上川大雪 特別純米 彗星 生

家飲み記録 上川大雪(かみかわたいせつ) 特別純米 彗星 生

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 北海道上川郡上川町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうち2本目。

 こちらのお酒のお話をするなら、造り手である川端慎治杜氏に触れないわけにはいかないでしょう。
 同氏は以前北海道新十津川町の金滴酒造の杜氏を務めていましたが、経営陣の意向により「不本意な形で」同社を離れており、このお酒は最近新設された酒蔵で醸したものになります。
 この辺りは相当センシティブな話になりますが、「同氏が来る前の金滴酒造は2008年には民事再生法を申請するような経営状態だったこと」「同氏が造ったお酒が2011年に鑑評会金賞を取った事(しかも吟風利用)」「同氏のお酒の代表格「四文字シリーズ」は北海道の有力酒販店に確固たる支持を得ていたこと」あたりは客観的事実として挙げられるのではないでしょうか、なんともはや…
 (ちなみに今検索して驚いたのですが、当時の金滴酒造の社長は最近亡くなったようですね。残された社員はどうするのだろう…)
 この時点で長くなってしまったので、上川大雪については興味があれば結構充実している蔵元ホームページや、SAKETIMESの記事あたりもご参照ください。

 今回いただくのは地元の酒米「彗星」を使った29BYの新酒になります、確か28BYは試験醸造という形でお酒を出していたと思うので、今回が二造り目ということになるかと。
 実はこのお酒、来店時入荷したばかりだったらしく、お店の人曰く相当な勢いで売れていたそうです。
 一日ずれていたら多分買えなかったとか…、金滴時代のお酒を一度飲みたいと思っていながらその機会を永遠に逃してしまった私としては、非常に嬉しい出会いでした。

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 上立ち香は…、割とハッキリメロンな感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、まさにフルーツジュースといった感じの華やかな甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を保ちつつ、程々の勢いで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン系ですね、しっかりとした甘味、くっきりとした青さ、そしてちょいキツめの苦味、それぞれが絡み合う実に新酒らしい旨味を創り出しています。
 後味は苦味を口中に少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 インパクトのある極めてフレッシュな甘旨味を、青い苦味がギッチリと引き締める、グイグイイケル系新酒生酒でした。
 濃厚甘旨系のお酒と比べて、やはり引き締まりの強さが目立ちますね、若干皮も混ぜたメロンジュースと言いますか。
 ただ、苦味の質が香り寄りの嫌らしいものというより、あくまで青さを纏った果実的な苦味というところはポイントかな。
 全体としては、そこまで自分には刺さらないまでも、新酒として普通に楽しめるお酒という感じでした。(いかんせん金滴時代を知らないので比較できないのは寂しいところですが…)
 上川大雪、今後に期待しつつ、次は違うスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:上川大雪 特別純米 彗星 生
精米歩合:60%
使用米:彗星
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:上川大雪酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:出張帰りの車内&機内で一杯写真

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 志太泉にゃんかっぷは空港までの車内、義左衛門は機内です。
 こういうシチュエーションで飲むカップ酒は旨い…(まあ中身もそんじょそこらのカップ酒とは違いますが)。

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2018年02月21日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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