里の花 吟醸 無濾過生原酒 中取り 25BY

本日の家飲み 里の花 吟醸 無濾過生原酒 中取り 25BY

20161212101528234.jpg
 (なぜか今回写真撮り忘れ多し…)

 和歌山県有田郡有田川町のお酒です。
 銘柄的には初飲みですが、同蔵のお酒は経験あり(詳しくは後述)。

 こちらを醸す「高垣酒造」は、当ブログでも紹介したことのある「龍神丸」を醸している蔵元です。
 同蔵は「もやしもん」登場で脚光を浴びた直後、8代目杜氏の高垣淳一氏が若くして急逝、その後奥様である任世様が蔵入りして酒造りを継ぐという、まさに激動の数年を経験されています。
 単なる一酒飲みとしては「大変な苦労の中、よくぞ酒造りを続けてくれました…」という想いが強いですね。
 だからというわけではないのですが、今回同蔵のお酒を三本ほどまとめ買いしましたので、続けて紹介したいと思います。

 今回いただくのは、恐らく地元銘柄だと思われる「里の花」の吟醸酒で、約3年の生熟成を経たものになります。
 私にしては珍しくアル添吟醸を買ってみました、どこかで「アル添のお酒は熟成するとアルコールが浮きがちであまりよろしくない」みたいな意見を見たことがあるので、その確認も兼ねております。
 ちなみに同蔵の生熟酒としては前杜氏作の「喜楽里」というお酒を外飲みして、良い意味で衝撃を受けたのも記憶残っていますね。
 (しかし、この蔵も銘柄名が多いんですよね…、使い分けも良く分からないし、正直混乱します。「紀ノ酒」なんてサケコンペで受賞もしてるのに、蔵と結びつけられる人がどれだけいるやら… ブランド的にとても勿体無いと思うなあ。)
 

 上立ち香は意外にもそこそこ熟感があるくらいの香りが仄かに。
 含むと、やはり熟しきった感じの複雑な甘旨味が、唾液腺を刺激する酸味とともにドドドと入ってきて、最後まで濃度を保ちつつ染みこんできます。
 味わいはまさに完熟果実(干しレーズン的?)の旨味が真ん中にあり、そこに強めの酸味と、落ち着いた甘味、ほんのりとした苦味が絡みつくことで、奥深い世界を形作っています。
 後味は若干の苦味を口中に残しつつも、酸味と相まってしっかりとキレます。

 生熟成の複雑な味わいの魅力を、じっくりと伝えてくれる芳醇旨酒でした。
 やっぱりこちらの蔵のお酒は熟成に向く酒質なんでしょうね、龍神丸以外でもそれは変わらないようです。
 アル添熟成ではありますが、アルコールが浮いている感じはそんなにはしなかったですね、むしろ基本純米派の私でも全然違和感無くいただくことができました。
 次回は同蔵の龍神丸をご紹介する予定です。

20161212101536776.jpg  20161212101544246.jpg

名称:里の花 吟醸 無濾過生原酒 中取り 25BY
精米歩合:不明(メモ忘れ)
使用米:不明
アルコール度:不明(メモ忘れ)
日本酒度:不明
蔵元情報:高垣酒造株式会社
購入価格(税抜):セット販売/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 里の花 吟醸

2017年01月08日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

射美 吟醸酒 袋吊無濾過生貯蔵 25BY

本日の家飲み 射美 吟醸酒 袋吊無濾過生貯蔵 25BY

1413854438736.jpg  1413854450973.jpg

 岐阜県揖斐郡大野町のお酒です。
 私のマイ殿堂入り銘柄の一つ。

 実はこのお酒、今年の夏に飲んでいたのですが、ラベルの写真なくしたりと個人的トラブルで公開が遅れました…。
 情報が古いのと裏ラベルの写真が見にくいのをご了承ください。

 で、実はこのお酒その裏ラベルに聞き捨てならないことが書いてあります。
 そのまま引用すると「従来の射美とは違った夏にあった味をイメージしました、が、上手くいきませんでした。すいません。」とのこと。
 いやあ、ここまではっきり失敗作って書いてしまうのはある意味凄いですね。
 いかがなものかとも思いますが、まあ巨匠陶芸家のごとく気に入らないから捨てるわけにもいかないでしょうし、よく考えるとなかなか潔いというべきか。

