鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

家飲み記録 鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね、にごり酒特集の9本目。

 鶴齢は、外飲みでの印象もいつも安定して良く、個人的には鉄板銘柄の一つだと思っています。
 今回にごり酒をまとめ買いしている最中、持って来いの商品を見かけたので速攻でキープしてしまいました。
 なぜか立派な箱入りですね、雪の結晶が舞う中、鶴が飛ぶというデザインは銘柄名とも相まってなかなか素敵。

 蔵元ホームページには商品紹介がしっかりありますが、使用米はなぜか「酒造好適米」とほぼ意味の無い記載…。
 酒屋さんによっては「越淡麗」と明記しているみたいですが、詳細は謎です、精米歩合は60。
 箱入り密閉栓だったので、まあある程度は持つだろうと見越して、11月購入ながら2月開栓となりました。

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 注ぐとがっちりシュワシュワしてますね、密閉栓様様というべきでしょう。

 上立ち香は、ガスを強く感じる、セメダイン系のスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、硬度の高い印象のしっかりした旨味が、シュワシュワとした口当たりでググっと入ってきて、少々の苦味も手伝ってギッチリ輪郭を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット系の甘酸を感じる力強くかつ引き締まった旨味が主役、ガスも相まって、非常に飲みごたえがありつつ、ガンガンイケてしまう魅力もあります。
 後味は苦酸がしっかり引き取る感じで見事にキレます。

 もともとしっかりした旨味を、バランスを保ったままさらににごりがブーストするような、極めて完成度の高い濃厚にごり酒でした。
 購入した酒屋さんによると、この「にごりざけ」は昨年まで本醸造で出ていて、純米スペックとしては今年初登場だったらしいです。
 それでこれだけの完成度なのですから、蔵元の実力をビンビンに感じますね、コスパも文句無し。
 個人的にも、旨味甘味を重視したこういうにごり酒が増えてくれること自体、嬉しい限りです。
 鶴齢への信頼を一段と増してくれた一本でした。

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名称:鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒
精米歩合:65%
使用米:越淡麗
アルコール度:17%
日本酒度:+1
蔵元情報:青木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月18日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

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 長野県木曽郡木祖村のお酒です。
 当ブログでの登場は意外にもまだ2回目ですね、にごり酒特集の7本目。

 銘柄的には3年振りの登場になりますね、外飲みでは結構やっているはずですが、家飲みとなると長野酒はライバルが多過ぎてなかなか機会が…
 といいつつ、このスノーウーマンについては、去年のにごり特集でちらと触れたぐらいに頭には残っていて、実は今期は何が何でも家飲みしようと、出てくる時期を待ち構えていました。
 ちなみにそういう時は酒屋さんに入荷問い合わせぐらいはしますね、そういう労を厭っていては欲しいお酒との出会いを確実にすることはできないのです…

 スペック的には地元産ひとごこちの精米歩合55と、長野のコスパ酒として鉄板って感じですね。
 スノーウーマン要素として、肩の部分に可愛らしい雪だるまシールが貼ってあります、ただ昨今の日本酒業界としてはふざけ方が大人しいかな(笑)
 製造・出荷年月明記は嬉しいですね、両方とも12月で、開栓したのは1月。

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 上立ち香はガス系にごりによくある、セメダイン系のスッキリしたお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとした旨味が強めのガスを伴いシュワシュワと入ってきて、そこそこの酸と苦味でしっかりと引き締まりつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目のおり由来のお米の旨味が中心にあり、甘味はまさに米を噛んだときに少しづつ出て来る感じの、控えめながらしっかりと寄り添ってくれる心地の良いもの。
 後味は酸が引き取ってスッキリキレますね。

 全体的なバランスが非常に高く、マイナス面をほとんど感じさせない、芳醇旨口にごり酒でした。
 一口目より二口目の方が、なんとなく甘味が感じられて、苦味も口に馴染んできますね、完成度の高さの証左かと思います。(逆のお酒も多い)
 本当、全体的にカチっとしているというか、強度が高いんですよ、それでいて甘旨もバッチリ楽しめるというのが素敵。
 十六代九郎右衛門、今後も注目していこうと思いました。

 で、ある意味想定通り、開栓後がまた強いです、当然ガスは少しづつ抜けていきますが、全くダレませんね。
 こういうお酒が冷蔵庫にあると心強いです、冬のにごりとして鉄板のセレクトになり得るかと。

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紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

名称:十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
精米歩合:55%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月14日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

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 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

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 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

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名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

家飲み記録 イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

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 新潟県魚沼市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒はまあジャケ買いですね、置いてあったのがうえも商店さんだったので味も間違いはないだろうという判断です。
 実際このラベルは目を引きますよねえ、その時点である意味勝ちでしょう。
 で、購入後にこちらを醸す玉川酒造のホームページを見に行ったのですが、まあブランド乱立のひどいこと(笑)
 一応代表銘柄はラベルにもある「玉風味」なんでしょうか、高度数で有名な「越後さむらい」も同蔵ですし、「越乃玉梅」なんて銘柄もあるとか…

 イットキーは商品紹介では「変わったお酒」カテゴリに入っていました、載っているのは火入れですが、今回いただくのは生版。
 (ちなみに火入れ版の感想は最近「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが書かれてました、そちらも是非。)
 最後に新聞記事画像が載っていて、それによると「同社の一般的なお酒より甘味も酸味も5倍」とのこと。
 アルコール度数が12度と低いことも併せ、この時点で大体の味わいの方向性は付きますが、できるだけ先入観を排していただきます。

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 上立ち香は…なんだろうねっとりとした果実的な酸の香りが仄かに。
 含むと、甘酸っぱい旨味が軽やかに入ってきて、そこにほんのりとした渋味が奥深さを添えつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり明らかに日本酒離れした甘酸っぱさが主役なのですが、低アル的な軽さと酸渋のバランスが相まってとにかくスイスイいってしまう印象。
 後味は酸っぱみを口中に仄かに残しつつ、自然に引き上げます。

 「日本酒の新しい世界を開くカギ」というコンセプトに違わない、スルスル甘酢っぱ酒でした。
 といいつつ、最近は結構こういう甘酸っぱ系の日本酒は出てきてますよね(アンプレビュとか)、そしてその中でもこのお酒はレベルが高いように思えます。
 こういう分かりやすい個性のお酒というのは目立つ部分に意識が向きがちですが、実はそれ以外の「全体のバランス」とか「日本酒的奥深さ」とかの部分にこそ、銘柄としての実力が反映される気がしますね。
 同蔵の他のお酒もちょっと気になる今日このごろでした。

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紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペック(火入れ)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/22617549.html

名称:イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年03月11日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

家飲み記録 生道井(いくじい) 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

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 愛知県知多郡東浦町のお酒です。
 名古屋出張時の購入酒の二本目になります。

 同蔵のお酒については、衣が浦のひやおろし生道井の杜氏厳選BLENDと、2回ブログに登場済みなのですが、なぜか両方とも火入れをセレクトしてしまい、自分としては若干消化不良気味でした。
 今回、再び酒泉洞堀一さんを訪ね、ようやく生酒に巡り合えたので、購入した次第です。
 ただ、これが一升瓶しかなくてですね…、こんなこともあろうかと持参したリュックに入れて、ひいひい言いながら担いで帰ってきました。

 スペック的には、中部~近畿でよくみる酒米の若水を60%まで磨いた純米吟醸生、袋吊りというところがポイントでしょう。
 製造年月は2月になっていますが、購入したのは10月、開栓11月なので、一夏越えた生熟コンディションになります。
 ちなみに正確にはこのお酒、「生道井」って表記はラベルになかったりします、確か酒屋さんの店頭にはあったんですが。
 衣が浦の記事でも書きましたが、相変わらずブランドの売り方に問題がある蔵だなあと思ってしまいました。(まあ、地元売りがほとんどらしいですし、そのあたり興味がないのでしょうね)

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 肩はかなり大きい開栓注意の警告チラシがかかってましたが、実際はジュワーぐらい。
 まあ時間経ってますからね…、こんなもんかも。

 上立ち香はおり由来のセメダイン的な香りと、チョコ的なニュアンスがせめぎ合う感じの香りが控えめに。
 含むと、落ち着いたようで青さの残滓も残したような旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり熟感を伴った甘旨味と、セメダインの引き締まり及び苦味が入り混じって複雑な印象、かつ少々焦げたような感じもありますが、全体としては面白い感じにまとまっていて、お酒のそもそもの出来の良さを感じさせます。
 後味は、袋吊り的な柔らかな引き上げ方ながら、最後はしっかりとキレます。

 甘味と苦味、熟感と青さ、まろやかさとキリリ感、矛盾した要素がこれでもかとひしめき合う、オンリーワンの生酒でした。
 一種の賑やかさがあるのですが、それでいて袋吊りらしいまとまりも感じられるのが素敵ですね。
 いやあやっぱり私は断然生派ですわ、年中生出荷の蔵がもっと増えてくれることを切に願います、後一升瓶限定はやめてくれるとありがたい…
 ともかく、生道井については、また別の生スペックも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:若水
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:原田酒造合資会社
購入価格(税抜):3,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.5/9.0

・おまけ:帰りの新幹線車内での記念写真。重かった…
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2018年02月13日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

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 新潟県加茂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 約一年半前の記事で書いたように、この荷札酒は首都圏の複数の有力酒販店に突如現れたような印象があります。
 加えて、最近出た「dancyu」の日本酒特集号では一番大きい扱いの特集で取り上げられてましたね(表紙でも目立たせる念の入れよう)、業界での注目度は極めて高い銘柄かと思います。
 必然的に外飲みでの出会いも多くなるわけですが、実際初飲みの印象と比べて最近どんどん酒質を上げてきている印象があり、今回その確認の意味も込めてセレクトした次第です。
 
 結構色々なラインナップがあると思うのですが、、今回は自分の好きな「雄町」を使用した純米大吟醸を選んでみました(麹米は山田錦とのことですが)。
 原酒ながらアルコール度数15度と低めなのが特徴ですね。
 同銘柄は他スペックも全体的に度数を抑えている印象があります、おそらく日本酒慣れしていない人たちをターゲットとして見据えている証左なのではないかと…

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 上立ち香は結構熟れた果実香にバニラが混じった感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、程々にフレッシュ感のある濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、新酒らしい苦味や酸味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実のフレッシュ甘酸味を主役にしつつバニラ風味を纏った、飲みごたえのある濃厚フレッシュ系の王道を往くもの、ただ生酒的なクセといいますかクドさはちょっとあるかと。
 後味は、苦味を少々口中に残しつつ、しっかりキレます。

 見事なまでに今風のフレッシュフルーティー酒のど真ん中を往く、芳醇甘旨酒でした。
 やっぱりちょっと苦味が嫌らしい感じなのがマイナスではありますね、ただ甘旨味がそれをしっかり覆うぐらいに存在感・魅力があるように思えます。
 うーん、良いと思うなあ…、新進気鋭蔵としての目標が分かりやすく、かつそれにちゃんと近づいている感じと言いますか。
 こう言うお酒を無個性・人まねと腐すことは簡単ですが、実際この系統でこのレベルのお酒を探すのはかなり難しいでしょう。
 (こっち系のお酒を好みとして大量に飲んでいる人間としての感想)
 荷札酒、恐らく今後さらに注目を集めることでしょうね、取りあえず今のうち一度飲んでおいて損はない銘柄だと思いました。

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名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:麹米:山田錦 掛米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(バージョン違い?)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2113.html





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2018年02月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

本日の家飲み 五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 外飲みは確か経験あったかと思いますが、家飲みは初めて。
 
 山口県というとどうしても獺祭の圧倒的躍進が目立ってしまいますが、そもそも全体的にお酒のレベルが高い県という印象があります。
 銘柄的には東洋美人、貴、雁木、長陽福娘辺りがいち早く首都圏に進出してきたと思いますが、最近この五橋も、いかにも都市部向けの売り出し方を始めましたね。
 地方有力蔵が首都圏でがんがん鎬を削ってくれるのは飲み手にとってはありがたいことですが、蔵からしたら大変だろうなあ…
 もっと日本酒のおいしさが広まって、パイ自体が大きくなってくれることを切に願います。

 今回いただくのは、見た目からして「新しい飲み手を狙ってるぜ!」って感じになってますね、Zの文字は「五」を崩したものらしいです。
 fiveシリーズと銘打っているらしく、裏ラベルによるとシリーズコンセプトは「融通無碍」とのこと、今の日本酒シーンにはピッタリかと…
 特にこのグリーンはシリーズ「元型」にあたるそうなので、最初にふさわしいと思いセレクトしました、木桶仕込みというのが一番の特徴かと思います。


 上立ち香はセメダインと完熟果実の両方を感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、特徴的な酸味と、ほんのりとした渋味で複雑さを演出しつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟した柑橘系果実の甘酸旨味が中心にありつつ、乳酸的な雰囲気もあってバニラ感も出ているような、そして奥底の渋味が複雑さ・奥深さを与えてブランデー的な趣もあるかと…
 後味は、酸渋が引き取ってしっかりキレます。

 裏ラベルの記載の通り雑味を前向きに感じられる、複雑怪奇な印象の芳醇甘旨酒でした。
 これは私と相性が良い系統だなあ、フレッシュフルーティーとはまた違った面白さがあります、十分激戦区でも生き残れる酒質だと思いますね。
 私が渋味と感じているものは木桶由来なのかな…、でも、木香が基本嫌いな私でも楽しめました、浮いている感じじゃなく旨味に溶け込んでいたのがポイントかと。
 五橋、次はまた特殊スペックにするか、レギュラー製品を選ぶか、楽しく悩んでいる今日この頃です。

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名称:五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年02月03日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY

本日の家飲み 夏泉(なつみ) 純米吟醸 生原酒 28BY

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 長野県中野市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。

 地酒屋こだまさんでまとめて購入したお酒のラストになります。
 実はこのお酒との出会いは夏までさかのぼって、「大長野酒祭り2017」でいただいたのが初だったりします。
 同イベントでは例によって20近い銘柄をいただいたのですが、いつものメンツ(井の頭、美寿々、幻舞など)以外で当日特に印象に残っていたお酒の1つがこの夏泉でした。
 (ちなみに、もう一つ印象深かった銘柄が「斬九郎」です。いつかじっくりやりたい…)
 なかなか取扱い店が見当たらず難儀していたところ、こだまさんで思いがけなく出会い(しかも時期は秋)、即決でセレクトした次第です。

 スペック的にはアルコール度13の原酒というところがポイントでしょう、いわゆる低アル原酒系の夏酒ですね。
 製造年月29.4、出荷年月29.9で、購入が29.10、そして開栓が30.1と、えらいことになりましたが、そこはこだま銘柄なので全然不安はなかったです。

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 上立ち香は杏?的な、落ち着きながらもちょっと酸の立つ香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた酸味を纏った旨味が勢い良く入ってきて、酸の働きでしっかり引き締められつつも、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象通りの完熟杏的な甘酸っぱい旨味が中心にありますね、複雑さを添えるほんのりとした渋味は感じますが、マイナスの苦味等はほぼ無く、飲みごたえはありつつスルスルいける感じ。
 後味はやはり酸がしっかり引き取って、スッキリとキレます。

 低アルの夏酒的な飲みやすさと、ガッツリ満足できる飲みごたえを兼ね備えた、スルスル系芳醇甘酸酒でした。
 いやあ、この酒質の低アル生原酒で熟成に耐えるっていうのがそもそもすごいですね…
 秋以降に飲んでも旨い夏酒ということで、以前に飲んだ風の森の「夏の夜空」を思い出しました(味は全然違いますが)、そのポテンシャルを売り手がしっかり理解していたことも共通していると思います。
 しかし実際このあたりの熟成適正ってどうやって判断しているのだろう…、私は夏に飲んだ時点では低アル的な印象もあって、ここまで強いとは想像つきませんでした(多分酸味がカギなんでしょうけど)。
 ともかく、この夏泉や同蔵の一滴二滴は今後要注目だと思いました。


 で、やっぱり開栓後も強かったですね~、2日3日じゃ全然ダレない感じ。
 熱めに燗をつけても崩れず、いい感じで濃厚になりますし…
 この万能さ、コスパも含め、素晴らしいお酒だと思いました。

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 長野県のお酒に詳しい日本酒ブログ、「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんに同スペックの記事がありましたので紹介リンクを。
 http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1066600025.html

名称:夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:志賀泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

 最後にまとめ買い時の記念写真。とんでもなくハイレベルでした…
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2018年01月22日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

本日の家飲み 辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

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 福島県会津若松市のお酒です。
 以前には一度、「ふなまえ酒」という特別純米新酒生酒をご紹介しています

 地酒屋こだまさんでの購入酒が続きます。
 というよりこのお酒は「こだま別誂」というフレーズが示す通り、ここでのみ売られているスペックになります(詳しくはお店の商品紹介ページ参照)。
 こちらも、私が滅多に買わないアル添有りの本醸造ですね、以前モウカンさんのブログで前向きに紹介されていたのが印象に残っていて、試飲時の感触も非常に良かったのでセレクトしました。
 試飲可能な場合だと、普段自分では滅多に買わないようなスペックでも安心してセレクトできるのが嬉しいところです。
 
 精米歩合は65%、27BYということで、私が開栓した2018年12月の時点では2年近くの生熟成期間を経ているものと思われます。
 試飲の際に店長さんが「これはアル添する必要のあるお酒」と仰っていたのが印象に残っており、その言葉の意味を考えつついただいてみます。

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 上立ち香はまさに完熟果実といった感じの、複雑さのある甘い香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと味が乗った感じの奥深い甘旨味がゆっくりと入ってきて、キツさを感じさせずに、かつダレ感も皆無で、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、完熟プルーンといった感じの、甘渋が絡み合うとても個性的かつじっくり楽しめるもので、熟成香のクセやアル添っぽい辛さキツさがちゃんと裏方に回っている印象。
 後味は、その辛さがようやく表に出てきて、かつほんのりとした苦味を舌先に残しつつ、見事にキレます。

 飲み飽きない複雑な甘旨味をガッツリと楽しませてくれながら、後味はアル添的辛さでしっかりと引き上げる、オンリーワンのバランスを保った芳醇旨酒でした。
 いやあ、「アル添する必要有り」というコメントに納得感がありますね、恐らく、これだけ存在感がある旨味を引き取るにはアルコールの辛さが必要なのでしょう。
 私は思想信条的なアル添否定派ではなく、経験上基本的に避けているだけなので、こういうアル添酒なら大歓迎です、前回に続き、本醸造酒3本目の「お気に入りに追加」ですね。
 辰泉は、銘柄的にも引き続き注目していきたいと思いました。

 ちなみに燗をつけると…、うおっさらに濃さがマシマシに!
 それでいてキツさはむしろ後退していて…いやあこれは素晴らしいですね、少なくとも私にとっては文句ない燗上がりでした。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-400.html

名称:辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:華吹雪 掛:コシヒカリ
アルコール度:18度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社辰泉酒造
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2018年01月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY

本日の家飲み 城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY

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 愛媛県西予市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 最初はそのつもりはなかったのですが、たまたま地酒屋こだまさんでの購入酒の記事が続いたので、特集的にまとめてとりあげることにします(後2本有る)。
 いやあこちらのお酒も東京では滅多に見ない銘柄なんじゃないでしょうか…
 あまりドヤるのも何ですが、私の場合あまりに色々な銘柄に手を出し情報収集しているあまり、酒屋さんでの店頭ですら初めての出会いってほとんど無いんですよね、そんな中こだまさんではいつもそういうサプライズがあってとても楽しいです。
 もちろん、単に珍しい銘柄ってだけでなく、ほぼ全部が試飲可能≒そう簡単にへこたれないお酒ってことですし、それをあれだけ全国から選びだすっていうのは本当に凄いことかと…

 蔵元ホームページは無いようなのであまり銘柄情報は得られませんでした、ただ例によってこだまさんの商品紹介ページは充実しています。
 スペック的には麹米50、掛米58とかなり削っている、アル添有りの生原酒、ちょうど一夏を越えたあたりでの開栓です。

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 上立ち香は濃厚な完熟果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がアルコールの辛さを伴ってググっと入ってきて、最後まで濃厚さと引き締まりを両立したまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨的な甘旨味が主役、非常に良い感じで味が乗っているのが素敵で、辛さやほんのりとした苦味を感じさせつつも、全体としては素直に旨味を楽しませてくれます。
 後時は、やはりアル添らしい辛さが最小限に働いて、ピリッとキレます。

 とにかく味乗りが素晴らしい、生熟の魅力を凝縮したような、超芳醇完熟甘旨酒でした。
 このお酒については、濃厚になりすぎてダレそうになるのをアル添のキレが頑張って引き取る印象ですね。
 私はアルコール的辛さは例え大吟醸クラスでも苦手とすることが多いのですが、このお酒の場合はあくまで甘旨味が主役で、かつその辛さの必要性も伝わるので、あまりマイナスには感じませんでした。
 ちなみにこのブログでは本醸造(特別本醸造含む)を取り上げるのはなんとまだ5本目なのですが、このお酒は朝日鷹に続いて「お気に入りに追加」です(タイプは全然違いますが)。
 城川郷、是非また違うスペックも試してみたいと思いました。

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名称:城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY
精米歩合: 麹50% 掛58%
使用米:松山三井
アルコール度:17~18度
日本酒度:-7
蔵元情報:中城本家酒造合名会社
購入価格(税抜):1,380円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月18日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

本日の家飲み 初雪盃(はつゆきはい) 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

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 愛媛県伊予郡砥部町(とべちょう)のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 中々東京では見かけない銘柄なんじゃないでしょうか、蔵元ホームページには特約店一覧があり(素晴らしい!)、それによると都内どころか関東地方でたった2店となっています。
 その2店が「地酒屋こだま」さんと「酒屋たなかや」さんというのがいかにもという感じですね…、流石のアンテナといいますか、地方小規模蔵への目線が他店とは一線を画しているかと。
 ちなみに私はこだまさんで購入しました、前から目を付けていた銘柄なので、恐縮ながら試飲は省略で。

 が、実は試飲しなかったことが思わぬ驚きに…、いやあまさかしれっと5年生熟成ものだったとは。
 裏ラベルの右下に小さく「2011BY(H23BY)」とあるのを完全に見逃していたので、一口飲んでたまげた次第です。
 こだまさんの商品紹介ページを見ると今は24BYに切り替えられているみたいなので、売れ残り熟成ではなく、蔵元生熟成ものとして定期的に出ているみたいですね。

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 上立ち香は何か焦がしチョコ的な、甘さと香ばしさを感じる香りがそこそこに。
 含むと、驚くぐらいなめらかな口当たりで熟しきった旨味がぬるりと入ってきて、時間差で出て来る苦味と拮抗しつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、それぞれ濃い甘さ、苦味、香ばしさが相まって、全体としてはコーヒー牛乳的な非常に独特の風味を感じますね、裏にはちょっとピリピリ感もあって、賑やかながらも面白いまとまりがあります。
 後味はその苦味と辛さが、濃厚さをしっかりと引き上げます。

 甘味と他の要素の絡み合いが怪しげな魅力を放つ、超個性派コク深生熟酒でした。
 コーヒー牛乳を思い出したのは、龍神丸純吟以来ですね、味わいも若干似ているかも…
 ちなみに熟感はそこそこありますが、5年熟成にはとても思えない程度に留まっています、他の要素の存在感が強いんですよね、本当に絶妙なバランス。
 初雪盃、このスペックも是非また飲みたいと思いつつ、次は新酒にもチャレンジしたいですね。 

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名称:初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17度
日本酒度:-2
蔵元情報:協和酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月15日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

本日の家飲み 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

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 2018年の家族用新年酒の2本目になります。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香は落ち着いた感じの果実香が控えめに。
 含むと、いかにも芳醇フレッシュな印象の甘旨味が力強く入ってきて、少々の苦味で輪郭を保ちつつ、そこそこ華やかな含み香を放ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、白桃を思わせる甘味優勢の旨味が、新酒らしいインパクトと若干の粗さを纏いつつも、全体としては旨味の存在感でカバーする形の、フレッシュフルーティー系の王道を往くバランス。
 後味は、口中に苦味をほんのりと残しつつ、ちゃんと引き上げます。

 香り、甘味、含み香、フレッシュさをそれぞれ強めに感じさせる、芳醇甘旨系新酒のど真ん中を行くようなお酒でした。
 割と久しぶりの鍋島でしたが、「New Moon」についてはある種の安定感を感じましたね、この分かりやすさが良いんですよええ。
 何気に、11月出荷、1/3開栓というタイミングも結構良かった気がします、程よい落ち着きがありました。
 鍋島、今後もタイミングが合えば飲んでいきたいところです。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,454円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月09日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月

本日の家飲み 黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月 

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 長野県伊那市のお酒です。
 外飲み回数は相当数ありますが、意外にもブログでの登場はいまだ2回目。

 新年通常更新の一発目は、いつもよりちょっとだけ豪華なお酒にしてみました。
 黒松仙醸については前回低アル酒「Prototype14」をいただいていますね、今回は特約店限定品である「こんな夜に」シリーズの、最高クラスである満月をセレクト。
 こんな夜にシリーズについては、番外品除きほぼ全種類外では飲んだことがあるのですが、なかでもこの満月は甘味が非常に存在感があって、自分好みということで印象に残っていました。
 「高級さより濃度やインパクト重視」&「高級酒に手を出すと歯止めが聞かなくなる」ということで、基本四合瓶2,000オーバーのお酒には手を出さないことにしているのですが、数年越しに募った想いが今回決壊して、購入に至った次第です。

 スペックは長野が誇る良コスパ酒造好適米「ひとごこち」を40まで磨き上げた、無濾過中取りの純米大吟醸!
 生バージョンもあるようですが、一升瓶で購入ということもありなんとなく火入れにしました(こんな夜にシリーズは一升瓶しかない)
 1月出荷10月開栓なので、結構な熟成期間を経ています。

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 上立ち香は程よく甘く、セメダインやバニラ感もある香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらも落ち着いた甘旨味が摩擦なしでスルスルと入ってきて、裏方にほんのりとした苦味を感じさせつつ、しっかりとバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、長野酒らしい蜜タップリのリンゴ的な甘旨味が芯にあるのですが、高精白らしくとにかく上品、かつ苦味に嫌らしさは無く、濃厚ながらドンドン飲み進めてしまう魅力があるもの。
 後味は、苦味を少々舌先に残しつつ、自然に引き上げていきます。

 王道を往くようでいて他に類を見ない、芳醇さと上品さを見事に兼ね備えた、極めて完成度の高い甘口酒でした。
 バニラ感やほどほどの酸も甘味にアクセント・個性を添えていて楽しさを感じさせてくれる上に、とにかく全体のバランスが素晴らしいため、いくらでも飲めてしまう恐ろしさがありますね。
 これはまさにお値段以上と言えるでしょう、私はやはりこういう、キレイだけではないオンリーワンの魅力を持つお酒にこそお金を使いたいと思っております。
 こんな夜にについては恐らく近いうちに、また他のスペックも買ってしまうんだろうなあと思わせてくれた一本でした。


 開栓後は素直に味が開いてくる感じ。
 ちょっと残ったのを数日置いてもあまり崩れずキレイなままで甘旨いあたり、やっぱり「こだま銘柄」らしく、よくある系とは一線を画した芯の強さがあります。
 基本一升瓶限定には批判的な私ですが、これだけ楽しませてもらっちゃうと文句も出ないですね…、まさに脱帽です。

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名称:黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月
精米歩合:40%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17.4度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社仙醸
購入価格(税抜):4,100円/1,800ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年01月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金澤屋 純米吟醸 秋あがり

本日の家飲み 金澤屋 純米吟醸 秋あがり

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 福島県喜多方市のお酒です。
 銘柄としては、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、ひやおろしがずらっと並ぶ酒屋さんの冷蔵庫の前で若干辟易としながら店員さんに「この中で甘いやつはありますかね~」と尋ねた上で、出してもらったものになります。というわけで

 まるめち的秋酒アプローチその②…「酒屋の店員さんに好みを伝えて選んでもらう」

 「普通!」とツッコミが入りそうですが、要は秋だからと言ってひやおろしにこだわらず選んだ方が良いと思うわけですええ。
 なお、これはなんとなくですがあえて「ひやおろし」でなく、「秋あがり」とか「夏越しざけ」といった呼称を使っているお酒の方が、「秋酒」というところにこだわりがあるお酒が多い気がしております。

 ちなみにこれを醸す「喜多の華酒造」は、他に「星自慢」「蔵太鼓」「喜多の華」等の銘柄も出していますね(違いがわからん…)
 星自慢は昔飲んだことがあり、確かに甘味が印象に残った覚えがあります。
 スペックは精米歩合が麹米50、掛米55ということ以外はほぼ不明、情報公開的には最低レベルでしょう。
 
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 上立ち香はレーズンの砂糖漬け的な個性的な香りが仄かに。
 含むと、バランスの取れた柔らかい甘旨味が自然な口当たりで入ってきたかと思うと、そこから更に徐々に甘味が染み出してきて、奥に複雑さを感じさせつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、程よく熟した、うーむ洋梨的?な果実の甘旨味が芯にあって、仄かな酸と柔らかな苦味が伴うことで飲み飽きなさと飲みごたえを見事に両立させている印象。
 後味は、最後まで優しい苦渋が引き取って、しっかりとキレます。

 まさに程よく熟して、程よく味乗りして、程よく落ち着いた、「秋あがり」の名にふさわしいお酒でした。
 特に口当たりの柔らかさは特筆すべきかと…、冷やしすぎず常温に近いほうがよりその魅力が映えると思います。
 これを勧めてくれた店員さんには感謝ですね、まさにドンピシャにハマった感じ。
 次は星自慢や蔵太鼓も飲んでみたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:金澤屋 純米吟醸 秋あがり
精米歩合: 麹米50% 掛米55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社喜多の華酒造場
購入価格(税抜):1,389円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月23日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

本日の家飲み 秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

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 大阪府豊能郡能勢町のお酒です。
 外飲みでは何度もいただいていますが、家飲み・ブログ登場はなんと初めて。

 唐突ですが、「アンチひやおろし派(笑)」の自分としては、秋に飲むお酒のセレクトに若干特殊なところがあります。
 といいつつこの数年は家飲みに関しては割と充実した秋酒ライフを遅れているので、もはや季節外れながら今年の秋にいただいたお酒を、セレクトのコンセプトと共に何回かまとめて取り上げてみようと思います。
 (もはや完全に季節外れですが、まあゆるく見てもらって、来年以降の参考になれば…)

 第一回は秋鹿、セレクトコンセプトは「秋だから!」というとしょっぱなから「馬鹿にしてんのか」と思われそうですね(笑)
 実際は以下の通り。

 まるめち的秋酒アプローチその①…「年がら年中飲み頃である、数年熟成ものを選ぶ」

 まあこういうお酒はいつ開けても良いのですが、冬~春はやっぱり新酒メインでいきたいし、夏は燗酒しにくいし…みたいな発想で、秋が割とやりやすいんじゃないかと思うわけです。
 また、酸が効いているお酒が多いと思うので、サンマなんかにも良く合うんじゃないかと…

 で、今回いただくのは26BYなので三年近くの生熟もの。
 秋鹿といえば山廃熟成系が充実している代表格の銘柄だと思うので、コンセプト的にはぴったりかと。

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 注ぐと、見事なまでの黄金色ですね。

 上立ち香はだいたい想像通りの、酸と熟感が絡み合った感じの香りがそこそこに。
 含むと、やはり強めの酸味をまとった、しっかりと熟した旨味が力強く入ってきて、最後まで絶妙なバランスを保ったまま、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘味は控えめながら、お米をよく噛むと出てくるような甘さを若干感じて、柔らかな酸味と相まってバッチリコクとキレを両立させている旨味を演出してくれます。
 後味は酸味が引き取って、見事にキレます。

 熟成山廃生酒の王道を往く、物凄く芯の強、かつバランスがしっかりとれている芳醇旨酸酒でした。
 所謂日本酒中級者向けと言いますか、フレッシュフルーティー酒にちょっと飽きてきたようなタイミングで
 これはあと数年は余裕で持ちそうですね…、とりあえず冷蔵庫に置いておけば、「こういうお酒」を体が求めたときのために非常に心強い存在になってくれるでしょう。
 秋鹿はまさに評判通りの実力派銘柄だと、はっきり思い知らせてくれた一本でした。

 燗をつけると、酸味は変わらず強めですが、やはり口当たりが優しくなり、甘味の存在感も増して完熟果実感が出てきます。
 ちなみに飛び切り燗でも全然崩れませんね、むしろ飲みやすさまで感じます、この腰の強さは流石の一言。

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名称:秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:+6
蔵元情報:秋鹿酒造有限会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月21日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY

本日の家飲み 咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY

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 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 前回に続いての紹介となります。

 前回ブログ右側→のお気に入り銘柄について触れましたが、本当は他にもここに書きたい銘柄は大量にあったりします。
 寿喜心、百楽門、美寿々、超超久なんかはその筆頭グループですね、やっぱり首都圏であまり見ないお酒をこそ積極的に紹介していきたいという思いが、日本酒ブログ管理人としては大きいです。
 日誌係さんも最近の記事で似たようなことを書かれてましたが、やっぱり十四代而今花陽浴田酒飛露喜新政の繰り返しみたいな日本酒の選び方って、そりゃ美味しいだろうけどもったいないと思うんですよ。
 折角日本酒セレクトショップに通うぐらいのマニアになったのなら、自分に合う銘柄を探す楽しみを是非知ってもらいたいですね、ピッタリハマったときの感動ったらないですよええ。
 そして、当ブログがその一助にでもなれれば、そんな嬉しいことはないというものです。

 …また紹介するお酒と関係ない話題になってしまいましたが、蔵元ホームページも無いし、どうにもネタを探せなかったのでご勘弁を…
 スペックは、昨年同様、前回飲んだピンクラベルから精米歩合が3%だけ増えた、美山錦の58の純吟直汲み生原酒です。
 なお、こちらを空けたのは10月なので、前回からさらに一ヶ月ほど経っております。
 
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 上立ち香は心地よく熟したマスカットの香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いた印象の深みのある旨味が力強くかつ自然に入ってきて、ほどほど渋味で硬質な印象を添えつつ、最後までバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨の甘旨味に渋味が奥行きを与えている感じの、複雑さがありながらぐいぐいイケてしまうタイプのもので、雑味の無さ、ガスの残滓がその飲み進め易さをさらに加速させます。
 後味は、ほんのりとした苦渋を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 甘旨味を芯にしつつ、嫌らしくない苦渋を高密度に纏うことで、濃厚さと飲み飽き無さを見事に両立させたお酒でした。
 いやあ、こちらはあまり苦味が立っていなくて、とても美味しく飲めました、どこに違いがあるのかは分からないのですが…
 昨年と全く同じ2スペックを今回買ったわけですが、昨年同様こちらのあらばしりじゃない方が好みでしたね。
 咲耶美、29BYは是非とも新酒を買いたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY
精米歩合:58%
使用米:美山錦
アルコール度:15~16%
日本酒度:-2
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月17日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は11回目、少なくともトップ10には入る定番銘柄になっていますね。

 今回いただく愛山純大は、裏ラベルにも記載がある通り2016年に発表された「パーカーポイント」高評価酒の中に入っており、92点を獲得しているスペックです。
 このことについて早速裏ラベルにでかでかと「92」と書いてしまうフットワークの軽さとギラギラしたアピール姿勢、日本酒業界では結構嫌う人も多そうですが、個人的には嫌いじゃないです。
 というより、むしろ多くの蔵元は見習うべきなんじゃないかな…、顔になる表ラベルはともかく、裏ラベルが十年一日のごとく変わらないのは、情報公開の面ではやっぱりマイナスのような気がします。

 スペックは愛山の50磨き、詳細はせっかくなので下記裏ラベル参照のこと。
 ちなみに肩ラベルにもあるように「らぶまん」という愛称らしいです、この辺りを自称しちゃうのも面白いですね。
 製造年月は2017/3となっていますが、店頭に並んだのは9月ごろでした、「弐號」とあるように、あえての蔵元生熟成のようです。

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 上立ち香は濃厚な、何となくピーチっぽい(ラベルイメージ先行の)果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、インパクトのある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつ、若干刺激的な辛さ?も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむベリー系に感じる甘優勢の濃ゆい甘酸味が主役で、青さは無くなりつつ熟成香も皆無、なぜかやっぱりスパイシーな印象もあり、落ち着きと複雑さを両立させている面白いもの。
 後味は、若干苦味を口中に残しつつ、弱めの酸で何とか引き上げていく印象です。

 独特の芳醇酒が、独特の方向に生熟していった感じの、摩訶不思議な印象を受ける派手&賑やか酒でした。
 栄光冨士は基本味わいが多い印象を受けますが、このお酒はそれに輪をかけている感じですね、これは愛山らしいとも言えるかも。
 個人的にはやっぱり好みなのですが、このお酒に高評価をつけるというのは、パーカー氏もなかなか懐が深い気がしますね…、少なくとも鑑評会で評価される酒質からは離れているかと。
 栄光冨士はこれからもちょくちょくいただいていこうと思います。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:16.7%
日本酒度:-3.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):3,685円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

不動 山廃 純米吟醸 吊るし搾り 20BY 「シマヤ限定」

本日の家飲み 不動 山廃純米吟醸 吊るし搾り 20BY 「シマヤ限定」

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 千葉県成田市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 以前千葉市の「シマヤ酒店」さんでまとめ買いしたお酒の最後の一本がこちらになります、熟成系なので急がず飲みたいときに開けた感じですね。
 結果としてBYが2008年、製造年月(瓶詰日)が2015年12月、購入したのが2017年6月、開栓が2017年9月と、なかなか複雑というか面白い経過を辿ることになりました。
 ラベルにはハッキリと「シマヤ限定」の文字がありますね、同店は菊姫のビンテージがとんでもなく充実していますが、不動はその次ぐらいに豊富なラインナップだったかと思います(特に生)。

 スペック的には、何といっても約8年生熟成というところに目が行きますが、使用米が豊錦と珍しいこと、山廃造りの吊るし搾りと非常に手間がかかっていることなども特筆すべきかと。
 そして驚きなのはこれで四合1,500円!こんなん普通にやってたら蔵が潰れるでしょう(笑)、販売店限定品ならではの値付けといえるかと。
 外見的にも只者ではないオーラを纏っています…、恐らく不動明王でしょうね。

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 上立ち香はカラメル・チョコ的な熟成香に若干バニラが混ざったような香りが控えめに。
 含むと、極めて濃厚な熟れきった甘旨味がトロリと入ってきて、これまた存在感のある乳酸的な酸味に引き締められながら、最後まで濃度を保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、こりゃまさにカラメルって感じの、熟感と甘さマシマシの旨味が主役、しかし熟成香が甘さや酸味と拮抗することでそれ一色にならず、独特な極彩色の味わいの世界を演出してくれます。
 後味は酸味が見事に引き取ってしっかりとキレます。

 熟成酒の魅力をストレートかつ素直に伝えてくれる、妖艶な超濃厚甘旨酸酒でした。
 いやこれは新酒には絶対に出せない味わいですね、そして火入れでも出せないでしょう、まさに長期生熟山廃ならでは。
 私は熟成系には詳しくはないのですが、このレベルの熟成古酒がこのお値段ってとんでもないことなんじゃないかな…
 不動の実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした、シマヤさんに行く機会があれば是非一度はお試しください。

 熟成酒ということで燗をつけると…、いやあ意外と辛さマシマシですね。
 ピリピリ感がかなり強くなって、これはこれで面白い!ガンガンイケるようになりました。
 そして温度が下がってくると今度は甘さがしっかり復活、面白すぎますね…本当一本で何度でも楽しめます。

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名称:不動 山廃純米吟醸 吊るし搾り 20BY 「シマヤ限定」
精米歩合:60%
使用米:豊錦
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月07日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

正雪 純米吟醸 愛山

本日の家飲み 正雪 純米吟醸 愛山

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 静岡県静岡市のお酒です。
 ブログでの登場はまだ3回目ながら、外飲み含めると結構な回数飲んでいる銘柄です。

 この純吟愛山については、以前外飲みの際偶然にも別の2つのお店で「オススメのお酒」として出てきたということが印象に残っています。
 同時期とはいえ何百・下手したら何千と酒類がある中での被りですからね…、そして飲んでみると、確かに銘酒居酒屋の店員さんのセレクトにも頷ける確固とした完成度のあるお酒でした。
 以前は一升瓶しかなかったと思いますが、28BYでは四合瓶が出ていたので、速攻で確保した次第です。

 スペック的には愛山の50%磨きという極めて贅沢なもの。
 しかしながらお値段は通常の純吟並みと極めて良心的…、というかこれ完全におかしいレベルですね。
 (単純な比較はできませんが、同じ静岡の磯自慢は愛山50の大吟醸を倍以上の値段で売ってます)


 上立ち香はフレッシュさの残るバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、若干青さを纏った感じの極めて濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、少々の酸味と時間差で出てくる柔らかな辛さでしっかりと引き締まりつつも最後まで存在感を保ちじわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさにバナナシェーキといった感じの濃厚で存在感の有る甘旨味が厳然たる主役を演じ、酸辛はバッチリ裏方に徹して、雑味無しでひたすらその旨味を楽しめます。
 といいつつも、後味は辛さがしっかり引き取ってガッチリキレるのは素晴らしい。

 濃厚でクリーム的まろやかさのある甘旨味がありつつ、全くダレるところの無い玄妙なバランスのある、バナナ系芳醇酒でした。
 バナナ的味わいの日本酒というのは結構ありますが、このお酒ほどハッキリしているのはそうはないでしょう。
 また素晴らしいと思うのは、昨年飲んだ時と印象がほぼ変わらないということですね、最近(というか28BYの経験で)この「造りの安定性」を保っている蔵がどれだけ凄いかということを実感しております。
 正雪は今後も安心して飲める銘柄だろうと信頼を強めた一本でした、見かけたら即買い推奨!

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紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

名称:正雪 純米吟醸 愛山
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社神沢川酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年11月27日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

桃の里 純米吟醸 「山桃花」

本日の家飲み 桃の里 純米吟醸 「山桃花」(さんとうか)

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は6回目。

 ある意味私の中で今一番ホットな銘柄である桃の里です、今年の初めごろに蔵元直販で購入したお酒のうちの一本ですね。
 名前でググると「おかやま「雄町と地酒の祭典」2016」に参加した方のブログが出てきました、そちらによるとこの「山桃花」は「平成28年度 岡山県清酒品評会」岡山県知事賞を取っていたとか。
 このあたり、十分アピールできることだと思うのですが、蔵元ホームページには当たり前のように記載がありません。
 そもそも岡山県酒造組合のページがひどいんですよ、特集記事更新が2010年どまりで、受賞酒リストPDFですら掲載されてない年度があるという…、個人的には「福島県を見習え」と言いたいところです。
 
 ちなみにスペック情報も、ラベル記載の精米歩合60%、アルコール度数15%ということ以外はほとんどわかりません。
 酒質「ほんのり甘口」という記載だけはちょっと面白いかも…

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 上立ち香は完熟洋梨的な甘い果実的が気持ち強めに。
 含むと、そこそこの濃度ながらしっかりとした甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、心地よい程度の酸とほんのりとした渋味を纏って、最後までバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、いつもの「桃の里味」的甘旨を根底に感じさせつつ、落ち着いた酸が結構表に出てきますね、全体としてはむしろ万人受けしそうなバランスの良さと飲み飽きなさがあります。
 後味は、酸が働く感じで、あくまで優しく自然にキレます。

 甘味と酸味が共に落ち着いた状態で混じり合う、バランス系甘口酒でした。
 桃の里は「低酸」というのが一つの特徴だと思っているのですが、このお酒は例外のようです。
 そのためか他のスペックのような甘味のインパクトは抑えられていますが、代わりにいくらでも飲めそうなまとまりがありますね。
 お値段も例によって超良心的ですし、桃の里入門としてオススメできる一本だと思います。

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名称:桃の里 純米吟醸 「山桃花」
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年11月25日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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