安芸虎 純米酒 生酒

本日の家飲み 安芸虎 純米酒 生酒

20171110143427064.jpg  20171110143437113.jpg

 高知県安芸市のお酒です。
 前回と同銘柄であり、「まるごと高知」購入酒のトリになります。

 高知酒は良く単に「辛口」とまとめられがちですが、今回まとめ飲みして思ったことは、結構前に土佐しらぎくの記事でも書いていますが、単なる辛口というより「最初にフワっと果実的な甘さが広がり」つつ、「後味が見事にスパッとキレる」ような、落差の激しいお酒に良く出会うなあということです。
 そして、私自身の尺度では正直「キレ」はそんなに重視しないのですが、この「甘さ」の方向性が本当に自分に合っているんですよ…今回しみじみ思いました。
 もちろん全ての高知銘柄に当てはまるわけではありませんが、経験上では相当な割合で出会っているので、やはりこれは大事にすべきでしょう、長野同様県ごとお気に入りに追加って感じですね。

 閑話休題、こちらはおそらくレギュラースペックであろう純米生の小瓶(300ml)入りです。
 ググってもあまり情報が無く、ラベル記載以上の詳細は不明ですね…
 単純に四合瓶換算しても1,000円程度と、お値段は非常にリーズナブル。
 

 上立ち香はほんのりと熟しつつもフレッシュさも残る、柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらダレ感皆無の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を保ち、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した柑橘系果実といった趣の甘酸が主役、かつ苦渋はあまり感じず、素直にその芳醇な旨味を楽しめます。
 後味はほんのりと辛さを感じさせつつ、見事なキレ。

 奇をてらわない、かつ完成度の高い、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 これまたまさに自分との相性抜群ですね…、小瓶なのがとても物足りなく感じました。
 それでこのお値段というのは素晴らしい!旅行先とかで見つけたら即買いしてしまいそうです。
 土佐酒の中でも、安芸虎に関しては銘柄ごと「【超】お気に入りに追加!」ですね。

名称:安芸虎 純米酒 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):430円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0

20171110143453956.jpg  20171110143446296.jpg



■今回まとめ買い記念写真。「まるごと高知」さんには近いうちにまた行きたい!
20171110143142184.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年11月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

20171002221932875.jpg  20171002221942574.jpg

 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場はついに10回目となりました、もはや定番銘柄入りですね。

 この酒未来は栄光冨士を初めて家飲みしたスペックであり、個人的に強く印象に残っています。
 私が好むところであり、良く「流行りの酒質」として言われることの多い、「甘旨(酸)」「フレッシュ」「フルーティー」「インパクト強し」という味わいの路線を象徴する様なお酒という認識ですね。
 ちなみに私としては、未だに一般消費者の間では「淡麗辛口」が支配的だというのが実感なので(テレビCMの恐ろしさよ)、こういうお酒の存在をブログでアピールする意義はまだまだあるかと思っております。
 (まあ、そういう一般消費者がわざわざ日本酒ブログを見るかと言われると微妙ではありますが…)
 
 閑話休題、スペック的には、酒未来の50磨きというのは以前と変わらず。
 何気に日本酒度とかアミノ酸度もあまり変わっていないですね、造りとしては安定しているのかも。

20171002221953383.jpg

 上立ち香は甘味濃厚なパイン系の果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な印象の甘旨味が少々の酸味を纏ってグワッと入ってきて、その酸が少々唾液腺を刺激しつつ、ほんのりと苦味を裏方に感じさせながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、パインの砂糖漬けのような甘酸をメインに据えつつ、苦味や渋味もそれぞれに主張する賑やかな印象のもので、インパクトと飲みごたえバッチリという感じです。
 後味は結構ちゃんと酸苦が引き取って、力強くキレる印象。

 強いインパクトのある甘旨味がそのまま確固たる個性を形作っている、複雑芳醇甘酸旨酒でした。
 いやあ、前回の澤屋まつもとが引き算のお酒なら、このお酒は明らかに「足し算のお酒」ですね、そして私はやっぱりこちらの方が好み(実は飲み比べてました)。
 ただ、好みが分からない人に最初に勧めるのはちょっと躊躇しますね、個性が有る分相性は露骨に出るとは思います、そういう意味では澤屋まつもとの方がオールラウンダーでしょう。
 ともかく、栄光冨士に対する私の期待に見事に応えてくれた一本でした、是非ともこの個性を維持していってほしいと思います。


 開栓後は、数日飲んでなんか上がったり下がったりする印象でした…
 この意味では安定感があるとは言い難いでしょう、基本は早めに飲み切ることを推奨します。

20171002222008227.jpg

名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:15.9%
日本酒度:-4
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年11月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

東魁盛 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 東魁盛(とうかいさかり) 特別純米 無濾過生原酒

20170926125225002.jpg  20170926125233123.jpg
 
 千葉県富津市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも初緑同様、「酒のサンワ」さん初訪問時の購入酒です。
 初酒屋で初銘柄という買い方は一見チャレンジング(無謀)のように思えるかもしれませんが、実際のところ、①ちゃんとした地酒屋で、②自分の好みのスペック(私の場合特純or純吟の生)で、③そこそこの値段のものをセレクトすれば、実際はそう外すことはないというのが自分の実感です。
 地酒の場合、実は少し銘柄を知っている人ほど知っている銘柄しか買わないという風になりがちに思えますが、個人的にはちょっと勿体無い気もするんですよね、やぱり知らない銘柄を開けるときのワクワク感は他に代えがたいものがありますし。
 (まあ勿論好みの方向性や、一日に飲める量にも個人差があるので、一概には言えないのですが…)

 閑話休題、実はこの「東魁盛」は私の地元千葉県のお酒ということで、脳内「いつか飲むリスト」には入れていました。
 店内には数スペックありましたが、セオリーにのっとって特純をセレクト。
 五百万石の55磨きですが、自社栽培ってところは結構大事なポイントですね。


 上立ち香はリンゴ・バニラ感のある濃縮されて落ち着いた印象の香りがそこそこに。
 含むと、酸味と甘味と苦味が拮抗するバランスの良い旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までバランスを保ったままでゆっくりと染み込んできます。
 味わいはリンゴ系の王道を行くような甘酸旨味が主役で、ほんのりと感じる苦味も含め、それぞれの要素がそれぞれ程よく主張する印象の、飲みごたえと飲みやすさを両立させたもの。
 後味は酸と苦味がしっかり引き取ってキレます。

