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梅の宿 純米 生 「アンフェインドサケ」

家飲み記録 梅の宿 純米 生 「アンフェインドサケ」

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 奈良県葛城市、梅乃宿酒造のお酒です。

 梅乃宿のラインナップの中で、「アンフィルタード・サケ」という商品は昔から知られている商品だと思います、
 何といっても「無濾過」というストレートなネーミングなので、私も一度飲んでみたいと思っていました。
 が、なかなかタイミングが合わず飲み損ねているうちに今回の商品に出会った次第です。
 なお、いつの間にやら「UNシリーズ」なる位置づけになっているみたいですね、これから色々と出てくるんでしょうか。

 裏ラベルに記載がある通り「アンフェインド」とは「心からの・真実の」という意味だそうです。
 アンフィルタードに比べると叙情的というか、いまいち意味合いがピンとこないような気もしますが、テイスティングコメントもあるので、そちらは参考になるかと。


 上立ち香は濃厚でほんのりセメダイン混じりの爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、実にバランスが良い印象の甘酸旨味が滑らかな口当たりで入ってきて、ガッツリと飲みごたえを感じさせつつも最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、あえていうとバナナ系の爽やかな甘酸味とオリ由来の実に濃い旨味が見事に一体化したもので、裏方に徹した苦味も含め、素晴らしいまとまり。
 後味は、苦味の働きながらも実に優しく引き上げます。

 オリ由来のお米の旨味とフレッシュ果実感が素晴らしく纏まった、スタンダードな魅力を最大限に感じさせてくれるお酒でした。
 これは良いなあ、なにかとんがった部分があるわけでは無いのですが、素直に濃厚で素直に旨い感じ。
 そして何気に、裏ラベルのコメントが実に的確なんですよね、ほぼほぼそのまんまの印象でしたし、伝統と革新というコンセプトもなんとなく分かります。
 梅乃宿、次こそアンフィルタードもいただきたいと思いました。

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購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(三ノ輪)
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年08月30日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷺の城 純米吟醸 生酒 おりがらみ

家飲み記録 白鷺の城 純米吟醸 生酒 おりがらみ

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 兵庫県姫路市、田中酒造場のお酒です。

 同蔵のお酒は以前に飲んで以来、バランスの良い兵庫酒の中でも一歩抜きん出ている印象があります。
 そんな中、表参道の青山三河屋さんのtwitterでこのお酒の紹介がされており、「おりがらみ生」という個人的に好みの要素もあったので即決一升瓶買いした次第。
 基本的に東京で日本酒を追っていると、どうしても積極県外展開している銘柄に偏りがちになるので、こういう地元で消費されちゃう系実力銘柄は意識的に優先していきたいところです。

 スペック的には山田錦の精米歩合55%という王道を行くもの。
 おりはかなり薄めですね、ほんのりって感じ。

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 上立ち香は麹的なお米っぽい雰囲気の香りがそこそこに。
 含むと、オリの存在感をしっかり感じさせる濃厚な旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、あくまで脇役の渋味が奥行きを演出しつつ、摩擦無しで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほどほどにフレッシュでちょっと砂糖的甘さが乗せられた実に正統派なお米的旨味が主役、特筆すべきは酸苦が無いのにダレ皆無なバランスと雑味の無さですねえ。
 後味は、なんというか理解の範疇を超えるぐらいに自然かつしっかりとキレます。

 実に素直な甘さと旨味が極めて柔らかく纏まった、飲みごたえとキレを超高次元で両立したバランス酒でした。
 最初ちょっと生熟感というかちょっと癖っぽい風味を感じたのですが、飲み進めるとそれも魅力に思えてくるのが不思議。
 いやあやっぱり凄いレベルで仕上げますねこの蔵は、数倍の値段で売られていても違和感のない粗の無さといえましょう。
 白鷺の城(と名刀正宗とか)、今後もちょくちょくいろいろなスペックをいただいていきたいと思いました。

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購入価格(税抜):レシート紛失…
購入した酒屋さん:青山三河屋(表参道)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年07月20日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

呉春 池田酒

家飲み記録 呉春 池田酒

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 大阪府池田市、呉春株式会社のお酒です。

 突然自分語りをすると、私は最初の家飲み経験で、所謂二回火入れ常温保存酒に苦手意識を持つと同時に、獺祭の風味に魅了された人間です。
 その後は自然な流れとして火入れアル添酒に距離を置いていたのですが、鶴の友との出会い当たりから風向きが変わってきて、今では結構積極的に、評価の高い普通酒を購入するようになっています。
 まあ今でもメインは生、とりわけ無濾過生原酒ではあるのですが、常温棚にレベルの高い普通酒があると安心感が違うんですよね、「そういうお酒」が飲みたいタイミングというのは確かに有るので。

 呉春もその流れでの購入です、同蔵は「正雪」で確固たる名声を築いた「山影純悦」杜氏が一時期酒造りに関わっていた蔵としても話題になったことがありましたね。
 今回いただくのはラインナップ中でも最もお値段の安いもので、何と一升瓶で税抜1,767円と、1ml1円を切ります。

