鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

家飲み記録 鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうちラスト3本目。

 こちらを醸す北雪酒造は全国規模の佐渡地酒蔵の雄といった印象がありますね、「YK35」なんていういかにもなネーミングのお酒を(意味はwikipedia参照)チタンボトルに入れて20万の値付けをしたりと、売り方もなかなか強かだなあと感じていました。
 そんなわけで何となく自分の購入対象には含めていなかったのですが、かの日本酒まんが「いっぽん!」でこの鬼夜叉が紹介されていたことで興味が出てきて、今回セレクトするに至った次第です。
 最大の特徴はやはり「遠心分離」ということでしょうね、KURANDの記事によると、国内では10社程度が採用しているそうですが、そのための機械は一台二千万円程度するとか…
 規模が大きめの蔵でもこの規模の設備投資は勝負といえるでしょうね、酒質向上のためにそれだけの決断をするというのは素晴らしいことかと思います。

 裏ラベルには関連情報がびっしりと…、流石にここでは書ききれないので、蔵元の商品紹介ページもご参照ください。(買える店一覧があるのも素晴らしい)
 遠心分離は基本的には高級酒に使われるようですが、この鬼夜叉は良心的なお値段なのが有難い限り。

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 上立ち香は熟成香皆無の、程よく熟したリンゴ系の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのり伴う苦味と、尻上がりに強まる辛さでガッチリと引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は吟醸酒らしい甘旨がフワッと広がるのですが、苦辛も存在感があって、割りと落差の激しいタイプのお酒かと…
 後味は、少々の苦味を口中に残しつつ、バッチリキレます。

 しっかりとした旨味がありつつも、雑味の少なさと程よい苦辛で、ガンガンイケてしまう危険なお酒でした。
 一口目はちょっとインパクト不足かもと思ったのですが、飲み進めると「嫌な部分が無い」というところがどんどん染み込んで来て印象がどんどん良くなりますね。
 このお酒に関しては、私のような甘味偏重人間以外の人のほうが正当な評価ができるでしょう、といいつつ私も十分楽しめてはおります、火入れでこれは凄いことかと…
 北雪の実力をひしひしと感じた一本です、また他の限定品も買ってみたいと思いました。

 ちなみに開栓後も全くダレませんね。
 あらゆる意味で完成度の高いお酒として、少なくとも一度買って損はないお酒だと思います。

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名称:鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社北雪酒造
購入価格(税抜):   円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月23日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

上川大雪 特別純米 彗星 生

家飲み記録 上川大雪(かみかわたいせつ) 特別純米 彗星 生

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 北海道上川郡上川町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうち2本目。

 こちらのお酒のお話をするなら、造り手である川端慎治杜氏に触れないわけにはいかないでしょう。
 同氏は以前北海道新十津川町の金滴酒造の杜氏を務めていましたが、経営陣の意向により「不本意な形で」同社を離れており、このお酒は最近新設された酒蔵で醸したものになります。
 この辺りは相当センシティブな話になりますが、「同氏が来る前の金滴酒造は2008年には民事再生法を申請するような経営状態だったこと」「同氏が造ったお酒が2011年に鑑評会金賞を取った事(しかも吟風利用)」「同氏のお酒の代表格「四文字シリーズ」は北海道の有力酒販店に確固たる支持を得ていたこと」あたりは客観的事実として挙げられるのではないでしょうか、なんともはや…
 (ちなみに今検索して驚いたのですが、当時の金滴酒造の社長は最近亡くなったようですね。残された社員はどうするのだろう…)
 この時点で長くなってしまったので、上川大雪については興味があれば結構充実している蔵元ホームページや、SAKETIMESの記事あたりもご参照ください。

 今回いただくのは地元の酒米「彗星」を使った29BYの新酒になります、確か28BYは試験醸造という形でお酒を出していたと思うので、今回が二造り目ということになるかと。
 実はこのお酒、来店時入荷したばかりだったらしく、お店の人曰く相当な勢いで売れていたそうです。
 一日ずれていたら多分買えなかったとか…、金滴時代のお酒を一度飲みたいと思っていながらその機会を永遠に逃してしまった私としては、非常に嬉しい出会いでした。

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 上立ち香は…、割とハッキリメロンな感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、まさにフルーツジュースといった感じの華やかな甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を保ちつつ、程々の勢いで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン系ですね、しっかりとした甘味、くっきりとした青さ、そしてちょいキツめの苦味、それぞれが絡み合う実に新酒らしい旨味を創り出しています。
 後味は苦味を口中に少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 インパクトのある極めてフレッシュな甘旨味を、青い苦味がギッチリと引き締める、グイグイイケル系新酒生酒でした。
 濃厚甘旨系のお酒と比べて、やはり引き締まりの強さが目立ちますね、若干皮も混ぜたメロンジュースと言いますか。
 ただ、苦味の質が香り寄りの嫌らしいものというより、あくまで青さを纏った果実的な苦味というところはポイントかな。
 全体としては、そこまで自分には刺さらないまでも、新酒として普通に楽しめるお酒という感じでした。(いかんせん金滴時代を知らないので比較できないのは寂しいところですが…)
 上川大雪、今後に期待しつつ、次は違うスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:上川大雪 特別純米 彗星 生
精米歩合:60%
使用米:彗星
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:上川大雪酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:出張帰りの車内&機内で一杯写真

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 志太泉にゃんかっぷは空港までの車内、義左衛門は機内です。
 こういうシチュエーションで飲むカップ酒は旨い…(まあ中身もそんじょそこらのカップ酒とは違いますが)。

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2018年02月21日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

家飲み記録 北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

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 北海道夕張郡栗山町のお酒です。
 北海道出張での購入酒、全3本のうち1本目。

 以前冬花火の記事でも書きましたが、このお酒は私が以前から狙っていた、北の錦の特約店限定ブランドになります。
 これ系のお酒には珍しく、蔵元ホームページに商品紹介および買える店がちゃんと掲載されていたので(素晴らしい!)、一覧にあった「酒舗七蔵」さんまで、帰りの飛行機の時間が迫る中バスに乗って訪問して購入してきました。
 実際同店にはこのお酒以外にも色々と楽しいお酒がありましたので行ってよかったですね、出張時酒屋巡りの醍醐味です。

 スペックは北海道産酒米の吟風を45%とかなり磨いた高精白純米大吟醸ですがお値段は良心的、見た目的にもなかなかのオーラがありますね。
 ただ、残念なことに火入れしかありませんでした…、出張時期がもうちょっと後なら新酒生酒も出ていたかもしれないのですが。
 28BYの11月開栓なので、結構熟成期間を経ています。

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 上立ち香はカラメル感のある熟成香がそこそこに。
含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味を感じさせつつ、最後まで旨味を主役にしたままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、カラメル的熟成感と少々草的な青渋さがせめぎ合う感じの旨味がメイン…というか、割りとそれが最初から最後まで続きますね、変な苦味等の雑味が無いので素直に楽しめます。
 後味は、そこに少々辛さも加わって、しっかりとキレます。

 しっかり熟成しつつも、独特の青さもあり、なにより高精白的な旨味の純度が魅力的な、ありそうでなさそうな面白いお酒でした。
 私にとってはちょっと甘味が足りない感はありますが、それがもともとなのか、発酵が進んだ結果なのかは気になる所です。
 いやあ、ワンパターンで恐縮ですが、こういうお酒を飲むと、生が、生が飲みたくなります…、少なくとも特約店限定銘柄については生(生熟含む)を増やして欲しいと、私は何度でも言ってしまいますね…
 北斗随想、次いただくときは必ず生をセレクトしようと改めて思いました。

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名称:北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY
精米歩合:45%
使用米:吟風
アルコール度:16%
日本酒度:-1
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:「酒舗七蔵」さん店舗外観
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夜の地酒屋さんはオーラがありますね~、入る前からテンションが上がります。

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2018年02月19日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越後鶴亀 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めて頂きます、大阪出張時の浅野日本酒店さんでの購入酒3本目。

 実に縁起の良い銘柄名ですね、東京でも百貨店とかでたま~に見かけるような気がします。
 以前より銘柄自体は知りつつもなかなか店頭ではお会いできずにいたのですが、今回思いがけず大阪で出会い、その奇縁を面白く思ってセレクトしました。
 蔵元ホームページは割と洒落た感じですが、商品紹介には実にレトロなラベルのものが並んでおり、限定酒コーナーにも今回いただく生原酒バージョンは載っていないようです。
 まあ中身は完全に都市部向けなんでしょうね、ブランドを分けずに「越後鶴亀」一本で勝負するつもりなのだろうと思います。
 個人的には色々な銘柄を乱立させるよりは分かりやすいし潔くて好印象。

