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鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 03BY

家飲み記録 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 03BY

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 佐賀県鹿島市、富久千代酒造のお酒です。

 田酒同様毎年飲んでるので詳細は省略します、前回の感想はこちら。
 最初に飲んだのは27BYなので、6年連続で飲んでることになりますね、私の中では定番の新年酒です。

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 上立ち香は柑橘系果実っぽい爽やかな果実香が意外にも控えめに。
 含むと、実にフレッシュフルーティーな印象の濃厚な甘酸旨味が力強い口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、割と勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、オレンジを彷彿とさせる柑橘系果実の甘酸味が厳然たる主役、特に酸味が強めで、苦味も相まってしっかり引き締まった印象ですね、そのためダレ感は皆無で、濃厚ながらグイグイいけます。
 後味は、苦酸に加え、なんとなく辛い感じで、甘味をガッツリ引き取ってキレます。

 王道フレッシュフルーティーな味わいを、丁寧かつ力強くまとめた芳醇甘酸酒でした。
 安定してますね~、田酒同様このスペックについてはほぼ毎年似たような感想になっていると思います。
 何気に、出荷後2ヶ月で、毎年、しっかり甘くて、全然ダレが無い、って本当に凄いことかと…
 鍋島、このニュームーンはまた来年も是非飲みたいと思わせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):1,605円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年01月17日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 干支ボトル「寅年」 純米大吟醸生原酒

家飲み記録 黒龍 干支ボトル寅年 純米大吟醸生原酒

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 福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造のお酒です。

 今年の正月酒を選ぶにあたり色々と通販サイト等を調べていたところ、この黒龍の干支ボトルが「生原酒」であることを初めて知りまして、反射的に発注してしまいました。
 実際意外だったんですよね、生はともかく原酒で出すんだなあと。
 いつも超コスパ酒「垂れ口(アル添)」でお世話になているので、たまには高級酒の売り上げにも貢献するかとセレクトした次第です。

 スペックは山田錦の精米歩合40%、お値段は720mlで5,000円。
 確か、私が昨年飲んだお酒のどれよりも高級だったような…

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 上立ち香は青りんご的的果実香にほんのりケミカル感が混じった実に爽やかな香りが、そこそこに。
 含むと、程々の苦味と一体化したような甘旨味が摩擦ゼロの口当たりで入ってきて、若干のトロミも感じさせる非常に濃い存在感を発揮しながら、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご的な風味がありつつ、高級ハイチュウ的な濃厚さのあるもので、フレッシュさよりは落ち着きを感じますね、苦味は強めながら甘さがあるのと浮いた感じがゼロなので、しっかりまとまっている印象。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、いかにも高級酒的な素晴らしい引き上げ。

 生原酒ならではの超濃厚さと、高級酒らしいまとまりと後引けの良さを見事に兼ね備えた、実に黒龍らしい新年酒でした。
 何気に、実はこの後風の森とか花陽浴とかも飲んだのですが、この黒龍の存在感が強すぎて若干物足りなく感じたぐらいでしたね、凄いものだと思います。
 まあお値段的にも味わい的にも普段飲み用と対極的なお酒と言えるでしょうね、元旦酒として申し分ないまとまりでした。
 黒龍、本当に安定感のある銘柄だと改めて思った一本でした。

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購入価格(税抜):5,000円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6(値段を考慮に入れても)/9.0

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2022年01月07日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

泉川 純米吟醸 ふな口本生

家飲み記録 泉川 純米吟醸 ふな口本生

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 福島県会津坂下町、廣木酒造本店のお酒です。

 同蔵の別銘柄には有名プレミア銘柄「飛露喜」があります、泉川は所謂地元銘柄ですね。
 個人的には、昨年飲めた「飛露喜かすみざけ」同様、同蔵のお酒でずっと前から飲みたかったお酒だったりします。(日誌係さんが昔から飲んでるのがでかい)
 逆に言うとこれで大体満足した感じですねえ。
 プレミア銘柄は入手機会があるとつい買っちゃうのは自然な感情だと思いますが、余程好きなスペック以外はグッとこらえてまだ飲んでない他の人にゆずるのも重要だと思う今日この頃です(転売ヤーに買われないことを祈りつつ…)。

 ちなみに泉川は、昨年定番スペックの「菊泉川」をいただいています、その際の感想は「良く出来た定番火入れ酒」という印象でした。
 今回も、飛露喜との違いを意識しつついただこうと思います。


 上立ち香はフレッシュながらもどこか落ち着いた、砂糖的な香りが控えめに。
 含むと、実にフレッシュかつスッキリとした印象の旨酸味が、どこか柔らかさも感じさせる口当たりで入ってきて、程よい渋みとバランスを取りつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、なんというかポカリスエット的な、旨味酸味主体のほどほどの濃度と飲みやすさを兼ね備えたもので、オリはコクを添える程度、全体としてはとにかくフレッシュかつ良バランスという印象ですね。
 後味は、ほんのりとした渋みの余韻を残しつつ、実にスッキリとキレます。

 濃度、旨味、渋味がそれぞれ程よく主張して、薄さを感じさせないまま無限に飲めてしまう、フレッシュクイクイ酒でした。
 流石にレベル高いですね~、この渋味が実に福島酒らしい方向で、裏方としてバランスを保っていますね。
 ただやはり、あまり私にぶっささる感じでは無かったです。
 今後は、年一で飛露喜の無濾過生原酒をいただけたら万々歳、そんな付き合い方になりそうだと思いました。
 泉川、安定感のある一本でした。

