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櫛羅 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 30BY

家飲み記録 櫛羅 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 30BY

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 奈良県御所市、千代酒造のお酒です。

 結構続いた地酒屋こだまさんでの購入酒のトリを飾るに相応しい、店長が入魂して熟成させたこだまチューニング。
 以前には、私のアル添酒へのイメージを一変させてくれた、辰泉の本醸造生を頂いたことがあります。

 先に言ってしまうと今回も無茶苦茶旨かったんですよね~
 なんとなく日誌係さんみたいな言動になってしまいますが、こういうお酒・熟成テクが広く評価されて、高い値段で取引されるようになるのが本来健全というか成熟した市場なんだろうなあと思います。
 ただまあ私としては、そういう情報を持っている人間が美味しい思いをできる今の状況もありがたいというのが正直なところだったりしますね。
 読者の皆さんも是非当ブログの情報で美味しい思いをして欲しいところです。

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 上立ち香は熟した、しかし枯れてない感じの若干酸も感じる果実香がそこそこに。
 含むと、実に複雑な感じの旨渋味が、引き締まりと見晴らしの良さを添える凛とした酸を伴いつつ、力強くしかし自然な口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ちつつもスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、紅茶的な素直な熟感がありつつ、ダレやクドさを全く感じさせない、旨味と酸味と渋味メイン、甘味サブという感じのバランスの良いもので、濃度の割に恐ろしく杯が進んでしまいますね。
 後味は、その複雑味や存在感が、全体のバランスと酸味の働きで極めてさばけの良い感じで引き上げていきます。

 程よく熟した紅茶的な渋味と蜜的な甘味、そして凛とした酸味がとんでもなくハイレベルにバランスを取る、いくらでも飲めてしまうお酒でした。
 いやあ素晴らしいですねえこれは、あまりこういうこと言うのもなんですが、アホみたいに日本酒飲んでるブロガーが一致して評価してるお酒ってそりゃ本物なわけですよ。
 さらに余計なことを言うと、プレ酒追うより大塚行った方が、よほど簡単に感動できるレベルのお酒に出会えると思います(試飲できるし)、メディアにはろくに出ない情報ですけど、せっかく今このブログ読んでるんだから、信用してくださいな。
 篠峯、そしてこだまチューニングの凄みを感じさせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):2,050円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.8/9.0

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2022年06月28日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

家飲み記録 黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

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 長野県伊那市、仙醸のお酒です。

 相談:「川中島○舞や信州○齢が買えません、どうすれば良いですか?」
 回答:「地酒屋こだまに行って試飲で信州酒のバリエーションを感じつつ、好みのお酒を買いましょう」

 という謎問答から初めてしまいましたが、これは本当にそう思っています。
 有名銘柄しか知らないような方にこそ、こだまさんに一度行ってみて欲しいですねえ。
 有名銘柄は最大公約数的な魅力のある素晴らしいお酒ですが、自分に合うお酒を見つけられるならやっぱりそれがベストなんですよええ。
 
 閑話休題、今回いただくのはこんな夜にシリーズの一つ山椒魚。
 金紋錦利用の直汲み生を、製造年月から半年後にいただいています。

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 上立ち香は割と落ち着いた、完熟洋梨っぽい果実香がそこそこに。
 含むと、熟感とフレッシュ感を両方残したような、実に存在感の強い甘旨味がバランスの良い口当たりで入ってきて、粗さを全く感じさせないまま、じんわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、なんというか蜜たっぷりの完熟りんごor洋梨とでもいいましょうか、極めて濃厚な甘味が主役ながら、紅茶的熟感や渋味としっかり一体化した奥深いもので、全く飲み飽きずに延々と飲めてしまいそう。
 後味は、渋味メイン、そして最後にほんのり苦味を感じさせつつ、実にしっかりとキレます。

 生熟ならではのしっかりとした熟感と甘味に渋味が奥深さを添える、超ハイレベルなまとまりの芳醇甘熟酒でした。
 これは素直に旨いっすね~、長野酒らしい甘旨味が本当に素直に、そして前向きに熟していった感じ。
 冷酒で飲むには今が丁度いいタイミングだったんじゃないかしら、そんな印象ですが、今後も常温や燗酒向けに伸びていきそうな雰囲気もありますね、そのくらいバランスが良い生熟酒だと思います。
 こんな夜に、長野酒の中でもトップクラスであると、確信を深めた一本でした。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年06月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

秀鳳 「概念」 本醸造

家飲み記録 秀鳳 「概念」 本醸造

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 山形県山形市、秀鳳酒造場のお酒です。

 秀鳳の限定品ですね、以前ご紹介した「珠韻」同様、全国でも非常に限られた店舗でしか取り扱いが無いとのこと。
 ラベルにはあまり情報はありませんが、実際は貴醸酒仕込みらしいです。
 流石に貴醸酒≒極甘口であることはどこかに書いたほうが良いんじゃないかな~とか思いましたが、確か買うとき店員さんに「甘いお酒ですが大丈夫ですか」と一言確認されたような。
 まあそういう要説明酒だからこそ販売店限定なんでしょうね。
 ちなみに私は「だから買うんですよ(ニチャア…)」と答えた記憶があります。

 というわけで日本酒度は-29です、特筆すべきはそのお値段で、なんと四合瓶1,200円!
 貴醸酒なら2,000円オーバーもむしろ当然ですからねえ、本醸造とはいえこれは凄いこってす。

