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MIYASAKA CORE 純米生原酒

家飲み記録 MIYASAKA CORE 純米生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に真澄のうすにごりをご紹介していますね。

 今回「酒の勝鬨」さんまで足を伸ばした最大の理由が、このお酒です。
 実はこのCORE、今年の大長野酒祭りで飲んだ数十種類のお酒の中で一番印象が良かったんですよね。
 その時に蔵元さんと話したのですが、このお酒自体、あの「風の森」からガッツリ技術協力を得つつ造られたものだそうです。
 裏ラベルに記載のある、酸化を極力排除した新たな搾り方というのは、風の森の「笊籬採り」を下敷きにしつつ、さらに自蔵の技術を駆使して考案したものだとか…
 そもそも真澄は、風の森がメインで使用している「7号酵母」の発祥蔵ということで、協力関係の下地はあったようですね。
 蔵元さんのお話を聞く限り、風の森への謙虚かつ率直なリスペクトが伝わってきて、個人的にはとても好感が持てました。

 スペックは精米歩合60%の生原酒、使用米はラベルに記載無いですが美山錦のようです。
 ただ、お値段は四合瓶で2,000円オーバーとなかなかなもの…、まあ仕方ないのでしょうが、この辺りも風の森を見習ってほしかったなあ(ちなみに「突釃(つきこし)」という別の限定品もあるのですが、そっちはもっと高い)。
 4月製造、8月開栓です。

 ちなみに購入前には「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事を参考にさせていただきました。
 そして、最近掲載された「日本酒感想日誌」さんの記事を見て初めて、ラベルが7号酵母の「7」の文字を模していることを知りました…、いやこれはわかりませんて。

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 上立ち香はアップルサイダー的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がチリチリとしたガス感を纏いつつ入ってきて、少々の渋味的な奥深さを裏側に感じさせつつ、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、リンゴとマスカットのブレンド?のような甘酸味を中心にしつつ、それに一体化して浮いたところのない渋味が伴うことで複雑味を加えるのですが、それを雑味とは全く感じさせないまとまりがありますね。
 後味は、ガスと酸渋の働きで、しっかりと、かつ自然にキレます。

 インパクトと奥深さを備えた甘旨味を、高純度かつ重く無い感じで味わわせてくれる、極めて高次元でまとまった芳醇甘旨酒でした。
 いやあ実際この味を出されてしまうと、値段が高いみたいな文句は付けられませんわ、むしろお値段以上と言ってよいでしょう。
 原材料費から自動的にされるような値付けだけでなく、こういうこだわりのお酒の価値がちゃんと評価されて、しっかりとした販路を確保できれば、日本酒業界をもう一歩前に進めることができるのではないか、そんなことまで考えさせてくれたお酒でした。
 (まあ一消費者としては安いに越したことはないという思いもあるのですが…)
 MIYASAKA、真澄の新ブランドとして非常に期待できると思います、今後要注目ですね。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html

紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1071103128.html

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名称:MIYASAKA CORE 純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):2,200円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2018年11月18日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

月の輪 特別純米生原酒 27BY

家飲み記録 月の輪 特別純米生原酒 27BY

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 岩手県紫波郡紫波町(しわぐんしわちょう)のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に別ブランド「宵の月」をいただいていますね。

 こちらのお酒は、ついに移転してしまった築地市場にほど近い「酒の勝鬨」さんで購入しました。
 同店は行ったことがなかったのですが、どうしても欲しいお酒を検索していたら、こちらの通販ページが引っかかったため、決断的に訪問した次第です。
 実際行ってみると品揃えが豊富かつ個性的で、掘り出し物的なものもあり、すごく面白かったですね。(結局6本も買ってしまった…)
 取り扱い銘柄等、詳細は同店のホームページをご参照ください。

 今回いただいたのは、精米歩合55の特別純米生原酒の、生熟バージョンとでも言うべきものですね。
 27BYとのことですが、製造年月は2017.11となっているので、恐らく蔵元で2年程度寝かせたものだと考えられます。
 しかし、蔵で貼ったのか店で貼ったのかわかりませんが、BY表記シールの適当感が逆に素敵(笑)、ただ、これがないと生熟ものだとパッと見わからないので、意味合い的には超重要かと…
 なお、7月末開栓です。

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 上立ち香は流石に熟した感じのチョコ・カラメル感のある香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の旨味がググっと入ってきて、いい感じのほろ苦さでしっかりと引き締まりつつ、濃厚ながらも独特なバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、ガッツリ、しかし非常に素直に熟した印象の焦げチョコ的な旨味が中心にあって、そこに奥深さを添える苦味が一体になった、非常に飲み応えのある感じのもの。
 後味は、やはり苦味が濃さをちゃんと引き取って、バッチリキレます。

 カカオ含量多めのアルコール入りチョコレートって感じの、バランスの取れた熟旨苦味酒でした。
 数年物の生熟酒としては割と典型的な味わいという印象ですね、個人的にはもうちっと苦味が引っ込んで甘味が増してくれるとより好みかな。
 ただ後ろ向きの劣化ではなくしっかり生熟の魅力は出ているので方向性は応援したいです、中野BCみたいにどんどん知見を集積していって欲しいところ。
 月の輪、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 次は今回のメインターゲット酒をご紹介します。

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名称:月の輪 特別純米生原酒 27BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社月の輪酒造店
購入価格(税抜):1,400円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年11月16日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入  

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、ブログでの登場はまだ2回目。

 天明は押しも押されぬ人気銘柄はありますが、個人的には以前家飲みした時の印象が実はあまり良く無くて、しばらく購入はしていませんでした。
 が、こちらの蔵との繋がりの深い居酒屋である池袋「あまてらす」及び大塚「串駒」では何度か特注品をいただいており、そちらは美味しかったんですよね。
 で、実は今回もあまてらすでこの瑞穂黄金を飲んで、「これは家でじっくりやりたいなあ…」と思って、セレクトした次第です。

 名前の通り、こちらのお酒は「瑞穂黄金」というお米を、精米歩合86%にとどめて醸した低精白酒になっています。
 瑞穂黄金は会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米で、基本は食用のようです、それで低精白とは攻めたスペックですね。
 ちなみに珍しい五合瓶です、5月製造を7月開栓。
 どうやら生も出ていたようなのですが、私が買おうと思った時には基本火入れしか見当たりませんでした…
 このあたり日誌係さんはいち早く限定直汲みをゲットしていたようで、流石の一言ですわ。

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 上立ち香は、割とハッキリとしたアルコール香が控えめに。
 含むと、強めながらもどこか柔らかい酸味を伴った旨味が力強く入ってきて、最後までその酸を主役にしたままバランスを崩すことなく染み入ってきます。
 味わいは、伝統的な米の旨味が芯にありながらも、酸味によって軽さ・とっつきやすさを加え、かつ苦系の雑味がバッチリ抑えられているため、びっくりするぐらいスルスル飲んじゃいますね。
 後味は、やはり酸味が引き取って、精米歩合が信じられない純度のまま引き上げます。

 しっかりとした旨味が魅力的かつ、気負わずに飲める気安さも感じる、新世代のお米旨酸味系酒でした。
 ちなみにこの酸は果実と乳酸の間って感じの印象ですね、若干果汁入りのヤクルトとでも言いましょうか。
 それにしても、これ86は凄すぎじゃないかしら…、最近の低精白は全体的にレベル高いですが、これはその中でも出色の出来なんじゃないかと。
 瓶燗急冷一回火入れということで、火入れ臭さが皆無なのも個人的に好印象、かつコスパも素晴らしい。
 天明の実力をしっかり感じた一本でした、今後は注目度を上げていこうかなあ。

 開栓後は全然落ちず、素直に落ち着いてきますね。
 そして燗をつけると…、いやあさらに乳酸が出てきました、まさにホットヤクルト。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入
精米歩合:86%
使用米:瑞穂黄金
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/900ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0(変化&燗上がり&コスパも考慮に入れて)

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2018年11月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

家飲み記録 奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

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 兵庫県姫路市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目。

 こちらは「活性すくい汲み」ということで、おりがガッツリ絡んだ発泡系の生酒になります。
 注意書きもあるということで念のため風呂場で開栓したのですが、留め金を外した瞬間「ポン!」と勢いよく栓が飛び、実はその時に驚いて指先を切ってしまいました…
 栓が飛んだだけで中身は全然噴き出さなかったので、落ち着いていれば大丈夫だったのですが、いやあ実際やると慌ててしまうものですね。
 最近安全性の高いプラスチックの留め具を使い始めている蔵(獺祭、風の森、真澄等)が増えてきている理由を実感した出来事でした。
 
