あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

家飲み記録 あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

20180404121028500.jpg  20180404121038537.jpg

 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、出会ってからは毎年飲んでますね。

 「日本酒感想日誌」さんイチオシ銘柄ということで飲み始めたあべですが、実際私としても好きな味わいであることが多く、お気に入り銘柄に入りつつありました。
 ただ、今までの記事では売り方については若干ディスり気味になっていたような気がします、特に前回は四合瓶が少ないことに文句を言った上に、「ラインナップを整理してしっかり定番スペック出せや(要約)」的な事を書いております。
 で、今年出てきたのがこの商品なんですよ、いやあまさかラベルに「定番」と明記してしまうとは、御見それしました。
 まあここ見て決めてるわけじゃないでしょうし、とうに検討していることだったんでしょうね、偉そうに書いてしまったことをここにお詫び申し上げます…

 さて、スペック等については裏ラベルに非常に詳細かつ有用な記載があるので、下の写真を是非ご参照ください。
 あべは一貫して原酒なのにアルコール度が低めなのが凄いですね、普段日本酒飲まない層にも勧めやすいかと。


 上立ち香はグレープフルーツ的なみずみずしい酸の香りが控えめに。
 含むと、やはり酸が中心にあるフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、最後までその酸を中心にしっかりまとまりを保ったまま、ググッと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュな酸が中心ながら、苦味は控えめかつおりがらみ的な米の旨味もしっかりあって全体としてはむしろ柔らかく感じる部分もあり、旨味の濃度と引き締まりをこれ以上ないほどのレベルで両立させていますね。
 後味は酸がしっかり引き取ってしっかり、かつ自然にキレます。

 柔らかさとキレを両立させるという高難度の課題を、非常にハイレベルに達成している、オンリーワンなキレ良し酒でした。
 なんというかありそうでない感じですね、伝統的辛口とは違うし、甘酸っぱ系でもないし、淡麗という感じでもない。
 あえていうと宝剣に近いと思いますが、こちらのほうがより酸味寄りですね、より果実的といいますか。
 あべは、個性と完成度を兼ね備えた「本物」銘柄であると確信させてくれた一本でした、今後さらに注目したいと思います。

 なお開栓後も全くダレず、最後までじっくり楽しめることが出来ました。
 う~ん、これは凄いな、このポテンシャルにすぐに気づいた日誌係さんの慧眼には脱帽ですわ…

20180404121047564.jpg

名称:あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒
精米歩合: 麹50% 掛55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,570円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年06月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 純米吟醸 生酒 五百万石 新潟G9

本日の家飲み あべ 純米吟醸 生酒 五百万石 新潟G9

20171002222150038.jpg  20171002222159014.jpg

 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目と、去年から飲みだした割にはなかなかのペース。

 このお酒は前回の「FOMALHAUT」と同時に、吉祥寺の「大阪屋酒店」さんで購入したものです。
 「新潟G9」とは新潟で開発された酵母のことですね、ちなみに同時に「協会9号酵母」を使ったお酒も出荷していたらしく、飲み比べも推奨していたようです。
 が、致命的なのはほとんど一升瓶しか出て無いみたいなんですよこれ、個人的には「新商品を一度に2升買って飲み比べしろとか、どれだけ傲慢なの…」とドン引きしてしまいました。
 前にも書いた気がしますが、新スペックやら飲み比べやらのお酒(特に生酒)を一升瓶メインで出荷するというのは、個人宛てに売る気がないと思われても仕方ないことだと、売り手には自覚して欲しいと強く思います。

 スペック的には五百万石55磨きと、酵母含め純新潟といった感じ。
 裏ラベルにはいつも通り味わいの特徴や、オススメ温度帯及びシーンの記載がありますね、これはとても素晴らしいと思います。
  
20171002222208267.jpg  20171002222228762.jpg

 上立ち香は酸の効いたスッキリとみずみずしい果実の香りがそこそこに。
 含むと、心地よい程度の酸苦を纏った旨味がスルスルと入ってきて、ほんのりとした渋味が味わいに奥行きを与えつつ、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸・苦・渋を感じさせる甘さ控えめのものながら、全体の印象としてはしっかり旨味がある、やはりオンリーワンのもので、兎にも角にも「飲み飽きない」という状態を超えた後引きがあります。
 後味は酸メインで引き取ってバッチリキレます。

 個性的なしっかりした旨味と、グイグイいけてしまう飲みやすさを見事に両立した、単体でも十分飲める食中酒といったお酒でした。
 やはりスターシリーズよりも日本酒らしい味わいというか、魅力を感じますね、3本飲んだ中ではこれが一番好きです。
 実を言うとつい初日に3合以上飲んでしまい、そのまま寝落ちという失態を演じてしまいました…、それだけ量を飲んでしまいがちな味わいなのです。
 あべ、とにかくスターシリーズ以外の定番スペックのラインナップ整理をしっかりやって欲しいと思いました。
 (とりあえず「あべ 純米吟醸 生酒 720ml」みたいに普通の感じで出してくれれば良いんですよほんと…)

 温度が上がってくるとブランデー的な奥深さも感じられてさらに個性的に…
 さらに、開栓後一週間位経つと、かなり甘味が出てきました。
 いわゆる甘ダレ状態っぽいのですが、個人的にはこれはアリですね、最後まで楽しませていただきました。

