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稲乃花 白 無濾過生原酒

家飲み記録 稲乃花 白 無濾過生原酒

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 奈良県天理市、稲田酒造のお酒です。

 先日、登酒店さんからまとめてお取り寄せをした際、未飲銘柄ということでセレクトしました。
 蔵元ホームページははなかなかに手作り感があるもの。
 蔵紹介を見ると明治10年にかの天理教の御神酒を造り始めたのがルーツとのことで、日本酒と宗教が密接に結びついているということを改めて感じますね。
 
 今回いただくのはやけにモダンな見た目ですね、墨アーティスト「イマタニタカコ」氏の作品とのこと。
 アルコール度数が12~13度と低く、日本酒度-20、酸度5.3と、日本酒としては変わり種の甘酸っぱい系が約束されたような数値になっています。
 (本当は普通系のが良かったんですが、在庫が無かった…)


 上立ち香は思い切った露骨なセメダイン香ですね~
 含むと、やはり完全に日本酒離れした旨酸味が勢い良く入ってきて、唾液腺を刺激しながらじわりじわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、白ワインを思わせる酸味が完全に主役、そこに若干の旨味と弱い甘味が絡まって少し柔らかもを演出、ちょっとケミカルな苦味的風味も面白いですね。
 後味は、酸と苦味がガッツリ引き取ってキレます。

 日本酒離れした強力な酸味が特徴的な、旨味を纏った白ワイン的な個性派濃厚酒でした。
 いやあ、日本酒としては変わり種ですが、なんとなくこっち系のお酒としては割とある方向性な気もしますね。
 結果として、こっち系の酸っぱ酒が好きな方にはオススメできると思います(私は苦手ですが)
 稲の花、次は別のスペックをいただきたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,143円/500ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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2022年09月10日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

le lac(ル・ラック) 無濾過生原酒 ひとごこち

家飲み記録 le lac(ル・ラック) 無濾過生原酒 ひとごこち

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 長野県大町市、薄井商店のお酒です。

 こちらの通常銘柄は「白馬錦」、今回のル・ラックは新規ブランドだと思いますが、思い切ったデザインにしてますね。
 蔵元ホームページにはしっかり解説ページがあって、それによるとル・ラックとはフランス語で「湖」をあらわすとのこと。
 地元の木崎湖、中綱湖、青木湖の仁科三湖からの水の恵みに敬意と誇りを込めたネーミングのようです。
 
 裏ラベルには味わいを含めかなり詳細なコメントがありますね、上記解説ページにも個別の商品について味わいの特徴コメントがありますし、情報公開としては◎かと思います。
 (しかも取り扱い店一覧もある!素晴らしい!)
 今回はせっかくなので地元産ひとごこちを使用したスペックをセレクトしました、4月製造8月開栓なので若干生熟を経ています。

 上立ち香はプラム?的濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚ながらも落ち着いた雰囲気の甘旨味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味を伴いつつ最後まで存在感とバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、レーズン的な熟感を纏った砂糖的な甘旨味が中心にあって、渋味が複雑味さを添えつつも、後ろ向きな苦味等は皆無、実に濃く低酸なのですが飲み飽きない印象ですね。
 後味は、渋味の余韻をほんの少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 実に落ち着いた印象の濃厚な甘旨味を、実に素直に楽しませてくれる、ハイレベル生熟酒でした。
 これはなかなか面白いですねえ、低酸の落ち着きが長野酒の王道からはちょっと外れている感じで、それが非常に個性的。
 この甘味自体は長野っぽさもあって、個人的に非常に好みの方向ですね、グイグイ飲んじゃいます。
 ルラック、是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.45/9.0

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2022年08月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

七冠馬 「The Seven -Fizzy-」

家飲み記録 七冠馬 「The Seven -Fizzy-」

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 島根県仁多郡奥出雲町、簸上清酒のお酒です。

 すみません、実はこのお酒を買った理由は、



 というネタがやりたかっただけということを、先に白状いたします…

 とはいえ、実は七冠馬自体はブログ未掲載ながら家飲み経験は有り、その時の印象はすこぶる良かったので、銘柄に対して不安は全然有りませんでした。
 スペックがいわゆるシュワシュワ系の低アル酒なのはちょっと気になるところですが、あまり先入観持たないようにしていただきます。


 上立ち香はオリっぽさと酸を感じるスッキリとした香りが仄かに。
 含むと、一体となった甘味旨味酸味メインの味わいがシュワシュワとした口当たりで入ってきて、最初から最後までスッキリと勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、意外にも正統派なお米の旨味を中心にしたもので甘さはそこそこ、オリの飲みごたえをガスと酸で軽くしている印象で、苦味も奥にあってとにかくスルスルと進んじゃいますね。
 後味は、まさに酸とガスが引き取る形でスッキリキレます。

 甘酸っぱ系シュワシュワ低アル酒として、お手本のような出来のスルスル酒でした。
 まさに狙った通りって感じのお酒ですね、日本酒離れしながら変に尖った部分なくまとめているのは流石の一言。
 裏を返せば、あまり個性的ではなく、飲み応えとしては物足りないと言えるでしょう、それも含めコンセプト通りかと。
 七冠馬、次は改めて通常ラインの生酒をいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:名酒センター(御茶ノ水)
お気に入り度:8.3/9.0