 兵庫の酒米「夢錦」を55%まで削っているので、特別純米や純米吟醸を名乗れるはずのスペックですね。
 おりの積もりっぷりがある種の美しさを感じさせますね…やはり雪のようと言うべきか。
 製造年月7月で7月開栓です。

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 上立ち香はガスメインで若干セメダインと果実感もある香りが控えめに。
 含むと、実に硬質な印象ながら甘味も纏っている旨味がググっと入ってきて、強いシュワシュワ感と苦味で最初から最後までカッチリと輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨やマスカット的な甘酸味を感じるものの、非常に硬質といいますか、引き締まりが凄いですね、ガス感も相まって飲みごたえと飲み進め易さをガッツリ両立させている印象。
 後味は、ガス感と苦酸が引き取ってスパッと完璧にキレます。

 存在感のある旨味を、ほどほどの甘味を添えつつ、シュワシュワかつキリリと流し込んでくれる個性派芳醇発泡にごり酒でした。
 奥播磨にはなんというか、「ダレ感」の対義語的なものを感じるんですよね、単に引き締まっているというのを超えて、味わいの凝縮感によるしっかりとした飲み応えが非常に魅力的。
 分かりやすい甘味はほどほどなので、初心者向けというよりはある程度日本酒慣れした方によりオススメできる銘柄です。
 奥播磨、今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

 冷やしすぎると、硬すぎると言うか苦渋が勝ってしまうので、思い切って常温付近まで上げちゃっても良いかも。
 当たり前の様に開栓後もダレないので、気楽にチビチビ飲める、キレの良いにごり酒として、晩酌時に頼れる存在になってくれました。

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名称:奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生
精米歩合:55%
使用米:兵庫夢錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):3,394円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年11月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り

家飲み記録 石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り

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 愛媛県西条市のお酒です。
 外飲みでは何度もいただいていますが、家飲みは初めて。

 マニアには結構知られた銘柄なんじゃないでしょうか、私も以前より認識しておったのですが、生酒に出会えなかった関係で今まで購入には至りませんでした。
 あまりにも生を見ないのでちょっとググってみたのですが、どうやら基本的に生は出していないっぽいですね…(詳細は不明ですが)
 蔵元ホームページはうーんほぼ放置状態のようなのでイマイチ情報が足りませんが、基本的に食中酒指向のブランドだったと思いますので、火入れで落ち着かせたお酒しか出さないいうのも筋が通っているように思えますね。

 裏ラベルのスペック情報は充実していますし、味わいについてのコメントもあるので好印象。
 お米は麹が山田錦、掛が地元の松山三井という、コスパを意識した感じの組み合わせ。
 実際麹だけ山田錦っていうのは良く見るんですよね~、素人にはなかなかピンときませんが、本当に「酒米の王様」という形容が誇張ではない圧倒的な酒造適性があるんでしょうね。

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 上立ち香はスッキリ感のある果実、かつアルコールも若干感じる香りがそこそこに。
 含むと、フルーティーながらも落ち着いた印象の旨味がスルスルと入ってきて、ほどほどのアルコール感を纏いつつ最後まで自然な引き締まりを保ったまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、今風のフルーティーな旨味と、伝統的な火入れ酒の落ち着きと辛さを兼ね備えた印象の、古臭くないけど派手でもない、ガンガン飲めてしまうキリリとしたもの。
 後味は辛さがしっかり引き取って見事なキレ。

 程よい落ち着きと心地良い果実味を兼ね備えた、キリッとした感じの辛口酒でした。
 いやあ正直石鎚のイメージ通りの味わいでしたね、まさに期待通りの食中酒適性の高い、バランスの良いスッキリ系の味わい。
 自分の業として、本当は生酒で飲んでみたい気もしますが、まあそれは野暮というものなのでしょう。
 石鎚、確立したブランドの方向性を見せてくれる一本でした、またこの味を体が求めたときにいただこうと思います。

 開栓後も安定してますね~
 これ系のお酒としての完成度は非常に高いと言えるでしょう、居酒屋でも鉄板チョイスになり得ると思います。

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名称:石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米: 麹:山田錦 掛:松山三井
アルコール度:16~17%
日本酒度:+5
蔵元情報:石鎚酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 石鎚 純米吟醸

2018年11月10日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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