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 上立ち香は甘く濃厚なお米ジャム(?)的な香りがそこそこに。
 含むと、思いっきり濃厚かつ柔らかい印象の甘味がヌルリとした口当たりで入ってきて、奥の方ほんのりと酸味を感じさせてくどくないバランスを保ちつつ、最後までゆっくり染み込んできます。
 味わいは、超濃厚ないわば蜂蜜的な甘さを中心にしつつ、おそらく酸味が最小限の仕事をする形でクドさを防ぎ、苦味等の雑味を全く感じさせないもので、非常に純度が高い印象を与えてくれますね。
 後味は、最後の最後にほんの少々アルコールの辛さの雰囲気を感じさせて、びっくりするほどしっかり自然にキレます。

 極めて柔らかく雑味の無い、しかし超濃厚で奥深さもある、素晴らしい完成度かつ超絶コスパの甘旨貴醸酒でした。
 上の感想からの通り、アル添感はほぼ無いのですが、間違いなくアル添が裏方で仕事はしていると思います、それがお値段の秘密でもあるのでしょう。
 う~ん素晴らしい…(恍惚)、安いだけじゃなく貴醸酒としてのバランスが極めて高いと思います、これだけ甘いのにクドくないのは見事としか言いようが無いですね。
 概念、秀鳳の凄さをビンビンに感じさせてくれました、もっと大々的に展開しても良いんじゃないかなあ…

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年05月15日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

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 (詳細なラベル撮影忘れ…)

 長野県木曽郡木祖村、湯川酒造店のお酒です。

 このスノーウーマンは、以前書いたにごり酒特集で激賞したとおり、私の中では5本の指に入るぐらいのお気に入りにごり酒です。
 実際冬の時期はSNSのタイムラインが有名銘柄のにごり酒がガンガン流れていくのですが、いつも「このお酒より旨いのなんてほとんどないよなあ」とか思っていたりして。
 長野酒に関しては、幻舞に加えて最近信州亀齢が入手困難になってきているところですが、私から言わせるとまだ✕4実力派銘柄がごろごろしているので、今後が楽しみでもあり不安でもあり…ですね。


 上立ち香は梨っぽい爽やかな香りとオリの香りが混ざって、そこそこに。
 含むと、香りの印象通りの実に爽やかフレッシュな甘酸味がオリの旨味とともに、チリチリとしたガスを感じさせながらもなめらかな口当たりで入ってきて、その勢いのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨的な甘酸味にオリ由来のお米的旨味が見事に一体化したもので、苦味等の後ろ向きな味わいをほぼ感じさせないうえに、見事に飲みごたえと飲み進めやすさを両立していますね。
 後味は、オリの柔らかさの側面を感じさせつつ、実に自然に引き上げます。

 爽やかな甘酸旨味、濃いめのオリの旨味、程々のガス感が絶妙なバランスでまとまった、グビグビいける芳醇フレッシュにごり酒でした。
 いやあこの安定感は素晴らしい!見事なまでに期待通り、いやそれ以上の出来に笑いがこぼれます。
 自分の中では桃の里、玉櫻、ささまさむねと共に、「而今にごりが飲めなければスノーウーマンを飲めばいいじゃない」と言いたくなるようなド鉄板の逸品かと思いますね。
 十六代九郎右衛門の中でも、スノーウーマンは毎年買おうと思わせてくれる一本でした。

購入価格(税抜):1,508円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年02月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

阿武の鶴 「Orizuru」 おりがらみ生 03BY

家飲み記録 阿武の鶴 「Orizuru」 おりがらみ生 03BY

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 山口県阿武郡阿武町、阿武の鶴酒造のお酒です。

 こちらは昨年に同スペックをいただいております、銘柄解説等はそちらの記事をご参照ください。
 実は前回いただいたときに、若干の甘ダレ的生熟感があって、強く勿体無さを感じてしまったので、今回はリベンジ的に新酒の時期に購入した次第です。

 本当、この時期は飲むお酒の優先順位を決めるのが難しいんですよね…
 新規開拓、お気に入りリピート、気に入った銘柄の別スペック、そして今回みたいなリベンジを合せると、肝臓も財力も冷蔵庫スペースも全然足りないのが辛いところです。

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 上立ち香は甘くフレッシュなパイン的果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がほんのりとした苦味を伴いつつ、極めて力強い口当たりで入ってきて、そのままの印象を保ったままじわりじわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、パインや桃を彷彿とさせるドフルーティーなもので、オリのブーストを受けた強力な甘味・酸味・苦味が絶妙なバランスを演出してくれますね、濃厚さが嘘のように進みます。
 後味は、苦味が必要十分な存在感を発揮して、しっかりキレます。

 芳醇甘口系新酒おりがらみ酒として、まさに期待通りの魅力が有る、インパクトとバランスを兼ね備えたお酒でした。
 う~ん私好み!「いやあ最近の新酒はどこも旨いなあ…」みたいに和んでいた私に、「本当に好きなのはこれだろ!」と叩きつけられた気分ですね。
 パイン的なトロピカル感があるので、あえて誤解を恐れずいうと花陽浴に近いバランスのように思えます、それも甘味主体の時の。
 まあこれなら、前回の甘ダレ感は納得ですねえ、あまり長期間は持たない酒質かと…、購入即開け推奨。
 阿武の鶴、今後色々なスペックを飲んでいきたいと思わせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年01月24日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

芳水 「高柿木(たかがき)」  純米生原酒 台力中取り

家飲み記録 芳水 「高柿木(たかがき)」  純米生原酒 台力中取り 30BY

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 徳島県三好市、芳水酒造のお酒です。

 芳水は東京ではほぼ見ないような気がしますが、実は一回家飲みしつつ、ブログには載せてませんでしたね。
 正直なところその際はあまり印象には残っていなかったのですが、今回通販の同梱酒を探しているときにこの生熟スペックが目に止まった次第です。
 なお、こちらは名杜氏高垣克正氏の名前に由来するもので、同氏に師事した杜氏さんが醸したものであるとのこと。

 結論を先にいってしまうと大正解でして、実はこの写真の四合瓶は、一升瓶飲み干した後に追加発注したものだったり。
 飲んだタイミングでは約2年の生熟期間を経ていました、ちょっと飲んで常温が良いと感じたので、その後は部屋の片隅においてダラダラと頂いております。

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(以下の感想は常温でのものです。)

 上立ち香はココアを彷彿とさせる存在感の強い香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃い旨味が若干のトロミもある非常に柔らかい感じの口当たりで入ってきて、兎にも角にもその柔らかさを最後まで保ったままじわじわと胃の中に染み通ってきます。
 味わいは、チョコやココアを感じる、しっかりと甘味を纏った、しかしやっぱり明らかにお米由来の旨味が厳然たる主役、苦味は皆無ながら複雑さも有って、名状しがたい魅力が有りますねえ。
 後味は、濃厚さが嘘のように自然にキレます。

 生熟でしかなしえない濃度に味乗りしつつも、枯れ感を全く感じさせない、玄妙バランスの超芳醇甘旨ほど熟酒でした。
 うーむ、これは私の表現力・理解力では捉えきれない系のお酒ですねえ、兎にも角にも旨いっすわ。
 正直、私が日本酒ブログ続けているのはこういう思いも寄らないところで、とんでもない一本に出会えた喜びを、少しでも分かち合いたいからといっても良いかもしれません。
 芳水、自分に改めて新規開拓への熱意を思い出させてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年01月16日 徳島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

家飲み記録 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

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 青森県青森市、西田酒造店のお酒です。

 田酒干支ボトルは、私は2016年以来毎年いただいているので、今年で7年連続正月酒にセレクトしていることになりますね。
 今年のラベルは虎だけにかっこいい系ですね~、黄色と黒のカラーリングで迫力が凄い。
 それでいて裏ラベルには可愛らしいミニイラストと「飲んでくれて ありがタイガー」の、脱力系ギャグが…
 このギャグは去年も有り、確か子年から続いているので、多分12回続けるんだろうなあ(ある意味楽しみになってきた)

 スペックはいつも通り、青森の酒米「華想い」使用、精米歩合は50%です。

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 上立ち香はなんとなくオレンジっぽい爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、インパクトのある濃厚な甘酸旨味が実に力強い口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味もありつつ、スルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系果実っぽいフレッシュフルーティーな、しかしお米の旨味的な芯も感じるもので、苦味も含めた各要素がしっかりバランスを保っているので、濃さの割にクイクイいける系。
 後味は、酸メイン、苦味サブで働きをして、しっかりとキレます。

 フレッシュフルーティー酒の魅力と、日本酒ならではの旨味が見事に一体化した、ハイレベル芳醇バランス酒でした。
 いやあ安定してますね~、だいたい毎年同じような感想を書いている気がします。
 田酒は最近は色々なスペックを出していますが、この干支ボトルは特別純米、山廃のレギュラー酒レベルに信頼できますね、蔵としてそういう方針なんでしょう。
 田酒の実力を改めて感じた一本でした。

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購入価格(税抜):2,054円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年01月11日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生 03BY

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生 03BY

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 福島県喜多方市、笹正宗酒造のお酒です。

 今年最後の更新になります、今年はついにほぼ不定期更新になってしまいましたが、そんな中でもご愛読いただいている読者様には深く御礼申し上げます。

 さて、大トリは私が今非常にハマっている、【超】お気に入りにごり酒に飾ってもらうことにしました。
 こちらは昨年、「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの感想記事を参考にセレクトしてあまりの旨さに衝撃を受けたお酒になります。
 そして先に言ってしまいますと、今年は入荷即購入、即開栓、即買い増し(一升瓶)してしまっていたりします、それほどまでに旨かった!
 あえて誤解を恐れず言いましょう、今年居酒屋で飲んだ而今にごりより明らかに旨かったです。

 ちなみに即リピートできたのは、伊勢五本店さんが取扱い開始してくれたのが大きいです。
 このお酒に目を付けるとは、上から目線になってしまいますが、流石お目が高いを言わざるを得ないですね~(なお都内だと地酒屋こだまさんは前から扱ってます)

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 上立ち香は濃いオリのお米的香りに、ほんのりフレッシュ果実感が混じった感じで、そこそこに。
 含むと、オリの存在感をしっかりと感じさせるクリーミーかつまろやかな甘旨味がトロリとした口当たりで入ってきて、これまた柔らかい渋味が奥深さを添えつつつ、ゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、オリのお米感、福島酒特有の洋梨的風味、そして若干の乳酸感のあるもので、なんとなく加水的な透明感・軽さもあって、全体として玄妙なまとまりを演出し、まさに無限に飲める印象。
 後味は、なんというか旨味渋味が相殺して、魔法のように自然にスッキリとキレます。

