fc2ブログ

桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒 02BY

家飲み記録 桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒 02BY

20220309142649662.jpg  20220309142706425.jpg

 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 連続した桃の里紹介(昨年のお酒ですが…)もこれで最後です。
 この「ふなくち」の「純米吟醸」は、私が以前「マイ殿堂入り」に入れたスペックですね。
 なんやかんやで当ブログは9年を越え、1000をゆうに超えるお酒を紹介していますが、、マイ殿堂入りは9本にとどまっていることからも、私の思い入れが伝わることでしょう。

20220309142659086.jpg  20220309142713022.jpg

 上立ち香は控えめですね~ほんのり米とガスのフレッシュな香りがあるかしら。
 含むと、シュワシュワとしたガスを伴った濃い甘旨味が実にインパクトの有る口当たりで、しかし一種優しく入ってきて、最後まで存在感を保ちつつスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の甘味とキウイ的酸味が合体した、飲みごたえとある種の軽さを両立したもので、浮いた香りや雑味がないのもあって進む進む、延々と飲んでしまいますねえ。
 後味は、ほんの少々苦味の余韻を残しつつ、極めて自然にキレます。

 しっかりと甘旨く、シュワシュワとフレッシュで今風ながら、極めて全体のバランスが良い、ストレートにハイレベルなお酒でした。
 いやあ旨いわ…、なんというかガス甘なお酒は安っぽいというか月並に思われがちな気もするのですが、完成度が段違いなんですよええ。
 こういっちゃあなんですが、そっち系のお酒をメインに毎日飲んでる小生がこれだけ言うんだから信用してくださいよええ、桃の里はそんじょそこらのプレ銘柄を優に越えている、全国屈指の甘口酒です。
 桃の里、私が買いにくくならない程度に人気が出てほしいと改めて思いました。

20220309142721136.jpg  20220309142728255.jpg

購入価格(税抜):メモ忘れ…円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年03月17日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 にごり酒 生酒 02BY 

家飲み記録 桃の里 にごり酒 生酒 02BY 

20220220184720339.jpg  20220220184735354.jpg

 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 桃の里ににごり酒です、以前日本酒感想日誌さんでも紹介されていましたね(こちらは一年遅れ…)
 桃の里の季節もの生酒の一つで、醸造アルコール、糖類添加ありの、バリバリの普通酒です。
 1,000円というお値段、穴開き栓がポイントですね。

20220220184712392.jpg  20220220184727023.jpg

 上立ち香は濃厚でお米的な、甘酒っぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚で粘度を感じさせるような甘味がグワッと強烈に入ってきて、これまた強目の苦味やアルコール感とせめぎ合いつつ、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは桃の里新酒特有のフレッシュな洋梨orキウイ的な甘味を軸としつつも、やはり水飴的な甘ったるさがある感じ、ただ苦味とアルコール感とうまいことバランスと取っていますね。
 後味は、濃厚さが嘘のように自然に引き上げていきます。

 強烈な甘ったるさをこれまた強烈なアルコール感で引き取る、低価格普通酒にごりとしてある意味でお手本的なバランスのお酒でした。
 いやあ、甘口酒をバカスカ飲んでいる私だからこそ言いますが、少なくと桃の里については、糖類添加の甘味はちょっとクドいですねえ、元々の甘味が素敵なのでよりそう感じてしまいます。
 ただまあ、アル添のおかげか不思議なほどにキレは良くて、コスパは抜群だとも思います、やっぱり凄い銘柄かと…
 桃の里のまた違った一面を見せてくれたお酒でした。

20220220184742022.jpg  
20220220184703672.jpg

購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年02月23日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

20220127122055767.jpg  20220127122103459.jpg
 (詳細なラベル撮影忘れ…)

 長野県木曽郡木祖村、湯川酒造店のお酒です。

 このスノーウーマンは、以前書いたにごり酒特集で激賞したとおり、私の中では5本の指に入るぐらいのお気に入りにごり酒です。
 実際冬の時期はSNSのタイムラインが有名銘柄のにごり酒がガンガン流れていくのですが、いつも「このお酒より旨いのなんてほとんどないよなあ」とか思っていたりして。
 長野酒に関しては、幻舞に加えて最近信州亀齢が入手困難になってきているところですが、私から言わせるとまだ✕4実力派銘柄がごろごろしているので、今後が楽しみでもあり不安でもあり…ですね。


 上立ち香は梨っぽい爽やかな香りとオリの香りが混ざって、そこそこに。
 含むと、香りの印象通りの実に爽やかフレッシュな甘酸味がオリの旨味とともに、チリチリとしたガスを感じさせながらもなめらかな口当たりで入ってきて、その勢いのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨的な甘酸味にオリ由来のお米的旨味が見事に一体化したもので、苦味等の後ろ向きな味わいをほぼ感じさせないうえに、見事に飲みごたえと飲み進めやすさを両立していますね。
 後味は、オリの柔らかさの側面を感じさせつつ、実に自然に引き上げます。

 爽やかな甘酸旨味、濃いめのオリの旨味、程々のガス感が絶妙なバランスでまとまった、グビグビいける芳醇フレッシュにごり酒でした。
 いやあこの安定感は素晴らしい!見事なまでに期待通り、いやそれ以上の出来に笑いがこぼれます。
 自分の中では桃の里、玉櫻、ささまさむねと共に、「而今にごりが飲めなければスノーウーマンを飲めばいいじゃない」と言いたくなるようなド鉄板の逸品かと思いますね。
 十六代九郎右衛門の中でも、スノーウーマンは毎年買おうと思わせてくれる一本でした。

購入価格(税抜):1,508円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年02月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊正宗 「絹白」 純米 にごり酒

家飲み記録 菊正宗 「絹白」 純米 にごり酒

20220209154234038.jpg  20220209154248635.jpg

 兵庫県神戸市、菊正宗酒造のお酒です。

 泣く子も黙る有名銘柄ですね、当ブログでは以前同蔵の限定銘柄「百黙」を紹介していますが、菊正宗自体はなんと初めての登場です。
 実はこのお酒は地元のビックカメラで見かけたものだったりします、最近「ビック酒販」なる名前でかなり力を入れて取り扱っているようですね。
 容赦なく値引きされているところにお店の「らしさ」を感じますが、何気に冷蔵保存だったのが個人的にはポイントだったりします。

 特徴その①はアルコール度10%というところでしょう、かなりの低アルコールにごりとなっています。
 特徴その②はそのお値段、値引きされていることもあり最安クラスの普通酒並になってます(流石にパック酒よりは高いですが…)。
 特徴その③は意外なことにアル添だけで糖類、酸味類等の添加がないことでしょう。

20220209154258250.jpg

 上立ち香はヨーグルトやお米の雰囲気を感じる甘い香りが割と強めに。
 含むと、かなり濃厚な甘旨味が乳酸の風味をまといつつ実になめらかな口当たりで入ってきて、そのままキツさを感じさせずにスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象通りの、飲むヨーグルト的な甘酸味にオリの米感が伴うもので、見事にアルコールや苦味の刺激を徹底していますね、
 後味は、その柔らかい印象を最後まで残したまま、自然に引き上げていきます。

 飲むヨーグルト的な濃い存在感と柔らかさが特徴的な、極めて飲み進めやすい超絶コスパ芳醇甘旨酸味酒でした。
 個人的には大関にごりは薄い印象が強かったのですが、こちらは低アル特有な物足りなさはあるものの、味わいは濃厚で何よりしっかり甘いのがぼく満足。
 いやあこれは掘り出し物でしたね、こうなると他の大手にごりざけも気になってきてしまうなあ、五郎八とか白川郷とか、一回は飲んでみるべきかな。
 菊正宗の安定感、凄みを感じた一本でした。

20220209154306120.jpg

購入価格(税抜):567円/500ml
購入した酒屋さん:ビックカメラ
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年02月09日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

東力士 ニゴリ 活性生原酒 

家飲み記録 東力士 ニゴリ 活性生原酒 

20220124150251636.jpg  20220124150301018.jpg

 栃木県那須烏山市、島崎酒造のお酒です。

 これはもうラベルのインパクトが全てですねえ、ニ「ゴリ」、ということでゴリララベル。
 オリが非常に濃くて、透明ボトルが見た目真っ白になっていることも含め、通販写真ですら相当なオーラを発しています。
 東力士は極一滴雫酒というシリーズもありますが、冷静に考えるとこちらもなかなかなネーミングですし、その辺りに蔵元の好みが透けて見える気がしますね。
 
 特定名称無しの普通酒、アルコール添加ありで度数19~20度と、スペック的にもパワーを感じます。
 お値段は1,200円と良心的な所もポイント。

20220124150317073.jpg  20220124150344430.jpg

 注ぐとトロトロというかドロドロなレベルの濃度ですね。

 上立ち香はまさにオリ由来って感じのお米的な香りが仄かに。
含むと、やはりガッツリお米的な旨味が強めのシュワシュワ感と、トロトロかつ若干粉っぽさを感じさせる口当たりで入ってきて、アルコール的辛さでガッツリ引き締められつつ、力強く胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米クリームといった印象の超濃厚かつ甘味と旨味を感じさせるもので、ほぼどぶろく的な印象ですね、それとほんのりとした苦味や高アルコール度数ならではの力強さがいい感じでバランスを取るのが素敵。
 後味は、流石にオリ自体を若干残しつつも、味自体は実に力強くキレます。

 どぶろくに近いレベルの超濃厚なオリが実にクリーミーながら、全体としてはキリリとした印象の個性派旨味酒でした。
 これは面白いですね~、甘味は控えめながら、口当たりの滑らかさ、旨味の濃厚さと、高アルコールならではの飲みごたえの共存振りが実にインパクト高し。
 まあ確かにゴリラのイメージに合うかもなあ…、そういう意味では商品デザインとして非常にグッドセンスなのかも…
 東力士の、いろいろな意味での実力を感じさせてくれた一本でした。

20220124150359911.jpg
20220124150412750.jpg

購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年02月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜楽長 新酒活性生酒 純米にごり

家飲み記録 喜楽長 新酒活性生酒 純米にごり

20220124145930070.jpg  20220124145955674.jpg

 滋賀県東近江市、喜多酒造のお酒です。

 喜楽長は滋賀県を代表するお酒の一つという印象がありますね、私は以前「三方良し」の生酒をいただいたことがあります。
 今回は、新種生にごりを片っ端から飲みたい気分だったためセレクトしました。
 
 穴開き栓の発泡にごりながら、アルコール度数17度というのか個人的には好感度大ですね。
 最近は業界的に低アル化の傾向が著しく、とくに発泡系はシャンパンを気取ったかのようなスカしたお酒が増えている中(暴言)、こういう日本酒!って感じのにごりには問答無用で惹かれるものがあります。
 四合1,200円というお値段も素晴らしい…

