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仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は3回目。

 泉酒造が、麹米に兵庫県産山田錦を使って醸すお酒につけたブランドがこの「仙介」であることは、前回の記事にも書きました。
 蔵元ホームページを見ると、まさにこのお酒が蔵元のおすすめ①として紹介されていますね。
 蔵元自らおすすめスペックを表示するのは珍しいですねえ、どういう基準かわかりませんが、買い手としてはわかりやすくて有難いところです。

 スペックは山田錦60%精米で、新酒無濾過生原酒の王道という感じですね。
 原酒ながらアルコール度数が16度と低めなところがポイントでしょうか。

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 上立ち香はバニラとメロンを感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚で力強い甘旨味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来の存在感と苦味を心地よく感じさせながら、最後までバランス良くじわじわと染み込んできます。
 味わいは、メロン的甘旨味に若干の炭酸的酸味、そしてバニラ感が伴うまさにクリームソーダを連想するもので、生酒らしい魅力満載ながらすべての要素がしっかりバランスを保つ、お手本のようなまとまり。
 後味は、苦味メイン、酸味サブでしっかり仕事をして、理想的とも言えるキレ。

 クリームソーダ的なキャッチーな甘旨味と、日本酒的複雑さが、玄妙なバランスでフュージョンする超ハイレベルフレッシュ酒でした。
 いや原酒、そしてこの甘旨味と存在感でこのキレは凄いなあ…、花陽浴に似た方向性ながらタイプは全然違う感じ。
 結構苦味があるけど全然後ろ向きに感じないんですよねえ、どちらかというと而今や十四代のおりがらみ生酒に近い感じかも。
 どちらにせよ、この完成度は稀有なレベルであることは間違いないと思います、「好みの銘柄は十四代です」とか言ってしまう贅沢な方にもオススメできる一本かと。
 仙介、今後注目度を数段階上げていこうと思いました。

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名称:仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年04月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY

家飲み記録 流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY

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 群馬県藤岡市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 ブログでは2014年に山田錦純吟を2015年にももいろをそれぞれ紹介していますが、実際は外飲みでもちょくちょくいただいている、個人的にはなじみが深いお酒です。
 味わいも飲むたびに向上している印象ですが、やっぱり銘柄名が印象深いんですよね~、毎回巡音さんを思い出します。
 (ちなみに、私の家のPCの壁紙は10年以上「星屑ユートピア」の背景だったり…(隙有自語))
 特に理由も無く家飲みは間が空いていたのですが、先日四ツ谷の「じきしん」さんでいただいたところ物凄く印象が良かったので、たまらずに通販時同梱した次第です。
 
 スペックは五百万石の精米歩合55%ということで、スタンダードなしぼりたてですね。
 おりは結構濃い目。

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 上立ち香はオリ的な濃厚さを纏ったフレッシュな梨的果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚でインパクトがありながら不思議と柔らかみもあるフレッシュな甘旨味が、しっかりとした口当たりで入ってきて、まとまった印象のママじわじわと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュ爽やかかつ濃厚な梨的甘さが主役、酸味はサブ、苦渋は抑えめながらもしっかり脇役として奥深さを添え、ついつい飲み進めてしまう蠱惑さがありますね。
 後味は、全体の味わいがせめぎ合って見事に消えていく素晴らしい余韻。

 しぼりたておりがらみらしいフレッシュフルーティーな甘旨味を、一歩二歩先をいく完成度で魅せてくれるお酒でした。
 特筆すべきはフレッシュ感の残し方と苦味の抑え方、そして後味のまとまりですね、出来が素直に極めてハイレベル。
 いやあ良いなあ…、若干イキると私はこっち系のお酒をいやっちゅうほど飲んでいるので、その中で群を抜くまとまりなのは十分わかります。
 奇を衒わずにここまで完成度を高めるとは…、あえていうと花浴陽とか而今みたいな有名銘柄と十分張り合えるんじゃないかしら。
 流輝、今後ガッツリ注目していきたいと思います。

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名称:流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY
蔵元情報:松屋酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年02月16日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

家飲み記録 金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

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 新潟県佐渡市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 本醸造しぼりたてがあまりに衝撃的に素晴らしかった金鶴です、興奮冷めやらぬうちに同時購入したこのお酒を開栓しました。
 その記事でも、日本酒ブロガーさんが絶賛していた旨を書きましたが、今回のお酒については「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんもまさに飲まれていて、高評価でしたねえ。
  臭い言い回しになりますが、ここまでくるとまさに「日本酒ブロガー絶賛!」というお酒になるでしょう。
 日本酒ブロガーというのは、それぞれの好みが有りつつ、大量の銘柄を家飲みしている存在なので、その推しがここまで一致するということはかなりのことだと個人的には思いますね。
 
 今回いただくのは純米の活性にごり、新酒の時期ならではのお酒ですね。
 「かぜやわらか」というネーミングと題字がなかなか特徴的。

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 上立ち香はオリ的な爽やかな香りにほんのりとセメダインが混じった感じで、控えめに。
 含むと、まずオリで濃度にブーストされたジューシーな甘旨味が、ほんのりとした苦味と強めのガスを伴いつつ、シュワシュワと力強い口当たりで入ってきて、最後までしっかりバランスを保ちつつ胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味とブドウ的果実的甘酸味が一体化したような、満足感を十分にあたえつつ非常にスッキリ感のあるもので、サイダーかのようにグイグイいけてしまいます。
 後味は、あくまでキリリとした苦味が若干の余韻を残しつつ、しっかりとキレます。

