桃の里 純米吟醸 28BY

本日の家飲み 桃の里 純米吟醸 28BY

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも4回目。

 こちらは岡山出張時に購入して衝撃を受けた、私と桃の里との出会いのスペックの28BY新酒バージョンになります。
 その記事ではコメントで色々と情報をいただきまして、非常に参考になりました。
 なかでも、読者様がアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」でこの純米吟醸のカップ酒を発見して、レポしてくれたのが非常に嬉しかったですね。
 そしてさらに、そのコメント情報を見てあろすさんがご自分のブログ「日本酒のカルテ」で購入・感想記事をあげてくれました。
 オススメのお酒を実際に買ってくれた方に反応貰って、その情報が広がっていく手ごたえを感じられるということは、ブロガー冥利につきますね…まさに感無量です。

 ちなみに、このお酒を取り寄せる際に、気になっていた加水の有無と火入れ回数を聞いたのですが、「加水無し・一回火入れ」とのことでした。
 「キエーッ!だったらそう書いてくださいよぉ!」と頭を掻き毟りましたね…、少なくともマニアなら50磨きの一回火入れ原酒で15度という数値を見た時点で、土産物屋に普通に並んでいるような酒とは一線を画したスペックということは読み取れるはず。
 まあ自分としても、この味わいで加水二回火入れとはとても思えないと感じていたので、その意味では納得です。(「要冷蔵にしなくて大丈夫かなあ」という別の心配は生まれましたが)


 上立ち香は少々甘さを感じる果実の香りが仄かに。
 含むと、個性的で濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、独特の渋味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいはやはり桃の里味としか言いようのない熟した果実の甘旨味が主役で、伴うのは草や木っぽいこれまた個性的な渋味。
 後味は複雑味の余韻を残しつつも、濃厚さをしっかりと引き上げてキレます。

 確固とした「桃の里味」を感じさせる、オンリーワンの奥深さがある芳醇甘口酒でした。
 前回(27BY)に比べると若干甘味以外の要素が増した感はありますが、誤差の範囲内という印象ですね、比較的安定感のあるスペックだと思います。
 実は自分以外の感想も聞きたかったのでわざわざ実家に持って帰って母上にも飲んでもらったのですが、やはり高評価でした。
 桃の里、芳醇甘口派(特に村裕の黒・常盤が好きな人)にはとにもかくにも一回は飲んでみてほしい銘柄です。

 今回初めて開栓後数日経ったものを飲んだのですが、若干渋味が勝ってきて、開栓直後に比べると若干バランスが悪くなった印象があります。
 やはり本質的には結構繊細なお酒かなあと思います、一回火入れとはいえ常温保存は心配だなあ…

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名称:桃の里 純米生原酒
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年06月12日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

本日の家飲み 横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

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 長崎県壱岐市のお酒です。
 ブログでは2回目の登場になりますね。

 実は昨年(27BY)も同スペックをいただいており、とても好印象でした。
 その記事でも若干触れましたが、こちらのお酒は日本酒蔵としては休蔵中だった酒蔵の跡継ぎが、つい最近別の蔵の設備を借りて酒造りを再開して醸したお酒です。
 この辺りの背景はSAKETIMESが記事にしていました
 それによると、この横山五十は、東洋美人を醸す澄川酒造に泊まり込んで醸したお酒とのことです、ちなみにその前は「東一」を醸す五町田酒造に修業を兼ねて泊まり込んで酒造りをしたこともあるそうで、何というか泊まり込みまくりですね(笑)
 ただ、その事実には並々ならぬ情熱を感じます。

 スペックは前回と同じく、山田錦の50磨きのしぼりたて生うすにごり。
 私が二年連続で同スペックを飲むのは珍しいのですが、コンセプト的に多くのスペックを並べるブランドでないのと、単純にもう一度同じ酒を飲みたかったのがセレクトの理由です。
 若干お高めなので、思い切って一升瓶購入することでコスパをカバー(したつもり)。

