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たかちよ Custom Made ホワイトデー ORIGARAMI 無ろ過生原酒

家飲み速報 たかちよ Custom Made ホワイトデー ORIGARAMI 無ろ過生原酒

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 バレンタインに引き続き、たかちよの限定品です。
 伊勢五本店さんのブログによると、こちらは「黒ラベル」と「ももラベル」のブレンドとのこと。
 ”ホワイト”デーだからか、おりがらみになってますね。
 今回は飲み比べのために、野暮ながら2月初旬に開栓してしまいました。
 
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 違いは一目瞭然。
 飲み比べでありがちな、酔っぱらって「どっちがどっちかわからなくなる」というのが無いのは有難いですね。

 上立ち香はフレッシュな、オリ的な香りが仄かに。
 含むと、オリ由来の濃厚さとまろやかさのある甘酸旨味が力強い口当たりで入ってきて、その酸で一種の軽さを感じさせつつ、最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュな青りんご的甘酸味が中心、蜜的な甘味が強めなのが良いですね、苦味がちゃんと抑えられていて、濃厚ながらもスイスイイケる感じ。
 後味は酸が引き取ってしっかりとキレます。

 たかちよらしい濃厚な甘酸味がオリでブーストされつつ、ガスで引き上げる、良バランスの芳醇フレッシュ酒でした。
 中途半端な熟感が気になったバレンタインと比べると、こちらの方が「らしさ」がストレートですね。
 個人的には、飲み比べの軍配はホワイトデーに上げたいと思います。
 ただ、これを3/14まで引っ張って大丈夫なのかという一抹の不安もありますが…(酒質的には、購入即開けの方が良いんじゃないかしら)
 たかちよは限定品含め今後も追っていきます。

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名称:たかちよ Custom Made ホワイトデー ORIGARAMI 無ろ過生原酒
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年02月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ Custom Made バレンタイン 無ろ過生原酒

家飲み速報 たかちよ Custom Made バレンタイン 無ろ過生原酒

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 マイ殿堂入り銘柄のたかちよが、バレンタインラベルとホワイトデーラベルなるものを一ヶ月ずらしで発売していたので、バレンタインを家で一ヶ月寝かして同時開栓飲み比べと洒落こんでみました。
 折角なので、たまにはタイムリーな感想をお届けしたいと思います。
 ちなみに、購入先の伊勢五本店さんのブログによると、こちらは黒ラベル・赤ラベルのブレンドとのこと。

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 上立ち香は洋梨とかの完熟果実の香りがそこそこに。
 含むと、ほんのり熟感を纏った濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、苦味と渋みでダレ感をある程度防ぎつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、若干砂糖入りのアップルティー的な、割と落ち着いて味乗りもしてきた印象の太い甘渋旨味が主役、苦味はそこそこながら、比較的酸味も抑えめなので、若干飲み疲れる感があるかなあ。
 後味は、甘苦味の余韻を口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 熟感と甘、苦、渋が絡み合う、非常に存在感の強い芳醇甘口酒でした。
 発売1月で、2月初旬に開栓したのですが、結構熟感が出てきてましたね。
 やっぱり500mlというのも大きいんでしょうか、レマコム保存でこれなので、家庭の冷蔵庫ならもっと味変してしまいそうな…(もしかしてチョコと合わせさせるため、最初からこれor狙ってるのかしら…)
 次回はホワイトデーラベルを紹介します。

名称:たかちよ Custom Made バレンタイン 無ろ過生原酒
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年02月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐鶴 しぼりたて新酒 氷点下生貯蔵 上等酒 蔵酒生

家飲み記録 土佐鶴 しぼりたて新酒 氷点下生貯蔵 上等酒 蔵酒生

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 高知県安芸郡安田町のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 引き続きぼっちりやさん購入酒です、未飲銘柄の生酒だったので購入しました…、と思いきや、買ってから「生貯蔵酒」であることに気付いてがっくり…
 火入れ殺菌無しの生酒と、出荷前一回火入れの生貯蔵酒では、お酒の風味に極めて大きな違いがあるというのが私の認識です。
 確かに、生貯蔵の言葉はバッチリありますし、良く見たら「生酒を加熱処理」とまで書いてあるので、、一番でかい「蔵出生」の表記に引っ張られ過ぎた私の不注意ですね。
 が、私が常々抱いている「生詰・生貯蔵というわかりにくい表記なんて死滅してしまえばいいのに…」という思いをまた一段と強めた一事ではありました。
 (そうすれば、意識低い系居酒屋で生酒を頼んだら生貯蔵酒が出てくるみたいな悲劇もなくなるはず)

 閑話休題、今回のお酒はアル添有、糖類添加は無し、おそらく加水ありの普通酒ですね、ラベルでの記載は貧弱ですが、立派なホームページにしっかり商品紹介が載っていました。
 お値段は税抜885円と、私がいつも飲んでる価格帯の半額ぐらいになっています。

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 上立ち香はアルコールに砂糖的な甘さが混じったような香りが仄かに。
 含むと、落ち着いた印象の甘旨味が若干ヌルりとした感じで入ってきて、苦味やアルコール感を奥の方に感じさせつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、若干古臭さ、モッタリ感を感じるものの、変な雑味を感じさせない、優しい甘味と必要十分な仕事をするアルコールの辛さが相まって、とにかく自然に飲めてしまうものですね。
 後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつも、しっかりと引き上げます。

 程よい濃度の甘味とアルコールの引き締まりで実にスルスルと飲めてしまう、お手本のような晩酌酒でした。
 う~む、やはり表記については釈然としないものが残りますが、今まで飲んできた生貯蔵酒の中では群を抜く勢いで旨かったとも思います、コスパ含め晩酌酒としては完璧ともいえる完成度じゃないかしら…
 間接的に、いかに高知の人たちが日ごろ旨い酒を飲んでいるかを伝えてくれる一本でしたね。
 土佐鶴、いつか別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:土佐鶴 しぼりたて新酒 氷点下生貯蔵 上等酒 蔵酒生
蔵元情報:土佐鶴酒造株式会社
購入価格(税抜):885円/720ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年01月26日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 以前同スペックの一回火入れ(28BY)を飲んでおり、その時の印象が良かったので、満を持して生酒をセレクトしました。
 裏ラベルにはやはりこのお酒に関する造り手の想いが記載されています…、が、ほぼ2年前のコピペなのはちょっと寂しいかも。
 新政や射美は、裏ラベルの文章が知名度を上げる切欠の一つにはなっていたと個人的には思うので、是非こういうメッセージはアップデートしていって欲しいところです。

 さて、スペックは変わらず、会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米「瑞穂黄金」使用、精米歩合は86%とあまり削っていません。
 無濾過の生酒ではありますが、アルコール度16%ということで、おそらく加水はしているものと思われます、6月製造、7月開栓。

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 上立ち香は濃厚かつ心地よいマスカット系の果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュさを残した甘酸味がスルスルと入ってきて、若干の渋味が奥深さを与えつつ、最後までいい感じのバランスを保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、透明感のあるマスカット風味の甘酸を感じるもので、セメダイン的な風味を伴ってカチッとした印象の存在感があり、かつ全体としては雑味を感じさせない良バランスのもの。
 後味は、酸味があくまで柔らかく引き取って、見事なまでにスッキリとキレます。

 カッチリとした、そして透明感のある甘酸旨味で、いくらでも飲めてしまいそうなバランス酒でした。
 後引けの素晴らしさは特筆すべきでしょうね~、含んだときの存在感からすると信じられないレベルかと。(加水が良い方向に働いている印象)
 タイプとしては私のストライクゾーンではないのですが、それでもこのお酒の完成度はわかりますね、基本的には、やっぱり人気がある蔵のお酒の出来って凄いですよ。
 900ml瓶なのでコスパも良好。
 天明の実力を改めて感じさせてくれた一本でした、今度は久しぶりに他のスペックもやろうかな。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,550円/900ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年12月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

真澄  「平成令和特別限定酒」

家飲み記録 真澄  「平成令和特別限定酒」

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 長野県諏訪市のお酒です。
 有名銘柄ではありますが、当ブログでの登場は未だ3回目。

 前回の栄光冨士に続いて、改元記念酒になります(今更感は否めませんが…)、ちなみに次回もその予定。
 こちらは確かtwitterのフォロワーさん(皆さん飲み仲間って感覚ですが)からの情報が気になって買ったものです。
 というか、一度興味を持つと何が何でも手に入れたくなる性分でして、ガッツリネット検索して、取り扱いのあった「いまでや」から取り寄せた次第。
 で、私の場合通販使う時はまとめ買いするので結局四合瓶7本、一升瓶2本購入してしまうことに…、我ながらいかがなものかと思いますねえ。

 さて、限定酒ということだからか、スペックはほぼ非公開ですね、お値段は一升瓶で4,000円とお高めです。
 アル添されているようで、おそらく「大吟醸」相当でしょう、アルコール度は14度と若干低め。

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 上立ち香はベリー系?の割と濃厚な甘い果実香がそこそこに。
 含むと、透明感のある上品な、しかししっかりと存在感のある甘味が自然な口当たりで入ってきて、最後までバランスを保ったままスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、なんというかいちご風味の水って感じの、アルコール的なキツさが見事に抑えられている、仄かな甘酸味がひたすら飲みやすさを推し進める極めて両バランスのお酒でした。
 後味は、苦味をほんのりと残しつつも、見事なまでに自然かつ上品に引き上げてくれます。

 良い意味で「水のように」飲めてしまう、仄かな甘酸味が絶妙な、最初から最後まで上品さを感じさせるお酒でした。
 一歩引いた感じの存在感は、悪くいうと水っぽい感じではあるのですが、これは明らかに狙ったものでしょうね。
 同値段帯としては「CORE」の方が自分の好みでしたが、こちらも明らかにお値段以上の一品でした、バランス重視の方はこちらを選ぶことでしょう。
 真澄の安定感を感じさせてくれた一本でした。

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名称:真澄  「平成令和特別限定酒」
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.4(値段も考慮に入れて)/9.0

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2019年11月26日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE1 「DRY」 30BY

家飲み記録 風の森 風の森 ALPHA TYPE1 「DRY」 30BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森の中で、「アルファ1」は「低アルコール」をコンセプトにしている商品ですが、今回いただくのはさらにその亜種というか、甘さ控え目の限定版になっています。
 ドライという表現は、個人的には辛口よりもわかりやすいというか、どういう味わいを志向しているかがハッキリしているので、個人的には良いと思いますね(というか「辛口」がぼんやりし過ぎ)。
 確か去年から出していたシリーズだと思うのですが、個人的にはやっぱり辛口系は後回しになりがちなのでスルーしておりました。
 しかし、各所の評判が良いのを聞いて(「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの感想とか)、結局居ても立ってもいられず調達に走った次第です。
 
