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星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 No.7 うすにごり

家飲み記録 星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 No.7 うすにごり

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 愛知県知多郡阿久比町のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は3回目。

 日本酒感想日誌さんで知って以来一目置いている銘柄です、前回同様、登酒店さんに発注機会があったので同梱してみました。
 今回いただくのはクラシックな酵母を利用している漢字ラベルシリーズです、七号酵母ですね。
 真澄発祥の七号酵母ですが、個人的にはなんといっても風の森の印象が強いところです。
 まあ私の場合それぞれの酵母になんとなくの味わいのイメージはあれど、飲む前にあまり先入観は持たない様に心がけています。(ラベルには詳細に書いてくれた方が嬉しいですけどね)
 
 使用米は愛知の酒米「夢吟香」、精米歩合は60です。
 4月製造で9月開栓なので、結構寝ていますね、まあこの星泉に限らず、購入先の登酒店さんの取り扱い銘柄はどれもそう簡単にはダレないと思うので、安心して引っ張ってます。

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 上立ち香は爽やかな印象の柑橘系果実的な香りがそこそこに。
 含むと、バランスが良い印象の甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、キツさのない苦味を伴いつつ、最後まで見事にまとまりを保ったまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、洋梨的な甘酸旨味が主役の、スタンダードながら非常に飲みごたえのあるフレッシュ果実系のもので、全体的な完成度が高いですね、インパクトとバランスをしっかり両立させている印象。
 後味は、酸味とほんのりとした苦味が引き取って、割と自然に引き上げてくれます。

 濃厚な甘旨味に酸苦がいい感じで絡みつく、非常に高密度かつバランスの良い複雑系芳醇旨味酒でした。
 甘味に芯を感じるのがなんとなく7号系って感じなんですよね、華やかというより質実剛健という印象といいますか。
 生熟なのにフレッシュ感をしっかり残していて、私にとってちょうど飲み頃になっていたのもプラスだったのかも。
 ほしいずみ、やはり今後もしっかり追っていきたい銘柄だと思いました。

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名称:星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 No.7 うすにごり
精米歩合:60%
使用米:夢吟香
アルコール度:17%
日本酒度:+1.0
蔵元情報:丸一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年01月11日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2019」

家飲み記録(新春簡易版) 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2019」

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 田酒のいわゆる「干支ラベル」になります。
 去年と比べると、使用米は引き続き華想いですが、精米歩合が変わっていました、この辺りはどういう意図なのか気になるところですね。
 猪ということで若干いかつい雰囲気、ただ裏ラベルの「美味しいお酒に、猪突猛進。」というイラストは愛嬌がありますね(そして酒飲みとしてはシンパシーが凄い)。

 ラベルは横向きにすると分かりやすいかと。
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 昨年の感想はこちら。

 上立ち香は甘くフレッシュな果実香がかなり控えめに。
 含むと、押し出しの強い割と引き締まった甘酸旨味がグググッと入ってきて、しっかり裏方に徹した苦味と絡み合いつつ、最後までバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、濃いめの甘酸味を中心とする果実的な旨味が厳然たる主役、程々のフレッシュ感があって、苦味は引き締まりと複雑味を添える役割と、割と王道パターンながら非常にバランスが良いです。
 後味は、ほんのりと苦味の余韻を残しつつもバッチリキレます。

 しっかり濃厚な甘旨味の魅力と、飲み飽きない感じの複雑味を両立させて、高次元にまとまった芳醇フレッシュ酒でした。
 ちなみに去年と比べるとどうかというのを考えたのですが、自分の感想を見てもよくわからんというのが正直なところですね…
 日本酒(特に生酒)の場合当然ながら1年置いたら全然味変わっちゃいますし、厳密な意味での飲み比べって難しいよなあと思った今日このごろでした。
 まあ、この田酒干支ラベルが自分好みなのは間違いないですね、来年も是非飲みたいところです。

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名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2019」
精米歩合:50%
使用米:華想い
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):1,926円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0(値段も考慮に入れつつ)

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2019年01月06日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 30BY

家飲み記録(新春簡易版)  鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 30BY

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 2019年の家族用新年酒の2本目になります。
 鍋島については近場に適当な特約店が無く、このニュームーンはいつも会社の同僚との闇トレード(笑)にて入手していたりします。
 持つべきものは酒仲間ですね。

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 昨年の感想はこちら。

 上立ち香は甘味がしっかりとある果実的な香りが気持ち強めに。
 含むと、甘酸苦が一体化した感じの濃厚な甘味がグググッと入ってきて、最後までその印象をキープしたままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、割と無濾過生原酒の王道を往く感じなのですが、リンゴ系より複雑味があって(ベリー系?)、いい意味で重いというか、存在感がありますね、苦味も結構強いのですが甘さとのバランスはしっかり取れている印象。
 後味は、苦味を若干口中に残しつつもしっかり引き上げます。

 新酒無濾過生原酒の王道をいくような、味わいたっぷりの芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 うんうん、これこれって感じですね、やっぱり自分の好きなタイプです。
 ただ、11月製造1/1開栓なので、若干フレッシュ感は減退している部分もあるかも(逆に苦味は落ち着いた可能性も有り)。
 鍋島、なんだかんだで気になる銘柄です、今後も程よく追っていこうかと。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(メモ忘れ)/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年01月04日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

家飲み記録 磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

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 山形県長井市のお酒です。
 家飲みは初めてですが、外飲みは確か経験有り。

 磐城寿は名前の通りもともと福島県、それも双葉郡浪江町にあった蔵の銘柄ですが、被災によって退去を余儀なくされ、現在は山形にもともとあった蔵を買い取りその設備で醸しているようです(詳細は蔵元ホームページ参照のこと)。
 その筋では割と有名な話で、私も銘柄名は知っていたのですがどうも縁が無く家飲みには至っていませんでした。
 が、最近「20代から始める日本酒生活」さんがこのにごりを「イチオシの酒」としていたのを見て、通販に踏み切り購入した次第です。
 ちなみに「標葉(しねは)」とはもともと福島の地名で、この商品がそこの標葉神社の奉納用の濁酒からヒントを得て造られたものであることから、名前に使っているとのこと。

