生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

家飲み記録 生道井(いくじい) 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

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 愛知県知多郡東浦町のお酒です。
 名古屋出張時の購入酒の二本目になります。

 同蔵のお酒については、衣が浦のひやおろし生道井の杜氏厳選BLENDと、2回ブログに登場済みなのですが、なぜか両方とも火入れをセレクトしてしまい、自分としては若干消化不良気味でした。
 今回、再び酒泉洞堀一さんを訪ね、ようやく生酒に巡り合えたので、購入した次第です。
 ただ、これが一升瓶しかなくてですね…、こんなこともあろうかと持参したリュックに入れて、ひいひい言いながら担いで帰ってきました。

 スペック的には、中部~近畿でよくみる酒米の若水を60%まで磨いた純米吟醸生、袋吊りというところがポイントでしょう。
 製造年月は2月になっていますが、購入したのは10月、開栓11月なので、一夏越えた生熟コンディションになります。
 ちなみに正確にはこのお酒、「生道井」って表記はラベルになかったりします、確か酒屋さんの店頭にはあったんですが。
 衣が浦の記事でも書きましたが、相変わらずブランドの売り方に問題がある蔵だなあと思ってしまいました。(まあ、地元売りがほとんどらしいですし、そのあたり興味がないのでしょうね)

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 肩はかなり大きい開栓注意の警告チラシがかかってましたが、実際はジュワーぐらい。
 まあ時間経ってますからね…、こんなもんかも。

 上立ち香はおり由来のセメダイン的な香りと、チョコ的なニュアンスがせめぎ合う感じの香りが控えめに。
 含むと、落ち着いたようで青さの残滓も残したような旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり熟感を伴った甘旨味と、セメダインの引き締まり及び苦味が入り混じって複雑な印象、かつ少々焦げたような感じもありますが、全体としては面白い感じにまとまっていて、お酒のそもそもの出来の良さを感じさせます。
 後味は、袋吊り的な柔らかな引き上げ方ながら、最後はしっかりとキレます。

 甘味と苦味、熟感と青さ、まろやかさとキリリ感、矛盾した要素がこれでもかとひしめき合う、オンリーワンの生酒でした。
 一種の賑やかさがあるのですが、それでいて袋吊りらしいまとまりも感じられるのが素敵ですね。
 いやあやっぱり私は断然生派ですわ、年中生出荷の蔵がもっと増えてくれることを切に願います、後一升瓶限定はやめてくれるとありがたい…
 ともかく、生道井については、また別の生スペックも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:若水
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:原田酒造合資会社
購入価格(税抜):3,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.5/9.0

・おまけ:帰りの新幹線車内での記念写真。重かった…
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2018年02月13日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

家飲み記録  亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

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 一年前の記事にも書いた通り、私は仕事上年に数回地方出張があり、状況が許す限り現地のお酒をお土産(自分用)に買って帰っています。
 今年(というか今年度)も、そうして買ってきたお酒の感想記事が溜まって来たので、連載的に集中掲載しようと思います。
 今回も十回を超える長期連載になる予定です、乞うご期待。

 第一回目のこちらのお酒は、名古屋出張時に去年同様「酒仙洞堀一」さんに寄って買ってきました。
 広島県東広島市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)
 
 こちらを醸す亀齢酒造の通常銘柄はそのまま「亀齢」ですね、長野にも同名の銘柄があることは以前書きました
 今回のお酒はわざわざ「亀齢萬年」として凝ったラベルにしている以上特約店向けのブランドだと思うのですが、少しググったぐらいではよくわかりませんでした。
 蔵元ホームページはお世辞にも充実しているとは言い難いですし、中々情報を得にくい銘柄かと思います。

 裏ラベルで特徴的なのは原料米の「広島造賀産線状心白米」という表記でしょう、なぜかお米の品種をハッキリ書いていません。
 これには色々複雑な理由があるようで…、あまり大っぴらに書くのもなんなので、興味があればそのまま「広島造賀産線状心白米」でググってみてください。
 その他、杜氏と米の栽培者の名前や、蔵内管理温度みたいな珍しい項目があるのが面白いと思いました。


 上立ち香は落ち着いた完熟果実的香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかり熟した印象の濃厚な甘旨味が、アルコールの辛さを伴って力強く入ってきて、舌先をピリピリさせつつ、最後までしっかり濃度を保ちつつもダレずに染み込んできます。
 味わいはやはり完熟リンゴ的な芯のある甘旨味が中心にあって、辛さと、結構強めながら嫌らしくない苦味が全体を引き締めるある種王道のパターンですね、良いまとまりです。
 後味は、その苦辛が引き取って、舌先にピリピリを残す形でキレます。

 存在感のある甘味と、力強い引き締まりを兼ね備えた旨味が魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 いわゆるフルーティー酒とは一線を画しつつ、甘旨味に楽しさがあるお酒ですね、個人的には好きなタイプ。
 写真でバレているとおり、帰りの新幹線車内で開栓したのですが、そういう環境でも十分本来の旨さを感じられたと思います。
 亀齢、次は有名商品の「純米八拾」も飲んでみたいなと思いました。

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名称:亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒
精米歩合:50%
使用米:広島造賀産線状心白米
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀齢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:スーパーで買った社内でのつまみ。名古屋感ゼロ(笑)ながら旨かったです。
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タグ: 亀齢 純米吟醸

2018年02月11日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

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 新潟県加茂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 約一年半前の記事で書いたように、この荷札酒は首都圏の複数の有力酒販店に突如現れたような印象があります。
 加えて、最近出た「dancyu」の日本酒特集号では一番大きい扱いの特集で取り上げられてましたね(表紙でも目立たせる念の入れよう)、業界での注目度は極めて高い銘柄かと思います。
 必然的に外飲みでの出会いも多くなるわけですが、実際初飲みの印象と比べて最近どんどん酒質を上げてきている印象があり、今回その確認の意味も込めてセレクトした次第です。
 
 結構色々なラインナップがあると思うのですが、、今回は自分の好きな「雄町」を使用した純米大吟醸を選んでみました(麹米は山田錦とのことですが)。
 原酒ながらアルコール度数15度と低めなのが特徴ですね。
 同銘柄は他スペックも全体的に度数を抑えている印象があります、おそらく日本酒慣れしていない人たちをターゲットとして見据えている証左なのではないかと…

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 上立ち香は結構熟れた果実香にバニラが混じった感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、程々にフレッシュ感のある濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、新酒らしい苦味や酸味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実のフレッシュ甘酸味を主役にしつつバニラ風味を纏った、飲みごたえのある濃厚フレッシュ系の王道を往くもの、ただ生酒的なクセといいますかクドさはちょっとあるかと。
 後味は、苦味を少々口中に残しつつ、しっかりキレます。

 見事なまでに今風のフレッシュフルーティー酒のど真ん中を往く、芳醇甘旨酒でした。
 やっぱりちょっと苦味が嫌らしい感じなのがマイナスではありますね、ただ甘旨味がそれをしっかり覆うぐらいに存在感・魅力があるように思えます。
 うーん、良いと思うなあ…、新進気鋭蔵としての目標が分かりやすく、かつそれにちゃんと近づいている感じと言いますか。
 こう言うお酒を無個性・人まねと腐すことは簡単ですが、実際この系統でこのレベルのお酒を探すのはかなり難しいでしょう。
 (こっち系のお酒を好みとして大量に飲んでいる人間としての感想)
 荷札酒、恐らく今後さらに注目を集めることでしょうね、取りあえず今のうち一度飲んでおいて損はない銘柄だと思いました。

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名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:麹米:山田錦 掛米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(バージョン違い?)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2113.html





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2018年02月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

本日の家飲み 天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

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 神奈川県茅ケ崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、前回記事はなんと4年以上前になります。

