花邑 純米吟醸 生酒 雄町

本日の家飲み 花邑(はなむら) 純米吟醸 生酒 雄町

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 秋田県湯沢市のお酒です。
 外飲みは何度か経験あり、家飲みは初めて。

 こちらを醸す両関酒造は所謂地場の大手酒造で、通常銘柄の「両関」はほぼ地元向け、この「花邑」は都市圏向けの特定名称酒ブランドというパターンですね。
 それだけなら良くあることなのですが、実はそこに「かの十四代を醸す高木顕統氏の技術指導を受けたお酒」という背景が加わることで、マニア達の注目度、入手難易度が跳ね上がったお酒だったりします。
 私も前から気になってはいたのですが近所に特約店が無く、その間にブログ仲間の日誌係さんやモウカンさんに先を越され、しかも自分好みっぽい感想を書かれてしまい…
 今年は何としてでも手に入れようと思い、川口市まで出張って入手した次第です。
 
 スペック的には雄町を50まで磨いた生酒で、アルコール度数は15度と低め(多分加水しているのかな)。
 そして裏ラベルには「味わい:芳醇甘口」の表記が!最近安易な辛口表記に物申していたいたところだったので、輝いて見えますね(笑)

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 上立ち香は何となく桃を思わせる上品な果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの上品かつ濃厚なな甘旨味が自然に入ってきて、時間差で出てくる柔らかな苦味にしっかりと引き締められつつ、非常にゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、透明感と存在感を兼ね備えた感じの、ピーチorベリー的な甘苦酸味が最初から最後まで続きつつ、しかし飲み進めると謎の辛さも感じるような、飲み飽きない複雑さも兼ね備えている印象。
 後味は酸苦辛を彷彿とさせつつも、キツさを感じさせずに見事にキレます。

 芳醇な甘味あり、程々の酸味あり、上品な透明感あり、それでいてキツさやクドさ無しの、全体として非常に完成度の高い今風のお酒でした。
 加水感は無かってです、そして何気にラベルのピンクの印象通りの味わいというのが非常に面白いですね(むしろそっちに引っ張られている可能性も高いのですが…)
 また言われてみれば十四代の生酒と系統は似ているような…、多分思い込みでしょうけど(ただ、私は十四代は火入れ(生詰)の方が好きなので、すなわち十四代の完成度には及んでいないという印象でもあります)。
 花邑、入手機会があれば来年もいただいてみたいと思いました。

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紹介1:「日本酒感想日誌」さんの同スペックBY違い(27BY)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html

紹介2:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BY(28BY)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-794.html

 (面白いのが、お二人とも「去年の方が良かった」という感想なんですよね。BYかタンクによって結構ブレるお酒なのかもしれません。)

名称:花邑 純米吟醸 生酒 雄町
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:両関酒造株式会社
購入価格(税抜):3,094円/1,800ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年05月21日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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花邑雄町生は今年は即完売で手にいれる事が出来ませんでした。蔵元から15分足らずの所に住んでいるにも関わらず(笑)
実は花邑の取扱店が地元に一件、近隣の酒屋さんに一件のみしかわからずと言ったところです。
実は、24日に蔵元出荷で酒未来(火入れのたしか加水)が出ますね。首都圏だと翌日あたりに店頭に並ぶ感じですかね?
この酒未来は地元秋田県では今年からの流通で、昨年迄は秋田県内では全く流通がありませんでした。
これは県内大ブーイングです(笑)
しかも、後発で出荷量は昨年とほぼ変わらないとの事と、特約店が少ない点からこれも買えるか?です。
おそらく、酒販店さんは飲食店さんからの注文で店頭に並ぶのかも不明な感じと…。
しかし、残念なのは、やっぱり高木さんの名前が出ちゃう事なんですよね。
確かに、両関は良い言い方で無いかも知れませんが、安酒の蔵、何だよ両関かよって言われた時期も有り、今もこのイメージが完全に払拭出来ている訳ではないですが、花邑は高木さんのお酒では無いですし、両関のお酒なのですから、そこが残念ですね。
まぁ比べられるのは宿命なのかも知れませんが。県民としては近い将来、多くの方に両関の花邑は旨い酒だなと言って頂ける様に頑張って欲しいものです。
まぁ最近は、翠玉の方が好みかも知れません。(比較対象は花邑雄町火入れになります)
長くなりましたが、花邑で1番日本酒酒度がマイナスに振れている酒未来は気になるところです。
最後に別件で、お褒めのお言葉ありがとうございました。
完全に私の自己満足でしたけど(笑)