 福島の酒米「夢の香」を55まで削って醸した活性にごり生。
 見た目はインパクトありますね~、少し大きめの瓶に四合詰めているようです、お値段は税抜1,800と若干お高め。
 7月製造8月末開栓です、1ヶ月ぐらいの間でも穴開き栓だと若干心配になってしまいますね。

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 注いでしばらくおいたら凄いことになってきました。
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 上立ち香はほんのりガスを纏った甘酒的な香りが仄かに。
含むと、ある程度の粘度を伴った濃厚な旨味が、程々のガス感を保ってドロシュワ(?)な口当たりで入ってきて、ガスと酸でバランスを整えつつ、割と勢いよく胃袋に流れ込みます。
 味わいは、甘味は気持ち強め、それにお米の旨味と乳酸飲料的酸味がせめぎ合う、生にごり酒として王道を行く感じのもので、苦味は抑えられて全体としてのまとまりも良好、実に素直にその旨味を味わえる印象ですね。
 後味は、流石に粘度はちょい残るものの、やはり乳酸が引き取る形で、クドくなく引き上げてくれます。

 「物理的に濃い」という表現が浮かぶウルトラ高濃度の旨味が、それでいてしつこさを感じさせずに入り込んでくる、ハイレベル活性にごり酒でした。
 これはついつい噛みつつ飲んでしまいましたね、それほど粘度は濃いです(過去最高レベル)、それでいて引っかかりをあまり感じないあたり良く出来てますね~
 雰囲気的には金鼓水もとを彷彿とさせるかな、同系統のにごり酒の傑作商品と言えるでしょう。
 磐城寿について、通常品にも興味を持たせてくれる一本でした、近いうちにいただきたいですね。

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■紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

名称:磐城寿 純米吟醸 標葉にごり
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社鈴木酒造店長井蔵
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年12月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

家飲み記録 出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

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 山形県天童市のお酒です。
 有名銘柄ながら、当ブログでの登場はまだ2回目。

 出羽桜は山形を代表する大手地酒蔵、そこが、近年県が開発して鳴り物入りでデビューした酒米である「雪女神」を初めて使って売り出したのがこちらのお酒になります。
 聞くところによると、米の性質等に関ししっかり調べ、周到に準備してからの発売だとか…、ブランドの維持に対する意識の高さが伺えますね。
 ちなみに当ブログでは2年前に同じお米を使った栄光冨士の試験醸造酒を紹介しています、こちらはフットワーク軽くいち早くチャレンジしたって感じでしょうか。
 どちらが良いという話ではないですが、スタンスの違いがなかなか面白いと思いました。

 ちなみに組合のホームページによると、少なくとも29BYについては雪女神は必ず50%より精米して醸造しなくてはいけないという規則になっているとのこと。
 まあもともとの酒米開発コンセプトが高精白酒向けということらしいので、自然な流れではありますね、原状ほとんどの蔵が四合瓶3,000円を越えるような高級酒に使っている状況のようです。
 で、このお酒も精米歩合48%と結構削っているのですが、お値段はなんと税抜1,600円。
 多分今のところ雪女神で一番安いんじゃないかな…、蔵元ホームページによると、「山形酒米の集大成「雪女神」をより気軽に楽しんでいただきたいとの願い」から仕込んだとのこと、なんと素敵な心意気なんだ…(感涙)

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 上立ち香はうーんフルーティーと唸りたくなる青リンゴ的フレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、割とインパクトのある甘旨味が、しかし自然な口当たりで若干のトロ味を纏いつつ入ってきて、吟醸的苦味でしっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに高精白純米の王道オブ王道といった印象、かつ濃い目のリンゴ的甘旨味が厳然たる主役、苦味も典型的ながら役割をしっかりわきまえている感じですね。
 後味は苦味が引き取りつつも、非常に上品に引き上げてくれます。

 極めて上品かつ香り高いまさに純米大吟醸!という風合いながら、非常に濃厚な感じが心地よい、フルーティー系の王道を往く芳醇高精白酒でした。
 なんというか、獺祭に少し飽きてきた日本酒初心者に飲んでもらいたいといいますか、わかりやすさと複雑さの両方を感じます、この辺りのバランス感覚が絶妙な印象。
 火入れ有りながら瓶火入れということで後ろ向きな古臭さが皆無なのも良いですね、これがこのお値段というのは実に良心的だと思いました。
 出羽桜の実力を改めてビンビンに感じた一本でした。

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名称:出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分
精米歩合:48%
使用米:雪女神
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:出羽桜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月25日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三光天賦 生もと純米 無濾過生原酒 雄町 28BY

家飲み記録 三光天賦 生もと純米 無濾過生原酒 雄町 28BY

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 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には初ですが、同蔵のお酒の紹介は3回目になります。

 今まで飲んだ同蔵のお酒は「克正」「蛇形」という限定品で、両方とも高垣克正杜氏の手によるものでした。
 このお酒は同杜氏の引退に伴い、後を引き継いだ「山上道広」杜氏が醸したものだそうです、その辺りも含めラベルに詳細な記載があるのは、個人的にはありがたいところ。
 克正や蛇形はとんでもなくパワフルなお酒で、「克正イズム」のようなものを強く感じる味わいでしたので、その辺りがどう受け継がれているかを気にしつついただきたいと思います。

 スペックは雄町を65%まで磨いた生もとの無濾過生原酒ということで、やはりいかにも力強そうな感じ。
 28BYと明記があり、製造年月29年10月のところを30年8月に開栓ですので、1年半以上生熟期間を経たものだと思われます。

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 上立ち香はかなり強めの熟感と酸を感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、やはり強烈な旨酸がドドドと入ってきて、唾液腺を強く刺激しつつ、最後までその存在感を保ったままグググと胃に入り込んできます。
 味わいは、強烈ながらもどこか柔らかみのある乳酸系の酸味が中心にあって、そこに熟感を纏ったカラメル的甘味が絡みついている感じですね、辛さというかアルコールの刺激感も有って、全体的にはガッチリと引き締まっています。
 後味は当然のように酸辛が引き取って力強くキレます。