 福島酒らしい奥深い旨味をオリがブーストしつつ、全体が理解不能なレベルでまとまった、甘旨渋にごり酒でした。
 これは単体でも無限に飲めるし、食中でも全然イケますねえ、ガス感が無い寂しさとトレードオフで得た素晴らしくまろやかな口当たりがまた絶妙に心地よい。
 畢竟日本酒の到達点は「飲みごたえとキレの両立」なんだなあということを思い返す、そんなお酒でしたね、独自の路線でそれにかなり近づいていると感じました。
 ささまさむね、今後人気爆発してしまうのではという危機感を覚えた一本でした。

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購入価格(税抜):1,400円/720ml、2,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

■一升瓶、四合瓶の記念写真
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 私が即リピートするのは本当にレアケースです!(是が非でも正月酒に欲しかった)

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2021年12月31日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

九頭龍 垂れ口 うすにごり生酒

家飲み記録 九頭龍 垂れ口 うすにごり生酒

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 福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造のお酒です。

 昨年までは「黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒」という名前で出ていたお酒ですね。
 黒龍の新酒としては定番で、ハッキリとファンもついていたお酒だと思うのですが、あえての名称変更のようです。
 理由は公式ホームページにも明記ないので謎ですが、個人的には「純米吟醸垂れ口との違いを分かりやすくするため」及び「黒龍としては異端な味わいなのでブランド整理のため」の二つの理由からではないかと想像します。

 実際、他の黒龍(貴醸酒除く)と比べるとは一線を画した味わいなので、あまり詳しくないお客目線からはわかりやすくなったのかも…。
 九頭龍は元々お燗向けブランドだったかと思いますが、最近は「自由」がコンセプトになってるっぽいですね、ブランディングは難しいなあ。

 あと、「本醸造」表記もなくなっているようですが、こちらも理由は不明です。

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 上立ち香は青く甘い、フレッシュ青りんごやメロン的果実香が気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュかつ超濃厚な甘旨味が若干トロミを感じさせる口当たりで入ってきて、しかしアルコール感の下支えで不思議なほどにダレないままゆっくりと口中に染み込んできます。
 味わいはもう露骨にメロン的な青く甘い風味が、オリの濃度ブーストも相まって凄い存在感を見せてくれます、高アルコール的なインパクトや苦味もありつつ、辛さがまとめ役しっかりこなす見事なバランス。
 後味は、超高濃度が嘘のように、辛さが引き取って見事にキレます。

 極めて濃厚かつフレッシュな甘旨味を、アル添らしい辛さがガッツリ引き締める、明快コンセプトかつ繊細なバランス酒でした。
 いやあこれはまさに昨年までの黒龍垂れ口(本醸造)ですね、看板付け替えただけなので、今までのファンなら迷わず購入して問題無し!
 それにしても、フレッシュ甘旨路線でこの安定感は見事の一言ですねえ、大手地酒蔵としての面目躍如と言えるでしょう。
 九頭龍、黒龍と変わらぬ実力をビンビンに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年12月29日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

赤武 AKABU F NEWBORN

家飲み記録 赤武 AKABU F NEWBORN

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 岩手県盛岡市、赤部酒造のお酒です。

 当ブログは私の怠慢により、実飲タイミングと掲載期間が離れすぎてしまったので、ここらで最近飲んだ新酒のうち、要注目のお酒を優先紹介していこうと思います。
 まずはこちら、最近人気の赤武の中でもSNS上でやけに評価が高い印象が有ったのでセレクトしました。
 ただ、私が知る限り買えるのが一升瓶ばっかりなんですよね…、今回思い切ったわけですがなかなかハードルが高い。

 スペックはアル添あり、精米歩合60度なんで本醸造相当でしょうか。
 ただ特にその表記もないので普通酒になるでしょう(自分で言っててわかりにくいなあ…このルール)

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 上立ち香は意外に抑えられた感じの、ほんのり甘いラムネ的香りが仄かに。
 含むと、スッキリフレッシュながらしっかり甘味のある味わいが、実に軽く自然な口当たりで入ってきて、最後までバランスを保ったままスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、リンゴ的な甘味とライム的な爽やかさがあるような、さらにアルコール感は辛さというより軽さをブーストして、とにかくクイクイ行ってしまう印象がありますね、雑味が皆無なのも見事。
 後味は、浮いたアルコール感を全く感じさせず、しかしアル添らしくスッパリとキレます。

 フルーツ系フレッシュアル添の新世代晩酌酒として最強クラスに感じられる、甘旨キレ良し高コスパスッキリ酒でした。
 このお酒の凄い部分は、多くの人にとってのマイナス要素を丁寧に除いているところでしょうね、苦味は雰囲気だけ感じさせる程度でアルコール感もキツくない。
 誤解を恐れずにあえて言うなら、十四代本丸角新に相当近づくレベルのお酒であろうと思います、むしろ入手性考慮したら晩酌酒としては完勝でしょう。
 赤武の実力を、想像以上に強く思い知らせてくれたお酒でした。