 「天青」でググると、蔵元直営のレストランの紹介ページが真っ先に出てきました、この一事で普通の蔵とはちょっと違うというオーラを感じますね…。
 私の記憶が正しければ、天青は酒米「酒未来」を使った商品をかなり早い段階から出していた蔵の一つだと思います。
 数年前は結構少なかったので印象に残っており、いつか買おうと思っていたのですが、あれよあれよと多くの蔵が使うようになりましたね。
 最近だと奈良萬や南部美人も使い始めたとか…、「愛山」同様、今風のお酒に合う性質なんでしょうか。

 今回いただく「千峰」はその酒未来を50まで削った、比較的高精白の純米吟醸で、値段もちょっとだけお高め。
 私にしては珍しく(多分一回)火入れですね、そもそも天青の購入が遅れたこと自体、生のスペックが少ない(ように思える)ことが理由だったりします。

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 上立ち香は落ち着いた、チョコ風味の香りが仄かに。
 含むと、やはり熟しきった印象の甘旨味が、奥の方に渋味を感じさせることでダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーんまさに完熟果実といった感じの落ち着いた旨味が主役で、甘味はそこそこ、渋味が奥深さと飲み飽きなさを添える感じで、全体としては突出するものがないバランス系の印象。
 後味は、まさにデクレッシェンド的に引き上げつつ、最後に舌先にほんのり苦味を残す感じ。

 実に正統派といいますか、程よい味乗りと、濃い旨味とそこそこの甘味のバランスと、引き締めを担当する渋味と、それぞれをしっかり楽しめるまとまりの良いお酒でした。
 ちゃんと美味しいひやおろしといいますか、中庸を往く感じがプラスに働いているように思える味わいですね。
 後はもう少しお安いと個人的にはありがたいのですが…まあこればっかりは、むしろ私がいつも飲んでいるお酒のコスパの良さをありがたく思うべきなのでしょう。
 天青、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 天青 純米吟醸

2018年02月07日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

本日の家飲み 賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

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 広島県東広島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 カモキンの低アル原酒ですね。
 低アル原酒については、以前かわつるの記事で軽くその出自について考察してみたり、結構興味はある分野なのですが、自分の好みの路線からは若干離れているかなあというのが基本的な認識だったりします。(最近飲んだ「夏泉」はちょっと別格ですが)
 ただ、カモキンについては結構早くからこの分野に手を付けていて、各所の評価も高いように思えるので、いつか試してみたいと思っていました。

 特別純米酒13の名の通り、アルコール度数13の原酒となっています。
 生もあるらしいのですが今回は火入れですね、ちなみに出荷年月2017年8月のお酒を11月に開栓しています。
 実は店頭でこれを買うか、生が出るのを待つか迷ったのですが、押しが強い(というかノリが良い)女性店員さんのペースに巻き込まれて流れで買ってしまいました(実は私としては珍しいパターン)。

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 上立ち香は酸を感じる硬質な香りがほんの少々。
 含むと、軽快ながらも存在感のある甘酸旨味がスルリと入ってきて、奥の方に渋味を感じさせながら、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり白ワインを想起する甘酸に渋味が絡みつく感じの旨味が中心で、低アルに有りがちな物足りなさはあまりなく、むしろ渋味による奥深さを感じますね。
 後味は酸渋が引き取って自然に引き上げていきます。

 軽さと飲み飽きなさを兼ね備えた、確固たる個性と魅力を備えた低アル原酒でした。
 ワイン系の日本酒に良く感じる、渋味由来の若干のクセ(埃っぽい?)もあるものの、まあこれは個性でしょう、相性が良い人も多いと思います。
 評判通り、低アル原酒のカテゴリの中では相当高レベルであるように感じましたね、コンセプトがしっかりしていると言いますか。
 ただ、やっぱり私としては生を選ぶべきだった…、人の意見は聞きつつ、初心は貫徹すべきだとちょっと反省。
 賀茂金秀の低アル、次は必ず生酒をセレクトしたいと思います。

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名称:賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:金光酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月05日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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