20220124150037424.jpg  20220124150125047.jpg

 上立ち香はフレッシュな、オリ的お米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、純度が高い感じのフレッシュな旨酸味がチリチリとしたガスの刺激を伴いつつ入ってきて、最後までキリリとした印象を保ったまま胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、筋肉質な印象のお米由来の旨酸味が厳然たる主役、オリの濃度が高いので飲みごたえはありつつ、甘さ控えめ、苦味はほんのりで、実に自然に杯が進む印象。
 後味は、酸味メイン、苦味サブであくまで自然に、かつしっかりとキレます。

 濃いオリの旨味を、程よい酸味と苦味でキリリと引き締める、筋肉質系のフレッシュ良コスパにごり酒でした。
 なんというか、喜楽長の、新酒の、にごり酒として、実に期待通りの方向性のお酒だと強く思いましたね。
 甘さ控えめ系ながらも、オリの濃さが良いですねえ、それとガス感のバランスが見事の一言。
 喜楽長、コンセプト通りのお酒を仕上げる実力を感じた一本でした。

20220124150114437.jpg  20220124150103053.jpg

購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年02月01日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 純米吟醸 にごり生

家飲み記録 天美 純米吟醸 にごり生

20220124145835910.jpg  20220124145850525.jpg

 山口県下関市、長州酒造のお酒です。

 SNSでは非常に評価されている印象のお酒です、去年特別純米生をいただいたときの記事はこちら。
 実は他にも家飲みしているのですが記事にはできておりません…、個人的には生酒含め本当に酒質が安定しているなあという印象を持っています。

 それにしても天美は、新ブランド立ち上げにあたり最初に設備投資して、それをしっかりアピールして、酒質も納得感があるレベルに仕上げてくる、まさにお手本の様な流れで来ていますねえ。
 2年目にして日本酒好きの間で定着している感もありますし、今後も気になる銘柄です。

20220124145843842.jpg  20220124145907011.jpg

 上立ち香はオリのミルキーさを纏った、実にフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、まとまりの良いフレッシュな甘酸味がなめらかな口当たりで入ってきて、苦味等の引っかかりをほぼほぼ感じさせないまま、スルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピス的な風味、そして洋梨的な果実感が、極めてバランス良く融合した感じで、酸味の働きと雑味の無さで、濃いめの存在感がありながらグビグビ飲めちゃう感じ。
 後味は、酸であくまで爽やかにキレます。

 フレッシュフルーティーな新酒にごり酒として、まさにお手本の様なまとまりの爽やか系甘旨酸味酒でした。
 いやあ裏切らないですねえ、ほぼほぼ期待した内容通りの方向性で、その若干上を行ってくれている印象。
 あえて言うとインパクトや個性に欠ける面があるかもですが、まあそれはバランスとトレードオフな面もありますからね、このバランスこそが個性と言っても良いのかも。
 天美に対する信頼が、いや増した一本でした。

20220124145858997.jpg

購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2022年01月28日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生 03BY

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生 03BY

20211228161051217.jpg  20211228161058640.jpg

 福島県喜多方市、笹正宗酒造のお酒です。

 今年最後の更新になります、今年はついにほぼ不定期更新になってしまいましたが、そんな中でもご愛読いただいている読者様には深く御礼申し上げます。

 さて、大トリは私が今非常にハマっている、【超】お気に入りにごり酒に飾ってもらうことにしました。
 こちらは昨年、「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの感想記事を参考にセレクトしてあまりの旨さに衝撃を受けたお酒になります。
 そして先に言ってしまいますと、今年は入荷即購入、即開栓、即買い増し(一升瓶)してしまっていたりします、それほどまでに旨かった!
 あえて誤解を恐れず言いましょう、今年居酒屋で飲んだ而今にごりより明らかに旨かったです。

 ちなみに即リピートできたのは、伊勢五本店さんが取扱い開始してくれたのが大きいです。
 このお酒に目を付けるとは、上から目線になってしまいますが、流石お目が高いを言わざるを得ないですね~(なお都内だと地酒屋こだまさんは前から扱ってます)

20211228161105174.jpg

 上立ち香は濃いオリのお米的香りに、ほんのりフレッシュ果実感が混じった感じで、そこそこに。
 含むと、オリの存在感をしっかりと感じさせるクリーミーかつまろやかな甘旨味がトロリとした口当たりで入ってきて、これまた柔らかい渋味が奥深さを添えつつつ、ゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、オリのお米感、福島酒特有の洋梨的風味、そして若干の乳酸感のあるもので、なんとなく加水的な透明感・軽さもあって、全体として玄妙なまとまりを演出し、まさに無限に飲める印象。
 後味は、なんというか旨味渋味が相殺して、魔法のように自然にスッキリとキレます。

 福島酒らしい奥深い旨味をオリがブーストしつつ、全体が理解不能なレベルでまとまった、甘旨渋にごり酒でした。
 これは単体でも無限に飲めるし、食中でも全然イケますねえ、ガス感が無い寂しさとトレードオフで得た素晴らしくまろやかな口当たりがまた絶妙に心地よい。
 畢竟日本酒の到達点は「飲みごたえとキレの両立」なんだなあということを思い返す、そんなお酒でしたね、独自の路線でそれにかなり近づいていると感じました。
 ささまさむね、今後人気爆発してしまうのではという危機感を覚えた一本でした。

20211228161114233.jpg

購入価格(税抜):1,400円/720ml、2,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

■一升瓶、四合瓶の記念写真
20211228161122665.jpg
 私が即リピートするのは本当にレアケースです!(是が非でも正月酒に欲しかった)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年12月31日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