 裏には結構賑やかな味わいの世界を感させつつ、それが煩く無い感の、独特のまとまりがある芳醇甘酸酒でした。
 酸の使い方と苦味の抑え方がちゃんとしてるからこそ、パランスが保てているんだと思います。
 ちなみにこのお酒を買った直後に、かのはせがわ酒店さんのメルマガに新規取り扱い銘柄として載っていました。
 いやあなんとなく勝った気持ちになりましたね(笑)、実際、首都圏の地酒最前線で十分に戦える銘柄かと思います。
 東魁盛、今後の動向に注目していきたいですね。

20170926125249633.jpg  20170926125241265.jpg

名称:東魁盛 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:小泉酒造合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年10月27日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鼎 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 鼎(かなえ) 純米吟醸 生酒

20170926080255367.jpg  20170926080304322.jpg

 長野県上田市のお酒です。
 外では何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 朝日屋酒店さんでの購入酒が続きます、ちなみこの「鼎」は以前に紹介した「瀧澤」を醸す信州銘醸さんの限定ブランドになっています。
 そもそも朝日屋酒店まで足を延ばしたのは実はこの鼎目当てであり、きっかけは滝澤の記事で日誌係さんにお店含めてオススメコメントをもらったことだったりします。
 しかしこの点、鼎自体は結構前から飲みたいと思っていた銘柄だったのに、コメントもらうまでそれが瀧澤と全く結びついていませんでしたからね…
 私のようなマニアでも見落とすこの日本酒業界のブランド細分の習慣、やっぱり分かりにくいですよねえ。

 閑話休題、スペック的には美山錦の55磨きということで瀧澤と同じですが、ポイントは何といっても生酒であることですね。
 特徴的なラベルデザインに加え、裏ラベルではこのお酒に対する思いが記載されており、いかにも限定品的なオーラがあります。
 また、超軟水「黒曜の水」で醸されているそうです、一般的に軟水使用のお酒は柔らかく飲みやすいお酒になると言われているようですが、さていかがでしょうか。

20170926080315942.jpg

 上立ち香は熟れきって蜜たっぷりのリンゴといった印象の甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚かつバランスの取れた甘旨味が舌触り滑らかに入ってきて、あくまで裏方に苦味を感じさせつつ、最後まで崩れずにゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、香りの印象通りの完熟リンゴ的な、芳醇甘旨系の王道を行くような果実味が主役、そして雑味は皆無で非常に完成度高いですね、上品さすら感じます。
 後味は苦味が必要最低限に引き取ってしっかりキレます。

 心地よいリンゴ的甘味や口当たりの優しさなど、長野酒の良いところを凝縮したような、ハイレベル芳醇甘口酒でした。
 28BYということで心配していた苦味もちゃんと裏方で留まってましたし、割りと非の打ち所が無い甘旨酒なんじゃないかと…
 いやあこれを私に勧めてくれるあたり、よくわかっていらっしゃいます、日誌係さんありがとうございます。
 鼎はおりがらみ等他にもスペックがあるようなので、次はそちらも是非いただいてみたいと思いました。

20170926080342595.jpg  20170926080331998.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックのお酒の感想(BY違い)
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-590.html

名称:鼎 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,381円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年10月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 28BY

本日の家飲み 玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker(アイスブレーカー)」 28BY

20170926125147389.jpg  20170926125156988.jpg

 京都府京丹後市のお酒です。
 玉川の登場は4回目ですね。

 このアイスブレーカーについては24BYを紹介して以来の登場です、結構間が開いてしまいましたが、実際にはほぼ毎年外飲みではいただいていたりします。
 ところで、私は「夏酒」「ひやおろし」に関しては概してあまり好みではないため、基本的には避けることにしています。
 その場合、意外と家飲みではあまり困りません、年がら年中生原酒を扱ってくれている酒屋さんも知ってますし。
 対して、外飲みでは非常に困ることが多いんですよ…お店は良かれと思って「夏酒(ひやおろし)飲み比べ!」とかやっているんでしょうけど…、私の場合レギュラーの二回火入れも避けるのでなおさら飲むお酒が限られてしまいます。
 そんな時、このアイスブレーカーみたいに「ひと味違った」季節もののお酒というのは非常にありがたいですね、何度も助けられた記憶があります。

 今年も無濾過生原酒で、相変わらずアルコール度数は17~18と高め。
 ペンギンラベル、500mlボトルも例年同様で、この辺りは完全に定番商品としての貫禄を感じますね。 


 上立ち香は夏酒のイメージとはかけ離れた、バナナクリーム的な濃ゆい香りがそこそこに。
 含むと、やはり非常に濃厚かつ若干熟した印象の甘旨味がトロリと入ってきて、ちょい時間差で出てくる酸味でしっかりと引き締められながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、結構硬質な印象のある米の旨味とそこそこ熟した果実の甘味が融合したようなもので、酸は裏方に徹して割りと正統派に飲みごたえが有る印象。
 後味はアルコール的辛さをニュアンスだけ感じさせつつ、自然に引き上げていきます。

 で、氷を入れると、もう一気に口当たりが滑らかになって、うっかりするとゴクゴク飲んでしまいそうな恐ろしさを備えますね。
 「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんが書いていましたが、確かに焼酎とかウォッカのような蒸留酒的な風味かと思います、ただ口中で保持するとしっかり日本酒的な旨味が染み出してくる感じ。

 いやあやっぱり安定して旨いですね、「薄いだけの夏酒なんてつまらない!」と思っている方々必飲の一本でしょう。
 玉川はこの他にも意欲的なスペックを出していますし、今後もちょくちょくいただいていきたいと改めて思いました。

 (如何せん500mlなので、燗を付けそこなってしまったのはちょっと失敗…)

20170926125215076.jpg  20170926125206757.jpg

紹介:「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/17354393.html

名称:玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 28BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:木下酒造有限会社
購入価格(税抜):1,100円/500ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年10月15日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

本日の家飲み 誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

20170830104229929.jpg  20170830104241048.jpg

 広島県竹原市のお酒です。
 外飲みは確かあったと思いますが、家飲み・ブログでの登場は初めてですね。

 シマヤ酒店さん購入酒が続きます、この誠鏡も私にとっては、「割と見かけるけどいざ家飲みしようとすると中々売っている店に出会わない」銘柄でした。
 特に私の場合「基本生酒」というスタンスなので、余計出会いにくいんですよね…、そんな中シマヤさんの広大な冷蔵スペースの圧倒的品揃えは非常に心強かったです。
 ちなみに、同蔵は「幻(まぼろし)」という銘柄も醸しているようです、蔵元ホームページはあるもの、情報が少なく(特約店リストも無し)、「制作中」で止まっているところが多いのがちょっと残念。
 
 今回いただくのは雄町の55%磨きの生酒、アルコール度数は16なので恐らく加水ありかな。
 裏ラベルによると、「米こうじ造り」に特に時間と手間をかけているとのこと。
 この辺り、どの工程を重視している(とアピールしている)かについては、それぞれの蔵の個性が出ていると思うので、そこに着目してみるのも面白いかもしれません。

20170830104249825.jpg

 上立ち香はほんのりセメダインかつ、グレープフルーツを思わせる酸の効いたフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、バランスが良く透明感もある印象の旨味がスルスルと入ってきて、奥からじわじわと出て来る辛さとともに旨味もその存在感を増しつつ、最後までバランスを崩さずに染み入ってきます。
 味わいは、甘味はあくまで控えめで酸を感じる柑橘系果実の旨味が主役、濃度は程々ながらとにかく芯がしっかりしている印象で、飲みごたえがありつつスイスイイケてしまいます。
 後味は割りと水のようにスッキリと自然に引き上げていきます。

 昨今流行りの濃厚一辺倒なお酒と一線を画した印象の、一歩引いたところで存在感を確保しつつ、しっかりバランスを取っているお酒でした。
 加水を感じさせつつも物足りなさが皆無なところが見事ですね、嫌な苦味等マイナス要素も皆無。
 濃厚派の私でも、ここまで完成度が高いと魅了されてしまいますね…、個人的には同じ広島の西條鶴を思いだしました。
 誠鏡、是非他のスペック(幻含む)もいただいてみたいと思いました。

20170830104309277.jpg  20170830104258796.jpg

名称:誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:中尾醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.5/9.0

■予告も兼ねたシマヤ酒店さん購入酒記念写真。感想はボチボチと上げていきます。
20170830103700565.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年09月12日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒

本日の家飲み 二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒

20170801125434052.jpg  20170801125442946.jpg

 愛知県岡崎市のお酒です。
 前回に引き続き、二度目の家飲み。

 前回、このお酒が急に表舞台に出てきたことについて、若干「蔵の営業力が凄いんじゃないの~」みたいなニュアンスのことを記事前半で書いてしまいました。
 が、実際に飲んでみると、実力が各酒屋さんに評価されたんだなあということを納得させられてしまいました。
 これは前から思っているのですが、やっぱり地場の中堅蔵が本気を出すと(特に新ブランド立ち上げて)相当高レベルのものが出来てくるんですよね。
 「旦」とか「花邑」なんかは正に典型的でしょう、今後も中堅蔵と小さな蔵との仁義なき戦いは激化していきそうな気がします。

 さて、今回は雄町の48の純米大吟醸生原酒、雄町をここまで削るのは結構珍しいと思います。
 細かい話ですが、裏ラベルが山田錦は「五十五」記載で、今回は「48」なのが地味に気になりますね、書分けの意味はあるのだろうか…

20170801125451574.jpg

 上立ち香は結構酸の立つ、オレンジ的なフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、若干トロミ感じるほどに濃厚な甘酸旨味が力強く入ってきて、その濃い味わいを酸でしっかりと引き締めながら、最後まで存在感を放ちながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり甘味がしっかりとしたオレンジ的な、酸の働きで透明感を、若干の苦味で引き締まりを添える非常にバランスの良いもの。
 後味は苦酸に加えて辛さまで出てきて、最初の印象とは別次元にガッツリキレます。

 柑橘系果実の甘酸を主役にしつつ、キレの良さが非常に印象に残る、完成度の高い芳醇甘旨酒でした。
 このお酒にも好ましい「透明感」と「軽さ」はありますね、ただ私としては山田錦の方がその個性がハッキリしていたように思えます。
 それにしても二本とも旨かったなあ、最近では基峰鶴と同様の個人的超当たり銘柄でした。
 とにかく、二兎は今後要注目銘柄だと確信した飲み比べでした。

 開栓後も酸が支える形になりますが、ちょっと甘味が引っ込む感じかな…
 若干最初はガスもあったようで、個人的には開栓直後が一番好きです。

20170801125500240.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1840.html

名称:二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:丸石醸造株式会社
購入価格(税抜):1,686円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

 飲み比べ記念写真。いやあ良い買い物だった。
20170801125337880.jpg

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年09月06日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒

本日の家飲み 二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒

20170801125347346.jpg  20170801125357707.jpg

 愛知県岡崎市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に初めていただきます。

 この二兎は、ほしいずみ、白老に続く日誌係さんイチオシ愛知酒という認識があり、セレクトしてみました(しかも信頼の2本同時買い)。
 日誌係さんの記事によると、ブランド的には28BYがまだ二造り目のようですね。
 ただその割には都内の地酒屋さんで既に結構見るようになっている気がします…と思ったら、蔵元ホームページにしっかりリストが載ってました(素晴らしい!)、いやあそれにしても錚々たるメンツですね。
 こういう登場即スターダムみたいな勢いで出てくる銘柄っていうのは何が要因なんでしょう、やっぱり営業力かしら…、実際蔵元は元々「徳川家康」みたいな土産酒とか結構売り出していたみたいですし。

 とは言え、営業力だけかどうかは飲めばわかるでしょう。
 スペックは表記のとおり山田の55、裏ラベルの「甘みと酸のバランスを求めた弾ける味わい」という紹介には惹かれるものがあります。

20170801125410132.jpg

 上立ち香はとろんと濃厚な熟したリンゴ的な果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚さと透明感を両立させた印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で引き締められながら、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象どおりの蜜たっぷりのリンゴ的な甘旨味が主役、酸味は程よい感じで透明感を演出し、全体的に非常に高次元でバランスを保っている印象。
 後味は酸苦の余韻を残しつつ、自然に引き上げていきます。

 透明感と軽さがありつつ、決して物足りなくはない、個性と完成度を併せ持ったお酒でした。
 悪い意味ではなく水っぽいというか、原酒とは思えないレベルの、所謂「飲みやすさ」を感じましたね。
 ボキャ貧の私には酸苦としか表現できない味があるのですが、香系にありがちな嫌らしさがなく、むしろ爽やかさを演出してくれる感じになっているかと。
 こりゃ「営業力」がどうたらとか嫌味なことを考えてしまった自分を申し訳なく感じてしまいますね、酒屋さんの目利きも確かだと納得させられてしまう味わいでした。
 二兎、同時買いしたもう一本の方にも期待が高まります。

20170801125423891.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1089.html

名称:二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:丸石醸造株式会社
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年09月04日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY

本日の家飲み 基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY

20170726100820130.jpg  20170726100830383.jpg

 佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)のお酒です。
 前回に引き続き、2本飲み比べの2回目になります。

 こちらの蔵元ホームページを見ると、IWC2015の大吟醸・吟醸の部でGOLDメダル受賞というのを割とデカデカと掲載していますね。
 加えて、銘柄名でググった結果、最近始まったらしいフランスでの日本酒コンクール「蔵マスター」の純米大吟醸部門でも、プラチナ賞を受賞しているようです(前回紹介した山田錦の純米吟醸)。
 ちなみに個人的にはこういう受賞歴のアピールはどんどんやるべきだと思っています。
 日本酒蔵は鑑評会金賞ばっかり重視している感がありますが、審査基準がきちんと公開されていてある程度信頼できるコンペなら、バンバン広告のネタに使って主張して欲しいところ。
 まあ少なくともモ○ドよりはましでしょうしね…(個人的にはアレが書いてあるとむしろマイナス評価)

 閑話休題、今回いただくのは雄山錦の50磨き、前回とは単純に米違いと思われます。
 確か製造年月が1月か2月(裏ラベル撮り忘れてしまいました…)で、開けたのが6月なので、これも約半年は生で寝た状態のものになります。

20170726100843573.jpg

 上立ち香はなぜかレーズンパンを彷彿とさせる奥深く甘味を感じる独特な香りがそこそこに。
 含むと、ほどよく熟した印象の濃厚な甘旨味が、これまた落ち着いた感じの酸を伴って自然な口当たりで入ってきて、ゆっくりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、とろみを感じさせるほどに濃厚な熟した果実の甘味を中心にしつつ、少々の酸と優しい渋味が奥深さを与える、個性的かつ飲みごたえのあるもの。
 後味は、最後の最後でほんのりと出てくる苦味が受け持ってしっかりとキレますね。

 濃厚な甘旨味と奥深さ、飲み飽きなさを兼ね備えた、極めて完成度の高い芳醇旨酒でした。
 いやあ良いですね、山田錦同様、完全に私のストライクゾーンのお酒です。
 開栓時期的にフレッシュ感が減退した分味乗りしていると思いますが、それがまた良い方向に出てる印象です、ただこうなると新酒時点の味も気になります。
 基峰鶴、今期のマイ大当たり銘柄の一つですね、来期も是非飲みたいと思いました。

 山田錦と雄山錦を飲み比べた感じとしては、甲乙つけがたいとしかいいようがないかな…
 あえていうと、一杯目はまとまりで山田錦、二杯目は複雑さで雄山錦が、より旨く感じた気がします。
 謎なのは雄山錦の方が出荷日付後なのに熟感があるんですよね…、やっぱり日本酒は難しく奥深いなあ。

 (痛恨の裏ラベル撮り忘れ…)

名称:基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社基山商店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.5/9.0

20170816111611022.jpg
 せっかくなので飲み比べ記念写真。
 基峰鶴は銘柄ごと「お気に入りに追加」!

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年08月19日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY

本日の家飲み 基峰鶴(きほうつる)  純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY

20170726100714456.jpg  20170726100724509.jpg

 佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 東京の居酒屋でもあまり見かけない銘柄だと思います、うのかわ酒店さんでの通販時に、新規銘柄チャレンジの一環としてセレクトしました。
 ただ、何となく名前は前から聞いたことがあり、各所の評判を見る限り「これはいけるはず」という印象を持てたので、今回米違いを2本同時発注で飲み比べと洒落こんでみました。
 蔵元ホームページは結構ちゃんとしている感じで、特約店一覧もあるのは素晴らしい!(現状うのかわさんの掲載が間に合ってませんが…)
 地酒激戦区である佐賀県のお酒というのもポイントですね。

 まずは「酒米の王様」たる山田錦使用、それも50磨きという最近流行りのスペック。
 この鶴をモチーフにしたモダンなラベルは、限定流通ものらしいですね。
 製造年月がH28/12で、開栓がH29/6なので、半年ぐらい店頭で生熟したお酒になります。

20170726100758708.jpg
  20170726100746538.jpg

 上立ち香は落ち着いたマスカット的甘みのある香りがそこそこに。
 含むと、まろやかな印象の濃厚な甘味が柔らかい口当たりで入ってきて、最後までその印象のままゆっくりと口中に広がっていきます。
 味わいは、割りと香りの印象通りのマスカット的ふくよかな甘旨味が最初から最後まで主役を演じますね、バニラ的な奥深さもあって非常に飲みごたえがあります。
 後味は、奥に引っ込んでいた苦渋が表に出てきてしっかりとキレます。

 非常にまろやかで優しい、おちついた芳醇な甘旨味をじっくり素直に楽しめる、程よい生熟酒でした。
 酸は弱めで苦渋で引き締めるタイプなので、ちょっと飲み疲れる感はあるかも(多分熟感のせい)。
 ただ、それを補って余りあるほどに甘旨味の魅力が素晴らしい!28BYの山田の50なのに苦味などの嫌な要素が無いのも特筆すべきで、個人的には大好きなタイプです。
 次回はもう一つの基峰鶴をご紹介します。

 熟感については出荷から半年ほど経っているので、まあ参考までに。
 ただ、そのくらいでは露骨にダレたり崩れたりするお酒では無いということはお伝えしておきます。

20170726100808055.jpg

名称:基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社基山商店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年08月17日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 三光「蛇形」(さんこうじゃがた) 山廃純米 無濾過生原酒 26BY

20170724163717162.jpg  20170724163727721.jpg

 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には、外飲み、家飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す「三光正宗」さんのお酒としては、杜氏の名を冠した限定品「克正」を以前いただいています
 今回も迫力のあるラベルが目につきますが、注目すべきはやはり「販売店限定要説明手売専用品」の文言でしょう。
 ネット販売をはじめとする、購入へのハードルを下げる昨今の地酒の売り方とは真逆を行く、「わかってるやつが売り、わかったやつが買ってくれ」的なこだわりを感じますね。
 前から気になってはいたのですが、今年の熟成系チャレンジの一環としてセレクトしてみました。
 
 スペック的には「雄町」「磨き80」「山廃」「無濾過生原酒」と如何にも強そうな感じ、そして26BYかつ製造年月は29.3と蔵元で2年以上熟成を経ています。
 店頭には27BYが並んでいたのですが、購入時店長さんに相談したところ「26BYも有りますよ、まるめちさん(実際は本名)なら、多分どちらでもイケると思います」と言ってくれたので、せっかくだからと26BYを選びました。
 また、生酒なのに要冷蔵表記が無いのも特筆すべき点かと思います。


 上立ち香はセメダイン的ケミカルさがハッキリと出てくるくせの強いものがそこそこに。
 含むと、若干の甘さを彷彿とさせる芯の強い旨味が、非常に強い酸味を伴ってドドドと強烈な力強さで流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりケミカルさは強めに感じますが、同時にレーズン的酸味混じりの熟した甘旨味を素直に感じられる独特のまとまりを感じます。
 後味は徹底的に酸味が引き取って見事にキレます。
 (ここまでは開栓直後の感想)

 で、私の感覚だと、開栓直後はちょっと酸味が強すぎる感じなのですが、開栓後酸が落ち着いてくると、どんどんまとまりがでてきて力強い旨味を素直に感じられるようになっていきました。
 ちょっとクセっぽいケミカルさも上手いこと全体に溶け出して、むしろ低精白とは思えないほど雑味の無い印象を受けるようになります。
 最終的に500mlの小瓶にちまちま移して、常温保存で一ヶ月ぐらいかけて飲んだのですが、ダレ・劣化は全然なく、このくらいなら上がりっぱなしですね。

 いやあ、とにもかくにも「力強い」という形容が浮かぶ、開栓後上がりまくりの超個性派完熟旨酸酒でした。
 生酒でこれは凄いことだと思いますね…、もはやフルーティー系冷蔵必須生酒とは完全に別ジャンルの飲みものかと思います。
 確かにこれは四合瓶で説明無しで売ったらその魅力の半分も発揮されないでしょう、保管が楽ということもありますし、これなら一升瓶限定でも納得できます。
 蛇形、日本酒特に生酒について、未経験の可能性を感じさせてくれた一本でした。

 そして開栓後数日経ってからの燗は…、いやあ見事に旨味が増して非常に良いですね。
 さらに燗冷ましになると、驚くべきことにキツさが霧消してジュース的な飲みやすさすら出てきます。
 こりゃ面白すぎですねえ、まさに玄妙という言葉が浮かぶ味わいの変化、一升瓶でも全く飽きずに飲み終えました。

20170724163737379.jpg  20170724163747890.jpg

名称:三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):2,805円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年08月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

本日の家飲み 百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

20170726100543293.jpg  20170726100552387.jpg

 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでは既に3回登場していますが、全て「お気に入り」入りしている、マイフェイバリット銘柄になります。

 実はこの百楽門、28BYについては、杜氏さんの体調不良により、休造となってしまっていました。
 ファンとしては悲しむとともに、今後を非常に心配していたのですが、どうやら29BYからは蔵元社長が杜氏となる形で復活するようです、いやあ良かった良かった…
 この点については「日本酒感想日誌」さんが既に記事にされてますね、こちらはいつものタイムラグで出遅れました(笑)
 ちなみにこの状況下でも蔵元ホームページには動き無し、管理できないなら閉鎖したほうが良いんじゃないかしらと思ってしまいます…。

 というわけで、今回いただくのは27BYの在庫、(おそらく酒屋さん内で)1年以上生熟成されていたものになります。
 裏ラベル記載の情報は充実していて素晴らしいです、実は全く同じスペック・同じ出荷日のお酒を昨年飲んでいるので、1年ぶりでの再飲ということになりますね。
 日誌係さんは火入れの辛口酒をセレクトしていましたが、私はあえて甘口系の生酒に突っ込んでみました。

20170726100608659.jpg

 上立ち香はやはり熟した甘さを秘めていそうな香りがそこそこに。
 含むと、非常に丸い口当たりで、超濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、奥の奥に酸と苦味を感じさせつつも、最後まで柔らかさを維持したままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、前回に感じたリンゴ的な甘さが素直に熟して洋梨と化した(?)感じの甘さが、シロップ的な粘度を感じさせるような感触を纏って、とにもかくにも濃厚という印象。
 後味は、流石に口中に甘味の余韻を残しつつ、しかしほんのりとした苦味の面影もあり、思ったよりはしっかり引き上げます。

 濃く、丸く、優しい甘さが体中に染み渡る感じの、超芳醇完熟甘口酒でした。
 あまりの濃さに「甘ダレ一歩手前」的な危うさも感じますが、それでもバランスは崩れていないように思えましたね。
 とは言え、これを食中酒にできる人は限られるでしょう、単体で飲むか、デザート酒として楽しむのが相応しい印象です、そしてそれはいまだ私のストライクゾーンだったりします。
 百楽門、29BYに期待を込めるとともに、引き続き強く応援したいと思いました。

20170726100617653.jpg

名称:百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1.5前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年08月07日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

20170724163808229.jpg  20170724163817591.jpg

 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいた時(もう4年前か…)にも書きましたが、こちらを醸す(株)アリサワの通常銘柄は「文佳人」で、この鏡野は限定ブランドになります。
 飯米であるアケボノを55まで磨いているところは前と同じですね、岡山県産なのも同じなので、安定供給先があるのでしょう。

 そして特筆すべきは、裏ラベル記載のアルコール度数、日本酒度、酸度、アミノ酸度もほぼ4年前と同じというところだと思います。
 勝手に想像するところですが、「味の再現性」というものをかなり重視しているのではないでしょうか。
 最近、日本酒のBYによる味のバラツキを実感したり、ガンガン新商品を出してくる蔵についていけなくなってきたりした経験から、こういう同じスペックに長期的に取り組んで安定的な味わいを醸すという姿勢が非常に格好良く思えてきました。

20170724163826459.jpg  20170724163834978.jpg

 上立ち香はフレッシュなマスカット的香りがそこそこに。
 含むと、爽やかな甘味が口の中に広がり、しばらく存在感を放ったあと、キツさのない苦味にバトンタッチして、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸の効いた柑橘系の甘旨味を素直に感じる前半と、苦酸辛でスパッとキレる後半の落差がとにかく心地よい、日本酒の玄妙さを感じさせてくれるもの。
 後味はそんな感じでいくらでも飲める気にさせてくれる見事なキレ方ですね。

 フレッシュかつしっかりとした果実の甘旨味と、後味のキレが見事に両立した、お手本のような芳醇スッキリ酒でした。
 後味は辛口ではあるんですが、スパルタなアルコール的辛さではなく、自然にキレを添えてくれる奥ゆかしさのある辛さなのが非常にグッドです。
 何というか、土佐酒の良いところを凝縮したようなお酒というイメージですね、これは万人にオススメ。
 鏡野は文佳人ともども信頼できる銘柄であるという思いを、強めることになった一本でした。
 
20170724163845852.jpg

名称:鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:アケボノ
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):約1,400円/720ml(レシート紛失…)
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年07月28日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

梅津の生もと 生原酒 玉栄 26BY

本日の家飲み 梅津の生もと 生原酒 玉栄 26BY

20170706121315197.jpg  20170706121325106.jpg

 鳥取県東伯郡北栄町のお酒です。
 外飲みは確か経験あったかと思いますが、家飲みは初めて。

 日本酒をグループ分けする方法はいくつもありますが(例:薫爽醇熟)、個人的には一つの分け方として「早飲み推奨のお酒」と「熟成上等のお酒」というグルーピングも割と有りなんじゃないかと思います(もちろん厳密に分割できるものじゃないですが)。
 当ブログとしては、今まで圧倒的に前者を中心に紹介してきましたが、昨年生熟酒を一つの重点テーマとして取り上げ自分としても十分楽しめた経験を経て、今期は後者の系統として知られる銘柄も試していこうと思っています。
 少々予告してしまうと、秋鹿、杜の蔵、睡龍、日置桜、蛇形、益荒男、竹鶴などを既に購入済みです(一部は熟成無しの新酒)、感想記事はゆっくり上げていきますのでお楽しみに…

 というわけでまずはこちら、梅津の生もと(うめづのきもと)です、なんか初っ端からラスボスが出てきた感じになってしまいました(笑)
 「どっしり系生もと」として定評のある銘柄という印象です、もう佇まいからしてオーラありますね。
 使用米は玉栄の60、26BYということで、2年以上の熟成を経た生熟酒になります、アルコール度数はガッツリ20度。
 
20170706121335969.jpg

 上立ち香は酸と熟感とアルコールが混ざった感じの香りがそこそこに。
 含むと、カラメル感のある熟した旨味が力強い酸を纏ってグワッと入ってきて、唾液腺を刺激しながら最初から最後まで強烈な存在感を示しつつゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、やはりパワフルな酸味が純然たる主役ですね、それと熟した旨味が絡み合ってカラメル・レーズン的な奥深い風味を演出しますが、意外にもあまり重くはなく飲み飽きない印象。
 後味も、酸味がガッと引き取って、力強くキレます。

 かなりの熟感と、強烈な酸味、そして非常に野太い旨味がしっかり共存している、力強い芳醇旨酸酒でした。
 思いっきり力強いを連呼してしまいましたが、やはりある意味想像どおりの、生もとのパワーを感じさせるようなお酒でしたね。
 いわゆるフルーティー系とは一線を画した味わいなので、もしかしたら日本酒飲み始めの頃では拒否反応が出ていたかも…、私としては最近ようやくこういうお酒も楽しめるようになった気がします。
 梅津の生もと、次はまた他のスペックも試してみたいと思いました。

 そして、これなら熱めに燗するのが鉄板だろうとやってみたところ…、ぎゃー辛い!
 正確には旨辛甘酸がそれぞれ激しく主張して、非常に面白い味わいになりますね、甘味も割と存在感が出てきます。
 ちなみに香りは完全にレーズンになります、そして燗冷ましでも甘味は減退しません、いやあ面白いなあ。

 そして、折角だからと開栓後ちょっとだけ残して二週間ほど放置してみましたが、これがまた全然崩れませんね。
 むしろ酸が柔らかくなってとても良いです、もうちょっと残しておけばよかったと思うレベル。
 今後こういうお酒についての家飲み経験値も蓄積していって、より良い飲み方ができるようになりたいと思った今日この頃でした。

20170706121407063.jpg
20170706121356494.jpg  20170706121345564.jpg

名称:梅津の生もと 無濾過生原酒 玉栄 26BY
精米歩合:60%
使用米:玉栄
アルコール度:20%
日本酒度:不明
蔵元情報:梅津酒造有限会社
購入価格(税抜):1,571円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.5/9.0(燗上がり、変化も考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年07月14日 鳥取の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

巖 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪

本日の家飲み 巖(いわお) 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪

20170706103331147.jpg  20170706103341996.jpg

 群馬県藤岡市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回いただいたお酒(美山錦+五百万石)がかなり好みだったためセレクトしました、青森酒以外では珍しい、酒米「華吹雪」を使ったお酒です。
 ところで、皆さんは酒米(酒造好適米)というと、何種類ぐらいが思いつくでしょうか。
 私はこの前バーっと書き出してみたところ、大体50種類になりました。(ちなみに「高木酒造シリーズ」「八反シリーズ」あたりで数は稼げますね、どうでもいい話ですが(笑))
 その後Wikipediaで答え合わせしたら知ってる米が結構漏れていたので、もう少し頑張れば60ぐらいは思いついたかもしれません。
 ちなみに、酒米でないけど酒造りに使われている品種も10ぐらいは浮かびます、そして逆に、酒造好適米と思いこんでいた「亀の尾」「松山三井」が一般米だったことにはびっくりしましたね。
 まあ一人遊びとしては結構面白かったです、マニアなら一度試してみてはいかがでしょう。

 完全に銘柄から話がずれましたね、巖に関してはモウカンさんのところで知った、「一途で不器用な男:巌 高井幹人──偏差値エリート4人の酒づくり」という、男性向け雑誌の記事が印象に残っています。
 慶大商学部から京大文学部に転学したとか…、これだけで高学歴なだけでなく変人の匂いもしますね(笑)、ご興味があればご一読をオススメします。
 (よくみたら「いっぽん!!」の原作者さんの記事ですね、流石)


 上立ち香はセメダインメインの硬質かつフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの硬質な旨味が、程よい甘味と苦渋味と一体となって、独特の引き締まりを保ちつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんというかやはり銘柄のイメージ通りの男らしいというか、ガツンと来ながらキレは良く、かつ旨味の芯の周辺に今風の甘味もしっかりと具備している独特のもの。
 後味は、苦渋味をうっすらと口中に残しつつ、力強くキレます。

