FC2ブログ

瑞穂 黒松剣菱

家飲み記録 瑞穂 黒松剣菱

20190125150334314.jpg  20190125150343014.jpg

 兵庫県神戸市東灘区のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 一回はしっかりやっておくべきだろうと思い購入しました、もはや私のような人間が語るべきことはないであろう大剣菱です。
 ということでまずは蔵元ホームページをみることを推奨しますね、歴史や信念について等、実に読み応えがあります。
 そしてもう一つ、「あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超」 さんの蔵見学レポートが無茶苦茶面白いので激オススメ!剣菱に興味がある方は必読と言えるかと…
 
 今回セレクトしたのは瑞穂、理由は単純にいつも私が飲んでいる値段帯の商品がこれだったからです、精米歩合や特定名称の記載は見事に無し。(ただアル添はしてないみたいですね)
 意外だったのが、裏ラベルに「できるだけお早めにお飲みください」との記述が有った事ですね、てっきり自家熟成上等かと思っていました…
 そんなわけで1年近く、部屋の片隅で遮光した状態で放置してからの開栓です、すみません。

20190125150351322.jpg

 流石に良い色をしています、まさに黄金色。
20190125150408475.jpg

 上立ち香は完全に熟々と言った感じのカラメルの香りが強めに。
 含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った野太い、しかし粗さを感じさせないまとまりの旨味が力強く入ってきて、奥にあるほろ苦さと辛さでしっかり輪郭を保ちつつ息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、仄かな甘味を纏ったカラメル的風味の旨味が厳然たる主役、苦味はそこそこあるのですが旨味の力強さで相対的に脇役になっている感じですね、
 後味は見事なまでに時間差で出てくる辛さが引き取る、一種理想的な引き上げ方でキレます。

 いわゆる熟成酒的な香りを纏いつつも、全然枯れた感じのしない、極めて力強い旨味というものを感じさせてくれるお酒でした。
 無濾過生原酒とは全く違った「濃さ」を感じましたね、フレッシュさ皆無かつ柔らかい口当たりがありつつ、熟成香が若干クセっぽい印象。
 ただ、熟成に関しては私が勝手に常温熟成させてしまっているので何とも言えない部分も…、まあ凄く適当に飲んでもしっかり魅力的なお酒だということでもあります。
 剣菱の「イズム」をまざまざと目の当たりにした一本でした。

20190125150359959.jpg

名称:瑞穂 黒松剣菱
蔵元情報:剣菱酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年03月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

醸し人九平次 うすにごり 生

家飲み記録 醸し人九平次 うすにごり 生

20190226001653445.jpg  20190226001702656.jpg

 愛知県名古屋市のお酒です。
 かなり飲んでいる印象ですが、ブログでの登場はなんと二回目、やはり外で飲める銘柄は後回しになりがちですね。
 
 こちらのお酒は、通常品としては長らく生酒を販売していなかった萬乗醸造が、7年振りに復活させた商品らしいです。
  (ちなみに私は以前九平次の生酒自体は飲んだことありました(記事下写真))
 完全予約制という地酒では極めて珍しい販売形態をとったこともあって話題性も抜群、追加受注するぐらいに売れ行きは好調だった様子。
 もちろん「乗るしかない、このビッグウェーブに」と受付開始直後に予約いたしました。

 理由はわかりませんが、精米歩合等の情報は非公開で、特定名称の記載もありません。
 お値段は税抜1,800とそこそこお高め、以前は「件の山田」っていうお値打ちの商品もあったんですけどね…

20190226001711099.jpg

 上立ち香はマスカット(?)的なフレッシュでみずみずしい香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュ感を強く感じる甘酸旨味がほどほどの重さで入ってきて、ほんのりと裏方に苦味を感じさせつつ、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、少々のガスと強めの酸味の働きでキリリとした印象の旨味が主役、甘味はかなり控えめかつ、濃度としても一歩引いた感じで、食中酒的な雰囲気がありますね。
 後味は、やはりガス・酸・苦味の働きが相まってしっかりキレます。

 生酒らしいフレッシュさはガッツリありつつ、マイナス要素が丁寧に除かれた、ハイレベルのまとまりのあるお酒でした。
 流石の完成度ですが、濃いやつ(無濾過生原酒)ばっかり飲んでいる私からすると、個性・インパクト・コスパの点で物足りないかな…
 狙い通りなんでしょうがちょっと水っぽいというか薄い感じなんですよね、生酒とはいえやはり食中酒志向という雰囲気、やはり白ワイン的な味を指向しているのかしら。
 九平次、やっぱり件の山田復活させてほしいなあ…

20190226001729542.jpg  20190226001719565.jpg

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2756.html
 (同記事中の裏ラベルに関するコメントに「辛辣ゥ!」と吹いてしまいました…必見。)

名称:醸し人九平次 うすにごり 生
蔵元情報:株式会社萬乗醸造
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけギャラリー:過去フォルダに残っていた件の山田の生(前列左から4番目)
2012-01.jpg
 実はこの写真、私の一番最初の家飲み日本酒記念写真だったりします(2012年)。
 いやあ我ながら良いセレクトしてますねえ(笑)、ハッキリいって先輩ブログの皆様のおかげなんですよ。
 なんだかんだで日本酒ブログは情報源として極めて有用だと思います、うちに限らず、もっと見られて欲しいなあ。

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年03月01日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴の友 別撰

家飲み記録 鶴の友 別撰

20190212110732770.jpg  20190212103514121.jpg

 新潟県新潟市のお酒です。
 外飲み経験はありますが家飲みは初めてで、高島屋日本酒まつり購入酒の4本目です。

 知る人ぞ知る銘酒というやつではないでしょうか、地元消費がほとんどで、中々東京で買いにくい銘柄だと思います(蔵元ホームページも無し)。
 この辺りは「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが既に書かれている通りですね、SNS等でもちらほらと高評価を受けている印象ですが、実際買おうとすると非常に難しい。
 実は私は以前一度通販で取り寄せたことはあったのですが、宴会用に使ってしまい、家でじっくりと飲めなかったんですよね。
 今回、日本酒まつりの商品棚にドカッと並んでいたので喜んで購入した次第です(ブースは無かったので試飲せず)。

 ラベルは昭和感のあるレトロな感じですね~、今となっては逆に目立つ気さえします。
 スペック情報もアルコール度数と、アル添・火入れ有りということぐらいしかわかりませんね、特定名称の記載も無し。
 お値段は税抜千円と、まあ安めの本醸造クラス程度に抑えられています。