弥栄鶴 山廃純米七〇活性にごり 2020 生酒

家飲み記録 弥栄鶴 山廃純米七〇活性にごり 2020 生酒

20210912181248049.jpg  20210912181255663.jpg

 京都府京丹後市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらは御茶ノ水の「名酒センター」で購入しました、関東ではほとんど見られない銘柄なんじゃないでしょうか。
 前に笹祝の記事でも書きましたが、やっぱり同店はこういうレア銘柄に出会えるのが魅力ですね~
 蔵元ホームページを見てもあまり特筆すべき情報はないかな…地元では有名なのかしら。
 他の銘柄に○○蔵舞(くらぶ)というものもあるようです。

 今回いただくのは山廃生、かつ活性にごりという割と珍しいパターンのお酒。
 地元の酒米である「京の輝き」を使用していることや、日本酒度が+12を超えているところが目に留まります。

20210912181309026.jpg  20210912181317210.jpg

 上立ち香はまさにお米って感じのフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、やはりオリ由来の非常に濃厚な旨味が、山廃らしい酸味も相まって非常に力強い口当たりで入ってきて、最後まできっちり引き締まったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさにお米的な旨味が厳然たる主役、甘さはふわっと感じる程度で、酸味とフレッシュさで濃度を感じさせない飲み進めやすさがありますね、全体的には兎にも角にも筋肉質でキリリ。
 後味は、酸味がやはり力強く引き取ってしっかりとキレます。

 甘さ控えめの、旨味と酸味が極めて力強くバランスを取る、キリリ系芳醇フレッシュ酒でした。
 食中酒としては、油ものとか味が濃い料理をしっかりと受け止めてくれると思いますね。
 また、新酒生酒である意味完成している感じなのは、伝統的山廃とモダン山廃のハイブリッドって感じでしょうか(寝かせたらどうなるんだろう…)
 弥栄鶴、次はまた他のスペックも頂いてみたいと思いました。

20210912181337259.jpg  20210912181324303.jpg

名称:弥栄鶴 山廃純米七〇活性にごり 2020 生酒
蔵元情報:竹野酒造有限会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:名酒センター(御茶ノ水)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年09月15日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天の戸 じゃごたろ 生にごり酒

家飲み記録 天の戸 じゃごたろ 生にごり酒

20210803165750799.jpg  20210803165757624.jpg

 秋田県横手市のお酒です、天の戸は外で相当飲んでますが、意外にもブログでの登場は初めて。

 これまた見た目、名前のインパクト強いですね~
 裏ラベルにもあるとおり、「じゃごたろ」とは田舎者のことだそうです、何か字面的には後ろ向きの言葉に思えますが、そこは地元愛も表してるんでしょうね。
 表ラベルにある方言のセリフも合わせ、兎にも角にも「秋田」をアピールしている印象です。
 そして、そういうところって県外で受ける要素だと思うんですよね、コテコテの「日本らしさ」アピールをしているものが海外で人気が出るという構図と似ているように思えます。

 スペックも当然お米(酒こまち)、酵母(AK-1)含めまさに秋田スペックという感じ、精米歩合80%はかなり低精白ですね。
 にごり酒のなかではオリは控えめかな…、ちなみに穴開き栓です。

20210803165804228.jpg

20210803165818953.jpg  20210803165811339.jpg

 上立ち香は完全にお米って感じの、濃厚かつスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、実にキリリとした印象の酸味苦味を主体とした味わいがかなり強烈な口当たりで入ってきて、最後までガッツリと引き締まりつつ胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘味僅少、濃厚なオリ由来のお米的な旨味を芯に感じさせつつ、フレッシュ感あふれる酸味と、強めながらも一体化した苦渋味で兎にも角にも筋肉質なキリリ感が際立ちます。
 後味は、その酸苦の余韻をスッキリと感じさせつつ、見事にキレます。

 まさにお米といった感じの旨味を、ガスと酸で勢い良く、苦渋味でガッツリ引き締める、食中向け濃厚フレッシュにごり酒でした。
 これは完全にスッキリキリリ系にごりでしたね~、私の好みである甘旨系では無いのですが、この方向性のブレなさは素敵ですね。
 やはり「ど」とか「どぶろっく」を思い出す方向性かなあ、実際まとまりもよいですし、これは固定ファンが付きそうなお酒に感じました。
 天の戸、次はまた別のスペックも頂いてみたいと思いました。

20210803165826686.jpg

名称:天の戸 じゃごたろ 生にごり酒
蔵元情報:浅舞酒造株式会社
購入価格(税抜):1,050円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年08月08日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY

家飲み記録 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY

20210518163824710.jpg  20210518163840938.jpg

 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、

 こちらは通常入手できるお酒の中(早い話が而今以外)では個人的ベストにごり酒であり、今年で5年連続でいただいています。
 いやあほんと好きなんですよ…、昨年もマイベスト日本酒10選に入れていますし、甘辛の好みを問わず自信を持ってオススメしている一本になります。
 今年も今か今かと新酒を待ち望んでいたのですが、いつもなら年明け早々には飲めていたのに、今年はやはりコロナ禍の影響で出荷が遅れ、私がいつも購入している伊勢元酒店さんには3月入荷でした。(入荷案内後即購入)
 
 昨年に引き続き掛米には「やまだわら」なる飯米を使ってますね。
 実はうちのレマコムに昨年の同じお酒を保管してあり、今回飲み比べ(垂直飲みというやつですね)と洒落こんでみました。

20210518163832826.jpg  20210518163848936.jpg

 上立ち香は露骨にお米っぽさとガスを感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、非常にオリの濃度が高く存在感が強い旨味が、ガスの働きでとろとろというよりシュワシュワな口当たりで入ってきて、青さはありつつ最後までバランスを保って胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米的存在感と、カルピス的甘旨味が合体した感じのもので、そこにフレッシュなインパクトが加わりながら、全体的に山陰酒らしい硬質かつ筋肉質なまとまりを感じさせるもの。
 後味は、ガスと酸に加えほんの少々柔らかい苦味で力強くキレます。

 極めて濃度の高いオリ由来の旨味の飲みごたえと、山陰酒特有の引き締まり、飲み飽きなさが見事にに一体化する、超完成度のフレッシュにごり酒でした。
 いややっぱ旨いっすよこれは…、ガッツリ甘いわけではないのですが、旨味の濃度が高いので満足感が素敵なんですよね~
 今年もマイベストにごり酒継続ですねこれは、改めて出会えたことに感謝。
 玉櫻、来年も何としてでも飲みたいと思いました。

 なお、同時に飲み比べた01BYのお酒は、旨味の存在感や複雑さが増しつつシュワピチ感は健在で、これまた旨い!
 ほぼほぼ理想的な生熟を経た感じですね~、穴開き栓(セロテープ貼ってましたが)でこの強さは見事ですねえ。
 ほんの少ししつこい感じも出てきた感はありましたが、魅力が増した面もあって、新酒とも甲乙付けがたい逸品でした。

20210518163857614.jpg  20210518163904855.jpg

名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

■飲み比べ記念写真
20210518163800236.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月19日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三戸のどんべり 家傳田舎仕込み 純米にごり酒

家飲み記録 三戸のどんべり 家傳田舎仕込み 純米にごり酒

20210412121628656.jpg  20210412121638639.jpg

 青森県八戸市のお酒です、家飲み・外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す八戸酒類の別銘柄には「八鶴」「如空」等があります、当ブログでは以前新聞紙に包まれた「はちつる」をご紹介しています。
 ドンペリならぬ「どんべり」ということで、ネーミングも見た目もユニークな印象がありますね。
 蔵元ホームページの商品紹介によると「完全受注品のため発売からすぐに品薄になるほどの人気シリーズ」とのこと。
 まあそれは宣伝文句かもしれないと思いつつ、「甘く濃醇」であるらしいことや、地酒屋さんが取り扱っていることから期待できると思い、セレクトしました。

 要冷蔵の表記がないのでおそらく二回火入れですね、お値段は税抜1,250円とお手頃。
 何となくスーパーに並んでそうな佇まいですが、糖類等の添加の無いれっきとした純米酒です。
 
20210412121656481.jpg

 開栓すると若干泡が登ってきますね、ガスが残っているのでしょう。

 上立ち香はまさにお米って感じのオリっぽい香りがそこそこに。
 含むと、バランスの良いと印象の甘旨酸味が優しい口当たりでトロリと入ってきて、最後までその印象を保ったまま、ゆるゆると胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、割とフレッシュ感もある、実に濃厚かつ滑らかなお米の旨味を中心に乳酸的な風味が伴うもので、少々の苦味とアルコール感が奥深さを添えつつ、兎にも角にも柔らかな感じ。
 後味は、オリの濃厚さをしっかり酸味が引き取って、スッキリキレます。

 実に高濃度なオリによる旨味を、程よい鮮度で乳酸味のアクセントを添えて楽しませてくれる、まとまりの良いにごり酒でした。
 いやあ、火入れながらもおそらくガス由来でフレッシュ感が残っているのと、古臭さが皆無なのが良いですね。
 それでいて甘い口当たりとバランスの良さで、15度とは思えないぐらいにグイグイ飲んでしまいます。
 (ただこうなると生を飲んでみたい…)
 三戸のどんべり、固定ファンがつくのもうなずける完成度でした、まだまだ面白い地酒があるなあ…

20210412121646532.jpg

名称:三戸のどんべり 家傳田舎仕込み 純米にごり酒
蔵元情報:株式会社株式会社町田酒造店
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月07日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

家飲み記録 金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

20210202120551813.jpg  20210202120607471.jpg

 新潟県佐渡市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 本醸造しぼりたてがあまりに衝撃的に素晴らしかった金鶴です、興奮冷めやらぬうちに同時購入したこのお酒を開栓しました。
 その記事でも、日本酒ブロガーさんが絶賛していた旨を書きましたが、今回のお酒については「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんもまさに飲まれていて、高評価でしたねえ。
  臭い言い回しになりますが、ここまでくるとまさに「日本酒ブロガー絶賛!」というお酒になるでしょう。
 日本酒ブロガーというのは、それぞれの好みが有りつつ、大量の銘柄を家飲みしている存在なので、その推しがここまで一致するということはかなりのことだと個人的には思いますね。
 
 今回いただくのは純米の活性にごり、新酒の時期ならではのお酒ですね。
 「かぜやわらか」というネーミングと題字がなかなか特徴的。

20210202120559540.jpg  20210202120635677.jpg

 上立ち香はオリ的な爽やかな香りにほんのりとセメダインが混じった感じで、控えめに。
 含むと、まずオリで濃度にブーストされたジューシーな甘旨味が、ほんのりとした苦味と強めのガスを伴いつつ、シュワシュワと力強い口当たりで入ってきて、最後までしっかりバランスを保ちつつ胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味とブドウ的果実的甘酸味が一体化したような、満足感を十分にあたえつつ非常にスッキリ感のあるもので、サイダーかのようにグイグイいけてしまいます。
 後味は、あくまでキリリとした苦味が若干の余韻を残しつつ、しっかりとキレます。

