天狗舞 純米原酒 山廃仕込 生酒

家飲み記録 天狗舞 純米原酒 山廃仕込 生酒

20180619102554414.jpg  20180619102604035.jpg

 石川県白山市のお酒です。
 同蔵のブログへの登場は2回目。

 こちらも「IMADEYA千葉エキナカ店」で購入しました、これで3本目ですね。
 車多酒造のお酒としては以前に限定銘柄である五凛をいただいています、代表銘柄である天狗舞の家飲みはこれが初。
 天狗舞といえば、菊姫と並ぶ北陸山廃蔵の雄というイメージがありますね、能登杜氏四天王の一人である「中三郎」杜氏が長年造っていたお酒でもあります。
 以前菊姫を飲んで感じた様に、個人的に伝統的銘柄の山廃でも生酒ならイケると予想したこと及び、五凛の印象も良かったことから、今回セレクトしました。

 ラベルには精米歩合は60%、山廃純米生原酒であることぐらいしか情報ないですね。
 季節限定品ながら蔵元ホームページにも載っていましたが、やはり情報は乏しく、この点はちょっと残念。
 12月出荷のものを翌年5月開栓ですのでかなり生熟期間を経ています(まあ余裕でしょう)。


 上立ち香は乳酸にちょっとセメダインが混じる感じのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の立つ旨味が、しかしまろやかな口当たりで入ってきて、ほんの少しずつさらに酸が強まる形でキューッと引き締められつつも、最後まで柔らかさも纏いつつ染み込んできます。
 味わいは、山廃らしい酸味とお米的旨味ををガッツリと感じる酸旨が厳然たる主役、甘味はあくまで旨味と一体化してる感じですね、そして苦味などのマイナス要素は皆無と言って良いでしょう。
 後味はやはり酸がしっかり引き取って力強くキレます。

 旨い山廃生ってこんな感じだよなあと、非常に納得感のある、お米的旨味と乳酸の存在感をガッツリ感じる芳醇旨酸酒でした。
 なんというかパワフルという言葉が浮かぶんですよね~、でも生酒らしく古臭さは無くてジューシー感があるといいますか。
 生だろうとこれは数年レベルの熟成にも耐えるでしょうね、好事家なら常温開栓保管とかにも踏み切りそうな趣き。
 菊姫の生と比べるとお安いのが個人的にはありがたいところでもあります。
 天狗舞の山廃酒の実力をこれでもかと見せつけてくれた一本でした、またやりたいですね。

 そして燗をつけると…、グワーッ!口の中が酸でピリピリしますね。
 でも不思議とキツさが無いんですよね、いやあ伝統的山廃の生酒特有のバランス、良いですわ…

20180619102616928.jpg  20180619102652835.jpg

名称:天狗舞 純米原酒 山廃仕込 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社車多酒造
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年07月22日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 純吟 垂れ口

家飲み記録 黒龍 純吟 垂れ口

20180619102703480.jpg  20180619102714026.jpg

 福井県吉田郡永平寺町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 前回に引き続き、「IMADEYA千葉エキナカ店」での購入酒です。
 黒龍の季節限定生酒なわけですが、割とすぐに売り切れちゃうイメージがありますね、こんなお酒がエキナカで買えてしまうんですから凄い時代になったもんです。
 ちなみに同店では風の森の笊籬採りを見かけて驚愕したこともあります(昼に見て、夕方には売り切れてましたが)、近くにはかの「シマヤ酒店」もありますし、千葉市の日本酒党は本当に恵まれた環境にあるかと…
 羨ましい限りではあるのですが、実際に私が同じ環境になったら毎日覗いてしまうかもしれないので、それはそれで恐ろしい気がしてきました…

 さて、スペックは地元産五百万石の精米歩合55%、純米吟醸うすにごり生酒です。
 2月上旬出荷を4月中旬開栓。
 実は前回飲んだ「氷室オリジナル」が個人的には「うーん…」という感じだったので、今回リベンジも兼ねております。

20180704145420231.jpg

 上立ち香は結構濃厚な、草っぽいキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な旨味が自然な口当たりでトロリと入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめながら高密度のメロン的旨味が純然たる主役、フレッシュさや少々の苦味もありながら、ありがちなキツさが極限まで抑えられていて、とんでもなくバランス良いですね
 後味は、あくまでほんのりと苦味を口中に残しつつも、極めて自然に引き上げてくれます。

 存在感・深みをしっかりとたたえた旨味を、この上なく自然に・柔らかく楽しませてくれる、老舗の貫禄を感じさせてくれる芳醇フレッシュ旨酒でした。
 いやこのまとまり、完成度には脱帽ですわ…、単独でも食中でも良いですし、いくらでも飲みたくなる感じはほんと素敵…
 これより値段も高かった氷室とはなんだったのかと思ってしまいますね、これぞ「黒龍の新酒」として納得感があります。
 黒龍、垂れ口にはアル添本醸造バージョンもあるようなので、次はそれもやってみたいと思いました。

 開栓後は、ああ結構脆いかな…、結構露骨に苦味とか辛さが出てきてしまったような。
 それこそ氷室を思い出す感じですね、個人的には開栓直後の繊細なバランスが好きなので、早飲み推奨。

20180704145440123.jpg  20180704145430558.jpg

紹介:お酒ミライ 日本酒レビューブログさんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23801081.html
(比べてみると笑っちゃうぐらい感じ方が違ってますね。まあ美味しかったという部分は共通しているかと…)

名称:黒龍 純吟 垂れ口
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:18.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.5/9.0(開栓後の変化も含め)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年07月20日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

家飲み記録 菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

20180110013156270.jpg  20180110013205068.jpg

 茨城県那珂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は酒販店グループ「吟奏の会」限定スペックをいただいており、その時かなりの好印象だったのでリピートしました、今回は蔵元ホームページにも商品紹介があるレギュラー品です。
 菊盛は扱っている酒屋が少なく、前回は通販だったのですが、最近蔵元の木内酒造の系列店である角打ち(雰囲気は日本酒バー)「酒+蔵 な嘉屋」がなんと秋葉原近くのマーチエキュート内にできたため、今回はそこで買っております。
 マーチエキュートは前に紹介した駿河屋嘉兵衛も入ってますし、日本酒的にも中々面白いスポットになっていますね(ごく近くに鈴木酒販もありますし)。