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購入価格(税抜):2,800円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年12月30日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY

家飲み記録 旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY

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 福岡県久留米市のお酒です、ブログでの紹介は初めて。

 関東ではあんまり見ない印象の旭菊です。
 たまに置いてあるのは、大体常温棚の燗酒向け二回火入れが主力というイメージが個人的にはありますね。
 ただ今回は無濾過生、それも購入時点で1年以上生熟を経た状態といういわばマニア向けっぽい一品。
 うのかわ酒店さんのサイトを物色していたときに発見し、小躍りして同梱発注しました。
 個人的には数年熟成上等の燗映えする銘柄に、もっとこういう生熟商品を出してほしいんですけどね~
 
 使用米は山田錦、精米歩合は60%とその辺りは王道という感じ。
 酸度は1.7ということでちょっと高めですね、日本酒度+5というのと併せて、数値上ではいわゆる「辛口」にあたると思いますがさてどうでしょうか。

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 上立ち香は結構熟感がありつつも、全く枯れていないお米的香りが控えめに。
 含むと、甘味苦味酸味旨味がそれぞれ主張しつつもしっかりまとまった味わいが押し出しの強い口当たりで入ってきて、徐々に辛さも感じさせつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりお米由来って感じの甘酸旨味を軸にした、しっかり濃厚ながらもとんがった部分が無いもので、クリーム感もあるゆるゆるとイケる印象、ただ辛さもあって飲み飽きませんね。
 後味は、最後までまとまったまま辛さが引き取ってしっかりキレます。

 しっかりとした飲み応えを感じさせつつ、兎にも角にも素晴らしいまとまりの芳醇甘辛旨味酒でした。
 この正統派の旨辛感は恐らくこの銘柄として既定路線なんですしょうねえ、それが生熟ならではの押し出しの強さといい感じで融合している印象。
 おそらく火入れこそが蔵元の志向するものなのでしょうが、生でも全然良いというか、私は完全にこの力強さにメロメロです。
 旭菊、是非とももっと生を出してほしいなあと思った一本でした。

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名称:旭菊 「綾花」 特別純米 無濾過生酒 30BY
蔵元情報:旭菊酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年11月18日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY

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 滋賀県湖南市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 北島は最近「大入りひっぱりだこ」やら「酸基醴もと(さんきあまざけもと)」やら変わり種を飲んでいましたが、今回は割とスタンダードな「みずかがみ」をセレクトしてみました。
 まあスタンダードとはいったものの、滋賀の飯米「みずかがみ」を使用した純米生であるという時点で、十分チャレンジングな製品だとは思います。
 私が前回家飲みしたのは約5年前ですし、ちゃんと定番品として定着しているのは素晴らしいことかと…

 ちなみに日本酒感想日誌さんが同BY(多分ロット違い)のお酒の紹介を既に上げられています(こちらは半年遅れ…)
 そちらでは非常に高評価でしたね、なお下記の私の感想は、基本他の方の感想を見ずにリアルタイムで書き残しているので、内容が引っ張られていることは無いということを付記しておきます。

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 上立ち香はカッチリとしつつほんのり甘いフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、実に濃厚かつ高密度の甘旨味が力強く、ただどこか柔らかさもある口当たりで入ってきて、尻上がりに強まる苦味でしっかり引き締められつつじんわりと染み込んできます。
 味わいは、若干の硬質さを感じる芯がしっかりした甘旨味が主役で、非常に強い飲みごたえがありますね、ちょっとハーブ系の風味もありつつ、ダレ感皆無のバランス。
 後味は、キツさを抑えられた苦味が引き取ってしっかりキレます。

 高密度ながらも硬質なまとまりを魅せる、非常にキレの良い芳醇フレッシュ旨味酒でした。
 いやあこれは好みですねえ、月並みな表現ですが、甘味がしっかりあって、それでいて極めてキレが良い。
 なによりこのインパクトが「無濾過生原酒飲んでる!」って感じで良いんですよ、コスパも最高クラスですしほぼほぼ非の打ち所がないんじゃないかしら、オススメ!
 北島、やはり諸々の地酒の中でも、頭一つ二つ抜け出ていると思わせてくれる一本でした。

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名称:北島 みずかがみ 純米 直汲み無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:北島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年11月09日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です、当ブログイチオシ銘柄の一つ。

 前回の記事でも書いていますが、このお酒は桃の里並に実力と知名度が釣り合っていないと思っております。
 蔵元ホームページを見る限り、いまだに地元以外ではうのかわ酒店さんでしか取り扱いないですからねえ、全く世の地酒屋も見る目がないというかなんというか…
 SNSでもやっぱり目立つのは新政、十四代、而今うんぬんという状況はもう何年も変わらないですし、こういう人気集中状態は個人的にはなんとも寂しいものがありますね。
 ちなみに、もしそういう隠れた銘酒を探すのであれば、手前味噌ながら「日本酒ブログ」をオススメします。
 ランキングサイトでは埋もれますし、SNSでは記録が流れてしまいがちなんですよね。
 未だに日本酒ブログを続けているような人間は大体そういう銘柄を紹介するのに快感を覚える人種なので、それぞれの好みはありつつも、基本信用できるのではないかと思っております。