20171002222219239.jpg

名称:あべ 純米吟醸 生酒 五百万石 新潟G9
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2017年12月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

あべ 「FOMALHAUT」 

本日の家飲み あべ 「FOMALHAUT(フォーマルハウト)」 

20171002222124711.jpg  20171002222132732.jpg

 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 フォーマルハウトはみなみのうお座の一等星の名前ですね、響きが恰好良いからか、ゲームなんかでもたまに使われている印象があります。
 ラベルに明記はないのですが、このお酒は「水の代わりにお酒を使って醸したお酒」、すなわち「貴醸酒」にあたるものだとか。
 少しググったところ、商品名として「貴醸酒」を名乗るには商標の関係で貴醸酒協会に入らなけばならないらしいので、その関係で記載がないのだと思います。(詳細は不明ですが)
 裏ラベル記載の文には「甘味が特徴的」「食後のデザートと共に飲むのも良い」というワードがあり、「貴醸酒」という言葉にこだわらず、あくまで味わいの方面から商品紹介していく姿勢が垣間見えますね。

  「あべ」については前回同じ「スターシリーズ」の「SPICA」をいただいており、連続して特殊スペックになってしまいましたが、現状イマイチ「定番スペック」が見えない銘柄なので、まあやむなしかと…
 なお、アルコール度数15度と、所謂「低アル原酒」にあたるというのも特殊なポイントでしょう。


 上立ち香は酸、バニラ、セメダインをそれぞれ感じる個性的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味が独特の酸味を纏いつつトロリと入ってきて、ほんのりと苦味も奥に感じさせて奥深さも添えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは…、うーむ濃い甘味が中心に有るのは確かなのですが、オンリーワン過ぎて表現しにくいですね、果実的な甘酸とセメダイン的なケミカルさがせめぎ合う感じとでも言いますか…
 後味は、濃厚さを酸味と、最後まで裏方に徹した苦味が引き取ってしっかりキレます。

 砂糖とも果実とも、フレッシュとも熟しているともはっきりしない、掴みどころのない面白さが有る濃厚甘旨酒でした。
 ハッキリした個性と存在感がありつつ、新製品とは思えないまとまりがあるのは見事。
 ただ、含んだときの鼻に抜ける香りに個人的に苦手な雰囲気がありまして(ちょっとケミカルな感じというか)、自分との相性としてはハマらない感じでもありました。
 実はあべは今回同時にもう一本(しかも一升瓶)買っているので、近いうちにそちらもご紹介したいと思っています。

20171002222141377.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1711.html

名称:あべ FOMALHAUT
精米歩合:不明
使用米:越淡麗21%、五百万石79%
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: あべ

2017年11月08日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

あべ 「SPICA」 27BY

本日の家飲み あべ 「SPICA」 27BY

20170330102439754.jpg  20170330102448658.jpg

 新潟県柏崎市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 はっきり書いてしまいますと、このお酒をセレクトした理由は、日本酒ブログ「日本酒感想日誌」さんのオススメ銘柄だったからです。
 「日誌係Awards2016」ニューカマー賞ということで断然推されてますからね…、ここまでハッキリ書かれると買わないわけにはいかないでしょう(ちなみに最近「二兎」も買いました)。
 こういう年間ベスト酒の発表は「呑みあゆみ」さんもなさっていますが、読み手としては非常に分かりやすくてありがたいところです。(ちなみに私がやらないのは「面倒くさい」からだったり…)

 なお今回は、吉祥寺の「大阪屋酒店」さんに27BYがたまたま残っていたたため、このSPICAを購入した次第です。
 本当は通常シリーズから飲みたかったのですが…まあこればっかりは仕方ないですね。
 ちなみに、蔵元の商品紹介ページ(無駄に重い…)によると、「★(スター)シリーズ」と銘打って、明確なコンセプトのもと造られているみたいです、詳細は是非リンク先をご参照ください。
 スペックは五百万石と越淡麗を利用した低アル生酒で、特定名称の記載はあえてしてないっぽいですね。
 逆にあえて明記してある酸度は2.8と、異常値ともいえる高さです。


 上立ち香は熟感はほぼ無い、スッキリキリリとした酸を感じる果実の香りが控えめに。
 含むと、香りのイメージ通りのキリリとした旨酸味が、強いけどもキツくない苦味を伴って、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、あえていえばグレープフルーツ的な、または白ワインぽさもある、フレッシュさを残したさわやかな酸と苦味が重なった、非常に個性的かつキレの良いもの。
 後味は、酸の印象を口中に振りまきつつ、一貫してキリリとキレます。

 苦味がいわゆる吟醸系にありがちな嫌らしいものでなく、素直に引き締まりとキレを添える役割を担っている、超個性派のさわやか酒でした。
 何というか、蔵元の「この味わいで勝負するんだ!」という気負いを感じますね、そしてそれは間違いではないと思います。
 あべ、次は是非通常の無濾過生原酒もいただいてみたいと思いました。

20170330102458022.jpg

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1242.html

名称:あべ 「SPICA」 27BY
精米歩合:越淡麗47%、五百万石55%
使用米:越淡麗、五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: あべ

2017年06月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |