会津娘 芳醇純米生酒

家飲み記録 会津娘 芳醇純米生酒

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 福島県会津若松市のお酒です。
 家飲み経験もあるのですが、ブログでは初登場。

 会津娘は私が日本酒飲み始めの時期に出会い、一貫して好印象をもっていました。
 が、近場に特約店が無い関係で長い間入手に至らず、過去の記録を見るに、最後に家飲みしたのは約5年前の2012年になっていました…
 そんな中、たまたま仕事で千葉市行く用事があり、帰りにエキナカの「IMADEYA」さんを覗いたところこのお酒があり、喜んで購入した次第です。

 スペックは五百万石精米歩合55%、名乗りは純米ですが結構削ってますね。
 裏ラベルに米の生産年や仕込み月の記載が有るのは珍しいと思います、情報としては参考になるので好印象。
 ちなみに4月頭に開栓しています。

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 上立ち香はセメダインと濃いめの果実香が混じったような香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚な甘旨味が心地よく柔らかい口当たりで入ってきて、徐々に出てくる苦味で引き締まりを増しつつ、最後までじんわりと染み入って来ます。
 味わいは、派手さは無いもののしっかりと芯のあるお米と果実の中間的な甘旨味が主役、苦味は浮いた感じでなく一体化していて、全体としてなんともホッとするようなまとまりを感じさせてくれるもの。
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しつつ、自然に引き上げます。

 なんというか「純朴」という言葉が自然に浮かぶような、落ち着いて飲み進められる芳醇旨口酒でした。
 飲み進めるたびに、派手さの無さが長所になって染み入ってくるんですよ、かつオッサン的な古臭い感じではなく、生酒的なわかりやすい甘味の魅力もある。
 いやあ本当「会津娘」って銘柄名そのものの味わいなんですよね、擬人化(地元の幼馴染とか)が捗りそうと言いますか(笑)
 会津娘、5年ぶりの家飲みでも変わらない印象の、「らしさ」と安定感のあるお酒でした、次は早めにやりたいなあ。

 ちなみに開栓後数日経ったほうがまとまりが出てきたかも…
 やっぱり強い感じのお酒ですね、あえて開栓放置もありなんじゃないかしら。

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名称:会津娘 芳醇純米生酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高橋庄作酒造店
購入価格(税抜):1,530円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津娘 純米

2018年07月18日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

家飲み記録 長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

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 山口県萩市のお酒です。
 外飲みでは相当やってますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 長陽福娘は、昔から矢島酒店さんで取り扱われていることもあり、結構身近な銘柄という印象がありました。
 が、意外と家飲み本数は少なかったですね…、典型的な「いつでも飲めるから見逃し」パターンにハマっていたように思えます。
 今回は、今や厳選されてしまったモウカンさん推し銘柄の一つということで、久しぶりに飲んでみるかとセレクトしました。
 一応28BYで評価の高かったこの9Eを選んだのですが、残念ながら今年は全然違う味わいになっていたとか…、日本酒はBYによる違いが結構あるのが難しいところですね。

 スペックは山田錦50磨きと割合豪華、その分お値段も少々高めになっています。
 「9E」とは酵母のことで山口県独自のものだとか…、所謂協会9号酵母とは別物みたいですね(関連があるかどうかはちょっとググったぐらいではわかりませんでした)。
 2月購入、4月開栓です。

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 開栓すると…、げ、なんかちょっと栓ゆるい?ほぼプシュッとも言わないし…
 注ぐとやはり気泡は僅少。

 上立ち香は割りと露骨にバニラじゃないかしら、濃厚な感じの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘味が弱々しいガスを伴ってググっと入ってきて、程々の苦味でギリギリ輪郭を維持しつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかり熟した果実系の甘さが主役、意外と酸は弱めで、苦甘な感じですね、濃度が高めでガス無しなのでちょっとダレというか飲み疲れ感はあるかも。
 後味は苦味と少々の酸で、しっかり引き上げます。

 非常に濃厚な甘味が最初から最後まで主張する、まったり系芳醇甘口酒でした。
 うーん、ガス感が無いのが寂しいなあ…、結果として若干甘ダレ感が出てしまっているように思えます、まさに気の抜けたサイダーと言いますか。
 これスクリューキャップじゃなくて打栓にした方が良いんじゃないかしら、直汲み系だと死活問題ですし…
 といいつつも、旨味自体は荒いところが無く心地良いあたりが流石ともいえます、後味は悪くないですしね。
 長陽福娘、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+1.4
蔵元情報:岩崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月16日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