 お酒としての「パワー」をビンビンに感じるような、それでいて優しい側面もある芳醇旨酸辛酒でした。
 やっぱり明らかに克正や蛇形と同系統のお酒ですね~、山陰の芳醇辛口酒にも近いと思いますが、より酸味寄りで濃厚という印象。
 克正イズムがしっかりと受け継がれたことは間違いないと思います、「こういう酒」が飲みたいときにしっかり応えてくれる銘柄と言えるのではないでしょうか。
 三光天賦、今後も体がこれ系を求めたときに是非いただきたいと思いました。

 ちなみに開栓後常温保存にしましたが、一週間程度ではヘタれる気配すらしませんね。
 酸が落ち着いて、これまた克正や蛇形と同タイプの上がり方を魅せてくれます。
 そして当然のように燗も良いです、面白いのが甘味が表に出てくるところですね、実に私好み。

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名称:三光天賦 生もと純米 無濾過生原酒 雄町 28BY
精米歩合:65%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月17日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」

家飲み記録 まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」

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 秋田県横手市のお酒です。
 当ブログでは三度目の登場ですね。

 秋田のお酒というと県外ではどうしても「NEXT5」が目立ちがちですが、他にも全国区で勝負できる実力派銘柄は目白押しという印象があります(雪の茅舎、福小町、やまとしずく等々…)、この「まんさくの花」もその一員ですね。
 今回いただくのは、「愛亀」ということで、どちらも希少酒米である「愛山」と「亀の尾」を両方使って醸したお酒とのこと。(限定品ですが、蔵元ホームページにちゃんと商品紹介がありました
 可愛らしいラベルが目を引きますね、元々亀の尾使用のお酒にこの亀のイラストを使っており、今回はそこに「愛」山ということでハートマークをあしらうという遊び心のあるデザインとなっています。

 裏ラベルのスペックを見ると、愛山73%、亀の尾27%の利用割合、それだけを見ると愛山の比率が多いようです、精米歩合は55%。
 「愛山の甘味と亀の尾の酸味のバランスが絶妙」という記載が面白いですね、そういうものなんでしょうか。
 個人的には(生詰生貯でなく)「一度火入れ」と明記しているところを支持したいところです。

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 上立ち香はリンゴ的なフルーティーな香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスの良い甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、裏方の渋味が奥深さを添えつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりリンゴ的な甘酸が中心にあるのですが、渋味が非常に良い働きをして有りがちな吟醸酒と一線を画した深みとコクを与えている印象、そのバランスが絶妙ですね~見事な配合率ということなのでしょう。
 後味は、主に酸が引き取る形で、自然に引き上げます。

 甘味と渋味という、相反しそうな要素がしっかりと同居している、「愛亀」という名前に強く納得感のあるお酒でした。
 裏ラベルでは亀の尾要素は酸味ということでしたが、個人的には渋味なのではという印象でしたね。
 実は購入前に亀の尾だけ使ったお酒も試飲したのですが、私にはやはり渋すぎて、比べると断然愛亀の方が好みでした(なお、店長さん曰く試飲時感想は亀の尾の方が好きな人も多かったとのこと)。
  まんさくの花の中でもこの愛亀は「お気に入りに追加」です、個人的におススメしたいスペックだと思いました。

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名称:まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」
精米歩合:55%
使用米:愛山・亀の尾
アルコール度:16%
日本酒度:+0.5
蔵元情報:日の丸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月09日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

穏 純米吟醸 しぼりたて生 29BY

家飲み記録 穏(おだやか) 純米吟醸 しぼりたて生 29BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 前回の田村に引き続き、自然酒で知られる仁井田本家のお酒になります。

 こちらは以前にも一度家飲みしています、特徴は通常焼酎に使われる「白麹」を使っているところですね。
 白麹利用酒としては何といってもかの「亜麻猫」がありますし、田酒の白射美ホワイトなど、イロモノに留まらない個性派酒が結構出てきている印象があります。
 ちなみに、今検索して知ったのですが、かの「黄桜 呑」も一部白麹を使っているとか…、いつからなのかは分かりませんが、大手のチャレンジ精神て結構凄いよなあと思った一事でした。

 裏ラベルには「メロンのような上品な香り」とありますが、ラベルの見た目は完全にレモンですよね(笑)、さて実際はどちらでしょう(ちなみに購入先の店長さんは「完全にレモン」と言ってました)。
 1月製造、8月開栓なので、少なくとも半年以上生熟期間を経てからいただいています。

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 上立ち香は熟成を全く感じさせない、スッキリフレッシュな酸の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な甘酸旨味が勢いよく入ってきて、若干の苦渋味とガス感も相まって、濃度を保ちつつもダレ感皆無なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、確かにレモン感がある酸味を感じるのですが、甘味も負けない存在感があってバランスを取ってますね、レモネード酒とでも言うべきか…、そしてそこに苦渋味が伴うことで深みを加えている印象。
 後味は、やはり酸メインで引き取ってキレる感じですね。

 存在感のある甘酸っぱさと福島酒らしい深みのある渋味を、バランスの取れた形で素直に楽しませてくれるお酒でした。
 個人的には、田村より甘味が強いのが評価ポイントになりますね(単細胞)、白麹的な酸味と甘味が力強くせめぎ合うあたり、やはり亜麻猫とも近しいものを感じました。
 今回改めて思いましたが、自然酒、穏、田村のブランド分けは見事に表現できていると思います、根底にちゃんと共通するものがあるのもまた良いですね。
 仁井田本家のお酒は、今後も積極的に追いかけていきたいと思います。

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名称:穏 純米吟醸 しぼりたて生 29BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月05日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY

家飲み記録 櫛羅(くじら) 純米吟醸 山田錦 29BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 同蔵のお酒としては2回目の登場になります。

 同蔵元の別ブランドには「篠峯」があります、「櫛羅」は蔵の住所にもある通り地域名(大字)で、そこで自作したお米で醸したお酒に飲みつける限定ブランドとのこと。
 篠峯の方は、以前「生もと」をいただいていますが、その時はなんとなくクセを感じてあまり楽しめなかった記憶が残っています。
 が、実はブログ開設前(2012年)に、篠峯八反純吟生と櫛羅純米生を家飲みしており、その時の印象は良好でした。
 今回はその辺りの確認のため、通販時に同梱した次第です。