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2022年08月02日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

呉春 池田酒

家飲み記録 呉春 池田酒

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 大阪府池田市、呉春株式会社のお酒です。

 突然自分語りをすると、私は最初の家飲み経験で、所謂二回火入れ常温保存酒に苦手意識を持つと同時に、獺祭の風味に魅了された人間です。
 その後は自然な流れとして火入れアル添酒に距離を置いていたのですが、鶴の友との出会い当たりから風向きが変わってきて、今では結構積極的に、評価の高い普通酒を購入するようになっています。
 まあ今でもメインは生、とりわけ無濾過生原酒ではあるのですが、常温棚にレベルの高い普通酒があると安心感が違うんですよね、「そういうお酒」が飲みたいタイミングというのは確かに有るので。

 呉春もその流れでの購入です、同蔵は「正雪」で確固たる名声を築いた「山影純悦」杜氏が一時期酒造りに関わっていた蔵としても話題になったことがありましたね。
 今回いただくのはラインナップ中でも最もお値段の安いもので、何と一升瓶で税抜1,767円と、1ml1円を切ります。

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 上立ち香は最初は甘く、徐々に完全にニス的なケミカルな感じになる個性的な香りがそこそこに。
 含むと、程よい濃度の落ち着いた甘旨味が実に柔らかい口当たりで入ってきて、程よい苦渋味をあくまで奥の方に感じさせつつ、ゆるゆると胃の中に染み込んできます。
 味わいは、あくまで日本酒らしいお米の旨味が主役、ただ優しい甘味がしっかりありつつ、普通酒らしい、しかし柔らかいアルコールの辛さ、奥深い苦渋味と相まって、無限に飲めるバランスですねえ。
 後味は、辛さがしっかり仕事をする、極めて自然な引き上げ。

 落ち着きや自然なキレと、実に程よい程度の甘旨味をしっかり両立させた、ほぼほぼ完璧なバランスの日常酒でした。
 何か私はすっかり普通酒フリークになったように思えるかもしれませんが、世の中の普通の普通酒は昭和的な熟成香に負けてしまっているものが多いという印象がやっぱりあるので、そうでない普通酒は貴重だと思う次第。
 それはこの値段はヤバ過ぎるなあ…恐ろしい話ですよほんと。
 まさに鶴の友、北の勝を彷彿とさせる完成度だと思います、いやあ普通酒の世界も奥深い!
 呉春の実力をビンビンに感じてしまった一本でした、他のスペックも気になりますねえ。

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購入価格(税抜):1,767円/1,800ml
購入した酒屋さん:かがた屋酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年07月06日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山の壽 「フリークス2」

家飲み記録 山の壽 「フリークス2」

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 福岡県久留米市、山の壽酒造のお酒です。

 もうかなり前の話ですが、一時期「日本酒の新しい香り」として「4mmp」というのが話題になったことがありました。
 そちらはもともと白ワイン等で見られる香味成分だったのですが、それを日本酒でも出せるということで、目新しさも有り買った人も多かったようです。
 最近はそんなに聞かなくなりましたが、一部銘柄については引き続き4mmpを特徴とした商品を出しているようですね。

 この「フリークス」もそういう商品の一つです、「2」と銘打っているように、第二弾ということらしいので、恐らく評判は良かったのでしょう。
 アルコール度数が13度とかなり低いのもポイントですね、ワイン好きをターゲッティングしてそうな印象があります。

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 上立ち香は私の認識ではマスカット的な果実香が、確かに強めに。
 含むと、割と香りの印象通りの軽い感じの甘酸旨味がスルスルと入ってきて、そこそこの苦味も相まって最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にみずみずしい酸を纏ったマスカットを思わせる果実的なもので、やはり含み香の存在感を強く感じるのですが、ありがちなクドさは皆無ですね、あくまで自然に軽い印象。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を感じさせつつ、軽い印象のまま引き上げていきます。

 心地よい香りが最初から最後まで存在感を放つ、軽量個性派フレッシュ酸味酒でした。
 低アルコールも如何せん軽いのが私の好みの真逆を行ってしまうのですが、面白いお酒だと思います、まさに今の日本酒界に求めらている方向性なんじゃないでしょうか。
 後、4MMPと言われるこの香りは、他の日本酒でもたまに感じるように思えました、ただこれだけ純度濃度が高いのは確かに初めてですね、それがそのままこのお酒の売りにつながっているかと。
 山の壽のチャレンジング精神を感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2022年07月01日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

笑亀 直汲み 無濾過生原酒

家飲み記録 笑亀 直汲み 無濾過生原酒

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 長野県塩尻市、笑亀酒造のお酒です。

 前回の今錦同様、個人的には飲み残してきた長野酒の一つだったので、ようやくの家飲みとなります。
 こちらは大長野酒祭りでそれこそ何回も飲んだ覚えはあり、印象も十分良かったのですが…う~むいつのまにやら。
 ちなみに同酒造ではみそ麹を使用した、可愛い女の子ラベルが特徴の「くせものじゃ」シリーズというのも出しているのですが、そちらは火入れのみっぽいので、とりあえず今回はこちらをセレクトしました。