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 上立ち香は最初は甘く、徐々に完全にニス的なケミカルな感じになる個性的な香りがそこそこに。
 含むと、程よい濃度の落ち着いた甘旨味が実に柔らかい口当たりで入ってきて、程よい苦渋味をあくまで奥の方に感じさせつつ、ゆるゆると胃の中に染み込んできます。
 味わいは、あくまで日本酒らしいお米の旨味が主役、ただ優しい甘味がしっかりありつつ、普通酒らしい、しかし柔らかいアルコールの辛さ、奥深い苦渋味と相まって、無限に飲めるバランスですねえ。
 後味は、辛さがしっかり仕事をする、極めて自然な引き上げ。

 落ち着きや自然なキレと、実に程よい程度の甘旨味をしっかり両立させた、ほぼほぼ完璧なバランスの日常酒でした。
 何か私はすっかり普通酒フリークになったように思えるかもしれませんが、世の中の普通の普通酒は昭和的な熟成香に負けてしまっているものが多いという印象がやっぱりあるので、そうでない普通酒は貴重だと思う次第。
 それはこの値段はヤバ過ぎるなあ…恐ろしい話ですよほんと。
 まさに鶴の友、北の勝を彷彿とさせる完成度だと思います、いやあ普通酒の世界も奥深い!
 呉春の実力をビンビンに感じてしまった一本でした、他のスペックも気になりますねえ。

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購入価格(税抜):1,767円/1,800ml
購入した酒屋さん:かがた屋酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年07月06日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒 

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 長野県中野市、志賀泉酒造のお酒です。

 地酒屋こだまさんで購入の長野酒が続きます。
 この志賀泉は、個人的には知名度と味わいに最も落差のあるお酒だと思っております。
 以前秋口に飲んだ夏泉は本当に美味しくて、これが人気爆発してないのは世の中間違ってると感じましたね。
 
 今回いただくのも似たスペックではありますが、活性にごりということでガス感が期待できます。
 アルコール度数13度と低めなことも特徴ですね、そして今回は8月製造、10月開栓でいただいています。

 上立ち香はオリ・ガス・少々の果実感を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、実にスッキリとした印象の甘酸味はシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリの存在感も強く感じさせながらも、勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、強いガス感も相まって三ツ矢サイダー感のある甘酸味が主役、ただオリ由来のお米の旨味が実にしっかりしているため、日本酒でしか味わえない魅力をビンビンに感じますね、奥深くもグイグイイケます。
 後味は酸とガスが絶妙に引き取り、素晴らしいキレ。

 ガスのシュワシュワ感がありつつ、その裏に超絶バランスの芳醇甘酸酒が潜んでいる、実力派発泡にごりでした。
 これ13度とは信じられないですねえ、どんなに濃厚な低アル原酒でも一種の物足りなさや、後味のなよっぽさがありがちですが、このお酒にはそれが皆無。
 オリと酸が絶妙なんですよね~、そしてやっぱりまだ伸びそうな強さもあります、まあ非の打ち所がない感じ。
 志賀泉、もっともっと知られるべき銘柄だと感じた一本でした。


 ちなみに私は二日目以降のちょっとガスが抜けた感じのほうが好きですね~
 そういう意味でも風の森に通ずるところがあるので、そちらのファンにも勧めたい逸品かと。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年06月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

今錦 中川村のたま子 特別純米酒 生原酒 02BY

家飲み記録 今錦 中川村のたま子 特別純米酒 生原酒 02BY

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 長野県上伊那郡中川村、米澤酒造のお酒です。

 私は長野酒を好んで買っていて、この「今錦」も下手したら10年ぐらい前から狙っておりました。
 これほどまでに飲むのが遅れたのは「タイミングの問題」としか言いようが無いですね…
 私にとって「飲みたい酒が多過ぎる」問題は一生ついて回る問題になりそうです。

 閑話休題、前回の二世古同様こちらも地酒屋こだまさんで試飲の上購入しています。
 この「中川村のたま子」の他に「おたまじゃくし」シリーズもあるらしいですが、両方とも大きくおたまじゃくしの絵があるのが特徴ですね。
 同シリーズは商品によっておたまじゃくしの成長度合いが違うという遊び心のあるラベルになっています、今回は両手両足が生えている成長したバージョン。
 2020年1月製造、2021年9月開栓なので1年半以上の生熟状態でいただいています。

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 上立ち香はほんのりと熟感をまとった、生チョコ的な香りが気持ち控えめに。
 含むと、実に素直な味のりをした印象の複雑かつ超濃厚な甘旨味がまとまりの良い口当たりで入ってきて、熟・酸・苦を脇に感じさせつつ、最後まで濃度を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、ギリギリくどくない甘苦いチョコ・紅茶感と、生酒らしさをしっかり感じさせる酸味が不思議なほどに高め合うもので、濃厚さと飲み飽きなさを見事に両立させている印象。
 後味は渋味の余韻をほんのり残しつつ、全ての要素が打ち消し合っていくのか、実に自然に引き上げていきます。

