ちえびじん 純米大吟醸 愛山 28BY
家飲み記録 ちえびじん 純米大吟醸 愛山 28BY
大分県杵築市のお酒です。
ブログでの紹介は6回目と、私にしてはなかなかのペースで飲んでいます。
珍しく火入れ酒の紹介になりますね、当ブログでの割合的には1割未満かも…
生酒については、「飲み飽きる」とか「飲み疲れる」みたいな評を良く聞くのですが、私の飲みスタイル的には、飽きたら次のお酒に行けば良いし、疲れたらそこで止めれば良いと常々思っていたりします。
まあ私の場合はちょっと特殊ですが、日本酒業界で支配的な「量が飲める」方が良いお酒という考え方は、今となっては必ずしもそうでもないんじゃないかなあと。
単純に好みを話す文脈ならともかく、無濾過生原酒をディスるときのお決まりワードになっている感じがあるのはちょっと悲しい感じではあります。
完全に話が逸れました…。(常連銘柄だとなかなかネタがなくて)
今回いただくのは、希少米(というか高級米)「愛山」の48%という豪華スペック、一回火入れです。
お値段も少々お高めですが、スペックからいえば破格に安いといってよいでしょう、新商品らしいので飛びついてみました。
上立ち香はほんのり熟した、紅茶的な香りが控えめに。
含むと、程よい濃度の甘旨味が非常に柔らかい口当たりで入ってきて、裏方に渋味や熟感を感じさせつつ、最後まで優しく喉奥に流れ込んできます。
味わいは、程よく熟した果実的な甘旨味と、結構存在感のある渋味が相まって、まさに紅茶、アップルティー的な独特の世界を創り出しています、そしてとにかく纏まりが良い。
後味は、やはり渋味が引き取って、自然に引き上げていきます。
ちえびじん的なバランスの良い甘旨味が、さらに上品に落ち着いた印象の、極めてまとまりの良い万能酒でした。
紅茶的な風合いも相まって、何となく「エレガント」という言葉が浮かびますね。
単に生酒と同時に飲んじゃうとインパクト負けしますが、それこそ「飲み疲れた」タイミングあたりで飲むとその良さが染み込んでくるんじゃないかと思います。
ちえびじん、実は紅白のアレも買ってあるので、次はそちらの紹介になると思います。
紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-85.html
名称:ちえびじん 純米大吟醸 愛山 28BY
精米歩合:48%
使用米:愛山
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社中野酒造
購入価格(税抜):2,000円/720ml
お気に入り度:8.3(値段も考慮に入れて)/9.0