 スペックは美山錦を55まで削った純米吟醸無濾過生原酒。
 実は同スペックを先に「日本酒感想日誌」さんが記事にしており、そこのコメント欄で「少し控えめではあるので、2月3月くらいまで引っ張っても、まるめちさんならかえって良いかもしれません。」というアドバイスをもらったので、素直な私は(笑)12月に購入したものを3月まで寝かせて開栓した次第です。

20180110013214459.jpg

 注ぐと気泡がグラスにしっかり付きますね、まだまだ生きてる感。

 上立ち香はキツくない消毒液的な香り(?)がそこそこに。
 含むと、凝縮感のある旨味が、チリチリとしたガス感を纏いつつググっと入ってきて、程よい酸で落ち着きとフレッシュさを両立させたまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめの奥深みのあるサイダー的な(?)旨味が中心で、濃くかつ、引き締まり、酸とのバランスの点で非常にハイレベルなまとまりを感じさせるものになっています。
 後味はガスと酸が引き取って見事にキレます。

 程よいガス感と透明感がありながら、旨味の魅力や飲み応えをしっかり兼ね備えた、高次元バランス酒でした。
 奥深さやガスの刺激はありますが、浮いた苦味・渋味が皆無なのが良いですね、ガンガン飲めてしまう印象。
 また、味の出方が私にとってちょうどいい感じになっていたように思えます、やはり出荷直後より良い開栓タイミングだったように思えますね、日誌係さんの読みは流石だなあ。
 菊盛、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2019.html

20180110013232962.jpg  20180110013223724.jpg

20180110013242589.jpg

名称:菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1
蔵元情報:木内酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒+蔵 な嘉屋(マーチエキュート内)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年07月08日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

家飲み記録 五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

20180404112311315.jpg  20180404112325603.jpg

 埼玉県飯能市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目。

 五十嵐は5年ほど前かの酒徒庵で最初に出会い、その時の好印象から、扱っている酒屋さんを何とか探して買いに走ったことを憶えています。
 で、その時尋ねた、数少ない都内の取扱い店が大森の「酒屋たなかや」さんでした。
 同店は都内の地酒屋のなかでも銘柄セレクトが極めて個性的、かつハイレベルでして、店長さんがしっかりと自分の足・舌で選んでいるんだなあということが伝わってくるようなこだわりのお店でした。
 が、店長さんの健康上の理由で、つい先日の7/3、閉店してしまったとのこと…
 まだまだ未飲銘柄があり行きたいとは思いつつ、地理的な要因と一升瓶メインということから足が遠のいていたところだったので、若干悔いが残るところです、お酒だけでなく酒屋さんとも一期一会の精神が必要ですね。

 裏ラベル情報が貧弱なので詳細不明ですが、ラベルの色的に多分前回と同スペックですね
 11月出荷、3月開栓なので結構生熟期間あり。
 なお、今回はやはり銘柄セレクトが個性的な練馬の「うえも商店」さんで購入しています。


 上立ち香は濃厚な洋梨系(?)の果実香が気持ち強めに。
 含むと、香りの印象通りの濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と少々の酸味と絡み合って独特のバランスを保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、結構熟した洋梨的な甘酸渋をそれぞれ感じる、芯と奥深さのある旨味が最初から最後まで存在感を保つ、飲みごたえと引き締まりを両立させたもの。
 後味は酸渋が引き取って、少々の渋味を残しつつもしっかりキレます。

 濃厚な甘旨味が密度と輪郭をしっかり感じさせる、力強さのある芳醇キレ味酒でした。
 結構味わいは賑やかながら、やはり甘味、旨味がしっかりしていいるので、私としては好きですね~
 後、こういう書き方をするとどっしり系のように思えてしまうかもしれませんが、基本私がセレクトしているお酒はあくまで生酒的な果実っぽさが前提になっているので、従来のどっしり火入れ系とは全く違う様相であることを付記しておきます。
 ともかく、今回も五十嵐の信頼を深めてくれた一本でした、次こそ他のスペックも試してみようかな。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23689520.html

20180404112333537.jpg

名称:五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:五十嵐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年07月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

家飲み記録 あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

20180404121028500.jpg  20180404121038537.jpg

 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、出会ってからは毎年飲んでますね。

 「日本酒感想日誌」さんイチオシ銘柄ということで飲み始めたあべですが、実際私としても好きな味わいであることが多く、お気に入り銘柄に入りつつありました。
 ただ、今までの記事では売り方については若干ディスり気味になっていたような気がします、特に前回は四合瓶が少ないことに文句を言った上に、「ラインナップを整理してしっかり定番スペック出せや(要約)」的な事を書いております。
 で、今年出てきたのがこの商品なんですよ、いやあまさかラベルに「定番」と明記してしまうとは、御見それしました。
 まあここ見て決めてるわけじゃないでしょうし、とうに検討していることだったんでしょうね、偉そうに書いてしまったことをここにお詫び申し上げます…

 さて、スペック等については裏ラベルに非常に詳細かつ有用な記載があるので、下の写真を是非ご参照ください。
 あべは一貫して原酒なのにアルコール度が低めなのが凄いですね、普段日本酒飲まない層にも勧めやすいかと。


 上立ち香はグレープフルーツ的なみずみずしい酸の香りが控えめに。
 含むと、やはり酸が中心にあるフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、最後までその酸を中心にしっかりまとまりを保ったまま、ググッと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュな酸が中心ながら、苦味は控えめかつおりがらみ的な米の旨味もしっかりあって全体としてはむしろ柔らかく感じる部分もあり、旨味の濃度と引き締まりをこれ以上ないほどのレベルで両立させていますね。
 後味は酸がしっかり引き取ってしっかり、かつ自然にキレます。