 閑話休題、スペックは前回同様ですね、高めのアルコール度、地元の酒米「夢一献」を使用しているところがポイントかと。
 
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 上立ち香はフレッシュで硬質、ただ爽やかな果実感もある香りがそこそこに。
 含むと、旨味渋味を主体とした実に複雑な印象の味わいがしっかりまとまった口当たりで入ってきて、少々の辛さが引き締め役をこなしつつ、じんわりゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめながら旨味の存在感が非常に強いもので、含み香に洋梨や青りんご的な爽やかさがありますね、若干硬い感じの青臭さもありつつ、全体としては極めて高密度かつ良バランスな印象。
 後味は、そのバランスの取れた味わいを、少々の辛さが引き取る形で、しっかりとキレます。

 旨味と渋味が非常に高密度の飲みごたえを示しつつ、独特のまとまりを魅せる芳醇フレッシュ辛口酒でした。
 正直、なんとなくまだ硬いような印象はありますが、それはマイナスの印象というより、もっと先に飲み頃があるのではないかという期待
 かなり独特な味わいで、人によってはクセっぽいと感じるかもしれませんが、やっぱり私は好きですね~
 残心、いつか広く知られてほしい銘柄だと、改めて思いました。

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名称:残心 特別純米 袋吊り無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年11月07日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY

家飲み記録 獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY

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 石川県加賀市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 オリゼーは、私としては約5年振りの家飲み。
 今まで知らなかったのですが、これは伊勢五本店のプライベートブランドだったんですねえ。(同店の商品紹介に記載が有りました
 前回の記事では、公式ホームページにこの商品が載っていない旨書きましたが、今では言及があるようです。
 色々と事情があるのでしょうが、個人的には限定品含めどんどん情報公開していって欲しいと思いますね。

 閑話休題、使用米は雄町・山田錦で、精米歩合は55%
 伊勢五本店の商品紹介によると、オリゼーは「お料理によって味わいが7色に変化するよう仕上げ、ラベルは7色に変化するカメレオンを使用しております。」とのこと。
 そもそも獅子の里は食中酒志向なのですが、特にオリゼーにはそういうこだわりがあるようです。

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 上立ち香は若干ブドウ感のある、フレッシュな果実感がそこそこに。
 含むと、フレッシュな甘味渋味旨味をしっかりと感じる味わいがシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリ由来の飲みごたえもしっかり感じさせながらゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、マスカットや三ツ矢サイダーを彷彿とさせる風味と強いガス感が一体化したもので、程よい渋味が奥深さを添えてくれますね、全体としてはクセがなくスッキリフレッシュ。
 後味は、オリと渋味の余韻をほんのり残しつつ、スッパリとキレます。

 みずみずしい果実感とオリの旨味が実にクセのない感じで入ってくる、貫禄を感じるモダンフレッシュ酒でした。
 これはまさに食中万能系なんじゃないかな~、特に油ものをスッキリと引き上げてくれそう(私はカキフライをあわせました)。
 流石昔から銘柄・そして酒屋の看板をはっているブランドは完成度が違いますね、万人にオススメできる一本かと。
 獅子の里の実力を改めて感じさせてくれた一本でした。

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名称:獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 おりがらみ 無ろ過生酒 02BY
蔵元情報:松浦酒造有限会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年10月18日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米

家飲み記録 十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米

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 長野県木曽郡木祖村のお酒です、当ブログでもちょくちょく登場してますね。

 個人的に、長野酒の中でも一歩抜きんでた完成度だと思っている銘柄です。
 最近スノーウーマンばかり飲んでいて、澄酒からしばらく離れていたような気がしたのでセレクトしました。
 今回は「山廃」というところもポイントかなあと思います。
 長野にはあまり山廃のイメージが無いのですが「居谷里」なんかは非常にレベルが高いお酒だった印象ですね、こちらはいかがでしょうか。

 使用米はもはや一つのブランドとなっている、岡山県の赤磐地区で栽培された雄町です。
 裏ラベルの「雄町のワイルド感を山廃で!」というコメントは、言いたいことがわかるようなわからないような…
 (結局「山廃」のイメージがわりとぼやっとしているからかも)

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 上立ち香はフレッシュかつヨーグリーナ的雰囲気を感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ果実的な甘味と、若干乳酸的な酸味が一体化した味わいが力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、荒さを全く感じさせないバランスで息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりの青りんご的とでも言いましょうか、非常に濃厚ながらも爽やかさがある甘味が主役、そこにミルキーな酸が絡み合って非常に独特なバランスと保っていますね、雑味を感じさせないのも見事。
 後味は、酸味が柔らかく引き取ってしっかりと引き上げます。

 実に濃厚かつミルキーな甘旨酸味を、力強いバランスで楽しませてくれる、長野の山廃生として納得感が凄いお酒でした。
 う~ん、実際飲むと山廃感がありますねえ、ただ昔のどっしり系ではなく完全にモダン寄り。
 こういう味わいのお酒はまさに「ハイチュウ的」という表現が似合うと思います、甘味とミルキーさがほんとそんな感じですね。
 次回も十六代九郎右衛門をご紹介する予定です。

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名称:十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,663円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年09月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 無濾過本生 R02BY