 爽やかながらも高密度な旨味を、極めて整ったバランスで勢いよく楽しませてくれる、飲み過ぎ不可避の芳醇酒でした。
 飲んでるとちょっと苦いかなとか思うときもあるのですが、飲み進めると不思議とそれすら心地よく、どんどん飲んじゃいますね。
 いやあ、この旨味の存在感とキレのバランスのとり方は本醸造でも感じたものなので、まさに金鶴は「らしさ」を確立した銘柄なんでしょうねえ、素晴らしいの一言。
 金鶴、今後は超お気に入り銘柄として、ストーキングしていきたいと思いました。

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名称:金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年02月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

新春家飲み速報 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

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 こちらもありがたいことに毎年いただいているので解説は略、去年の感想はこちらです。

 今年もコミカルな見た目ですね~
 裏ラベルには「モ~ 一杯!」という干支にちなんだ脱力系ギャグが…(ちなみに去年もありました)

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 上立ち香は柑橘系果実にちょっとお米っぽさもあるような、フレッシュかつスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、存在感のあるフレッシュな甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、雑味を一切感じさせないまま、摩擦ゼロでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通り、柑橘系果実の甘酸味を主軸としつつ、ほんのりと田酒特有のお米的なコクを感じさせるもので、兎にも角にもまとまりが良いのが素晴らしいですね、飲みごたえと飲み進めやすさを見事に両立。
 後味は、最後の最後にほんのり苦味を感じさせつつ、酸メインでスッパリとキレます。

 非常にバランスの良い果実系甘酸味に、田酒らしいお米的コクを添える、王道と個性を兼ね備えた芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあやっぱりこの干支ボトルは良い!田酒は最近色々なスペックを出している印象がありますが、ド安定なものの一つですね。
 基本路線はモダンの王道なのですが、奥の方に「らしさ」を残して、かつそれが毎年再現されている、これは本当に素晴らしいことかと…
 田酒の凄みを感じさせる一本でした、来年も飲みたいなあ…

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名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):2,055円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年01月08日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27

家飲み記録 会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27

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 福島県会津若松市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 会津娘は私にとって、非常に好印象ながら、近くに特約店が無い関係で家飲みの間が空きがちな銘柄の一つですね。
 ただ同銘柄については以前から日本酒感想日誌さんが激賞しており「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんも最近殿堂にしていたので、今回銀座SIXのいまでやで見つけたこちらを即決購入した次第です(ささまさむねにごりと大体同じパターン)。

 こちらは「穣(じょう)」シリーズと銘打って、どの田んぼで作ったお米を使っているかを明記し、さらにQRコードで追えるようにしています。
 いわゆるテロワールというやつですね、九平治や根知男山が先行している分野かと。
 ちなみにQRコードを読み込むと、田んぼの断面図(?)と土壌解説という非常にマニアックなページが見れます、いやあこだわってますねえ。

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 上立ち香は洋梨的な果実香にちょっとセメダイン香が混じった感じのものがそこそこに。
 含むと、実に高密度かつ落ち着いた感じの甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、渋味が引き締め役をこなしつつ、ほんのりとした苦味も相まって実に奥深い印象を与えながら、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり根に福島酒らしさを感じる梨やバナナ風味のある複雑な旨味が主役、全体的に硬質な感じも相まって、奥に底知れなさを感じさせつつもついつい杯が進む印象ですね。
 後味は、全体の存在感を、ほぼ完璧といえるような自然さで引き上げます。

 程よく落ち着いた果実の甘さをしっかり感じる、複雑ながらも素直にスルスルと入ってくる、カッチリ旨味酒でした。
 うーむこれは正に、私同様の濃厚甘旨派、辛口信奉者、食中酒志向派、はたまたワイン派、全ての日本在住のお酒好きに飲んでみて欲しいお酒だと思います。
 好事家(特にワインも飲む派)が推すのに納得感があるんですよね、日本酒のポテンシャルを感じると言いますか、これこそ寝かせてビンテージで勝負できそう。
 会津娘、改めて凄い銘柄だと思わせてくれた一本でした。

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-477.html

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの類似スペック(田んぼ違い)の記事
https://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-3047.html

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名称:会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27
蔵元情報:株式会社髙橋庄作酒造店
購入価格(税抜):2,150円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年12月27日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生

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 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの紹介は2回目。

 最近私は入手困難銘柄へのこだわりや、それを追う気力を失いつつあるのですが、而今のにごりについてだけはどうも断ち切れない思いがあり、それがまだ見ぬにごり美酒への欲望に繋がっている感じだったりします。
 そんな中、昨年のこのお酒が「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんで殿堂になっているのを見て、今回気合を入れて福島の酒屋さんからお取り寄せした次第です。
 なお、いつ開けるかと機会を伺っていたら例によって日本酒感想日誌さんに先を越されましたね…、しかも廣戸川と飲み比べとかニクいことを…(悔しみ)

 使用米は書いてませんが、五百万石と華吹雪らしいです。
 アルコール度15度で加水有だと思いますが、それでも税抜1,272円は良心的ですね~

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 上立ち香は梨クリーム(?)的な、オリの雰囲気もありつつスッキリとしたフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュかつクリーミーな甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来的な苦渋味があくまで裏方に徹して複雑味と奥深さを添えつつ、最後まで素直に染み込んできます。
 味わいは、やはり福島酒らしい洋梨的な甘酸旨味が中心、フレッシュ感とオリの濃度による魅力を感じさせながらも、とにかく全体のまとまりが素晴らしく、ゆるゆると永遠に飲めてしまいます。
 後味は、酸渋苦が、あくまで自然に仕事をする形で、素晴らしいキレを見せてくれます。

 フレッシュかつ実に濃厚な甘酸旨味を、実にクリーミーかつ滑らかに楽しませてくれる、超バランスの甘旨にごり酒でした。
 いやあ良いですね!期待通り、期待以上の味わいでした、わかりやすくストレートに旨い。
 オリが露骨に濃厚さを加えつつも凄く柔らか滑らかなのが素敵だなあ、キツくない苦渋が福島酒らしい奥深さを添えて一本調子でないのも◎。
 なんとなくカルピス感もあるし、これも而今にごりファンに飲んでほしいお酒ですね~、こっちが好みという方も多いかと(そしてコスパはこっちが上)。
 ささまさむね、来年のにごりも是非飲みたいと思うとともに、他のスペックにも興味をそそられた一本でした。

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名称:ささまさむね 特別純米 にごり生
蔵元情報:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,272円/720ml
購入した酒屋さん:うめや商店(通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年12月25日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

金鶴 本醸造 しぼりたて生

家飲み記録 金鶴 本醸造 しぼりたて生

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 新潟県佐渡市のお酒です、家飲み、当ブログでの紹介は初めて。

 佐渡のお酒は、私は今まで「至」、「真野鶴」、「北雪(鬼夜叉)」、「天領盃(雅楽代)」と飲んできております、どれもハイレベルという印象がありますね。
 実は今回の金鶴も以前日本酒オフ会でいただいたことがあり、その時も非常に好印象でした。
 加えて、日誌係さんの度々の激推しコメントしーたかさん曰く「勝○と比べても遜色ない」神奈川建一さん曰く「こんなお酒が世の中に存在するなんて!」という風に、日本酒ブログ界でも異様に高評価。
 東京ではあまり見ないので買い逃していましたが、今年は何としてでもしぼりたて生を家飲みしたいという思いが爆発し、 「以前火入れを見かけた御徒町の吉池に入荷予定を聞いたら明日入荷と言われる」→「がっくりしつつ、数日後に電話で入荷確認」→「再び訪問して一升瓶ゲット」という流れで購入した次第です、飲みたい酒があるならやっぱり電話と足を駆使しないとですね。

 本醸造を名乗っていますが、精米歩合は60%と結構削っています。
 その上一升瓶で税抜1,889円と素晴らしい低価格。

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 上立ち香はアルコール香に爽やかな果実香が混じった感じのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、上立ち香の印象通りの爽やかな香りを伴った甘味が口中にふわっと広がったかと思うと、透明感の有る渋味(?)で全体が自然に収斂して、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、全体としては洋梨ウォーター(?)的な瑞々しくフレッシュな甘酸味が芯にあって、まったく嫌らしさのない含み香が心地よいもの、いやあこの物足りてる感と軽さの両立は初体験だなあ…
 後味は、渋味の余韻を残しつつも、見事なまでに自然に引き上げてくれます。

 しぼりたてらしいフレッシュさがあり、極めて高純度かつ独特の存在感を持つ、飲み飽きない系旨香酒でした。
 正直一杯目はちょっと甘味が物足りなくて渋味がキツめかとも思ったのですが、不思議と二杯目からは全体が見事に纏まった感じでしたね。
 いやいやまさに無限に飲める系ですよこれは、正直ヤバいぐらいに止まらなくて戦慄しました。
 なんだろうこの吟醸酒以上の含み香の心地よさと本醸造らしいキレの両立は…、生酒的なキャッチーさやオンリーワンの世界観も相まって初めての経験ですね、これがこの値段とは…(絶句)
 金鶴、まさに知る人ぞ知る美酒という印象でした、今後激しく追っていこうと思います。

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名称:金鶴 本醸造 しぼりたて生
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,889円/1,800ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年12月16日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり

家飲み記録 尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり

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 群馬県館林市のお酒です、驚くべきことに家飲みは初めて。

 同蔵別名柄の「龍神」とともに、東京の酒屋、居酒屋でもよく見る実力派銘柄ですね。
 外飲み経験は腐るほどあって、印象も良くて、特約店も近くにあるのにここまで家飲みしなかったとは…、まさに「いつでも飲めるから後回し」のパターンにハマってしまっていたようです。
 今回は、流石にそろそろじっくり飲みたいという思いと、最近twitterで非常に評判が良いのでセレクトしました。

 精米歩合は50のギリギリ純米大吟醸ですね、使用米くらい書いてくれればいいのになあ。
 面白いのは、「#まるでメロン」みたいな感じで、ハッシュタグ的な特徴の記載が有ることですね、「#令和的昭和感」って何やねんという気もしますが…

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 上立ち香は甘さと青さをハッキリと感じる露骨にメロン的な香りが気持ち強めに。
 含むと、甘さ、青さ、苦味がそれぞれ強く主張する旨味が、さらにオリのブーストで存在感を増しながらトロミを伴った口当たりで入ってきて、力強くバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、もうこれはまさにメロンジュースって感じのもので、フレッシュ・濃厚・キリリ感がガッツリある、しぼりたて甘口フルーティー酒のド真ん中を行く感じ、オリの濃度も良いですね~、それでいて酸味等の働きでダレ感を感じさせない完成度が見事。
 後味は、甘苦の雰囲気を余韻として残しつつも、最終的にはしっかり引き上げます。

 非常に濃厚でピチピチフレッシュな甘味を、青さ苦さのサポートでストレートに楽しめる、メロン系芳醇酒でした。
 いやあ期待通り、むしろそれ以上の、わかりやすい魅力があるお酒でしたね~、新酒の時期はやっぱこういうお酒を飲まないと!という気持ちにさせてくれます。
 それでいて粗さを感じさせないのは本当に造りが上手いってことなんだろうなあ…、感服の一言、本当に旨いです。
 尾瀬の雪どけの実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした。

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名称:尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり
蔵元情報:龍神造株式会社
購入価格(税抜):1,645円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年12月12日 群馬の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY

家飲み記録 黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY

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 福井県吉田郡永平寺町のお酒です、当ブログでも定番銘柄ですね。

 この本醸造垂れ口については、2年前に飲んで惚れ込んで以来、出荷直後に確保することにしております。
 〆張鶴しぼりたて同様、「アルコール添加」という技術がキモだとハッキリ感じるお酒だと思いますね。
 芳醇かつ荒々しい旨味をしっかり整え、お米の出来にあまり左右されず例年の味わいを再現し、安価かつ安定量を供給する、まさに大手実力蔵として蓄積してきた技術無くてはなし得ないことなのでしょう。
 (定番火入れでなく、酒質が安定しない「新酒生原酒」というのもポイントかと)

 黒龍はラベルは小さめですが商品紹介ページがしっかりしているので、詳細スペックやテイスティングコメントはそちらをご参照ください。
 日本酒度-7、味わいが「甘」「濃厚」に振り切っているのが素敵ですね。(辛口信仰の関係からか、イロモノ以外でそう書いてくれるお酒は本当に少ないんですよ…)

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 上立ち香は甘さと青さとアルコールを纏ったフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、極めて存在感の濃い甘旨味が、強めながらも浮いていないほろ苦さと一体になって力強い口当たりで入ってきて、最後まで甘苦のバランスを保ったまま、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン的な青い甘旨味が主役、オリも相まった濃度が高さが魅力ですねえ、そしてそれを苦味と若干のアルコール的辛さがしっかりとかつやり過ぎずに引き締めるバランスが見事。
 後味は、甘味を苦辛が引き取る、王道の引き上げ方でキレ。

 非常に濃厚かつフレッシュな甘旨味を、苦辛との玄妙なバランスで楽しませてくれる、超絶コスパ酒でした。
 いやあ、アル添生原酒としてはやっぱりこのお酒は一種の到達点に至っていると思いますね、抜群の安定感。
 〆張鶴しぼりたて同様、「こうあるべき」という確固たるビジョンがあって、積み重ねられた技術でそこに限りなく寄せていっているようなお酒なんでしょう。
 黒龍の実力をまたもやバリバリに感じさせてくれた一本でした。

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名称:黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけ:実力派アル添酒2本記念撮影時ツイッター


 アル添信奉者の方々のRT協力も手伝い、私のアカウントでは非常に珍しく100いいね到達しました。
 アル添バンザイ!

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2020年11月27日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)

家飲み記録 kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)

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 新潟県中魚沼郡津南町のお酒です、前回に続いてのご紹介。

 こちらは、純米吟醸と同時に購入した純米「大」吟醸になります、こちらも上槽直後のお取り寄せですね。
 個人的には、製造年月が日付まで書いてあるのは素晴らしいと思うんですよね~、造られてからまだ一ヶ月も経っていないお酒を開栓するという喜びをダイレクトに感じられます。
 醸す森だけに限った話ではないですが、搾って間もない生酒がしっかりとしたコールドチェーンで家庭の冷蔵庫まで届くということは本当に素晴らしいことですからねえ。
 日本全国のフレッシュな生酒ならではの魅力を安価で楽しめるという、有史以来初めての特権を、日本在住者はもっと謳歌すべきですよええ。

 閑話休題、この純米大吟醸は以前に飲んだ時にちょっと生熟感が気になり、今度はしぼりたてが飲みたいと思ったお酒だったりします。
 10月1日製造、10月12日開栓。

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 注ぐとこれまた結構濁ってますね、おりがらみといった風情。

 上立ち香はフレッシュかつ非常に甘い感じの心地よい果実香が気持ち強めに。
含むと、しっかりと存在感のある甘酸味が実に滑らかな口当たりで入ってきて、裏方に若干の渋みを感じさせつつ、最後まで見事にバランスを保って、口中に広がりながら染み込んできます。
 味わいは、マスカットや洋梨や乳酸を感じさせつつ、砂糖的甘さを更に加えたような、実に濃厚な甘酸味が厳然たる主役、嫌な苦味等の雑味は皆無で、強い甘味と渋酸がせめぎ合う感じでまとまっていますね。
 後味は、そのまま酸渋が引き取る形ながら、極めて自然に引き上げていきます。

 極めて濃厚な甘味を、渋酸の働きで物凄く素直に楽しませてくれる、オンリーワンのフレッシュ甘旨酒でした。
 これは良いですね~、甘酸渋のバランスが本当に絶妙で後引けの良さが素晴らしい!
 普通これだけの濃度だったらやっぱりしつこさが残りますからねえ、純吟はガス感の強引さもあったのですが、こちらはもっと繊細というか、丁寧な完成度かと。
 いやあ、前回飲んだときに「これはしぼりたてを飲みたい」と思った自分の慧眼ぶりを褒めたいところですねえ。
 醸す森、今後一層注目していきたいと思いました。

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名称:kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)
蔵元情報:苗場酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:蔵元直販(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

■取り寄せ2本の記念写真
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 2本とも素晴らしくおいしゅうございました!

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2020年10月16日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)

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 山形県鶴岡市のお酒です、当ブログのド定番銘柄。
 
 というわけで、今回新酒を夏まで引っ張った3銘柄は「花陽浴」「飛露喜」「栄光冨士」でした、私的に超選りすぐり銘柄という感じですね。
 基本的に私は「甘旨フレッシュ派」&「蔵が出したタイミングで味わう派」であり、大量購入、即消費を旨としているので、この3本をこれだけ寝かすのは割と珍しいことだったりします。
 ただ、実は栄光冨士に関しては、柏の日本屋さんで結構店熟成ものをいただいているので、最初から大丈夫だろうと予想はしております(以前、蔵元生熟成であろう愛山もありましたし)。
 
 スペックは定番の酒未来の精米歩合50%(詳細は裏ラベル参照)。
 12月出荷、翌8月開栓です。

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 上立ち香は蜜的な甘さを感じるトロリとした果実香が気持ち強めに。
 含むと、まだまだフレッシュ感を残しつつしっかり味が乗ってきた印象の、若干とろっとした超濃厚な甘旨味がドドドと入ってきて、あくまで裏方に苦渋味を感じさせつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり砂糖を入れた洋梨を煮詰めたような超濃厚な甘味が厳然たる主役、酸は下支えする程度で、苦味は相対的に僅少、渋味はそこそこ強めながらしっかり追いやられてますね。
 後味は裏方の苦酸が仕事をしているのか、意外なほど自然かつしっかり引き上げてくれます。

 非常ににぎやかな印象ながらも、味が乗ってきた甘味がド真ん中で主張することで、一種の力強いバランスを保つお酒でした。
 これは良いですね~、やはり想像通りの生熟適正がありました、これだけ甘旨系でいわゆる生老ね感が皆無なのは結構凄いと思いますねえ。
 まあ、ただでさえ濃い栄光冨士の濃度マシマシなので、そっち系が苦手な人は全然ダメでしょうが、好きな人にはたまらない、そういう系統だと思います。
 栄光冨士の生熟適正を確信させてくれた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:3本記念写真
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 今回の3本の中で個人的感覚としては、栄光冨士が一番「伸びた」お酒です。
 夏や秋は芳醇甘旨系の生酒が不足する時期ではありますが、「風の森」とこの「栄光冨士」はド鉄板の選択肢として、改めてオススメしたいと思いますね。

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2020年09月26日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

家飲み記録 三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

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 福島県田村郡三春町のお酒です、SILKY DROP2本目。

 前回は純米、今回は「特別」純米です、ただ精米歩合は両方とも60%みたいですね。
 あらためて思いますが、日本酒の細かい商品の違いって本当に分かりにくいですねえ…、「特別」がついているかどうかなんて普通の消費者は気にしないでしょう。
 このお酒の場合裏ラベルの文言も全く同じなのでなおさら違いがわからないという…、なんともはや。
 酒屋さんが間に入って説明するのが理想なのでしょうが、通販だとあまりできないし、店頭でもそこまでできるところは限られるでしょう。
 こういう商品の場合、それぞれの味わいの特徴はやっぱりラベルにしっかり書くべきだと思いますねえ。
 (もちろん、当ブログの記事を参考にしてくれたら、私としては一番嬉しいのですが)

 ちなみに実際、私が通販を使ってでも購入しようと思ったのは「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの記事が決め手になっております。
 こちらも、遠心分離、一回火入れですね。

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 上立ち香は…ほとんど無いですね、おりっぽいフレッシュな雰囲気はあり。
 含むと、おりも相まって非常に存在感のある甘旨味が実に自然な口当たりで入ってきて、やはり柔らかみのある苦味と少々のガスで素晴らしいバランスでまとまりつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり純米同様梨やキウイを感じさせるみずみずしくも存在感のなる甘酸旨味が主役、苦味ももはや前向きなアクセントになっていて、オリの高濃度がありながらガンガン飲んでしまいますね。
 後味は、オリの存在感をデクレシェンド的に、素晴らしく自然に引き上げてくれます。

 濃厚さ、飲みやすさ、上品さ、飲み飽きなさ、矛盾しがちな要素を見事にまとめる、素晴らしいバランスの芳醇甘旨酒でした。
 純米と非常に似ているのですが、やはり後味がさらに自然になっている気がしますね、いやー旨い。
 柔らかさ・優しさと、飲みごたえ・インパクトの両立っぷりが凄いんですよ、「一回火入れ」かつ「濃厚なおりがらみ」であることが、完全に前向きな方向に働いていると言いますか…
 三春駒、購入に踏み切った自分を褒めてあげたくなるような一本でした。

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-357.html

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名称:三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年08月07日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 ~ザ・プラチナ~ (2020年2月製造)

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 ~ザ・プラチナ~ (2020年2月製造)

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 山形県鶴岡市のお酒です、当ブログ常連銘柄。

 栄光冨士はちょくちょく飲んでいますが、中でも印象が良かったこちらを優先してご紹介します(といっても数ヶ月遅れですが…)
 既にお気づきかもしれませんが、当ブログの記事と実際の発売時期のタイムラグがあまりにもひどすぎるので、せめて気に入ったお酒については早めにご紹介する方針にしようと思っています。

 今回いただくザ・プラチナは2016年にも飲んでいましたね。
 当時は使用米について「山形酒104号」と記載されていましたが、今は正式に登録された「雪女神」という名前をアピールしています。

 精米歩合は33%と相当削っていて、お値段も税抜2,200円程度と若干お高め。
 ただ雪女神自体が高精白酒向けのお米ということで、他蔵では3,000円以上が多いということを考えると、この精米歩合の無濾過生原酒でこのお値段なら非常に良心的な値付けだと思います。

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 上立ち香は砂糖っぽい甘さのある香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚な甘旨味がトロリとした口当たりで入ってきて、苦味等の後ろ向きな味わいを感じさせないまま、最後までバランスと存在感を保ちつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、糖蜜あるいは綿菓子的な純度の高く柔らかい甘味が中心にありつつ、表にハッキリと出てこないレベルの酸味やアルコール的辛さで、フレッシュさを添えるとともにダレをいい具合で防いでいます。
 後味は、口中に最後の最後だけ、ほんの少し、苦味の余韻を残して自然に引き上げます。

 思いっきり力強い甘口ながらも、上品さや純度の高さをしっかり感じさせる、栄光冨士らしいハイスペック酒でした。
 う~む、栄光冨士は正直出来のブレが激しい銘柄という認識があるのですが、これは素晴らしい…出色かと。
 栄光冨士の中では甘味の純度が高いことと、苦味をしっかり押さえていることがポイントでしょう、私のような甘口派ならガンガン飲めちゃうタイプ。
 栄光冨士、今後も期待できると思わせてくれる一本でした。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 ~ザ・プラチナ~ (2020年2月製造)
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):2,200円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年07月29日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル

家飲み記録 加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル

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 新潟県加茂市のお酒です、当ブログでもかなりの頻度で登場している荷札酒を造る蔵のお酒ですね。

 こちらのお酒は、信州亀齢同様Twitterの情報を当てに購入しました。
 加茂錦といえば、県外では「荷札酒」ブランドで評価を得てきている印象がありますが、今回は地元銘柄の加茂錦で全国展開したようですね。
 これは公的なソースがある話では無いのですが、どうやらコロナ関係で中止になった新潟の超大型日本酒イベント用のお酒が県外に出てきたみたいなんですよね…
 亀泉Cel24うすにごり同様、家飲み派にとっては、不謹慎ながらありがたい話ではあります、奇貨に感謝しつついただこうかと。

 スペックは山田錦の精米歩合40%の無濾過生原酒という非常に豪華なものながら、お値段は2,000以内とありがたいレベル。
 面白いのは、ラベルで「製造日二ヶ月以内の消費」や「-5~5℃」での保管を推奨しているところですね。
 さらには十四代や新政を例に出して、新世代の日本酒には新しい常識が必要という主張をハッキリと記載しています、私としては同意。

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 上立ち香は濃厚ながらも上品さを漂わせる甘い果実の香りが強めに。
 含むと、やはり上品な印象の甘味が実に滑らかな口当たりで入ってきて、苦味をしっかりと奥の方に押し込みつつ、最後まで心地よいバランスを保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、まさに高級リンゴってイメージの、典型的ながらも洗練された甘味が厳然たる主役、酸味は完全に脇役、苦味は少々あるものの浮かずに一体化している感じですね。
 後味は甘味をデクレシェンド的に、そして優しく、見事なまでに自然に引き上げていきます。

 高精白らしい雑味の少なさと口当たりの滑らかさがありつつ、飲み疲れ感を見事に廃した欠点が見当たらないお酒でした。
 いやこれは良いですねえ、今風の吟醸酒としてどストレートな方向性ながら、全体の完成度が群を抜いている印象。
 亀泉でも思いましたが、こういうお酒は今なら一般消費者にも売れるはずなんですから、今後は是非小売して欲しいなあ。
 加茂錦の株が自分の中でまた高騰した一本でした。

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名称:加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル 
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,980円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年07月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 貴醸酒

家飲み記録 黒龍 貴醸酒

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 福井県吉田郡永平寺町のお酒です、当ブログでも何度も登場してますね。

 泣く子も黙る黒龍ですね、今回は「貴醸酒」というかなり特殊な商品になっております。
 貴醸酒の詳細は省きますが、まあむっちゃ甘くなる製法と思って良いでしょう、バランスの良い黒龍がどうなるかが興味深いところ。
 なお、この黒龍の貴醸酒は「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」のすんさんが以前から激推ししているお酒としても気になっていました。
 が、つい最近まで一合瓶しか出ておらず、私としてはどうしてもコスパ面で二の足を踏んでいたのが実情です(一日で飲んじゃいますからねえ)。
 今回、満を持して四合瓶が出たので、飛びついた次第。

 スペック的には、アルコール度が12度とかなり低いのが気になるところ。
 お値段は税抜き2,000円、どうしても高価になりがちな貴醸酒の中では、かなり抑えてくれている印象です。 


 上立ち香は甘さがありつつ柑橘系の爽やかさも感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらもクドくない甘味が極めて柔らかい口当たりでトローリと入ってきて、不思議なほどにダレないまま、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、うーむ、何らかの果実を砂糖漬けにしたような実に濃厚かつ甘味主体のものなのですが、恐らく奥の奥に酸を秘めることでダレを防ぎ、かつ兎にも角にも純度が高く柔らかいところが非常に魅力的。
 後味は、濃厚さが嘘のように、自然にデクレシェンド的に引き上げます。

 濃厚な甘味を極めて柔らかく、かつ高純度で楽しませてくれる、異次元のまとまりの甘口酒でした。
 いや~凄い!やっぱり黒龍の技術力はとんでもないなあ…、本当にマイナス要素の排除の仕方が本当に見事。
 まあ貴醸酒なので量飲むと甘さや渋味が若干もたれては来ますが、それが些事に思える程度に魅力的にまとまった味わい。
 いわゆるデザート酒とか、ナイトキャップとしての役割は完璧に果たしてくれると、私は思いました。
 黒龍への信頼度がさらに高まった一本でした、流石の一言ですねえ。

■「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-301.html

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名称:黒龍 貴醸酒
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年07月23日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒

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 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 前回の家飲みは約4年前でしたが、その時は非常に好印象でした。
 その後なんとなく間が空いていたのですが、最近twitter上で信州亀齢のファンが非常に増えているように感じており、そろそろ確認せねばと購入しました。
 何だかんだでtwitterの日本酒ファンの感想というのは、集合知と言いますか、かなり宛てになると個人的には感じています。
 もちろん、好みはあるのでその辺りを考慮する必要はありますが、各日本酒ブログと共に、私にとっては貴重な情報源ですね。