 生熟酒にしか存在しない、一種の香ばしさのある魅力的な風味を、素直に、そして力強く楽しませてくれるガッツリ芳醇酒でした。
 これは本当に「こだま銘柄」って感じですねえ、生熟というある種ニッチな分野ながら、しっかりバランスが取れています。
 そしてなにより「強さ」が有るんですよねえ、かなり甘さがあるので危うさもありそうなもんですが、不思議とダレないのが本当に見事。
 今錦、今後おたまじゃくしをいろいろと飲んでいきたいと思わせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):1,620円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年06月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり 03BY

家飲み記録 大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり 03BY

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 秋田県横手市、株式会社大納川のお酒です。

 こちらは練馬区のうえも商店さんで購入しました。
 同店は、個人的には、私の好みのストライクゾーンである芳醇甘口フレッシュ酒に非常に強いイメージがあります。
 具体的には、智則、信濃鶴、華一風、辻善兵衛、寿喜心、井の頭、奥能登の白菊、五十嵐、栄光冨士、姿、etcetc…
 甘旨酒飲み続けて10年オーバーの立場から申し上げて、メジャーマイナー問わず、一歩抜きんでた銘柄の数々だと思っております。

 単に流行りを追っているのではない、一本筋の通ったセレクトであることを感じるんですよね~
 店長さんが実際に飲んで選んでいるということがビンビンに伝わってきます。
 この大納川も、先日同店でいただいた直送便が非常に好印象だったので、リピート購入している次第です。

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 上立ち香はなんとなく甘いバニラっぽさを感じる香りがかなり控えめに。
 含むと、究極的に濃厚な甘旨味がほんのりとした酸味と苦味を伴って極めて力強い口当たり口当たりで入ってきて、尻上がりに酸苦味が強まる形で引き締まりつつ、じわじわと口中に染み込んできます。
 味わいは、瑞々しくも若干落ち着いた感じの、若干蜂蜜を加えたようなガッツリ甘い、しかし酸味が引き締まりを、苦味が奥深さをしっかり添えたもので、味わいの濃さを見事に飼いならしたバランス。
 後味は、苦味が割とガッツリ引き取る感じでキレます。

 徹底的に濃い、甘さの魅力をどストレートに楽しませつつ、マイナス要素をしっかり抑えた王道芳醇甘酸酒でした。
 これはうえも酒って感じですねえ、そしてそれが私の好みにドンピシャ、こういうのでいいんすよこういうので。
 ちなみにバランス的には開栓直後がベストだったように思えます、その後は苦味が立ってきた感じで、このあたりも典型的ですね。
 大納川、今後も注目していきたいと思います。

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購入価格(税抜):1,818円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年05月26日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪鶴 純米吟醸 無ろ過生原酒 袋しぼり 03BY

家飲み記録 雪鶴 純米吟醸 無ろ過生原酒 袋しぼり

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 新潟県糸魚川市、田原酒造のお酒です。

 前回の本醸造とセットで蔵元直接購入した雪鶴です、そしてこれは5年前に家飲みしたものと同じ商品になりますね。
 昔の記事にも書いたのですが、その時は「全量袋しぼり」というのに惹かれてセレクトしていました。
 ただ、ぱっと見蔵元ホームページにはそういう記載が無さそうな…、正確なところは謎です。
 
 まあ、少なくとも今回いただくのは袋しぼりのお酒です。
 一般的には、袋しぼりだと雑味が少なく柔らかい味わいになると言われておりますが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香はアルコール・ケミカル混じりでフレッシュな印象の香りがそこそこに。
 含むと、程々の甘味を伴った旨味が極めて自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味が全体の輪郭を整えつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いわば紅茶を彷彿とさせる風味を感じさせつつ、お米的な甘味と旨味が飲みごたえを添え、兎にも角にも雑味・引っかかりを感じさせないバランスを保っているのが見事。
 後味は、極小の渋味の余韻を残しつつ、ほぼ無という感じの驚くほどに自然なキレ。

 摩擦ゼロの口当たりと異次元の後引けの良さが特長の、お米の旨味を高純度に楽しめる素晴らしいバランスのお酒でした。
 これは甘口偏重派の私より、バランス派の方々に是非飲んで欲しいお酒ですね~
 実際、私としては最初若干物足りないかなあと思ったんですが、飲み進めるごとに良さが染み入ってくる感じなんですよね。
 無濾過生原酒の魅力と普通酒的な日常感を兼ね備えてる感じとも言えます、いかにも新潟らしいまとまりという印象。
 雪鶴、今後しっかりと覚えておこうと思わせてくれた二本でした。

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購入価格(税抜):セット販売/720ml
購入した酒屋さん:蔵元直販
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年05月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