 スペックは特定名称の無い普通酒、アルコール度数20%と高いのが特徴ですね。
 製造年月からは、約1年8ヶ月経った生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香はあくまでほんのり熟感とケミカル感を纏った、どこか爽やかさもある果実香が控えめに。
 含むと、熟成由来の香ばしさを纏った、非常にインパクトの強い甘酸旨渋味がドドドと入ってきて、全体的に複雑な印象を与えつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、果実感のある紅茶的な、粉っぽさすら感じる超濃厚かつ複雑なもので、太い旨味を芯にしつつ、少々の甘味と力強い酸渋味が複雑さを演出しつつ、アルコール的辛さでしっかり引き締まります。
 後味は、メインに渋味の余韻を残しつつ、最後までダレずに引き上げます。

 とにもかくにも「パワー」を感じる、賑やかな味わいを纏った超濃厚旨味酒でした。
 これまた個性派だなあ…、例によって酒質の強さはビンビンに感じますね。
 甘さ控えめなのと、やはり上のクラスと比べるとバランス面で一歩引きますが、コスパ的には素晴らしいレベルでしょう。
 笑亀、次は是非別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.35/9.0

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2022年06月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 無ろ過氷点貯蔵 桃色にごりcustommade バニラアイストゴイッショニ

家飲み記録 たかちよ 無ろ過氷点貯蔵 桃色にごりcustommade バニラアイストゴイッショニ

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 新潟県南魚沼市、高千代酒造のお酒です。
 
 当ブログ殿堂入りのたかちよですが、今回はまたよくわからん商品が出てたので物珍しさに買ってみました。
 そもそも商品名からして凄いことになってますね、実際ラベルにそう書いてあるし…
 裏ラベルには、燗をつけてバニラアイスと一緒に飲むのが推奨とのこと。
 なお、酒屋さんの紹介ページとかをみると、アイスをつまみに飲むパターンと、アイスにかけて食べるパターン、どちらでも良いらしいです。

 例によってスペック情報は貧弱ですが、アルコール度数が11度とかなり低いのが特徴。
 色がついてますが、着色料を使っているわけでは無く、赤色酵母使用ということでしょう。
 ちょくちょく猫ちゃんが登場する可愛らしいラベルになっています。

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 冷酒だと単になんか薄くて甘酸っぱい感じの液体って感じかな~、あえて飲みたいとは思えない印象。

 指定通り燗をつけるとちょっと面白くなって、ホットレモネード的柔らかさが出てきます
 ただ味はレモン系ではなく、ちょっと名状しがたい甘酸っぱさなんですよね~
 ただやっぱり薄い…、アルコールの刺激や米の甘旨味が絶対的に足りないので、私が日本酒に求めるものが
 とはいえ、後味のスッキリさはなかなかなもので、日本酒として飲まなければそこそこ楽しめるかも。

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 そして真打ち、バニラアイスにかけてみると…
 おお確かになんか珍妙な面白さが出てきましたね。
 足りない甘さと味わいの存在感がアイスでちょうどカバーされて、正直独特な美味しさを感じられます。
 ただ当然燗酒なのでバニラがどんどん溶けます、どのくらいかけるか比率が難しいなあ。
 あと、ある意味アホみたいに飲みやすいので危険度が跳ね上がっている気も…

 うーん、これバランス的にバニラアイスメインでちょっとかけるぐらいが良いと思いますねえ。
 そうなると四合は多い…値段も結構しますし、これこそ2合とか200ml瓶で売るべきなのでは(もしかして居酒屋用?)
 たかちよの新しい挑戦に敬意を払いつつ、自分には合わないなあと思った一本でした。

購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:7.8/9.0

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2022年06月02日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

霧筑波 「初搾り」 うすにごり 本生

家飲み記録 霧筑波 「初搾り」 うすにごり 本生

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 茨城県つくば市、浦里酒造店のお酒です。

 霧筑波は7年前に飲んでいました、間が空いたのは取り扱い店の関係と、少なくとも甘旨系ではないので個人的に後回しになっていた感じですね。
 昨今、自分の好みが若干広がってきたこと、SNSで割と評判が良いことから久しぶりに買いたいと思っていたところ、初訪問の新松戸「ますよし酒店」さんで思いがけず出会ったのでセレクトした次第です。
 なお、同店は本当に厳選した銘柄を丁寧に売っている印象で、地元密着型の地酒屋という感じで非常に好印象でしたね、機会があれば覗いてみることをオススメ。
 
 スペック的にはアル添有、書いてませんが本醸造クラスかと思います。
 特筆すべきはそのお値段で四合で1,200円を切ります、限定生でこれは良心的ですね~

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 上立ち香はメロンやきゅうりを彷彿とさせる実に青くてスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、青さ苦味を強く感じつつも不思議なほどに嫌らしさのない旨味がスルスルとした口当たりで入ってきて、最後までその程よくキリリとした印象を保ったまま胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、大体香りの印象通りの、皮がガッツリ混じったメロン的な風味が中心、特筆すべきはそのクイクイ感ですね、苦味が実に良い仕事をして、オリ由来の飲みごたえが有りつつもいくらでも飲めそうな雰囲気。
 後味は、苦味が仕事をしつつも実に自然な引き上げで見事にキレます。

 単にスッキリというのを超越した異次元のキレと、飲み応えをしっかり両立させた、ハイレベルフレッシュ苦旨超コスパ酒でした。
 兎にも角にも苦味が良い意味で仕事をしているのが良いですね、香り系にありがちな浮いた感じが皆無で、飲み進め易さをしっかり支えている感じ。
 これはハマる人が居るのも納得ですね~、私のような甘口派のストライクからはどうしても外れますが、間違いなく素晴らしい完成度かと思います。
 霧筑波の個性とレベルの高さをビンビンに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,112円/720ml
購入した酒屋さん:ますよし酒店(新松戸)
お気に入り度:8.45/9.0

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2022年05月17日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊の司 髭 Vive

家飲み記録 菊の司 髭 Vive

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 岩手県盛岡市、菊の司酒造のお酒です。

 同蔵の別銘柄には「七福神」「平井六衛門」があります、後者は以前紹介しました。
 菊の司自体は未飲だったのでセレクトした感じです。
 気になるのはなんで「髭」なのかということころですが、限定品ということで蔵元ホームページには記載がなく、酒屋さんの商品紹介にもその点は記載が無かったので謎です。
 「Vive」はググるとヘッドマウントディスプレイばっかり出てきますが、「生き生きした、活気に富んだ」という意味が有るそうなので、多分そちら由来でしょうか。

 スペックもラベルを見ただけではほとんどわかりませんねえ、本当に謎が多いお酒です。


 上立ち香は酸、ハープ、ケミカルを感じる極めて個性的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりかなりケミカル的な癖の強い味わいがグググッと入ってきて、ケミカルな香りを振りまきつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、レモン的な酸味に、かなり薬っぽい印象のケミカル味が絡みついたもので、非常に強い個性と存在感がありますね、甘味や苦味は控えめなのも珍しい。
 後味は、酸メインで、スースーした感じを残してスッキリとキレます。

 ケミカルな風味と酸味とスースー感が極めて個性的な、日本酒生酒の新たな境地を示してくれるお酒でした。
 ここまで個性的だと、好き嫌いがハッキリ分かれるでしょうね、ハマる人も居るでしょう、そして私は苦手でした。
 ちなみに冷酒だとクセっぽさが際立ちますが、常温だと割と自然に飲めますねえ、この辺りも特殊なお酒だなあ。
 菊の司、次はまた別のスペックを頂いてみたいと思います。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:SAKE Street(浅草橋)
お気に入り度:8.2/9.0

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2022年04月25日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛鸞(ひらん) 神楽 生もと無調整生原酒

家飲み記録 飛鸞(ひらん) 神楽 生もと無調整生原酒

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 長崎県平戸市、森酒造場のお酒です。

 初飲み銘柄ですね、個人的印象では、名前を聞きだしたのはごく最近という印象です。
 なかなか読みにくい名前ですが、蔵元ホームページにはその由来について記載が有り、 「大航海時代、平戸は世界の重要な港でした。西の都フィランド、平戸、航海士たちは平戸をフィランドと呼び、さらに古い時代には平戸は飛鸞(ひらん)とよばれていました。」とのこと。
 はえ~って感じですねえ、ちなみに「鸞」はググると「中国の伝説の霊鳥」とのこと、なかなか奥深い銘柄名だと思います。

 産土同様こちらもラベルに特定名称の記載が無いあたり、スペックを売りにするブランドでは無いのでしょう。
 生もと造りで14度の低アル原酒というのは特徴的ですね、まあ最近の流行りでもあるかと。
 無調整というのはたかちよと同じなら「≒無濾過」という意味だったような…(自信無し)

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 上立ち香はフレッシュかつオリの雰囲気を纏った果実香が控えめに。
 含むと、実に爽やかな印象の、強めの酸味を纏った旨味がスルスルとした口当たりで入ってきて、雑味を感じさせないまま最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしくて酸っぱい感じの果実の味わいが中心で、甘味は控えめ、オリの旨味はしっかり有って、かつ苦味が皆無なので、食事の有無に係わらずグイグイ飲めちゃいますね。
 後味は、酸味メインで、実に自然かつスッキリとキレてくれます。

 低アル原酒として実に典型的かつお手本的なまとまりを感じさせる、酸味メインの雑味無しスルスル酒でした。
 昨今の一つの潮流である低アル原酒の中でも、これだけクセを抑えられているのは見事の一言ですね。
 月並みかつ若干失礼かもしれませんが、新政好きな方に是非一度飲んでみてほしいですね、蔵の場所も近い光栄菊に近い立ち位置かと…
 (そして、自分はやっぱり16度ぐらいの無濾過生原酒がやっぱり好きなんだと思ったりします、どうにも物足りなさが否めない…)
 飛鸞、他のスペックも飲んでみたいと思わせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:SAKE Street(浅草橋)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年04月22日 長崎の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

産土 2021 山田錦 生酒

家飲み記録 産土 2021 山田錦 生酒

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 熊本県玉名郡和水町、花の香酒造のお酒です。

 同蔵の別銘柄の「花の香」は何度かいただいており、実にモダンで程よいまとまりに仕上げてくる印象がありました。
 今回いただく「産土」は今期からスタートの新ブランドのようですね、ググるとブランドのyoutubeチャンネルが出てくるのが流石というか、実に今風。
 個人的な印象として、早速TwittrなどのSNSで、絶賛と言っても過言ではないぐらいの評価を受けているお酒かと思います、スタートダッシュ大成功って感じですね。