 これだけ書いていても、今の「射美」ブランドなら売れるでしょう、私も逆に味わいが気になって買ってしまいました。
 当ブログには珍しくアル添の吟醸酒です。

1413854470268.jpg

 上立ち香はいつもの射美らしい独特の米の甘さを感じる香りですが、気持ちアルコール強めな感じで、そこそこに。
 含むと、射美好きからすると「ん?」と思うようなクセのある甘旨味が、アルコール感と拮抗しつつ突き刺さってきます。
 旨味は、いつもの上品な甘味を薬臭いクセとアルコールが苛め倒す感じ。
 といいつつ、甘味はやはり魅力的だし、アルコールによるスッキリ感もなかなか。
 後味はアル添らしく、キツくキレます。

 射美らしい甘味が、夏酒指向によって苛められてしまったような印象のお酒でした。
 なんというか、初期の射美のようなこなれていない薬臭さのようなクセが強かったです。
 しかし、目指す方向性は凄くわかるんですよね…、アルコールっぽいキレとか。
 来年の射美のこのスペックに、強く期待をかけたいと思います(買えればですけど…)

1419234879180.jpg

名称:射美 吟醸酒 袋吊無濾過生貯蔵 25BY
精米歩合:50%
酒米:揖斐の誉「S7」
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:杉原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,425円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 射美 吟醸

2015年01月10日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代の亀 「Cool Night hours」 槽無垢吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 千代の亀 「Cool Night hours」 槽無垢吟醸 無濾過生原酒

fc2_2014-05-24_21-53-44-665.jpg  fc2_2014-05-24_21-54-11-860.jpg

 愛媛県喜多郡内子町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め確か初めて。

 このお酒は用事があって行った西武池袋本店でやっていた試飲販売会にて、試飲の上購入しました。
 東京の百貨店の試飲販売には、意外に実力派小規模蔵が来ていたりしてなかなか面白いのです。
 少し貧乏くさい話ですが、高価格帯のお酒は試飲だけでもお得感がありますし…。

 こちらは試飲会限定ラベル(同スペックの通常銘柄もあるらしい)とのことで、黒猫が可愛らしい感じの雰囲気ですね。
 スペック的には、個人的には珍しくアル添ありの吟醸クラスです。
 今回何種類かを飲み比べて決めたのですが、夏酒のわりにしっかりとした味わいが印象的でした。
 まあやはり一杯だけでは何とも言えないので、じっくりと腰を据えていただきます。

fc2_2014-05-24_21-53-22-479.jpg fc2_2014-07-02_01-38-49-328.jpg

 上立ち香は清涼感のある、クセのないセメダイン系の香りが強めに。
 含むと、キリッとした鋭角的な旨味が強烈に入ってきて、強めのアルコール感とともにジリジリと広がります。
 旨味自体は濃厚でしっかりとした甘さもあり、それでいて雑味も少ないまとまりを感じさせるもの。
 後味は、しっかりとアルコールの辛さでキレます。

 夏酒の概念を覆すような、濃厚な旨味を力強いアルコールのキレで引き上げる、キリリとしたお酒でした。
 旨味はむしろ上品なほどに綺麗なのですが、とにかくアル添原酒らしい、ある種のキツさがあるお酒だと思います。
 ただ私、これなら嫌いじゃないですね、本醸造クラスよりは上品さがありますし、加水で旨味が薄まった感じの夏酒より断然好みです。
 純米派ではありますが、こういうアルコールの使い方ならありかもと思いました。
 千代の亀、ウォッチング対象に加えたいと思います。

fc2_2014-07-02_01-38-29-563.jpg

(追記)アップしてから気づいたのですが、実は千代の亀は初飲みではなく半年前にひやおろしを頂いたばかりでした(汗)
 しかも試飲販売で購入しているのも同じですし…、う~ん飲み過ぎで若年性健忘症になってしまったのかしら。
 自戒のために今回の記事は書き直さないでおきます…。
 でも、試飲販売で同じ銘柄をセレクトするあたり、脳よりも舌が覚えていたのかも。

名称:千代の亀 「Cool Night hours」 槽無垢吟醸 無濾過生原酒
製法情報:生原酒
精米歩合:55%
酒米:松山三井
アルコール度:18%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:千代の亀酒造株式会社(愛媛県喜多郡内子町)
製造年月:2014/4(25BY)
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.0/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 千代の亀 吟醸

2014年07月03日 愛媛の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |