FC2ブログ

奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

家飲み記録 奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

20181026135320011.jpg  20181026135331435.jpg

 兵庫県姫路市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目。

 こちらは「活性すくい汲み」ということで、おりがガッツリ絡んだ発泡系の生酒になります。
 注意書きもあるということで念のため風呂場で開栓したのですが、留め金を外した瞬間「ポン!」と勢いよく栓が飛び、実はその時に驚いて指先を切ってしまいました…
 栓が飛んだだけで中身は全然噴き出さなかったので、落ち着いていれば大丈夫だったのですが、いやあ実際やると慌ててしまうものですね。
 最近安全性の高いプラスチックの留め具を使い始めている蔵(獺祭、風の森、真澄等)が増えてきている理由を実感した出来事でした。
 
 兵庫の酒米「夢錦」を55%まで削っているので、特別純米や純米吟醸を名乗れるはずのスペックですね。
 おりの積もりっぷりがある種の美しさを感じさせますね…やはり雪のようと言うべきか。
 製造年月7月で7月開栓です。

20181026135340128.jpg  20181026135348292.jpg

 上立ち香はガスメインで若干セメダインと果実感もある香りが控えめに。
 含むと、実に硬質な印象ながら甘味も纏っている旨味がググっと入ってきて、強いシュワシュワ感と苦味で最初から最後までカッチリと輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨やマスカット的な甘酸味を感じるものの、非常に硬質といいますか、引き締まりが凄いですね、ガス感も相まって飲みごたえと飲み進め易さをガッツリ両立させている印象。
 後味は、ガス感と苦酸が引き取ってスパッと完璧にキレます。

 存在感のある旨味を、ほどほどの甘味を添えつつ、シュワシュワかつキリリと流し込んでくれる個性派芳醇発泡にごり酒でした。
 奥播磨にはなんというか、「ダレ感」の対義語的なものを感じるんですよね、単に引き締まっているというのを超えて、味わいの凝縮感によるしっかりとした飲み応えが非常に魅力的。
 分かりやすい甘味はほどほどなので、初心者向けというよりはある程度日本酒慣れした方によりオススメできる銘柄です。
 奥播磨、今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

 冷やしすぎると、硬すぎると言うか苦渋が勝ってしまうので、思い切って常温付近まで上げちゃっても良いかも。
 当たり前の様に開栓後もダレないので、気楽にチビチビ飲める、キレの良いにごり酒として、晩酌時に頼れる存在になってくれました。

20181026135405548.jpg  20181026135356273.jpg

名称:奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生
精米歩合:55%
使用米:兵庫夢錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):3,394円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年11月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

夜明け前 純米にごり酒 生酒

家飲み記録 夜明け前 純米にごり酒 生酒

20181009111214131.jpg  20181009111224650.jpg

 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目。

 夜明け前に関しては、以前ににごり生をいただいているのですが、こちらは若干低価格かつアル添というスペックでした。
 その後、純吟しずくどり生の記事を書いた時に、コメントでこの「純米にごり」が今年から出ているという情報をもらい、凄く飲みたかったのですが近場で取り扱い店が無く入手できずにいました。
 最終的には取り扱い店(湯島の壽屋)まで教えていただき、ようやく入手にこぎつけた次第です、さざびさんありがとうございました。

 細かいスペック情報の記載はありませんが、精米歩合は55と純米表記の割に削ってますね、お値段含め私が良く飲むランクです。
 7月に買って即開栓したのですが、製造年月は4月になっています、ので少なくとも瓶詰後に3ヶ月は経ってますね。
 そのくらいの期間なら、生酒でもちゃんと遮光冷蔵していれば私はそんなに心配は無いと思っているのですが、穴開き栓なのがネックかも…


 上立ち香はつきたて餅や甘酒的な、濃厚な米の香りがそこそこに。
 含むと、やはりコメ由来的な高濃度の甘旨味がトロリと入ってきて、おり由来の柔らかな苦味とほのかな辛さで輪郭をしっかり保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり長野酒らしいリンゴ的甘味が芯にあって、そこに甘酒的なニュアンスが伴いつつ、苦辛はあくまで裏方に
 後味は、流石に粉っぽさをある程度残しつつも、苦味の働きでダレずに引き上げてくれます。

 長野らしい甘味をたたえつつ、非常におりの濃度が濃い、トロトロ芳醇甘旨酒でした。
 甘味は凄く魅力的なのですが、私にはちょっとこの甘酒的なニュアンスが邪魔だなあ、そしてガス感がもうちょっと欲しい。
 これはフレッシュコンディションで飲みたかった…、というか穴あき栓は自分のような生酒派マニアにとっては害悪でしかないかも…(開封は気をつければなんとかなるし、ガスが強かったらちょっと置けば良いし)
 夜明け前純米にごり、次は何としても出荷直後にいただきたいと思いました。

20181009111325901.jpg  20181009111316488.jpg

名称:夜明け前 純米にごり酒 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,458円/720ml
購入した酒屋さん:壽屋(湯島)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年10月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

平井六衛門 純米酒 活性にごり酒

家飲み記録 平井六衛門 純米酒 活性にごり酒

20180704124545988.jpg  20180704124556968.jpg

 岩手県盛岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す蔵の通常銘柄は「菊の司」「七福神」などですね、このあたりは居酒屋等で結構見るような…
 で、「平井六衛門」は若き後継ぎが蔵に戻ってきて立ち上げブランドらしいです、まあ最近多いパターンですね。
 裏ラベルには彼のお酒紹介文が載っているのですが、目に留まるのは「醸し手 若造 平井佑樹」の記載。
 若造自称は珍しいですね…(笑)、まあ謙虚さを表しているということなのでしょうか。

 使用するのは岩手の酒米ぎんおとめ、精米歩合は60。
 穴開き栓じゃないのは嬉しいところです、2月出荷で、5月の頭に開栓。

20180704124607255.jpg

 開栓は若干時間がかかるぐらいにシュワシュワな感じでしたね。

 上立ち香は発泡ニゴリらしいガス・米・柑橘系果実が混じったような香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘酸苦旨味がシュワシュワと入ってきて、少しずーつ苦酸味が優勢になってキッチリ引き締まりつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、結構密度のある、おりの旨味と柑橘系果実の甘酸が入り混じった感じのもので、シュワシュワしながらもしっかり飲みごたえが有る印象、
 後味は、酸・苦・ガスが相まって見事にキレます。