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 上立ち香は何気に珍しいくらい露骨なメロン香が気持ち強めに。
 含むと、少々青さをまとった甘旨味が力強く入ってきて、心地良い程度の酸苦を感じさせつつも、最後まで芯のある旨味を保ってしっかりと染み入ってきます。
 旨味は、香り通りの印象の、青さとフレッシュさをがっつり伴ったメロン度の非常に高い甘旨味が主役で、酸が重さを軽減し、苦味は最低権の引き締まりを添えるという、典型的ながらも魅力的なもの。
 後味はやっぱり青っぽい苦酸でしっかりとキレます。

 昨年と同傾向の、濃厚ながら全体のバランスが良い、直球勝負の甘旨フレッシュ酒でした。
 味の方向性は私のどストライクです、もうちょっと青さと苦味が引っ込んで、洗練された味わいになれば言うことない感じですね。
 まあ先入観バリバリですが、東洋美人のippoシリーズに近い味わいに感じました。
 横山五十、蔵元の動向を含め、今後も注目していきたいと思います。

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名称:横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:重家酒造株式会社
購入価格(税抜):3,676円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年06月10日 長崎の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生

本日の家飲み 笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生

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 長野県松本市のお酒です。
 外飲み、家飲み経験については後述。

 前回の本金に引き続き、またも「大長野酒祭り」登場銘柄になりました、ただ実はこちらは家飲み経験ありです。
 私の大長野酒祭り初参加は確か第2回の2012年で、その時印象的だった銘柄のうち、この「笹の譽」と「勢正宗」をイベント後間をおかずにこだまさんのところに買いに行った覚えがありますね。
 その時に飲んだのは「笹の譽純米吟醸 中汲み三割麹」で、当時の感想メモによると「上立ち香からあまーい感じ。含むといかにも長野酒といった濃い甘旨味が一杯になる。後味はきっちり苦酸味が締めるが、新酒っぽい癖を多少感じる気もする。」とのこと。
  偉そうに書いてますが今思うと、8月購入酒に「新酒っぽい」っていうのもどうかと思いますね(笑)、まあ素直な感想ではあるのでしょう、今も基本姿勢は変わっていないと思います。

 閑話休題、こちらも本金同様ひとごこちの55%精米の新酒生酒です、日本酒度が-1と低めなのが特徴でしょうか。
 今年(28BY)の傾向として、「初しぼり」という文言に若干の不安もありますが…、先入観を排していただきます。

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 注ぐと全く濁ってないですね、若干うたい文句に偽りありかな(笑)

 上立ち香はわりと酸を感じる果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の効いた旨味がググっと入ってきて、奥に独特の渋味を感じさせることで複雑さを添えながら、唾液腺を刺激しつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、強めの酸と甘味がせめぎ合う感じの甘酸っぱい系の果実の旨味が主役、渋味はあくまで程々の脇役で、やっぱり中でも酸の印象が強いですね。
 後味は少々苦味を残しつつも酸で力強くキレます。

 最初から最後まで柑橘系果実の酸が主役を演じ続ける、フレッシュ甘酢っぱ酒でした。
 以前家飲みした記憶ではかなりの甘口酒という印象だったのですが、それは「三割麹」というちょっと特殊なスペックのお酒だったからで、もしかしたらこちらがスタンダードな笹の誉の傾向なのかもしれません。
 もしくはこのBYの特徴なのか…、まだ材料が少ないのでなんとも言えませんね。
 笹の譽、次はまた別のスペックを試してみたいと思います。

 開栓後、二日ぐらいたったらさらに甘味が引っ込んじゃったなあ…
 何とか濃くしようと思って燗を付けても、やっぱり強まるのは酸。
 これはあくまで酸味酒好きな人向けのお酒だと、個人的には思いました。
 (しかし、一体この記事で私は何回「酸」という言葉を使ったんでしょうか(笑))

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名称:笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生
精米歩合:55%
使用米:ひとごこち
アルコール度:16度
日本酒度:-1
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年06月08日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち

本日の家飲み 本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち

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 長野県諏訪市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは初めて。

 ちょっと前にいただいた「豊香」に引き続き、「大長野酒祭り」で経験しつつも家飲みできていなかった銘柄となります。
 これについてはパッと見ただけで 「笑亀」「高天」「和和和」「大雪渓」「岩清水」等々、まだまだ気になっている銘柄があるんですよね。
 まあこればっかりは取り扱い酒屋との兼ね合いもあるので、少しずつやっていくしかないでしょう。
 ただ、やはり未家飲みの「御湖鶴」にいたっては倒産してしまいましたからね…、本当に日本酒との出会いは一期一会、一旦タイミングを逃すと下手したら一生飲めなくなってしまうこともあり得るわけです。
 そういう出会いを逃さないために、私は今日も日本酒を開けるのです…
 (実際は飲みたいだけ)

 閑話休題、今回いただくスペックは、長野の酒造好適米ひとごこちを55%まで磨いた新酒純米吟醸無濾過生原酒。
 割とスタンダードですね、ただ原酒でアルコール度数15~16度は少し低めかも。

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 上立ち香は青さと甘さが同居したフレッシュリンゴ的香りがそこそこに。
 含むと、輪郭がハッキリとした甘酸旨味が程よい勢いで入ってきて、ほんのりとした苦味も伴って最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、確かな甘さを奥に秘めつつも、表に出てくるのは強めの酸と独特な味わいとしか私には言いようのない旨味で、存在感と飲み飽きなさをしっかり両立させていますね。
 後味はメイン酸、サブ苦、といった感じで見事にキレます。

 しっかりとした個性のある、量を飲んでしまいそうなフレッシュ旨酸酒でした。
 いわゆるミネラル感もありますね、似たようなお酒飲んだことあるな…としばらく考えたところ「山間」にたどり着きました。
 これ系の味わいは昔から「木香」っぽいと感じていたのですが、ブログ仲間のモウカンさんが使っていた「草っぽい」という表現がより合うと思います。
 本金、次はまたほかのスペックもいただきたいと思いました。

 二日目になると、若干甘味が表に出てきたような…
 これは良いですね、もしかしたら熟成適性もあるお酒なのかも。

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名称:本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち
精米歩合:55%
使用米:ひとごこち
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒ぬのや本金酒造株式会社
購入価格(税抜):1,446円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 本金 純米吟醸

2017年06月06日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY

本日の家飲み 花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 相も変わらず当ブログ最多登場銘柄になっております。

 花陽浴については今期(28BY)既に美山錦純吟八反錦純吟おりがらみにごり生をいただいており、また、今回の美山錦純大については27BYのおりがらみ25BYの同スペックを家飲みしているという、状況になっております。
 まあ、そのペース自体が示していることですが、やっぱり惚れ込んでいるんですよね、この味わいに。
 それだけに28BY最初の美山錦を飲んだ時の「これは違う…」という感触は本当に恐ろしいものでした…

 その後生にごりを飲んだ印象により、ちょっと寝かせた方が「らしい」味わいになりそうだと思い、今回のお酒については、1月出荷分を3月中旬に開栓して飲んでおります(そしてブログ掲載は5月という体たらく)。
 スペック的にはいつもの美山錦48磨きの袋吊り無濾過生原酒になります。

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 上立ち香は華やかな印象のいつもの柑橘系果実の香り(ただ若干大人しめ)がそこそこに。
 含むと、濃厚ながら透明感のある甘旨味が摩擦なしの口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を維持しつつ、奥の方に苦味も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはり花陽浴らしいパイン的な甘旨酸味が主役、濃度も満足できる水準で、透明感に加え苦味もあるからか、ガンガン飲み進んでしまう魅力がありますね。
 後味はほんのりとした苦酸を感じさせつつも、優しくキレイに引き上げてくれます。

 華やかさ、透明感、そしてバランスを兼ね備えた、高次元のまとまりのある芳醇甘旨酒でした。
 何というか、このお酒でようやく今期花陽浴が目指したものの一端が感じられた気がします、ちょっと大人になったかのような。
 ただ、私としてはちょっと苦味が気になるのと、何より花陽浴にはやっぱり超濃厚甘旨路線(ただし荒さは皆無)という方向性を求めたいんですよね…変化を望まないわがままなファン心理というやつです。
 ともかく花陽浴は今後も密着して動向をチェックしたいと思います(実は今期雄町は購入済み)。

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名称:花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY
精米歩合:48%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年06月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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