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勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

家飲み記録 勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

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 長野県佐久市のお酒です。
 この銘柄は初飲みですが、同蔵の「明鏡止水」は以前一度ご紹介しています。


 私としては珍しく「火入れ熟成酒」というカテゴリーに入るようなお酒をセレクトしてみました。
 いわば甘口無濾過生原酒派の自分の好みからは外れる系ではあるのですが、たまにはあえてそういう方向に行くのも良いと思うわけです。
 今の日本酒の一番面白いところは「多様性」だと思うんですよね、甘口も辛口も、純米もアル添も、正統派もイロモノも、色々飲み散らかして行くのが楽しい!
 ただ、冒険するときは、冷蔵庫に1、2本自分にとっての鉄板銘柄を確保しておくのが、精神衛生上よろしいということは申し添えておきます…

 閑話休題、スペックは約3年熟成の火入れ、しかも精米歩合が麹米45%、掛米49%とかなり高精白なのが目を引きますね。
 何となく熟成向けとなると低精白というイメージがあるので、あえて削るとどうなるかというのは興味深いです。


 冷やしすぎるとなんとなく渋い感じでやっぱり勿体無いですね。
 飲んだのは2月だったということもあり、今回は最初から燗(レンジですが…)でいきます。

 上立ち香は燗酒らしいアルコール的な香り。
 含むと、落ち着いて柔らかい甘酸旨味がゆっくりと入ってきて、酸の引き締まりとほんの少々の熟感の奥深さが優しく寄り添いつつ、じわりじわりと染み入ってきます。
 味わいは、酸味がありながらも実に丸みを帯びた旨味が真ん中にありますね、甘味は燗ブーストでしっかりありながら、苦味が皆無なのは一つのポイントでしょう、渋味はほんのりあるかな。
 後味は完璧なデクレシェンド的、上品な引き上げを魅せてくれます。

 燗酒向けながらも全体的には非常にモダンな印象がある、独自路線の熟成純米大吟醸でした。
 ある意味玄人向けなお酒ですね~、私の様な甘口生酒偏重派にはまだ早いかなあ(悪い意味じゃなく)、多分舌が肥えた人ほどこのお酒の価値がわかるんじゃないかしら。
 やっぱり低精白のお酒の燗とは明らかに違うんですよ、落ち着いた旨味と雑味の少なさは明らかに独自の魅力を放っていますね。
 勢起、コンセプトのハッキリしたお酒でした、明鏡止水と共に記憶に留めておきたいと思います。

 ちなみに、個人的には熱燗ぐらいまで一気に上げちゃって、そこから少しずつ冷めてくる変化を楽しむ飲み方が良かったです。
 このお酒の場合どの温度帯でもそれぞれの魅力を発揮してくれると思います。

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名称:勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY
蔵元情報:大澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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