紀土 -KID- Shibata's 純米大吟醸酒 be fresh! 生酒

家飲み記録 紀土 -KID- Shibata's 純米大吟醸酒 be fresh! 生酒

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 和歌山県海南市、平和酒造のお酒です。

 この紀土を前回ご紹介したのはなんと8年前でした。
 別に悪印象は無かったのですが割と典型的な香る甘口酒のイメージが有り、置いてる店も多いのであえてセレクトする気にならなかったというのが正直なところ。
 今回は、今まで店頭で出会わなかった「Shibata's」という、柴田杜氏の名を冠した特別品があったので、試飲の上で購入いたしました。

 紀土の山田錦精米歩合50%といえばお手頃価格の純大の一つという印象がありますが、こちらは1,800円と若干乗せられています。
 ただまあ、いわゆる選抜品(多分別誂とかと似た意味)としては全然お安いというべきでしょう。

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 上立ち香は典型的な、リンゴ的華やかな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり華やかな印象のある甘旨味が、濃厚ながらも驚くほどに自然な口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる苦味が引き締め役をこなしつつ、口中に広がり染み込んできます。
 味わいは、実にフレッシュで蜜たっぷり…というか蜂蜜がけのリンゴ的な甘味が厳然たる主役、含み香強めで苦味も香り系なのですが、甘味の力強さが負けてないので嫌らしさは抑えられている印象。
 後味は、苦味が引き取る形で実にスッキリとキレます。

 香り系吟醸生原酒としてド典型的な香り高いリンゴ的風味を、ガッツリ濃縮した上で力強くまとめた、王道フレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 なんとなく、選抜されたお酒っていうのに納得感がありますね、方向性は紀土のコスパ抜群の大吟醸と同様で、それを洗練させた感じ。
 私としてはまさに「こういうのでいいんだよ」と言いたくなる感じですねえ、ちょっと多めにお金を出す価値は十分にあると思います(もっとガッツリ値段乗せるお酒は腐るほどありますし)。
 紀土のブレなさ、コンセプトの分かり易さを感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木三河屋
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年05月02日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

産土 2021 山田錦 生酒

家飲み記録 産土 2021 山田錦 生酒

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 熊本県玉名郡和水町、花の香酒造のお酒です。

 同蔵の別銘柄の「花の香」は何度かいただいており、実にモダンで程よいまとまりに仕上げてくる印象がありました。
 今回いただく「産土」は今期からスタートの新ブランドのようですね、ググるとブランドのyoutubeチャンネルが出てくるのが流石というか、実に今風。
 個人的な印象として、早速TwittrなどのSNSで、絶賛と言っても過言ではないぐらいの評価を受けているお酒かと思います、スタートダッシュ大成功って感じですね。

 関連ホームページでは、あまりスペック面で長々と話さず、「土着」というコンセプトをイメージで伝えてきている印象。
 逆に言うとよくわからんとも言えますね、地酒なんてある意味どれも土着ですし、地元産米利用も珍しくないですし。
 スペック的なポイントは何といっても13度という低アルコール酒であるということかと。

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 上立ち香はぶどう的な甘い感じの果実香がそこそこに。
 含むと、実に濃厚な果実的甘酸旨味が若干のガス感を伴いつつシュワっとした口当たりで入ってきて、甘さに深みを持たせつつ 雑味を一切感じさせないまま、息の長い感じで口中に広がり染み込んできます。
 味わいは、濃縮したマスカットのようなフレッシュな甘酸味を軸にしつつ、オリの旨味・落ち着いた渋味が絶妙にバランスを取るもので、低アルの薄さ・生酒の苦味をほぼ感じさせないのが見事の一言。
 後味は、魔法のように濃厚さを引き取ってキレます。

 低アルらしい飲み進めやすさと、らしくない味わいの奥深さを見事に両立した、超バランスの芳醇甘酸スルスル酒でした。
 う~む凄い完成度だ…、ブランド立ち上げ初っ端からこの味というのは、余程周到な準備があったことを伺わせます。
 「どれだけラベルやストーリーを飾っても、やっぱり日本酒は旨くてなんぼ」と常々思っている私も、これには脱帽せざるを得ませんね。
 ただやはり、若干の薄さ軽さはあるかもなあ、この辺りはもう低アルコールなんだから当たり前ですし、むしろそれがウリでもあるでしょうが、裏を返せば物足りない感じではあります。
 産土、人気を裏付ける実力をビンビンに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,791円/720ml
購入した酒屋さん:かがた屋酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年04月19日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

百歳 純米生原酒 旨味封じ込め

家飲み記録 百歳 純米生原酒 旨味封じ込め

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 茨城県水戸市、吉久保酒造のお酒です。

 同蔵の別銘柄には「一品」そして変わり種に「サバデシュ」があります、全国区ではそちらの方が有名かも…
 蔵元ホームページはシンプルながらちゃんと更新されてますね、こういう昔ながらのサイト好きですねえ。

 このお酒は店長さんいわく「毎日このお酒しか飲まない人が二人いる」とのこと、完全なる固定ファンというやつですね。
 誇らしげに掛けられた「吟醸香0」の首掛けラベルも良いですね~、こういうコンセプトのわかりやすさって素晴らしいと思います。