 使用米は風の森が得意とする秋津穂、精米歩合は65%です。
 アルコール度は14度で、低アルドライというコンセプトなのに、あくまで無濾過生原酒というのが素敵ですね。

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 上立ち香は何となくバニラ感のある、上品な甘い感じの香りがそこそこに。
 含むと、確かに引き締まった、しかしほんのりと甘い旨味がチリチリとしたガス感を伴いつつ入ってきて、苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、確かにドライらしく甘味控えめなサイダーといった趣ですね、実に勢いよく、度数以上にスルスルと飲めてしまう危うさがあるかと思います。
 後味は、苦味とガスの働きで流石にスッキリとキレます。

 ”辛口の風の森”として非常に納得感のある、甘さ控えめのチリチリスルスル酒でした。
 私の感想からすると「薄いのでは」と誤解を与えてしまうかもしれませんが、日本酒らしさや飲み応えはしっかりある上で、いつもに比べるとスッキリと考えていただければと思いますね。
 コスパも含め、これなら最初の一杯としてビール等とも戦えると思いますよええ。(まあ入手難度が圧倒的に違うので、結局は代替品として勝負の場に立てないのですが…)
 風の森のチャレンジ精神を感じた一本でした。

紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事

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名称:風の森 風の森 ALPHA TYPE1 「DRY」 30BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,130円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年10月14日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

御園竹 濃醇旨口 生もと原酒 五夏越

家飲み記録 御園竹 濃醇旨口 生もと原酒 五夏越

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 長野県佐久市のお酒です。
 家飲み経験は結構ありますが、意外にも家飲みは初めて。

 こちらを醸す武重本家酒造の他銘柄としては「牧水」というのもありますね、個人的には大長野酒まつりなどで何度かいただいた覚えがあります。
 が、地酒屋によく行く人に取っては、どぶろく「十二六」の醸造元としての方が有名なのではないでしょうか。
 最近は色々なところのどぶろくを東京の地酒屋で見かけますが、十二六はその中でもかなり早い段階から人気商品として扱われていたような記憶がありますね。

 今回いただくのは、精米歩合や特定名称の記載の無い、アル添有の火入れ普通酒です、が、特徴は何といっても「五夏越」というところでしょう。
 2013年醸造で、2017年9月瓶詰ですからね~、「ひやおろし」なんて目じゃないレベルの熟成期間になってます、その割にはお値段は千円ちょいなので良心的と言えるでしょう。
 さらに実際の開栓は2019年7月なので「六夏越」コンディションでいただいております(どうせなら後数ヶ月引っ張って「七夏越」にすれば良かった…)。
 
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 上立ち香はかなり熟感のある思いっきりアルコール的な香りがそこそこに。
 含むと、乳酸感が極めて強い超濃厚な旨味が結構な熟成感を纏って、しかし柔らかさもある口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくるアルコール的辛さでガッツリ引き締まりつつ、ドドドと胃に流れ込んできます。
 味わいは、がっつり熟していながら全然枯れた感じのしない野太い感じの旨味を、乳酸のニュアンスと、露骨なアルコールのキレがせめぎ合う危うくも面白いバランスを感じるもの。
 後味は、熟感の余韻を口中に残しつつ、辛さでしっかりと引き上げる印象。

 もともとの濃厚な甘味旨味と、五年の熟感とアル添の辛さが、口の中で激戦を繰り広げる超インパクトの芳醇熟酒でした。
 これはかなりアル添してるんじゃないかなあ…、何というか一種の「開き直り」を感じるんですよね、正直苦手な人は苦手でしょうし、好きな人は楽しめるタイプ。
 個人的にはまだ評価が難しいお酒ですが、単純に枯れた感じよりは好みですね、そしてこのお値段は本当に良心的だと思います。
 御園竹、次は通常スペックもいただいてみたいと思いました。

 お酒的に燗をつけるべきかなあと思って付けてみたのですが、なんか薬っぽさが出てきたな…
 理由はよくわかりませんが、個人的には常温あたりが好きでした。

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名称:御園竹 濃醇旨口 生もと原酒 五夏越
蔵元情報:武重本家酒造株式会社
購入価格(税抜):1,112円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年10月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 「THE SAZANAMI」 

家飲み記録 あべ 「THE SAZANAMI」 

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は早くも6本目。

 最近まだまだ人気急上昇中といった趣きのあべです、前回飲んだ「僕たちの酒」の印象が良かったこともあり、早めにリピートしました。
 このSAZANAMIは初飲みですね、裏ラベルによると「米が溶ける年のみのリリース」とのこと。(ちなみに溶けない年は「ARANAMI」になるとか)
 遊び心を感じつつも、なかなかマニアックな話だなあと思ったのですが、この辺りは蔵元ホームページに詳しく解説がありました(「米 溶ける 日本酒」でググったらトップで出てきた)。
 毎年変わる米の出来の話とか、その情報を蔵元間で共有しているという話とか、中々興味深い解説になっていますので、興味があればご一読をオススメしますね。

 スペックは五百万石の精米歩合55%の生酒と、新潟の純米吟醸の王道を行くような感じになってますね。
 ただ、いわゆる特定名称の記載は無いようで、ラベルの雰囲気も相まって「新時代の日本酒」という趣きかと。 

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 上立ち香はハッキリと酸を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはりキリッとした酸味中心の旨味が勢いよく入ってきて、唾液腺を刺激しつつも雑味を感じさせないまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさに柑橘系果実って感じの甘味控えめ、酸味マシマシ、しかし日本酒らしい旨味もキチンと感じるクセのないもので、実際飲み飽きずにグイグイ飲みたくなる印象。
 後味は酸が引き取って完璧に近い、キツさを抑えながらしっかりとキレます。

 キリリとした酸のキレと、しっかりとした旨味を両立させた、あべらしいモダン食中酒でした。
 
 ちなみに実はピザと一緒に頂いたのですが酸が油をしっかりと引き取ってくれるのでやはり良かったですね。
 

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名称:あべ 「THE SAZANAMI」
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年10月03日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

家飲み記録 村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。

 村祐については今まで、茜、常盤、黒ラベルは家飲みしたのですが、この紺瑠璃はまだだったのでセレクトしました。
 村祐の特徴として「スペック非公開」というところがありますが、最近それに似た形で一部スペック(や特定名称)を非公開にする蔵が増えているように思えます(たかちよとか山の井とか)。
 ただ、やっぱりここほど徹底しているところはそうはないんじゃないでしょうか、原材料名、アルコール度、製造年月、そして「要冷蔵 本生」表記だけですからね、本当に法令が許すギリギリでしょう。
 
 それでいて、メインのラインナップはラベルの色違いというシンプルなものであることも、個人的には特筆すべきだと思います。
 日本酒銘柄(地元向け除く)で「獺祭」と同レベルに分かりやすい商品構成にしているのはここぐらいなんじゃないかなと思ったりしますね、その割り切りはやっぱり凄いことかと。
 

 上立ち香は砂糖を感じる実に甘く、ただクドくはない香りが控えめに。
 含むと、薄いヴェールを纏ったような口当たりの甘味がヌルりと入ってきて、一瞬差で出てくる酸味と、少々の苦味で最後まで一種の柔らかさを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実らしい酸味と砂糖的な甘味が絡み合った実に個性的なもので、程よい落ち着きと飲みごたえを両立させてますね、苦味も含めキツさが無いのが流石。
 後味は、やはり酸味が引き取る形で必要最小限な感じで引き上げます。

 甘酸っぱい感じながらも、他に似たお酒が考えつかない、蔵元の確固たるスタンスが伝わるような芳醇甘酸旨酒でした。
 ちょっとヌルっとした甘味と酸味のコラボっぷりが面白いというか楽しい感じなんですよ、いわゆる新酒生酒の強い香りとかキツい苦味が苦手な人に飲んで欲しい甘口酒ですね、この方向性は実に面白いと思います。
 そして今回強く感じたのは、茜→紺瑠璃→常盤→黒という通常ラインナップが、いわば味わいのグラデーションとでもいいましょうか、一つの線上に並んでいるということですね。(具体的には、黒に近づくほど甘味の強さ・純度が高くなって、逆に茜に近づくほど酸味が強くなる印象)
 この一貫性は流石の一言!
 改めて村祐の商品ラインナップの完成度を思い知らされた一本でした。

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名称:村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

家飲み記録 たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つですね、登場回数も上位。

 たかちよは前回ピンクラベルをいただいていますが、今回はお酒自体がピンク色という変わり種。
 こちらは着色しているのではなく、「赤色酵母」という、醸したお酒自体に色がつく酵母を利用しているものになります。
 当ブログで以前紹介している「流輝 ももいろ」と同じパターンですね、他には「尾瀬の雪どけ」「ちえびじん」なんかも出しているようです。
 まあ見た目にインパクト出ますからね~、ただいくつか飲んだ印象としては甘酸っぱくて味わい的にも今風のものが多かった様に思います。

 他に特徴的なのは、使用米が「森のくまさん」という愉快な名前であることでしょう。
 この米についてはウィキペディアに記事が出来てました、熊本県で開発された飯米ですね。
 日本酒としては他に栄光冨士が使っていたと思います、両蔵ともにユニークな商品開発をしているだけに、この面白い米に飛びついたってかんじでしょうか。

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 開栓は氷温状態では割と楽でした。
 注ぐと割とドロドロしていて、モコモコと泡が立ってきます。

 上立ち香は…、いやあなんかクリームっぽい香りを控えめに感じますね。
 含むと、甘酸っぱくもお米感をしっかり伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、日本酒離れした軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、見た目に反してやっぱりたかちよっぽいしっかりとした甘酸味が芯にありますね、ただかなり甘酸っぱよりな感じで、若干水っぽい感じの軽さがあるかも。
 後味は、少々粉っぽさを残しつつも、酸とガスが引き取る形でしっかりキレます。

 ある意味では見た目通りの、しっかりにごり感のある甘酢っぱ系シュワシュワスルスル酒でした。
 味わい自体は濃厚なんですが、如何せん低アル感(加水感?)が個人的には値段含め物足りないかも(自分が極端な自覚はあります…)。
 なんかカルピス感もありますね、口の中に残る感じがまたそれっぽい(笑)
 完全に変わり種系なので、「好きな人は好き」なタイプのお酒だと思いました。
 たかちよは通常品・限定品共に引き続き追っていく所存です。

