FC2ブログ

菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

家飲み記録 菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

20210412121446015.jpg  20210412121453587.jpg

 新潟県新潟市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 
 こちらは「越の三梅」の一つに数えられる峰乃白梅酒造の限定ブランドです。
 ぐぐってみると、同蔵はホームページでなくFacebookを通じて情報発信しているみたいですね、なかなか割り切っていて面白いかも。
 今回いただくのは「備前雄町」ということで、岡山からお米を取り寄せて醸しているようです。
 前回いただいた「山酒4号(玉苗)」も新潟の蔵があまり使っているイメージが無いお米でしたね、ブランドコンセプトとしてあえて新潟米以外を使っているんでしょうか。

 実はこちらも群馬の酒屋さんで購入したので、岡山産米を使って新潟で醸されたお酒を群馬から千葉にお取り寄せしたという、なかなか面白い状態だったりします。
 こういうお酒の楽しみかたができるのは、日本酒史上今が初めてしょうね、その有難みを噛み締めつついただきます。

20210412121501210.jpg

 上立ち香は甘くフレッシュなブドウ的香りが控えめに。
 含むと、実に甘味の押し出しが強いフレッシュな旨味が、程よい酸味を伴い力強くも荒くない口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りのブドウ的な甘味を軸にしつつ、みずみずしい酸味が新酒らしい魅力をビンビンに感じさせてくれますね、程々の苦味も相まって、まさに新酒無濾過生としてお手本のような完成度ですね。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を残しつつ、見事にキレます。

 新酒特有インパクトのある甘旨味をしっかりまとまった感じで楽しませてくれる芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 いやあこれは好きなタイプですね、雄町らしい濃厚な甘旨味を、新潟らしい丁寧なまとまりで仕上げている印象。
 こういうお酒を飲むと、地元産米にこだわるテロワールとはまた違った、お米が県を跨ることによるダイナミズムも面白いなあと思いますねえ。
 菱湖、三梅の実力をまざまざと見せつけられた一本でした。

20210412121508907.jpg

名称:菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町
蔵元情報:峰乃白梅酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

家飲み記録 楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

20210412121517743.jpg  20210412121526471.jpg

 山形県酒田市のお酒です、当ブログ登場は驚くべきことにまだ2回目。

 かつての旭酒造に続く全量純米大吟醸蔵として有名なところですね、外飲みでは相当飲んでますが、何となく家飲みは間が空いてました。
 久しぶりに蔵元ホームページを見ると流石に充実してますね~(買える店一覧があるのが素晴らしい!)
 特に商品紹介がきちんと整理されていて、(限定品含めた)ブランド紹介がまずあり、そこからブランドコンセプト説明・個々の商品の簡単なテイスティングコメントに続き、さらに見たい人は詳細スペックが確認できるようになっています。
 う~む、初心者からマニアにまで分かりやすく、情報公開として理想的なんじゃないでしょうか。

 今回いただく「無我」に関しても当然詳細な説明がありました。
 一言で言うと「フレッシュさ」にこだわったブランドみたいですね、他蔵でたまに見る「槽口直汲み」と同様の位置付けかと。
 

 上立ち香は奥深くフレッシュなブドウ的な香りが気持ち強めに。
 含むと、実にキレイな印象の甘旨味が若干の渋味を伴いつつスルスルと入ってきて、程よく引き締まりながら最後まで摩擦を感じさせずに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、白ワイン的な酸渋味がありつつも、主役はあくまで日本酒的な甘味という感じの非常にバランス良く透明感のあるもので、兎にも角にもガンガン飲めてしまいますねえ。
 後味は、ほんのり渋味の余韻を残しつつ、極めて自然に引き上げていきます。

 極めて上品で、かつ存在感もしっかりある、お値段以上の完成度のフレッシュフルーティー酒でした。
 いやあこれは楯野川の限定品として納得感が有りますね、奇を衒わずにこれだけ「らしさ」を出せるのは見事。
 獺祭とはまた似て非なる方向性で、純米大吟醸の魅力をバッチリ伝えてくれていると思います。
 楯野川、そして無我、今後も期待していきたいですね。

20210412121534806.jpg

名称:楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒
蔵元情報:楯の川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

群馬泉 舞風 山廃もと純米 生 01BY

家飲み記録 群馬泉 舞風 山廃もと純米 生 01BY

20210412121547831.jpg  20210412121604651.jpg

 群馬県太田市のお酒です、ブログでは初登場ですね。

 群馬泉は群馬の地酒のなかでも全国区でしられている銘柄の一つなんじゃないでしょうか、個人的にはなぜか高松出張のときに小瓶を買って、機内で美味しくいただいたことが印象に残っています。
 個人的には、山廃でしっかりしたお酒を造る所で、そちら系を好む固定ファンがついているイメージがあります。
 蔵元ホームページを見ると割と今風なデザインになってますが、取扱い店一覧がないのが寂しいなあ。

 今回いただくのは「舞風」という群馬で開発された酒米を使用しているお酒です、当ブログでは貴娘酒造の風の詩というお酒で既に紹介したことがありますね。
 裏ラベルに系統図があるのですが…、いやあこれは熱い山田錦の酷使って感じですねえ、エルコンドルパサーもびっくりのインブリードかと(ウマ娘で知ったネタ)
 アルコール度数的に加水は有りでしょうが、このスペックで四合瓶1,200円は良心的ですねえ、当然生をセレクト。
 なお、製造年月は2020年4月、約一年後に開栓しています。