 味わいのインパクト、心地良い甘味がありながら、全体の印象はあくまで引き締まり硬質な、様々な魅力を内包した男酒でした。
 いやあやっぱりレベル高いですね巖、凡百に埋もれないまとまりと個性を両立させた酒質だと思います。
 そしてなんとなくまだまだ「これから」の伸びしろも感じますね、素直に洗練させていけば、そのまま人気銘柄になりそうな予感。
 巖、今後要注目の銘柄の一つだと思います。

20170706103351398.jpg  20170706103401791.jpg

名称:巖 特別純米酒 701号 本生
精米歩合:55%
使用米:華吹雪
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高井株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年07月10日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

謙信 純米吟醸 愛山 生酒

本日の家飲み 謙信 純米吟醸 愛山 生酒

20170703135638384.jpg 20170703135648043.jpg

 新潟県糸魚川市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 いまだ巷では淡麗辛口のイメージが強いと思われる新潟酒ですが、個人的には芳醇系銘柄の宝庫である印象が強かったりします、この謙信もそうですし、たかちよ、村裕、山間なんかは露骨に濃厚ですしね。
 ところでこの「お酒の味と地域性」というのは結構古くて新しいテーマだと個人的には思っています。
 杜氏集団の傾向などの歴史的背景、地元名産品などの食生活に関する事情、お米や水などの原材料の傾向等々、実に色々な要素が絡み合っている、論文の1本や2本余裕で書けそうな奥深さがあるんじゃないかと。
 ただ、昔に比べると、少なくとも全国区で売られるような地酒については、前述の新潟酒に象徴されるように、地域性はかなり薄くなっている印象がありますね。
 結局のところ大事なのはあくまで「銘柄」であって、地域性については、「新潟のお酒だから淡麗辛口に違いない!」といった固定的先入観に囚われるのではなく、「お、なんか変わった味だと思ったら奈良酒じゃないの」みたいに楽しむ要素として、付き合っていくのが良いんじゃないかなあと個人的には思います。

 閑話休題、今回いただくのは高級米愛山を55%まで削った純米吟醸生。
 お値段も若干いつもより高めですが、このスペックならむしろ割安でしょう。


 上立ち香は濃い目の甘さと酸を感じるフレッシュなベリー系の香りが気持ち強めに。
 含むと、香りの印象以上の超濃厚フレッシュな甘旨味がグワッと入ってきて、これまた強めの酸と個性的な渋味?が深みを与えつつ、最後まで存在感を保って染み込んできます。
 味わいは、極めて濃厚かつ奥深さのある甘酸旨味が厳然たる主役を演じる感じですね、味わいたっぷりではありますが、個々の要素が並列するというより絡み合って一体化している印象。
 後味はほんのりと渋味を残しつつ、酸でしっかりとキレます。

 フレッシュジューシーかつ、愛山らしい個性と、何より魅力的な濃度のある力強い芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあやっぱり謙信は私の好みどストライクですね、愛山もしっかり使いこなしている印象。
 ちなみに私は自分の好み(芳醇甘旨)がわりとハッキリわかっているため同様のお酒を大量に飲んでおり、それだけにその中でも一歩抜き出していると思ったお酒については自信を持ってオススメできると自負しております。
 謙信はまさにそういう銘柄の一つですね、今後もちょくちょく家飲みしたいと思います。

20170703135659583.jpg

名称:謙信 純米吟醸 愛山 生酒
精米歩合:55%
使用米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元:池田屋酒造株式会社
購入価格(税抜):1,759円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年07月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過

本日の家飲み 不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過

20170616141943601.jpg  20170616141956101.jpg

 千葉県成田市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回の「鳴海」に続いて千葉のお酒です、私は千葉県出身なので若干思い入れが強まってしまう感じがありますね。
 そしてこの「不動」は、それに加えてもう一つ自分にとって特別な点があったりします。
 というのは、何を隠そう当ブログで初めて紹介した銘柄なんですよ
 特別な意味があって選んだわけではないのですが、やっぱり自分の記憶には残りますね…
 それにしても、もう遥か昔のような気がします、そして読み返すと何ともそっけないなあ(笑)、何年もやってるとやっぱり全然「スタイル」は変わってきますね。

 閑話休題、こちらはスペック的には「秋田酒こまち」を55%まで磨いた、純米吟醸無濾過生原酒。
 一喜や鳴海も含め、何となく千葉のお酒はあえて秋田県産の酒こまちを使っているところが多い気がしますね、なにか組合とか関係で絡みがあるんでしょうか。
  お値段はけして高くないのですが、手間のかかる「吊るししぼり」を行っているところもポイントかと。

20170616142006535.jpg

 上立ち香はあま~い感じのリンゴ的果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつバランスの良い甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、奥の方に柔らかい苦味を感じさせつつ、程よく引き締まりながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの甘いリンゴ的甘旨味が主役で、透明感すら感じさせるバランスの良さが魅力ですね、苦味が嫌らしくないのがポイント。
 後味はそのほんのりとした苦味を残しつつ、しっかりとキレます。

 奇を衒わない、純米吟醸としての魅力を丁寧に、かつ力強く感じさせてくれるお酒でした。
 これは完全にお値段以上の味わいだと思います、蔵の実力を思わせる非常に完成度の高い一本ですね。
 千葉県出身としてもこれは嬉しいですね…、不動への注目度を大きく上げていいきたいと思います。
 というか実は既に不動については既に特別なスペックを購入済みだったりします、開けるのが楽しみですね、まあ紹介するのは随分後になると思いますが…

20170616142032598.jpg  20170616142021992.jpg

名称:不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過
精米歩合:55%
使用米:秋田酒こまち
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年06月30日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY

20170331163141564.jpg  20170331163150875.jpg

 島根県安来市のお酒です。
 同銘柄の登場は2回目ですね。

 前回(27BY)をいただいてからそんなに時間が経っていない印象ですが、印象深い旨さであったので今期も購入しました。
 購入した「うえも商店」さんの店頭では、確かスタッフの方が実際現地に行って詰めて来たというような記載のPOPがついていたので、限りなくPBに近い商品と言えるでしょう。
 同店では他にも数銘柄で同様の直汲み商品を扱っていたかと思います、しっかり蔵元と信頼関係を築いている証左かと思いますね。

 最近恒例(?)の蔵元ホームページチェックをしてみると、案の定この「智則」は影も形もないですね(通常銘柄は出雲月山)。
 そして、取り扱い店一覧があるのは素晴らしいのですが、うえも商店さんが無い…(記事作成時現在)、うーん何とも残念。
 スペックは基本的に前回から変更無いようです、地元の酒米「佐香錦」を55%まで磨いた無濾過生原酒になります。