家飲み記録 鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 無濾過本生 R02BY

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 栃木県小山市のお酒です、銘柄的には当ブログ常連。

 鳳凰美田は、王道甘口フルーティー路線の超実力派銘柄として、既に確固たる地位を築いていると思います。
 そっち系が好きな私としては当然追っており、そこそこ色々なスペックを飲んできましたが、なかでも出色の出来だと思っているのがこの「WINE CELL」です。
 ワイン酵母を使用した日本酒は最近割と見る気がしますが、鳳凰美田は多分かなり先行していたかと思いますし、いかにも鳳凰美田らしくしっかりとまとめてくれるのが素晴らしいんですよええ。

 スペックは王道を行く山田錦精米歩合は55%
 いつもは一回火入れでしたが、今回は本生に初遭遇出来たので、喜んでセレクトしました。 

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 上立ち香は上品な酸を感じる実に爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、高密度かつフレッシュな印象の甘酸味が荒さを感じさせない口当たりで入ってきて、そこそこの渋味も相まって、見事なまとまりを魅せつつ自然に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい梨(?)っぽい風味に砂糖ひとさじとといった感じの、爽やかかつ甘さの存在感もしっかりある印象、それでいてクドさ荒さが皆無なのが素晴らしいですね。
 後味は、酸が引き取る形ながら極めて自然に引き上げてくれます。

 酸味と渋味と甘味が、それぞれ生酒らしい存在感を発揮しつつも、極めて上品なまとまりを感じさせる超ハイレベル酒でした。
 正直なところ単体で飲むとあまりピンと来ない感じもあるのですが、他の銘柄と飲み比べると荒さの無さがダンチなんですよねえ、このあたりはまさに十四代に近いところでしょう。
 それをワイン酵母という、一種特殊な製法でやってのけるのが凄いよなあ…
 最近結構増えてきたワイン酵母の日本酒の中では、やはり一歩も二歩も前を行っていると、改めて思いました。
 鳳凰美田、今後もWINE CELLはちょくちょくやりたいですね。

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名称:鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 無濾過本生 R02BY
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年09月12日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 特別純米酒 山廃仕込

家飲み記録 田酒 特別純米酒 山廃仕込

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 青森県青森市のお酒です、当ブログでも相当回数登場している有名銘柄ですね。

 銘柄については改めて語ることも無いでしょう、青森が誇る超有名銘柄ですね。
 今回は昔ながらの定番スペックながら家飲みでは初めての山廃純米、それも一升瓶をセレクトしました(そもそも四合瓶ってあるのかしら)
 最近の田酒特別純米は一回火入れになった関係で要冷蔵となり、なかなか一升瓶は保存しにくいと思うのですが…
 店長さんに常温保存はどうか聞いてみたところ「お店の倉庫とかで放置でもしない限り大丈夫ですよ」とのこと。
 ということでお言葉に甘えて、常温保存の常備酒としてゆるゆるといただきました。
 
 裏ラベルのスペック情報は貧弱ですね、加水一回火入れ、使用米は田酒スタンダードの華吹雪だったはず。

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 上立ち香はほんのり酸を感じる、ほどほどに落ち着いた香りがほんのりと。
 含むと、柔らかな甘味と、やはり柔らかな酸味が融合した味わいが自然かつしっかりとした口当たりで入ってきて、最後まで程よく引き締まった印象のまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、ヨーグルト的な乳酸味と、まさにお米的な田酒らしい旨味が見事に一体化した感じのものですね、苦味皆無かつ非常に落ち着き・まとまりがしっかりしているのでじんわりゆるゆると飲めますね。
 後味は、乳酸の働きで優しく柔らかく、そしてしっかりとキレます。

 田酒の定番スペックとして納得感が凄い、お米の旨味たっぷりの柔らかバランス酒でした。
 いやあやっぱり旨味がお米!って感じなのが凄いというか見事なんですよねえ、このブランドに密着した絶妙な個性の確立ぶりは、十四代以上といえるんじゃないかしら。
 こういうお酒が常温棚に鎮座ましましていると家飲みライフの安心感が違うんですよね~、一升瓶の良いなあとちょっと思ってしまったりして。
 田酒スタンダードラインの貫禄十分な一本でした。

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名称:田酒 特別純米酒 山廃仕込
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):3,091円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年09月06日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

不老泉 山廃仕込 酒母四段 生酒

家飲み記録 不老泉 山廃仕込 酒母四段 生酒

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 滋賀県高島市のお酒です、ブログでの登場は6回目。

 不老泉は毎回一貫した酒質の強さを見せてくれるので、私もついつい買えるときには買ってしまいますね。
 とりわけ、この酒母四段なるものは以前から気になっていたスペックでした。
 実は私は、いわゆる「四段仕込」と同じものだと思っていたのですが、裏ラベルを見る限りまた違ったものみたいですね。
 「酒母をもろみの末期に添加」という記載からかなり特殊なことをやっていると思われます、「濃醇な味をつけるため」とのことなので、それは個人的には楽しみ。

 精米歩合は65%
 裏ラベルにあるとおり、酒母だけ山田錦なので面白い使用割合になってますね。

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 上立ち香は割とガッツリなセメダインと柑橘系果実香が混じった感じの個性的な香りがそこそこに。
 含むと、意外にも甘味はほどほどで、柔らかい酸味を纏った旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、最後まで酸味の引き締まりを感じさせつつ、じんわりゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、存在感のあるお米的酸旨味に、草やケミカル的な個性的な風味が絡み合い、オンリーワンながらもバランス・まとまりを感じるもので、その複雑さ故に永遠に飲めてしまう印象。
 後味は、完全に酸味が引き取る感じで、キリリかつ柔らかくキレます。