 スペックは櫛羅産山田錦を50まで削った中取り無濾過生原酒とまさに王道を逝くもの、お値段は税抜2,000と少々お高めながら割高ではないでしょう。
 4月製造ですが、まあダレることはない銘柄だろうと、7月末まで引っ張ってからの開栓でした。

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 上立ち香はスッキリとした酸を感じる柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの、ハッキリとした酸が中心にある芯のある旨味が力強く入ってきて、最後までキツさのない引き締まりを保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、酸・甘・旨がそれぞれ主張しながら、若干酸が優位を取る形でバッチリバランスが取れている、凝縮感と一種の透明感のあるもので、飲み応えはありながらグイグイ飲みたくなる印象のもの。
 後味は、やはり酸が爽やかに引き取って割と自然にキレます。

 最初から最後まで酸が主役を演じつつ、果実的な甘味としっかりと一体化して、実に自然な感じで旨味を楽しませてくれるハイレベルバランス酒でした。
 苦渋もあることはあるのですが、ヴェール越しというか、キツさがしっかり抑えられているのが見事ですね。
 当然のようにダレ感も皆無ですし、これは万人に強くオススメできるお酒と言えるでしょう、未飲の方は是非。
 櫛羅は篠峯と共に、今後も信頼できる銘柄として心にとどめておきたいと思います。

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名称:櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:千代酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月29日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

有磯 曙 純米生原酒 28BY

家飲み記録 有磯 曙 純米生原酒 28BY

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 富山県氷見市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、「酒の勝鬨」さん購入酒の5本目にしてトリ。

 このお酒は「日本酒感想日誌」さんが何度か高評価で紹介されており以前から気になっていたところ、今回冷蔵棚の「残り1本コーナー」(これ面白いと思う)に発見してこれ幸いと購入した次第です。
 ちなみに私はこの銘柄をずっと「ゆうきあけぼの」だと思い込んでいて、「ああたぶん有機栽培米使ってるんだろうなあ」とか間抜けなことを考えていました…
 今回購入後初めて「磯」の字に気づいたわけですが、ここでまた悩んだのがその読み方。
 酒屋さんでは「ありいそ」と「ありそ」の表記が混じっていて、蔵元ホームページのアドレスは「ariiso」、ホームページの英訳には「Ariso」と、まるでわざとやっているかのようなミステリーっぷりだったりします、結局どっちなんだ…

 閑話休題、スペック的には地元富山の誇る酒米「雄山錦」を55%まで削った生原酒。
 地が透明な表ラベルは中々目を引くデザインですね。
 製造が2017年2月、開栓が今年8月ということで、1年以上生熟を経たコンディションでいただきます。


 上立ち香は濃厚かつ落ち着いた印象のセメダイン的な香りが控えめに。
 含むと、密度が高い印象の甘味が少々のトロミを伴って入ってきて、柔らかい苦味でしっかりと引き締まりつつ、息の長い感じで染み入ってきます。
 味わいは、甘さ控えめの濃縮メロンシロップ(?)的な、一種の青さを纏った濃厚かつ複雑味のある旨味が主役、そして色々な味要素がありつつもそれを雑味と感じさせないまとまりが見事ですね。
 後味は、最終的に苦味が引き取る形ながら、あくまで自然に引き上げます。

 甘渋苦がそれぞれ主張しながら、一つの完成されたまとまりの世界を感じさせてくれる、まさにオンリーワンの魅力のある玄人好みの芳醇旨酒でした。
 一口目より二口目、一杯目より二杯目の方が好印象になるあたり、インパクト勝負というよりは、奥深さとバランスが印象に残ります。
 ちなみに、所謂熟成香は皆無で、ひたすら素直に味乗りした感じ、後なんとなく心地良い磯臭さを感じるのは先入観ゆえかしら…まあ唯一無二の個性があるのは確かですね。
 日誌係さんは流石の目の付け所だなあ…
 有磯曙、今後注目度をぐっと上げていきたいと思いました。

■「日本酒感想日誌」さんの同銘柄別スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2395.html

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名称:有磯 曙 純米生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄山錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社髙澤酒造場
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:酒の勝鬨さんでの購入酒記念写真
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 いやあ、初見銘柄多かったですが、どれも良かったです。
 ちゃんとした酒屋さんであれば、衝動買いも良いものだと個人的には思いますね。

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2018年11月26日 富山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

名倉山 純米吟醸 生酒

家飲み記録 名倉山 純米吟醸 生酒

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 福島県会津若松市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 酒の勝鬨購入の初飲銘柄がまだまだ続きます。
 こちらも店頭で衝動買いしたわけですが、頭の中には「確かこれなんかの賞取ってたよなあ…」ぐらいの感覚はありました。
 実際後で調べてみると、同蔵別ブランドの「善き哉」がサケコンペ2018純米吟醸部門の4位に入ってましたね、それより上なのが常連の作と東洋美人だけなのでとても立派な結果かと。
 で、さらに今年に入って、海外の権威あるワインコンクールに新設された「サケ・セレクション」なるコンペでは、純米吟醸と純米がダブルでプラチナ賞を受賞してました、全体で617銘柄の出品があったそうですから、これは快挙というべきでしょう。
 (しかし、結果残したら翌日にでもホームページにでかでかと書きましょうよ…)
 ちなみにホームページの「こだわりの酒造り」を見ると、全体的に高精白だったり、搾りが佐瀬式だったり、パストライザーを導入していたり、確かに品質重視というのは見て取れますね。(マニアにしか伝わらない気もしますが…) 

 閑話休題、今回いただくのは…、うーんラベル上では精米歩合55%の生酒というぐらいしか分かりませんね…(と思ったら、日本名門酒会のところに商品紹介載ってました
 アルコール度は16度なので少し加水ありかな、ネーミング等にもインパクトは無いですし、どうにも地味な雰囲気。
 4月製造を8月開栓です。