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 上立ち香は甘いというか旨いというか、クリーム的な面白い香りがそこそこに。
 含むと、実にクリーミーな印象の甘旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきたかと思うと、尻上がりに強まるアルコール的辛さでしっかり引き締まりながら、
 味わいは、まさにウリ文句通りの、穀物感のあるお米の旨味を凝縮したような、程よく甘さもあるもので、見事に香りと苦味酸味は皆無で、有る種の純度の高さがありますね。
 後味は、アルコールの辛さが旨味を絶妙に引き取って、力強くキレます。

 クリーミーかつ極めて高密度高純度のお米の旨味をアルコールがしっかり引き締める、コンセプトのハッキリした芳醇旨辛酒でした。
 流石に19度なだけに刺激も強いのですが、お米的柔らかさもあるのでただキツいだけじゃないのも面白い。
 いやあこれだけを飲む人がいるのも納得ですね、一言で言えばご飯ですよこれは、食中酒でも単体でも行けますし、個性派で無いのに飲み飽きない、素晴らしいなあ。
 百歳、思いもよらぬ方向から、日本酒の素晴らしさを見せつけてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):2,500円/1800ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年03月30日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

伊勢の杜の御山杉(みやますぎ) 純米酒生 02BY 

家飲み記録 伊勢の杜の御山杉(みやますぎ) 純米酒生 02BY 

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 三重県三重郡朝日町、稲垣酒造場のお酒です。

 前回に引き続いての紹介なので、詳細は省略。
 こちらは純米スペックで、山田錦に加え地元三重県産の飯米「ミルキークイーン」を使っているのが特徴ですね。

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 上立ち香はほとんど感じないですね~、
 含むと、ある程度フレッシュながらも柔らかい感じの甘味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦渋味と辛さでキリリとしつつ、ゆっくりとした感じで染み込んできます。
 味わいは、お米っぽい旨味と言われてみればミルキーな風味のあるもので、生酒ながら全体として兎にも角にも柔らかくゆるゆると楽しめるバランスが特長ですね。
 後味は、辛さが引き取る形で、しっかりとかつある程度優しくキレます。

 柔らかくクセのない、生酒ながらも落ち着いた旨味を、最初から最後まで素直にじわじわ楽しめるバランス型良コスパ旨辛酒でした。
 ちなみに冷やし過ぎ禁止なお酒ですね、尻上がりに印象が良くなる系なので、トクトクと注いでからゆっくりと楽しむのがオススメ。
 前も言ったとおり、こういうお酒は私以上にもっと広く飲まれてほしいですねえ。
 御山杉、やっぱり凄い銘柄だと思った一本でした。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年03月22日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大嶺 「ゆきおんな」 純米 にごり

家飲み記録 大嶺 「ゆきおんな」 純米 にごり

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 山口県美祢市、大峰酒造のお酒です。

 極めて「映える」見た目のお酒なのですが、なんとちゃんとした写真を撮り忘れました…痛恨の一言。
 辛うじて一枚撮った写真と、あとは蔵元ホームページをご参照ください。
 どうやらイラストレーターとのコラボ作品のようですね、私個人としては見た目にお金をかけて価格が高くなるのはノーセンキューなのですが、まあ付加価値へのアプローチとしてはありだとは思っております。

 というわけで、お値段は2,000円オーバーと正直かなり割高に感じる設定。
 私としては通常購入対象から外すレベルですが、さていかがでしょうか。


 上立ち香はオリの雰囲気を纏ったラムネ?的な香りが控えめに。
 含むと、非常に濃厚かつみずみずしい甘酸旨味が、オリ由来の力強さのある口当たりで入ってきて、若干の苦渋が奥深さを添えつつ胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュな濃縮マスカットジュース的心地よい甘さが厳然と中心にあって、お米的な旨味、ほんのりとした苦渋が一体化した感じ、
 後味は、酸メインながら若干柔らかさもある感じで引き上げます。

 フレッシュジューシーかつ濃厚な甘味が非常にわかり易く魅力的な、お値段以上の王道甘旨うすにごり酒でした。
 いやあこれは私が好きなタイプの甘味ですわ…、結局私はこの甘味と旨味の濃さ、そういうストレートな飲みごたえがストライクなんすよねえ。
 なんか日本酒ってまだまだ甘味を出すのを恐れている印象を受けるものが多いので、まさに「こういうので良いんだよこういうので」と言いたくなりますね。
 このレベルで安定してくれれば、見た目云々を抜きにして、毎年買いたいなあと素直に思えます。
 大嶺の評価が自分の中でグンと上がった一本でした。

購入価格(税抜):2,100円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年02月16日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 純米吟醸 にごり生

家飲み記録 天美 純米吟醸 にごり生

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 山口県下関市、長州酒造のお酒です。

 SNSでは非常に評価されている印象のお酒です、去年特別純米生をいただいたときの記事はこちら。
 実は他にも家飲みしているのですが記事にはできておりません…、個人的には生酒含め本当に酒質が安定しているなあという印象を持っています。