 強いガス感がありつつも、それに負けない密度の旨味が魅力的な、インパクト抜群のシュワシュワ濁り酒でした。
 正直、発泡系ならこのくらい濃い旨味があっていいと思うんですよね、思いっきりスッキリ感に寄せるお酒も多いのですが、個人的には「ビールで良いじゃん」とか思ってしまったりしますし。
 おりが濃くなってくるとなんか乳酸味的なニュアンスも出てきますね、ただ個人的にはもうちょっと甘いほうが好みではあります。
 ちなみに、ガスが抜けてもいい感じの旨酸にごり酒になってます、これは汎用性高いなあ。
 平井六衛門、今後要注目の銘柄と言うべきでしょう、また別のスペックもいただきたいと思います。

20180704124627983.jpg  20180704124617144.jpg

名称:平井六衛門 純米酒 活性にごり酒
精米歩合:60%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:菊の司酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年08月17日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

(ほぼ)29BYにごり酒特集まとめ

 昨年に引き続き、「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」をコンセプトにやってきたにごり酒特集、今回は11品の紹介となりました。
 ここでまとめておきたいと思います。(特集の最初の回はこちら
 昨年は全品をお気に入り順に並べましたが、今回は比較しづらいお酒(BY違い、うすにごり、大手酒)が混じっていることもあるので、「マイベスト5」とそれ以外のお酒に分けて再掲する形にしようと思います。

 まずはマイベスト5から…

①玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY
 →昨年に引き続きダントツのMVP。語弊を恐れずあえてこう言いましょう。
 「而今のにごりが無いなら、玉櫻のとろとろにごり生を飲めば良いじゃない」(アントワ風)
20180312153035725.jpg

②十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
 →実に長野酒らしい甘味が魅力、かつ腰が強くバランスも良い。
20180312152740286.jpg

③仙禽 雪だるま
 →優しい酸と米の旨味の一体感が心地良い、万能系にごり酒。
20171231212007786.jpg

④鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒
 →高密度の甘旨味による飲み応えと、後味のキレを見事に両立。
20180110013456094.jpg

⑤花陽浴 生にごり酒 29BY
 →やっぱり、にごりでも花陽浴らしい濃厚・綺麗な甘旨味は魅力的。
20180109130822862.jpg

 それ以外のお酒は飲んだ順で。

・荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY
 →唯一の28BY。インパクトのある苦旨キリリ酒。
20171227151231930.jpg

・仁勇 純米生 とろり酒
 →とにかくひたすらに甘い、ガス無しトロトロの甘酒系にごり酒。
20180118144236807.jpg

・琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒
 →強めのガス感と旨味の引き締まりが相まって、グイグイいけてしまうお酒。
20180330121710195.jpg

・十九 Snowflake
 →高純度で上品な甘酸で、スルスル飲めるモダンうすにごり酒。
20180404112342608.jpg

・町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり
 →甘酸旨苦の存在感と強めのガス感が融和する、乾杯時に飲みたいお酒。
20180413093535505.jpg

・大関 ワンカップ 純米にごり酒
 →良くも悪くも軽くて薄い、クセの無いスルスルいけるまろやかなお酒。
20180412120658442.jpg

 ちなみに、ベスト5とそれ以外のお酒との差は、甘さの強さに寄るところがほとんどです(仁勇のぞく)。
 特に琵琶のさざ浪、町田酒造については、そちらの方が好きという日本酒飲みも多いでしょう、純然たる好みの差といいますか。
 荘の郷はBY違いで、十九はうすにごりなので比較がし辛い感じ、仁勇は完全に特殊なお酒ですね。
 大関は、多分私がかなり偏った「生原酒」派であることからちょっと相性が悪かったかな…
 逆に、いつもの私の晩酌が、いかに鮮やかに彩られたものであるかを思い出させてくれたような、お酒ではありました。
 

 総評としては、今回は昨年以上に甘旨いにごり酒を楽しめたなあという印象が残りました。
 ベスト5に挙げたお酒は、私のように日本酒において甘味を重視する方々には自信をもってオススメできますね。
 特に玉櫻は本当に良いです、2年連続でこれだけハマるのですから、これは本物でしょう。
 而今にごり同様、自分の中では別格になりつつありますね、来年も必ず買って、またトップだったら殿堂入りにしようかと。

 一点心残りなのは、今回も爆発系を一本も飲めなかったことです。
 その雰囲気があったお酒が大体穴開き栓でしたからね…、熟成のこともあってマニア向けには密閉栓を基本にして欲しいとどうしても思ってしまいます。
 ともかく次は是非、天蛙、鉄砲隊、るみ子の酒あたりをやりたいところですね。

 やっぱりにごり酒はそれぞれの個性がより際立つと思います。
 今回も、自分でまとめる過程含め、楽しめた特集でした。

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: にごり酒

2018年04月23日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:0

大関 ワンカップ 純米にごり酒

家飲み記録 大関 ワンカップ 純米にごり酒 

20180412120658442.jpg  20180412120754317.jpg

 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み・外飲み共に多分初めていただきます(昔気付かないうちに飲んでたかも)、にごり酒特集の11本(?)目、最後になります。
 
 所謂ナショナルブランドの日本酒を紹介するのは、当ブログでは初めてなんじゃないでしょうか。
 実はこのお酒、一時期Twitter及び日本酒ブログ界隈で話題になっていたんですよね、今回折角にごり酒を特集したので数ヶ月遅れで乗ってみました。
 
 パッと検索しただけでも、下のお三方の記事が出てきますね、しかもほぼ高評価。
 ・「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの記事 (多分震源地(笑))
 ・「しーたかの日本酒アーカイブ」さんの記事
 ・「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事

 ちなみに私の大手酒に対するスタンスとしては、「特に否定的ではないけど、他に飲みたいお酒が多過ぎて手が回らない」という感じです。
 また、この辺りについてはかの「地酒屋こだま」さんの昔のブログに、とても共感できる記事があるのでリンクしておきます。
地酒屋こだま TAKE’s ROOM「たまには大手の酒を呑んでみる。【上善如水/大関 上撰 辛丹波荒事】」
 大手メーカーの技術の高さを認めつつ、あくまで「美味しさの向こうに造り手の顔が見える地酒」を応援していくというスタンスは、一飲み手の立場からもとても素敵だなあと思いますね。

 閑話休題、スペックについては商品紹介ページをご覧ください
 日本酒度-33、アルコール度数11%という辺りはかなり特徴的と言えるでしょう、なお火入れ有り。
 ちなみに近所のローソンで2本買いました、9月製造で4月購入・開栓でしたので、常温棚に半年以上陳列という過酷な環境を経ているお酒になります。

20180412120717993.jpg  20180412120819346.jpg

 上立ち香はやはり火入れ&アルコール的な香りが気持ち強めに。
含むと、意外にもスッキリとしていて程々の濃度の旨味がトロリと、ただ若干粉っぽさを伴って入ってきて、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、驚くほどクセ(火入れ感&アルコール感)が抑えられた印象で飲むヨーグルト的な風味を伴った米の旨味が主役、苦渋も皆無ながら、そもそも味の濃度がちょっと薄い感じですね。
 後味は粉を口中に残しつつ、味自体は見事に引き上げます。

 にごり酒らしい旨味を残しつつ、マイナスになり得る味を丁寧に排していったような、まろやか軽やかにごり酒でした。
 いやあ正直商品イメージと真逆な上品さがありますね。
 ただ、私にとっては軽い≒「薄い(濃いの反対&厚いの反対)」という印象をハッキリ感じたお酒でもありました、これは明らかにいつも飲んでるお酒とのギャップという形で出ています。
 口に含んだ時に、味自体は出ているものの、地酒らしい複雑味や奥深さはやはり欠けていると感じました。

 といいつつ、裏を返せばコンビニで買える飲みやすさと日本酒らしさを両立させたお酒ともいえます。
 この保管状況で全く劣化を感じさせないというのも、見事としか言いようがないですね。
 コスパ・入手性を含めれば素晴らしい商品でしょう、これなら気楽な晩酌酒としてチューハイ等と勝負できるかも。
 今後菊水ふなぐちと共に、地酒が飲めない状況での切り札として覚えておこうと思います。


 折角説明書きもあったので2本目はレンジ燗にしてみると、完全に甘酒的な香りになりましたね。
 飲むと、甘味が増してなんか面白い味わいになりますが、ちょっとアルコール感が表に出てきちゃうかな。
 これは冷やして飲んだほうが、長所をストレートに楽しめる気がします。

20180412120737945.jpg

名称:大関 ワンカップ 純米にごり酒
精米歩合:78%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-33
蔵元情報:大関株式会社
購入価格(税抜):236円/180ml
購入した酒屋さん:近所のローソン
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり

家飲み記録 町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり

20180413093535505.jpg 20180413093544920.jpg

 群馬県前橋市のお酒です。
 外飲みは相当回数ありますが、ブログでの紹介はまだ2回目ですね、にごり酒特集の10本目。

 町田酒造については前回もにごり酒の紹介だったので、なぜか二連続にごりになってしまいました。(ただ、前回は五百万石、今回は雄町とスペックには違いがあります)
 新酒の時期に何となく目を引く感じなんですよね、「にごり」の肩ラベルもインパクトがあるかと。
 銘柄的としては、既に地酒最前線で確固たる地位を気付いている銘柄という印象が有ります、酒質も安定していて信頼がおけるイメージ。
 ただ、蔵元ホームページの最終更新日が2015年12月21日で止まっちゃってるのは何とも残念かなあ、情報提供サボって良いことはないと思うのですが…

 さて、今回いただくのは雄町米を55%まで磨いている、にごり酒としては結構豪華なスペックのもの。
 たしかにごりでない通常バージョンも出てたと思うので、同タンクの搾り・詰め方違いなのでしょう。
 密閉栓の上、3月出荷の3月開栓なので、活きの良い味わいを期待したいところ。

20180413093553260.jpg 20180413093603059.jpg

 にごり度はそこそこながら、ちょろちょろ原型をとどめたお米が浮いていますね、風情があります。
 密閉栓ですが、注意書き通り開けたら今回は特に吹き出しませんでしたね。

 上立ち香はやはりおり由来のフレッシュなお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと引き締まった印象の甘旨味がシュワシュワとした口当たりで入ってきて、最後まで密度を保ったまま染み入って来ます。
 味わいは、実にフレッシュかつ爽やかなマスカット的甘酸味が主役で、おり由来のキツさのない苦味が全体をしっかりと引き締めつつ凝縮感を加えている感じ。
 後味は、苦味だけでなく酸味も手伝い、やはり爽やかにキレます。

 発泡系にごりの王道を往く、フレッシュさとおり由来の苦旨味が魅力的な、シュワシュワ系爽やか酒でした。
 やっぱり町田酒造には安定感がありますね、奇を衒ったようなインパクトはありませんが、万人に勧められるバランスとキレの良さがあります。
 個人的には、こういうお酒を乾杯酒で出してくれる居酒屋には絶大な信頼を寄せてしまいますね、ビールの代替品としてもう少し浸透してほしい…
 町田酒造、今後もここぞというときにセレクトしたいと思いました。

20180413093613496.jpg

名称:町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:-2
蔵元情報:株式会社町田酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月20日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

家飲み記録 鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

20180110013456094.jpg 20180110013504665.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね、にごり酒特集の9本目。

 鶴齢は、外飲みでの印象もいつも安定して良く、個人的には鉄板銘柄の一つだと思っています。
 今回にごり酒をまとめ買いしている最中、持って来いの商品を見かけたので速攻でキープしてしまいました。
 なぜか立派な箱入りですね、雪の結晶が舞う中、鶴が飛ぶというデザインは銘柄名とも相まってなかなか素敵。

 蔵元ホームページには商品紹介がしっかりありますが、使用米はなぜか「酒造好適米」とほぼ意味の無い記載…。
 酒屋さんによっては「越淡麗」と明記しているみたいですが、詳細は謎です、精米歩合は60。
 箱入り密閉栓だったので、まあある程度は持つだろうと見越して、11月購入ながら2月開栓となりました。

20180110013530361.jpg  20180110013540090.jpg

20180110013549474.jpg

 注ぐとがっちりシュワシュワしてますね、密閉栓様様というべきでしょう。

 上立ち香は、ガスを強く感じる、セメダイン系のスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、硬度の高い印象のしっかりした旨味が、シュワシュワとした口当たりでググっと入ってきて、少々の苦味も手伝ってギッチリ輪郭を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット系の甘酸を感じる力強くかつ引き締まった旨味が主役、ガスも相まって、非常に飲みごたえがありつつ、ガンガンイケてしまう魅力もあります。
 後味は苦酸がしっかり引き取る感じで見事にキレます。