 爽やかながらも高密度な旨味を、極めて整ったバランスで勢いよく楽しませてくれる、飲み過ぎ不可避の芳醇酒でした。
 飲んでるとちょっと苦いかなとか思うときもあるのですが、飲み進めると不思議とそれすら心地よく、どんどん飲んじゃいますね。
 いやあ、この旨味の存在感とキレのバランスのとり方は本醸造でも感じたものなので、まさに金鶴は「らしさ」を確立した銘柄なんでしょうねえ、素晴らしいの一言。
 金鶴、今後は超お気に入り銘柄として、ストーキングしていきたいと思いました。

20210202120625173.jpg  20210202120616734.jpg

名称:金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年02月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

仙禽 雪だるま 02BY

家飲み記録 仙禽 雪だるま 02BY

20201231224047212.jpg  20201231224054403.jpg

 栃木県さくら市のお酒です、ブログでの登場は6回目。

 フレッシュ系のにごり酒は日本酒界での冬の風物詩ですね、中でもこの雪だるまはその代表格と言ってよいのではないでしょうか。
 私も2018年2019年にも買っております、ついリピートしてしまう魅力が有りますね。
 しかし、このデザインは本当出色ですよねえ、おりの白さに可愛らしい雪だるまのイラストが非常に映え、店頭で極めて目を引くものになっているかと。
 夏のかぶとむしもそうですが、早いうちから斬新なボトルデザインを採用した仙禽の先見の明に脱帽です。

 裏ラベルにある通り同蔵は全量ドメーヌ化としており、このお酒も地元栃木栽培の山田錦を利用。
 発泡性があるということで穴開き栓だったのですが、店の冷蔵庫の内で既にその穴から若干噴き出していたほどイキが良かったのが印象深かったですね。
 アルコール度数は、いつも通りかなり低く抑えた13度です。

20201231224108433.jpg

 上立ち香はフレッシュな、オリ由来のお米的な香りがそこそこに。
 含むと、引き締まった印象のお米的な酸旨味がシュワシュワとしたガスを伴いつつ入ってきて、苦味の雰囲気をほんのりと感じさせつつ、勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ僅少のスッキリ系シュワにごりという印象ながら、辛さや苦さよりもお米の旨味の印象が残るバランスで、筋肉質な感じの飲みごたえはしっかりあるもの。
 後味は、酸味が旨味をしっかり引き上げてキレます。

 酸味とガスのすっきり感がありつつ、お米の旨味をしっかり楽しませてくれる、グイグイイケる系のにごり酒でした。
 個人的には甘味が足りないのが寂しいですが、客観的に見て非常に完成度が高いと思います、人気が出るのを素直に称賛したいところ。
 SNS上では苦味が気になったとの感想も挙がってましたが、私が飲んだやつは苦味少なかったですねえ、ロットに依るものでしょうか(私が鈍感な可能性もあり)
 仙禽の実力、雪だるまの安定感を改めて感じさせてくれた一本でした。

20201231224100853.jpg

名称:仙禽 雪だるま 02BY
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,637円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年01月21日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生

20201224152353614.jpg  20201224152401191.jpg

 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの紹介は2回目。

 最近私は入手困難銘柄へのこだわりや、それを追う気力を失いつつあるのですが、而今のにごりについてだけはどうも断ち切れない思いがあり、それがまだ見ぬにごり美酒への欲望に繋がっている感じだったりします。
 そんな中、昨年のこのお酒が「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんで殿堂になっているのを見て、今回気合を入れて福島の酒屋さんからお取り寄せした次第です。
 なお、いつ開けるかと機会を伺っていたら例によって日本酒感想日誌さんに先を越されましたね…、しかも廣戸川と飲み比べとかニクいことを…(悔しみ)

 使用米は書いてませんが、五百万石と華吹雪らしいです。
 アルコール度15度で加水有だと思いますが、それでも税抜1,272円は良心的ですね~

20201224152409038.jpg

 上立ち香は梨クリーム(?)的な、オリの雰囲気もありつつスッキリとしたフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュかつクリーミーな甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来的な苦渋味があくまで裏方に徹して複雑味と奥深さを添えつつ、最後まで素直に染み込んできます。
 味わいは、やはり福島酒らしい洋梨的な甘酸旨味が中心、フレッシュ感とオリの濃度による魅力を感じさせながらも、とにかく全体のまとまりが素晴らしく、ゆるゆると永遠に飲めてしまいます。
 後味は、酸渋苦が、あくまで自然に仕事をする形で、素晴らしいキレを見せてくれます。

 フレッシュかつ実に濃厚な甘酸旨味を、実にクリーミーかつ滑らかに楽しませてくれる、超バランスの甘旨にごり酒でした。
 いやあ良いですね!期待通り、期待以上の味わいでした、わかりやすくストレートに旨い。
 オリが露骨に濃厚さを加えつつも凄く柔らか滑らかなのが素敵だなあ、キツくない苦渋が福島酒らしい奥深さを添えて一本調子でないのも◎。
 なんとなくカルピス感もあるし、これも而今にごりファンに飲んでほしいお酒ですね~、こっちが好みという方も多いかと(そしてコスパはこっちが上)。
 ささまさむね、来年のにごりも是非飲みたいと思うとともに、他のスペックにも興味をそそられた一本でした。

20201224152416702.jpg

名称:ささまさむね 特別純米 にごり生
蔵元情報:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,272円/720ml
購入した酒屋さん:うめや商店(通販)
お気に入り度:8.8/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年12月25日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

家飲み記録 ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

20200623163551706.jpg  20200623163601168.jpg

 長野県佐久市のお酒です、同蔵のお酒の紹介は2回目。

 こちらを醸す伴野酒造の通常銘柄は「澤の花」、当ブログでは以前「俺ラベル」というユニークなお酒を紹介しています。
 ボー・ミッシェルの方は日本酒離れした見た目に違わず、非常に個性的な低アル原酒商品だったかと思います。
 こちらについてはSAKETIMESに詳しい記事がありますね、今ほど低アル原酒が一般的ではないときから出し続けているというのはやはりすごいことかと。
 今回はその冬季限定のうすにごりです、まあほぼ一年前に飲んだ感想になりますが、今年ももうそろそろ出るはずなのでその参考までに…

 アルコール度数は9度、私が好む原酒の下手したら二分の一以下ですね。
 にごりは結構濃い目で、スノーファンタジーという名がに相応しい風情。

20200623163633374.jpg  20200623163611810.jpg

20200623163655481.jpg

 上立ち香はアルコール入りカルピスソーダ的な乳酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、乳酸的柔らかさのある甘酸味が、強めのガス感と、控えめの苦味を伴って、シュワシュワとした口当たりで入ってきて、割と軽やかに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピスを彷彿とさせる乳酸飲料的な旨味が主役、甘味が結構強いのと、オリ由来の旨味ブーストと苦味もあって、かなり濃厚に感じますね、ただ低アルも相まって少々ダレ感はあるかな…
 後味は、若干甘味苦味の余韻を残しつつ、酸を感じさせながらゆったりと引き上げます。

 柔らかい乳酸を伴った濃い甘味がシュワシュワスルスルと入ってくる、実にモダンな活性にごり酒でした。
 低アルの上にガスが強いので、グビグビいっちゃいますね~、このわかりやすさは魅力だと思います。
 ある界隈では新政の天蛙に似ているという話が出ていましたが、むべなるかなという感じです、蛙が買えなければまずこっちでも十分満足できるんじゃないかしら。
 ボーミッシェル、低アル原酒の先駆けとしての貫禄を感じる完成度でした。

 ちなみに温度が上がってしまうとかなりダレるのでしっかり冷やすのがオススメです。
 冷やすとスイスイですねえ、一日で飲みきってしまった…、飲んべいにとってはコスパは悪いかも。

20200623163622236.jpg

名称:ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY
蔵元情報:伴野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

20200929154414324.jpg  20200929154430193.jpg

 続いての桃の里です、去年は「立春しぼり」だったしろうまですね。
 がっつり濁った、山田錦精米歩合40の純米大吟醸で、お値段は激安(やっぱり限定品は特別価格っぽいですが)。
 
 ちなみに前回は無かった「開栓注意」の札がかかっているのですが、購入後穴開き栓にセロテープ貼って(私はよくやります)数週間放置していたら、開栓時盛大に噴き出しました…
 今回無茶苦茶発泡感強かったですね。

20200929154441230.jpg  20200929154505809.jpg

 上立ち香はキウイジュース的なスッキリとした果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュかつオリ的存在感のある甘旨味がシュワシュワと入ってきて、一種軽い感じでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりキウイ感のある実にスッキリとした甘酸味にお米的な旨味が混ざったものが主役、今回は濃度抑えめで、ほんのりとした苦味もあるので、とにかくグイグイイケてしまいますね。
 後味は、酸・ガス・苦味がそれぞれ主張して実に自然かつバッチリ引き上げます。

 濃いオリ由来の甘旨味と、スッキリとした酸味・ガス感が特徴の、芳醇軽やかフルーティー酒でした。
 去年に比べると甘さ控えめで発泡感が強く、スッキリ感がかなりました印象でした。
 個人的な好みとしては去年の方が上なのですが、それでも非常にハイレベル・コスパ抜群ですね~、素晴らしい!

 後、このお酒はとあるお酒の会に持ち込んだのですが、そこではガチ勢の方から「ちょっと硫黄っぽい含み香が有る」とのコメントがありました。
 「はえ~」と思いましたねえ、言われてみれば確かに…、その辺りちょっとだけクセも有るかもなので、気になる人も居るかも。

20200929154452742.jpg

名称:桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:掟破りのまとめ買い
20200929151830083.jpg
 3本同時買いは私史上初だったような…

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年10月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

furousen(不老泉) 純米吟醸にごり 生原酒

家飲み記録 furousen(不老泉) 純米吟醸にごり 生原酒

20200907101049554.jpg  20200907101102892.jpg

 滋賀県高島市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 知る人ぞ知る実力銘柄の不老泉です、個人的には、前回紹介したような山廃・熟成でガッツリお燗向けのお酒をメインに据えている印象があります。
 が、今回いただくのは見た目からして今風の、新酒速醸活性にごり生酒という、イメージとは真逆のもの。
 むしろ別銘柄の「杣の天狗」を思い出しますね、その辺りに興味を惹かれたのと、自分の好みとしてはそっち系なので今回セレクトしました。
 
 裏ラベルに非常に詳細な記載が有るのは素晴らしいですね、色々と楽しみ方が広がります。
 個人的に特筆すべきは使用酵母「蔵付5号」というところ。
 これが「賀茂鶴発祥の協会5号をルーツとした蔵付酵母」という意味なら激レアだと思います、私も協会5号系のお酒は飲んだこと無いので…

20200907101128942.jpg 20200907101141033.jpg

 上立ち香はオリとガスの雰囲気をまとった柑橘系果実の爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、少々の苦味をまとった奥深い感じの甘旨味がシュワシュワと入ってきて、強いインパクトを与えつつも酸でしっかりと引き締まったまま、力強く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、グレープフルーツ的な苦味と酸味、少々砂糖を加えた感じの甘味、そしてお米由来の旨味をそれぞれ感じさせつつ、それがしっかりと高密度にガッツリ噛み合っている感じで、実に飲みごたえがあります。
 後味は、その存在感を酸とガスが引き取って力強くキレます。