 かなり強い酸味とケミカル感がありつつも、不思議なほどに柔らかく自然に飲み進められる、個性派芳醇バランス甘旨酸味酒でした。
 実は正直なところ、甘味も含めもっとどっしりな感じを想像していたのですが、濃厚ながらも酸とハーブ感である種の軽さもあるのが面白いですねえ。
 この感じはある意味「硬い」とも言えるとも思えるので、4,5年寝かせてもイケそうな雰囲気。
 不老泉、一貫する「強さ」をビンビンに感じた一本でした。

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名称:不老泉 山廃仕込 酒母四段 生酒
蔵元情報:上原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,298円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年08月26日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

小松人(こまつじん) 純米酒 無濾過生原酒

家飲み記録 小松人(こまつじん) 純米酒 無濾過生原酒

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 石川県小松市のお酒です、同銘柄の紹介は初めてですが、同蔵のお酒としては3回目。

 こちらを醸す蔵の別銘柄は「春心」、そちらの方が知られているかと思います。
 この銘柄については…、うーむググってもほぼほぼ情報が出てこないんですよねえ、蔵元ホームページにも、ラベルにも記載無いですし。
 多分酒屋さんに聞けば色々教えてくれたと思うのですが、なかなか店頭で一本一本細かく聞くのもねえ…
 結局確実な情報発信は1にラベル、2にホームページなのですから、たとえ限定ブランドだとしても、その辺りはしっかり情報発信して欲しいと個人的には思います。 

 というわけでスペック情報も貧弱ですね、精米歩合は65%
 まあ「対面販売の日本酒」という記載から確信犯的な情報の少なさなのでしょう。

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 上立ち香はハッキリと柑橘系の酸を感じる爽やかな香りが控えめに。
 含むと、やはりフレッシュで強めの酸味が、オリ由来の柔らかな甘旨味とともに力強くかつとろみの有る口当たりで入ってきて、変な雑味を感じさせないまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーんこれは酸味にちょっと苦味も伴っているのかなあ、砂糖入りグレープフルーツ的な風味ですね、ただオリも有って実は中心は旨味な感じなんですよねえ、これが出汁系の旨味ってやつでしょうか。
 後味は、酸味がしっかり仕事しつつ、これがまた非常に自然に引き上げます。

 解像度の高い酸味と、砂糖系の甘味を伴う、実に力強い旨味が特長的な、超個性派芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあこれは面白いなあ…、今まで飲んできた春心は私にはちょっと甘味が物足りなかったのですが、こちらは割とストライクゾーンです。
 それでいて酸味と甘味に春心らしさもあって、蔵として一本筋が通っていることをしっかりと感じさせてくれました。
 小松人、そして春心、今後より注目度を上げていきたいと思いました。

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名称:小松人(こまつじん) 純米酒 無濾過生原酒
蔵元情報:合同会社西出酒造
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年08月19日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

王祿 純米 「丈径(たけみち)」  無濾過 直汲★★★★★ 01BY

家飲み記録 王祿 純米 「丈径(たけみち)」  無濾過 直汲★★★★★ 01BY

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 島根県松江市のお酒です、外飲み経験は多くありますが、ブログでの紹介はなんと初めて。

 個人的には、熱狂的なファンをガッツリ確保している銘柄という印象があります。
 蔵元の品質へのこだわりには並々ならぬものがあり、それは蔵元ホームページの記載を少し見ただけでビンビンに伝わってくると思います。
 象徴的なのは特約店に必ず-5℃での保管を要求していることでしょう。
 また、店側にそういう厳しい基準を求めつつ「王祿特約店は、ただ単に売れる商材を探し、冷蔵庫に並べる酒屋とは異なります。」という信頼感を示すメッセージを発信している辺り、まさに一貫した信念というものを感じますね。

 今回セレクトしたのは杜氏の名を冠するブランド。
 裏ラベルに記載がある通り、直汲は★★★★★の超レア商品ということで、私も店頭で初めて出会いました。
 当然ウキウキで購入です、限定265/270本の記載も嬉しいですねえ。

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 上立ち香は…、うーん私の経験では形容しがたい個性的な香りがそこそこに。
 含むと、落ち着きとフレッシュさを兼ね備えたような実に個性的な旨味が若干のトロミを伴って入ってきて、ほんのりとした渋味でしっかり輪郭を整えつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、果実的な旨酸味になんというかちょっとオイリーな風味が伴うオンリーワンなもので、なんとういうか熟感を超越したようなまとまりがありますね、高密度ながら硬質な雰囲気もありつつ雑味が無いので、じっくりと楽しめる印象。
 後味は、口中にほんのりと渋味の余韻を残す形で、しっかりとキレます。

 極めて個性的かつ高密度で、オイリーな風味が特徴的な、複雑さを玄妙なバランスでまとめる、オンリーワンの芳醇旨味酒でした。
 いやあこれは面白いですねえ…、何となく辛口酒なイメージが有りましたが、これは甘辛を超越した個性があって、かつ生熟ならではの落ち着きとフレッシュ感を兼ね備えた感じが実に魅力的ですね。
 私はどちらかというとわかりやすい甘旨が好きな方ではありますが、このお酒の存在感には膝を屈さざるを得ないですね、その位オーラがあるかと。
 王祿の貫禄を感じた一本でした。
 