 柔らかさとキレを両立させるという高難度の課題を、非常にハイレベルに達成している、オンリーワンなキレ良し酒でした。
 なんというかありそうでない感じですね、伝統的辛口とは違うし、甘酸っぱ系でもないし、淡麗という感じでもない。
 あえていうと宝剣に近いと思いますが、こちらのほうがより酸味寄りですね、より果実的といいますか。
 あべは、個性と完成度を兼ね備えた「本物」銘柄であると確信させてくれた一本でした、今後さらに注目したいと思います。

 なお開栓後も全くダレず、最後までじっくり楽しめることが出来ました。
 う~ん、これは凄いな、このポテンシャルにすぐに気づいた日誌係さんの慧眼には脱帽ですわ…

20180404121047564.jpg

名称:あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒
精米歩合: 麹50% 掛55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,570円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ちえびじん 純米大吟醸 彗星 おりがらみ生酒

家飲み記録 ちえびじん 純米大吟醸 彗星 おりがらみ生酒

20180312152955891.jpg  20180312153004636.jpg

 大分県杵築市のお酒です。
 ブログでの紹介は7本目、1年に1本を超えるペースで飲んでいますね。

 先日日誌係さんが書かれていましたが、最近は北海道産米を使う道外の酒蔵が増えているようです。
 確かに、代表的な道産酒米「吟風」「きたしずく」そしてこの「彗星」については、東西を問わず結構見る気がしますね、ただ当ブログではまだ寿喜心の吟風ぐらいしか登場していませんでした、今後ちょっと意識してみようかしら。
 しかし、わざわざ北海道から大分までの入手ルートを確保するって、結構コストや手間かかってますよね…、やはり今後良質な米の争奪戦が激化するであろうことを見越した戦略なんでしょうか。
 
 さて、スペックはその彗星を48%までとかなり削った純米大吟醸生で、お値段も税抜1,800とちょいお高め。
 ラベルの見た目は特徴的ですね~、いつもの洒落た雰囲気とはまた違ったインパクトがあります。
 12月出荷ですし、正月中に飲むべきもののような気がしますが(見た目的に)、若干遅れて2月末開栓。

20180312153013586.jpg

 注ぐと、わりと濃く白濁していますね。

 上立ち香は濃い目の甘さとおり由来のセメダイン風味が混じった香りがそこそこに。
 含むと、やはりおりがらみならではの濃さのある甘酸旨味が、非常に滑らかな口当たりで入ってきて、おり由来の柔らかな苦味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘酸苦が極めて良いバランスで拮抗して、おりがらみの存在感と荒さを全く感じない上品さを兼ね備えた、濃厚ながらもガンガンイケてしまうもの。
 後味は全てが拮抗しつつ、ほんの少々の苦味で柔らかくかつスッキリと引き上げます。

 フレッシュフルーティーの王道を往く、濃厚さと全体のバランスをしっかり兼ね備えた、非常に完成度の高いお酒でした。
 いやあやっぱりバランス・まとまりという面ではちえびじんは一線級の銘柄の中でもさらに抜きん出ていると思いますね。
 このスペックは確か2期目だと思うのですが、それでこの完成度は見事の一言。
 ちえびじん、やはり自分にとっては鉄板銘柄の一つだと、改めて感じさせてくれた一本でした。

20180312153021930.jpg

紹介:「日本酒愉快者ブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakefunky.hatenablog.com/entry/2017/06/24/052452

名称:ちえびじん 純米大吟醸 彗星 おりがらみ生酒
精米歩合:48%
使用米:彗星
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社中野酒造
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月20日 大分の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」

家飲み記録 池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」

20180118160005149.jpg  20180118160015476.jpg

 京都府舞鶴市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは店頭初見衝動買い案件ですね、人形町の新川屋佐々木酒店さんで購入しました。
 同店購入酒としては最近では伊乎乃白木久田光など、ちょっと前には吟田川鴎樹等々を紹介しています。
 このラインナップや同店のホームページを見ていただければ自明のことかと思いますが、同店は流行り・有名銘柄とは一線を画す、ひと味違った感じの銘柄セレクトをしており、私のような人間としては冷蔵庫を眺めるだけでもとても楽しいです。
 人形町に寄る機会はあまりないのですが、その時は大体同店と小山酒店さんを回り、腰に負担がかかるレベルの本数を抱えて帰ることになりますね。

 閑話休題、蔵元ホームページによると、こちらのお酒は丁度今回リニューアルされたらしいです。
 今年は麹は五百万石、掛米はコシヒカリ、精米歩合65%の無濾過生原酒。
 特筆すべきはお値段で、税抜1,200円を切る良心的価格設定となっています。


 注ぐと、ちょっとだけ濁ってますね。

 上立ち香は甘酸っぱい感じの果実香がそこそこに。
 含むと、高濃度の甘酸味がググっと入ってきて、結構味の多い印象を与えつつも、酸の働きでギリギリ重さを感じさせずに、最後まで力強く染み込んできます。
 味わいは、うーむこれはやはり柑橘系果実系の甘酸味が主役ですね、ただフレッシュというよりは落ち着いていて、じんわりと甘酸の旨味を味わえるのが素敵な感じ。
 後味は酸が引き取る感じで、しっかりキレます。

 甘旨と酸が主張し合いながらも絶妙なバランスを保つ、芳醇ながらキレの良いハイコストパフォーマンス酒でした。
 いやあこのレベルでこのお値段は素晴らしいですね、既に飯米の良さをしっかり引き出せている印象があります。
 前はこれより重かったらしいので、これはリニューアルとしては大成功なんじゃないでしょうか。
 池雲、今後是非他のスペックもいただいていきたいと思いました。

 なお、温度が上がってくると重さの方が出てくるので、しっかり冷やしていただくのがオススメ。
 そうすれば、お値段以上の飲みやすさと飲みごたえを兼ね備えたお酒としてガッツリ楽しめると思います。

20180118160024931.jpg

名称:池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」 
精米歩合:65%
使用米: 麹:五百万石 掛:コシヒカリ
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:池田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,143円/750ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月12日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鼎 純米吟醸 生酒 29BY