 閑話休題、今回いただくのは「山恵錦」という長野県で新しく開発された酒米を使用しているのが特徴です、解説は裏ラベルにありますね。
 精米歩合は55%、アルコール度数は15度と無濾過生原酒の割には低め。
 果たして山恵錦は、美山錦のようなポテンシャルを秘めたお米なのでしょうか、そのようなことも意識しつついただきます。

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 含むと、非常にバランス良くかつしっかりインパクトもある甘酸味が、少々のガス感を伴いつつ力強く入ってきて、苦味をあくまで脇役に感じさせつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり長野らしくリンゴを感じる甘酸味が主役(メロン風味もあるかも)、フレッシュ感は強めながら苦味は相対的に隠れていて、全体として力強くも繊細にバランスを保ち、飲み飽きなさが皆無。
 後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつ、しっかりかつスッキリとキレます。

 芳醇フレッシュフルーティーながらも、非常にバランスが良くてグイグイイケてしまうお酒でした。
 これは信州亀齢にも、山恵錦にも今後強い期待を抱いてしまいますねえ。
 とんがった個性は無いのですが、無濾過生原酒的な魅力をビンビンに感じさせつつ、素晴らしいまとまりなんですよ。
 長野酒らしさと、そこを超越していくような完成度がしっかり両立している感じといいますか…、とにかく私好みで旨い!
 信州亀齢、今後是非とも他のスペックもいただいていこうと思いました。

 ちなみに旨すぎて二日で飲みきってしまったので、変化はわかりま千円。
(↑飲みながら勢いで書いてありました、テンションが上がっていた証拠に残しておきます…)

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-417.html

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名称:信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年07月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 01BY

家飲み記録 亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 01BY

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 高知県土佐市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 亀泉の人気商品であるCEL24のうすにごりバージョンです。
 一見単に「うすにごり」と名前に付いただけですが、前回CEL24を飲んだときにちらと書いた通り、このお酒は通常個人向けには出回らず、特定の居酒屋でしか飲めない超限定品だったりします。
 
 が、蔵元さんのツイートで、今季限定で出回るという情報が出たため、それを見て興奮し10分ぐらいでお取り寄せ発注した次第です。


 私としては、約6年前に串駒で飲んで以来家飲みしたい一本だったので、まさに念願かなったという感じですね。

 ちなみにその時、このお酒を個人売りできない理由の一つに「非常に噴き出しやすいから」ということがあると話を聞いた覚えがあります。
 で、折角なので今回開栓動画を撮ってみた様子がこちら。

 いやあ、レマコム出庫直後でこれですよ、噴き出しはしませんでしたが、栓は止めていた部品ごと天井に激突!
 これは危険物ですねえ…、ただ、前似たような状況で手を切ったことがあるので、栓を止める部品がプラスチックなのは非常にありがたかったです。

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 上立ち香はまさに完熟パイン系の甘酸っぱい香りがそこそこに。
 含むと、インパクト抜群ながらも意外と抑えも効いた印象の甘酸味がシュワシュワと入ってきて、オリ由来の苦味を纏っていい感じに輪郭を整えつつ、ゆっくりと口中に広がります。
 味わいは、やはりパイン系のハッキリした甘酸味を中心にしつつ、ガスの刺激やオリの苦味の奥深さが一体化した感じのもので、全体として見事にバランスが取れていて、無限に飲める感じ。
 後味は、酸味と苦味によるものと思うのですが、これがまた不思議なほど自然に引き上げてくれます。

 甘味、酸味、苦味、ガス感、フレッシュ感、そしてオリ由来の米的旨味が繊細かつ力強くハーモニーを奏でる芳醇超絶バランス酒でした。
 いやあ素晴らしい、普通のCEL-24と比べても、酸味が酸っぱいまでいかなくて上品というか、バランス良い気がするんですよねえ…。(何か特別なことやってたり、良いタンクを選んでたり、裏に「別誂」的な秘密がある気がします。)
 それぞれの要素が主張しつつも一種の抑えも効いていて、ほんとマイナス要素が無いです。
 銘酒居酒屋でこのお酒が最初の一杯として出てくる理由が改めてわかりましたね、食前食中としても万能で、他のお酒とも喧嘩しないでしょう。
 正直、このお酒があるときは毎日若干二日酔い気味なぐらいに飲み過ぎてしまいました。

 亀泉、そしてCEL-24に対するイメージを超絶に上げてくれた一本でした。
 蔵元様、今季限定と言わず、なんとか来年も個人向けに出してください…、何卒何卒…

 ちなみにガスが抜けても全然ダレないんですよねえ。
 なんというか、ガスに頼らない甘酸苦のバランスがしっかり有った上でのシュワシュワ感なのでしょう。
 一升瓶、飲み切りに寂寥感を覚える程に、最後まで楽しませていただきました。(二升目購入検討中)

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■紹介「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
https://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-3490.html

名称:亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 01BY
蔵元情報:亀泉酒造株式会社
購入価格(税抜):3,318円/1,800ml
購入した酒屋さん:山崎酒店(高知)
お気に入り度:8.9/9.0

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2020年07月06日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

甲子林檎 (きのえねアップル) 純米吟醸生(2018年6月製造)

家飲みプチ記録 甲子林檎 (きのえねアップル) 純米吟醸生(2018年6月製造)

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 この甲子アップルは1年ちょっと前に飲んだ時無茶苦茶気に入って、【超】お気に入りかつ2018年「今年の私的ベスト日本酒10選」にも選出したお酒です。
 今回、2年近く生熟期間を経たものが柏の日本屋さんの冷蔵庫にあったので、「これは一発試してみたい!」とセレクトしました。

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 上立ち香はほんのり熟感を纏った、やはりリンゴ的な果実香がそこそこに。
 含むと、しっかり味が乗りつつも爽やかさが十分に残った甘酸味が柔らかさも感じさせつつ入り込んできて、間差で出てくるほんのりとした苦渋味が複雑さを添えつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいはやっぱりアップルリキュールって感じですね~、完熟感の有る濃厚な甘味を酸がしっかり引き締めるのに加え、飲み飽きない程度の奥深さもあってもうガンガン飲めてしまいます。
 後味は、ほんの少し渋味の余韻を残しつつ酸がスッキリと引き取る形で見事なまでにしっかりキレます。

 まさに完熟リンゴ的な甘酸味を、力強くもさっぱりと楽しませてくれる、グイグイいける生熟酒でした。
 いやあ、しっかり甘い酸味酒として、この甲子アップルはガチでオススメできますね~、イロモノっぽく見えますが、日本酒らしい複雑味や飲み応えがちゃんとある上で個性的なのが素晴らしい。
 今回、生熟もイケることが判明したので、より信頼性が増しましたね、一升瓶買いでも良いかも。
 次は他の甲子正宗のお酒も飲んでみようかなと思わせてくれる一本でした。

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名称:甲子林檎 (きのえねアップル) 純米吟醸生(2018年6月製造)
蔵元情報:株式会社飯沼本家
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年05月24日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟 30BY

家飲みプチ記録 土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟 30BY

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 神楽坂の「ぼっちりや」さんでしか買えない超限定スペックの生熟酒です。 
 一昨年購入して物凄く好みだったのですが、昨年買い逃したので今回はガッツリ入荷チェックして購入しました。

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 上立ち香は落ち着きつつも良い感じのセメダインを纏ってスッキリとした果実香が気持ち強めに。
 含むと、いい感じに味乗りしてきた印象の甘旨味が、しっかり裏方に回った酸味と苦味で、最後まで見事に輪郭を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、生熟でしか出せない落ち着きと押し出しの強さ、そしてある程度の柔らかさを兼ね備えた甘旨味が中心、苦味酸味は全体に溶け込んでいる感じながらダレをしっかり防いでくれている印象ですね。
 後味は、濃厚さを見事にに引き取って、バッチリキレます。

 熟成香を押さえつつ実に素直に味乗りした、生熟の真骨頂を感じさせてくれる芳醇甘旨酒でした。
 生熟酒なのに杯を重ねる程に良くなってくるんですよ…、脇役に徹した酸苦の仕事なんでしょうが、それのバランス本当に凄い。
 やっぱ旨いわこれは…、ぼっちりやさんで一時期しか買えない、一升瓶限定品ということで入手へのハードルは激高ですが、お店のFBに毎年入荷情報は出ているようなので、興味があったら是非お試しください。
 土佐しらぎく、超実力派銘柄として今後も注目していきたいと思いました。

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名称:土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟 30BY
購入価格(税抜):3,200円/1,800ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年05月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2019年3月製造)

家飲み記録 旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2019年3月製造)

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 徳島県那賀郡那賀町のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 
 前回家飲みした印象がすこぶる良かったので早めのリピートです、信頼の一升瓶買い。
 その記事でいただいたコメント情報によると、生産量は相当少ないみたいです。
 あまり機械化されていない設備で少量仕込み、そして圧倒的な個性、まさに「ザ・地酒」と呼ぶにふさわしい銘柄だと私も思います。
 先日紹介した御山杉や桃の里なんかもそうですが、小規模蔵らしい個性が自分の好みにハマった時の喜びはひとしおですね。
 ただ、そういう蔵は、いつ味が変わったり、はたまた廃業してしまったりするか分からないという危機感もあり…、本当に地酒は一期一会の世界だと思います。

 今回いただくお酒は雄町使用で、精米歩合は70%に留めています、そしてアルコール度数は圧巻の20度。
 2019年3月製造で、同年9月末にいただいています。

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 上立ち香は若干カラメルを纏ったちょっとツンとくるアルコール香がそこそこに。
 含むと、ちょっと粉っぽさのある極めて高密度の旨酸味がグググッと入ってきて、舌上に硬質なアルコール感を感じさせつつ、存在感を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ控え目で、ブランデーとかの蒸留酒的な奥深い旨味を中心にしつつ、強めの酸味とアルコール感がむしろ濃厚さをガッチリ引き取ってついつい飲み進めてしまうような、日本酒の可能性を感じさせてくれるもの。
 後味は、やはり酸とアルコールの辛さが濃厚さをガッツリ引き取ってキレます。

 超高密度の旨味が強烈なアルコール感と一体になって、酸辛とともにオンリーワンの世界を構築するお酒でした。
 正直なところ、流石にアルコール感にキツさも感じるのですが、旨味の存在感が負けてない結果、独特のバランスが取れていますね。
 いやあやっぱり世界観ありますよこのお酒は…、実に複雑ながらも不思議なほどに飲み疲れない。
 白状しますと、私は一升瓶開栓したときについつい四合ぐらい飲んでしまい、家飲みなのに翌日グロッキーという失態を晒してしまいました…
 旭若松、是が非でも今後も造りを続けていって欲しいと、切に思わせてくれた一本でした。

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名称:旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2019年3月製造)
蔵元情報:那賀酒造有限会社
購入価格(税抜):4,100円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年04月22日 徳島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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