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 新潟県小千谷市のお酒です。
 同蔵のブログでの登場は2回目。

 このお酒は、割と最近紹介した「伊乎乃」と同じ蔵の商品でした、実は買ってから気づきました…
 蔵元ホームページを見ると、「雪中貯蔵酒発祥蔵」というところをハッキリとアピールしていますね(トップページにある写真は一見の価値あり)、裏ラベルにも「雪のおくりもの」と題して解説文が載っています。
 0度で100日間生のまま寝かせているとのことなので、結構熟成は進んでいそうに思えますね。
 なお、ホームページには火入れだけで、この生酒の記載はなさそうですね、季節限定品の中でも限定ものという感じでしょうか。
  
 精米歩合は55、使用米は記載なしで不明。
 製造年月は「2017.04」との記載、これは多分瓶詰月で、中身は28BYということだと思うんですが…
 こういう熟成ものだと瓶詰日と蔵出日両方書いてもらわないとわけがわからなくなるんですよね、店頭に並んだ時点で一年前の日付ってどうなのかしら。

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 上立ち香は濃厚かつかなり生熟した感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはりガッツリ生熟感のある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦渋でしっかりと輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、一瞬生ヒネかと身構えるレベルで熟していながら、甘味に苦渋が奥深みを加え、さらに結構強めの辛さが伴うことで、全体としては結構キリリとした印象が残りますね。
 後味はその辛さが引き取って、力強くキレます。

 しっかりと熟しながらも引き締まった甘旨味をガッツリ楽しめる、独特な濃厚甘辛酒でした。
 最初は熟甘の印象を強く感じるのですが、飲み進めるとこのお酒の本質は辛さにあるような気がしてきました。
 雪中貯蔵の効果はともかくとして、生熟酒としては一種セオリー通りな印象ですね、濃い味をダレ感無しでしっかり引き上げます。
 結構色々と積極的な試みをしている印象がある蔵なので、今後も要注目かと思います。

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名称:越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:高の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

家飲み記録 土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

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 高知県安芸郡芸西村(あきぐんげいせいむら)のお酒です。
 ブログでの登場は…、意外にもまだ2回目でした、外飲み回数は多分2ケタいってるかと。

 コメントでいただいた情報を元に初来訪した、神楽坂「ぼっちりや」さんで購入しました、このスペックはそこの女性店長さんが蔵に希望して特別に寝かしてもらっているものだそうです。
 店頭で冷蔵庫を睨んでいると、その店長さんがかなり積極的に突っ込んだ説明をしてくれて、普段は避けがちな一升瓶の購入に踏み切った次第です(まあそもそも生熟好きですしね)。
 で、その時の会話の流れで「銀座の高知のアンテナショップってお酒充実してますよね~」みたいな話題を私から振ったところ、店長さんより「私そこの立ち上げスタッフの一人ですよ」という驚きの返答が。
 いやあ納得感ありますね、ああいうお店ができるのには、絶対裏に土佐酒が好きで好きでたまらない人が居たんだろうという気がしていましたが、目の前の店長さんからはまさにその「土佐酒愛」がビンビンに伝わってきていました。

 さて、スペック的には高知の酒米「吟の夢」を55まで削った純米吟醸生。
 「一年囲い」の名の通り、蔵元で1年生熟させているそうです、28BYということになるかと。
 
 ちなみにこのお酒の感想を既に「日本酒感想日誌」さんが上げてらっしゃいます(かなりの高評価)。
 いやあ一店舗しか扱ってないのに偶然って凄いなあと思ったのですが、どうやら私のtwitter情報を参考にしていただいたようで…、流石のアンテナの高さと行動力というべきでしょう。
 で、まさか先を越されると思っていなかった私は、泡を食って記事を仕上げておる次第です。

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 上立ち香はセメダイン混じりの柑橘系果実といった、熟成感をほぼ感じさせない香りがそこそこに。
 含むと、がっつりと味が乗った印象の甘旨味が力強く入ってきて、そこに尻上がりに強まる辛さが絡まることでバッチリ引き締まりつつ、最終的にはキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、非常に濃厚かつまろやかな、あえて言えばメロンクリーム的な甘旨味が最初に来るのですが、時間さで出てくるアルコール臭くない辛さがダレ感を完璧に抑えてくれます、なお雑味やカラメル的熟成香は皆無。
 後味はその辛さが濃厚さを嘘のように引き取って、バッチリキレます。

 生熟の最適解の一つを示してくれた感のある、ストレートに味が乗った甘旨味と、不思議なまでの飲み飽きなさを両立させた、極めて高次元の「土佐酒らしさ」を感じさせてくれたお酒でした。
 後味は一瞬私にはスパルタ過ぎるかなという感もあったのですが、でも杯が進んでしまうということは、やはりこれが最適バランスなのでしょう。
 以前安芸虎でも感じましたが、土佐酒の「辛さ」はしっかりと「甘旨味」と両立してくれる印象があって、日本酒は単に「甘口」「辛口」で語りきれるものでは無いということを実感として教えてくれますね。
 後、今回結構セメダインを感じたので新酒だと結構硬かったんじゃないかしら、こういう強いお酒を年単位で生熟させるセンス、いやあ本物だと思いましたね。
 土佐しらぎくの実力を再認識させるとともに、新たな側面も感じさせてくれた一本でした、来年もやろうかな…


 ちなみにこのお酒、開栓後三日目でも開けるときに栓が「ポンッ」と飛びました。
 どころか、四合瓶に移した最後の一杯分でも、ちょっと温度上げてから空けたら「プシュー」といい音が。
 昔(一升瓶)の風の森を思い出しますね…、いやあこれほど強いお酒は滅多に出会えないかと。
 (なお、飲んだ時のガス感自体はそんなに強くないです)

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2421.html

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名称:土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟
精米歩合:55%
酒米:吟の夢
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仙頭酒造場
購入価格(税抜):3,240円/1,800ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年07月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

家飲み記録 而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つ。

 泣く子も黙るジコンヌです、同スペックは2年前も紹介していますね、ついに5回目の家飲みとなります。
 花陽浴・風の森等、同スペックのお酒を数年に渡って感想を書きつつ飲んでみて、ようやく自分のこととして実感してきたことに、「日本酒も年ごとの味の差が激しいなあ」ということがあります。
 もちろん蔵元的にあえて変えているところもあるのでしょうけど、醸造酒のサガといいますか、意図しない味の差も結構ありそうに感じますね。(特に生酒系)
 特に而今は射美、花陽浴、風の森とかと比べたら露骨な個性酒って感じでは無いと思いますし、「らしさ」をキープするってかなり大変なんじゃないかなあ…
 まあ飲み手としては、あまりカリカリせずにそんな違いも楽しむべきなんでしょうね。

 さて、スペックについてももはや語ることはないです…
 前回飲んだ27BYと同様、千本錦55の無濾過生。
 1月出荷、3月開栓なので、若干間が空きました。

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 注ぐと、グラスにほんのちょっとだけ泡が付きますね。
 実は今風のお酒の飲み頃を判断するのに、これ結構重要なことかもと思います。

 上立ち香はいつものベリー系っぽい濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、密度の高い甘旨味が力強くかつ優しい口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味のニュアンスで輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘、酸、苦がそれぞれ主張してバランスを保ちつつ果実感のある、意味芳醇甘口のお手本のようなもの。
 後味は苦酸が引き取って、割りと強引にキレますね。

 割とにぎやかな味わいながらも、甘旨味の存在感がとにかく魅力的な、直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 少し熟成期間を経たからか、いつものイメージからすると、若干重さというか、ちょっとくすんだような感触もあるような…(それでも平均以上のまとまりではありますが)。
 でも、やっぱり好きですねえこの味、少しぐらいの粗はどうでも良くなるぐらいに魅了されてしまいます。
 而今、引き続き買えるときは買っていきたいと思ってしまいました。

 開栓後はちょっと苦味が増えたなあ…
 そうなると重さも増して…、うーん流石にちょっとバランス崩れた感じですね。
 今期の而今は崩れやすいのかしら。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2267.html

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名称:而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY
精米歩合:55%
酒米:千本錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月10日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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