20190212103535876.jpg  20190212103543931.jpg

 上立ち香は上品な砂糖菓子のような落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、割とパンチの効いた、苦味辛味と一体となったような旨味がピリピリグググッと入ってきて、尻上がりにさらに引き締まりを強めつつも、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、プルーン的な奥深い旨味を芯として、ほんのりとした甘味を伴う感じで、兎にも角にも粗さや雑味の無い、飲み応えと飲み飽きなさをバッチリと両立させた一種の完成形を感じさせるもの。
 後味は流石にアルコール的な結構キツさもある辛さがガッツリ引き取ってキレます。

 伝統的な熟感やアルコール感がありつつも、極めて丁寧な造りを感じさせるバランスで、グイグイ飲ませてくれる、完成度の高い旨辛酒でした。
 とくに熟感(火入れ感)は、旨味に溶け込んでいるといいますか、全然嫌らしさが無いのが凄いなあ。
 ただ、アルコール感、刺激に弱い方には勧められないと思います、こういうお酒を飲むと、やはり純米酒の柔らかさというものを再認識できますね。

 と、初日は思ったのですが、開栓後二日目で何か一気に柔らかくなりましたね…これほど変わるとは…
 以前一升瓶で飲んだときは最初からこんな感じだった気がするので、このお酒はある程度空気に触れてからが真骨頂なのかも。
 まあ後味はやっぱりちょっとアルコール感ありますね、だからこそキレは良いのですが。

 コスパもとんでもなく良いですし各所の評判も納得ですね~、方向性は全く違いますが、楽器正宗と同様全国で通じる傑作アル添酒だと思います。
 鶴の友、また入手機会があったら別スペック(特に純米)も飲んでみたいと思いました。

■紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの別スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/10735582.html

20190212103522640.jpg

名称:鶴の友 別撰
蔵元情報:桶木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけギャラリー:日本酒まつりブース横の冷蔵棚
20190205103337987.jpg
 鶴の友がこんだけ揃ってて、他の銘柄も一級品。
 高島屋のバイイングパワーを、若干冷や汗が流れるレベルで感じましたね…

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年02月22日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鷲の尾 北窓三友 生原酒

家飲み記録 鷲の尾 北窓三友 生原酒

20190204123332917.jpg  20190204123340665.jpg
 
 岩手県八幡平市のお酒です。
 家飲みは初めて、岩手駅KIKIZAKEYA購入酒2本目になります。

 今回八幡平に行く際、是非飲んでみたいと思っていたのがこの鷲の尾です。
 twitter等でちょろちょろと良い評判を聞いていながら、地元以外での入手は相当厳しかったので、機会は逃したくなかったんですよね。
 実はホテルの夕食メニューにこちらの生酒(普通酒)があって、飲んでみたらまた旨かったので、迷わず土産酒にもセレクトした次第です。(ちなみにバスで登った山頂でカップ酒も飲みました)

 この北窓三友は限定品らしいのですが、ググっても情報があまりわからない…
 ラベルに精米歩合すら書いてないですね、純米みたいですが特定名称の表記も無い、謎に包まれたお酒ですねえ。
 ちなみにググったところ「北窓三友(ほくそうさんゆう)」とは、白居易の詩が出典で、酒・琴・詩のことをいうらしいです、酒飲みというと李白のイメージがありますが、あえての白居易セレクトになんとなくこだわりを感じたり…
 

 上立ち香は甘いメロンクリーム的な香りが割と強めに。
 含むと、香りの印象通りしっかりとした甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、時間差で出てくる少々の青い苦味で丁寧に輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、秋になっても青さを保った印象の、皮混じりの濃縮メロン果汁といった趣の甘苦味が中心、結構苦味強めなのに、全体としてやっぱり柔らか感があるのが素敵。
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しながらもあくまで柔らかく引き上げてくれます。

 芳醇甘旨系として割と王道をゆく味わいを、いい感じのまとまりでストレートに感じさせてくれるお酒でした。
 いやあこれは露骨に自分好みですね、まさか岩手でこういうお酒に出会えるとは!
 是非他のスペックも飲んでみたいところなのですが、こうなると入手性が壁になってくるのがいつものパターンなんですよね…
 鷲の尾、万難を排して何とかまた飲んでみたいと思いました。

 20190204123348156.jpg  20190204123356722.jpg

名称:鷲の尾 北窓三友 生原酒
蔵元情報:株式会社わしの尾
購入価格(税抜):1,463/720ml
購入した酒屋さん:KIKIZAKEYA(岩手)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー①:ホテルで飲んだ生酒
20190204123114319.jpg  20190204123140346.jpg

20190204123123179.jpg  20190204123132358.jpg
小瓶で(生貯でなく)生酒というのが嬉しい!
何気に度数19度で、かつ飲みやすいので、危険なタイプかと。

■おまけギャラリー②:山頂で飲んだカップ酒
20190207162646782.jpg  20190207162656080.jpg

■おまけギャラリー③:帰りの車内で飲んだ龍泉八重桜と車内宴会の様子
20190207162300285.jpg  20190207162309724.jpg

20190207162336449.jpg

ことあるごとに飲んでいた旅行でした…

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年02月14日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

家飲み記録 村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

20190117100944967.jpg  20190117101022528.jpg

 新潟県新潟市のお酒です。
 ブログではなかなかの頻度で登場していますね。

 この黒村祐は、私が「究極の甘口酒」としてマイ殿堂入りとしているお酒であり、毎年(買えたら)買っている唯一の高級酒です。
 当然ながら期待のハードルは高いのですが、前回飲んだときはあまりの「らしくなさ」にかなり落胆したというのが正直なところでした。
 今回は、これで同じように期待外れだったら今後は買わないかもという想いを抱きつつの購入です。

 アルコール度数14%の生酒ということ以外のスペックは相変わらず非公開、税抜4,000円という立派なお値段です。
 今回も生熟期間を経ているという情報も貰ったのですが、公式発表がないのではっきりしたところは不明。

 相変わらず箱が格好いい…
20190117100935676.jpg  20190117100957200.jpg

 上立ち香は甘く、若干ヨーグルトを彷彿とさせる独特な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がそこそこ強めの渋味を伴いつつも、割と滑らかな口当たりで入ってきて、その渋味由来の奥深さを十分に感じさせつつ、じんわりじんわりと広がっていきます。
 味わいは、やはりレーズンの砂糖まぶしを煮詰めたような、複雑さを孕んだ甘旨味と渋味が厳然たる主役、酸味は僅少で、熟感は結構ありつつも引っかかりやダレを感じさせない独特な世界を
 後味は、若干甘味の余韻を残しつつも自然に引き上げます。

