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天弓 純米吟醸 翠雨 生酒

家飲み記録 天弓 純米吟醸 翠雨 生酒

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 山形県南陽市のお酒です。
 前回の桜雨に続いての紹介。

 こちらも「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」管理人のすんさんに入手して貰いました。
 唐突な話ですが、私は日本酒ブログの利用の仕方として一番確実なのは「自分の好みと似ているブログを探して、そのオススメ銘柄を飲んでいく」という方法だと思っております。
 すんさんは私のブログを前から参考にしてくれていたようで、好みは完全に同系統なことは判明済み。
 そのオススメ銘柄というのは、まあ自分にとっては必然的に鉄板なわけです、いやあこれもまた、ブログやってて良かったと思えた一事でしたね。

 スペックは、これまた記載ないですが、出羽燦々利用らしいです、精米歩合は55%。
 こちらの特徴的な部分は「マロラクティック発酵」という、一般的にはワイン製造で利用される、特殊な発酵過程を経たものであるということですね。
 同様の製法のお酒として、当ブログでは以前に山形正宗の「まろら」を紹介しています。

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 上立ち香はスッキリフレッシュなライム的な香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃度が高い甘酸味が、少々の苦味を伴って、ギリギリダレを防ぐバランスで、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、一種の爽やかさのある、程よく熟した柑橘系果実の甘酸味が中心で、少々クセっぽい苦渋味が何気に個性を添えています、いやあオンリーワンですね~
 後味は、苦渋酸が引き取る感じの、なかなか面白い引き上げ方。

 独特のスースー感が特徴の、なかなかに複雑な味わいの世界を感じさせる、インパクトのある芳醇甘口酒でした。
 何となくラベルのイメージに引っ張られて、ライムとかの青い柑橘系果実のイメージがありますね、ただ甘味がハッキリ強いのでメインはそれ。
 個人的にはこういう、甘味、個性、飲みごたえの三拍子揃ったお酒は大好きですね~
 そしてやはり何となく二兎に似てる気も…、ただこっちの方が甘味の押し出しが強い印象。
 天弓、今回の2本で自分好みと確信できました、来期は何とか自力入手したいなあ…

■紹介:「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-310.html

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名称:天弓 純米吟醸 翠雨 生酒
蔵元情報:東の麓酒造有限会社
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:並べて記念写真
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今回はとにかくすんさんに感謝!

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2019年10月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天弓 純米吟醸 桜雨 生酒

家飲み記録 天弓 純米吟醸 桜雨 生酒

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 山形県南陽市のお酒です。
 ブログでは初登場ですね、外飲みについては後述。

 こちらを醸す蔵の通常銘柄は「東の麓」ですね、そして限定品であるこちらの「天弓」については「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの推し銘柄ということで、数年前から狙っておりました。
 実際、外飲み(というかオフ会)で飲ませてもらったときの印象も良く、想いは募るばかりだったのですが、日本酒というものは、近くに特約店が無いとなかなか難しいんですよね…
 で、結局は同ブログ管理人のすんさんに買ってきて貰いました(2本)、いやあ持つべきものは酒友達ですね。

 裏ラベルのスペック情報は貧弱ですが、ググったところ使用米は美山錦らしいです。
 精米歩合は55%、アルコール度15%は結構低めですね。(私の感覚では)
 
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 上立ち香は甘くベリー系っぽい果実的なフレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり実に芳醇かつフレッシュな印象の甘酸味がグググッと入ってきて、そこそこ強めの苦味と拮抗しつつ、割と息の長い感じで存在感を保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やっぱりベリー系の甘酸味が主役って感じですね、濃度がかなり濃くて、生酒らしい苦味を割と力尽くで裏方に押し込めるタイプですね、ただあまり重さを感じさせないバランス。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、割とスッキリキレてくれます。

 フレッシュフルーティージューシー系のお酒として極めてハイレベルな、キレの良い芳醇甘酸旨味酒でした。
 いやあ、上では苦味を強調していますが、実際はそれを本当に上手く使いこなしているんですよ、甘酸の存在感と相まって、王道ながらも繊細なバランスの取り方といいますか。
 あとなーんとなくミンティーな風味もあるかなあ…、そこは若干二兎と似ているかも。
 天弓、やっぱり自分好みだなあと思わせてくれた一本でした、次回はもう一本買ってもらったやつをご紹介します。

■紹介:「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-284.html

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名称:天弓 純米吟醸 桜雨 生酒
蔵元情報:東の麓酒造有限会社
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年10月18日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒

家飲み記録 賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒 

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 奈良県五條市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目、また同銘柄は2回目の登場となります。

 前回(露葉風)の印象がすこぶる良かったので、ほぼ間髪入れずに別スペック(米違い)を発注しました。
 しかし、賀名生とは、地名由来の銘柄名ですが、結構インパクトはありますよね。
 Wikipediaには、南北朝時代に色々な事件があったようで、歴史的にも名を残している地名のようです(歴史マニアには常識なんでしょうか)
 奈良はこういうのがあるのが強みですよね~、むしろもっと前面に押し出してもいい気がします。

 スペックは、「吟のさと」を50%まで磨いたいかにも限定品的なもの。
 吟のさとで検索すると、「九州に適した栽培しやすい酒米」との情報が出てきますが、あえて奈良で栽培して、使用しているというのがなかなか面白い気がします。

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 上立ち香はなんとなくハーブを彷彿とさせる個性的な香りがそこそこに。
含むと、ガス感及びいわゆるミネラル感というやつをハッキリ感じる硬質な旨味が力強く入ってきて、口中でゆっくりと溶けていく感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり結構個性的な草的な含み香を纏った旨味が中心にありますね、ミネラル・凝縮感も特徴的で、甘味控えめながら飲みごたえバッチリ、ちびちび延々と飲めてしまう感じですね。
 後味は、ほんのちょっぴり苦渋の余韻を残しつつしっかり引き上げてくれます。