 上立ち香はバニラっぽい割と個性的な香りが控えめに。
 含むと、深みのある旨味がゆっくりと入ってきて、ほんのりとした酸も手伝い、最後までしっかりとバランスを保ったまま、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、最近福島酒で良く感じる洋梨を煮詰めた感じの旨味が主役、ただ甘味は若干控えめで、柔らかい酸と裏方に徹した渋味が複雑味と飲み飽き無さを演出しますね、苦味が皆無なのも素敵。
 後味は、酸渋が引き取る感じではあるものの、あくまで自然な引き上げを見せてくれます。

 福島酒らしいコク、奥深さをストレートに感じさせつつ、なぜかガンガン飲みたくなる、ある種非常に個性的な芳醇爽やか酒でした。
 加水してあるとは思えないほどに飲み応えがありましたね、それでいて杯がどんどん進んでしまうのは、酸と玄妙な全体のバランスが為せる技でしょうか。
 いやあこれは良いですわ…、絶対他の商品も旨いはずだという蔵の実力を感じさせる味わい、東京では知られざる銘酒というべきでしょう。
 しかし、最近の福島酒のレベルはどうなっているんだろう、本当どれ飲んでもレベル高い印象です。
 名倉山、是非他のスペックも飲んでみたいと思いました。


 ちなみに記事の前半でホームページやらラベルやらをディスり気味なのは、「もっと知られてほしい!」と思ったことの反動です。
 こんなブログにまで日本酒情報を求めていらっしゃっている、熱心な日本酒ファンの読者の皆様方におかれましては、こういうお酒をこそ買ってみて欲しいですね。

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名称:名倉山 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:+-0
蔵元情報:名倉山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月22日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

MIYASAKA CORE 純米生原酒

家飲み記録 MIYASAKA CORE 純米生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に真澄のうすにごりをご紹介していますね。

 今回「酒の勝鬨」さんまで足を伸ばした最大の理由が、このお酒です。
 実はこのCORE、今年の大長野酒祭りで飲んだ数十種類のお酒の中で一番印象が良かったんですよね。
 その時に蔵元さんと話したのですが、このお酒自体、あの「風の森」からガッツリ技術協力を得つつ造られたものだそうです。
 裏ラベルに記載のある、酸化を極力排除した新たな搾り方というのは、風の森の「笊籬採り」を下敷きにしつつ、さらに自蔵の技術を駆使して考案したものだとか…
 そもそも真澄は、風の森がメインで使用している「7号酵母」の発祥蔵ということで、協力関係の下地はあったようですね。
 蔵元さんのお話を聞く限り、風の森への謙虚かつ率直なリスペクトが伝わってきて、個人的にはとても好感が持てました。

 スペックは精米歩合60%の生原酒、使用米はラベルに記載無いですが美山錦のようです。
 ただ、お値段は四合瓶で2,000円オーバーとなかなかなもの…、まあ仕方ないのでしょうが、この辺りも風の森を見習ってほしかったなあ(ちなみに「突釃(つきこし)」という別の限定品もあるのですが、そっちはもっと高い)。
 4月製造、8月開栓です。

 ちなみに購入前には「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事を参考にさせていただきました。
 そして、最近掲載された「日本酒感想日誌」さんの記事を見て初めて、ラベルが7号酵母の「7」の文字を模していることを知りました…、いやこれはわかりませんて。

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 上立ち香はアップルサイダー的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がチリチリとしたガス感を纏いつつ入ってきて、少々の渋味的な奥深さを裏側に感じさせつつ、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、リンゴとマスカットのブレンド?のような甘酸味を中心にしつつ、それに一体化して浮いたところのない渋味が伴うことで複雑味を加えるのですが、それを雑味とは全く感じさせないまとまりがありますね。
 後味は、ガスと酸渋の働きで、しっかりと、かつ自然にキレます。

 インパクトと奥深さを備えた甘旨味を、高純度かつ重く無い感じで味わわせてくれる、極めて高次元でまとまった芳醇甘旨酒でした。
 いやあ実際この味を出されてしまうと、値段が高いみたいな文句は付けられませんわ、むしろお値段以上と言ってよいでしょう。
 原材料費から自動的にされるような値付けだけでなく、こういうこだわりのお酒の価値がちゃんと評価されて、しっかりとした販路を確保できれば、日本酒業界をもう一歩前に進めることができるのではないか、そんなことまで考えさせてくれたお酒でした。
 (まあ一消費者としては安いに越したことはないという思いもあるのですが…)
 MIYASAKA、真澄の新ブランドとして非常に期待できると思います、今後要注目ですね。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html

紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1071103128.html

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名称:MIYASAKA CORE 純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):2,200円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2018年11月18日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入  

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、ブログでの登場はまだ2回目。

 天明は押しも押されぬ人気銘柄はありますが、個人的には以前家飲みした時の印象が実はあまり良く無くて、しばらく購入はしていませんでした。
 が、こちらの蔵との繋がりの深い居酒屋である池袋「あまてらす」及び大塚「串駒」では何度か特注品をいただいており、そちらは美味しかったんですよね。
 で、実は今回もあまてらすでこの瑞穂黄金を飲んで、「これは家でじっくりやりたいなあ…」と思って、セレクトした次第です。

 名前の通り、こちらのお酒は「瑞穂黄金」というお米を、精米歩合86%にとどめて醸した低精白酒になっています。
 瑞穂黄金は会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米で、基本は食用のようです、それで低精白とは攻めたスペックですね。
 ちなみに珍しい五合瓶です、5月製造を7月開栓。
 どうやら生も出ていたようなのですが、私が買おうと思った時には基本火入れしか見当たりませんでした…
 このあたり日誌係さんはいち早く限定直汲みをゲットしていたようで、流石の一言ですわ。

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 上立ち香は、割とハッキリとしたアルコール香が控えめに。
 含むと、強めながらもどこか柔らかい酸味を伴った旨味が力強く入ってきて、最後までその酸を主役にしたままバランスを崩すことなく染み入ってきます。
 味わいは、伝統的な米の旨味が芯にありながらも、酸味によって軽さ・とっつきやすさを加え、かつ苦系の雑味がバッチリ抑えられているため、びっくりするぐらいスルスル飲んじゃいますね。
 後味は、やはり酸味が引き取って、精米歩合が信じられない純度のまま引き上げます。