 超濃厚かつ、複雑ながらも純度の高さを感じさせる甘旨味をストレートに楽しめる、オンリーワンの甘口酒でした。
 うん、これこれとつぶやきたくなりますね、個人的にこのお酒に求める「らしさ」はかなり感じられました。
 ただベストのときはもうちょっと純度が高かったかな~、生熟ゆえの複雑味からか、和三盆からはかなり離れてしまっている気はしますね。
 黒村祐、良い面悪い面両方鑑みつつ、来年も買ってしまいそうだなあと思った今日この頃でした。

 ちなみに開栓後ちょっと残して置いてみて、常温で飲んでみたら柔らかさがマシマシになってましたね。
 なんかミルキーみたいな風味も感じるような…やっぱり面白いお酒だなあ。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-275.html

20190117101030898.jpg

名称:村祐 黒 本生
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.8/9.0(価格を考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年01月20日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金嶽 しぼりたて 無濾過生原酒

家飲み記録 金嶽(きんがく) しぼりたて 無濾過生原酒 29BY

20181212141344957.jpg  20181212141353548.jpg

 奈良県奈良市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに未経験です。

 登酒店さんでの通販注文品物色の際、未飲&完全初見銘柄&無濾過生原酒ということで、衝動的にオラァとポチりました。
 蔵元ホームページを見ると今風な感じで、「買える店&飲める店」のリストも有り、とても好印象。
 ちなみにご挨拶コーナーに銘柄由来解説があるのですが、それが非常に素敵なのでそのまま引用します。

>当蔵は清酒発祥の地 奈良の北東部 大和高原の山間にあります。
>山々に雲がたなびき、雲の間から光が差す時、
>黄金色に輝く遠岫は金の嶽を形成します。
>その様は、まさに【金嶽】なのです。

 今回いただくお酒についても、公式の商品紹介ページに載っていましたが、スペック的な情報は皆無ですね。
 ラベルにもろくに記載が無いので精米歩合すら分からないという…、残念ながらこっちについての情報公開度は最低レベルかと。
 特定名称の表記が無い普通酒のようです、割と珍しい五合瓶入りで税抜1,300円。
 しぼりたてながら、9月開栓なので若干熟したコンディションとなっています。


 上立ち香は甘いアルコール臭という感じのものがそこそこに。
 含むと、荒々しい印象の甘旨味がぐわっと入ってきて、ピリピリした辛さや謎の粉っぽさを伴い、口中を荒らしまわりながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目の洋ナシ系かなあといった甘旨味を感じさせつつ、結構なキツさのあるアルコール的辛さや若干の苦味の刺激で強引にダレ感を防いでいる印象。
 後味は、やはり辛さが力技で引き取っていきます。

 割と柔らかい今風の甘旨味を、強烈にアルコールの辛さが引き締める、独特のバランスを見せるお酒でした。
 いやあ最近アルコールの刺激に慣れたきた私ではありますが、ここまでくると流石に少しマイナスに感じるかも…、普通酒表記なだけにアル添量が多いのかしら。
 でもこれはこれで楽しいお酒ではあります、コスパも良いですし、飲み応えのある新酒らしいお酒として、気楽に飲める感がありますね。
 金嶽に限らず、倉本酒造の別のお酒も飲んでみたいと思わせてくれました。

20181212141411938.jpg  20181212141403380.jpg

名称:金嶽 しぼりたて 無濾過生原酒
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:20%
日本酒度:不明
蔵元情報:倉本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/900ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2019年01月09日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

家飲み記録 たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

20181121101615636.jpg  20181121101624723.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 花陽浴、風の森に次ぐ当ブログ定番銘柄ですね。

 「たかちよレンジャー」に遅れて参加してきた感のある黄緑ラベルです、私は2年前の初登場時に家飲みしています
 新商品をガンガン出しているイメージのあったたかちよですが、最近は割と落ち着いてきたのかな…
 チェックラベルのような限定品も色々あるとはいえ、メインとなる単色カラーラベルをしっかり定着させている感じがあるのは好感が持てますね。
 黄緑ラベルは3造り目だと思うので、登場時からの変化に意識しつついただこうと思います。

 なお、シリーズの例にもれずほとんどのスペックは非公開。
 メロンを意識したラベルも変更無しですね、7月購入でほぼ即開栓しています。

20181121101638736.jpg  20181121101706724.jpg

 上立ち香はちょっとガスと果実感を伴ったお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味が舌を刺激するチリチリしたガス感を伴って入ってきて、フレッシュな酸とおり由来の苦味でしっかり引き締まりを保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむメロン的ではあるかな…、甘味や青さ自体はむしろかき氷のメロンシロップ的な印象ですね、ただそこに苦酸が伴うことで複雑さもあって、ジューシー感マシマシながら甘ったるさを抑えている印象。
 後味は、その苦酸とガスが引き取る形で、力ずくでキレる感じ。

 極めて濃厚ジューシーな甘酸旨味を、ガスの勢いで強引ながらもストレートに楽しませてくれる、インパクト抜群の芳醇甘味酒でした。
 メロンかどうかは置いておいて、じつに「たかちよ」らしい味わいですね。
 2年前は色々な味わいがせめぎ合って若干まとまりのなさを感じたのですが、今回はちゃんと「甘味」が芯にある感じで、しっかり他のシリーズの仲間入りを果たしているという印象でした。
 平仮名「たかちよ」シリーズへの信頼をまた強めさせてくれた一本でした。

20181121101656978.jpg  20181121101647225.jpg

名称:たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16~17度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年12月01日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入  

20181018132004777.jpg  20181018132013475.jpg

 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、ブログでの登場はまだ2回目。

 天明は押しも押されぬ人気銘柄はありますが、個人的には以前家飲みした時の印象が実はあまり良く無くて、しばらく購入はしていませんでした。
 が、こちらの蔵との繋がりの深い居酒屋である池袋「あまてらす」及び大塚「串駒」では何度か特注品をいただいており、そちらは美味しかったんですよね。
 で、実は今回もあまてらすでこの瑞穂黄金を飲んで、「これは家でじっくりやりたいなあ…」と思って、セレクトした次第です。

 名前の通り、こちらのお酒は「瑞穂黄金」というお米を、精米歩合86%にとどめて醸した低精白酒になっています。
 瑞穂黄金は会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米で、基本は食用のようです、それで低精白とは攻めたスペックですね。
 ちなみに珍しい五合瓶です、5月製造を7月開栓。
 どうやら生も出ていたようなのですが、私が買おうと思った時には基本火入れしか見当たりませんでした…
 このあたり日誌係さんはいち早く限定直汲みをゲットしていたようで、流石の一言ですわ。

20181018132035958.jpg  20181018132027228.jpg

 上立ち香は、割とハッキリとしたアルコール香が控えめに。
 含むと、強めながらもどこか柔らかい酸味を伴った旨味が力強く入ってきて、最後までその酸を主役にしたままバランスを崩すことなく染み入ってきます。
 味わいは、伝統的な米の旨味が芯にありながらも、酸味によって軽さ・とっつきやすさを加え、かつ苦系の雑味がバッチリ抑えられているため、びっくりするぐらいスルスル飲んじゃいますね。
 後味は、やはり酸味が引き取って、精米歩合が信じられない純度のまま引き上げます。

 しっかりとした旨味が魅力的かつ、気負わずに飲める気安さも感じる、新世代のお米旨酸味系酒でした。
 ちなみにこの酸は果実と乳酸の間って感じの印象ですね、若干果汁入りのヤクルトとでも言いましょうか。
 それにしても、これ86は凄すぎじゃないかしら…、最近の低精白は全体的にレベル高いですが、これはその中でも出色の出来なんじゃないかと。
 瓶燗急冷一回火入れということで、火入れ臭さが皆無なのも個人的に好印象、かつコスパも素晴らしい。
 天明の実力をしっかり感じた一本でした、今後は注目度を上げていこうかなあ。

 開栓後は全然落ちず、素直に落ち着いてきますね。
 そして燗をつけると…、いやあさらに乳酸が出てきました、まさにホットヤクルト。

20181018132045304.jpg

名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入
精米歩合:86%
使用米:瑞穂黄金
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/900ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0(変化&燗上がり&コスパも考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年11月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

家飲み記録 白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

20181009111350032.jpg  20181009111358993.jpg

 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 白鷹には雰囲気的に「泣く子も黙る灘の大手酒」というイメージ(白鶴に似てるからか?)がありましたが、少なくとも東京ではあまり見ないですし、売上規模も含めると中堅蔵という認識の方が近いようですね。
 個人的には、日本酒コラム「日本酒津々浦々」さんの特選本醸造黒松の記事がずっと記憶に残っており、いつか飲んでみたいなあと思ってはおりました。(8年前の記事も執念深く覚えている私)
 先日、ふらっと立ち寄ってみた神楽坂近くの升本酒店さんにこの生酒があり、これ幸いと購入した次第です。

 ラベルに特定名称の記載は無さそうですね、精米歩合も不明、アル添有の生原酒。
 1月製造を7月購入7月開栓なので、実は買った時点で全然「しぼりたて」ではなかったり…、ただちゃんと冷蔵保存されていたはず、むしろ「生熟」カテゴリに入るコンディションですね。

20181009111358993.jpg  20181009111410380.jpg

 上立ち香は、アルコール感と意外にもバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がガツンと入ってきて、やはり強めのアルコール感と苦味でギッチリ引き締まりながら、舌と喉を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、若干粘度を感じるぐらいに濃厚な、バナナ的な甘味強めの旨味が中心にあって、その強烈な存在感を本醸造的な苦味と辛さでやはり強烈に引き締め、面白いぐらいに絶妙なバランスを保ってくれますね。
 後味には流石に甘さや苦味が若干口中に残るものの、嫌らしくない程度にしっかり引き上げます。

 甘旨苦辛がそれぞれ主張しながら、危うくも絶妙なバランスを保ち、「日本酒は高精白純米だけじゃないんだぜ」と語りかけてくるような、超芳醇酒でした。
 しかも実はこれ税抜きで1,000円切るんですよ、とんでもないコスパだと思います。
 いやあ、また素晴らしいアル添酒に出会ってしまったなあ…、そして老舗の実力についても改めて思い知らされてしまいました。
 こういうお酒を飲むと、私のような人間は壊れたスピーカーのごとく「全国の蔵元様、もっと生酒の出荷を増やしてください!」と何度でも言いたくなってしまいますね。
 白鷹、イメージにとらわれず、今後も注目していきたいと思います。

 開栓後二日目にして、若干落ち着いた感じになりますね、辛さが引いて苦甘という不思議な感触。
 その後数日経っても変わらない印象かな、うーん独特な変化だなあ。

20181009111420064.jpg

名称:白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:白鷹株式会社
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

家飲み記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

20180824143134904.jpg  20180824143143896.jpg

 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。
 
 「全量酵母無添加」で、極めて個性的なお酒を連発している花巴ですが、このお酒も相当変わり種の製法です。
 要は、「仕込み水の代わりに水もと酒を使って醸した水もと酒」ということで、「水もと」という古来の製法を用いた貴醸酒という感じですね。

 実はこのお酒、先日(9/22)の甘口日本酒オフ会で、私が持ち込んだ4本の日本酒のうちの一本だったりします。
 ちなみに残りの三本は↓
 ・風の森 純米吟醸 雄町 笊籬採り
 ・而今 純米吟醸 山田錦 生酒 
 ・桃の里 純米吟醸
 若干下記の感想のネタバレになりますが、つまり、このお酒は甘口酒としてこの三本に引けを取らないぐらいに好みだったんですよね~
 甘口酒というと貴醸酒が思い浮かぶところではあるのですが、単なる貴醸酒だと他の人と被るだろうと思い、ちょっとひねってセレクトしたという事情もあります。
 
 お値段は税抜1,800円とちょいお高めですが、手間のかかる水もと、材料費のかかる貴醸酒であることを考えると妥当というか、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 1月出荷、7月開栓なので、そこそこ熟成期間を経ております。

20180824143153669.jpg  20180824143202978.jpg

 注ぐと…うおっ古酒と見紛うばかりの黄金色ですね、むしろリンゴジュース(透明なやつ)レベル。

 上立ち香はまさかのチーズ的な乳酸の香りが若干控えめに。
 含むと、甘酸っぱくも柔らかい印象の旨味がトロリと入ってきて、一瞬後に出てくる渋味が味わいに深みを与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、乳酸飲料に蜂蜜を混ぜたような、極めて独特な甘酸が中心にあって、そこに木香を彷彿とさせる渋味が複雑さを添えて、まさにオンリーワンとしか言いようのない極彩色の世界を見せてくれます。
 後味は、そこそこ甘味を残しつつ酸が引き取る形で、思った以上にちゃんと引き上げます。

 極限的に濃厚な甘味と、強力ながらも柔らかい乳酸味、そして個性的な渋味が一体となった、まさにオンリーワンの世界を見せてくれる芳醇甘酸酒でした。
 日本酒としてはいわゆるイロモノ的な範疇に入るお酒ではありますが、製法を始め「日本酒の可能性」を見せてくれるという意味では、非常に真面目なお酒とも言えると思います。
 こういうお酒を飲むとまた日本酒の多様性にメロメロとなってしまうなあ、蔵の数も凄いわけだし、やっぱり私としては他のお酒を飲む暇が無いですね…
 花巴のチャレンジ精神に改めて感服させられた一本でした、

 ちなみに開栓後も全く落ちませんね。
 やっぱり古来の造り方は強いのかな…、まああまり関係ないかもしれませんが、良いことではあるかと。

20180824143211618.jpg

名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年10月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)

家飲み記録 村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)

20180223104504349.jpg  20180223104512038.jpg

 新潟県新潟市のお酒です。
 ブログでの登場は5回目。

 この「黒」については、2年前(27BY)にいただいて、あまりの旨さにマイ殿堂入りさせています
 が、昨年は買い逃してしまいました…、店員さん曰く昔より明らかに売り切れが速かったとのこと。
 うーむ、ブログで紹介したために若干自分の首を締めた気も…、そりゃこの味は知られれば売れますわ。

 スペックは相変わらず非公開ですが、このロットについては「日本酒のカルテ」さんに気になる情報が載っていました。
 そちらによると、今回は28BYのものを10ヶ月程度氷温熟成させてから出荷したものだとか…、凄く重要な情報だと思います。
 なお、12月購入4月開栓。 

20180223104456000.jpg

 上立ち香はうっとりするような甘い個性的な香りがそこそこに。
 含むと、滑らかな口当たりの甘酸味がスルリと入ってきて、最後までその甘味酸味の純度を保ったまま、しかしほんのりと渋味の奥深さを彷彿とさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、極めて純度の高い甘味が中心にありつつ、今年は結構酸味も強くて金柑の砂糖漬け的な果実感が出てますね、ただやっぱり雑味の無さは心地良い…、普段飲んでるお酒の一歩先を見せてくれます。
 後味は、濃厚な甘味を酸で引き上げる印象で、自然にキレます。

 非常に純度の高い甘味と酸味が、繊細ながらもダイナミックにバランスを保つ、高次元な芳醇甘酸酒でした。
 う~ん、極めて上品ではあるのですが、今回は和三盆から離れちゃったかな…、個人的には「低酸」が魅力と思っているのでちょっと残念ではあります。
 甘味と酸味でバランスを取るお酒は結構ありますからね…、個人的には「上品さ」には高いお金を出すつもりは無く、高級酒にもあくまで個性を求める性質なので(具体例:風の森TYPE2)、若干肩透かしな感触。
 村祐、来期この「黒」を買うかどうかは、熟考の上で決めようと思います。


 (以下ちょっと愚痴。スルー推奨。)
 う~む、情報非公開を徹底するなら味わいの再現性には気を付けて欲しいと思いますね…、通常の価格帯ならともかく、私としては毎年清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しているわけで。
 そりゃ氷温だろうが熟成させたら良くも悪くも味は変わりますよ、納得ずくで買うならともかく、そんな違いを黙ってるってのはちょっと…
 基本的に村祐の徹底した姿勢は好きではあるのですが、今回はちょっといかがなものかと思った次第です。
 (まあ初めて飲んだ人は普通に美味しいと思うでしょうし、常盤ならそんなことは思わないので、冷静に考えると私が貧乏性なゆえに高級酒に対するハードルが無茶苦茶高いだけなんですけどね…)

紹介:「日本酒のカルテ」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/murayu-kuro-2018by.html

20180223104519518.jpg  20180223104528488.jpg

名称:村祐 黒 本生 (平成29年12月製造分)
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0(価格を考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年07月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月25日上槽

家飲み記録 獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月25日上槽

20180604124830658.jpg  20180604124841951.jpg

 山口県岩国市のお酒です。
 外飲み回数は数え切れないレベルですが、ブログでの登場はまだ7本目。

 こちらは、獺祭が2019年にニューヨークでの現地生産を始めるにあたっての試験醸造酒で、どうやら米国産のお米を山口まで持ってきて醸したもののようです。(以前同じく「試」名義の獺祭の感想を上げていますが、中身は全くの別物、まあ単にプロトタイプという意味かと)
 製品としては、米国産米の使用割合や精米歩合が微妙に違う4種類のものが、上槽日別で同時発売されています(詳細は伊勢五本店さんのブログ参照)。
 特殊な製品だけに、購入時店員さんが詳しく解説してくれてくれたのは有難かったですね。
 「あまり獺祭らしくはない」「特に初期上槽分は良くない香りもある」「基本的に新しいものの方が完成度が高くなってきている」みたいな感じで、正直ベースの話を聞けました。
 
 私が購入したこちらは「2017年8月25日上槽、米国産米80%使用、精米歩合23%」バージョン。
 やっぱり精米歩合23%で税抜1,000円というところが気になってしまいまして…、ちなみに麹米はいつもの山田錦らしいので、値付け的には採算度外視だと思われます。
 なお、米国産米なので「等外」同様純米大吟醸は名乗れないのでしょう」。
 今年の5月開栓なので結構寝かされてからの出荷ですね、加水有、二回火入れ。

 なお同スペックに関しては既に日誌係さんが感想を上げられています、まあマニアなら気になりますよね、私も入荷記事見て速攻で買いに行きました(例によって掲載スピードで完敗しましたが…)。
 (追記)続いてすんさんも感想記事を書かれました、やはりマニアの注目度高し。

 上立ち香は…、確かに吟醸香はないですね、きゅうり的(?)な青い香りがかなり控えめに。
 含むと、か細い印象の旨味がスルスルと入ってきて、裏方にほんの少々の苦味を感じさせつつも、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやあいつもの獺祭50を3倍希釈した感じの、青りんご風味の水ですね、普通に落ち着いた加水二回火入れ大吟醸という趣。
 後味は、あくまでほんのりと苦味を残しつつも、ちゃんとキレイに引き上げます。

 なんとなく「淡麗辛口」という言葉が浮かんでしまうような、青い果実系のスルスル飲めるお酒でした。
 いやいや割と普通に飲めますよ、アルコール感の無さも相まって、「料理を邪魔しない」食中酒としても使えるかも。
 ただまあ確かに「らしく」はないですね、やはり心地よい吟醸香あってこその獺祭だと再認識させてくれます。
 また、フルーティーさが弱い分、日本酒初心者が飲んだ時の驚きも薄いかと…地方の百貨店の常温棚に並んでそうと言いますか。
 1,000なら割安ですが、50のような圧倒的コスパ・入手性と比べると、まだまだ越えるべきハードルは多いように思えました。
 とはいえ、このレベルのお酒が現地生産現地販売できればかなりのインパクトはあるとも思います、引き続き獺祭、旭酒造の動向には要注目ですね。
 
 ちなみに、開栓後数日立つとなんか熟感に若干蒸れたような嫌らしさが出てきたかも…
 店員さんが言ってたのはこれかあ、いわゆるオフフレーバーですね、通常の獺祭同様早めの飲み切り推奨です。

20180604124903388.jpg  20180604124852234.jpg

紹介①:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2361.html

紹介②:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-213.html

紹介③:「日本酒感想日誌」さんの別ロット(2018年5月9日上槽)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2365.html

名称:獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月2日上槽
精米歩合:23%
使用米:山田錦・米国産カルローズ
アルコール度:14.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:旭酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

(↓のバナーは通常スペック)


拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月06日 山口の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY

家飲み記録 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY

20180404120903510.jpg  20180404120911971.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログでの登場は2ケタに及んでいる、まさに定番銘柄の一つですね。

 たかちよについてはタータンチェックラベル等の新製品(限定スペック)がガンガン出てきており、最近はついそちらを優先して購入しがちな状況だったりします。
 が、この「レッド」だけは抑えておきたいという思いが強いんですよね、自分としてはたかちよを「マイ殿堂入り」銘柄に入れる決断の根拠になったスペックですし、個人的にひらがな「たかちよ」未経験者にはまず飲んでみてほしいと思う、もっとも「らしい」スペックだという印象です。
 通常カラーについては各色合わせて「たかちよレンジャー」という愛称がありますが、このレッドはまさにリーダーたる資格を持っていると思いますね。
 
 最近のたかちよは結構しっかりスペック情報の表記があるものが増えている印象がありますが、このレッドは相変わらずほぼ非公開。
 使用米は多分一本〆だと思うのですが…確実なところは不明です、個人的には扁平精米の効果を知りたいという意味で精米歩合表記して欲しいんですけどね…
 無調整(無炭素濾過)の生原酒であることはいつも通り。

20180404120926765.jpg  20180404121018091.jpg

 上立ち香はやはり非常に濃厚かつ甘さを感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、結構バランスの良い印象の甘酸旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、リンゴというよりはアップルジュース(透明な方)という感じの割りと爽やかな甘酸が主役、苦味はあくまで脇役ながらしっかりとダレを防ぎ、全体の印象は濃厚かつしっかりとバランスが取れている感じ。
 後味は、酸メイン、苦味サブで、バッチリ引き上げますね。

 芳醇甘口酒のど真ん中を往きつつも、バランス系のまとまりも感じさせる、ハイレベルな甘酸フルーツ酒でした。
 うーむ、やっぱりこのレッドは良いですね、看板商品として造り方が確立されているのであろう、安定感があると思います。
 やはりこのレギュラーシリーズあってこその新商品攻勢といえるでしょう、この土台は是非維持していって欲しいところ。
 たかちよ、未経験の方は是非このレッドをお試しください。

 そして、何気に開栓後三日目ぐらいがベストかも…、まとまりと落ち着きが増して、次の杯への誘引力が強まりましたね。
 その時点で飲み干してしまったので以降はわかりませんが、変化の面でも安定感のあるスペックだと思います。

20180404120945106.jpg  20180404120956984.jpg

名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月02日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十九 Snowflake

家飲み記録 十九 Snowflake

20180404112342608.jpg  20180404112351138.jpg

 長野県長野市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、にごり酒特集の8本目。

 前回のスノーウーマンのラベルについて「ふざけ方が大人しめ」みたいなことを書きましたが、今回は一転して「やり過ぎでは?」と思う見た目ですね(笑)
 まあ十九は基本全部こんな感じですが、蔵元さんのブログ記事によると、このSnowflakeについては何と雪の結晶パターンが微妙に違う六種類のラベルになっているとか。
 流石十九と思ってしまうような面白いデザインですが、実際の準備大変そうだなあと思ったら、同記事に思いっきりラベル貼りの苦労話も書いてありますね、見た目の優雅さとは裏腹の労苦に頭が下がります…

 スペック的には精米歩合65、アルコール度数16、という以外の情報はほぼ不明ですね、特定名称の記載も無し。
 酒屋さんによっては「おりがらみ純米生原酒」としているところもあるようです。
 実のところ、「にごり酒」という範疇に入るかどうかはかなり微妙なのですが、どうしてもスノーウーマンと並んで記事にしたかったため強引に入れてしまいました…どうかご勘弁を。(まあこの辺り、明確な定義はなかったはず)
 製造(瓶詰)年月は昨年12月、蔵出年月は今年1月と、こちらは詳細な記載がありますね、ちなみに開栓も1月。

20180404112400172.jpg

 上立ち香は甘酸を感じるフレッシュな香りが仄かに。
 含むと、優しい印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までその優しい印象のまま、ほんの少々の苦味で輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりりんごジュース的なクセのない甘旨味が主役でそこに酸味が寄り添う形、濃度はほどほどといった感じ、おり的な苦味は最小限で、徹頭徹尾素直に甘旨を楽しめます。
 後味は、あくまでほんのり苦味を残しつつも、見事にバッチリキレます。

 最初から最後まで自然で優しく甘旨味を楽しませてくれる、高バランスのおりがらみ酒でした。
 いわゆるフルーティー系かつスイスイ飲み過ぎてしまう系のお酒ですね、あえて一歩引いた感じといいますか。
 まさに万人に勧められるタイプのお酒ですね、(うす)にごり酒入門としても持って来いでしょう。
 十九、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 開栓後数日たつと、甘味が出てきて個人的にはさらに好みになりましたね。
 このあたりの飲み頃を探すのは難しいなあ…、でも、上品な印象よりは強いお酒なのかもしれません。

20180404112417967.jpg  20180404112408550.jpg

名称:十九 Snowflake
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社尾澤酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

■並べて記念写真。やっぱり長野酒はいいですね~
20180404112440123.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

20171231212007786.jpg  20171231212015692.jpg

 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

20171231212023127.jpg

 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

20171231212031141.jpg

名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「White X'masラベル」 無調整生原酒おりがらみ

家飲み記録 たかちよ 「White X'masラベル」 無調整生原酒おりがらみ 

20180109130413485.jpg  20180109130422049.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログでの定番&殿堂入り銘柄ですね。

 たかちよの季節限定品になります、本当に今更の掲載になってしまいましたが、実はちゃんとクリスマスに飲んでいたりします。(タイムラグ三ヶ月…)
 ひらがな「たかちよ」のレギュラーシリーズについては一応全色飲み終わっているのですが、こういう季節限定ものとか「カスタムメイド」とかがちょくちょく出るので、ついつい手を出してしまいますね。
 あまり新シリーズを出しまくるのも落ち着きが無いなあと思うところですが、私としては現状完全にそれを助長する側に回ってしまっているので、何とも複雑な気分…
 
 詳細スペックは例によって非公開ですが、同銘柄の「緑ラベル」と「赤ラベル」をブレンドしたものらしいです。
 ラベルはそれに対応して赤と緑のチェック柄にしているとのこと、いやあ洒落たことしますねえ。
 なお、クリスマス開栓を想定しているからか、500mlボトルになっています、そのせいかお値段はいつもよりちょいお高め。

20180109130431049.jpg

 上立ち香はあま~い感じの果実香に少々お米が混じった感じの香りがそこそこに。
 含むと、トロリとした濃厚な甘旨味が割合自然な口当たりで入ってきて、そこそこの酸と完全に裏に回った苦味で輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはりトロピカルな印象の柑橘系果実の甘旨酸が主役、苦味やキツさはしっかり抑えられていて、最後までその甘旨をストレートに楽しませてくれますね。
 後味は酸と、ほんのりという程度の苦味が引き取って、ちゃんとキレます。

 ブレンドの可能性を感じさせてくれる、たかちよらしさと面白いバランスを両立させた、割りと飲み飽きしない芳醇甘旨酒でした。
 通常の緑と比べるとフレッシュ感がほどほどな感じになっているのがなかなかグッドですね。
 全体的にバランスが良い感じで、実にたかちよらしいトロリとした甘味を素直に楽しめました。
 たかちよ、こういう限定酒なら大歓迎ですね、今後も追っていこうと思います。

20180109130440516.jpg  20180109130449432.jpg

名称:たかちよ 「White X'masラベル」 無調整生原酒おりがらみ
精米歩合:不明
仕様米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年03月27日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 29BY

家飲み記録 にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 29BY

20180110013408841.jpg  20180110013423139.jpg

 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は6本目、かなりのペースですね。

 今年からひらがな表記になった自然酒シリーズです、蔵元の商品紹介には記載の無い限定品ですね。
 ラベルにもあまり情報が無いのですが、どうやら私が大好きでありながら28BYを買い逃した、「純米直汲み」の後継品っぽいので、今回はバッチリキープした次第です。
 しかし何でひらがなにしたんだろう…、やっぱり他の銘柄(香取とか)との区別をわかりやすくしたんでんでしょうか。

 精米歩合はなんと80!27BYは70だったので、さらに低精白になっていますね。
 当ブログでも80となると、風の森の純米シリーズとか、三光「蛇形」とか、若駒亀の尾とか、相当数は限られます。
 ただ、個性派ながらも低精白「らしさ」にこだわった魅力的なお酒が多い印象ですね、今回も期待しつついただきます。

20180110013433550.jpg  
 上立ち香は結構ガッツリとしたセメダイン系の青い香りがそこそこに。
 含むと、丸みを感じる非常に濃厚な甘旨味が、強めのガス感を纏うことでダレを防ぎつつ、最後までガッツリとした存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、お米のエキスを凝縮してバニラエッセンスを一滴垂らしたかのようなとにかく濃厚でインパクトのある甘旨味が厳然たる主役、そこにガスと柔らかな酸味が伴うことでギリギリバランスを保っている印象ですね。
 後味は、ほんのりと渋味を残しつつも、濃厚さ、低精白を全く感じさせないキレ。

 芳醇かつ個性的な非常に力強いお米の甘旨味を、ストレートに感じさせてくれるチリチリ芳醇旨酒でした。
 正直雑味的な渋味・キツさも少々感じるのですが、それをガッツリカバーしてくれる甘味旨味にメロメロになってしまいました。
 いやあやっぱり好きですね~、低精白・生もとであることをこれ以上なく活かしつつ、ガスをうまく使ってダレを防ぐ、一つの最適解としてのまとまりを感じます。(その意味では風の森の純米に近しいところがありますね)
 にいだしぜんしゅ、名前変更後もお世話になっていこうと思います。

 二日目の開栓でも「ポンッ」と音のなる生きの良さ、良いですね~
 で、燗をつけると…、うわあこりゃあ濃いわあ…
 渋味的なクセっぽさも増しますが、それをカバーして余りある甘旨味、これはハマる味わいかと。

20180110013444919.jpg

名称:にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 29BY
精米歩合:80%
使用米:トヨニシキ
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年03月21日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

山本 深蒼 Midnight Blue 生原酒

家飲み記録 山本 深蒼 Midnight Blue (ミッドナイトブルー) 生原酒

20180109130732038.jpg  20180109130741146.jpg

 秋田県山本郡八峰町のお酒です。
 外飲みを含めると相当回数いただいているはずですが、以外にもブログでの登場はまだ3回目でした。

 また面白いネーミングですね…、まあ昔は「ブルーハワイ」なんてお酒も出してた蔵ですし、あまり驚きは無いのですが。
 蔵元の商品紹介ページによると、以前にいただいている黒ラベルについては「ピュアブラック」となり、他にも「ストロベリーレッド」なんてのもあるようです。
 やっぱり都市向けブランドについては、このくらいの見た目の押し出しがあっていいいと個人的には思います(むしろ前にあった、裏ラベルのシルエットが無くなってしまったのがちょっと寂しい)。