 もともとしっかりした旨味を、バランスを保ったままさらににごりがブーストするような、極めて完成度の高い濃厚にごり酒でした。
 購入した酒屋さんによると、この「にごりざけ」は昨年まで本醸造で出ていて、純米スペックとしては今年初登場だったらしいです。
 それでこれだけの完成度なのですから、蔵元の実力をビンビンに感じますね、コスパも文句無し。
 個人的にも、旨味甘味を重視したこういうにごり酒が増えてくれること自体、嬉しい限りです。
 鶴齢への信頼を一段と増してくれた一本でした。

20180110013513394.jpg  20180110013521887.jpg

名称:鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒
精米歩合:65%
使用米:越淡麗
アルコール度:17%
日本酒度:+1
蔵元情報:青木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月18日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十九 Snowflake

家飲み記録 十九 Snowflake

20180404112342608.jpg  20180404112351138.jpg

 長野県長野市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、にごり酒特集の8本目。

 前回のスノーウーマンのラベルについて「ふざけ方が大人しめ」みたいなことを書きましたが、今回は一転して「やり過ぎでは?」と思う見た目ですね(笑)
 まあ十九は基本全部こんな感じですが、蔵元さんのブログ記事によると、このSnowflakeについては何と雪の結晶パターンが微妙に違う六種類のラベルになっているとか。
 流石十九と思ってしまうような面白いデザインですが、実際の準備大変そうだなあと思ったら、同記事に思いっきりラベル貼りの苦労話も書いてありますね、見た目の優雅さとは裏腹の労苦に頭が下がります…

 スペック的には精米歩合65、アルコール度数16、という以外の情報はほぼ不明ですね、特定名称の記載も無し。
 酒屋さんによっては「おりがらみ純米生原酒」としているところもあるようです。
 実のところ、「にごり酒」という範疇に入るかどうかはかなり微妙なのですが、どうしてもスノーウーマンと並んで記事にしたかったため強引に入れてしまいました…どうかご勘弁を。(まあこの辺り、明確な定義はなかったはず)
 製造(瓶詰)年月は昨年12月、蔵出年月は今年1月と、こちらは詳細な記載がありますね、ちなみに開栓も1月。

20180404112400172.jpg

 上立ち香は甘酸を感じるフレッシュな香りが仄かに。
 含むと、優しい印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までその優しい印象のまま、ほんの少々の苦味で輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりりんごジュース的なクセのない甘旨味が主役でそこに酸味が寄り添う形、濃度はほどほどといった感じ、おり的な苦味は最小限で、徹頭徹尾素直に甘旨を楽しめます。
 後味は、あくまでほんのり苦味を残しつつも、見事にバッチリキレます。

 最初から最後まで自然で優しく甘旨味を楽しませてくれる、高バランスのおりがらみ酒でした。
 いわゆるフルーティー系かつスイスイ飲み過ぎてしまう系のお酒ですね、あえて一歩引いた感じといいますか。
 まさに万人に勧められるタイプのお酒ですね、(うす)にごり酒入門としても持って来いでしょう。
 十九、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 開栓後数日たつと、甘味が出てきて個人的にはさらに好みになりましたね。
 このあたりの飲み頃を探すのは難しいなあ…、でも、上品な印象よりは強いお酒なのかもしれません。

20180404112417967.jpg  20180404112408550.jpg

名称:十九 Snowflake
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社尾澤酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

■並べて記念写真。やっぱり長野酒はいいですね~
20180404112440123.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

20180312152740286.jpg  20180312152748809.jpg

 長野県木曽郡木祖村のお酒です。
 当ブログでの登場は意外にもまだ2回目ですね、にごり酒特集の7本目。

 銘柄的には3年振りの登場になりますね、外飲みでは結構やっているはずですが、家飲みとなると長野酒はライバルが多過ぎてなかなか機会が…
 といいつつ、このスノーウーマンについては、去年のにごり特集でちらと触れたぐらいに頭には残っていて、実は今期は何が何でも家飲みしようと、出てくる時期を待ち構えていました。
 ちなみにそういう時は酒屋さんに入荷問い合わせぐらいはしますね、そういう労を厭っていては欲しいお酒との出会いを確実にすることはできないのです…

 スペック的には地元産ひとごこちの精米歩合55と、長野のコスパ酒として鉄板って感じですね。
 スノーウーマン要素として、肩の部分に可愛らしい雪だるまシールが貼ってあります、ただ昨今の日本酒業界としてはふざけ方が大人しいかな(笑)
 製造・出荷年月明記は嬉しいですね、両方とも12月で、開栓したのは1月。

20180312152758941.jpg  20180312152815912.jpg

 上立ち香はガス系にごりによくある、セメダイン系のスッキリしたお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとした旨味が強めのガスを伴いシュワシュワと入ってきて、そこそこの酸と苦味でしっかりと引き締まりつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目のおり由来のお米の旨味が中心にあり、甘味はまさに米を噛んだときに少しづつ出て来る感じの、控えめながらしっかりと寄り添ってくれる心地の良いもの。
 後味は酸が引き取ってスッキリキレますね。

 全体的なバランスが非常に高く、マイナス面をほとんど感じさせない、芳醇旨口にごり酒でした。
 一口目より二口目の方が、なんとなく甘味が感じられて、苦味も口に馴染んできますね、完成度の高さの証左かと思います。(逆のお酒も多い)
 本当、全体的にカチっとしているというか、強度が高いんですよ、それでいて甘旨もバッチリ楽しめるというのが素敵。
 十六代九郎右衛門、今後も注目していこうと思いました。

 で、ある意味想定通り、開栓後がまた強いです、当然ガスは少しづつ抜けていきますが、全くダレませんね。
 こういうお酒が冷蔵庫にあると心強いです、冬のにごりとして鉄板のセレクトになり得るかと。

20180312152807470.jpg

紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

名称:十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
精米歩合:55%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月14日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒

家飲み記録 琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒 

20180330121710195.jpg  20180330121719403.jpg

 埼玉県入間郡毛呂山町(もろやままち)のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めていただきます、にごり酒特集の6本目。

 琵琶のさざ浪の名前自体は結構前から知っていつつも取扱店の関係で購入機会がなかったのですが、今回うえも商店さんでたまたま見かけたため、衝動買いしてみました。
 蔵元ホームページを覗いてみたら、この「もろみ酒」は予約限定で蔵元直販していたみたいですね、まさに新酒の時期の限定品なのでしょう(その辺りのお酒でも、普通に酒屋さん通して買えるところに現代のありがたみを感じます。)
 ホームページを見る限り、地ビールや地ワインにも力を入れているようです。
 で、そのブリュワリーを会場に、先日「第8回 婚活イベント inもろやま」なんてのも行われたとか…、なんというか時代を感じますね。