 それにしても天美は、新ブランド立ち上げにあたり最初に設備投資して、それをしっかりアピールして、酒質も納得感があるレベルに仕上げてくる、まさにお手本の様な流れで来ていますねえ。
 2年目にして日本酒好きの間で定着している感もありますし、今後も気になる銘柄です。

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 上立ち香はオリのミルキーさを纏った、実にフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、まとまりの良いフレッシュな甘酸味がなめらかな口当たりで入ってきて、苦味等の引っかかりをほぼほぼ感じさせないまま、スルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピス的な風味、そして洋梨的な果実感が、極めてバランス良く融合した感じで、酸味の働きと雑味の無さで、濃いめの存在感がありながらグビグビ飲めちゃう感じ。
 後味は、酸であくまで爽やかにキレます。

 フレッシュフルーティーな新酒にごり酒として、まさにお手本の様なまとまりの爽やか系甘旨酸味酒でした。
 いやあ裏切らないですねえ、ほぼほぼ期待した内容通りの方向性で、その若干上を行ってくれている印象。
 あえて言うとインパクトや個性に欠ける面があるかもですが、まあそれはバランスとトレードオフな面もありますからね、このバランスこそが個性と言っても良いのかも。
 天美に対する信頼が、いや増した一本でした。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年01月28日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 03BY

家飲み記録 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 03BY

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 佐賀県鹿島市、富久千代酒造のお酒です。

 田酒同様毎年飲んでるので詳細は省略します、前回の感想はこちら。
 最初に飲んだのは27BYなので、6年連続で飲んでることになりますね、私の中では定番の新年酒です。

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 上立ち香は柑橘系果実っぽい爽やかな果実香が意外にも控えめに。
 含むと、実にフレッシュフルーティーな印象の濃厚な甘酸旨味が力強い口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、割と勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、オレンジを彷彿とさせる柑橘系果実の甘酸味が厳然たる主役、特に酸味が強めで、苦味も相まってしっかり引き締まった印象ですね、そのためダレ感は皆無で、濃厚ながらグイグイいけます。
 後味は、苦酸に加え、なんとなく辛い感じで、甘味をガッツリ引き取ってキレます。

 王道フレッシュフルーティーな味わいを、丁寧かつ力強くまとめた芳醇甘酸酒でした。
 安定してますね~、田酒同様このスペックについてはほぼ毎年似たような感想になっていると思います。
 何気に、出荷後2ヶ月で、毎年、しっかり甘くて、全然ダレが無い、って本当に凄いことかと…
 鍋島、このニュームーンはまた来年も是非飲みたいと思わせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):1,605円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年01月17日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 干支ボトル「寅年」 純米大吟醸生原酒

家飲み記録 黒龍 干支ボトル寅年 純米大吟醸生原酒

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 福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造のお酒です。

 今年の正月酒を選ぶにあたり色々と通販サイト等を調べていたところ、この黒龍の干支ボトルが「生原酒」であることを初めて知りまして、反射的に発注してしまいました。
 実際意外だったんですよね、生はともかく原酒で出すんだなあと。
 いつも超コスパ酒「垂れ口(アル添)」でお世話になているので、たまには高級酒の売り上げにも貢献するかとセレクトした次第です。

 スペックは山田錦の精米歩合40%、お値段は720mlで5,000円。
 確か、私が昨年飲んだお酒のどれよりも高級だったような…

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 上立ち香は青りんご的的果実香にほんのりケミカル感が混じった実に爽やかな香りが、そこそこに。
 含むと、程々の苦味と一体化したような甘旨味が摩擦ゼロの口当たりで入ってきて、若干のトロミも感じさせる非常に濃い存在感を発揮しながら、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご的な風味がありつつ、高級ハイチュウ的な濃厚さのあるもので、フレッシュさよりは落ち着きを感じますね、苦味は強めながら甘さがあるのと浮いた感じがゼロなので、しっかりまとまっている印象。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、いかにも高級酒的な素晴らしい引き上げ。

 生原酒ならではの超濃厚さと、高級酒らしいまとまりと後引けの良さを見事に兼ね備えた、実に黒龍らしい新年酒でした。
 何気に、実はこの後風の森とか花陽浴とかも飲んだのですが、この黒龍の存在感が強すぎて若干物足りなく感じたぐらいでしたね、凄いものだと思います。
 まあお値段的にも味わい的にも普段飲み用と対極的なお酒と言えるでしょうね、元旦酒として申し分ないまとまりでした。
 黒龍、本当に安定感のある銘柄だと改めて思った一本でした。

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購入価格(税抜):5,000円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6(値段を考慮に入れても)/9.0

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2022年01月07日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

泉川 純米吟醸 ふな口本生

家飲み記録 泉川 純米吟醸 ふな口本生

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 福島県会津坂下町、廣木酒造本店のお酒です。

 同蔵の別銘柄には有名プレミア銘柄「飛露喜」があります、泉川は所謂地元銘柄ですね。
 個人的には、昨年飲めた「飛露喜かすみざけ」同様、同蔵のお酒でずっと前から飲みたかったお酒だったりします。(日誌係さんが昔から飲んでるのがでかい)
 逆に言うとこれで大体満足した感じですねえ。
 プレミア銘柄は入手機会があるとつい買っちゃうのは自然な感情だと思いますが、余程好きなスペック以外はグッとこらえてまだ飲んでない他の人にゆずるのも重要だと思う今日この頃です(転売ヤーに買われないことを祈りつつ…)。

 ちなみに泉川は、昨年定番スペックの「菊泉川」をいただいています、その際の感想は「良く出来た定番火入れ酒」という印象でした。
 今回も、飛露喜との違いを意識しつついただこうと思います。


 上立ち香はフレッシュながらもどこか落ち着いた、砂糖的な香りが控えめに。
 含むと、実にフレッシュかつスッキリとした印象の旨酸味が、どこか柔らかさも感じさせる口当たりで入ってきて、程よい渋みとバランスを取りつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、なんというかポカリスエット的な、旨味酸味主体のほどほどの濃度と飲みやすさを兼ね備えたもので、オリはコクを添える程度、全体としてはとにかくフレッシュかつ良バランスという印象ですね。
 後味は、ほんのりとした渋みの余韻を残しつつ、実にスッキリとキレます。

 濃度、旨味、渋味がそれぞれ程よく主張して、薄さを感じさせないまま無限に飲めてしまう、フレッシュクイクイ酒でした。
 流石にレベル高いですね~、この渋味が実に福島酒らしい方向で、裏方としてバランスを保っていますね。
 ただやはり、あまり私にぶっささる感じでは無かったです。
 今後は、年一で飛露喜の無濾過生原酒をいただけたら万々歳、そんな付き合い方になりそうだと思いました。
 泉川、安定感のある一本でした。

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購入価格(税抜):2,800円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年12月30日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY

家飲み記録 旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY

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 福岡県久留米市のお酒です、ブログでの紹介は初めて。

 関東ではあんまり見ない印象の旭菊です。
 たまに置いてあるのは、大体常温棚の燗酒向け二回火入れが主力というイメージが個人的にはありますね。
 ただ今回は無濾過生、それも購入時点で1年以上生熟を経た状態といういわばマニア向けっぽい一品。
 うのかわ酒店さんのサイトを物色していたときに発見し、小躍りして同梱発注しました。
 個人的には数年熟成上等の燗映えする銘柄に、もっとこういう生熟商品を出してほしいんですけどね~
 
 使用米は山田錦、精米歩合は60%とその辺りは王道という感じ。
 酸度は1.7ということでちょっと高めですね、日本酒度+5というのと併せて、数値上ではいわゆる「辛口」にあたると思いますがさてどうでしょうか。

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 上立ち香は結構熟感がありつつも、全く枯れていないお米的香りが控えめに。
 含むと、甘味苦味酸味旨味がそれぞれ主張しつつもしっかりまとまった味わいが押し出しの強い口当たりで入ってきて、徐々に辛さも感じさせつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりお米由来って感じの甘酸旨味を軸にした、しっかり濃厚ながらもとんがった部分が無いもので、クリーム感もあるゆるゆるとイケる印象、ただ辛さもあって飲み飽きませんね。
 後味は、最後までまとまったまま辛さが引き取ってしっかりキレます。

 しっかりとした飲み応えを感じさせつつ、兎にも角にも素晴らしいまとまりの芳醇甘辛旨味酒でした。
 この正統派の旨辛感は恐らくこの銘柄として既定路線なんですしょうねえ、それが生熟ならではの押し出しの強さといい感じで融合している印象。
 おそらく火入れこそが蔵元の志向するものなのでしょうが、生でも全然良いというか、私は完全にこの力強さにメロメロです。
 旭菊、是非とももっと生を出してほしいなあと思った一本でした。

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名称:旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY
蔵元情報:旭菊酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年11月18日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY

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 滋賀県湖南市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 北島は最近「大入りひっぱりだこ」やら「酸基醴もと(さんきあまざけもと)」やら変わり種を飲んでいましたが、今回は割とスタンダードな「みずかがみ」をセレクトしてみました。
 まあスタンダードとはいったものの、滋賀の飯米「みずかがみ」を使用した純米生であるという時点で、十分チャレンジングな製品だとは思います。
 私が前回家飲みしたのは約5年前ですし、ちゃんと定番品として定着しているのは素晴らしいことかと…

 ちなみに日本酒感想日誌さんが同BY(多分ロット違い)のお酒の紹介を既に上げられています(こちらは半年遅れ…)
 そちらでは非常に高評価でしたね、なお下記の私の感想は、基本他の方の感想を見ずにリアルタイムで書き残しているので、内容が引っ張られていることは無いということを付記しておきます。

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 上立ち香はカッチリとしつつほんのり甘いフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、実に濃厚かつ高密度の甘旨味が力強く、ただどこか柔らかさもある口当たりで入ってきて、尻上がりに強まる苦味でしっかり引き締められつつじんわりと染み込んできます。
 味わいは、若干の硬質さを感じる芯がしっかりした甘旨味が主役で、非常に強い飲みごたえがありますね、ちょっとハーブ系の風味もありつつ、ダレ感皆無のバランス。
 後味は、キツさを抑えられた苦味が引き取ってしっかりキレます。

 高密度ながらも硬質なまとまりを魅せる、非常にキレの良い芳醇フレッシュ旨味酒でした。
 いやあこれは好みですねえ、月並みな表現ですが、甘味がしっかりあって、それでいて極めてキレが良い。
 なによりこのインパクトが「無濾過生原酒飲んでる!」って感じで良いんですよ、コスパも最高クラスですしほぼほぼ非の打ち所がないんじゃないかしら、オススメ!
 北島、やはり諸々の地酒の中でも、頭一つ二つ抜け出ていると思わせてくれる一本でした。

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名称:北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:北島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年11月09日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です、当ブログイチオシ銘柄の一つ。

 前回の記事でも書いていますが、このお酒は桃の里並に実力と知名度が釣り合っていないと思っております。
 蔵元ホームページを見る限り、いまだに地元以外ではうのかわ酒店さんでしか取り扱いないですからねえ、全く世の地酒屋も見る目がないというかなんというか…
 SNSでもやっぱり目立つのは新政、十四代、而今うんぬんという状況はもう何年も変わらないですし、こういう人気集中状態は個人的にはなんとも寂しいものがありますね。
 ちなみに、もしそういう隠れた銘酒を探すのであれば、手前味噌ながら「日本酒ブログ」をオススメします。
 ランキングサイトでは埋もれますし、SNSでは記録が流れてしまいがちなんですよね。
 未だに日本酒ブログを続けているような人間は大体そういう銘柄を紹介するのに快感を覚える人種なので、それぞれの好みはありつつも、基本信用できるのではないかと思っております。

 閑話休題、スペックは前回同様ですね、高めのアルコール度、地元の酒米「夢一献」を使用しているところがポイントかと。
 
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 上立ち香はフレッシュで硬質、ただ爽やかな果実感もある香りがそこそこに。
 含むと、旨味渋味を主体とした実に複雑な印象の味わいがしっかりまとまった口当たりで入ってきて、少々の辛さが引き締め役をこなしつつ、じんわりゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめながら旨味の存在感が非常に強いもので、含み香に洋梨や青りんご的な爽やかさがありますね、若干硬い感じの青臭さもありつつ、全体としては極めて高密度かつ良バランスな印象。
 後味は、そのバランスの取れた味わいを、少々の辛さが引き取る形で、しっかりとキレます。

 旨味と渋味が非常に高密度の飲みごたえを示しつつ、独特のまとまりを魅せる芳醇フレッシュ辛口酒でした。
 正直、なんとなくまだ硬いような印象はありますが、それはマイナスの印象というより、もっと先に飲み頃があるのではないかという期待
 かなり独特な味わいで、人によってはクセっぽいと感じるかもしれませんが、やっぱり私は好きですね~
 残心、いつか広く知られてほしい銘柄だと、改めて思いました。

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名称:残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年11月07日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY

家飲み記録 獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY

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 石川県加賀市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 オリゼーは、私としては約5年振りの家飲み。
 今まで知らなかったのですが、これは伊勢五本店のプライベートブランドだったんですねえ。(同店の商品紹介に記載が有りました
 前回の記事では、公式ホームページにこの商品が載っていない旨書きましたが、今では言及があるようです。
 色々と事情があるのでしょうが、個人的には限定品含めどんどん情報公開していって欲しいと思いますね。

 閑話休題、使用米は雄町・山田錦で、精米歩合は55%
 伊勢五本店の商品紹介によると、オリゼーは「お料理によって味わいが7色に変化するよう仕上げ、ラベルは7色に変化するカメレオンを使用しております。」とのこと。
 そもそも獅子の里は食中酒志向なのですが、特にオリゼーにはそういうこだわりがあるようです。

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 上立ち香は若干ブドウ感のある、フレッシュな果実感がそこそこに。
 含むと、フレッシュな甘味渋味旨味をしっかりと感じる味わいがシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリ由来の飲みごたえもしっかり感じさせながらゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、マスカットや三ツ矢サイダーを彷彿とさせる風味と強いガス感が一体化したもので、程よい渋味が奥深さを添えてくれますね、全体としてはクセがなくスッキリフレッシュ。
 後味は、オリと渋味の余韻をほんのり残しつつ、スッパリとキレます。

 みずみずしい果実感とオリの旨味が実にクセのない感じで入ってくる、貫禄を感じるモダンフレッシュ酒でした。
 これはまさに食中万能系なんじゃないかな~、特に油ものをスッキリと引き上げてくれそう(私はカキフライをあわせました)。
 流石昔から銘柄・そして酒屋の看板をはっているブランドは完成度が違いますね、万人にオススメできる一本かと。
 獅子の里の実力を改めて感じさせてくれた一本でした。

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名称:獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY
蔵元情報:松浦酒造有限会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年10月18日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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