 精米歩合は、麹米50%、掛米55%なのですが、使用米は不明、そして特定名称の記載も無くなっているっぽいですね。
 当然アル添は無しですし恐らく純米吟醸を名乗れると思うのですが…、いつの間にか村祐・仙禽フォロワーになっていたのかしら。
 裏ラベルにはピュアブラックとの違いという形で味わいの記載が有ります、やはりブランドの中心にはピュアブラックがあるってことなんでしょうね。

20180109130749696.jpg  20180109130758365.jpg

 上立ち香は濃厚かつフレッシュな柑橘系果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュかつインパクトのある甘酸旨味が力強く入ってきて、少々粉っぽさも纏いつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはりフレッシュな柑橘系果実の甘酸味が完全に主役で、苦渋的なものは完全に裏で飲み飽きなさを添えることに徹していますね、フレッシュジュース系の王道を往く感じ。
 後味は、酸が中心に引き取ってしっかりとキレます。

 酸がしっかりと働いている印象の、甘さとスッキリさを両立させた、スッキリ系フレッシュフルーティー酒の王道を往く感じのお酒でした。
 なんというか、山本は最近のお酒の中央値というか、見た目と違った王道感のある味わいが特長だと思います。
 ブラックとはまた違うのですが(酸味・フレッシュ感寄り)、それでも一つの典型的かつ魅力的なモダン風味を体現しているといいますか…。
 山本、次はまた別スペックを飲んでみたいと思います。

20180109130806589.jpg

名称:山本 深蒼 Midnight Blue 生原酒
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:山本合名会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年03月15日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

たかちよ 無調整生原酒 ハロウィンラベル

本日の家飲み たかちよ 無調整生原酒 ハロウィンラベル

20171122133420975.jpg  20171122133429913.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログでの登場頻度はトップ5には入る、定番&殿堂入り銘柄ですね。
 というわけで…、

 まるめち的秋酒アプローチその③…「自分の信頼する銘柄の秋季限定品を選ぶ」

 てな感じです、これまた当たり前ですね。
 といいつつ自分の場合、好きな銘柄でも「ひやおろし」は合わないことが多いので、それ以外の季節限定ものを選ぶことの方が多いのですが…
 
 今回いただくのは、日本酒界のゆるキャラ「さかずきん」の姿も見える「ハロウィンラベル」、「たかちよ」のひらがな的柔らかさも手伝って、可愛らしい印象のに仕上がっていますね。
 秋酒ではあると思いますが、いつも通りの無調整生原酒ということで、所謂生熟成のお酒と言ってよいでしょう。
 詳細スペックは例によって不明。 

20171122133439661.jpg  20171122133448647.jpg

 上立ち香はやはり濃厚で甘さ混じりの果実香がそこそこに。
 含むと、しっかり味の乗った甘旨味が力強く入ってきて、若干スパイシーな辛さで引き締まりを保ちつつ、最後まで存在感を保って染み込んできます。
 味わいは、割りと落ち着きがありつつ少々フレッシュさも感じるような芳醇な甘酸味が厳然たる主役、裏方には渋辛がいる感じですね、ただ少々薬臭さを感じるのはマイナス。
 後味は酸渋辛が相まって甘味をしっかり引き取る形でキレます。

 秋らしく味乗りした濃厚な甘旨味を、独特のバランスで素直に楽しませてくれる、たかちよらしい秋酒でした。
 この程よい熟感はまさに秋の生熟酒の魅力ですね、ひやおろしみたいに中途半端に熟成香をまとうことが無いのがグッド。
 実はアルファベットラベルタータンチェックラベルと、28BYのたかちよは自分にとってちょっと期待外れな味わいが続いていたので、このお酒に出会えたことはとても嬉しかったです。
 たかちよ、今後も要所要所で買っていきたいと思いました。

20171122133456369.jpg  20171122133506697.jpg

名称:たかちよ 無調整生原酒 ハロウィンラベル
精米歩合:不明
仕様米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年12月25日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

射美 SILVER 無濾過生原酒

本日の家飲み 射美 SILVER 無濾過生原酒

20170703135222589.jpg  20170703135231666.jpg

 岐阜県揖斐郡大野町のお酒です。
 一応当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。
 
 射美については、気に入ったスペック(ほぼ特別純米)については物凄く好きになれるのですが、そうでない場合ははっきり「合わない」と感じてしまう、自分にとって当たりはずれが大きい銘柄という印象があります。
 特にアル添スペックはそういう傾向が強いんですよね…、低酸で柔らかい甘味が魅力だと思っているので、それとアル添のキレが融合しないといいますか。

 で、今回買ってしまったのはアル添高精白(40%)の新製品です、しかも若干お高め。
 大吟醸を名乗れると思うのですが、特定名称の記載自体をしていないようです。
 裏ラベルには珍しくお酒のことが買いてありますね、同時に低精白純米の「ブラック」も発売されていたみたいで、対照的なスペックで醸してみるというコンセプトだったようですね。
 そして、前飲んだ吟醸同様、「思ったようにはいきませんでした」という一言が…
 既に入手困難状態であり、たまたま店頭に普通に並んでいたので買ってしまいましたが、飲む前から若干嫌な予感。


 上立ち香は個性的な、硬質さとアルコールを感じさせる香りが控えめに。
 含むと、非常に個性的な甘辛が入り混じったような旨味がグワッと入ってきて、そこに強めの苦味が絡みついて、独特な複雑さを創り出しつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、射美らしい砂糖的な甘さを芯に感じさせつつも、アルコール的辛さと新酒的苦味の双方が強く、引き締まっているというより単にそれぞれの要素が喧嘩している印象。
 後味はその苦辛を口中に残しつつ引き上げていきます。

 案の定、アルコールのキレと砂糖的甘さがうまくかみ合わない、目指すところが良く分からないお酒でした。
 まあ自分にとっては、芯の甘さがとにかく好みなので実際は普通に飲めるのですが…
 射美に限らず、買いにくいからといって考え無しに飛びつくのは本当よろしく無いですね、そういう考えが需給関係を悪化させてさらにプレミア化を進めるわけですし…、深く反省。
 射美、次こそ冷静にセレクトしようと思いました。

20170703135242130.jpg

名称:射美 SILVER 無濾過生原酒
精米歩合:40%
使用米:揖斐の誉「S7」
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:杉原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年07月20日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