家飲み記録 鼎 純米吟醸 生酒 29BY

20180502154338751.jpg  20180502154349427.jpg

 長野県上田市のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は3回目、同銘柄としては2回目、長野酒特集の10本目となります。

 今回の長野酒特集については、最初は旅行でまとめ買いしたことをキッカケに「プチ特集」という形で取り上げ始めたのですが、「そもそも既に何本も飲んでた&特集掲載中にも買い増した」という理由で本数が2ケタになってしまったため、特集として格上げしていたりします。
 実はこれを書いてる最中にもまた新しく欲しい長野酒が出てきていたり…、いやあほんと、甘旨系日本酒好きなら長野酒は片っ端から飲んでみても良いぐらいだと個人的には思っております。
 閑話休題、鼎については去年も全く同じ商品を買っているのですが、やっぱり今年も飲みたいなあという思いに駆られて、再び朝日屋酒店さんで買ってきてしまいました。
 
 スペック的には去年と同じ…はず。
 というのは、去年は美山錦利用とどこかで見たのですが、今調べると金紋錦・ひとごこちという記事も出てくるんですよね。
 ラベルに記載は無さそうですし、今回は不明としておきます。

20180502154403866.jpg  20180502154414199.jpg

 上立ち香は濃厚でちょっと熟した印象の果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらもバランスの取れた印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味と苦味を彷彿とさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、実に長野酒らしい蜜たっぷりのちょい熟リンゴ的甘旨味が芯にあって、苦渋はあくまで裏方に徹して、複雑味を添えつつも素直に甘味を楽しませてくれます。
 後味は、そのまま苦渋が裏方の仕事をして、しっかりと甘味を引き取ってキレます。

 長野酒の魅力を凝縮・洗練したような、最後までしっかりバランスを保ってくれる芳醇甘旨酒でした。
 甘味が本当に心地良いんですが、結構全体的には複雑な感じで、ダレも飲み飽き感もバッチリ抑えられています。
 いやあ安定してますね~、毎年この味わいを楽しめる喜びというものを、改めて噛み締めてしまいます。
 コスパも素晴らしいですし、総合的な満足度は非常に高いお酒かと。
 鼎、次はおりがらみとかの別のスペックもやりたいですね。

20180502154423241.jpg

名称:鼎 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,381円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒

家飲み記録 夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒 

20180426151012757.jpg  20180426151021086.jpg

 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 外飲みは相当回数やってますが、ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の9本目。

 夜明け前は以前にアル添にごり生を紹介しています、その時や外飲み時の印象は総じて良かったため、看板商品の一つであるこの「純米吟醸生一本生酒」は前々から狙ってました、今回ようやくタイミングが合って購入した次第です。
 ところで、以前にコメントでもご指摘があったのですが、私は長野酒の中でも特に「伊那地方」のお酒に好きな銘柄が多いようです。
 実際長野県酒造組合の蔵元一覧を見るに、銘柄名でいうと「井の頭」「黒松仙醸」「信濃鶴」「信濃錦」と、自分の中で「お気に入りに追加」している蔵元がひしめいている感じです(逆に未登場は「今錦」「岸の松」「大國」のみ。今錦は外で何度も飲んでます。大國・岸の松は未見)。
 これだけピンポイントに集中しているは多分珍しいかと思います、多分食文化とかの傾向について波長が合うんでしょうね。

 スペック情報は精米歩合55%という点以外ラベルにはほとんど記載無いですね…
 ただ調べると、山田錦利用の無濾過生原酒と記載している酒屋さんのページがありました。
 

 上立ち香はリンゴ系の甘くスッキリとした香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながらバランスのとれた印甘旨味が上品な口当たりでトロリと入ってきて、酸味や苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいはまさに蜜たっぷりのリンゴ的な甘味が厳然たる主役、酸味は味を整える程度で、苦味は完全に奥に留まり、芳醇さの割に雑味を全く感じさせずに甘味の魅力をストレートかつ丁寧に伝えてくれます。
 後味は、酸が仕事をしているのかなあ、甘味がそのまま自然に引き上げる感じ。

 長野酒のど真ん中を往く甘旨味に、他の味の要素が少しづつ彩りを添える、高次元のバランス系芳醇旨酒でした。
 やっぱり雑味の無さが良いですね~、濃厚さと上品さを両立させているのは素晴らしい!
 いやあこういうお酒を飲むと、少しぐらい高くても雫取りを優先してセレクトしたくなりますね、口当たりが本当に心地良いです。
 夜明け前、他にも色々なスペックを試していきたいと思いました。

 開栓後は意外と甘味が後退して少しづつバランスが崩れていく感じかな…
 個人的には開栓直後がベストだったので、速飲みを推奨しておきます。

20180426151028844.jpg  20180426151041714.jpg

紹介①:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1065522173.html

紹介②:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

名称:夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,649円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月27日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:8

縁喜 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち

家飲み記録 縁喜(えんぎ) 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち

20180426150902960.jpg  20180426150910668.jpg

 長野県下高井郡山ノ内町のお酒です。
 家飲み外飲み含め確か初めていただきます、長野酒特集の8本目。

 この縁喜(正式にはラベルにある通り「喜」の字は異体字ですが、文字化けしそうなので喜で統一します)については、長野酒が非常に充実しているブログ「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんが強く推していたことが以前より印象に残っていました。
 今回、たまたま神田の鈴木酒販さんの店頭で見かけたため、これ幸いとセレクトした次第です。
 同蔵については洒落たデザインの公式ホームページがあり、そちらを見る限り地ビールにも力を入れているようですね、直営ビアレストランもあるとか。
 地方蔵にしては珍しく、今回いただくような限定品についてもちゃんと商品紹介ページがあるのは好印象ですね。(特約店一覧があるとなお良いのですが…)

 スペックについては、そちらのページに加え、ラベルにもかなり詳細な記載があってこれも素晴らしいと思います。
 地元産の契約栽培ひとごこち利用というところがポイントですね、精米歩合は長野スタンダードの59%。
 【5/28追記】コメントいただくまで全く気付かなかったのですが、こちらは珍しい五合瓶でした。それで税抜1,385ですからコスパも素晴らしいことになっていますね。(しかし、それに気付かずガブガブ飲んじゃったって、どれだけアルコールに頭がやられているのか…)

20180426150918387.jpg

 上立ち香はちょっと草っぽい青目の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚なながらやはり青さで引き締まった印象の旨味がググっと入ってきて、力強さとバランスを両立させつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、青い感じながらキツさのない旨味が芯にあって、甘みは程々、全体としては甘みをちょい抑えて苦味と旨味を増したメロン系な印象(?)ですね、酸も居るのですのがフレッシュさよりさ落ち着きがあるタイプかも。
 後味は青さと酸でしっかりキレます。

 草っぽい独特な風味が特徴的な、非常に飲みごたえのある個性派濃厚旨酒でした。
 最初はちょっとクセがあるかなと思いましたが、飲み進めると逆にクセになる感じですね…、複雑ながらも雑味がしっかり抑えられているので、飲み飽きずに進められる印象があります。
 似ている銘柄をあえて挙げると山間かなあという気がします、草感とインパクトが近しい感じ。
 縁喜、是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 そして、開栓後も数日ぐらいでは全く崩れず、むしろこなれた感じで良くなってきました。
 いやあ力強い系のバランス酒なんでしょうね、流行りの酒質は一線を画しつつも、しっかり独自の魅力があるお酒だと思います。

20180426150933838.jpg  20180426150925659.jpg

紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同銘柄別スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1065186206.html

名称:縁喜 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:株式会社玉村本店
購入価格(税抜):1,385円/900ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.5(開栓後変化含む)/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月25日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

家飲み記録 井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

20180404120644500.jpg  20180404120712490.jpg

 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ、長野酒特集の7本目ですね。

 井の頭は5年前に日がさ雨がささんでで出会って以来推してきた銘柄ですが(というかもう5年前か…)、最近ようやくじわじわと首都圏にも浸透してきているのではないかという感触を得ております。
 個人的には、かのこだわりの地酒屋「うえも商店」さんが積極的に推しているのが大きいんじゃないかと思いますね、今回のお酒に至っては、「久々の120点満点」と、まさに太鼓判を押していらっしゃいます。
 また、このスペックについては「日本酒感想日誌」さんも先に感想を上げられており、そちらもかなりの高評価。
 何が言いたいかというと、私がだけが騒いでいるわけじゃないということです(笑)、もっともっと知られるべき銘柄だと思いますよ!

 閑話休題、スペックはひとごこち59%精米の純米吟醸袋吊り中取り、コストを抑えつつ、手間がかかっていそうな雰囲気を感じます。
 中取りはうえも商店さん限定スペックなのかな、去年飲んだ限定純米吟醸は美山錦55だったので、完全に別スペックですね。

20180404120721347.jpg  20180404120736389.jpg

 上立ち香は柔らかい印象の、果実とお米が混じったようなフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、酸の芯のある甘旨味が力強く入ってきて、おり由来の若干の粉っぽさと少々の苦渋味を伴いつつ、最後までしっかりと飲みごたえを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、ちょい酸強めの柑橘系果実の甘旨味が主役を張りつつ、全体としては甘酸渋苦をそれぞれ感じる、奥深くかつまとまりのあるもの。
 後味はしっかり酸苦が引き取って、力強くキレます。

 芳醇さ、奥深さ、そして若干キツ目の引き締まりがありつつ、それでいて全体としては柔らかい印象もある、やっぱり独特の魅力があるお酒でした。
 いやあやっぱりハイレベルですよ、個性とまとまりをしっかり両立させている印象。
 ただ、悲しいのはほんの少々生ヒネ感があることだったり…、最初からの可能性もあるものの、せめて直ぐに開栓すべきだったなあ。(今回は3月開栓)
 どうもベストポジションじゃない気がすんですよね、バランスも魅力なお酒なだけに、この点は少し反省です。
 ともかく、井の頭は今後も最大限に注目していきたいと思います。

20180404120748282.jpg

名称:井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月23日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

20180412125559020.jpg  20180412125608284.jpg

 長野県飯山市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の6本目。

 こちらも信濃錦や亀の世同様、松本の中島酒店さんで購入しました、長野旅行時の土産酒のトリになりますね。
 水尾については以前も「紅」のひやおろしを飲んでおり、今回買うかどうかも迷ったのですが、生酒版も飲んでみたいと前から思っていたことと、1本ぐらいは良く知った信頼できる銘柄を買うのも良いかと思ったことからセレクトしました。
 実は当初は、宿泊先の旅館で飲もうかと思って買ったのですが、旅館の日本酒メニューが思いの外ちゃんとしていて(鏡花水月・善哉の生酒とか)、そちらで十分楽しめたので予定を変更しています。
 ちなみに結局帰りの電車内で開栓しました。

 スペックは、長野が誇る復刻米「金紋錦」を49%まで削った高精白の純米吟醸で、お値段も1ランク上という感じ。
 特急あずさの車窓から、風景を楽しみつついただきます。

20180412125616751.jpg

 上立香は、フレッシュかつ甘さを感じられる果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュで芳醇な甘旨味が華やかな感じで入ってきて、チリチリとしたガス感を伴いつつも滑らかさも感じるような口当たりで、最後までバランスを保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、全体としてはメロンを彷彿とさせる、ふくよかな甘味、程よいガスと青さによるフレッシュさ、心地よいラムネ的含み香が一体となって、かつマイナス要素をほぼ感じない完成度の高いもの。
 後味は、青い苦味がしっかり仕事をして、見事にキレます。

 強めのガス感をまといつつも、まろやかさすら感じさせる芳醇な甘旨味をストレートに楽しめる、極めてハイレベルなフレッシュ甘旨酒でした。
 紅はやっぱりメロンですね、どことなくバニラもあってクリームソーダ的と言えるかも、そして濃厚さとキレのバランスが素晴らしい!本当にお酒としての出来が高次元です。
 金紋錦にこだわって、これだけ使いこなすに至ったというのも見事の一言ですね、個性・完成度の双方で明らかに全国区でバリバリ戦えるレベルかと。
 水尾は銘酒ひしめく長野でも傑出したお酒だと思います、是非早いうちに他のスペックもいただいてみたいと思いました。