 関連ホームページでは、あまりスペック面で長々と話さず、「土着」というコンセプトをイメージで伝えてきている印象。
 逆に言うとよくわからんとも言えますね、地酒なんてある意味どれも土着ですし、地元産米利用も珍しくないですし。
 スペック的なポイントは何といっても13度という低アルコール酒であるということかと。

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 上立ち香はぶどう的な甘い感じの果実香がそこそこに。
 含むと、実に濃厚な果実的甘酸旨味が若干のガス感を伴いつつシュワっとした口当たりで入ってきて、甘さに深みを持たせつつ 雑味を一切感じさせないまま、息の長い感じで口中に広がり染み込んできます。
 味わいは、濃縮したマスカットのようなフレッシュな甘酸味を軸にしつつ、オリの旨味・落ち着いた渋味が絶妙にバランスを取るもので、低アルの薄さ・生酒の苦味をほぼ感じさせないのが見事の一言。
 後味は、魔法のように濃厚さを引き取ってキレます。

 低アルらしい飲み進めやすさと、らしくない味わいの奥深さを見事に両立した、超バランスの芳醇甘酸スルスル酒でした。
 う~む凄い完成度だ…、ブランド立ち上げ初っ端からこの味というのは、余程周到な準備があったことを伺わせます。
 「どれだけラベルやストーリーを飾っても、やっぱり日本酒は旨くてなんぼ」と常々思っている私も、これには脱帽せざるを得ませんね。
 ただやはり、若干の薄さ軽さはあるかもなあ、この辺りはもう低アルコールなんだから当たり前ですし、むしろそれがウリでもあるでしょうが、裏を返せば物足りない感じではあります。
 産土、人気を裏付ける実力をビンビンに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,791円/720ml
購入した酒屋さん:かがた屋酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年04月19日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

桃の里 にごり酒 生酒 02BY 

家飲み記録 桃の里 にごり酒 生酒 02BY 

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 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 桃の里ににごり酒です、以前日本酒感想日誌さんでも紹介されていましたね(こちらは一年遅れ…)
 桃の里の季節もの生酒の一つで、醸造アルコール、糖類添加ありの、バリバリの普通酒です。
 1,000円というお値段、穴開き栓がポイントですね。

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 上立ち香は濃厚でお米的な、甘酒っぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚で粘度を感じさせるような甘味がグワッと強烈に入ってきて、これまた強目の苦味やアルコール感とせめぎ合いつつ、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは桃の里新酒特有のフレッシュな洋梨orキウイ的な甘味を軸としつつも、やはり水飴的な甘ったるさがある感じ、ただ苦味とアルコール感とうまいことバランスと取っていますね。
 後味は、濃厚さが嘘のように自然に引き上げていきます。

 強烈な甘ったるさをこれまた強烈なアルコール感で引き取る、低価格普通酒にごりとしてある意味でお手本的なバランスのお酒でした。
 いやあ、甘口酒をバカスカ飲んでいる私だからこそ言いますが、少なくと桃の里については、糖類添加の甘味はちょっとクドいですねえ、元々の甘味が素敵なのでよりそう感じてしまいます。
 ただまあ、アル添のおかげか不思議なほどにキレは良くて、コスパは抜群だとも思います、やっぱり凄い銘柄かと…
 桃の里のまた違った一面を見せてくれたお酒でした。

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購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年02月23日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊正宗 「絹白」 純米 にごり酒

家飲み記録 菊正宗 「絹白」 純米 にごり酒

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 兵庫県神戸市、菊正宗酒造のお酒です。

 泣く子も黙る有名銘柄ですね、当ブログでは以前同蔵の限定銘柄「百黙」を紹介していますが、菊正宗自体はなんと初めての登場です。
 実はこのお酒は地元のビックカメラで見かけたものだったりします、最近「ビック酒販」なる名前でかなり力を入れて取り扱っているようですね。
 容赦なく値引きされているところにお店の「らしさ」を感じますが、何気に冷蔵保存だったのが個人的にはポイントだったりします。

 特徴その①はアルコール度10%というところでしょう、かなりの低アルコールにごりとなっています。
 特徴その②はそのお値段、値引きされていることもあり最安クラスの普通酒並になってます(流石にパック酒よりは高いですが…)。
 特徴その③は意外なことにアル添だけで糖類、酸味類等の添加がないことでしょう。

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 上立ち香はヨーグルトやお米の雰囲気を感じる甘い香りが割と強めに。
 含むと、かなり濃厚な甘旨味が乳酸の風味をまといつつ実になめらかな口当たりで入ってきて、そのままキツさを感じさせずにスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象通りの、飲むヨーグルト的な甘酸味にオリの米感が伴うもので、見事にアルコールや苦味の刺激を徹底していますね、
 後味は、その柔らかい印象を最後まで残したまま、自然に引き上げていきます。