 スペック情報は精米歩合60の生原酒ということ以外はあまり記載がありません、このあたりは改善願いたいかな…
 出荷年月は2017/10と多分28BYで、購入から開栓までもちょっと間が空いてしまったため(今年1月開栓)、実質的には約一年生熟期間を経ているものと思われます。


 上立ち香は、しっかり熟した果実系の香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味で輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、かなり濃度が高くかつ複雑な印象の、ガッチリ熟した果実的な、甘酸渋が絡み合った感じの旨味が厳然たる主役を演じますね、時間差はあまりない感じ。
 後味は、若干渋味を口中に残しつつ、濃厚さをちゃんと引き取ってキレます。

 実に良い感じに味乗りしてくれた、しっかりと飲み応えのある芳醇複雑生熟酒でした。
 いやあ生熟の良さがバッチリありますね、ダレさせてしまうと私としては蔵元さんに申し訳ない気分になってしまうので、その意味でもほっとさせてくれる味わいに感じました。
 越後鶴亀、今度は新酒も飲んでみたいなあと思わせてくれた一本でした。

 開栓後は全然ダレず、むしろ口当たりが滑らかになってきましたね。
 何かコーヒー牛乳感も出てきて、凄く面白い変化です。
 これは奥深いなあ…、生熟適正と開栓後の強さはある程度リンクすると思いますが、このお酒は両方ともかなり高レベルかと。

 
 実は浅野日本酒店さんでもう一本、大阪産のにごり酒を買ったのですが、それは今後まとめる予定の「にごり酒特集」に回したいと思います。
 次回は北海道、札幌へ!

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名称:越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社越後鶴亀
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4(変化も考慮に入れて)/9.0

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2018年02月17日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒

家飲み記録 文佳人(ぶんかじん) 純米吟醸 山田錦 生酒

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は3回目ですね、詳しくは後述。
 出張みやげ酒シリーズの3本目になります。

 こちらは大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入しています、名古屋に続き昨年と同じお店ですね、同店には三年連続でお邪魔しております。
 文佳人は銘柄的には割と東京でも見るのですが、今回二つの理由でセレクトしました。
 理由の一つ目はこのお酒を醸す(株)アリサワのお酒としては、限定品の「鏡野」を二回ブログで紹介していながら、メインの「文佳人」がまだだったということ。
 もう一つは、実は購入前日に大阪駅近くの「旬彩ダイニング 一歩」さん(ネットで下調べした上で、選びました)での一人飲みで、同銘柄のひやおろしをいただいた印象がとても良かったことです。
 
 スペック的には、山田錦の50磨きの生酒という本来はかなり贅沢なもの。
 お値段は1,800と少々お高めですが、まあむしろ適正価格という感じでしょう。


 上立ち香はマスカットソーダ的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りのスッキリとした甘旨味がガスと共にチリチリと入ってきて、結構存在感のある苦味を纏ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい果実の甘酸味が中心にあって、ガス感が今風の飲み進め易さを添え、苦味が引き締まりと若干の嫌味を加えてしまう感じ。
 後味は苦味を少々口中に残しつつ、ガスもあって良い感じにキレます。

 しっかりとした甘旨味をガスと苦味がガッチリ引き締める、チリチリキリリ系芳醇酒でした。
 私が最近土佐酒にハマっている理由なのですが、甘旨味が本当に自分好みなんですよね…、やっぱり共通する魅力を感じます。
 ただ、これに関してはちょっと苦味が気になるなあ…、例の28BY特有の嫌な感じがなければより素晴らしかったかと。
 文佳人、いつかまた改めていただいてみたいと思いました。

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名称:文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪)
お気に入り度:8.4/9.0

おまけ:「旬彩ダイニング 一歩」さんでの一人飲み記録

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 お酒は全国からちゃんと美味しいやつを選んでいる印象。
 一人鍋が嬉しかったなあ…、素敵なお店でした!

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2018年02月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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