杣の天狗 純米吟醸 木槽天秤しぼり生原酒

本日の家飲み 杣の天狗(そまのてんぐ) 純米吟醸 木槽天秤しぼり生原酒

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 滋賀県高島市のお酒です。
 同名称のお酒をいただくのは初めて、ただ「同蔵のお酒の紹介は2回目ですね。

 このお酒を醸す上原酒造は、以前に紹介した「不老泉」を醸す蔵です、ラベルにも小さくロゴがありますね。
 不老泉は基本的に山廃仕込みで、かなり熟成させてから出荷することが多い銘柄ですが、この杣の天狗は速醸かつ絞ってからあまり間をおかずに店頭に並ぶことが大きな特徴のようです。
 これのように、いつもの蔵の基本ラインからズレるお酒のブランディングって難しいでしょうね…、「いつもと味が違う!」みたいなクレームって結構ありそうですし。
 
 というわけで、スペックとしては山田錦を59まで磨いた生原酒ということで、私が基本的に好むラインになっています。
 不老泉同様、「木槽天秤しぼり」という機械によらない絞り方を採っていることも大きな特徴。
 ちなみに、「杣」とはwikipediaによると「古代・中世の日本で国家・権門が所有した山林のこと。」という意味だそうです。(他にも意味があるので、興味があればリンク先をご確認ください)

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 注ぐとかなり濁っていますね、しかも黄色がかっていて、なんとも通好みな趣があります。

 上立ち香はセメダイン的なスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、酸を強めに感じる個性的な旨味がググっと入ってきて、オリの柔らかな苦味と絡み合いつつ、最後まで濃度を保ちながらじわじわと染みこんできます。
 味わいはグレープフルーツっぽい柑橘系果実的苦酸が強めなのですが、旨味が兎に角濃厚、かつ最初の口当たりが柔らかくかつ雑味を感じさせないため、全体の印象としてしっかりとまとまりがあります。
 後味はその苦酸をほんのりと残しつつ、力強くキレます。

 旨酸が極めて濃厚で個性的な味わいの世界を、たっぷりなボリューム感かつ高純度で楽しませてくれるお酒でした。
 この雑味の無さ、柔らかさに天秤搾りの真価をストレートに感じる気がします。
 熱狂的な(人が多い気がする)不老泉ファンには怒られるかもしれませんが、私はやっぱりこっち路線の方が好きですね。
 ただ、肩ラベルには「発泡性があります」という記載がありましたが、私はあまりガスは感じませんでした。
 杣の天狗、不老泉とともに引き続き注目していきたいと思います。

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名称:杣の天狗 純米吟醸 木槽天秤しぼり生原酒
精米歩合:59%
酒米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:上原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY

本日の家飲み 不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY

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 滋賀県高島市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは確か初めて。

 日本酒の好みは様々に分かれますが、特に大きな傾向として「フレッシュ生酒派」or「じっくり火入れ熟成派」という大きな分類はあるように感じています。
 完全に寄るかはともかくとして、大体の日本酒飲みはどちらかに軸足は置いているのではないでしょうか(自分はもちろん前者)。
 そして今回いただく不老泉は後者の日本酒飲みに確固たる支持を受けている銘柄というイメージがありますね。
 「酵母無添加山廃」「木槽天秤絞り」という手間を厭わず造られたお酒を、大部分一年以上熟成させて出荷するそのスタイルには、コスト重視経営とは真逆の信念を感じます。
 (このあたりは蔵元さんの旧ホームページに結構詳しく載っています

 今回いただくのも一年以上蔵元熟成されたお酒です、但し生酒。
 裏ラベルにはびっしりとスペックの記載があるのが個人的には楽しいですね。
 また、もろみに酒米「渡船」を使っているのは珍しいでしょう、私としては「渡舟」以来の出会いです

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 上立ち香はほんのり熟感と甘さを感じる香りが控えめに。
 含むと、かなり強烈な甘酸っぱい旨味が、思ったよりは控えめな熟感を伴ってドドドっと流れ込んできます。
 旨味はいかにも山廃らしい甘酸旨味を極限まで煮詰めたような超濃厚かつ個性的なもの、しかし後ろ向きな老ねのクセや臭さなどは感じません。
 後味はその酸味が唾液線を刺激しつつ、若干酸っぱさを舌先に残して引き上げます。

 山廃の酸味を伴う旨味が、熟成により個性的にしかし素直に濃縮された、超芳醇酒でした。
 個人的には、山廃の熟成酒は結構クセが強くて難しいお酒という印象があるのですが、こちらはストレートに楽しめました。
 やっぱり、生酒というのも大きい気がしますね…、生熟成はもっと確立されてよいジャンルのお酒だと思います。
 不老泉、評判に違わぬ実力を感じる蔵として、今後も注目していきたいですね。

 開栓後、数日経ってからのほうが印象が丸くなる気がします。
 また、その状態で燗をつけると、開栓直後の酸っぱさがかなり引っ込んで、野太い旨味をストレートに感じられるようになりました。
 いやあこれは、色々な変化を楽しむべきお酒でしょうね、外飲みでも映えそう。

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名称:不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY
精米歩合:55%
酒米:酒母が山田錦(6%) もろみが渡船6号(94%)
アルコール度:17~18%
日本酒度:+5
蔵元情報:上原酒造株式会社
購入価格(税抜):約1600円(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.3(燗上がり、変化を考慮に入れて)/9.0

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2015年10月21日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

不老泉 山廃仕込純米酒 生原酒

本日の家飲み 不老泉 山廃仕込純米酒 生原酒

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 滋賀県のお酒です、家飲みは初めて。

 こちらは山廃造りにこだわりのある銘柄のようですね、酒屋さんで見てもほぼ全てのスペックが山廃だったと思います。
 また、熟成系にも力を入れているようです。

 個人的には一度外で飲んだときは熟成香が気になって、実はあまり良い印象がありませんでした。
 今回は春先に絞られたお酒ながら、24BYの生酒です。
 先入観を持たずにいただいてみようと思います。

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 上立ち香はアルコール混じりで少し熟した感じの果実香(甘さ控えめ)。
 含むと、かなり個性的かつ超濃厚な甘旨味が、アルコール感の刺激を伴いつつじわじわと広がります。
 旨味は完熟感があり、甘味もしっかりしている、米と果実の中間のような味わい。
 山廃っぽさはあまり感じないのですが、この複雑さが山廃らしいといえば山廃らしいかも。
 後味はアルコールの辛さでキレる感じ。

 複雑かつ個性的な芳醇甘辛酒でした。
 必ずしも自分の好みではないのですが、ここまで味わい深いと飲んでいて楽しいです。
 好みに合えば本気で入れ込めるお酒と言えるでしょう。
 苦手意識のある熟成系も、もう一度じっくり家で頂いてみたいと思います。

 また、常温の方が固さがとれて甘味が増しますね。
 これはこっちの方が断然好き。
 燗も素直な感じで柔らかくなってこれも良いです。

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名称:不老泉 山廃仕込純米酒 生原酒
製法情報:山廃 生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:17~18%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:上原酒造(滋賀県高島市)
製造年月:2013/4(24BY)
購入価格(税込)1,575:円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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2013年10月21日 滋賀の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

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