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名称:王祿 純米 「丈径(たけみち)」  無濾過 直汲★★★★★ 01BY
蔵元情報:王祿酒造有限会社
購入価格(税抜):2,100円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:横浜君嶋屋(銀座店)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年08月12日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま

家飲み記録 奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま

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 石川県輪島市のお酒です、ブログでの登場は4回め。

 唐突な話ですが、いわゆる地酒屋さんにはそれぞれ得意ジャンルがあると思っております。
 今回うえも商店さんでまとめ買いして改めて感じましたが、やはりこちらは私の好みであるところの甘旨フレッシュフルーティー酒に実に強いですねえ。
 特に華一風、辻善兵衛、智則、大納川については、本当にお店の審美眼をビンビンに感じました…、自分の好みと合致している地酒屋さんがあることの心強さは格別だと思います。

 閑話休題、奥能登の白菊は今までひやおろしや特別純米を飲んできましたが、どうにももう一声欲しいという感じの印象でした。
 しかし実際のところ、各所で高評価を得ているのはこの純米吟醸でしょう、日本酒感想日誌さんはかなり昔から推してましたし、最近では日本酒とワインブログ。ときどき競馬さんが殿堂入りにしていました。
 ちなみに私がなかなか買わなかったのは四合瓶2,000円を越えているからです…

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 上立ち香はフレッシュな、バナナ系果実の香りが控えめに。
 含むと、クリーミーな甘味に青さと辛さが一体化したような味わいが若干のトロミを伴って入ってきて、その辛さでしっかりと引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりちょっと青いバナナ的な甘味が主役ですね~(若干バニラ感もあるかも)、アルコール的な辛さも強いのですが、その甘辛のバランスが非常に良くて、飲み進めるほどに心地よさが増す印象。
 後味は、青さ辛さが引き取る形で、実に力強くキレます。

 フレッシュなでキリッとした、実に濃厚なバナナ的旨味と、アルコール的辛さが絶妙なバランスをとる、芳醇甘旨辛酒でした。
 これは見事な完成度ですねえ、まさに色々な好みの方が評価できるお酒だと思います、ケチらずさっさと買えばよかった…
 静岡吟醸を彷彿とさせる風味なのですが、押し出しの強さで一線を画してる感じかと。
 個人的には濃厚さが特にお気に入りですが、人によっては後味のキレに惹かれることでしょう。
 奥能登の白菊の実力をビンビンに感じた一本でした。

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名称:奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま
蔵元情報:株式会社白藤酒造店
購入価格(税抜):2,045円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年08月03日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

辻善兵衛 雄町 槽口直汲み生原酒 02BY

家飲み記録 辻善兵衛 雄町 槽口直汲み生原酒 02BY

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 栃木県真岡市(もおかし)のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 この銘柄も、前回もうえも商店さんで購入していますね、華一風ほどではありませんが、売っているお店は多くない印象。
 ただやっぱり実力は確かだと思いますねえ、鳳凰美田や仙禽ほどメジャーでは無いけども、七水や若駒同様、知っている人は知っている、そういう銘柄という印象があります。
 なんというか、個人的には栃木だけでなく北関東にはそういう銘柄がゴロゴロしていると思うんですよね~
 層の厚さは他の銘醸地に負けてないと思うのですが、一般的にはそういうイメージが全然無さそうなのが歯がゆいというかなんというか…

 閑話休題、今回も割とストレートな新酒生酒って感じですね、雄町利用で、前回同様なぜか精米歩合は56%という中途半端な数字に。
 ラベル記載の情報が充実しているのは素敵だと思いますが、一般的な生酒の注意書きがデカフォントで書かれているのが謎です、やっぱりクレームとか多いのかなあ。

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 上立ち香は不思議なほど感じないですね~、フレッシュな雰囲気が仄かに。
 含むと、非常にインパクトの強い甘旨渋味が若干チリチリとした刺激をまといつつ入ってきて、それぞれの味が主張しつつバランスを取る形で息が長く染み込んできます。
 味わいは、みずみずしい洋梨等の風味を感じさせる蜜的に濃厚な甘味が厳然たる主役、それをガス感と渋味がしっかり引き締める、芳醇フレッシュ系として王道のバランス。
 後味は、渋味が引き取る形で、力強くキレます。

 フレッシュな甘味を主体にした、実にインパクトの強い味わいが特長の、王道を征く芳醇甘旨フルーティー酒でした。
 これはもうどストライクですわ!バランスの良いフレッシュフルーティーな味わいに、砂糖をひとつまみ加えたような甘口にメロメロ。
 それでいて後味の良さも素晴らしいんですよ…、やっぱり北関東のお酒はもっともっと評価されるべきお酒がゴロゴロしてますね、辻善兵衛はそのなかでも頭一つ抜けている銘柄の一つかと。
 辻善兵衛の安定感を魅せてくれた一本でした。

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名称:辻善兵衛 純米吟醸 雄町 槽口直汲み 生酒
蔵元情報:株式会社辻善兵衛商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年07月24日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