 ただ一つだけ言いたいのは、別に開栓後伸びるタイプではないとおもうので、大人しく四合瓶メインで売った方が良いんじゃないかな…(ボソ)
 まあ一升飲みきるまでそんなにダレなかったのは見事ですが、要冷蔵ですし…

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購入価格(税抜):2,400円/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年12月27日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

神蔵 言葉音(コトノハノオト) 純米 無濾過生原酒 京都産祝65

家飲み記録 五紋神蔵 言葉音(コトノハノオト) 純米 無濾過生原酒 京都産祝65

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 京都府京都市のお酒です、前回に引き続いてのご紹介。

 確か蔵のラインナップ的には「五紋神楽」自体が限定品という位置づけだったかと思いますが、こちらはその中でもレアな逸品かと。
 裏ラベルにもある通り、FM京都とのコラボ酒らしいのですが、今は出てないらしいんですよね。
 実は、以前神奈川建一さん主催のオフ会に出た時に無茶苦茶印象が良くて、何とか買いたいと思っていたのですが、出遅れた関係でどこにも見当たらず…
 ほぼ諦めていたところ、宝物がこれでもかと湧いて出てくる府中の酒屋、鴨下酒店さんにギリギリ残っていたので喜び勇んで購入した次第です。

 スペックとして特徴的なのは、なんと行っても使用米「祝」でしょう。
 京都の酒米らしいのですが、全く飲んだことも聞いたことも有りませんでした、関西ではメジャーだったりするのかしら…
 なお実際は令和3年7月に飲んでおります、生熟コンディションですね。

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 上立ち香は程よく熟した感じの濃厚なりんご香りがそこそこに。
 含むと、実に密度の高い甘酸旨味がほどよく引き締まった口当たりで入ってきて、脇役のほんのりとした苦渋味が優しく輪郭を整えつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、蜂蜜掛けの青りんご的に爽やかながら、甘味がガッツリブーストされた甘酸味が主役、苦渋味は完全に脇役に徹しつつも一種の軽さを演出し、バランスの良さも相まって無限に飲めそう。
 後味は、甘さの存在感が嘘のようにスッキリとキレます。

 蜜感たっぷりの甘味と、爽やかで果実的な酸味を、濃厚さと軽さを両立させつつ楽しませてくれる、超バランス酒でした。
 なんとなくちょっとした木香的な風味もあって、ある程度個性もあるのも良いですね~、これは期待以上かも。
 実は私はこのお酒を最初飲んだとき、花陽浴かと思ってしまったんですよね、まあ冷静に考えると全然違うのですが、この濃厚さと完成度の高さで想起したのだと思います。
 神蔵、是非これと同系統のスペックを飲んでみたいと思いました。

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名称:五紋神蔵 言葉音(コトノハノオト) 純米 無濾過生原酒 京都産祝65
蔵元情報:松井酒造株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年10月13日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%

家飲み記録 大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%

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 秋田県横手市のお酒です、当ブログでは初登場ですね。
 
 こちらを醸す蔵の別銘柄には「天花」があります、最近出てきた県外向けブランドなので秋田以外ではそちらの方が有名でしょうね。
 個人的な経験としてはかの秋田旬吟醸 2020をいただいた会で、30本の中の一本として飲んだことがあります、確か印象はかなり良かったような…(おぼろげ)
 今回いただくのは、まあ大体お名前通りの企画ものですね、購入したうえも商店さんが商品紹介で激推ししていたのでセレクトしました。
 
 ラベルにはガッツリとアピール文章の記載があります、いやあこのくらい書いていと思いますねえ。
 特に嬉しいのはやはりシリアルナンバーと、日付まである製造年月でしょう、流石企画のなんたるかをわかってらっしゃる。
 (ただ、実は諸事情で開栓は5月だったりします…)

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 上立ち香はフレッシュかつ甘く濃厚な林檎系の果実香がそこそこに。
 含むと、まさに芳醇フレッシュな甘味が少々の酸味を伴いつつトロっとした口当たりで入ってきて、あくまで裏方に苦味を感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに甘めのりんごジュースといった趣の、超濃厚な果実的甘味が厳然たる主役、酸味は脇役ながらしっかりとダレを防ぐ下支えをして、そこそこの苦味も含め、芳醇フルーティー酒としてお手本のようなまとまり。
 後味は、酸と苦味が必要十分な仕事をして、スッキリとキレます。

 まさに企画コンセプト通り、甘旨フレッシュフルーティー酒の魅力を、どストレートに叩き込んでくれるお酒でした。
 いやあまさに「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなるお酒ですねえ、奇を衒わずして印象を残してくれます。
 いわゆる日本酒の王道からは外れるのかもしれませんが、私はやっぱりこっち系が大好きですねえ。
 なんというか、そういう自分の初心を思い出させてくれる完成度でした。
 大納川の実力を感じた一本でした、次は天花もいただいてみたいですね。

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名称:大納川 朝詰め 直送便 酒こまち55%
蔵元情報:株式会社大納川
購入価格(税抜):1,590円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年07月14日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 02BY

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 島根県安来市のお酒です、同銘柄の登場は4回目。

 出雲月山がメイン銘柄の蔵の限定品ですね、最近なんとなくSNSで高評価な印象だったのでセレクトしました。
 まあ正確には、前々から大好きな銘柄だったので、感想とかを見てどうしても飲みたくなってしまったって感じですねえ。
 実際ちょくちょく、自分が前から飲んでいた銘柄が話題になるのを見ることはあり、正直なところその度に密かな優越感に浸っていたりします。
 私が色々な未飲銘柄に手を出しているのもそのためという側面がありますからね…、褒められたことではないとは思いつつ、まあそれも日本酒の楽しみ方の一つということで、自分としては否定しないでいこうと思います。

 さて、スペックも多分前から変わらないのかな…、精米歩合は55%
 いつも使用米書いてないんですよねえ、今回も佐香錦なのかしら。
 

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 上立ち香はスッキリフレッシュな青りんご的果実香が割と控えめに。
 含むと、濃厚ながらも程よく硬質な印象の甘旨味が実にフレッシュかつスルスルとした口当たりで入ってきて、完全に脇役に徹した苦味でしっかり輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりの青りんごとでも言いましょうか、若干の爽やかな酸を纏った衒いのないフレッシュフルーティーな甘味が厳然たる主役、苦味が引き締め役なのも含めて王道のバランスですね。
 後味は、主に酸が引き取る形で、実に自然に引き上げていきます。

 フレッシュフルーティー甘旨酒として、極めてハイレベルなまとまりで王道を征く、ド鉄板の安定感を魅せてくれるお酒でした。
 これは素晴らしいの一言ですねえ、何年もの間、一度も期待を裏切らないのには脱帽というか、久し振りに飲むと余計素晴らしく感じました。
 甘さがしっかりしていながら実にキレが良いんですよええ、味わい自体は割とありがちなものながら、全体の完成度が一つも二つも頭抜けている感じですね。
 智則、安定感・方向性共に期待以上の出来を見せてくれた一本でした。

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名称:智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY
蔵元情報:吉田酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年07月11日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

Thu-Chi-Da99 (土田) 02BY

家飲み記録 Thu-Chi-Da99 (土田) 02BY

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 群馬県利根郡川場村のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 最近非常に勢いを感じるブランドである土田です、最近では「シン・ツチダ」というどこかで聞いたような(笑) ネーミングの商品がスマッシュヒットを飛ばしてましたね。
 同蔵のお酒は見た目のインパクトもさることながら、思い切った製法を採用して、ハッキリとしたコンセプトの味わいを押し出した、非常に分かりやすい商品ラインナップが特長だと、個人的には感じています。
 (勿論味の良さは前提条件になりますが)セレクト基準が分かりにくい日本酒銘柄の中で、これだけしっかりやってればそれは人気も出るよなあと思いますね。

 今回いただくのもかなり特徴的な製法ですね、ラベルにある通り「99」というのは麹歩合のことです。
 麹歩合についての解説は長くなるので、興味があれば丁寧な解説がある「SAKE Street」さんの記事をオススメします。(土田も登場してますね)
 要点は、麹歩合99なら旨味と甘味と酸味がマシマシになるということでしょう、個人的には望むところ!
 ラベルにオススメ温度帯の記載があるのも嬉しいですねえ、素直に従って基本常温でいただきます。

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 上立ち香は落ち着いたレモネード(?)的な、穏やかな酸メインの香りがかなり強めに(常温なので)。
 含むと、濃厚な甘みと、これまた強めながらもキツさが抑えられた酸味が一体になった味わいが柔らかい口当たりで入ってきて、じんわりゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはり柔らかく落ち着いたアルコール入りレモネードという印象の甘さと酸味が独特のバランスを保つもの、火入れ常温なのに古臭さが皆無なのが素敵ですねえ、
 後味は、これは完全に酸味が引き取る形で見事にキレます。

 レモン的な酸味をハッキリと感じさせつつも、濃厚な甘味と極めて柔らかな口当たりが魅力的な、個性派バランスの超芳醇酒でした。
 いやあこれは良いですね~、何というか古くて新しいとでもいいましょうか、酸味と甘味が常温ならではの優しさで素晴らしくまとまっています。
 味の濃い料理と合わせるのが推奨とのことですが、それも納得の存在感とキレですね、これは本当に完成度高いと思います。
 土田のチャレンジ精神と実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした。

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名称:Thu-Chi-Da99 (土田) 02BY
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年06月03日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY

家飲み記録 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、

 こちらは通常入手できるお酒の中(早い話が而今以外)では個人的ベストにごり酒であり、今年で5年連続でいただいています。
 いやあほんと好きなんですよ…、昨年もマイベスト日本酒10選に入れていますし、甘辛の好みを問わず自信を持ってオススメしている一本になります。
 今年も今か今かと新酒を待ち望んでいたのですが、いつもなら年明け早々には飲めていたのに、今年はやはりコロナ禍の影響で出荷が遅れ、私がいつも購入している伊勢元酒店さんには3月入荷でした。(入荷案内後即購入)
 
 昨年に引き続き掛米には「やまだわら」なる飯米を使ってますね。
 実はうちのレマコムに昨年の同じお酒を保管してあり、今回飲み比べ(垂直飲みというやつですね)と洒落こんでみました。

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 上立ち香は露骨にお米っぽさとガスを感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、非常にオリの濃度が高く存在感が強い旨味が、ガスの働きでとろとろというよりシュワシュワな口当たりで入ってきて、青さはありつつ最後までバランスを保って胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米的存在感と、カルピス的甘旨味が合体した感じのもので、そこにフレッシュなインパクトが加わりながら、全体的に山陰酒らしい硬質かつ筋肉質なまとまりを感じさせるもの。
 後味は、ガスと酸に加えほんの少々柔らかい苦味で力強くキレます。

 極めて濃度の高いオリ由来の旨味の飲みごたえと、山陰酒特有の引き締まり、飲み飽きなさが見事にに一体化する、超完成度のフレッシュにごり酒でした。
 いややっぱ旨いっすよこれは…、ガッツリ甘いわけではないのですが、旨味の濃度が高いので満足感が素敵なんですよね~
 今年もマイベストにごり酒継続ですねこれは、改めて出会えたことに感謝。
 玉櫻、来年も何としてでも飲みたいと思いました。

 なお、同時に飲み比べた01BYのお酒は、旨味の存在感や複雑さが増しつつシュワピチ感は健在で、これまた旨い!
 ほぼほぼ理想的な生熟を経た感じですね~、穴開き栓(セロテープ貼ってましたが)でこの強さは見事ですねえ。
 ほんの少ししつこい感じも出てきた感はありましたが、魅力が増した面もあって、新酒とも甲乙付けがたい逸品でした。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 02BY
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

■飲み比べ記念写真
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2021年05月19日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 02BY

家飲み記録 亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 02BY

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 高知県土佐市のお酒です、ブログでの登場は4回目。

 亀泉の定番品CEL-24の中でもほぼ飲食店向けの超限定品。かつ一升瓶でしか発売されない特別なお酒です。
 昨年の同商品があまりにも旨かったので今年もお取り寄せしました。

 そして今年も開栓動画を撮ってみました↓



 今回は留め具外しただけでは栓が飛びませんでしたが、それでもビビった…
 スペックはラベルにデカデカと書かれている通りですね、超期待しつついただきます。

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 上立ち香はまさにパインと行った果実香に、オリの雰囲気が混じった感じで、強めに。
 含むと、華やかでフレッシュフルーティーな甘酸味が、オリの存在感と強いガスを伴いチリチリとした口当たりで力強く入ってきて、 そこそこの苦味も相まってスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、正にフレッシュパインな甘酸味を中心にしつつも、オリによる密度ブーストとガス感が絶妙なバランスを保ち、強い飲みごたえとある種の軽さを見事に両立させています。
 後味は、酸味と苦味とガス感がキツくない程度に仕事をして、しっかりとキレます。

 フレッシュパインでインパクトのある味わいに、オリの存在感とガスのスッキリ感が絶妙にマッチする、発泡うすにごりにしかできないバランスのお酒でした。
 いやあ良いなあ…、やっぱり通常のCEL24と一線を画した魅力が有るんですよねえ、甘酸っぱ系の延長線ながらもより奥深く飲み飽きない印象。
 これはもっとバンバン売っても良さそうですけどねえ、とりあえず四合瓶も出して欲しい…!
 亀泉、次はCEL24以外も買ってみようかなあ。

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名称:亀泉 純米吟醸生原酒 「CEL-24」 うすにごり 01BY
蔵元情報:亀泉酒造株式会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2021年04月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は3回目。

 泉酒造が、麹米に兵庫県産山田錦を使って醸すお酒につけたブランドがこの「仙介」であることは、前回の記事にも書きました。
 蔵元ホームページを見ると、まさにこのお酒が蔵元のおすすめ①として紹介されていますね。
 蔵元自らおすすめスペックを表示するのは珍しいですねえ、どういう基準かわかりませんが、買い手としてはわかりやすくて有難いところです。

 スペックは山田錦60%精米で、新酒無濾過生原酒の王道という感じですね。
 原酒ながらアルコール度数が16度と低めなところがポイントでしょうか。

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 上立ち香はバニラとメロンを感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚で力強い甘旨味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来の存在感と苦味を心地よく感じさせながら、最後までバランス良くじわじわと染み込んできます。
 味わいは、メロン的甘旨味に若干の炭酸的酸味、そしてバニラ感が伴うまさにクリームソーダを連想するもので、生酒らしい魅力満載ながらすべての要素がしっかりバランスを保つ、お手本のようなまとまり。
 後味は、苦味メイン、酸味サブでしっかり仕事をして、理想的とも言えるキレ。

 クリームソーダ的なキャッチーな甘旨味と、日本酒的複雑さが、玄妙なバランスでフュージョンする超ハイレベルフレッシュ酒でした。
 いや原酒、そしてこの甘旨味と存在感でこのキレは凄いなあ…、花陽浴に似た方向性ながらタイプは全然違う感じ。
 結構苦味があるけど全然後ろ向きに感じないんですよねえ、どちらかというと而今や十四代のおりがらみ生酒に近い感じかも。
 どちらにせよ、この完成度は稀有なレベルであることは間違いないと思います、「好みの銘柄は十四代です」とか言ってしまう贅沢な方にもオススメできる一本かと。
 仙介、今後注目度を数段階上げていこうと思いました。

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名称:仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年04月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY

家飲み記録 流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY

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 群馬県藤岡市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 ブログでは2014年に山田錦純吟を2015年にももいろをそれぞれ紹介していますが、実際は外飲みでもちょくちょくいただいている、個人的にはなじみが深いお酒です。
 味わいも飲むたびに向上している印象ですが、やっぱり銘柄名が印象深いんですよね~、毎回巡音さんを思い出します。
 (ちなみに、私の家のPCの壁紙は10年以上「星屑ユートピア」の背景だったり…(隙有自語))
 特に理由も無く家飲みは間が空いていたのですが、先日四ツ谷の「じきしん」さんでいただいたところ物凄く印象が良かったので、たまらずに通販時同梱した次第です。
 
 スペックは五百万石の精米歩合55%ということで、スタンダードなしぼりたてですね。
 おりは結構濃い目。

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 上立ち香はオリ的な濃厚さを纏ったフレッシュな梨的果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚でインパクトがありながら不思議と柔らかみもあるフレッシュな甘旨味が、しっかりとした口当たりで入ってきて、まとまった印象のママじわじわと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュ爽やかかつ濃厚な梨的甘さが主役、酸味はサブ、苦渋は抑えめながらもしっかり脇役として奥深さを添え、ついつい飲み進めてしまう蠱惑さがありますね。
 後味は、全体の味わいがせめぎ合って見事に消えていく素晴らしい余韻。

 しぼりたておりがらみらしいフレッシュフルーティーな甘旨味を、一歩二歩先をいく完成度で魅せてくれるお酒でした。
 特筆すべきはフレッシュ感の残し方と苦味の抑え方、そして後味のまとまりですね、出来が素直に極めてハイレベル。
 いやあ良いなあ…、若干イキると私はこっち系のお酒をいやっちゅうほど飲んでいるので、その中で群を抜くまとまりなのは十分わかります。
 奇を衒わずにここまで完成度を高めるとは…、あえていうと花浴陽とか而今みたいな有名銘柄と十分張り合えるんじゃないかしら。
 流輝、今後ガッツリ注目していきたいと思います。

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名称:流輝 純米吟醸 おりがらみ生 02BY
蔵元情報:松屋酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年02月16日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

家飲み記録 金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)

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 新潟県佐渡市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 本醸造しぼりたてがあまりに衝撃的に素晴らしかった金鶴です、興奮冷めやらぬうちに同時購入したこのお酒を開栓しました。
 その記事でも、日本酒ブロガーさんが絶賛していた旨を書きましたが、今回のお酒については「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんもまさに飲まれていて、高評価でしたねえ。
  臭い言い回しになりますが、ここまでくるとまさに「日本酒ブロガー絶賛!」というお酒になるでしょう。
 日本酒ブロガーというのは、それぞれの好みが有りつつ、大量の銘柄を家飲みしている存在なので、その推しがここまで一致するということはかなりのことだと個人的には思いますね。
 
 今回いただくのは純米の活性にごり、新酒の時期ならではのお酒ですね。
 「かぜやわらか」というネーミングと題字がなかなか特徴的。

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 上立ち香はオリ的な爽やかな香りにほんのりとセメダインが混じった感じで、控えめに。
 含むと、まずオリで濃度にブーストされたジューシーな甘旨味が、ほんのりとした苦味と強めのガスを伴いつつ、シュワシュワと力強い口当たりで入ってきて、最後までしっかりバランスを保ちつつ胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味とブドウ的果実的甘酸味が一体化したような、満足感を十分にあたえつつ非常にスッキリ感のあるもので、サイダーかのようにグイグイいけてしまいます。
 後味は、あくまでキリリとした苦味が若干の余韻を残しつつ、しっかりとキレます。

 爽やかながらも高密度な旨味を、極めて整ったバランスで勢いよく楽しませてくれる、飲み過ぎ不可避の芳醇酒でした。
 飲んでるとちょっと苦いかなとか思うときもあるのですが、飲み進めると不思議とそれすら心地よく、どんどん飲んじゃいますね。
 いやあ、この旨味の存在感とキレのバランスのとり方は本醸造でも感じたものなので、まさに金鶴は「らしさ」を確立した銘柄なんでしょうねえ、素晴らしいの一言。
 金鶴、今後は超お気に入り銘柄として、ストーキングしていきたいと思いました。

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名称:金鶴 純米 活性にごり酒 風和(かぜやわらか)
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年02月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

新春家飲み速報 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

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 こちらもありがたいことに毎年いただいているので解説は略、去年の感想はこちらです。

 今年もコミカルな見た目ですね~
 裏ラベルには「モ~ 一杯!」という干支にちなんだ脱力系ギャグが…(ちなみに去年もありました)

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 上立ち香は柑橘系果実にちょっとお米っぽさもあるような、フレッシュかつスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、存在感のあるフレッシュな甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、雑味を一切感じさせないまま、摩擦ゼロでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通り、柑橘系果実の甘酸味を主軸としつつ、ほんのりと田酒特有のお米的なコクを感じさせるもので、兎にも角にもまとまりが良いのが素晴らしいですね、飲みごたえと飲み進めやすさを見事に両立。
 後味は、最後の最後にほんのり苦味を感じさせつつ、酸メインでスッパリとキレます。

 非常にバランスの良い果実系甘酸味に、田酒らしいお米的コクを添える、王道と個性を兼ね備えた芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあやっぱりこの干支ボトルは良い!田酒は最近色々なスペックを出している印象がありますが、ド安定なものの一つですね。
 基本路線はモダンの王道なのですが、奥の方に「らしさ」を残して、かつそれが毎年再現されている、これは本当に素晴らしいことかと…
 田酒の凄みを感じさせる一本でした、来年も飲みたいなあ…

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名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):2,055円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年01月08日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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