 飲むヨーグルト的な濃い存在感と柔らかさが特徴的な、極めて飲み進めやすい超絶コスパ芳醇甘旨酸味酒でした。
 個人的には大関にごりは薄い印象が強かったのですが、こちらは低アル特有な物足りなさはあるものの、味わいは濃厚で何よりしっかり甘いのがぼく満足。
 いやあこれは掘り出し物でしたね、こうなると他の大手にごりざけも気になってきてしまうなあ、五郎八とか白川郷とか、一回は飲んでみるべきかな。
 菊正宗の安定感、凄みを感じた一本でした。

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購入価格(税抜):567円/500ml
購入した酒屋さん:ビックカメラ
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年02月09日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

東力士 ニゴリ 活性生原酒 

家飲み記録 東力士 ニゴリ 活性生原酒 

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 栃木県那須烏山市、島崎酒造のお酒です。

 これはもうラベルのインパクトが全てですねえ、ニ「ゴリ」、ということでゴリララベル。
 オリが非常に濃くて、透明ボトルが見た目真っ白になっていることも含め、通販写真ですら相当なオーラを発しています。
 東力士は極一滴雫酒というシリーズもありますが、冷静に考えるとこちらもなかなかなネーミングですし、その辺りに蔵元の好みが透けて見える気がしますね。
 
 特定名称無しの普通酒、アルコール添加ありで度数19~20度と、スペック的にもパワーを感じます。
 お値段は1,200円と良心的な所もポイント。

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 注ぐとトロトロというかドロドロなレベルの濃度ですね。

 上立ち香はまさにオリ由来って感じのお米的な香りが仄かに。
含むと、やはりガッツリお米的な旨味が強めのシュワシュワ感と、トロトロかつ若干粉っぽさを感じさせる口当たりで入ってきて、アルコール的辛さでガッツリ引き締められつつ、力強く胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米クリームといった印象の超濃厚かつ甘味と旨味を感じさせるもので、ほぼどぶろく的な印象ですね、それとほんのりとした苦味や高アルコール度数ならではの力強さがいい感じでバランスを取るのが素敵。
 後味は、流石にオリ自体を若干残しつつも、味自体は実に力強くキレます。

 どぶろくに近いレベルの超濃厚なオリが実にクリーミーながら、全体としてはキリリとした印象の個性派旨味酒でした。
 これは面白いですね~、甘味は控えめながら、口当たりの滑らかさ、旨味の濃厚さと、高アルコールならではの飲みごたえの共存振りが実にインパクト高し。
 まあ確かにゴリラのイメージに合うかもなあ…、そういう意味では商品デザインとして非常にグッドセンスなのかも…
 東力士の、いろいろな意味での実力を感じさせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年02月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

阿武の鶴 「Orizuru」 おりがらみ生 03BY

家飲み記録 阿武の鶴 「Orizuru」 おりがらみ生 03BY

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 山口県阿武郡阿武町、阿武の鶴酒造のお酒です。

 こちらは昨年に同スペックをいただいております、銘柄解説等はそちらの記事をご参照ください。
 実は前回いただいたときに、若干の甘ダレ的生熟感があって、強く勿体無さを感じてしまったので、今回はリベンジ的に新酒の時期に購入した次第です。

 本当、この時期は飲むお酒の優先順位を決めるのが難しいんですよね…
 新規開拓、お気に入りリピート、気に入った銘柄の別スペック、そして今回みたいなリベンジを合せると、肝臓も財力も冷蔵庫スペースも全然足りないのが辛いところです。

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 上立ち香は甘くフレッシュなパイン的果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がほんのりとした苦味を伴いつつ、極めて力強い口当たりで入ってきて、そのままの印象を保ったままじわりじわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、パインや桃を彷彿とさせるドフルーティーなもので、オリのブーストを受けた強力な甘味・酸味・苦味が絶妙なバランスを演出してくれますね、濃厚さが嘘のように進みます。
 後味は、苦味が必要十分な存在感を発揮して、しっかりキレます。

 芳醇甘口系新酒おりがらみ酒として、まさに期待通りの魅力が有る、インパクトとバランスを兼ね備えたお酒でした。
 う~ん私好み!「いやあ最近の新酒はどこも旨いなあ…」みたいに和んでいた私に、「本当に好きなのはこれだろ!」と叩きつけられた気分ですね。
 パイン的なトロピカル感があるので、あえて誤解を恐れずいうと花陽浴に近いバランスのように思えます、それも甘味主体の時の。
 まあこれなら、前回の甘ダレ感は納得ですねえ、あまり長期間は持たない酒質かと…、購入即開け推奨。
 阿武の鶴、今後色々なスペックを飲んでいきたいと思わせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年01月24日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

九頭龍 垂れ口 うすにごり生酒

家飲み記録 九頭龍 垂れ口 うすにごり生酒

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 福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造のお酒です。

 昨年までは「黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒」という名前で出ていたお酒ですね。
 黒龍の新酒としては定番で、ハッキリとファンもついていたお酒だと思うのですが、あえての名称変更のようです。
 理由は公式ホームページにも明記ないので謎ですが、個人的には「純米吟醸垂れ口との違いを分かりやすくするため」及び「黒龍としては異端な味わいなのでブランド整理のため」の二つの理由からではないかと想像します。

 実際、他の黒龍(貴醸酒除く)と比べるとは一線を画した味わいなので、あまり詳しくないお客目線からはわかりやすくなったのかも…。
 九頭龍は元々お燗向けブランドだったかと思いますが、最近は「自由」がコンセプトになってるっぽいですね、ブランディングは難しいなあ。