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名称:たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊姫 にごり酒 山廃仕込

家飲み記録 菊姫 にごり酒 山廃仕込

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 石川県白山市のお酒です。
 ブログでの登場は以外にもまだ2回目。

 泣く子も黙る菊姫です、そしてド定番のにごり酒
 個人的イメージとしては五郎八とか白川郷同様、スーパーの常温棚でも置いてそうな数少ないにごり酒という印象。
 私としてはあまり手を出すカテゴリのお酒ではないのですが(有名大手だし)、日本屋さんでなんとなく試飲させてもらったら、あまりに印象が良かったので買ってしまった次第です。

 スペックはアル添・火入れ有の山廃の普通酒(普通酒と明記されているのは結構珍しいかも)ながら、特筆すべきは特A地区産山田錦使用という部分でしょう。
 この辺りのこだわりは蔵元ホームページにも記載が有りますね、そもそも山田錦100%使用の普通酒を最初に発売したのが菊姫だとか。
 さぞお高いんでしょうと思いきや、なんとお値段1,000円ポッキリ!(税抜)
 アルコール度数が14度と低めなので、結構加水していることも要因と思われるのですが、それでも極めて良心的な値付けかと思いますね。

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 上立ち香は完全に乳酸菌飲料って感じの香りが控えめに。
 含むと、濃ゆくも、若干加水っぽい軽さもある甘酸旨味がトロリとして口当たりで入ってきて、そのままの勢いを保ったまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりモロに乳酸菌飲料的な感じの酸旨味が厳然たる主役を演じますね、そこになんというか山廃的な渋味?が伴うことで、日本酒らしさ、飲みごたえもしっかり感じる印象。
 後味は、粉感と旨味を酸が引き取る感じで、実にちゃんとキレてくれます。

 飲みごたえがありつつもスルスルと飲めてしまう、アルコール入り乳酸飲料的超絶コスパにごり酒でした。
 こういってはなんですが、菊姫の山廃火入れって非常に飲みにくいというか、玄人向けという印象があるのですが、これはむしろ日本酒初心者にも積極的にオススメできると思います。
 ただ、それでいてそれっぽい奥深い風味もしっかりあるのが面白いんですよね、この完成度、コスパは物凄いレベルに達しているかと。
 そもそも純米無濾過生原酒フリークである自分が一番避けて通る系の、火入れ加水アル添酒ですからね…、日本酒への意識そのものに影響を与えてくれるお酒でした。
 こういうお酒を飲むと、「高級品よりも普及品の方にこそ蔵の実力が表れる」という考えにも説得力が有ると思わされますねえ、まさに菊姫蔵の実力をビンビンに感じさせてくれる一本でした。

 ちなみになんとなく飛び切り燗にしてみたのですが、面白いぐらいに味わいの芯自体は「変わらない」印象。
 冬には温めて、夏には冷やしていただくのが良いんじゃないでしょうか、そういう意味での万能さもあると感じました。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/9258752.html

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名称:菊姫 にごり酒 山廃仕込
蔵元情報:菊姫合資会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5(値段も考慮に入れて)/9.0

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2019年09月04日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒

家飲み記録 若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒

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 栃木県小山市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前に飲んだ亀の尾の印象が良かったのと、昨年同スペックについての日誌係さんの高評価に背中を押されて購入しました。
 ラベルはいつも通り、馬が印象的なデザインです、愛山らしくカラーリングはピンクで、さらによくよく見ると目がハートになっています、なかなか洒落てますね。
 ちなみにこのお馬さん、夏酒ではグラサンをかけていたりとすっかりイメージキャラクター的存在になっているようです。

 スペックは裏ラベルに詳細な記載がありますね、ポイントはなんといっても90%という食用米並みの精米歩合でしょう。
 何となく愛山を使ったお酒は精米歩合が極端になることが多い気がしますね、低精白系の代表は元祖剣菱七田風の森あたりでしょうか。
 特定名称の記載は無いようですが純米です。

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 上立ち香は割とガッツリセメダインの有るスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと酸の効いた高密度な旨味が、しかし結構柔らかさもあるような口当たりで入ってきて、裏側にある渋味が奥深さを添えつつ、割とスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめのあんず(?)的な酸を強く感じる、存在感と引き締まりを両立した旨味が主役、苦渋もそこそこあるのですが全然キツさやもったり感が無いんですよね、むしろガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、やはり酸が柔らかく引き取ってしっかりとキレます。

 高濃度な旨味を、これまた強力ながら柔らかさも感じさせる酸がいい感じに引き締める、個性派酸旨酒でした。
 かなり酸味は強いのですが、旨味が負けていないのが良いですね、かつ精米歩合から想像されるような雑味が皆無なのも見事。
 これまたどんな料理にも合うタイプなんじゃないかな…、そして単体で飲んでも全然イケますねえ。
 個人的にはもうちっと甘味が欲しい気がしますが、このバランスが好きな方は多いかと(いつもの台詞)
 若駒、今後も注目していこうと思います。

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2808.html

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名称:若駒 愛山90 無加圧採り 無濾過生原酒
蔵元情報:若駒酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年08月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