華一風(はないっぷう) 特別純米 槽直どり 生酒 02BY

家飲み記録 華一風(はないっぷう) 特別純米 槽直どり 生酒 02BY

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 青森県弘前市のお酒です、当ブログでの紹介は3回目。

 こちらもうえも商店さんで購入しました、私が今まで飲んだ2本も同店での購入ですね。
 地酒の中には、事実上ほぼ特定のお店でしか買えない(買いにくい)銘柄というのがあると感じています、私の中ではうのかわ酒店の「残心」、酒のサンワの「御山杉」、そしてこの華一風もその一つ。
 まあもちろん地元なら買えるんでしょうが、東京で買うのは非常に難しいんじゃないでしょうか。
 そしてそういう銘柄は経験上極めてハイレベルであることが多いと感じます、あえてそれを選んだお店の想いをビンビンに感じると言いますか…

 閑話休題、ラベルのスペック記載は相変わらず貧弱ですねえ。
 まあ前回みたいに「辛口」とか書いちゃうよりはマシと言えるかな。


 上立ち香は甘く濃厚で爽やかな柑橘系っぽい果実香がそこそこに。
 含むと、素直に甘酸フレッシュな印象の味が割と自然な口当たりで入ってきて、キツくない苦味がキッチリ輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、砂糖マシマシのオレンジと言った印象の、しっかり酸が下支えする甘味が厳然たる主役、苦味はそこそこあるのですが甘旨の強さでちゃんと脇役にされているのが良いですね、
 後味は酸苦が必要十分な仕事をしてしっかりキレます。

 しっかりとした甘味を、爽やかな酸とキツくない苦味が引き締める、お手本のような芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 う~ん安定してますね~何だかんだでこのハイレベルで素直な甘旨味をしっかり毎回再現するって凄いことだとつくづく思います。
 個人的には、こういうお酒をしっかり推していくことがブログの存在意義かと思いますので、ハッキリいいますが、オススメ!(まあ問題は入手性だとは思うのですが…)
 華一風、また一段と惚れ込んでしまいました。

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名称:華一風(はないっぷう) 特別純米 槽直どり 生酒 02BY
購入価格(税抜):1,805円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年07月22日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

町田酒造 純米吟醸55 生原酒 直汲み 山田錦

家飲み記録 町田酒造 純米吟醸55 生原酒 直汲み 山田錦

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 群馬県前橋市のお酒です、外飲みは相当回数いってますが、ブログでの登場は3回め。

 ちょっと前に同蔵の地元銘柄「清りょう」の新酒生酒を飲んだところ、しばらく飲んでなかったこの町田酒造も無性に飲みたくなり通販に同梱しました。
 銘柄的にはもはや地酒業界は知られたものかと思います、盲点を突くような四文字銘柄名のインパクトも強いですよね~
 個人的には、奇を衒わないスッキリ系のフレッシュ酒というイメージがあります。

 スペック情報は裏ラベルに詳細な記載があるのでそちらを参照してください、新酒生としてド定番な感じ。
 個人的には飲み方「冷やして」の項目がなんとなく印象に残りました、シンプルで力強いっすねえ。

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 上立ち香は若干硬質的な印象の、フレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸旨渋が見事にバランスを保つ引き締まった味わいが自然かつ勢いよく入ってきて、そのバランスを最後まで保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、林檎とみかんのあいの子的なフレッシュかつまとまりの良い甘酸味を中心にしつつ、渋味が奥深さを添える感じで、雑味を感じさせずに、見事に濃厚かつスッキリなバランスですね。
 後味は、酸メインながらも極めて自然に引き上げる素晴らしいキレ。

 濃厚な甘酸旨味を、素直かつスッキリと楽しませてくれる、王道の芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 いやあまさに期待通りって感じですね、スッキリ系に寄せつつ、純米らしい甘味が非常に心地よい。
 清りょうも素敵なお酒でしたが、やっぱり私はこっちの方向性が好きですねえ、今回はそれを再確認できました。
 町田酒造、方向性がブレない素晴らしい一本でした。

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名称:町田酒造 純米吟醸55 生原酒 直汲み 山田錦
蔵元情報:株式会社町田酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年07月16日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 「風和(かぜやわらか)」 純米吟醸 生酒

家飲み記録 金鶴 「風和(かぜやわらか)」 純米吟醸 生酒

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 新潟県佐渡市のお酒です、長らく続いた吉池購入の金鶴もこれがラスト。

 こちらは前回紹介した風和の生酒バージョンですね、一升瓶しかなかったのですが、金鶴なら飲み飽きることは絶対に無いと信頼してセレクト。
 今回色々飲み比べて思いましたが、金鶴はやはり「キレの良さ」という点で一本筋が通った銘柄ですねえ。
 どのスペックも単に後味の引上げが良いだけではなく、含んでる最中もしつこさを全く感じさせないというのはやはり凄いことだと思います。
 私のような芳醇派がこれだけハマるんですから、淡麗派ならよりドハマリするんじゃないかしら…
  
 スペックは、精米歩合60%、アルコール度数16度なので火入れと見た目同じ。
 ただ、火入れが「純米」表記なのにこちらは「純米吟醸」表記になっています、これは完全に謎ですねえ。
 造りのどこかが違うのか、生と火入れでは味わいの印象が異なるためあえて変えているのか、気になるところです。