 軽くて薄い系とは一線を画した、極めて飲みごたえがありつつもしっかりスッキリキリリな、本格派スパークリング日本酒でした。
 いやあ、一般的な不老泉のイメージとは若干異なりつつ、そこから逸脱してないって感じです。
 キャッチーな甘味があることが個人的には凄く嬉しいですね~、新酒らしいプラス要素がビンビンにありながら、苦味や重さを感じさせないバランスは見事!
 不老泉の新たな側面を魅せてくれた一本でした、本当に実力派ですねえ。

20200907101153700.jpg

名称:furousen(不老泉) 純米吟醸にごり 生原酒
蔵元情報:上原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,568円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年09月07日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松嶺の富士 純米77 出羽の里 にごりざけ生

家飲み記録 松嶺の富士 純米77 出羽の里 にごりざけ生

20200630131120703.jpg  20200630131130098.jpg

 山形県酒田市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 この銘柄については「上喜元」の蔵との関係等諸々について、前回の記事に書きました、興味があれば是非そちらもご覧ください。
 その前回に飲んだお酒は「からくちの火入れ」という私が通常飲む方向性のものでは無いにも関わらず、悪い印象はなかったので、今回満を持して「にごりざけ生」というもろ自分向けのスペックをセレクトした次第です。
 ちなみに、このラベルは「家紋ラベル」というらしいですね、過去ご紹介した「真野鶴」「毛利」同様、インパクトがあって個人的には好き。

 お米は山形県の酒米としてはなんとなく出羽燦々に隠れている印象の「出羽の里」。
 精米歩合が77%と、かなりの低精白であることがポイントですね、そのためかお値段は税抜1,100円と非常にリーズナブル。

20200630131145945.jpg

 上立ち香はメロンとセメダインが混じった感じのフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、実にフレッシュな甘旨味が結構なガスを伴いシュワシュワと入ってきて、そこそこの酸味と裏方回った苦味で、しっかりと輪郭を保ちつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいはまさにメロンソーダ的な青い感じの甘酸旨味が主役、酸味はちょっと乳酸的な感じですね、苦味もありますが全体的には精米歩合、値段からは考えられないようなまとまり。
 後味はガス感メイン、苦味サブで、見事にキレてくれます。

 フレッシュかつインパクトのある甘旨味と、ガスの勢いががっつり主張する、ド直球良コスパ生酒でした。
 なんというか、こういうのでいいんだよと言いたくなりますね、個性よりもまとまりや生酒らしい魅力をストレートに伝えることを重視している印象。
 苦味とか低精白らしい若干の重さを、ガスが見事に引き取っているのはポイントといえるでしょう、結果として風の森秋津穂的な、とんでもなくハイレベルなコスパ酒になっていると思いますね。
 松嶺の富士の確固たる実力を感じさせる、方向性のハッキリした一本でした、今後追っていこうかと思います。

20200630131204192.jpg  20200630131155389.jpg

名称:松嶺の富士 純米77 出羽の里 にごりざけ生
蔵元情報:松山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,100円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年08月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美田 山廃にごり 糸島産山田錦

家飲み記録 美田 山廃にごり 糸島産山田錦

20200505192210721.jpg  20200505192315055.jpg

 福岡県三井郡大刀洗町のお酒です、同蔵のブログでの登場は2回目ですね。
 今回も福岡出張時、住吉酒販さん(本店)での購入酒です。

 こちらを醸す「井上合名会社」の別銘柄には「三井の寿」があります、関東では圧倒的にこちらの方が知られてますね。
 洒落た見た目のラベルが多い三井の寿に比べ、こちらはなんというかいかにも地酒という趣があるように思えます。
 ラベルに加え、なんとなく「山廃にごり」っていうのにオーラを感じるんですよねえ、何でしょうこの感覚。

 精米歩合は70%に留めてあり、アルコール度数は14%と低め、恐らく加水ありでしょうね、そのためかお値段は税抜1,150円とお安め。
 純米記載はありませんがアル添は無し、今回は火入れですがググると生酒も有るみたいですね、本当はそっちが欲しかった…
 8月製造、10月開栓です。

20200505192325710.jpg  20200505192336416.jpg

 上立ち香は完全におり由来のお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはりにごり酒っぽい旨味が山廃らしい乳酸風味を伴いつつ、割と勢い良い感じで入ってきて、その酸が引き締め役をこなしつつにごりを感じさせない軽さで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやあ山廃にごりとして本当にスタンダードな感じの旨酸味が中心、特筆すべきは純度の高さですね~、雑味的なものをほとんど感じさせないまとまりがあります。
 後味は、酸が引き取る形でにごりを感じさせない見事なキレ。

 にごりの存在感と、山廃らしい乳酸の柔らかさを、極めて高純度で融合させた、バランス系旨酸酒でした。
 いやあ、これぞ米を発酵させた酒!って感じの力強い味わいなんですよね、それでいてバランスはしっかり取れている。
 正直なところ、菊姫のにごりとかなり近しいものを感じました、純米なだけにもうちょっと柔らかいかも。(コスパは一歩譲りますが)
 美田にごり、次は是非生を飲んでみたいですねえ。

20200505192346601.jpg

名称:美田 山廃にごり 糸島産山田錦
蔵元情報:井上合名会社
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:住吉酒販(福岡)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年06月10日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