 しっかりとした旨味が魅力的かつ、気負わずに飲める気安さも感じる、新世代のお米旨酸味系酒でした。
 ちなみにこの酸は果実と乳酸の間って感じの印象ですね、若干果汁入りのヤクルトとでも言いましょうか。
 それにしても、これ86は凄すぎじゃないかしら…、最近の低精白は全体的にレベル高いですが、これはその中でも出色の出来なんじゃないかと。
 瓶燗急冷一回火入れということで、火入れ臭さが皆無なのも個人的に好印象、かつコスパも素晴らしい。
 天明の実力をしっかり感じた一本でした、今後は注目度を上げていこうかなあ。

 開栓後は全然落ちず、素直に落ち着いてきますね。
 そして燗をつけると…、いやあさらに乳酸が出てきました、まさにホットヤクルト。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入
精米歩合:86%
使用米:瑞穂黄金
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/900ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0(変化&燗上がり&コスパも考慮に入れて)

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2018年11月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

家飲み記録 白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 白鷹には雰囲気的に「泣く子も黙る灘の大手酒」というイメージ(白鶴に似てるからか?)がありましたが、少なくとも東京ではあまり見ないですし、売上規模も含めると中堅蔵という認識の方が近いようですね。
 個人的には、日本酒コラム「日本酒津々浦々」さんの特選本醸造黒松の記事がずっと記憶に残っており、いつか飲んでみたいなあと思ってはおりました。(8年前の記事も執念深く覚えている私)
 先日、ふらっと立ち寄ってみた神楽坂近くの升本酒店さんにこの生酒があり、これ幸いと購入した次第です。

 ラベルに特定名称の記載は無さそうですね、精米歩合も不明、アル添有の生原酒。
 1月製造を7月購入7月開栓なので、実は買った時点で全然「しぼりたて」ではなかったり…、ただちゃんと冷蔵保存されていたはず、むしろ「生熟」カテゴリに入るコンディションですね。

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 上立ち香は、アルコール感と意外にもバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がガツンと入ってきて、やはり強めのアルコール感と苦味でギッチリ引き締まりながら、舌と喉を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、若干粘度を感じるぐらいに濃厚な、バナナ的な甘味強めの旨味が中心にあって、その強烈な存在感を本醸造的な苦味と辛さでやはり強烈に引き締め、面白いぐらいに絶妙なバランスを保ってくれますね。
 後味には流石に甘さや苦味が若干口中に残るものの、嫌らしくない程度にしっかり引き上げます。

 甘旨苦辛がそれぞれ主張しながら、危うくも絶妙なバランスを保ち、「日本酒は高精白純米だけじゃないんだぜ」と語りかけてくるような、超芳醇酒でした。
 しかも実はこれ税抜きで1,000円切るんですよ、とんでもないコスパだと思います。
 いやあ、また素晴らしいアル添酒に出会ってしまったなあ…、そして老舗の実力についても改めて思い知らされてしまいました。
 こういうお酒を飲むと、私のような人間は壊れたスピーカーのごとく「全国の蔵元様、もっと生酒の出荷を増やしてください!」と何度でも言いたくなってしまいますね。
 白鷹、イメージにとらわれず、今後も注目していきたいと思います。

 開栓後二日目にして、若干落ち着いた感じになりますね、辛さが引いて苦甘という不思議な感触。
 その後数日経っても変わらない印象かな、うーん独特な変化だなあ。

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名称:白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:白鷹株式会社
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

家飲み記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。
 
 「全量酵母無添加」で、極めて個性的なお酒を連発している花巴ですが、このお酒も相当変わり種の製法です。
 要は、「仕込み水の代わりに水もと酒を使って醸した水もと酒」ということで、「水もと」という古来の製法を用いた貴醸酒という感じですね。

 実はこのお酒、先日(9/22)の甘口日本酒オフ会で、私が持ち込んだ4本の日本酒のうちの一本だったりします。
 ちなみに残りの三本は↓
 ・風の森 純米吟醸 雄町 笊籬採り
 ・而今 純米吟醸 山田錦 生酒 
 ・桃の里 純米吟醸
 若干下記の感想のネタバレになりますが、つまり、このお酒は甘口酒としてこの三本に引けを取らないぐらいに好みだったんですよね~
 甘口酒というと貴醸酒が思い浮かぶところではあるのですが、単なる貴醸酒だと他の人と被るだろうと思い、ちょっとひねってセレクトしたという事情もあります。
 
 お値段は税抜1,800円とちょいお高めですが、手間のかかる水もと、材料費のかかる貴醸酒であることを考えると妥当というか、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 1月出荷、7月開栓なので、そこそこ熟成期間を経ております。

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 注ぐと…うおっ古酒と見紛うばかりの黄金色ですね、むしろリンゴジュース(透明なやつ)レベル。

 上立ち香はまさかのチーズ的な乳酸の香りが若干控えめに。
 含むと、甘酸っぱくも柔らかい印象の旨味がトロリと入ってきて、一瞬後に出てくる渋味が味わいに深みを与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、乳酸飲料に蜂蜜を混ぜたような、極めて独特な甘酸が中心にあって、そこに木香を彷彿とさせる渋味が複雑さを添えて、まさにオンリーワンとしか言いようのない極彩色の世界を見せてくれます。
 後味は、そこそこ甘味を残しつつ酸が引き取る形で、思った以上にちゃんと引き上げます。

 極限的に濃厚な甘味と、強力ながらも柔らかい乳酸味、そして個性的な渋味が一体となった、まさにオンリーワンの世界を見せてくれる芳醇甘酸酒でした。
 日本酒としてはいわゆるイロモノ的な範疇に入るお酒ではありますが、製法を始め「日本酒の可能性」を見せてくれるという意味では、非常に真面目なお酒とも言えると思います。
 こういうお酒を飲むとまた日本酒の多様性にメロメロとなってしまうなあ、蔵の数も凄いわけだし、やっぱり私としては他のお酒を飲む暇が無いですね…
 花巴のチャレンジ精神に改めて感服させられた一本でした、

 ちなみに開栓後も全く落ちませんね。
 やっぱり古来の造り方は強いのかな…、まああまり関係ないかもしれませんが、良いことではあるかと。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY

家飲み記録 玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY

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 京都府京丹後市のお酒です。
 玉川の登場は5回目、中でもアイスブレーカーは3回目ですね、去年も飲んでいました

 このお酒は夏酒らしい薄青瓶入りということで、ついついあの薄青瓶問題を思い出してしまいますね。
 特にこのアイスブレーカーについては、ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)」さんが非常に興味深い体験記事を書かれていましたので、ご興味があれば是非ご参照を。
 こちらの内容も踏まえると、個人的には、この玉川みたいなしっかり系のお酒については、あまり問題は顕在化しないのではないかという印象がありますね、やはり老ね香と相いれない軽やかフレッシュフルーティー系でこそ露骨にマイナス面が出そうな気がします。

 (ただ、最近の個人的印象では、薄青瓶以外でも青系の瓶(特に水色瓶)で劣化香に出会う率が高い気がしていて、むしろ単純に遮光の問題によるところが多いのではないかと思うに至っていたり…。まあ結局どれだけ素人の感覚を積み重ねても結論が出る問題ではないので、やっぱり公的な機関の検証・見解が欲しいですねえ)

 スペック的には少なくともラベル上は例年通り、無濾過生原酒でアルコール度数17~18と、夏酒としては型破りと言えるものですね。
 6月出荷7月開栓なので、劣化の恐れはほぼゼロでしょう。

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 上立ち香は、存在感のある硬質な印象の果実香がそこそこに。
 含むと、やはり硬質で密度の濃い印象の甘旨味がぐぐっと入ってきて、さらに酸味と辛さできっちりと引き締められながら、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘酸旨味がそれぞれ絡み合う、お米感と果実感の中間のような力強いもので、濃厚ながらも飲み飽きずについつい進んでしまう独特の魅力があります。
 後味は、若干の辛さを舌先に残しつつ、爽やかというよりは力強く引き上げます。

 個性派夏酒として一種の完成された世界観を持つ、極めて芯の強い芳醇旨辛酒でした。
 いやあやはりいろいろな要素を感じますね、今風のようでもあり、伝統的なようでもあり。
 私から見ると、可愛いラベルと中身の硬派さとのギャップが激しいように感じますね(笑)、まあこれはあくまで個人的なイメージですが。
 玉川、アイスブレーカーに限らず、今後も追っていきたい銘柄です。

 そして氷を入れると…、いやあやっぱスルスルいっちゃいますね、かつ物足りなさは皆無。
 硬度がさらに増すような感じで、以前も書いたと思いますが、蒸留酒的な飲み進めやすさがあるように思えます。
 もしかしたら焼酎のロックが好きな人に勧めたら喜ばれるかも…(想像ですが)

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名称:玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:木下酒造有限会社
購入価格(税抜):1,100円/500ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年10月17日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵の他ブランド「文佳人」も併せると、結構な回数家飲みしていますね。

 こちらは前いただいた「純米おりがらみ」同様、伊勢元酒店さんで購入しました。
 同店の店長さんはとにかく「おり」が絡んだお酒が好きらしく、色々な蔵に、おり引き前のお酒を瓶詰してもらっているそうです。
 このお酒もその一つなのですが、まず驚愕すべきはそのお値段。
 何と山田錦の精米歩合40%無濾過生原酒で税抜一升3,000円ポッキリ!多少知識がある人なら目ん玉が飛び出るレベルですね。
 もちろんスペックだけで味は分かりませんが、銘柄も信頼できるわけですし、これは買っちゃいますわ…

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 そして見てくださいこのおりの量を!
 いやあ穢れの無い白という感じですね、美しい…
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 上立ち香は…あれ意外にもガスの薄い香りしか感じないような。(開栓直後だからかも)
 含むと、準スパーリング的な強さのガス感を伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、時間差でおり由来のクリーミーさも徐々に出てくる、かつてない印象の口当たりな感じ。
 味わいは、クリアな酸が全体を引き締めながらも、おり由来の米の旨味、ほんのりと上品な甘味も感じる、甘さ控えめのカルピスソーダといった趣。
 後味は高知酒らしく、力強くもキツさのない見事なキレを見せてくれます。

 開栓直後は明らかに固いって感じですね、硬度的にガチガチなお酒のような雰囲気。
 ちなみに上澄みだけだと辛さ・スッキリさが割とハッキリ立って、個人的には物足りないのですが、好きな人は好きでしょう。

 で、開栓後日が経つごとに予想通りどんどん良くなってきました。
 ある意味素直な方向で、高精白らしい上品さとオリのミルキーさが非常に良い感じで両立してくれますね。
 例によって冷やし過ぎない方が良い感じで、割と適当に飲める上品なお酒という貴重なカテゴリーに入るお酒かと思います。

 アリサワ蔵および高知酒への信頼をまた一層高めてくれた一本でした、今後も定期的にやりたいところです。

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名称:鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):3,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月05日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ

家飲み記録 鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ

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 青森県十和田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは有ったような無かったような…(呆)

 鳩正宗の名前は結構前から知ってはいました、数年前は「Future4」などというどこかで聞いたような企画を、田酒等と共にやっていたような記憶があります(これは自然解散したのかな…)。
 しばらくは購入機会が無かったのですが、いつもお世話になっている「矢島酒店」さんが取り扱いを始めたことから、再び注目しておりました。
 矢島酒店さんを初め最前線の地酒屋さんは、新規取り扱い銘柄追加のペースが非常に速いですからね…、ついていくだけでも結構大変だと思ったり。

 スペックは記載通り、青森の酒米「華思い」を半分以上削った純米大吟醸、火入れになります。
 (裏ラベルに一回火入れと明記されているのは有難い限り)
 初家飲み銘柄ということで、どうせなら地元重視、かつインパクトのありそうなスペックということでセレクトしました。

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 上立ち香は程よく熟した洋梨的な香りが意外と控えめに。
 含むと、しっかりと味の乗った芳醇な甘旨味がトロリと入ってきて、そこそこの渋味が裏方で奥深さを加えつつ、ゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、熟成香は皆無ながらも素直に熟して糖度が上がった感じの洋梨的旨味が主役、渋味・苦味・辛さも結構感じるのですが、甘旨味としっかりバランスが取れていて飲み辛さはちゃんと抑えられている印象。
 後味は辛さメインで引き取って、割としっかりキレます。
 