20210412121612416.jpg

 上立ち香は落ち着いた、しかし青さも残した感じのメロン的果実香がそこそこに。
 含むと、やはり青い感じの甘味が山廃らしい酸味を伴いつつ自然な口当たりで入ってきて、そのままスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、一年の熟を全く感じさせない、しかし程よく丸くなった感じの青い果実的な甘味が主役、ほんのり草的な個性と苦味もあり、雑味を感じさせないまとまりと相まって力強くもスイスイいけますね。
 後味は、その草感と苦味がスースー感を演出しながらしっかりキレます。

 生熟的な落ち着きがありながら、ダレをかけらも感じさせない、極めてまとまりの良い旨酸スルスル酒でした。
 いやあこれは酒質が強い!山陰の辛口系銘柄と同様の匂いを感じますね、1年ぐらいじゃダレの片鱗すら見せてくれません。
 如何せん甘味が控えめなのは寂しいですが、食中酒としての万能感も含め、素晴らしい完成度かと思います、固定ファンが居るのもわかるなあ…
 群馬泉の実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした。

20210412121620137.jpg

名称:群馬泉 舞風 山廃もと純米 生 01BY
蔵元情報:島岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月05日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

まる福 純米吟醸 直汲み生原酒

家飲み記録 まる福 純米吟醸 直汲み生原酒

20210426165805319.jpg  20210426165812645.jpg

 群馬県北群馬郡吉岡町のお酒です、家飲み、外飲み含め始めていただきます。

 群馬からのお取り寄せ酒が続きます、これは完全初見銘柄ですね、こういうのを買えるのがお取り寄せの真骨頂かと。
 こちらの酒蔵の通常銘柄は「船尾瀧」とのことですが、これも東京では見ませんね~、本当地酒は追っても追っても追いきれない…
 ただ蔵元ホームページは結構立派ですね、そこにはこのお酒のラベル同様「榛名の水と生きる酒」とのフレーズを大きく主張しています。
 水は酒蔵にとってある意味米以上に重要なものらしいですからね、そこへのこだわりをアピールするのはしっくりくる感じがします。

 さて、今回のお酒については裏ラベルにびっしりとコンセプトが書いてありますね。
 「やりたかったを商品に!」というフレーズは素敵ですねえ、杜氏の想いががっつり伝わってきます。
 スペックを見るに、地元向け中心の銘柄が、今風スペックにチャレンジしたということなんじゃないかと想像します。

20210426165820806.jpg

20210426165837355.jpg  20210426165828769.jpg

 上立ち香はかなりハッキリとバニラを感じる甘くフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、青さをまとったしっかりとした甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、そこそこのほろ苦さでキリリと引き締められながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュなメロン的甘味にバニラ感が寄り添うクリームソーダ的な風味を中心にしつつ、苦味が複雑味と日本酒らしさを添えるもの、若干草感もあって個性とまとまりをしっかり両立させていますね。
 後味は、苦味が引き取る形でしっかりキレます。

 濃厚かつ青くクリーミーな甘旨味に、日本酒特有の複雑味が寄り添う、個性派芳醇甘口酒でした。
 いやあやっぱりこの甘味の存在感が好みですね、スルスル飲める系では無く、単体で飲めるクセになる系。
 苦味がマイナスな感じでも無いですし、バニラ感も本当好きな人にはドンピシャでくる感じかと、これは良いですわ…
 個人的には是非この路線を継続していって欲しいところ!やりたいことをやって欲しいですね。
 まる福、今後の可能性をビンビンに感じさせてくれる一本でした。

20210426165851888.jpg

名称:桂川 亀口 無濾過生原酒
蔵元情報:柳澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年05月03日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

清りょう 新酒しぼりたて生原酒

家飲み記録 清りょう 新酒しぼりたて生原酒

20210412121756743.jpg  20210412121809721.jpg

 群馬県前橋市のお酒です、同銘柄は初飲みですね。

 こちらは「町田酒造」の蔵の地元銘柄です、今回群馬県の酒屋さんからお取り寄せしたので同梱してみました。
 「りょう」の時は写真の通り瞭のへんが口というかなり珍しい漢字ですね、文字化けが怖いのでここではひらがなでいきます。
 地元銘柄といいつつ、宮泉は楽器正宗なんかは最近東京でも買えますが、この清りょうはガチ地元限定だと思われます。
 こういうお酒を家に居ながらにして飲めるのがお取り寄せの醍醐味ですねえ、クール便あるから生酒でも大丈夫ですし本当日本酒飲みには良い時代です。

 地元向けスペックのしぼりたてということで、ラベルの情報は貧弱ですね。
 アルコール度は18度と高め、アルコール添加有で、お値段は税抜1,263円。

20210412121826316.jpg

 上立ち香はちょっとセメダイン混じりの、スッキリフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、実に青く高濃度な甘旨味が、独特な風味でキツくない苦渋味を伴って力強い口当たりで、複雑ながらもしっかりまとまった感じを保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りの、スッキリフレッシュな甘味に青苦渋が伴う、あえていうとメロンっぽい濃厚なフルーツ的なもの、アルコール感は有りますが味のインパクトとうまくバランスが取れている印象ですね。
 後味は、アルコールのキツさを感じさせないまま、あくまで苦渋味の働きで見事にキレます。

 フルーツ的なアル添新酒しぼりたてとして、お手本のような力強いバランスを保つ、芳醇甘旨キレ良しコスパ酒でした。
 いやあやっぱり良いですねえ、こんなのが晩酌向けにお安く手に入るなら嬉しい限りでしょう。
 ただまあ「町田酒造」とどっちが好みかというと難しいところですねえ、両方レベル高くて…
 清りょう、蔵元の実力を感じさせる一本でした、また近いうちに「町田酒造」もやりたいですね。