20180412125633863.jpg  20180412125625549.jpg

20180412125642659.jpg

名称:水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:49%
使用米:金紋錦
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社田中屋酒造店
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.6/9.0

■長野旅行時購入酒記念写真
20180426133825332.jpg
 …実は水尾は空瓶だったりします、旨過ぎて車内で四合飲み切っちゃったんですよね。
 連れが居たとはいえ、傍から見たら明らかにやべーやつだったに違いない…
 ただ、シチュエーションの影響を除外しても、このお酒が素晴らしい味わいだったことは間違いないと思います。

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒

家飲み記録 信濃錦 「艶三郎」(つやさぶろう) 純米無濾過生原酒

20180426150718484.jpg  20180426150729082.jpg

 長野県伊那市のお酒です。
 外飲み経験は有りますが、家飲みは初めて、長野酒プチ特集の3本目になります。

 前回に引き続き長野旅行の土産酒です、こちらは駅前の「中島酒店」さんで購入しました。
 このお酒のラベルにはQRコードがあり、そこからかなり詳細な記載のある商品紹介ページに飛べるようになっています、最近たまに見る形式ですね。
 そのページやラベルにも記載ありますが、「艶三郎」という名は、その昔蔵の地元伊那荒井地区の水資源開発に貢献し、そこでの米作りの基礎を築いた「御子柴艶三郎」という人物を由来とするとのこと。

 使用米は、まさにその荒井地区で栽培されたひとごこち、精米歩合は70と控えめですが、お値段はなんと税抜1,000円ポッキリ。
 地酒、それも酒米を使った無濾過生原酒としては極めて良心的なお値段と言えるでしょうね。

20180426150748838.jpg  20180426150738051.jpg

 上立ち香は程よく熟しつつも爽やかな感じの柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた感じのバランスの良い旨味がスルリと入ってきて、程々の酸で輪郭をしっかり整えつつ、自然な感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかり熟して甘味が増した蜜柑的な甘酸味が純然たる主役、苦味はほんの少々で甘味の心地よさをストレートに感じさせてくれますね、かつ全くダレ感も無し。
 後味は、酸主役かつ苦味は最低限ながら、いい感じで見事にキレます。

 心地良い甘味と後味のキレ、という多くの日本酒が直面する命題を、ハイレベルに実現した芳醇キレ酒でした。
 良く良く味わうと草感とか色々と複雑な味わいがして、ちょっとうるさい面もあるのですが、酸がしっかり働いているおかげでダレは感じませんでしたね。
 そしてやはりこれで1,000円は素晴らしい!個人的に地元産ひとごこち利用の長野酒にはコスパに優れるものが多い印象がありますが、その中でも出色の出来かと。
 実は同蔵のお酒をもう一本同時購入しているので、次はそちらを紹介します。

20180426150757247.jpg

名称:信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17.5度
日本酒度:-2前後
蔵元情報:合資会社宮島酒店
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけ:中島酒店さん外観
20180426232145859.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY

家飲み記録 自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY

20180110013329836.jpg  20180110013339036.jpg

 福島県西白河郡矢吹町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 こちらを醸す蔵の通常銘柄が「楽器正宗」であることや、自然郷SEVENブランドの位置付けについては、前回の記事(約3年前)に書きました。
 今回セレクトした理由としては、前回飲んだ時の好印象に加え、矢島酒店さんで新規取り扱いを開始したということがあります。
 智則もそうですが、前に飲んで旨かったお酒が、通っている酒屋さんで新規取り扱いになるのは何となく嬉しいですね、先手を取った感じで若干ドヤれますし(笑)
 また、もちろん入手が楽になるのもありがたいところです(前回は通販での購入でした)。

 スペック的には、前回同様オール福島の、無農薬栽培夢の香60磨き利用。
 裏ラベルの記載によると、無濾過生原酒みたいですね。

20180110013348699.jpg

 上立ち香はサイダー的な爽やかな甘さを感じる香りが控えめに。
 含むと、芳醇な甘旨味が塊でググっと入ってきて、ゆっくりと出てくる渋味が奥深さを添えつつ、最後まで存在感を保ちながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨?的な密度の濃い甘旨味が主役、最初から纏っている渋味がクレッシェンド的に存在感を増して全体をしっかり引き締めていき、時間差の趣を十分に感じさせてくれます。
 後味は、最終的にはかなり強くなった渋味がキッチリと引き取って、芳醇な味わいを見事にキレさせます。

 奥深く心地良い甘旨味が口中で微妙に変化を描く、日本酒の玄妙さを伝えてくれるようなお酒でした。
 いやあ良いですね、濃厚ではあるのですが、インパクト勝負というよりはじわじわと魅力がしみ込んでくるタイプかと。
 それにしても、福島酒は本当全体的にレベルが高いと思いますね~。
 味わいの奥深さに特長があるお酒が多いんですよね、それでいて後味のキレとの両立のさせかたがとても丁寧といいますか。
 このお酒もまさにそんな感じでした。
 自然郷、今後また別のスペックも試してみたいと思います。

 20180110013357866.jpg

紹介:「日本酒愉快者ブログ」さんの同スペックの記事
http://osakefunky.hatenablog.com/entry/2018/01/02/093333

名称:自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY
精米歩合:60%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,360円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月09日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY

20180330121413787.jpg  20180330121423667.jpg

 島根県安来市のお酒です。
 同銘柄の登場は3回目ですね。

 智則は27BY28BYに続き、三年連続での紹介です。
 熱心な読者様ならおわかりかと思いますが、基本新銘柄優先セレクトが当ブログのスタイルなので、3年連続同商品を買うということは、それはもう相当お気に入りということの証明だったりします。
 今年については、矢島酒店さんの店頭についに並んだのでそちらから購入しました、正直酒質的には通常銘柄の出雲月山以上に同店の利用者層になじむだろうと思っていたので、納得の取り扱い開始ですね。
 ちょっとつっこんだ話になりますが、同店で花陽浴の同梱酒に悩んだ時なんかにはこれ買っておけば、ほぼ間違いはないかと思います。

 スペックは例年通り、島根の酒米「佐香錦」を55まで磨いた、中取り直汲み無濾過生原酒。
 裏ラベルの各種数値についても、大きく変動は無い印象です、これはやはり方向性が確立していて、造りも安定していることの証左ではないかと。

20180330121433192.jpg

 上立ち香は蜜たっぷりのリンゴといった趣の果実香がそこそこに。
 含むと、爽やかな印象の甘酸旨味が、ほんの少々のガス感を纏いつつ、スルスルと勢い良く入ってきて、最後まで存在感と勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青リンゴ的な、フレッシュフルーティーのど真ん中を行く甘酸味が主役、濃度は濃い目ながら、酸の働きとほんの少々の苦味が引き締めて、新酒特有の魅力をストレートに感じさせてくれます。
 後味は、苦味が最小限の仕事をして引き取って、見事にキレます。

 フレッシュさ・濃厚さ・甘味・ガス感という今風の人気酒が備える要素を、しっかりとまとめ上げている印象の、安定感のあるお酒でした。
 個人的にはむしろ長野酒によく感じる方向性だったりしますね、この直球勝負の果実の甘さは…、そしてそれはまさに私のストライクゾーン。
 いやあ本当に安定した旨さですね、このレベルで毎年出してくれるのはありがたい限りですよ。
 智則、改めて信頼を寄せられる銘柄であることを、ハッキリと確認できた一本でした。

20180330121450310.jpg

名称:智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:佐香錦
アルコール度:16%
日本酒度:+1.0
蔵元情報:吉田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年05月05日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

水府自慢 10号 純米大吟醸生酒無濾過原酒

家飲み記録 水府自慢 10号 純米大吟醸生酒無濾過原酒

20180118144711619.jpg  20180118144720819.jpg

 茨城県水戸市のお酒です。
 外飲みの経験はありますが、家飲みは初めてですね。

 こちらのお酒を選んだ理由については、ちょっと裏事情というか特殊なものがあるのですが、それについては昨年の時点で「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが記事にしているので是非そちらをご参照ください。(サボリ)
 まあ要するにこのお酒は、一昨年まで神奈川の「残草蓬莱」を醸していた菊池杜氏が茨城の明利酒類に移籍して造っているものなので、ここは一度飲んでみたいとセレクトしたわけです。
 残草蓬莱自体は地酒激戦区東京で確固たる地位を築いている銘柄ですからね、実力はお墨付きと言えるでしょう。
 ちなみに実は昨年の第一弾を外飲みしているのですが、かなり個性的ながらも個人的には好印象でした。

 精米歩合は50のギリギリ純大、明利酒類が発祥元である協会10号酵母利用というのを前面に押し出しています。
 協会酵母の発祥蔵が、その番号をラベルにデカデカと載せるというデザインはどこかで見たような…確か秋田あたりで(笑)

20180118144728403.jpg  20180118144736250.jpg

 上立ち香は割りとハッキリメロンな香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある果実的な甘酸旨味がググっと入ってきて、ほんの少々のガスを纏いつつ、一瞬遅れて出て来る苦味でガッチリと引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりメロン的な甘旨味が主役、ただ酸味がちゃんとあって軽さを感じますね、苦味はいかにも新酒らしい感じで、全体としてフレッシュ感が強く、勢いでガンガン飲めちゃう印象。
 後味はあくまで酸メインで、苦味はほんの少々仕事をして、バッチリキレます。

 セメダイン的な硬質さを強く感じる、甘酸苦が独特のバランスを保つ、個性派スイスイ酒でした。
 よくよく感じると甘味はかなり控えめですね、むしろ酸の働きによる透明感や軽さがこのお酒の本質なのかも。 
 うーん何かクセになる謎の魅力があるなあ…ぜひ一度はお試しください。
 水府自慢、また他のスペックもいただいてみたいと思わせてくれるお酒でした。


 ガッツリ冷やすととセメダイン感が凄いことになりますね、セメダイン溶液に甘さを足したみたいというか…、常温近くが無難かと…
 ちなみに開栓後も結構強い感じで、セメダイン感もちょっとこなれてくる印象でした。
 やっぱりあまりないタイプだなあ…、居酒屋とかでより映えるかもしれません。

20180118144759810.jpg

紹介①:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2044.html

紹介②:「日本酒愉快者ブログ」さんの同スペックの記事
http://osakefunky.hatenablog.com/entry/2017/12/22/214140

名称:水府自慢 10号 純米大吟醸生酒無濾過原酒
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:明利酒類株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0(変化も考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月29日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

家飲み記録 鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

20180110013456094.jpg 20180110013504665.jpg

 新潟県南魚沼市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね、にごり酒特集の9本目。

 鶴齢は、外飲みでの印象もいつも安定して良く、個人的には鉄板銘柄の一つだと思っています。
 今回にごり酒をまとめ買いしている最中、持って来いの商品を見かけたので速攻でキープしてしまいました。
 なぜか立派な箱入りですね、雪の結晶が舞う中、鶴が飛ぶというデザインは銘柄名とも相まってなかなか素敵。

 蔵元ホームページには商品紹介がしっかりありますが、使用米はなぜか「酒造好適米」とほぼ意味の無い記載…。
 酒屋さんによっては「越淡麗」と明記しているみたいですが、詳細は謎です、精米歩合は60。
 箱入り密閉栓だったので、まあある程度は持つだろうと見越して、11月購入ながら2月開栓となりました。

20180110013530361.jpg  20180110013540090.jpg

20180110013549474.jpg

 注ぐとがっちりシュワシュワしてますね、密閉栓様様というべきでしょう。

 上立ち香は、ガスを強く感じる、セメダイン系のスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、硬度の高い印象のしっかりした旨味が、シュワシュワとした口当たりでググっと入ってきて、少々の苦味も手伝ってギッチリ輪郭を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット系の甘酸を感じる力強くかつ引き締まった旨味が主役、ガスも相まって、非常に飲みごたえがありつつ、ガンガンイケてしまう魅力もあります。
 後味は苦酸がしっかり引き取る感じで見事にキレます。

 もともとしっかりした旨味を、バランスを保ったままさらににごりがブーストするような、極めて完成度の高い濃厚にごり酒でした。
 購入した酒屋さんによると、この「にごりざけ」は昨年まで本醸造で出ていて、純米スペックとしては今年初登場だったらしいです。
 それでこれだけの完成度なのですから、蔵元の実力をビンビンに感じますね、コスパも文句無し。
 個人的にも、旨味甘味を重視したこういうにごり酒が増えてくれること自体、嬉しい限りです。
 鶴齢への信頼を一段と増してくれた一本でした。

20180110013513394.jpg  20180110013521887.jpg

名称:鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒
精米歩合:65%
使用米:越淡麗
アルコール度:17%
日本酒度:+1
蔵元情報:青木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月18日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

20180312152740286.jpg  20180312152748809.jpg

 長野県木曽郡木祖村のお酒です。
 当ブログでの登場は意外にもまだ2回目ですね、にごり酒特集の7本目。

 銘柄的には3年振りの登場になりますね、外飲みでは結構やっているはずですが、家飲みとなると長野酒はライバルが多過ぎてなかなか機会が…
 といいつつ、このスノーウーマンについては、去年のにごり特集でちらと触れたぐらいに頭には残っていて、実は今期は何が何でも家飲みしようと、出てくる時期を待ち構えていました。
 ちなみにそういう時は酒屋さんに入荷問い合わせぐらいはしますね、そういう労を厭っていては欲しいお酒との出会いを確実にすることはできないのです…

 スペック的には地元産ひとごこちの精米歩合55と、長野のコスパ酒として鉄板って感じですね。
 スノーウーマン要素として、肩の部分に可愛らしい雪だるまシールが貼ってあります、ただ昨今の日本酒業界としてはふざけ方が大人しいかな(笑)
 製造・出荷年月明記は嬉しいですね、両方とも12月で、開栓したのは1月。

20180312152758941.jpg  20180312152815912.jpg

 上立ち香はガス系にごりによくある、セメダイン系のスッキリしたお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとした旨味が強めのガスを伴いシュワシュワと入ってきて、そこそこの酸と苦味でしっかりと引き締まりつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目のおり由来のお米の旨味が中心にあり、甘味はまさに米を噛んだときに少しづつ出て来る感じの、控えめながらしっかりと寄り添ってくれる心地の良いもの。
 後味は酸が引き取ってスッキリキレますね。

 全体的なバランスが非常に高く、マイナス面をほとんど感じさせない、芳醇旨口にごり酒でした。
 一口目より二口目の方が、なんとなく甘味が感じられて、苦味も口に馴染んできますね、完成度の高さの証左かと思います。(逆のお酒も多い)
 本当、全体的にカチっとしているというか、強度が高いんですよ、それでいて甘旨もバッチリ楽しめるというのが素敵。
 十六代九郎右衛門、今後も注目していこうと思いました。

 で、ある意味想定通り、開栓後がまた強いです、当然ガスは少しづつ抜けていきますが、全くダレませんね。
 こういうお酒が冷蔵庫にあると心強いです、冬のにごりとして鉄板のセレクトになり得るかと。

20180312152807470.jpg

紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

名称:十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
精米歩合:55%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月14日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

20171231212007786.jpg  20171231212015692.jpg

 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

20171231212023127.jpg

 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

20171231212031141.jpg

名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

家飲み記録 イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

20180309110629591.jpg  20180309110640274.jpg

 新潟県魚沼市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒はまあジャケ買いですね、置いてあったのがうえも商店さんだったので味も間違いはないだろうという判断です。
 実際このラベルは目を引きますよねえ、その時点である意味勝ちでしょう。
 で、購入後にこちらを醸す玉川酒造のホームページを見に行ったのですが、まあブランド乱立のひどいこと(笑)
 一応代表銘柄はラベルにもある「玉風味」なんでしょうか、高度数で有名な「越後さむらい」も同蔵ですし、「越乃玉梅」なんて銘柄もあるとか…

 イットキーは商品紹介では「変わったお酒」カテゴリに入っていました、載っているのは火入れですが、今回いただくのは生版。
 (ちなみに火入れ版の感想は最近「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが書かれてました、そちらも是非。)
 最後に新聞記事画像が載っていて、それによると「同社の一般的なお酒より甘味も酸味も5倍」とのこと。
 アルコール度数が12度と低いことも併せ、この時点で大体の味わいの方向性は付きますが、できるだけ先入観を排していただきます。

20180309110702507.jpg  20180309110620449.jpg

 上立ち香は…なんだろうねっとりとした果実的な酸の香りが仄かに。
 含むと、甘酸っぱい旨味が軽やかに入ってきて、そこにほんのりとした渋味が奥深さを添えつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり明らかに日本酒離れした甘酸っぱさが主役なのですが、低アル的な軽さと酸渋のバランスが相まってとにかくスイスイいってしまう印象。
 後味は酸っぱみを口中に仄かに残しつつ、自然に引き上げます。

 「日本酒の新しい世界を開くカギ」というコンセプトに違わない、スルスル甘酢っぱ酒でした。
 といいつつ、最近は結構こういう甘酸っぱ系の日本酒は出てきてますよね(アンプレビュとか)、そしてその中でもこのお酒はレベルが高いように思えます。
 こういう分かりやすい個性のお酒というのは目立つ部分に意識が向きがちですが、実はそれ以外の「全体のバランス」とか「日本酒的奥深さ」とかの部分にこそ、銘柄としての実力が反映される気がしますね。
 同蔵の他のお酒もちょっと気になる今日このごろでした。

20180309110649022.jpg

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペック(火入れ)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/22617549.html

名称:イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年03月11日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