 上立ち香はなんとなく林檎的な雰囲気のあるスッキリとした香りが仄かに。
 含むと、実にスッキリフレッシュな印象で程々の濃度の旨味がスルスルと入ってきて、その素直な印象のまま、しっかりと存在感も感じさせながら胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、香り系の吟醸酒の趣を感じさせながらも、フレッシュかつ程よい濃度の旨酸味を中心に据えたもの、甘味も程々ながらも柔らかさを演出して、全体として極めてハイレベルななまとまりを魅せてくれます。
 後味は、酸味メインで引き取る形で、ほぼ完璧に思えるキレ。

 香り系の雰囲気をまといつつ、中心にはまさに「中庸」を地で行くような旨酸味を感じさせる、スルスル系フレッシュ高純度酒でした。
 個人的には甘さの少なさは若干寂しいですが、やはり完成度には脱帽です。
 本当に一升瓶がみるみるうちに無くなっちゃうんですよね~、火入れと比べて酸味の存在感が増している気がするので、よりその傾向が強くなっているように思います。
 金鶴、今後も生を中心に、ここぞという時にセレクトさせてもらおうと思いました。

 ちなみに今回色々飲んだ結論としては、私と好みが似ている方には本醸造系(特に生)、淡麗派には純米系(特に火入れ)がオススメですね。
 とにもかくにも、まだ金鶴未経験の方には、是非一度飲んでみて欲しいと強く思います!

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名称:金鶴 「風和(かぜやわらか)」 純米吟醸 生酒
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):2,870円/1,800ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年07月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 本醸造 生酒 (2021年4月製造)

家飲み記録 金鶴 本醸造 生酒 (2021年4月製造)

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 新潟県佐渡市のお酒です、前回に引き続いて吉池で購入した金鶴のご紹介。

 前回は火入れの本醸造をご紹介しましたが、今回は生酒になります。
 また、以前には「本醸造しぼりたて生」というアイテムもご紹介していますね、商品紹介ページを見る限りスペックは同じようなので、恐らく出荷時期で変えているのでしょう。
 しっかりこういう季節限定商品も揃えているあたり、吉池の本気度がうかがえますね。

 上記商品紹介によると麹米五百万石で、掛米は主に新潟で作られている飯米こしいぶきとのこと。
 お値段は火入れよりはちょっと高くなってますね(それでも安い)


 上立ち香はアルコールとセメダインと果実感をそれぞれ感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、実にフレッシュな印象の芯がある感じの旨味がしっかりとした口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味とそこそこのアルコールの辛さでしっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、濃度はほどほどながら、フレッシュかつ割と硬質というか、しつこさを全く感じさせないまとまりで、引き締め役の渋味とアルコール感以外の、後ろ向きな風味を全く感じさせないのが見事。
 後味は、渋味の余韻をほんの少々残しつつ、素晴らしくスッキリとキレます。

 フレッシュかつ硬質で、不思議な程に飲みごたえがありつつ、極めてキレの良い独特なバランスの万能酒でした。
 やっぱ良いですねえ…火入れも良いですが私はこの銘柄についても生が好きっす。
 さらにこの金鶴は、私のような好みが偏った人間だけでなく、スッキリ系(言ってしまえば淡麗辛口)好きの方にも自信を持っておおすすめできるでしょう。
 金鶴はやっぱり凄いと思わせてくれた一本でした、実は次回も金鶴の記事予定です。

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名称:金鶴 本醸造 生酒 (2021年4月製造)
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,158円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年07月02日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 本醸造 (2021年5月製造)

家飲み記録 金鶴 本醸造 (2021年5月製造)

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 新潟県佐渡市のお酒です、最近マイブームの銘柄。

 金鶴については、私は毎回御徒町の吉池で購入しております。
 同店は「越後の地酒」に力を入れているとのことですが、その中でもこの金鶴は陳列の量・バリエーション共に群を抜いているように感じますね。
 いわゆるバイヤーさんの意向なのでしょうが、綺羅星のごとき越後酒からこの銘柄に目を付けたことについては、個人的にはまさに脱帽という感じです。
 越後酒の良いイメージを凝縮させたような銘柄ですからね…、そのセンスたるやそんじょそこらのスーパーとは格が違うかと。

 今回いただくのはその金鶴の中でも定番酒ど真ん中の本醸造火入れ。
 なんといっても税込みで1,000円程度の、昔ながらのお値段が素晴らしいですね。


 上立ち香はバニラや、うっすらとメロンっぽさもあるフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、落ち着きつつもしっかりとした感じの甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとアルコール的辛さを感じさせつつ、最後まで勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、いろ○すのメロン味(アルコール入り)とでもいいましょうか、割と青さみずみずしさがあって軽くスルスルと行ける感じですね、それでいてお米的旨味もある感じで、後ろ向きの要素がほぼ無いのが見事。
 後味はアルコールの辛さとほんのりと苦味が引き取って、スッパリとキレ。

 落ち着いていて引っかかりの無い、しかししっかりと飲みごたえを感じさせる、定番酒のお手本のようなバランス酒でした。
 金鶴の火入れは火入れ臭さがしっかり抑えられているのが良いですね~、作みたいにもろフレッシュでは無いのですが、実に丁寧にやっていることを感じさせてくれます。
 特にこの本醸造はコスパも含め、晩酌酒として極めて完成度が高いと思いました。
 次回以降もしばらく金鶴が続きます。

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名称:金鶴 本醸造 (2021年5月製造)
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):920円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年06月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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