20210412121818221.jpg

名称:清りょう 新酒しぼりたて生原酒
蔵元情報:株式会社町田酒造店
購入価格(税抜):1,263円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年04月26日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 30BY

家飲み記録 長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 30BY

20210405153642321.jpg  20210405153709417.jpg

 実は前回紹介したお酒について、一年前も飲んでおりました。
 下の感想は当時のものです、前回の感想と比べると私の表現のブレとかそういうものが見えてくるかもしれませんね…
 こちらは一升瓶、11月製造、翌8月開栓です。


 上立ち香はほんのりケミカル感のある、むしろフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ落ち着いていながら非常に引き締まった印象の旨酸味が力強くも柔らかさも感じさせる口当たりで入ってきて、息の長い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、熟感皆無ながらしっかり落ち着いた果実的な旨酸味が主役、ただお米的な柔らかさもあって、かつ辛さも若干感じますね、割とガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、酸辛がしっかり仕事をして、素晴らしいキレ。

 筋肉質な旨味と程よい味乗りがありつつ、古臭さ皆無の生熟ならではの魅力がある芳醇辛口酒でした。
 上の感想は支離滅裂に見えるかもしれませんが、まあそれほど相反する要素が共存している感じなんですよ。
 甘味はあまりなくても、旨味がしっかりとしていて、かつある種の柔らかさがあるので私も楽しめるんですよね~
 長珍、やっぱり安定して好きな銘柄です。

名称:長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 30BY
蔵元情報:長珍酒造株式会社
購入価格(税抜):3,580円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年04月11日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 01BY

家飲み記録 長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 01BY

20210401131731072.jpg  20210401131738443.jpg

 愛知県津島市のお酒です、ブログでの登場は意外にもまだ2回目。

 長珍は個人的にはかなり信頼を寄せている銘柄で、外飲み含めて大体毎回良い印象を受けています。
 最近お世話になり初めた酒屋さん(通販)で扱いが有ったので、自分の好きそうなやつをセレクトしてみました。
 新聞紙に包まれた佇まいが良いですよねえ、遮光レベルは最強クラスだと思いますが、蔵としては非常に手間がかかるはずでしょうし、それをずーっと続けているのには頭が下がります。
 同様の新聞紙パッケージでは同じ愛知の「義侠」が思い出されますね、両方とも生熟上等の銘柄であるのは偶然ではないのでしょう。

 今回のお酒は、ラベルに解説のある通り、蔵元でのタンク熟成を経た上で出荷されたもの。
 四合瓶、11月製造、翌3月開栓です。


 上立ち香はセメダイン的なケミカル感のある青くスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、実に濃厚で野太い感じの、しっかりとした甘味と酸味をまとった旨味が力強く若干トロミを感じさせる口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味できっちり引き締まりながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、筋肉質な印象旨酸味を軸にしつつ、完熟果実的な甘さが寄り添うことで独特なバランスを保つもので、超高濃度ながらも苦味も相まって極めて飲み進めやすい印象。
 後味は、酸と苦味が必要十分に仕事をする感じで、見事にキレます。

 生熟特有の強力な存在感と、粗くない酸味の引き締まり感が絶妙なバランスを保つ、個性派芳醇辛口酒でした。
 何気に二日目とかでも、開栓時に「プシュー」という活きの良い感じだったのが印象深いんですよね。
 そのフレッシュ感と甘味がちゃんと残ったうえで、全体的にキリリとしているのが良いんですよ…、単にキレが良いだけではない奥深さが素晴らしい。
 長珍、今後も追っていこうと思わせてくれた一本でした。

20210401131745096.jpg  20210401131752793.jpg

名称:長珍 純米吟醸 生生熟成 5055 01BY
蔵元情報:長珍酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年04月10日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 02BY

家飲み記録 咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 02BY

20210401163032169.jpg  20210401163049528.jpg

 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です、個人的イチオシ銘柄の一つ。

 咲耶美は自分の中で超厳選したお気に入り銘柄として→のプロフィールに記載しているぐらいに好きな銘柄です。
 ただ、残念ながら数年前からあまり取扱店が増えた感じがしないんですよね~、相変わらず蔵元ホームページすらないので詳しいところはわからないのですが…
 結局自分としては群馬の酒屋さんから取り寄せるか、聖地小山商店に買いに行くしかない状況が続いております。
 全くみんな見る目が無いなあと憤慨しつつ、そういう銘柄を知っているという密やかな喜びに浸る今日この頃。

 さて、今回いただくのはピンクラベル同様定番の、黒(?)っぽいラベル、美山錦の精米歩合58%というのも前と同じですね。
 諸事情によりラベルが濡れてしまい、見にくいのはご勘弁ください…

20210401163041125.jpg

 上立ち香は密度の濃い、メロンの皮的な締まった果実香がそこそこに。
 含むと、甘味・旨味・渋味が一体となり極めて存在感の強い口当たりで入ってきて、それが溶け合った複雑さをしっかりと魅せつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、メロンや洋梨を感じるような、甘さ主体ながらも酸味渋味がしっかり絡まって、蒸留酒的な硬質さもある、フレッシュながらも非常に奥深いもの、ストレートに飲みごたえと飲み飽きなさを両立しているタイプですね。
 後味は、渋味の余韻を残しつつ、見事にスッキリとキレます。

 フルーティー感がありつつ、どこか蒸留酒的な風味と複雑さも兼ね備えた個性派バランス酒でした。
 一口目は「あれ渋いかな…」と思うんですが、二口目から素晴らしいんですよねえ…、これ本当に個性を確立してると思います。
 とある飲み手さんがこのお酒を飲んで、これは火入れもイケる系と看破したそうですが、まさに慧眼かと(実際ちょっと飲んだひやおろしは旨かった)。
 咲耶美、色々な面で魅力のある銘柄として、今後も追っていきたいと思います。