家飲み記録 たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 栄光冨士同様当ブログ定番銘柄。

 最近私は、日本酒にあまり詳しくない人に「オススメの甘口日本酒銘柄は?」と聞かれたときには、「たかちよ」と答えるのが最適解なんじゃないかと思ってきました。
 花陽浴、村祐や桃の里は入手性に難がありますし、風の森や栄光冨士はスペックによって結構甘くないのもあるんですよね。
 対してこのひらがな「たかちよ」シリーズはハッキリ甘口で統一されてますし、売っている店さえ知っていれば割と通年で入手でき、おまけに値段もお手頃。
 基本非の打ち所がないんですよ、もし未飲であれば是非飲んでみてください。
 
 さて、今回いただいたのはたかちよレンジャーの一員であるピンクです、私は6年前にも飲んでました。
 例によってスペックは非公開なので、心を無にして開栓。

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 上立ち香は甘く、オリ由来の米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な甘旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、オリ的な苦味はキツくない程度に抑えられていて、ダイナミックなバランスのとり方で最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、若干熟しすぎなパインといった趣の、強烈な存在感のある甘酸味が厳然たる主役、それでいて苦味あくまで脇役になっているので、心地よい甘味を素直に楽しませてくれます。
 後味は、やっぱりオリの苦味が必要十分に仕事をして、余韻を残しつつもしっかり引き上げます。

 たかちよらしさバリバリの、トロミと高濃度の甘酸味が病みつきになる魅力を感じさせる、オリの風味をしっかりまとった芳醇甘口酒でした。
 いやあやっぱり私向きですよこれは、ただ若干生老ね的というか、香りにクセっぽいところは有る気がします。
 とはいえ甘味がしっかりしているので、腐りかけが旨い的な魅力は増しているかも(失礼)、ハッキリと好みが分かれる、個性的なお酒と言えるでしょう。
 たかちよ、やっぱ好きやねんと思わせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:なんとなく栄光冨士とならべて記念写真
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 いやあピンク系のお酒は好みのものが多い気がしますね。

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2019年07月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

家飲み記録 土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 土田は以前火入れ純米吟醸をいただいています、その時からラベルは一新されているようですね、実にモダンな雰囲気になりました。
 蔵元ホームページを見ると、方針に「菌と人との酒造り」というフレーズがあるのが目につきます、ラインナップも山廃系に力を入れているようですし自然派な雰囲気が見て取れますね。
 また、個人的には「麹九割九分」とか「菩提もと×山廃もと」といった、非常に変わった製法のお酒を出しているところも気になっています。
 今の日本酒の面白いところは「多様性」だと思っているので、変わり種はどんどん出てきてほしいんですよね。

 さて、今回いただくのは30BY第一弾の山廃生、原酒でアルコール度数16度は結構低めですね。
 特定名称の記載はしていないようですが、純米。
 また品種は不明ですが、地元のお米を使っているようです。


 上立ち香は、乳酸感のあるまろやかな香りがそこそこに。
 含むと、ほどほどの濃度の乳酸系の酸味を纏った旨味が割と軽やかに入ってきて、しっかりと純度を保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘味はかなり控えめで、今風系の山廃のド王道という感じの柔らかな旨酸味が中心にある感じ、けして薄くないのですが後ろ向きの雑味が皆無なので、スルスルいっちゃいますね。
 後味は、酸メインながら、割と自然かつしっかりと引き上げます。

 最初から最後まで実に柔らかい感じの、薄くはないけどスッキリのめる、バランスの良い旨酸酒でした。
 これは食中酒志向という印象ですね~、ただ浮いた苦味が無くて、良い意味で初心者向けでもあると思います。
 そういう意味では新政にも似てるのかもなあ…、まあ滅多なことは言えませんが、「モダン系生もと山廃酒」という大きなくくりでは共通部分があるかと。
 何気にはつしぼりでこの完成度というのも凄いことだと思います、30BY後半ならもっと良くなってたんじゃないかな…
 土田、今後の可能性を強く感じさせてくれた一本でした、次は変わり種もやってみたいですね。

 燗をつけると…、やっぱり酸メインというのは変わらないですね。
 甘さはあくまで控えめながら、口当たりが柔らかくなりつつ押し出しが強くなる印象、これはこれで良いんじゃないでしょうか。

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名称:土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

家飲み記録 澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 澤屋まつもとはもはやかなり知られた銘柄になっているんじゃないでしょうか。
 私も外飲み含めたら結構な回数飲んでいますが、生酒は極めて珍しいという認識で、一度は飲みたいと前から思っていました。
 今回はたまたま店頭でみかけたので飛びついてしまった次第です(しかも一升瓶)。
 ただ、澤屋まつもとを飲みまくっている日誌係さんの感想によると、この山田錦の生はかなり異色の味わいらしいですね。
 「らしさ」のある生酒ということでは、五百万石をセレクトした方が良かったかなあと若干反省。

 ラベルには精米歩合等のスペック情報はあまりありませんね、何か特定名称の記載も無いようですが、前からでしたっけ?
 お値段は若干お高め、去年の11月購入、今年1月開栓です。

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 上立ち香はガス混じりのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、中濃度かつ硬質な印象の旨味が、ガス感も相まって軽い感じで入ってきて、若干の苦味を伴いつつ、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、う~んあえていうとメロン的な青い甘旨味があって、密度は高めにも思えるのですが、全体の印象はなんというか淡麗というか、謎の薄さ?軽さ?があるんですよね、とにかくガンガン飲めてしまいます。
 後味は、びっくりするぐらい「無」って感じで完璧な引き上げ。

 ある程度の生っぽさ、フレッシュ感の魅力を感じさせつつ、軽さをしっかり保った食中向け的なお酒でした。
 アルコール度数が低めの15度というのも影響はしているのでしょうが、後引けの良さは凄いなあやっぱり。
 ただ、ある意味予想通り私のストライクゾーンからは外れてはいます、大人しすぎるといいますか、何となく物足りなさを感じてしまうんですよね…
 ただ、蔵の志向する「引き算の酒」として、極めてハッキリとしたコンセプトと完成度を感じるのも確かです、ハマる人には凄くハマるでしょうね。
 澤屋まつもと、次は、「こういうお酒」が飲みたいときにセレクトしようと思いました。

 温度が若干上がってきても、キツさはないですね。
 むしろ冷やしすぎると単にスルスル飲める酒になるので、常温付近のほうが個人的には好きかも。
 ただ、若干後味が残るようにはなるので、どちらが良いかは好みだと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2657.html

名称:澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり
蔵元情報:松本酒造株式会社
購入価格(税抜):3,600円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年06月13日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY

家飲みプチ記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY

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 濁酒に引き続き、超個性派奈良酒の紹介です、個人的には甘味寄り甘酸っぱ系変わり種日本酒の決定版というイメージ。
 前回の感想はこちら。

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 上立ち香は実に甘酸っぱい感じながら、なぜかウィスキー的な雰囲気もある香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘酸っぱ味が木香っぽい複雑味を纏って力強く入ってきて、唾液腺も刺激しつつも一種の柔らかさも感じさせながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、強くもキツくない酸味と、若干蜂蜜っぽい甘味と、枯れてない熟感と、木香的な奥深い渋味がそれぞれ激しく主張しあって絡み合うオンリーワンの世界観のあるもの。
 後味は、酸味がガッツリ仕事をして、濃厚さをしっかり引き上げます。

 完全に日本酒離れした印象の、そしてだからこそ日本酒の可能性を感じさせてくれる、超個性派複雑系甘酸酒でした。
 いやあ~これはほんと好み分かれるタイプですわ(そして私は大好き)、まさにオンリーワン。
 今回は木香を強く感じたのですが、これは木樽使ってるんですかね…、花巴は確かにオーク樽熟成あったはずですが、これがそうなのかは知らないんですよね。
 個人的には普通のお酒の樽香とかはあまり好きではないのですが、こういう甘味が負けないタイプのだと、素直に木の風味の奥深さを楽しめる気がします(満寿泉の貴醸酒とか)。
 花巴の確固たる個性の魅力を感じた一本でした、今度はまた別の変わり種もいただいてみたいですね。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 30BY
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年05月14日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓) 30BY

家飲みプチ記録 金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓) 30BY

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 個性派が揃う奈良酒の中でも異彩を放つ、「食べる」日本酒です。
 前回の感想はこちら。

 ちなみにこのお酒(の密閉栓)は極めて開栓が難しく、前回は盛大に吹きこぼしました。
 今回はその経験を活かし、瓶を念入りに洗った後、底にボウルを敷いて吹きこぼしを受け止めつつ開けるという荒業を駆使しています。
 その様子は下記ツイートの通り。

 



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 上立ち香はヨーグルト的な乳酸を感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構強烈な酸を纏った旨味が物理的にドロドロな口当たりでドドドと入ってきて、最後まで酸味でガッツリ引き締まりながら喉奥に流れ込んで来ます。
 味わいは、米粒から滲み出す旨味を感じさせつつ、正直キツいレベルの強烈な存在感を示す乳酸味が厳然たる主役、苦味渋味は皆無で、とにかく酸っぱい印象が残る感じですね。
 後味はその酸味がガッツリ引き取って引き上げていきます。

 お米的な旨味やオンリーワンの食感を感じさせつつ、最後には強烈な酸味の印象が残る酸っぱ酸っぱ酒でした。
 あれ、前こんなに酸っぱかったっけ…と若干呆然としましたね、やっぱりこういう製法だと安定しないのかなあ。
 これで甘味があれば面白い個性酒だったのに…、これなら穴開き栓の方が良かったのかしら、うーん難しいなあ…
 ちなみに開栓は凄く大変なんですけど、飲んだときはガス感は皆無なんですよ、面白いですよねえ。
 今の日本酒の製法が、酒質の安定においていかに進歩したものであるかを、逆説的に教えてくれた一本でした。

 ちなみになんとなく燗をつければおかゆみたいにたべやすくなるんじゃないかと思ってやってみたんですが…
 ぎゃーやっぱり酸っぱい…久々に飲み切るのが厳しいお酒でしたね。(ただ、合わせる食べ物によっては良い感じに飲む方法もあるかも)

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名称:金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓)
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:7.9/9.0

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2019年05月13日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

家飲みプチ記録 家飲み記録 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

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 私が絶大な信頼を寄せる、たかちよレンジャーのリーダー格、レッドです。
 前回の感想はこちら。

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 上立ち香はうーん麹の香り?って感じのフレッシュで甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、極めて濃度の高い甘旨味がトロミを帯びた口当たりで入ってきて、酸メインでダレを防ぎつつ、奥に苦渋味も感じさせる複雑味も彷彿とさせながら、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、パインとアップルを両方感じるような、正にトロピカルジュース的な甘酸味が圧倒的な存在感で主役を演じ、苦渋はひたすら裏方に徹して奥深さと飲み飽きなさを添えるという王道パターン。
 後味は、あくまでほんのりと苦味を残しつつも、酸の働きもあって、濃厚さをしっかり引き取ってキレてくれます。

 超濃厚な甘旨味を芯にしつつも、酸とのバランス、苦渋味との一体感が素晴らしい王道芳醇甘口酒でした。
 このトロミを感じさせる程の甘味こそたかちよでしょう、個性、まとまりともに素晴らしい。
 いやあ旨いなあ…、ついついあて無しでひたすら和らぎ水と飲み続けてしまいました。
 やっぱり花陽浴、それも良いやつに似ている気がしますね、本当にこのレッドは安定感があります。
 たかちよレッド、芳醇甘口系が好きなら超クッソ激烈にオススメ。

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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

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2019年05月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま 30BY

家飲みプチ記録 仙禽 雪だるま 30BY

 最近あまりにも実際に飲んだ時期とブログ掲載時期とのタイムラグがひどくなってきたため、少しでも挽回しようと思います。
 ということで、以前飲んだことがある商品の記事を「プチ記録」として若干簡易版とし、これからしばらく毎日更新いたします。
 お酒自体は私がリピートしているものになるので全体的に好きなやつが多いです、前の記事と見比べると(とくにお気に入り度)、今期についての私の感じ方がわかるかと…

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 さて、最初はにごり酒として定番の雪だるまです。
 前回飲んだ時の感想はこちら。

 上立ち香は非常にスッキリした乳酸系の香りが割と控えめに。
 含むと、やはり乳酸系のしっかりとした、しかし軽い感じの甘味がシュワシュワとしたガスと共に入り込んできて、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、カルピスソーダの砂糖抜きと言った趣の、フレッシュなガス感による飲み進めやすさとオリ由来の濃度を兼ね備えた、独特ながら完成されたバランスを感じますね。
 後味は酸とガスががっちり引き取って、見事なまでにスッキリとキレます。

 まさに乳酸菌飲料と日本酒が幸せなコラボを果たしたような、極めて良バランスかつモダンな微発泡にごり酒でした。
 低アルで軽やかながら旨味が決して薄くないのが良いんですよね、フレッシュな酸、ガス感を上手く使う、淡麗辛口とは全く異なる食中酒へのアプローチかと(そしては私はそちらこそ万能だとおもってます)。
 ただ、私としては去年と比べて甘味が抑えられているのが少々残念ではありました、まあそれは完全に好みの問題ですね。
 仙禽の安定感を感じた一本でした、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。
 
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名称:仙禽 雪だるま 30BY
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年05月09日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

家飲み記録 あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は5本目と、結構な頻度。

 私があべを最初に飲んだのは27BYで、日誌係さんの激押し記事に触発されてのことでした。
 その後あべはじわじわと取り扱い店が増え、人気を上げ、少なくともマニア間では知られた銘柄になっているのではないでしょうか、日誌係さんの慧眼に感服ですね。
 実際日本酒ブログやってる身からすると、前から推している銘柄が人気出るのは、自分の感覚が間違っていないことの証明のように思えて、個人的には嬉しいことだと思っています。
 自分としては、甘口派として射美たかちよ栄光冨士あたりを早めに推せていたことについてはちょっとドヤりたいところだったり(あまり人気出過ぎて買いにくくなるのは考え物ではありますが…)

 閑話休題、今回いただくのは飯米の「こしいぶき」使用でなんと精米歩合92%!聞くところによると普通の食用米用コイン精米機で削ったものだとか…
 生もと造りであり、アルコール度数13度の低アル原酒であること、火入れ有で、特定名称の記載が無いこと等も特徴でしょう。
 極めてチャレンジングなお酒ですね、ラベルも良くも悪くも目を引く感じ。

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 上立ち香は濃厚かつ甘さを感じるマスカットジュース的香りが控えめに。
 含むと、やはり非常に濃厚な甘旨味が、柔らかな酸味とそこそこの渋味や苦味を伴って、最後まで飲みごたえを維持しつつも独自のバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、渋味や苦味もありながら、やはり甘味マシマシのマスカットジュース的な甘酸味の存在感がブレずに中心にあるために、全然粗さや飲みにくさを感じさせない自然なものになっています。
 後味は渋味の余韻をほんのりの残しつつ、おそらく酸の働きで、精米歩合92というのが嘘としか思えないぐらい自然に引き上げます。

 極めて濃厚かつ柔らかさのある甘旨味を、程よい酸味の働きで
 低精白らしいボリューミーな味わいと、低精白とはとても思えないようなバランスをしっかり保っている感じですね…、もはや理解の範疇を超えている印象。
 いやこれは低精白酒及び飯米利用酒のイメージを塗り替える凄いお酒だと思います。
 ただそれだけ手間がかかっているということなのか、値段は結構するんですよね、コスパではなく味わいにこそ特長がある低精白酒と言えるでしょう。
 あべ、今後より注目度を上げていきたいと思います。

 裏ラベルのオススメ通りぬる燗にしてみると、柔らかさが更に増しますね。
 とにかくあべは酸の存在感と優しさが凄いんですよね…、まさにこの銘柄が有している唯一無二の長所かと。

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名称:あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:たつみ清酒堂 東京(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2019年04月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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