 あと、「本醸造」表記もなくなっているようですが、こちらも理由は不明です。

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 上立ち香は青く甘い、フレッシュ青りんごやメロン的果実香が気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュかつ超濃厚な甘旨味が若干トロミを感じさせる口当たりで入ってきて、しかしアルコール感の下支えで不思議なほどにダレないままゆっくりと口中に染み込んできます。
 味わいはもう露骨にメロン的な青く甘い風味が、オリの濃度ブーストも相まって凄い存在感を見せてくれます、高アルコール的なインパクトや苦味もありつつ、辛さがまとめ役しっかりこなす見事なバランス。
 後味は、超高濃度が嘘のように、辛さが引き取って見事にキレます。

 極めて濃厚かつフレッシュな甘旨味を、アル添らしい辛さがガッツリ引き締める、明快コンセプトかつ繊細なバランス酒でした。
 いやあこれはまさに昨年までの黒龍垂れ口(本醸造)ですね、看板付け替えただけなので、今までのファンなら迷わず購入して問題無し!
 それにしても、フレッシュ甘旨路線でこの安定感は見事の一言ですねえ、大手地酒蔵としての面目躍如と言えるでしょう。
 九頭龍、黒龍と変わらぬ実力をビンビンに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年12月29日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

赤武 AKABU F NEWBORN

家飲み記録 赤武 AKABU F NEWBORN

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 岩手県盛岡市、赤部酒造のお酒です。

 当ブログは私の怠慢により、実飲タイミングと掲載期間が離れすぎてしまったので、ここらで最近飲んだ新酒のうち、要注目のお酒を優先紹介していこうと思います。
 まずはこちら、最近人気の赤武の中でもSNS上でやけに評価が高い印象が有ったのでセレクトしました。
 ただ、私が知る限り買えるのが一升瓶ばっかりなんですよね…、今回思い切ったわけですがなかなかハードルが高い。

 スペックはアル添あり、精米歩合60度なんで本醸造相当でしょうか。
 ただ特にその表記もないので普通酒になるでしょう(自分で言っててわかりにくいなあ…このルール)

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 上立ち香は意外に抑えられた感じの、ほんのり甘いラムネ的香りが仄かに。
 含むと、スッキリフレッシュながらしっかり甘味のある味わいが、実に軽く自然な口当たりで入ってきて、最後までバランスを保ったままスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、リンゴ的な甘味とライム的な爽やかさがあるような、さらにアルコール感は辛さというより軽さをブーストして、とにかくクイクイ行ってしまう印象がありますね、雑味が皆無なのも見事。
 後味は、浮いたアルコール感を全く感じさせず、しかしアル添らしくスッパリとキレます。

 フルーツ系フレッシュアル添の新世代晩酌酒として最強クラスに感じられる、甘旨キレ良し高コスパスッキリ酒でした。
 このお酒の凄い部分は、多くの人にとってのマイナス要素を丁寧に除いているところでしょうね、苦味は雰囲気だけ感じさせる程度でアルコール感もキツくない。
 誤解を恐れずにあえて言うなら、十四代本丸角新に相当近づくレベルのお酒であろうと思います、むしろ入手性考慮したら晩酌酒としては完勝でしょう。
 赤武の実力を、想像以上に強く思い知らせてくれたお酒でした。

 ただ一つだけ言いたいのは、別に開栓後伸びるタイプではないとおもうので、大人しく四合瓶メインで売った方が良いんじゃないかな…(ボソ)
 まあ一升飲みきるまでそんなにダレなかったのは見事ですが、要冷蔵ですし…

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購入価格(税抜):2,400円/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年12月27日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天領盃 「THE REBIATH TIME-MACHINE OUROBOROS(ウロボロス)」 生酒

家飲み記録 天領盃 「THE REBIATH TIME-MACHINE OUROBOROS(ウロボロス)」 生酒

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 新潟県佐渡市のお酒です、同蔵のお酒の紹介は4本目。

 同蔵のお酒としては前回「朱鷺浪漫」をいただいています、それにも「THE REBIRTH Time-Machine」表記がありましたね。
 同シリーズの詳細はラベル等に記載が無いのでわかりませんでしたが、「天領盃」「雅楽代」とは違ったコンセプトのお酒であることは間違いないようです。
 今回のお酒は、もろみに熟成酒を加えているということです、水の代わりにお酒を使うのはいわゆる貴醸酒とか再仕込みと言われるものですね。
 特に熟成酒を使うものとしては以前に飲んだ「風の森 ALPHA TYPE5」を個人的には思い出します。

 アルコール度数は15度と低めですね。
 日本酒度等は気になるところですが不明、火入れ版もあるらしいのですが、当然生酒をセレクト。

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 上立ち香はハッキリ甘く、若干酸混じりのスッキリとした果実香がかなり強めに。
 含むと、貴醸酒らしい超濃厚な甘旨味がトロリとした口当たりで入ってきて、少々の酸味と奥の方に熟感を感じさせて複雑な印象をあたえつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、熟した洋梨やラムレーズン的な風味を纏った、超絶濃厚な甘味が厳然たる主役、酸は脇役ながら若干の爽やかさを添え、ほんのりとした苦渋味もあって複雑な印象ですね。
 後味は、流石に甘味を口中に若干残しつつも、ダレた感じはしない引き上げ。

 これぞ貴醸酒といった趣の超濃厚な甘味に、熟感や複雑味、そして少々の酸味が絡み合って力強くバランスを取るお酒でした。
 やはり最初に飲むのは厳しいお酒ですね、濃厚甘口過ぎて次のお酒が水のように感じられてしまいます。
 この風味はやっぱり風の森 ALPHA TYPE5を思い出しますねえ、蔵元同士も関わり合いあるらしいですし、やはりお手本にしたところはあるんじゃないでしょうか。
 天領盃、やっぱり実力と個性を兼ね備えた銘柄だと思いますね、今後も要注目!