20210401163056806.jpg

名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 02BY
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年04月05日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北の勝 鳳凰

家飲み記録 北の勝 鳳凰

20210330105731803.jpg  20210330105740976.jpg

 北海道根室市のお酒です、家飲みでは初めていただきます。
 吉池購入酒の三本目。

 前回の亀の王の記事写真でネタバレしてしまっていたお酒ですね、見た目は昭和感あふれるレトロラベル。
 首都圏ではあまり聞かない銘柄かと思いますが、同蔵の「搾りたて」は知る人ぞ知るプレミア酒らしく、発売直後に行列・完売する様子が毎年北海道のニュースになるレベルだとか。(私は日本酒感想日誌さんの記事で知りました)
 実際検索するとメルカリやらオークションやらで高額転売されてますねえ、要冷蔵ですし転売屋の手元で数ヶ月経ってたらどういう味わいになっているやら…
 
 閑話休題、今回いただくのは普通酒クラスの「鳳凰」、常温保存可能な二回火入れで、お値段は四合瓶で税抜1,000円を切ります。
 こういうお酒がしれっと置いてあるというのが「吉池」の真骨頂かもしれませんねえ。
 鶴の友もそうだったのですが、冷蔵庫陳列なのも個人的には安心できるポイントだったりします。
 

 上立ち香はちょっとツンとくるアルコールとハーブ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて柔らかい印象の甘味が若干の渋味と程よい辛さに寄り添われつつ落ち着いた口当たりで入ってきて、最後まで優しい印象のままじんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、生酒ではありえない優しさと、火入れに有りがちな古臭さを一切感じさせない、お米の甘味にほんのり塩っ気が寄り添うような一筋縄でいかない独特なもの、兎にも角にも粗さキツさを一切感じさせないのが凄い…
 後味は、やはり優しく引き上げつつ、最後に辛さがピリっと引き取って完璧なキレ。

 優しくも個性的かつ奥深い、晩酌酒として非の打ち所の無い、常温推奨超絶コスパ酒でした。
 いやあ私はこっち系のお酒は経験が薄いので語り辛いのですが、素直に良いと思います、本当に。
 鶴の友もそうですが、なんというか熟や熱の「臭み」が無いんですよ、そして「薄く」もない、これは今の私には語り切れぬお酒ですね…
 こうなるとしぼりたても飲んでみたいんですけどね~、定価入手が絶望的なのが悲しい限り。
 北の勝、これなら一升瓶でも飲んでみたいと思わせてくれた一本でした。

 ちなみに開栓後も当たり前のように一切落ちないですね。
 やっぱりこのレベルの二回火入れ酒は凄いなあ、こういうお酒が常温棚にある安心感たるや…、良いものですねえ。

20210330105756405.jpg  20210330105748688.jpg

名称:北の勝 鳳凰
蔵元情報:碓氷勝三郎商店
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年04月03日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

白雪姫 純米吟醸 無濾過生原酒 ひだほまれ

家飲み記録 白雪姫 純米吟醸 無濾過生原酒 ひだほまれ

20210310185037787.jpg  20210310185047129.jpg

 岐阜県大垣市のお酒です、外飲み・家飲み外飲み含め初めていただきます。
 長らく紹介してきた鴨下酒店さんでの購入酒のトリになります。

 これまた全く知らない銘柄でしたね~、正直同店を訪ね自分の知識もまだまだだと思いました。
 ちなみに、来訪時に店長さんから色々話を聞いたのですが、こういう銘柄セレクトには聖地「小山商店」さんが近くにあることが影響しているとか。
 確かにあのお店と銘柄被りを避けようとしたら相当大変でしょうね…
 ただ、単にマイナーなだけでなく実力があるお酒をしっかりセレクトしていること、お店として小規模蔵を応援したいという想いが感じられることも併せ、非常に素敵なお店になっていると感じました。

 閑話休題、今回の蔵の代表銘柄は、蔵元ホームページによると「美濃錦」みたいですね。
 女性杜氏とのことで「白雪姫」というネーミングのようですが、なかなか思い切ったというか、ストレートな感じですねえ。

 スペック上の特徴は岐阜県の酒米「ひだほまれ」利用というところでしょう。
 今まで同米を利用したお酒として、鯨波天領恵那山を飲んで極めて印象が良かったので、個人的には期待が膨らむところです。

20210310185055598.jpg
 
 上立ち香は華やかというよりは濃縮されて甘い感じの、りんご的な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ程よく落ち着いた甘味がトロリとした口当たりで入ってきて、少々の酸味も感じさせながら、じんわりゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、青リンゴに蜂蜜を加えたような、強い甘味の存在感がありつつどこか爽やかさもあるもので、苦味が程々に抑えられていることも併せ、ついつい杯を重ねる魅力がありますね。
 後味は、酸味と甘味の余韻を少々残しつつ、嫌らしさなく引き上げていきます。

 しっかりとした甘味の魅力を、程よい落ち着きとフレッシュさ、一体化した酸渋と併せ飽きなく楽しませてくれる、個性派芳醇酒でした。
 いやあこれは好みですねえ!個人的経験としては、やっぱりひだほまれのお酒は個性と甘味の点でストライクゾーンに来ることが多いです。
 さらにこのお酒については、甘味の存在感と全体のバランス、有名銘柄と十分張り合えるレベルに思えますね、こういう出会いは嬉しい限りで、酒屋さんに感謝。
 白雪姫、今後ガッチリ注目していきたいと思います。