 ガスと密度と硬度をハッキリ感じる、濃厚ながら飲み飽きない超個性派ミネラル旨味酒でした。
 如何せん甘味がそれほどでもないので最初は物足りないかな~とも思ったのですが、飲み進めると満足感が増してきましたね。
 いやあやっぱり、「賀名生」に冠しては、完全に首都圏で勝負できるレベルの個性とまとまりがあると思いますね、今後是非売れて欲しいと思いました。
 賀名生、今後も追い続けていきます。

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名称:賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒
蔵元情報:五條酒造合名会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年10月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

會津宮泉 純米酒 火入れ

家飲み記録 會津宮泉 純米酒 火入れ

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 福島県会津若松市のお酒です。
 銘柄としては初登場ですね。

 こちらを醸す宮泉銘醸は、首都圏では「冩樂」ブランドで知られていたと思います、この「會津宮泉」は古くからの地元銘柄ですね。
 私としては、宮泉の方が県外で知られ始めたのは、「SAKE COMPETITION 2018」にて、冩樂と宮泉が二部門トップという快挙を成し遂げてからだと認識しています。
 (この辺りはSAKETIMESに詳しい解説記事がありますね
 ただ、楽器正宗同様、こうなると地元銘柄と県外向け銘柄の違いというのが、買い手からしたら分かりにくいと思うんですよね…
 朝日鷹や泉川(十四代・飛露喜の地元銘柄)と違って、割とガンガン県外に売っているイメージがあるのでなおさらといいますか、若干なんだかなあという気がしております。

 さて、詳細スペックの記載はありませんが精米歩合は60と結構削っていて、ただお値段も1,300円とそこそこ。
 火入れ記載ですが要冷蔵なので一回火入れでしょうか、4月製造、6月開栓です。


 上立ち香はマスカット&バニラといった趣の、割と甘い香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚で落ち着いた印象の甘旨味が力強く入ってきて、尻上がりに出てくる渋味で結構ギッチリ引き締められつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、荒くなくかつ古臭くない絶妙の落ち着きのあるぶどう的甘味が中心にあって、若干の酸味と強めの渋味が引き締め役に回ります、全体的な印象は非常にまとまりが良い感じですね。
 後味は渋味をあくまで余韻で残しつつも、割と自然な引き上げ方。

 落ち着いていながらも濃厚で、かつモダンな雰囲気もある、しっかり甘くて飲み飽きしないお酒でした。
 この、甘渋な感じはやっぱり福島酒って感じがしますね、いやあ本当わかりやすいですよ。
 記事の最初では若干ディスりましたが、楽器正宗同様、福島酒のレベルが高い&福島民の舌が肥えている結果、地元銘柄がそのまま全国展開できちゃうんじゃないかしら、そんなことを思いました。
 會津宮泉、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 ただ、温度上がってくると渋味とかがちょっとくどくなってくるかな…
 このあたりは晩酌酒としてはマイナスかもですね、今風のお酒同様しっかり冷やすのがオススメ。

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名称:會津宮泉 純米酒 火入れ
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一博 純米 うすにごり生 30BY

家飲み記録 一博 純米 うすにごり生 30BY

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 滋賀県東近江市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいたのは3年前、その時の印象は非常に良かったのですが、うっかり買い逃しているうちにあれよあれよと…
 こちらの蔵の事情については前回の記事に書いた通りです、そして今回いただくのは念願かなって再開させた自社蔵での造りによるお酒となります。
 なお、実は前回飲んだお酒(26BY)は「博」の字の点が無いバージョンだったりします、これは間借りしての造りだった為、あえてそうしたものだったとか。
 今回は満を持して点を入れた、いわば完成形の一博となるわけです、心していただきたいと思います。

 スペックは地元滋賀県産の酒米「吟吹雪」を60%まで磨いています、裏ラベルに詳細な記載があるのは嬉しいところ。
 特別純米とかを名乗れるはずですが純米表記ですね、お値段は非常に良心的な税抜1,250円。

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 上立ち香は若干セメダイン混じりの、メロン系のフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘酸味が、しかしキツさのない口当たりで入ってきて、苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりメロン的な印象の、程よい青臭さと苦酸味がありながらも、しっかりとした甘さゆえに全体としては柔らかく感じる極めてフルーツ的なものですね、かつダレ感は皆無。
 後味は、苦味をほんのりと残しつつも、割と柔らかく引き上げてくれます。

 青苦さに負けない甘味がとても心地よい、フレッシュ生酒の魅力くビンビンに感じさせつつ、力強くバランスをとるお酒でした。
 なんというか、セメダイン感が非常に甘味と溶け込んでいて、濃いのにキツく無くてガンガン飲めちゃうんですよね~
 いやあ久々に飲んでも好みだなあ、コスパも素晴らしいし、これなら毎年買っておくべきだった…
 一博への信頼を確固たるものにしてくれた一本でした。

 ただ、開栓後時間経つと、ちょっとアルコールが浮いたりでバランス崩れる感じかなあ。
 十分美味しくいただけるのですが、個人的には即飲み推奨。

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名称:一博 純米 うすにごり生 30BY
蔵元情報:中澤酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月18日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

聖(ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY

家飲み記録 (ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY

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 群馬県渋川市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。
 
 前回飲んだ時は28BY特有の苦味(これは他銘柄でもよく感じました)が気になり、リベンジ的な意味で早めにもう一度やりたいなあと思っていたため、今回セレクトしました。
 はSNS等を見る限りじわじわと評価されてきている印象ですね。
 個人的には、そもそも北関東3県は派手なスター銘柄が無いだけで、実力蔵が非常に密集しているという認識です。(個人的推しは咲耶美、七水、大観あたりが主ですが、他も正直数え切れないレベル)
 造り手からしたらそんな中で戦っていくというのは非常に大変だとは思いますが、飲み手側としては結果として酒質が上がっていってくれれば非常にありがたいところなので、是非今後も頑張っていって欲しいなあと思うところです。