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名称:天領盃 「THE REBIATH TIME-MACHINE OUROBOROS(ウロボロス)」 生酒
蔵元情報:天領盃酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年08月17日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

志太泉 山田錦ふねしぼり 生原酒

家飲み記録 志太泉 山田錦ふねしぼり 生原酒

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 静岡県藤枝市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 静岡の実力派銘柄志太泉です、以前には同蔵のラヂオ正宗というなかなか珍しいお酒を頂いたことがありますね。
 今回いただくのは醸造アルコール添加あり、かつ本醸造等の記載もないいわゆる「普通酒」になります。
 ただ、一般的にいう普通酒といえば酒屋やスーパーの常温棚に並んでいる経済酒という印象ですが、こちらは地酒屋さんから取り寄せた生原酒なのでなかなか同一線上には語れない逸品かと。
 最近この「普通酒の生原酒」がマイブームなので、今回セレクトした次第です。

 スペックは精米歩合の記載は無いものの、100%山田錦使用。
 そしてお値段は税抜千円ちょっとと、まさに普通酒らしく非常にお手頃になっております。

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上立ち香はほんのりケミカル感をまとった、スッキリとしたサイダー的香りがそこそこに。
含むと、アルコール由来のほのかな甘味を伴った非常にインパクトの強い旨渋味がグワワっと入ってきて、これまたアルコールの辛さでガッツリと引き締められながら、胃の中に流れ込んできます。
味わいは、メロンかバナナ的な雰囲気は有るものの、甘味はあくまで脇役で、強いアルコール感による蒸留酒的な引き締まりが特徴的ですね、まさにガツンとくる感じ。
後味は、そのアルコールのピリピリ感を口中に残しつつガッツリキレます。

 しぼりたて普通酒として直球勝負の、インパクト強い旨味をアルコールの辛さがガッツリ引き締める、芳醇フレッシュ辛口酒でした。
 いやあやっぱり普通酒生原酒って自然とこっちの方向性に行くのかなあ、まあそれ自体には納得感があります。
 旨味をガッチリ出しつつ、アルコールの強さとバランスを取るとというのはわかりやすいですからね、ただこうなると純吟の甘味が恋しくなるのは私の業…
 志太泉、次はまた別のスペックをいただきたいと思います。

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名称:志太泉 山田錦ふねしぼり 生原酒
蔵元情報:株式会社志太泉酒造
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2021年08月10日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%

家飲み記録 大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%

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 秋田県横手市のお酒です、当ブログでは初登場ですね。
 
 こちらを醸す蔵の別銘柄には「天花」があります、最近出てきた県外向けブランドなので秋田以外ではそちらの方が有名でしょうね。
 個人的な経験としてはかの秋田旬吟醸 2020をいただいた会で、30本の中の一本として飲んだことがあります、確か印象はかなり良かったような…(おぼろげ)
 今回いただくのは、まあ大体お名前通りの企画ものですね、購入したうえも商店さんが商品紹介で激推ししていたのでセレクトしました。
 
 ラベルにはガッツリとアピール文章の記載があります、いやあこのくらい書いていと思いますねえ。
 特に嬉しいのはやはりシリアルナンバーと、日付まである製造年月でしょう、流石企画のなんたるかをわかってらっしゃる。
 (ただ、実は諸事情で開栓は5月だったりします…)

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 上立ち香はフレッシュかつ甘く濃厚な林檎系の果実香がそこそこに。
 含むと、まさに芳醇フレッシュな甘味が少々の酸味を伴いつつトロっとした口当たりで入ってきて、あくまで裏方に苦味を感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに甘めのりんごジュースといった趣の、超濃厚な果実的甘味が厳然たる主役、酸味は脇役ながらしっかりとダレを防ぐ下支えをして、そこそこの苦味も含め、芳醇フルーティー酒としてお手本のようなまとまり。
 後味は、酸と苦味が必要十分な仕事をして、スッキリとキレます。

 まさに企画コンセプト通り、甘旨フレッシュフルーティー酒の魅力を、どストレートに叩き込んでくれるお酒でした。
 いやあまさに「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなるお酒ですねえ、奇を衒わずして印象を残してくれます。
 いわゆる日本酒の王道からは外れるのかもしれませんが、私はやっぱりこっち系が大好きですねえ。
 なんというか、そういう自分の初心を思い出させてくれる完成度でした。
 大納川の実力を感じた一本でした、次は天花もいただいてみたいですね。

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名称:大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%
蔵元情報:株式会社大納川
購入価格(税抜):1,590円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年07月14日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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