 口当たりの柔らかさと、味わいの豊かさが非常に心地よい、程よく熟したハイレベルな高精白酒でした。
 苦味は大吟醸的ながら、全体的にキレイなんですよ、これは伝統的な火入れ大吟醸と共通する部分を持ちつつ一線を画しているかと。
 特に上立ち香を抑えて、含み香には落ち着きとある種の華やかさを両立させている感じは魅力的です。
 また、落ち着きはありつつ火入れのマイナス要素ないですね~、そうとう丁寧な火入れの仕方をしてるんじゃないでしょうか。
 いやあ、鳩正宗にすこぶる好印象を与えてくれた一本でした、近いうちにまたやりたいですね。



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名称:鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ
精米歩合:45%
使用米:華想い
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:鳩正宗株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年09月27日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

招徳 特別純米 無濾過生原酒 旭四号

家飲み記録 招徳 特別純米 無濾過生原酒 旭四号

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めて、というか完全初見銘柄でした。

 京都みやげ酒の3本目です、よく考えたら3本とも伏見のお酒でしたね。
 正直なところ、関東ではあまり知られていない銘柄なんじゃないでしょうか、伏見は超大手から小規模蔵まで密集しているところも面白く感じました。
 で、このお酒のさらに珍しいところが、「旭四号」というお米を使っていることかと思います、ググってもあまり情報が無いぐらいレアのよう。
 どうやら伏見限定、数蔵ぐらいしか使っていないっぽいですね、こういうお酒に出会えるのが、旅先の酒屋訪問の魅力かと…

 正確には麹米に五百万石を使いつつ、掛米にその「旭四号」を使っているようですね、精米歩合は60。
 最近は小規模蔵も積極的に無濾過生原酒を出してくれている印象がありますね、ありがたいところです。

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 上立ち香はセメダインと甘さ混じりながら、何か香ばしいような不思議な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ複雑さのある甘旨味が割と自然な口当たりで入ってきて、渋味で奥深さを添えつつ、最後まで存在感を保ったまま口中に染み込んできます。
 味わいは、やはりいい感じで熟したマスカット的な甘味が中心にあって、若干焦げたような苦味と程よい渋味と絡み合うことで飲み応え、飲み飽き無さをしっかりと備えている印象。
 後味は、その渋味と少々のアルコール感でキレあげる感じ。

 甘さのインパクトと、苦味の引き締まりと、渋味の奥深さがしっかりバランスを取って絡み合う、個性派芳醇酒でした。
 この渋味由来の奥深さはなぜか最近福島酒で良くであうタイプの味わいかも…、まあそれ自体はたまたまだと思いますが。
 私にとっては、渋味を心地よく感じられるのも、甘旨味の存在感あってこそだと思います、渋いだけじゃなくて上手くバランスが取れている印象。
 いやあこれはヒットです、衝動買いの醍醐味ですね。
 招徳、次に出会えたならば是非またいただいてみたいとおもいました。

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名称:招徳 特別純米 無濾過生原酒 旭四号
精米歩合:60%
使用米: 麹:五百万石 掛:旭四号
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:招徳酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:京極屋酒店(伏見)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー
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今回の三本はどれも旨かった!伏見恐るべし…

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2018年09月21日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

伝匠月桂冠 純米吟醸 しぼりたて生原酒

家飲み記録 伝匠月桂冠 純米吟醸 しぼりたて生原酒

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 カップ酒ぐらいはやったことあるかもしれませんが、しっかりと家飲みするのは初めてですね。

 京都みやげ酒の2本目です、伏見の商店街の酒屋さんで購入しました(その時伏見巡りもしていたり)。
 商品コンセプトは蔵元ホームページをご参照ください(手抜き)、若干お高めながらも、高級酒と紙パック系廉価品の中間である、地酒激戦区で勝負に出ている商品かと思います。
 お店の人は「生原酒はここでしか買えない」的な話をされてましたが、つい最近オフィシャル通販のラインナップに加わったみたいです。
 このあたりは「京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ」さんも書かれてますので、興味があれば是非ご参照を)

 スペックは山田錦の60の生原酒。
 これまた直球勝負って印象ですね、全国レベルの大手の実力を見せていただきましょう。

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 上立ち香は、濃厚フレッシュといった柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとしたバランスの良いあまうまみが力強く入ってきて、しょうしょうのアルコールの刺激感でバッチリ引き締まりつつ、ぐぐっと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、柑橘系果実の甘酸にちょっとバナナ風味を加えた感じの、実に飲みごたえのある甘旨味が主役、それをアルコール系の辛さが占めるのですが、見事なまでに苦味が皆無で全体のバランスが良い印象。
 後味は、辛さが割とガッツリ、でもキツくない感じでキレてくれます。

 まさに大手の貫禄を感じる、丁寧にマイナス要素を廃しつつもしっかりインパクトのある、芳醇甘旨酸辛でした。
 実は実家でのどぐろを焼いてもらって、一緒にいただいたのですが、魚の油をしっかり引き取りつつも喧嘩しない印象でした、食中酒としてもイケるタイプなんじゃないかと。
 後はもうちょっと安ければ有り難いのですが…、まあこれはお値段以上というべきなのでしょう。
 ともかく、月桂冠の実力を感じさせる一本でしたね、恐るべし大手の技術力。

 開栓後は甘味が開いてくるとともに辛さもしっかり増してダレませんね。
 さすが、これなら居酒屋一升瓶でも全然イケるでしょう、完成度は非常に高いと思います。

紹介:「京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ」さんの同スペックの記事
https://kyoto-sakeblog.com/3111



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名称:伝匠月桂冠 純米吟醸 しぼりたて生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:月桂冠株式会社
購入価格(税抜):2,130円/720ml(公式通販価格)
購入した酒屋さん:京極屋酒店(伏見)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー

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 大倉記念館は入場料400円ですが、この純米吟醸が貰えたので十分満足。

■おまけギャラリーその2

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 実は黄桜にも行って、限定純米大吟醸を飲みました。
 これも旨かったなあ、どうせならこっちも買って飲み比べすれば良かった…

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2018年09月19日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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