 あまり詳しいスペック記載はありませんが、精米歩合70の純米生で、アルコール度数は14度と低め。
 残念ながら穴開き栓ですが、多分密閉栓だと完全に爆発する系でしょうね。
 裏ラベルに明記されているとおり製造、蔵出は共に11月、12月購入で、1月開栓です。

20180330121733787.jpg  20180330121743120.jpg

 上立ち香はガスとアルコール混じりの米粉的香りがそこそこに。
 含むと、酸とガスでガッチリ引き締まった感じの旨味がシュワシュワと入ってきて、最後までキリリとした印象のまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにお米由来な感じの旨味が芯にあって、結構酸味が強め、でも嫌な苦味はほぼ感じず、旨味をストレートに力強く感じさせてくれるもの。
 後味は酸とガスが完全に引き取って、あまり粉っぽさとかも感じさせない見事なキレ。

 シュワシュワキリリ系として非常に完成度の高い、グイグイイケてしまう濃厚にごり酒でした。
 注いだときはドロッドロな雰囲気なのですが、実際飲んでみるとガスの働き(&低アルっぽさ)で、全然重く感じなかったです。
 穴開き栓でこれだけ活きがいいっていうのは相当なものだと思いますね、蔵出し直後がどうだったかも少し気になりますね。
 琵琶のさざ浪、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

20180330121752780.jpg

名称:琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:麻原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月12日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仁勇 純米生 とろり酒

家飲み記録 仁勇 純米生 とろり酒

20180118144236807.jpg  20180118144245403.jpg

 千葉県成田市のお酒です。
 同蔵のお酒のブログでの登場は4回目ですね、にごり酒特集の5本目。

 上で4回目と書きましたが、今まで飲んだのは3回とも別ブランドの「不動」になります、仁勇は地元銘柄になりますが、日本酒勢の中では圧倒的に不動の方が知られているでしょうね。
 今回、甘旨にごり酒をまとめ買いしている最中、「極甘口」を明確に謳うこのお酒が気になり、セレクトした次第です。
 「砂糖が入ってないのにこんなに甘い!」というのが売りっぽいです。
 
 ラベル記載の「もち米四段仕込み」は、ロ万とか勢正宗が採用している製法ですね、基本甘味系のお酒になるはず。
 ググった限りでは、日本酒度は-90になるとか…とんでもない数値ですね、これ以下のお酒で私が知っているのは玉川タイムマシンだけです(こちらは-96になったこともあるらしい)。
 アルコール度数も11度と相当低め。
 見た目ほぼもろみそのままっぽいですが、純米を名乗っているということは一応荒くこしてはいるんでしょうね。
 穴開き栓ということもあり、12月出荷分を1月の早めには開けました。

20180118144254168.jpg  20180118144653939.jpg

 注ぐと、とろりというより、もうドロドロですね(笑)蛇の目の底も一切見えない濃さです。

 上立ち香は甘酒的な甘いお米の香りが仄かに。
 含むと、やはり個性的かつ露骨な感じの甘味がトロリと入ってきて、普通に噛めるぐらいのドロドロ感で、最初から最後までその甘味を中心にしつつ、ゆっくりと胃に入り込んできます。
 味わいは、甘酒的な甘味が厳然たる主役で、乳酸飲料的なニュアンスや少々のアルコール感を纏ってはいますが、基本は甘味一辺倒という印象。
 後味は少々ベタっとした感じがやはり残りますね。

 お米由来の甘味をこれでもかというぐらいに味わえる、甘酒に限りなく近い感じのにごり酒でした。
 う~む、日ごろ事あるごとに「もっと甘味が欲しい!」と騒いでいる私ですが、これは流石に甘過ぎでした…(私が甘酒嫌いなことも影響あり)
 というより、普段私が推している甘口酒が、いかに複雑な味わいであるかを再認識しましたね。
 が、オンリーワンのお酒であることは間違いないでしょう、「我こそは最強の甘党なり」という方には是非試してみて欲しいですね。
 不動は辛口よりのにごりも出しているみたいなので、次はそちらも試してみたいところです。

20180118144702889.jpg

名称:仁勇 純米生 とろり酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-90
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.1/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月10日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

家飲み記録 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

20180312153035725.jpg  20180312153043613.jpg

 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、にごり酒特集の4本目。

 こちらのお酒は私が昨年のにごり酒特集のダントツMVPとして選んだお酒です。
 「甘・旨・酸・ガス」が主張し合いつつもバランスを取るその味わいは、私がにごり酒に求めているものをそのまま体現したかのようで、自分の中では本当にとんでもない掘り出し物でした…
 (詳しい感想については昨年の記事をご参照ください
 当然今年も真っ先に確保した次第です、いわばにごり酒特集の中でのディフェンディングチャンピオンたるお酒になりますね。

 スペック的には…、おお、去年よりも裏ラベルが詳しくなってる!なんとなく感動。
 五百万石、精米歩合70、アルコール度数14度というのは昨年と同じですね、たぶん定番ものとして安定しているのでしょう。
 日本酒度は-30と、にごり系らしく極低ですが、酵母が7号系だったり、アミノ酸度が意外と低めなのには山陰系っぽいニュアンスを感じますね。
 なお、穴開き栓で、昨年12月出荷12月開栓です。
 
20180312153051232.jpg

 上立ち香は、カルピスソーダ的な、スッキリしつつクリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとしたお米的な甘旨味が強めのガス感を伴ってシュワシュワと入ってきて、最後まで存在感を保ったまま、ジュワーッと染み入ってきます。
 味わいは、やはりカルピスソーダ的な甘酸味に、お米由来の旨味、少々の粉っぽさとトロミが加わって、非常に飲み応えがありますね、それでいて嫌な苦味や重さは皆無。
 後味はこれがまたしっかり酸でキレるんですよ…、見事の一言。

 とろとろしつつ、キレもコクも見事に備えた、お米という穀物のポテンシャルをバリバリに引き出した印象の、甘旨しっかり系にごり酒でした。
 甘味も素敵なのですが、このお酒の主役はやっぱりガッチリ芯がしっかりした旨味と言えるでしょう、なかなか他にはないタイプだと思います。
 実は購入時に「出荷直後は甘いけど、数ヶ月経つと瓶内発酵が進んで甘さが抑えられてくる」というお店の人のコメントがありました。
 私としては甘味が減っちゃ困るので即開けしたわけですが、こうなると骨太旨味酒と化したこのお酒も飲んでみたい気もしてきました。
 ともかく、この玉櫻は、今年も現状雪だるま、花陽浴を抑えて暫定チャンピオン・ニゴリですね。