20170331163200796.jpg

 上立ち香はフレッシュかつとにかく濃厚な感じの果実の甘い香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ透明感のある甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、そこそこのガス感とほんの少々の苦味で輪郭を整えつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり洋梨的なインパクトのある甘旨味を主役に据えつつ、良い意味での青さ、硬さがあって、ガス感と苦味も相まってどんどん飲み進んでしまう魅力があります。
 後味は、やはり酸苦が引き取る感じで、しっかりとキレます。

 濃厚な甘味、上品な透明感、ガス感によるインパクトなどなどの魅力を、ストレートかつ高次元で味あわせてくれる、極めて完成度の高い芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 いやあやっぱり安定感ありますね、私の好みどストレートです。
 ただ個人的にちょっと失敗したかなと思う点は、購入してから少し家で寝かせちゃったんですよね(2月購入、4月開栓)、せっかくの直汲みなのでやはり即開栓でいただいたほうが面白かったかもと思ったりします。
 ともかく、智則は信頼を置ける銘柄の一つとして、今後も追い続けたいと思いました。

20170331163209648.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(出荷日違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1762.html

名称:智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:佐香錦
アルコール度:17%
日本酒度:+1.0
蔵元情報:吉田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年06月22日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

本日の家飲み 横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

20170402162736748.jpg  20170402162744600.jpg

 長崎県壱岐市のお酒です。
 ブログでは2回目の登場になりますね。

 実は昨年(27BY)も同スペックをいただいており、とても好印象でした。
 その記事でも若干触れましたが、こちらのお酒は日本酒蔵としては休蔵中だった酒蔵の跡継ぎが、つい最近別の蔵の設備を借りて酒造りを再開して醸したお酒です。
 この辺りの背景はSAKETIMESが記事にしていました
 それによると、この横山五十は、東洋美人を醸す澄川酒造に泊まり込んで醸したお酒とのことです、ちなみにその前は「東一」を醸す五町田酒造に修業を兼ねて泊まり込んで酒造りをしたこともあるそうで、何というか泊まり込みまくりですね(笑)
 ただ、その事実には並々ならぬ情熱を感じます。

 スペックは前回と同じく、山田錦の50磨きのしぼりたて生うすにごり。
 私が二年連続で同スペックを飲むのは珍しいのですが、コンセプト的に多くのスペックを並べるブランドでないのと、単純にもう一度同じ酒を飲みたかったのがセレクトの理由です。
 若干お高めなので、思い切って一升瓶購入することでコスパをカバー(したつもり)。

20170402162752197.jpg  20170402162818479.jpg

 上立ち香は何気に珍しいくらい露骨なメロン香が気持ち強めに。
 含むと、少々青さをまとった甘旨味が力強く入ってきて、心地良い程度の酸苦を感じさせつつも、最後まで芯のある旨味を保ってしっかりと染み入ってきます。
 旨味は、香り通りの印象の、青さとフレッシュさをがっつり伴ったメロン度の非常に高い甘旨味が主役で、酸が重さを軽減し、苦味は最低権の引き締まりを添えるという、典型的ながらも魅力的なもの。
 後味はやっぱり青っぽい苦酸でしっかりとキレます。

 昨年と同傾向の、濃厚ながら全体のバランスが良い、直球勝負の甘旨フレッシュ酒でした。
 味の方向性は私のどストライクです、もうちょっと青さと苦味が引っ込んで、洗練された味わいになれば言うことない感じですね。
 まあ先入観バリバリですが、東洋美人のippoシリーズに近い味わいに感じました。
 横山五十、蔵元の動向を含め、今後も注目していきたいと思います。

20170402162759734.jpg  20170402162808073.jpg

名称:横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:重家酒造株式会社
購入価格(税抜):3,676円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年06月10日 長崎の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊圀 純米吟醸 中取り本生

本日の家飲み 豊圀(とよくに) 純米吟醸 中取り本生

20170402160356640.jpg  20170402160404356.jpg

 福島県河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 肩掛けラベルには誇らしげに「全国新酒鑑評会9年連続金賞受賞」の文字が躍っています。
 新酒鑑評会については、Wikipediaにも載っているように、その意義についての批判もあります。(私も概ね同意。特に対象酒が「香り系高級吟醸」に偏っているという部分は大きいかと)
 ただ、安定して受賞しているということは酒造技術の高さを示しているのは確かだと思います、そして小規模蔵で9年連続金賞というのはとんでもないレベルと言えるでしょう(ソースは無いですが、たぶん全国でも数蔵なんじゃないかしら)。
 典型的な、「(東京では)知られざる実力蔵」といった趣きですね、こういうお酒をこそ地酒屋さんには見出して欲しいところです。

 蔵元ホームページには受賞歴等が記載されています、個人的には蔵元紹介に書いてある「普通酒から上級酒までふなしぼりで行なっております。」という記載に衝撃を受けましたね。
 ただ、今回のお酒のラベルには55磨きの中取り生ということしか記載なし。
 購入先のこだまさんのHPにはありがたいことに詳細な記載が有りました、使用米は福島の夢の香、日本酒度は少し低めの-2だそうです。

20170402160413657.jpg  20170402160438360.jpg

 上立ち香は程よく落ち着いて濃厚な甘酸を感じる果実の香りが控えめに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がゆっくりと入ってきて、そのまま自然な口当たりを維持しつつも、時間差で出てくる苦味が奥深さを添え、じわじわと染み込んできます。
 味わいは砂糖をまぶした洋梨(?)的な、荒さが皆無で優しい甘旨味がしっかりと芯にあり、そこに柔らかいほろ苦さが引き締まりと複雑さを添え、全体としてふくよかさと飲み飽きなさを両立させている印象。
 後味は苦味が引き取ってしっかりとキレます。

 非常に個性的かつ豊かな味わいながら、ダレを感じさせないまとまりと複雑さのあるお酒でした。
 苦味がいいんですよ…、新酒っぽい浮いた感じの苦味でなく、旨味と一体になって奥深さを演出してくれます。
 やっぱり蔵の実力を感じるお酒だと思いますねえ…、私が地酒に求めるものを高レベルで具備している印象(特に個性)。
 豊圀、近いうちに是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

20170402160430403.jpg  20170402160421582.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同銘柄の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1644.html
(スペック違いですが、貴重な感想なのと、共通する部分がある気がするので参考までにリンク)

名称:豊圀 純米吟醸 中取り本生
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16度
日本酒度:-2
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年05月31日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