20210310190445346.jpg

名称:白雪姫 純米吟醸 無濾過生原酒 ひだほまれ
蔵元情報:渡辺酒造醸
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:今回購入酒の記念写真
20210326111424522.jpg
 正直、この銘柄の半分でも飲んだことのある人は相当少ないんじゃないでしょうか…、とても面白い品揃えでした。
 ちなみに言葉音(コトノハノオト)だけまだ未開栓だったりします、いつ開けようかなあ。

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年03月28日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

出羽の冨士 特撰 無濾過生 特別本醸造

家飲み記録 出羽の冨士 特撰 無濾過生 特別本醸造

20210310190550153.jpg  20210310190557863.jpg

 秋田県由利本荘市のお酒です、家飲み外飲み含め始めていただきます。
 引き続き鴨下酒店での購入酒。

 実は鴨下酒店さんに遠征した理由であるお酒の一つがこちらです、twitterで推してる方の話が気になりまして…
 やっぱり東京で取り扱い店が一つしかないみたいな銘柄で、かつ評判が良いともなれば私のような人間としては飛びつくしか無いわけです。
 蔵元ホームページによると従業員数6名とのことで、紛うことなき小規模蔵ですね。
 「出羽」というと日本酒マニアは「出羽燦々」から山形を連想してしまいがちだと思いますが秋田酒です、そもそも鳥海山の異名から取った銘柄名らしいですね。

 今回いただくのは、またも新酒のアル添生。
 美山錦利用で精米歩合麹50%、掛55%とかなりしっかりしたスペックながら、お値段は千円ちょっとと非常に良心的。

20210310190605441.jpg  20210310190543166.jpg

 上立ち香はかなりセメダイン的で、奥に複雑な雰囲気があるものがそこそこに。
 含むと、かなり高濃度かつ複雑な印象の有る甘旨渋味が、そこそこのアルコールの辛さを伴って力強く入ってきて、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、若干謎の粉っぽさを感じる、砂糖的甘さと果実的渋味がせめぎ合う極めて個性的なもので、アルコールのキレと複雑味が相まって濃厚ながらも飲み飽きずにちびちび飲んでしまいますね。
 後味は、渋味の余韻をほんのりと残しつつ、アルコールのキレでガッツリ引き上げます。

 古臭さのない晩酌酒として極めて魅力的な、個性的かつ複雑な味わいをちびちび楽しめる超コスパ酒でした。
 いやあ、こういうお酒を飲むと、ひたすら同じ銘柄を飲み続けるスタイルもわかる気がします、薄くないのに飽きが来ないまとまりが非常に魅力的。
 それでいてこのお値段というのも素敵ですねえ、地方蔵は実力あるのに良心的な値付けなところが多くてありがたいとともに、立ち行くのか若干心配になります(笑)
 出羽の冨士、是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

20210310190632987.jpg  20210310190624689.jpg

名称:出羽の冨士 特撰 無濾過生 特別本醸造
蔵元情報:株式会社佐藤酒造店
購入価格(税抜):1,185円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年03月15日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

家飲み記録 つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

20210307183602641.jpg 20210307183612038.jpg

 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 つきよしのは実は以前にも家飲みをしたことが会ったのですが、それはいわゆる薄青瓶問題を意識するきっかけの一つとなった、不幸な出会いでした。
 初家飲みでそういうことになってしまったため早めに再チャレンジしたいという想いはあったのですが、近所に特約店がなくあれよあれよと数年が経ってしまい…
 今回、色々と珍しい銘柄が置いてある「鴨下酒店」さんで久々に出会えたので、喜んでセレクトした次第です。

 スペックは前回紹介した信州亀齢同様、ひとごこち使用、精米歩合59%の無濾過生原酒。
 日本酒はこれだけ材料が被っていても、銘柄ごとで味わいが全然違うのが面白いですよねえ。


 上立ち香はフレッシュな青いバナナ的果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味がせめぎ合うスッキリフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、ほんの少しずつ苦味が優勢になっていくことでキリリとした印象を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュな完結系果実っぽい酸苦味にほんのりとバナナ的な香りが伴う、フルーティーかつしっかり引き締まったもので、しっかりした味わいながら永遠に飲めてしまいそう。
 後味は、苦味がほんのりと余韻を残しつつ力強く引き取ってキレます。

 フレッシュかつしっかり飲みごたえの有るフルーティーな甘酸旨味を、実にバランス良く楽しませてくれるお酒でした。
 いやあ良いですね、甘味がしっかりありつつも、苦酸味が全然嫌らしくなくて、非常にまとまり良し。
 リンゴ系が多い長野酒の中では結構珍しいタイプですねえ、静岡と長野の合いの子的といいますか。
 甘味を楽しみつつ、正直つい飲み過ぎちゃいましたねえ、いやあもっと早く入手に走るべきでした。
 つきよしの、今後注目度をぐっと上げていきたいと思います。

 しかし、豊賀、信州亀齢、つきよしのと、どれも私としては無茶苦茶旨かったなあ…
 やっぱり長野酒は大好きですね。

20210307183619550.jpg

名称:つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ
蔵元情報:若林醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年03月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY

家飲み記録 信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY

20210307184001292.jpg
 ちゃんとした写真撮り忘れました…

 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 豊賀に引き続き長野酒ですね、以前に美山錦山恵錦をご紹介しています。
 2本ともすこぶる印象が良かったので、今回よりスタンダードな印象のあるひとごこちをセレクトしてみました。
 実際評判良いですよね~、個人的には川中島幻舞に続く感じで、人気の面で長野酒の中から一歩抜きん出てきたように思えます。