20180312153059467.jpg

名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:-30
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月08日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

家飲み記録 荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

20171227151052122.jpg  20171227151103468.jpg

 大阪府泉佐野市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、にごり酒特集3本目。

 以前の記事でちらと触れた「大阪出張の際に購入した大阪産のにごり酒」がこちらになります。
 裏ラベルには「浅野日本酒店・限定発売品」と大きく記載が有りますね、酒屋さんとしても割と貴重な地元大阪の銘柄ということで、関係を大事にしていることが伺えます。
 ちなみにこちらを醸す北庄司酒造店では、ユニークな試みとして「大阪大学の日本酒サークルとの提携」で「hajime」というお酒を開発・販売しています。(リンク先は阪大報道サークルのブログ)
 それも浅野日本酒店さんではかなり積極的に売ってましたね、試飲したところでは今風の低アル甘口酒としてスタンダードな味わいだった印象でした。

 今回いただくのは、写真でも伝わると思いますが、かなり大量に澱が積もっています。
 「雪香」って名前はこれを例えたっぽいですね、なかなか風流で素敵。
 製造年月は昨年3月になっていますが、試飲したところ全くダレてませんでしたね、さらに購入したのが昨年11月で、開けたのが今年1月なのでかなりの熟成期間を経た状態でいただいています。

20171227151115557.jpg

 注ぐとやはりおりが塊になるぐらい濃いですが、シュワシュワもしていて良い雰囲気。

 上立ち香はガス混じりのセメダイン的香りが控えめに。
 含むと、青さ(?)を纏った旨味が、少々のガス感とともにチリチリと入ってきて、少々の苦味も相まって引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン感が強めな、おり由来のお米的な旨味が中心にあって、苦味やフレッシュ感の存在で全体としてはなかなか荒々しい印象がありますね。
 後味は、少々の苦味を口中に残しながら引き上げていきます。

 しっかりと引き締まりつつ、芯がしっかりとした旨味を感じさせる、ガッツンキリリ系チリチリにごり酒でした。
 ワンパターンな私としては、やっぱりもうちょっと甘味が欲しいと思ってしまいますが…まあそこは好みでしょう。
 熟成期間が長かったので、甘旨系だとダレていた可能性もありましたしね、結果的には良かったのかも。
 荘の郷、次はまた別のスペックも試してみたいと思いました。

20171227151231930.jpg  20171227151223399.jpg

20171227151239835.jpg

名称:荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:16.5%
日本酒度:+3.9
蔵元情報:有限会社北庄司酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月06日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 生にごり酒 29BY

家飲み記録 花陽浴 生にごり酒 29BY

20180109130822862.jpg  20180109130830915.jpg

 埼玉県羽生市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄ですね、にごり酒特集の2本目。

 昨年のにごり酒特集のときに、「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」というコンセプトを書きましたが、今年も基本的にはその姿勢は変わりません。
 相変わらず「日本酒の旨味の魅力は甘味に宿っている」というのが私の姿勢ですからね、にごり酒でもそれは変わらないというわけです。
 となれば、花陽浴のにごり酒について「買えれば買う」となるのは当然の帰結でしょう、今年も買えて良かったです。

 例年ラベルには使用米すら書いてないので非常に分かりにくいのですが、お店によると美山錦らしいです。
 スペック的には基本的にレギュラー品と同じ感じだったと思うので、これは美山錦純吟のにごりバージョンになるのでしょうね。
 11月購入、12月開栓でいただいています。 


 上立ち香は花陽浴的パイナップル香に、にごり由来の米的なニュアンスが伴った感じの香が強めに。
 含むと、強烈な甘酸にさらに澱の旨味が上乗せされて思いっきり濃厚になった感じの味がグワワっと入ってきて、そこそこの苦味でギリギリダレを防ぎつつ染み込んできます。
 味わいは、まさに通常スペックに澱の旨味、苦味の存在感が加えられた感じの、若干皮が混じったアルコール入りパイナップルジュースのような感じのもの。
 後味はそれでいて苦味と酸味の働きと花陽浴らしい雑味のなさで、ちゃんと自然に引き上げてくれます。

 花陽浴美山錦純吟のにごりバージョンとして納得感のある、旨苦マシマシの華やか系甘旨にごり酒でした。
 昨年同様、通常スペックを先に飲んでいると、良くも悪くも予想通りの味わいではありますね、とはいえ十分楽しめます。
 ちょっとガス感が加わると結構違ってくるようにも思えますが、私の飲んだ瓶ではあまり感じませんでした…
 ともあれ、華やか甘旨系にごりとして鉄板ではあります、来年もできればいただきたいと思いました。

20180109130839108.jpg  20180109130847829.jpg

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-147.html

名称:花陽浴 生にごり酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

20171231212007786.jpg  20171231212015692.jpg

 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

20171231212023127.jpg

 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

20171231212031141.jpg

名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

20180108183839556.jpg  20180108183848771.jpg

 先日の記事で私の正月酒を紹介しましたが、持ち込み酒5本については自分で飲んだ量が少ないしメモも取れなかったので、感想は載せません。
 対して、家族用のお酒4本については一人でも飲めましたので、これから掲載していこうと思います。
 ただ、ハッキリ行ってここ数年スペックが被っていて新しく書くネタも無いため、写真と飲んだ感想だけバーッと書いていく簡易版にしようかと…
 その代わりと言っては何ですが基本毎日更新にしますので、どうかご了承ください。

20180108183858008.jpg

 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香はセメダインとガスが混じった香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと存在感のある甘酸旨味がシュワシュワと入ってきて、最後まで純度を保ったまま喉奥に流れ込んでぎます。
 味わいは、まさに大人のカルピスソーダ的な甘旨味が芯にあって、苦味的な奥深さは有りつつもマイナス要素の雑味は皆無、とにかく旨味を楽しめるのがよし。
 後味は、酸味が引き取って見事にキレます。

 シュワシュワとした、お米の味わいを伴った甘酸旨味を高純度かつ高濃度で楽しめる、甘旨系にごりの決定版というべきお酒でした。
 いやあほんと、このお酒に関しては毎年絶大な信頼を寄せているのですが、毎回信頼に応えてくれますね。
 昨年にごり酒特集なんてことをやっていて、実は今年もやるつもりなのですが、このお酒についてはまさに殿堂入りという認識です。
 而今にごり、来年も飲めることを切に願う今日このごろでした。

20180108183907622.jpg

名称:而今 特別純米 にごりざけ生 29BY
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:34% 五百万石:66%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
お気に入り度:8.8/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年01月08日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

洌 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり

本日の家飲み 洌(れつ) 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり

20170926080502797.jpg  20170926080516878.jpg

 山形県米沢市のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 前回の酒一筋同様、こちらも朝日屋酒店さん購入酒です。
 こちらを醸す小嶋総本店さんの通常銘柄は「東光」、「洌」はその特約店限定ブランドで、この発泡にごりはさらにその数量限定品っぽいです。
 「洌:清くつめたきこと」という一言解説がありますが、「清冽」で変換すると出てくる字と見せかけて、実は「さんずい」です(多分異体字)。
 私はこれを書いている最中に気づきました、覚えておくとちょっと話のネタになるかも…

 スペックは堂々の山田錦50磨き、度数は15度と恐らく加水ありでしょう。
 特徴的なのは、+8とかなり高めの日本酒度ですね。
 そもそも洌自体に(スッキリ)辛口のイメージがあって個人的にはひるむところもあるのですが、夏の盛りには一本ぐらいこういうのも良いだろうとセレクトしました。

20170926080536252.jpg

 注ぐと、割りとガッツリ濁ってますね、そしてシュワシュワ~

 上立ち香は…、うーん不思議なことにほぼ感じませんね、ガスの雰囲気を感じる程度。
 含むと、やはり相当強めのガスがあって、キリリとした旨味がシュワシュワと勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン的なスッキリ感を強く感じる、引き締まった辛口な旨味が中心にあり、さらに若干の苦味を伴うことでビール並な飲み進み易さがありますね(ただ、アルコール度は15度…)
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しつつ、ガスでキリリとキレます。

 うっかりすると危険なレベルでゴクゴクいってしまいそうな、シュワシュワ辛口酒でした。
 ほぼ、ラベルに書いているコンセプト通りのお酒かと思います、乾杯酒としてビールの代わりに十分仕事を果たしてくれそうです。
 逆に言うと最初はガスが強すぎて、単独だと旨味がスカスカのスポンジ的になってしまうのが辛口発泡系の弱点ですね…
 開栓後時間が立つなり、注いでしばらく放置するなりして、ガスが抜けるとようやく果実的甘味も出て来る感じかと、どちらにしろ完全に食中酒を指向したお酒でしょう。
 洌に関しては、次は同蔵の「東光」もいただいてみたいと思いました。

20170926124808870.jpg  20170926080554533.jpg

20170926124817955.jpg

名称:洌 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:+8
蔵元情報:株式会社小嶋総本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年10月19日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生もとのどぶ 生原酒 28BY

本日の家飲み 生もとのどぶ 生原酒 28BY

20170706103539817.jpg 
20170706103550929.jpg  20170706103600150.jpg

 奈良県宇陀市のお酒です。
 確か外飲みは経験あったかと思いますが、家飲み、ブログでの登場は初めてですね。

 こちらの「どぶ」は、全国のにごり酒の中でも、圧倒的存在感と多数の固定ファンを持っているイメージがあります。
 ネーミングのインパクトも強烈ですが、やはりその味わいの個性と魅力が際立っているのでしょうね。
 そのことを端的に示すのが、その多彩な「飲まれ方」だと思います。
 少し調べただけでも、「ロック」「加水燗」はもとより、「炭酸水割り」「ソーダ割り」「梅酒割り」「ビール割り」など、出るわ出るわ。
 ちなみに、色々な飲み方を楽しむというのは蔵元も推奨しているみたいですね、マニア間で有名な銘柄は多々あれど、こういう方向性のお酒は珍しいのではないでしょうか。

 少し前に紹介した同蔵の「睡龍」同様火入れ熟成のイメージも強いどぶですが、今回は初家飲みということで、自分のスタンダードスペックである新酒生酒をセレクトしました。
 表記は無さそうですが純米、「おり」は大量、穴開き栓、にごり系では珍しい高さの日本酒度+10と、開ける前から只者ではないオーラを感じます。

20170706103630053.jpg  20170706103647772.jpg

 上立ち香は見事なまでセメダインな香りがそこそこに。
 含むと、やはりケミカルな印象の苦味をまとったお米の旨味が、濃いにごりらしい少々粉っぽさのある口当たりでググっと入ってきて、強めの乳酸味も相まってガッチリと引き締まったまま流れ込んできます。
 味わいは、やはり独特な苦味が印象的ですね、濃い旨味と絡み合うことでオンリーワンの世界を演出しつつ、濃厚さに飲み飽きなさを添えています。
 後味は苦味で力強く引き上げる感じ。

 独自の世界観を持っている印象の、キッチリ引き締まった苦旨系濃厚にごり酒でした。
 吟醸系にありがちな嫌味の無い、この独特な苦味は睡龍にもあったので、この蔵独自のものと思われます。
 おそらくこの苦味が旨味の芯となっているからこそ、色々な飲み方に耐えられるんだろうなあというようなことを感じました。
 とりあえず「生もとのどぶ」「睡龍」について、次は熟成系もいただいてみたいと思いました。

 折角なので飛び切り燗にもチャレンジ。
 これは…旨辛苦い!でも良いですね、それぞれの要素が強烈に主張しあって、また違った面白さがあります。
 何より凄いのは、これだけインパクトがありながらガンガン飲めてしまうという謎の誘引力があることですね、18度でこれは危険すぎるかも…

20170706103610500.jpg  20170706103620746.jpg

名称:生もとのどぶ 生原酒 28BY
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社久保本家酒造
購入価格(税抜):1,714円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年09月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

28BYにごり酒特集まとめ

 「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」をコンセプトに、先月から9回にわたり28BYのにごり酒をまとめてご紹介してきました。
 結構読者様からの反応も良く、自分としてもなかなか楽しかったので、改めてこの記事で簡単に振り返ってみたいと思います。

 まずは、ご紹介したにごり酒記事を、お気に入り順に一言コメントを添えてご紹介します。

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
→ダントツMVP。今回のコンセプトに見事に合致した、甘旨かつ完成度の高いお酒。
20170221101947568.jpg

花陽浴 純米吟醸 生にごり酒
→素直に「花陽浴をにごり酒にした感じ」、驚きはないけど十分甘旨し。
20170116154355374.jpg

桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
→これも「桃の里らしさ」がハッキリ。酒粕味が強く低アルなため、甘酒好きにオススメ。
20170329140722493.jpg


繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
→過熟させてしまった感強し。ポテンシャル的にはMVPを狙えた雰囲気も。
20170221130240826.jpg


木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
→インパクトの強い、個性派旨酸酒、好みは分かれそう。
20170402154150342.jpg

醍醐のしずく 菩提もと仕込み
→完全にオンリーワンのトロトロ甘酸っぱ酒。甘酢っぱ系が好きなら是非。
20170402130542106.jpg

栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
→スッキリキリリの柑橘系にごり。コンセプトには合わないが好きな人は居そう。
20170214213514331.jpg

桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
→ダレ感がなければ… 本来評価不能だけど蔵元直送ということもありあえて掲載。
20170329140822203.jpg

江戸開城 純米どぶろく
→ガブガブいけてしまうどぶろく。お酒に致酔性、コスパを求めないならありかも。
20170221130340830.jpg


 しかし、こう並べてみると、やっぱりどれも個性派だったなあと思いますね。
 高級酒の味わいが似通いがちになることと対照的に、やはり「どぶろく」のイメージが残る、クセと個性がハッキリでるジャンルと言えるでしょう。
 また、全て純米、たぶん生です、これは私の嗜好が出てますね、アル添糖添含めるとまた全然違う世界になることでしょう。

 今回は穴開き栓が多かった(①③④⑤⑧)こともあり、全体的にガス感は抑えめでした、爆発系はまた次の機会に。
 ④⑧はいつかベストコンディションでリベンジしたいなあ…、というか本当は密閉栓で出して欲しいところです。
 まあ密閉栓だと爆発させた購入者から蔵元にクレームが来ることもあるようで、なかなか難しいところみたいですが…

 ちなみに①の玉櫻についてはググってみると日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんの感想記事が出てきました。
 実際かなり高評価だったようで個人的には嬉しいところです、いやほんとオススメですよこのお酒。
 而今よりスッキリ感は後退しますが、甘旨味の存在感・魅力は勝るとも劣らないと思います。
 ただ如何せん穴開き栓なので、コンディションには要注意。


 さて、今回9本8銘柄いただいたわけですが、正直気になっているにごり酒はまだまだ数え切れないほどあります。
 有名どころの「生もとのどぶ」「雪だるま」「花巴のにごり」「スノーウーマン」等はいつか家飲みしたいですし、この前アイスピック買ったので「鉄砲隊」「るみ子の酒」みたいな爆発系も試したいです。
 どぶろくについてはあまり深入りするつもりはないですが「十二六」ぐらいは家飲みしたい気もしますし、世間一般のにごり酒イメージを再確認するために「菊姫にごり」や、さらに一般的な「白川郷」「五郎八」「雪っこ」だって一度は家飲みでじっくりやれば視野が広がるかも。

 いやあ、にごり酒に限らず、テーマを設定した上でいろいろと考えるのは思いの外楽しいですね。
 当ブログは書き溜めが大量に滞留しているため速報性に欠けるのですが、今回はそれを逆手にとってまとめてみました(実際飲んだ時期は去年の12月から今年の4月に渡っています)
 今後も何か良いネタがあればやってみようかなと思います。


■おまけギャラリー:最近(と言いつつ結構前も含む)外飲みしたにごり系お酒写真

20170407145439129.jpg  20170407145500831.jpg

20170407150236096.jpg  20170407145756698.jpg 

20170407150109485.jpg

 結構飲んでますね(笑)
 ただ、やはり一杯だけでは良く分からないのと、澄酒以上にコンディションが難しいと思うので、いつか改めて家飲みしたいところです。

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: にごり酒

2017年04月16日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:2

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

本日の家飲み 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

20170221101947568.jpg  20170221101956846.jpg

 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、よ、読めない…。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験も確かなかったと思います。
 にごり酒特集の9本目、トリを飾るお酒であり、今回のMVPとしたい1本です。

 こちらは尾久の「伊勢元酒店」さんで購入したお酒になります。
 同店の店頭にはにごりだけでも数種類あったので、店番をしていた奥様にオススメを尋ねたところ、これを強く推してくれたので購入しました。
 最初は他の銘柄のにごりを指して「甘旨系のにごり酒を探しているんですが、これなんかどうでしょう?」と聞いたのですが、「それは酸が強くて違うと思います。甘旨系ならこっちの玉櫻が良く、どんどん飲めます。」という旨の助言を受け、セレクトした次第です。
 実際こういう風にハッキリと言ってくれると助かりますね、特にお酒の「マイナス情報」を伝えることを躊躇わないお店は良いお店という印象があります。
 
 しかもこのお酒は4合瓶で約1,200円とリーズナブル、高い酒を売りつけてやろうというようなお店とは全く違います。
 精米歩合は70で、度数は14度とにごり酒としては一般的な水準。
 なんというか、ネーミング、佇まいともにどこかの土産物屋にでも置いてありそうな無造作感があります。

 こちらも穴開き栓。
20170221102030221.jpg  20170221102039852.jpg

20170221102006017.jpg  20170221102013987.jpg

 上立ち香はガス混じりの、お米の甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃いオリでトロリとした旨味が、強めのガスと絶妙にせめぎ合って粉っぽさを打ち消しつつ、最後まで濃厚なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の旨味に若干マスカット的な甘味もあって、非常に飲みごたえがあるのですが、強めのガスと裏方の酸苦がちゃんと仕事をして、グイグイイケてしまう危険さがありますね。
 後味は流石に少し粉っぽさはあるものの、ガスと酸でダレずに引き上げます。

 高級酒とはまた違った、あまり磨いていないお酒ならではの力強い甘旨味と、ガス・酸苦味・低アルコールによる良い意味での「飲みやすさ」をしっかり両立させた上で融合させたような、極めて完成度の高い甘旨系にごり酒でした。
 あまり評判を聞いたことがないお酒でしたが、私の中では而今のにごりに次ぐか、匹敵するレベルの当たり酒です、コスパについては超えるかも…
 甘さが本当に心地良いですね…、トロリとした口当たりとガス感がいい具合に引き立て合うベストコンディションで飲めたのも大きいと思います(穴開き栓なので今後そのあたりは心配ですが)
 玉櫻、とりあえずにごりは来年も買いたいですし、他のスペックも試してみたいと思いました。

 二日目、ガスが抜けたらどうなるかなあと思ったのですが、意外とダレませんね。
 今度は酸が表に出てしっかり引き締めます、いやあ良くできてますよ本当、脱帽です。

 今回のにごり酒特集については、明日簡単に振り返る記事を更新する予定です。

20170221102022311.jpg

名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,203円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年04月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