノ的な範疇に入るお酒ではありますが、製法を始め「日本酒の可能性」を見せてくれるという意味では、非常に真面目なお酒とも言えると思います。
 こういうお酒を飲むとまた日本酒の多様性にメロメロとなってしまうなあ、蔵の数も凄いわけだし、やっぱり私としては他のお酒を飲む暇が無いですね…
 花巴のチャレンジ精神に改めて感服させられた一本でした、

 ちなみに開栓後も全く落ちませんね。
 やっぱり古来の造り方は強いのかな…、まああまり関係ないかもしれませんが、良いことではあるかと。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)

家飲み記録 村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 ブログでの登場は5回目。

 この「黒」については、2年前(27BY)にいただいて、あまりの旨さにマイ殿堂入りさせています
 が、昨年は買い逃してしまいました…、店員さん曰く昔より明らかに売り切れが速かったとのこと。
 うーむ、ブログで紹介したために若干自分の首を締めた気も…、そりゃこの味は知られれば売れますわ。

 スペックは相変わらず非公開ですが、このロットについては「日本酒のカルテ」さんに気になる情報が載っていました。
 そちらによると、今回は28BYのものを10ヶ月程度氷温熟成させてから出荷したものだとか…、凄く重要な情報だと思います。
 なお、12月購入4月開栓。 

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 上立ち香はうっとりするような甘い個性的な香りがそこそこに。
 含むと、滑らかな口当たりの甘酸味がスルリと入ってきて、最後までその甘味酸味の純度を保ったまま、しかしほんのりと渋味の奥深さを彷彿とさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、極めて純度の高い甘味が中心にありつつ、今年は結構酸味も強くて金柑の砂糖漬け的な果実感が出てますね、ただやっぱり雑味の無さは心地良い…、普段飲んでるお酒の一歩先を見せてくれます。
 後味は、濃厚な甘味を酸で引き上げる印象で、自然にキレます。

 非常に純度の高い甘味と酸味が、繊細ながらもダイナミックにバランスを保つ、高次元な芳醇甘酸酒でした。
 う~ん、極めて上品ではあるのですが、今回は和三盆から離れちゃったかな…、個人的には「低酸」が魅力と思っているのでちょっと残念ではあります。
 甘味と酸味でバランスを取るお酒は結構ありますからね…、個人的には「上品さ」には高いお金を出すつもりは無く、高級酒にもあくまで個性を求める性質なので(具体例:風の森TYPE2)、若干肩透かしな感触。
 村祐、来期この「黒」を買うかどうかは、熟考の上で決めようと思います。


 (以下ちょっと愚痴。スルー推奨。)
 う~む、情報非公開を徹底するなら味わいの再現性には気を付けて欲しいと思いますね…、通常の価格帯ならともかく、私としては毎年清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しているわけで。
 そりゃ氷温だろうが熟成させたら良くも悪くも味は変わりますよ、納得ずくで買うならともかく、そんな違いを黙ってるってのはちょっと…
 基本的に村祐の徹底した姿勢は好きではあるのですが、今回はちょっといかがなものかと思った次第です。
 (まあ初めて飲んだ人は普通に美味しいと思うでしょうし、常盤ならそんなことは思わないので、冷静に考えると私が貧乏性なゆえに高級酒に対するハードルが無茶苦茶高いだけなんですけどね…)

紹介:「日本酒のカルテ」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/murayu-kuro-2018by.html

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名称:村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0(価格を考慮に入れて)

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2018年07月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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