 裏ラベルの写真撮り忘れましたが、精米歩合は59%とのこと。
 いかにも長野スペックって感じですね、十分に期待のハードルを上げていただきます。


 上立ち香は若干硬質でスッキリフレッシュな、ほんのり果実感のある香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚かつインパクトの強いフレッシュフルーティーな甘旨味がグググッと入ってきたかと思うと、徐々に強まる渋味と辛さが全体をガッツリ引き締めつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、長野酒らしいフレッシュなリンゴ感を中心に据えつつ、渋味による奥深さや、バニラクリーム的な濃厚さが個性を彩るもの、酸味控えめでアルコール的辛さが引き締め役なのも特徴かな。
 後味は、その辛さで濃厚さを嘘のように力強くキレます。

 長野酒の王道を行く濃厚フレッシュさと、しっかりと個性のあるバニラ的な風味がそれぞれ魅力を放つ芳醇甘旨酒でした。
 いやあやっぱり私のストライクゾーンドンピシャですねえ、複数のスペック、BYでこれだけ当たりばかりとなると、完全に好みの銘柄なのでしょう。
 花陽浴みたいに手に入りにくくなるのは嫌ですが、しっかり評価されて欲しいお酒だと思います。
 信州亀齢の実力を改めて感じた一本でした。

名称:信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,482円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年03月07日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

家飲み記録 豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

20210302184421095.jpg  20210302184430303.jpg

 長野県上高井郡小布施町のお酒です、ブログでの紹介は未だ3回め。

 豊賀は長野酒の中でもかなり好きな銘柄なのですが、いつの間にやら6年ぐらい家飲みが途絶えていたので今回セレクトしました。
 長野酒は全体的に好きな銘柄多いからなあ…、逆にどれを選ぶかに迷い、間が空きがちだったりします(幻舞とか相当飲んでない…)
 そういや、屈指の紛らわしい銘柄「豊香(ほうか)」も久しく飲んでいないですねえ、一つの肝臓には長野は蔵が多すぎる…

 使用米は美山錦、精米歩合は49%と、長野酒好きからはさもありなんといった「らしい」スペック。
 裏ラベルの情報の充実ぶりと、伝承の記載は相変わらず良い感じですねえ。

20210302184440067.jpg  20210302184451837.jpg

 上立ち香は生熟らしい落ち着いた完熟果実系の香りがそこそこに。
 含むと、実に素直に味乗りして存在感をいや増した甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、若干の渋味とほんのりと感じる苦味があくまで裏方で引き締まり役をこなしつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、生熟した長野酒として王道な感じの、煮詰めたアップルティー的な程よく熟した甘渋味が中心(若干バニラ感もあるような)、全体として極めて高濃度ながら力強くバランスが取れてるのが素敵ですねえ。
 後味は、渋味がメインで引き取る形で、しっかりキレます。

 長野酒らしいリンゴ的な甘旨味が素直かつ高純度に味乗りした感じの、濃厚ながらもつい杯が進む超芳醇バランス酒でした。
 いやこれは私の好きな長野酒の魅力を凝縮したような味わいですねえ…、しみじみしゅきいという感じ。
 それでいてありがち感が無いのはなぜなんだろう、やっぱりバニラ感とか、蔵らしさもしっかり有るんですよね。
 豊賀、やっぱり大好きな銘柄だと再認識させてくれた一本でした。

20210302184502105.jpg

名称:豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY
蔵元情報:高沢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年03月04日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天穏 純米 無濾過 生原酒 02BY

家飲み記録 天穏 純米 無濾過 生原酒 02BY

20210218155036141.jpg  20210218155043247.jpg

 島根県出雲市のお酒です、前回に引き続いての紹介で、ブログでの登場は3回目。

 天穏は前回、そのまとまりと燗上がりに唸ったお酒なわけですが、個人的には島根らしい火入れ燗向けで、生酒もあまり見かけないイメージがありました。
 が、先日通販するお酒を物色している際、この生酒を見つけ、その意外性に思わず即発注した次第です。
 実際、山陰の芳醇辛口系のお酒の「生」って好みのことが多いんですよね~、玉櫻、十旭日、ヤマサン正宗、千代むすびなどなど…
 いわゆるフレッシュフルーティー系に苦手意識がありつつ、熟成燗まではいかない日本酒飲みがハマる系統かと。

 スペックは裏ラベルにガッツリ書いてありますね~、個人的には7号酵母に好きなお酒が多いので期待が高まります。
 そして、公式ホームページの商品紹介がこれ以上に詳しく、テイスティングコメントまであります(しかもこのBY)、この情報発信姿勢は本当に素晴らしい!

20210218155051216.jpg  20210218155058355.jpg

 上立ち香はなんというか穀物としか言いようがない個性的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて存在感の強い甘旨味が複雑さを纏いつつトロリとした口当たりで入ってきて、最後まで味わいに色々な側面を感じさせながらじわりじわりと染み入ってきます。
 味わいは、穀物由来的な甘味、乳酸的な酸味、なんとなくワイン的な渋味、そして確固たる旨味がしっかりと溶け合って、個性的で奥深くも引っかかりを感じさせないバランスですねえ。
 後味は、酸がメインの働きで、不思議にパッと居なくなる素晴らしい引き上げ。

 個性的かつ複雑な甘酸渋旨味を、極めてバランスよく、キレよく楽しませてくれるお酒でした。
 上の感想書く前は公式テイスティングコメントを見なかったのですが、飲んだ後に見ると非常に納得がいきますね。
 「今までのこの五百万石の新酒生原で一番いい出来です。」とのコメントにも頷けます、燗向けだけではないんだぞということをビンビンに感じましたし、個人的にはこれが素晴らしく好み!
 天穏の実力を思い知らせてくれた一本でした。

20210218155106287.jpg

名称:天穏 純米 無濾過 生原酒 02BY
蔵元情報:板倉酒造有限会社
購入価格(税抜):1,380円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年02月27日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴の友 上白

家飲み記録 鶴の友 上白

20210202120656203.jpg  20210202120713243.jpg

 新潟県新潟市のお酒です、当ブログでの登場は2回目。

 こちらも、金鶴、君の井、白龍同様、御徒町の吉池で購入しました。
  「別撰」を飲んだときの記事でも書きましたが、この鶴の友は新潟県外にはあまり出回らない銘柄です、この辺りのお酒が入るのが吉池の面白いところですねえ。
 ちなみに売り場では「お一人様一本限定」となっていました、知る人ぞ知るお酒ということで、闇のルートで出回ったりもするんでしょうか…
 
 この「上白」は一升瓶で2,000円を切る常温保存可能なアル添火入れ酒ということで、堂々の普通酒カテゴリのお酒ですね。
 レトロラベルの佇まいはやはり一種の魅力がありますねえ、こちらの場合「鶴」と「鍵マーク」という象徴があるのも印象に残ります。

20210202120704306.jpg

 上立ち香はちょっとクラシックな、でも火入れ臭くないお米の甘味をしっかり感じる香りがそこそこに。
 含むと、優しい甘味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、最小限のアルコールの辛さを口中全体に感じさせつつも、最後まであくまで自然な感じで胃の中に収まってきます。
 味わいは、「これがお米の甘味だよ」と言うには不思議な綿菓子感がありつつ、でも納得もできるような甘味が中心、兎にも角にも粗さが無いのが凄いなあ。
 後味は、辛さとなんとなくの渋味が引き取って、自然かつガッツリキレ。

 しっかりとした、しかししつこくない甘味を自然に楽しませつつ、後味のキレが素晴らしい超次元コスパ酒でした。
 私が生酒に求めているインパクトや複雑味は抑えられていますが、加水火入れらしい魅力に溢れたお酒だと思います、そして私が嫌う(あえていうと神亀純米的な)酒臭さが皆無なのが素敵。
 そして、開栓後適当に常温保存で全然味が落ちないので、気が向いたときに飲めるっていうのがやっぱり良いですねえ。
 生酒やワインのように保存に気を使わず、焼酎のように割らず、ビールやチューハイのように冷やす必要すらない、何気にこの気安さはアルコール飲料としても唯一無二なんじゃないでしょうか。(しかもアルコール比で激烈に安い)
 鶴の友、新潟県民が羨ましくなるくらいの一本でした。

20210202120721059.jpg  20210202120728938.jpg

名称:鶴の友 上白
蔵元情報:桶木酒造株式会社
購入価格(税抜):約1,900円(レシート紛失…)/1,800ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.6/9.0(コスパ、保管性、強さも考慮に入れて)

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年02月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生

家飲み記録 白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生

20210117010959974.jpg 20210117011006241.jpg

 新潟県阿賀野市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 日本酒業界では圧倒的に福井のブラックドラゴンが有名ですが、今回はホワイトドラゴンです。
 しかも、同じ福井のホワイトドラゴンではなく、今回は新潟です、いやあ紛らわしいというかなんというか…、まあちゃんと公式ホームページがあるのが救いですね。
 私は福井の方は以前に飲んだことがありますが、こちらは完全にノーマークでした。
 最近アル添しぼりたてがマイブームだったこともあり、吉池の冷蔵庫に並んでいたのを衝動買いした次第です。

 ラベル情報は貧弱ですが、使用米は王道の新潟産五百万石らしいです、精米歩合は60%で、当ブログでは極めて珍しい「吟醸」。
 アル添しぼりたてらしくアルコール度数は19度と高めなので、多分原酒でしょう。

20210117011013854.jpg

 上立ち香はハッキリと酸が立つ、爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、いい感じにまとまった印象の酸旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、アルコールの辛さでキッチリと引き締まって胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、果実とお米の両方の風味を感じさせる、爽やかな酸味としっかりとした旨味が拮抗するもので、高アルコールらしい辛さやインパクトも含めて全体として力強いバランスを保っています。
 後味は、濃い存在感をしっかりと酸辛が引き取る形で、力強くキレます。

 非常に存在感の強いお米的な旨味を、爽やかな酸味と辛さがガッツリ引き締める、フレッシュ旨酸酒でした。
 これはタイプ的には〆張鶴しぼりたてに近いかなあ、でもむしろこっちの方がちょっと刺激控えめで万人向けなんじゃないかしら。
甘味は控えめながらも旨味がしっかりしているので、私としても楽しく飲めますねえ。
 とはいえ、アル感は強めなので、それが苦手な方は注意でしょう、実にアル添しぼりたてらしい魅力にあふれるお酒でした。(イメージ的にいかにも新潟)
 白龍、今後注目度合いをぐっと上げていこうと思います。

20210117011027735.jpg 20210117011020340.jpg

名称:白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年01月29日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒

家飲み記録 風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒

20210104125606224.jpg  20210104125625910.jpg

 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。

 こちらのお酒は、風の森を象徴するお米といえる飯米「秋津穂」を、精米歩合80%にとどめて醸したお酒です。
 風の森は山田錦等の酒造好適米では精米歩合80のお酒をずっと定番シリーズとして出してましたが、秋津穂ではこれが初めてなんですよね。
 それだけ低精白の飯米で醸すのは難しいということなのでしょう、裏ラベル解説文の「ついに」という三文字に万感の思いがこめられているのではないかと…

 「試験醸造」とある通り、まだ公式ホームページにも載っていない限定品のようです。
 (いつの間にかホームページが凄く充実してますね、一見の価値あり)
 ちなみに、とある情報筋によると近々第二弾が出るらしいですよ。

20210104125617581.jpg  20210104125639387.jpg

 上立ち香は実にケミカルな感じの、インキやセメダイン的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に押し出しの強いフレッシュな甘渋味がぐわっと入ってきて、力強くバランスを保ちつつも、苦渋味が舌を刺激しながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系の果実に砂糖を加えてから皮ごと齧ったような(?)、甘酸渋苦をそれぞれ強く感じるもの、いやあ飲みごたえ抜群ですねえ、正直苦渋は割とキツいのですが、それも含め独特の魅力がある感じ。
 後味は、賑やかな味わいの割には、酸苦の働きでしっかりとキレます。

 洗練されてきた最近の風の森とは一線を画する、五味がそれぞれワイルドな存在感を示す、超個性派芳醇フレッシュ酒でした。
 これは好き嫌い別れるでしょうね~、淡麗好きには濃すぎて飲めたもんじゃないかと。
 ただ、ガス感が控えめながらも後味がしつこくないのは特筆すべきかと…、硬水の風の森ならではバランスのとり方なんでしょうか。
 そして私はこの力強さ好きなんですよね~、店長さんはよくわかってらっしゃる。
 兎も角、風の森の可能性をあらためて感じた一本でした。

 ちなみに次回も風の森のニューフェイスをご紹介する予定です。

20210104125646960.jpg  20210104125632759.jpg

名称:風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年01月15日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

家飲み記録 天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

20210104115021862.jpg  20210104115030645.jpg

 山口県下関市のお酒です、家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは肩掛けラベルにもある通り、今年度デビューの銘柄とのこと。
 その背景である、長州酒造及び藤岡美樹杜氏については、「sake street」さんの記事に詳しいですね
 ざっくり言ってしまうと、山口県で太陽光発電システム等を扱う企業が、地元で廃業寸前だった蔵を買い取って、川鶴等の蔵で実績を残した杜氏を招聘し、十分な設備投資を行って立ち上げたブランドらしいです。
 その記事にもある通り、登場直後早速SNSで評判になり、即完売が続いていたのですが、今回ようやく東京駅のはせがわ酒店で出会えたので購入した次第。

 ちょっと話はずれますが、個人的には杜氏さんの以下のツイートに非常に良い印象を持ちました。


 造り手自ら、買えるお店を積極的に発信する、素晴らしい姿勢だと思います。
 (逆に、これができない蔵が多過ぎる…)

 閑話休題、火入れも出ているようですが、今回いただくのは生原酒。
 アルコール度数が15度と低めなのが特徴的かと。

20210104115052388.jpg  20210104115045503.jpg

 上立ち香は爽やかフレッシュかつ若干甘さのある果実香がそこそこに。
 含むと、実に素直に纏まった印象の甘酸旨味が素直な口当たりで入ってきて、ほんの少々の渋味が脇役に徹する形で、最後まで見事にバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかりした甘味を軸にした柑橘系果実の旨味が主役、結構濃度は高めなのですが、苦味が皆無で雑味的な要素を感じさせないまとまりが見事ですね~
 後味は酸味が甘さを引き取って、自然に引き上げていきます。

 フレッシュ甘旨酒として王道の味わいを、極めて丁寧にマイナス要素を排して楽しませてくれる、バランス系モダン酒でした。
 いやあ良いですね、方方で評判が良いのも納得です、赤武とか加茂錦を思い出す、今風の人気路線を迷いなく踏襲している印象ですね。
 新規設備なのに、確かに香り等に違和感が無かったのも見事ですし、初お目見えとしては十二分の満足度です。
 個人的には、より落ち着いているであろう火入れの方も飲んでみたくなりました。
 天美、今後どういう方向性に個性を出していくのか、期待していきたいと思います。

20210104115038539.jpg

名称:天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)
蔵元情報:長州酒造株式会社
購入価格(税抜):円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年01月12日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY

新年家飲み速報 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY

20201231223325893.jpg  20201231223339032.jpg

 去年…というか毎年飲んでいるので解説は略。
 昨年の感想はこちらになります。

20201231223332177.jpg  20201231223355356.jpg

 上立ち香はフレッシュかつ爽やかな柑橘系果実香が気持ち強めに。
 含むと、しっかりと存在感のあるフレッシュな甘旨味が力強くもまとまりのある口当たりで入ってきて、その印象を最初から最後まで保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、砂糖をしっかり加えたオレンジ的な、甘味の魅力をしっかりと感じさせつつも酸味がしっかり引き締めるもので、浮いた苦味等の雑味を感じさせないバランスが見事ですねえ。
 後味は、酸味がスッキリと引き取りつつ、最後の最後に苦味の余韻を残してキレます。

 甘酸系フレッシュ生酒として、ド王道かつ非常にハイレベルな、貫禄を感じさせる柑橘フルーツ甘口酒でした。
 露骨に甘いというよりはバランス系でしょうね、いやあ安定感ありますね~、毎回期待通りの味わいをしっかり楽しませてくれます。
 鍋島はスペックによっては結構苦いことも多いのですが、このニュームーンは毎年苦味がしっかり押さえられているのも嬉しいところ。
 鍋島の実力を改めて感じた一本でした。

20201231223347287.jpg

名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY
蔵元情報:富久千代酒造有限会社
購入価格(税抜):1,600円ぐらい/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2021年01月04日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

» 次のページ