2017年05月22日 下戸一合 URL 編集

>下戸一合様、コメントありがとうございます。
蔵元から15分足らず!それは近すぎますね(笑)
酒未来の情報は見ていたのですが、まあゆっくり1年に1本ペースぐらいで買えれば良いかなと思い、今回はスルーしました(火入れですし、何より冷蔵庫がいっぱいで…)
地酒蔵の地元軽視問題(?)については根が深いですよね。そもそも十四代が思いっきりそういうのを抱えてますし。個人的には、いくら地元といっても客層や冷蔵設備を含め、状況的にブランドとしてビジョンを共有できない酒屋さん相手に無理して出す必要はないんじゃないかな…と思います。普通酒を売るノウハウしか無いところも多そうですし。花邑については特に、両関ブランドのイメージが無いところに積極的に売ってるんでしょうね。
まあ現時点で高木氏の名前が出るのはある意味仕方ないかと… 蔵元もそれは覚悟の上でしょうし、利用する気もあるでしょう。本物ならば数年後にはきっと「秋田の両関の花邑は旨い」という認識が共有化されると思いたいですね。
いやいや、人間はほぼ自己満足のために生きているというのが私の持論ですから、オタクは特に(笑)またそういう機会があったら是非ご報告ください。

2017年05月23日 まるめち URL 編集

お疲れ様です。
何とか車走らせて花邑手に入れました(笑)
地元軽視問題は秋田県は根深いですね。
特に個人的には一白水成ですね…
秋田県では本数が少なく争奪戦になる事がちらほら(限定のみですけど)
近隣の酒屋さんも特約店になろうと頑張っているのですが、一白はダメだけど福禄寿ならOKと言われるらしく。
まぁ蔵元さんには蔵元さんの考えがあると思いますから、1消費者がこんなことを言うのはお門違いかも知れませんね。
さて、十四代についてですが、こちらは意外にも山形県内にかなりの数が流通しています。しかしながら、店頭にまともに並ぶのはまぁ無いですね。
常連さん、昔から買っている方には普通に売ってるのを良く目にしますから。
ちょっと前まではヨダレ垂らして見てましたが、今は十四代だけが酒ではないし、出会えたら呑んで見ようと言うスタンスに変わって来ました。
これは、まるめちさん、日誌係さんのブログがきっかけですね。
日本酒には色々な銘柄があって全てを楽しむのは一生かかっても無理でしょう。
でも、その中で自分の1本を探すが楽しみだと気づかされたからですね。
何も十四代、而今、飛露喜と有名どころが必ずしも自分の1番とは言えないですし、無名と言えば失礼ですが、知名度の低い銘柄で驚きを得たときの高揚感は癖になりますからね(笑)
まぁ脱線しましたが、近いうちに花邑楽しみます。
いつも我々読者にたくさんの情報をありがとうございます。

2017年05月26日 下戸一合 URL 編集

>下戸一合様、コメントありがとうございます。レス遅れてすみません…

花邑入手おめでとうございます(笑)
へー、一白水成ですか。なんか意外ですね。まあ地元向けに福禄寿を造っているわけですから、自然な対応のようにも思えます。
私からしたら、既に売れた銘柄に群がるぐらいなら、それこそまだ売れていない地元の銘柄の発掘を頑張ればいいのに…と思ってしまいます。

十四代はもう別格な印象ですね… おっしゃる通り、実は結構数は出ているみたいなのですが、完全にルートが確立していて新規入手はやっぱり厳しいでしょう。個人的には無理せず外でたまには飲みたい銘柄です。

「自分の一本」探し。本当に日本酒の道はこれに尽きると思います。私のブログがその楽しみの一助になったのであれば、こんなに嬉しいことはないですね…ありがとうございます。
実際マイナー(失礼)銘柄巡りの楽しみは病みつきになりますよね。前提としてある程度の知識が必要になるとは思いますが、今の地酒レベルならそこまで外すこともあまり無いですし。

今後とも宜しくお願いします!

2017年05月28日 まるめち URL 編集












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