 さて、スペックは山田錦利用の精米歩合50で、裏ラベルを見ると無濾過生原酒である旨記載がありますね、中取り・槽場直詰というのもポイントかと。
 王道スペックという感じですが、税抜で1,500円を切る極めて良心的なお値段というのが嬉しいところ。
 
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 上立ち香は割とフレッシュさを残した印象の果実香がかなり控えめに。
 含むと、バランスの良い甘酸旨味が若干のトロミを帯びて入ってきて、ほんのりとした苦味を奥の方に感じさせつつ、最後まで柔らかくゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりの完熟リンゴ的な、極めて濃厚な甘酸味が中心にあって、苦味や若干ある辛さも浮かずに引き締め役に徹している印象、これは甘旨系生酒の王道を往く感じですね~
 後味は、酸苦が割と力強く引き取る形でガッツリキレてくれます。

 非常に濃厚かつクセのない甘酸旨味を最後まで素直に楽しめる、無濾過生原酒としてド直球勝負の芳醇旨酒でした。
 フレッシュさ含め、なんというか私としては、「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなるぐらい好み。
 ただ少々甘酸っぱいといえるような雰囲気や辛さの存在感は個性的でもあり、にぎやかな感じがすごく楽しいですね。
 正直一口目は若干荒くも感じるのですが、飲み進めると慣れてきて魅力だけが立ってくる感じでもあるかと。
 、今後より注目していきたいと思います(実は早速最近もう一本飲んだので次回はそちらを紹介します)

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名称:(ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY
蔵元情報:酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月06日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊姫 にごり酒 山廃仕込

家飲み記録 菊姫 にごり酒 山廃仕込

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 石川県白山市のお酒です。
 ブログでの登場は以外にもまだ2回目。

 泣く子も黙る菊姫です、そしてド定番のにごり酒
 個人的イメージとしては五郎八とか白川郷同様、スーパーの常温棚でも置いてそうな数少ないにごり酒という印象。
 私としてはあまり手を出すカテゴリのお酒ではないのですが(有名大手だし)、日本屋さんでなんとなく試飲させてもらったら、あまりに印象が良かったので買ってしまった次第です。

 スペックはアル添・火入れ有の山廃の普通酒(普通酒と明記されているのは結構珍しいかも)ながら、特筆すべきは特A地区産山田錦使用という部分でしょう。
 この辺りのこだわりは蔵元ホームページにも記載が有りますね、そもそも山田錦100%使用の普通酒を最初に発売したのが菊姫だとか。
 さぞお高いんでしょうと思いきや、なんとお値段1,000円ポッキリ!(税抜)
 アルコール度数が14度と低めなので、結構加水していることも要因と思われるのですが、それでも極めて良心的な値付けかと思いますね。

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 上立ち香は完全に乳酸菌飲料って感じの香りが控えめに。
 含むと、濃ゆくも、若干加水っぽい軽さもある甘酸旨味がトロリとして口当たりで入ってきて、そのままの勢いを保ったまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりモロに乳酸菌飲料的な感じの酸旨味が厳然たる主役を演じますね、そこになんというか山廃的な渋味?が伴うことで、日本酒らしさ、飲みごたえもしっかり感じる印象。
 後味は、粉感と旨味を酸が引き取る感じで、実にちゃんとキレてくれます。

 飲みごたえがありつつもスルスルと飲めてしまう、アルコール入り乳酸飲料的超絶コスパにごり酒でした。
 こういってはなんですが、菊姫の山廃火入れって非常に飲みにくいというか、玄人向けという印象があるのですが、これはむしろ日本酒初心者にも積極的にオススメできると思います。
 ただ、それでいてそれっぽい奥深い風味もしっかりあるのが面白いんですよね、この完成度、コスパは物凄いレベルに達しているかと。
 そもそも純米無濾過生原酒フリークである自分が一番避けて通る系の、火入れ加水アル添酒ですからね…、日本酒への意識そのものに影響を与えてくれるお酒でした。
 こういうお酒を飲むと、「高級品よりも普及品の方にこそ蔵の実力が表れる」という考えにも説得力が有ると思わされますねえ、まさに菊姫蔵の実力をビンビンに感じさせてくれる一本でした。

 ちなみになんとなく飛び切り燗にしてみたのですが、面白いぐらいに味わいの芯自体は「変わらない」印象。
 冬には温めて、夏には冷やしていただくのが良いんじゃないでしょうか、そういう意味での万能さもあると感じました。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/9258752.html

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名称:菊姫 にごり酒 山廃仕込
蔵元情報:菊姫合資会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5(値段も考慮に入れて)/9.0

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2019年09月04日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 29BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です。
 当ブログでの登場は7回目とかなりのペース。

 前回飲んだ印象が非常に良かったこともあり、リピートさせていただきました。
 数年前から繰り返し言っていますが、未だに福岡県外の取扱い店がうのかわ酒店さんだけっていうのが納得いかないんですよね…、これだけ地酒屋が存在するのに、ちゃんと情報収集しているのかとすら思ってしまう次第。
 私としては、うのかわ酒店さんに発注する場合はほぼ必ずこちらの蔵のお酒は同梱するぐらいに、絶大な信頼を寄せているところです。

 さて、今回いただくのは地元の無農薬栽培山田錦利用の無濾過生原酒、精米歩合は60%です。
 詳細スペックの記載が有るのはありがたいですね、日本酒度+10とかなり高めなのが目につきます。
 製造年月は2018年の10月ですが、29BYということなので1年程度の生熟期間を経ているものと思われます。

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 上立ち香はアルコール混じりの濃厚な完熟果実香が控えめに。
 含むと、柔らかい酸と辛さで程よく引き締まった印象の旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ちながらもスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨的な風味を纏った甘さ控えめの酸旨味が中心ですね、ただ苦味等の雑味は皆無で、熟し方は極めて柔らかく、全体としては一種の軽さと飲みごたえをバッチリ両立させている印象。
 後味は、いやあこれがほんのりとアルコールを感じさせつつも自然に消え失せる感じで、完璧レベルのキレですね。

 ボリュームたっぷりのコクを感じさせつつ、後味のキレが素晴らしい、ダイナミックバランス酒でした。
 これは完全に飲み進めるほど魅力が増してくるタイプのお酒ですね…、実際開栓後常温保存でも全く問題無し、速醸でこれだけ強いお酒は珍しいでしょう。
 この旨味の存在感は熟成無濾過生原酒ならではだと思いますが、袋吊り故か純度も高い感じなのが素敵ですね、いやあこちらの蔵はやっぱり実力派ですよ…
 実は同銘柄を早速リピートで飲んだので、次はそちらを紹介したいと思います。

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名称:自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 29BY
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):2,950円/1,800ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年08月31日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 純米吟醸 「風ラベル」 山田錦 生酒

家飲み記録 鍋島 純米吟醸 「風ラベル」 山田錦 生酒

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 佐賀県鹿島市のお酒です。
 ブログではもう何度も登場してますね、小山商店購入酒の6本目。
 なお、今回は8本まとめ買いした(下部写真参照)のですが、花陽浴咲耶美については、既にプチ感想を上げているので、今回でひと段落することになります。

 さて、この「風ラベル」は私が何年も前から欲しいと思っていたお酒です。
 いわゆる小山商店限定ラベルなのですが日本酒ブログ界隈では非常に有名で、私としては「酒呑親爺の酔って候」さんの記事「日本酒感想日誌」さんの記事「飲兵衛廃人の落書き帳」さんの記事等をみては「ああ飲んでみてえなあ」と詠嘆しておりました。
 今回小山商店さん初来訪の日が入荷日だったらしく、本当にたまたま入手できたので、それはそれは嬉しかったですね~、「自分は日本酒に愛されている!」と思いましたよええ(そう思い込むことが幸せ)。

 スペックは山田錦の精米歩合50%の生酒。
 私も以前飲んだことがある「パープルラベル」とこの辺りは同じですね、おそらくそこに何かプラスアルファの要素があるのでしょう。
 ちなみに一升瓶限定っぽいです。

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 上立ち香はちょっとガス混じりで若干酸もある、フレッシュな果実香が意外と控えめに。
 含むと、高密度かつバランスの取れたフルーティーな甘味が自然な口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で割としっかりと引き締められながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに王道を行く感じの蜜のある青りんご(?)的なほどほど高めの濃度ながら、ひたすらまとまりの良い印象、ただちょっと苦味が強いのが玉に瑕かなあ。
 後味は、やはり若干苦味の余韻を残しつつ、酸の働きとバランスの良さで見事にキレます。

 フルーティーな旨味の存在感をガッツリ感じさせつつ、極めて高次元なところで全体のバランスが取れている、ハイレベルモダン酒でした。
 いやあ、ちょっと濃度が抑えめなところも合わせて、生酒には珍しくスルスルと杯を重ねてしまう系のお酒ですね。
 なんというか、一種の方向性を突き詰めた感はありますね、フレッシュフルーティージューシー系ながら飲み飽きなさが凄い。
 ただ少々苦味がなあ…、まあこれは開栓後ちょっと置くと落ち着いてきました、もしかしたら居酒屋でより映えるお酒なのかも。
 鍋島の底力を感じる一本でした、またいつかやってみたいですね。

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名称:鍋島 純米吟醸 「風ラベル」 山田錦 生酒
蔵元情報:富久千代酒造有限会社
購入価格(税抜):3,150円/1,800ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:今回の購入酒記念写真
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 電車で一時間以上かけて持って帰ることを話したら驚かれました…

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2019年08月27日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」

家飲み記録 誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は3回目、小山商店購入酒の5本目になります。

 目を引くのは何といっても肩ラベルの「喜八スペシャル」という記載でしょう。
 これは小山商店の店長である「小山喜八」さん肝いりの一品ということだと思われます。
 喜八店長は同店の象徴という印象がありますね、いわゆる地酒ブーム以前から多くの銘柄を見出し、広めていったレジェンド的存在かと…(「飛露喜」誕生に大きく関わっているのは特に有名でしょう)。
 ちなみに店内には店長直筆らしいお酒紹介の張り紙が大量に貼ってあったりします、実際目の当たりにするとかなりのインパクトでしたね。

 さて、今回いただくのは地元産山田錦を60%まで磨いた生酒。
 私が以前いただいたものと似たスペックではありますが、何気に「垂口直汲み」って記載も有りますね、この辺りに「喜八スペシャル」たる所以があるんじゃないかと想像します。
 今年の2月製造、5月開栓。

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 上立ち香はぶどう系の濃厚な果実香が気持ち強めに。
 含むと、非常に濃厚な甘味がしっかりと入ってきたかと思うと、徐々に強まる酸渋味でしっかりと引き締まりを保ちつつ、最後にはキリリとした印象で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初に感じるマスカット的甘味と、一拍おいて出てくる酸渋味のバランスが実に個性的かつ魅力的な印象、甘味の心地よさと酸味の引き締まり、渋味の奥深さを見事に共存させていますね。
 後味は、やはり酸味が引き取る形で完璧なキレ。

 今の日本酒の最先端を往くような、生酒の魅力を詰め込んだような、非常に個性的かつバランスの良い甘酸旨酒でした。
 私としてはやっぱり最初の甘味に非常に惹かれますが、後味のキレが好みの方も多くいることでしょう、まさに万人向け。
 そういえば、若干味乗りしてきた感はありますが所謂熟感は皆無でしたね、これ多分数年は余裕で持つタイプの生酒でしょう。
 今まで家飲みした他の誉池月の2本と比べても、ダントツに好み!
 誉池月の実力と、喜八スペシャルの名の重みを感じた一本でした、まさに感服です…

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名称:誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」
蔵元情報:池月酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:小山商店さんの張り紙(ほんの一部)
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 一部では「達筆すぎて解読に時間がかかる」という評判だとか…(笑)

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2019年08月25日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

登龍(とりゅう) 特別純米 せめ 「華」 磨き50 生酒

家飲み記録 登龍(とりゅう) 特別純米 せめ 「華」 磨き50 生酒

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 福島県白河市のお酒です。
 外飲み、家飲み含め初めていただきます、小山商店購入酒2本目。

 こちらは在庫僅少の四合瓶酒用っぽい冷蔵庫で見付け、購入しました。
 私のようなマニアにとっては、小山商店さんはやっぱり楽しい場所でしたね~、まだまだ知らない銘柄が有るということをストレートに実感させてくれました。
 この登龍もその一つです。
 「龍」と名の付く銘柄は多々ありますが(黒龍、白龍、龍力、睡龍、長龍、etc…)、その中でも東京では入手しにくい部類に入るのではないでしょうか。
  なお蔵元ホームページによると、同蔵は他に「白陽」という銘柄も出しているようです。
 
 スペック情報はあまり記載がないですね、精米歩合50と比較的高精白ながら、特別純米表記の生酒。
 「せめ」というのは一つのポイントでしょうね、そのためかお値段は抑えめ。

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 上立ち香は落ち着いた印象のアップルティー(?)的香りがそこそこに。
 含むと、福島酒らしいコクのある旨味が結構な渋味を伴いつつ結構押しが強い感じで入ってきて、アルコール感による独特な引き締まりを感じさせながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなく蜜っぽい甘味と落ち着いた渋味がせめぎ合う、飲みごたえがしっかりありながらも、ついつい自然に飲み進めてしまう感じでバランスが取れたもの。
 後味は、渋味の余韻を少々口中に残しつつ、見事にキレます。

 福島酒の魅力をしっかり凝縮したような、奥深さとバランスを見事に両立させた感じの芳醇程々熟旨酒でした。
 責めっぽい重さも若干感じるものの、荒い感じがしないのが素晴らしいですね、こうなると中取りとかも飲んでみたいなあ。
 ちなみに常温ぐらいが甘味が出てきて私は好きですね、ただ冷やしたときの引き締まった感じもなかなか素敵。
 登竜、次はまた別のスペックも飲んでみたいと思いました。

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名称:登龍(とりゅう) 特別純米 せめ 「華」 磨き50 生酒
蔵元情報:合名会社大谷忠吉本店
購入価格(税抜):1,359円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.5/9.0

■お店の外観
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 流石に素敵な佇まいですよね…

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2019年08月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒

家飲み記録 賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒

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 奈良県五條市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は3回目ですが、銘柄的には初登場。

 いやあ読めませんねこれは…、数ある地名由来のネーミングの中でも、屈指の難読銘柄なんじゃないでしょうか。
 こちらも日誌係さんの感想を見て購入しました…が、このお酒については「先を越された!」って思いの方が強かったりします(笑)
 同蔵は前から「五神」という銘柄を出しているのですが、今回は敢えて新規ブランドで勝負してきてるんですよね。
 気になってはいたのですが、「冷蔵庫の空きが無いなあ」とか思っていたら…う~ん敗北感が。(しかも記事掲載は半年遅れという体たらく…)
 やっぱりそういう新規有望銘柄は最初に紹介したいという欲望はあるんですよね~、日本酒ブログ書きとしての業とでも言いましょうか。
 
 スペック的には奈良県の酒米「露葉風」を50まで磨いた無濾過生原酒、しかも直汲みということで今風な雰囲気がありますね。
 製造が2018年12月、開栓2019年3月末なので、若干の生熟期間を経ています。

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 上立ち香は、凄く濃い感じのラムネとかの香りが控えめに。
 含むと、極めて高密度かつ硬度も備えた甘旨味が若干のガスを伴い力強く入ってきて、結構強めの渋味を伴うことで奥深く、かつ最後までキリリとした印象で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、三ツ矢サイダー的な濃い甘旨味が中心にありつつ、いわゆるミネラル感と渋味がガッチリ絡みついて、全体の印象は非常にギッチリ引き締まっている感じ、
 後味も渋味を感じさせながら素晴らしいキレを魅せてくれます。

 しっかりと高密度で存在する甘旨味の魅力と、独特の硬質感を兼ね備えることで、絶妙なバランスを保つオンリーワンの酒質のお酒でした。
 あまりこういうのもなんですが、旨味自体は「当たりの風の森」って感じなんですよね、ただ渋味の強さが面白い個性と深み、そしてドンドン飲み進めてしまう感を加えてくれます。
 これは一種理想的な、食中でも単独でもイケるタイプのお酒でしょう。
 露葉風は結構クセの強い酒米という印象があるのですが、うまく使いこなしている感じなのも見事。
 正直に言ってしまうと五條酒造のお酒は今まであまり好みとは感じていなかったのですが、これはドンピシャって感じでしたね。
 賀名生、今後バッチリ注目していこうと思います。


 ああでも開栓後ガスが抜けたらちょっとダレというかクセが強くなってきたかな…
 含んだ直後は良いのですが後味にセメダイン的なケミカルさが残りますね、個人的には即飲みを推奨。

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2705.html

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名称:賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒
蔵元情報:五條酒造合名会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年08月13日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

家飲み記録 十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目。

 いやあインパクトのある見た目ですね~、何かフェルト(?)みたいなのもくっついてて触感的にもオンリーワンのデザインになってます。
 名前も「Sweet」と付けているあたり、非常に分かりやすいと思います、選び手側からしたら「日本酒もこのくらいハッキリしていいんだようん」と言いたいところ。
 ちなみに「Ripple」は波紋とかさざ波という意味という意味なので、商品名の和約は「甘い波紋」ということになるみたいです。
 (なんかジ○ジョに出てくる技名みたいですね…、ただ個人的に「リップル」といって思い出すのは断然グラディウスですが)

 使用米は最近注目されている印象の、岡山で生まれた「朝日」、精米歩合はギリギリ純米大吟醸の50%。
 原酒ながらアルコール度数は15度と低めで、記載は有りませんが日本酒度もいかにも低そうですね。
 一見してわかる通り、おりはかなり濃い感じで入っています。

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 上立ち香はガスとお米的な香りが控えめに。
 含むと、非常に濃厚で、ガス的なインパクトのある甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの酸味とおり由来の苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、割りと素直にお米らしい甘味を纏った、オリの濃さも相まって非常に濃厚な旨味が中心にありつつ、酸味がフルーツ感も加えている印象ですね、苦味もそこそこあるのですが旨味とちゃんとバランスが取れています。
 後味は、少々苦味の余韻を残しつつも、力強く引き上げます。

 高濃度のおりによって存在感が強められた甘旨味を、程よい酸のキレで素直に味あわせてくれる、実に今風の甘口にごり酒でした。
 いやあいいんじゃないでしょうか、自分好みの方向性ですし、苦味がそんなに気にならない甘旨味の存在感があります。
 後素晴らしいのは見た目の印象と味わいのイメージが何となく合っていることだと思いますね、こういうお酒ならこのくらい主張しても良いですよええ。
 十八盛の実力を感じた一本でした、次は未飲の「ことのわ」も飲んでみたいところです。

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名称:十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒
蔵元情報:十八盛酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年08月11日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり

家飲み記録 ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり 

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 島根県出雲市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 日本酒好きの飲みスタイルには色々とあると思います、自分好みのタイプを追及したり、特定銘柄を突き詰めたり、とにかくプレミア銘柄を集めたり…
 ちなみに私は「自分の好みのお酒(特に生)を中心に、ただある程度幅広く、首都圏であまり見かけない銘柄優先で、ひたすら飲みまくる」という感じですね。
 というわけで今回はヤマサン正宗をセレクト。
 公式ホームページにしっかり載っている取り扱い店一覧(素晴らしい!)によると、現在東京では4店舗、特に地酒屋では伊勢元酒店と酒の勝鬨のみで取り扱いがあるとのことです。

 使用米は五百万石で、精米歩合は70%と低め。
 裏ラベルのスペック記載は細かくてありがたいですね。
 
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 注ぐと、おおこれはガッツリ濁ってます。

 上立ち香はガスと米が混じった感じの香りが仄かに。
 含むと、甘酸のバランスがとれた旨味が、見た目よりはスムーズな口当たりで入ってきて、一種の軽さすら感じさせる勢いでスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、まさにお米的な旨味が主役ながら、乳酸っぽさもあり飲むヨーグルト感もありますね、甘さも控えめながらしっかりあり、浮いた苦味等の雑味は皆無、高濃度ながらどんどん入ってしまいますね。
 後味は流石に若干粉っぽさを口中に残しつつも、酸がメインで働いて、見事にキレます。

 優しいお米の旨味と乳酸的な酸味がバランスを取りつつ、筋肉質な引き締まりもある、スイスイ系芳醇旨酸酒でした。
 これで18度ですからね…、恐ろしい、恐ろしすぎる、正直開栓直後は飲み過ぎました…
 う~ん、玉櫻同様、山陰らしいしっかり系の酒を醸せる蔵が出すにごり酒っていうのはもしかしたら鉄板ジャンルなのかしら(「笊」とか)。
 ヤマサン正宗の実力を感じさせてくれる一本でした。


 燗をつけると…、やはり甘味はそこそこですね、やはり無糖ヨーグルト的な印象。
 素直に燗適正があるといいますか、ぬる燗あたりだと実に口当たりが柔らかくなって心地よいですね。
 ただちょっと香りがケミカルかなあ、それだけ違和感。

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名称:ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり
蔵元情報:株式会社酒持田本店
購入価格(税抜):1360円ぐらい/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:とある酒の会に持ち込んだヤマサン正宗(2年生熟)

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 他のお酒も、飲み手もかなりハイレベルな会でしたが、評判が良くて非常にうれしかったです。

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2019年08月01日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

家飲み記録 栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つですね。

 またまたまたまた新商品という感じです、毎年何シリーズ出しているのか…
 そしてやっぱりインパクトある見た目ですね、ネーミング含め中二感があると思いますが、個人的には嫌いじゃないです(むしろ好き)
 「四段仕込み」で「日本酒度-10」の栄光冨士ってどれだけ甘くて濃いのかと想像させられてしまいますが、コンセプトとしてはむしろキレ重視で食中酒として出してきている模様。
 このあたりをガッチリ裏ラベルで解説しているのはやっぱり良いことだと思います。

 珍しく使用米の品種の記載がないですが(加工用米という謎の表記)、ググると飯米の「はえぬき」を使っているという情報が出てきますね、精米歩合は65%。
 澱は濃い目ながら、にごりまでは行かない程度でした。

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 上立ち香は、オリとガスが混じった感じの香りがかなり控えめに。
 含むと、若干濃い目の甘旨味が、おりもあって若干トロミもありつつガスも有る口当たりで入ってきて、一拍おいてでてくる苦味で割としっかり引き締まりつつ、結構勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつもの栄光冨士に比べると控えめな甘味を、オリの苦味と強めのガス感が引き締める、木苺サイダー(?)というフレーズを思いつくようなもの、ただ全体的にはオリ由来の柔らかさもあるんですよね。
 後味は、やはり苦味が引き取る感じながら、やはり柔らかくキレてくれます。

 色々な意味で優しい感じの甘旨味をガス感がしっかり引き取る、個性派食中酒でした。
 正直甘味やインパクトが控えめなのは寂しいのですが、これが「栄光冨士の食中酒や!」って感じで出してきたものと考えると、実に納得感があります。
 何気に香りがちゃんと抑えられているのも良いと思うんですよ、実は基本はしっかり抑えられているといいますか…
 栄光冨士の新たな側面を見せてくれたような一本でした。

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名称:栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年07月28日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY

家飲み記録 松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY

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 滋賀県蒲生郡竜王町のお酒です。
 外飲みは何回かあると思いますが、家飲みは初めて。

 松の司は日本酒感想日誌さんイチオシの銘柄の一つという認識です。
 私も一度家飲みしたいとは思っていたのですが、四合瓶に出会えなかったり、生酒が出る時期を逃したりで、数年レベルで買い逃してしまっていました…、ので、今回は時期を狙いすまして買いに走った次第です。
 公式ホームページの商品紹介にはちゃんとこの「あらばしり」も掲載されていますね。
 それによると「『松の司』純米吟醸の一つの顔」とのことで、まさに定番商品という位置付けのようです。

 スペックは地元竜王産の山田錦を55%まで磨いた生酒。
 銀色の外袋が目を引くデザインですよね、これなら遮光性の低い水色瓶でも安心ということでしょう、そのせいかお値段は若干お高め。

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 上立ち香は割と甘い感じかつ濃厚なマスカット(?)的果実香が仄かに。
 含むと、甘酸渋がかっちりとまとまった感じの旨味が力強く入ってきて、最後まで濃度と引き締まりを両立させたまま、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、控えめながら存在感のある甘味と程よい酸味を感じる凝縮感のある旨味が主役、個性的な渋味とほんのりセメダインが寄り添う独自の世界観を感じる複雑さがあって、濃厚ながらもいくらでも飲めてしまう飲み飽きなさがありますね。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を残しつつも、実に自然かつしっかりと引き上げてくれます。

 非常に強い凝縮感と新酒らしからぬ奥深さが特徴の、オンリーワンの世界観の有る芳醇旨口酒でした。
 これは日本酒玄人向けって感じだなあ…、日誌係さん好みってのは凄く納得感ありますね、若干蒸留酒っぽい深みが有るような。
 何より、他に無い感じの風味が素敵ですね、香りと甘味を抑えた上で飲みごたえがあるのやっぱり凄いと思います。
 玄人により響くお酒だとは思いますが、万人にオススメできるタイプでしょう。
 松の司、次は是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 そして開栓後も全くダレませんね、より複雑さが増す印象も。
 うーん凄いお酒ですねえ、どんな飲み手でも一度飲む価値はあるかと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2701.html

名称:松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY
蔵元情報:松瀬酒造株式会社
購入価格(税抜):1,785円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年07月22日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

家飲み記録 桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

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 高知県土佐郡土佐町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 桂月は一昨年神楽坂の「ぼっちりや」で見かけ、「飲んだこと無いし、今度買おうかな」みたいに軽く思った記憶があります。
 その時は頭の片隅に残る程度だったのですが、その後一年余りの間に、蔵元ホームページで誇らしげに掲載されている通り、IWCとkura masterという有力海外日本酒品評会でかなり凄い成績を収めているのを見て、「これは早めにやらないと」と考えを改めました。
 う~ん、本気を出すと凄い地方の実力蔵がまた出てきたという感じでしょうか…、こういう銘柄を見出せるのが海外コンペの良いところですね。
 ちなみに、今回は日本屋さんで見かけたので、例によってガッツリ試飲の上セレクト。

 吟の夢は高知県の酒米ですね、以前飲んだ酔鯨が使っていた「高育54号」と同品種(品種登録後の名称)です。
 何気にラベルの雰囲気がモダンですね、銘柄のロゴも良い感じ。
 
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 上立ち香はちょっとバニラ感もあるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュかつ濃厚な甘酸旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、あくまで奥の方に苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは酸があって果実的(青りんご?)なのですが、甘味に綿菓子のようなふわふわ感があって独特の柔らかさがあるのが良いですね~、酸が引き締まりを受け持っているので、苦味は味に奥行きを与える役割に徹している印象。
 後味は、酸苦が引き取っているのでしょうが、あたかも甘味が溶けていくように自然に引き上げてくれます。

 存在感と優しさを兼ね備えた甘味を、フレッシュな酸と控えめな苦味で包み込む、極めてバランスの良い甘酸酒でした。
 そういえば雑味も皆無なんですよね、自分好みな上に完成度高いっすわ…、そして甘味一辺倒でないので万人受けもすると思いますね。
 最近やった文佳人も良かったし、やっぱり高知酒凄いなあ…共通するのは果実感とキレっていう印象でしょうか、勢いのある福島酒同様全体的にハイレベルだと感じます。
 桂月、どうやら他に山廃やcell24酵母利用のお酒なんかも有るみたいなので、近いうちに是非やりたいと思いました。 

 なお、開栓後は数日で普通に下がる印象でした…、甘みが引っ込んで渋みが出てくる感じ。
 個人的にはハッキリと即飲み推奨かなあ、体調のせいかもしれませんが。

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名称:桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒
蔵元情報:土佐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生

家飲み記録 文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 当ブログでは、文佳人の登場は2回目ですが、同蔵の「鏡野」が既に3回出てますので、合わせると結構な頻度で飲んでます。

 例によって尾久の伊勢元酒店さんで購入しました、奥様イチオシって感じでしたね(思えば玉櫻とろとろにごりもそうだった)。
 ラベルには「リズール」という言葉の解説があります、ググると一般読者に対する「精読者」という訳もあるそうな。
 確かにこれはバッチリお酒の世界でもハマる概念ですねえ、致酔性を求める飲み手とガッツリ味にこだわる飲み手は明らかに別物でしょう(別に優劣の話でなく)。
 ちなみに日本酒の場合は割と簡単に見分けられます、飲むときに香りをじっくり嗅いでたり、含んでから口をモグモグさせてたらほぼ後者と言えるでしょう。

 閑話休題、スペック情報はラベルにあまり書いてないですね、精米歩合は55%。
 写真の通り、おりはうっすらレベルですね、吹きこぼれるようなこともありませんでした。

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 上立ち香は少々セメダイン混じりの、フレッシュかつ爽やかな果実の香りがそこそこに。
 含むと、若干ガス混じりの甘酸味がシュワシュワと勢いよく入ってきて、少々の渋味が奥行きを与えつつ、最後まで軽さと引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにマスカット風味の三ツ矢サイダー(?)的な、実に爽やかな甘酸味が主役、甘味はそこそこながら味わいの存在感はしっかりある感じで、渋味もクセ無く見事に飲みごたえを添えてくれます。
 後味は、酸がメインな感じであくまで爽やかにキレてくれます。

 しっかりと甘さが有りながら、ガス、酸、渋とのバランスでまったく重さを感じさせない、極めて完成度の高いフレッシュジューシー酒でした。
 高知酒の魅力を凝縮したような味わいだと個人的には思いますね、そして風の森を彷彿とさせる硬質さも感じます、いやあこれ好きですわ…、コスパも良いですし文句なしにオススメ。
 ただ、そこそこにセメダイン感はあるので、それが苦手な人にだけは注意ですね。
 文佳人、定番品の安定感と凄みを見せてくれた一本でした。

 ガスが抜けると不思議に苦味が出てきますが、バランスは崩れません。
 いやあ強いなあ…、まあ伊勢元酒店さん扱い銘柄は、ほぼ例外なく開栓後激つよですね、素晴らしい。

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名称:文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけ:外で飲んだ夏純吟(おばけラベル)がこれまた旨かったです。
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 しっかり甘くて、かつ爽やかで…
 私の中では数少ない「好きな夏酒」に追加しておこうかと。

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2019年07月07日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 完全に当ブログ定番銘柄ですね。

 栄光冨士が相当数出している、純米大吟醸の米違いシリーズの一つですね、実は雄町は未飲だったのでセレクトしました。
 雄町酒というとやはり濃醇なイメージがある上、栄光冨士といえば賑やか味わい系(?)の筆頭ですから、果たしてどうなるのか…
 と、若干恐ろしさもあったのですが、購入先の日本屋さんではいつもガッツリ試飲させてもらえるため、実際は自分好みであることをしっかり確認してからセレクトしております。
 栄光冨士はかなりブレるので、これは有難い限りなんですよね~(実は「暁の翼」と「令月風和」も購入済み)
 
 例によって裏には詳細スペックがあるのですが、赤いラベルだと読みにくいですね…、雄町の精米歩合50です。
 まあ、見た目的にはインパクトがありますね、デカデカと書かれた「雄町」の文字も栄光冨士らしい印象。

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 上立ち香は結構独特な、梨ジュース?的な甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり極めて濃厚な甘旨味がほんの少々のトロミを感じさせつつ入ってきて、そこそこの酸味とほんのりとした苦味でギリギリ輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた洋梨的な甘旨味が純然たる主役、酸味がジューシー感とインパクトを添え、苦味がダレを防ぐ、賑やかながらも一種のまとまりがあるもの。
 後味は、ちゃんと苦酸が引き取ってキレてくれます。

 ある意味無濾過生原酒の魅力をお手本のように感じさせてくれる、超芳醇フレッシュフルーティージューシー酒でした。
 個人的には、例えば花陽浴は典型的甘旨系に見せかけて凄さの本質は上品さだと思っているのですが、栄光冨士はガチで濃厚さとインパクトで勝負してくる印象ですね。
 ちなみに正直私は後味についてはよほどダレない限り「キレ良し」と判断してしまうので、そこは自信ないのですが…、でもこれはちゃんとしてると思うんですよ、完成度高いお酒だと私は思います。
 そもそも栄光冨士で雄町なら私は好きに決まってるでしょ!(限界オタク)

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,806円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月05日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

家飲み記録 総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

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 千葉県山武市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね。

 最近じわじわと知名度を上げてきている印象の総乃寒菊です、個人的にも前回(昨年)飲んだ純大生の印象が良かったので注目株。
 同蔵は最近面白い名前の商品を出している印象がありますね、特別な栽培方法の菊の名称に由来する「電照菊」なんてのはその最たるものでしょう。
 今回のお酒も「True White」ということで、白菊の花言葉「真実」を絡めた洒落たネーミングとなっています、「菊」っていうところで一本筋が通ったイメージがあるのが素敵ですね。
 ちなみに電照菊も並んでいたのですが、お店(日本屋さん)でがっつり試飲させてもらった結果、より自分好みだったこちらをセレクトしました。

 さて、今回いただくのはは雄町の精米歩合50の生。
 裏ラベルにはかなり詳細なブランド紹介と味わい解説、そしてスペック情報があります、個人的には凄く好印象。
 注目点としては、マニア的には「M301 号酵母」に反応する人が居そうなイメージがありますね。

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 上立ち香は乳酸混じりのフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨酸味が、少々の苦味と良い意味での硬さ、いわゆるミネラル感とそれぞれバランスを取りつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり乳酸感はありますね、甘味は若干強めながら、その酸とやはりミネラル感で、全体の印象はむしろカチっと引き締まっています、う~ん高密度。
 後味は、これが見事にデクレシェンド的に引き上げるんですよ…

 しっかりと甘味がありながら、乳酸味とミネラル感により、極めて個性的な世界観を魅せてくれる、芳醇バランス酒でした。
 高密度の旨味が自然に引き上げていく、いわば口溶け感が凄いですね、と思ったら裏ラベルにも書いてありました、いやあご尤も。
 前回よりもまたグッと印象が上がりましたね、いやあ旨い旨い、我が千葉県のお酒も今風のジャンルで勝負できるお酒十分出てきたなあ、素晴らしいことかと。
 総乃寒菊、今後がっちり追っていきたいと思わせてくれた一本でした。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2323.html

名称:総乃寒菊 純米大吟醸 無濾過生酒 29BY
蔵元情報:合資会社寒菊銘醸
購入価格(税抜):1,600円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月03日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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