井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ。

 こちらのお酒は、前回紹介したものと全く同じスペックで、蔵元でさらに半年の熟成期間を経て出荷されたものになります。
 裏ラベルには製造年月と蔵出年月が明記されているため、比較してもらうと一目瞭然です、やはりこの表記はわかりやすい!
 前回も「うえも商店」さんで購入したのですが、今回のお酒は店長さん曰く「150点評価の酒」、ということでしたので、居ても立っても居られずに購入に走った次第です。

 当ブログの読者様なら自明のことかと思われますが、私が同スペックのお酒を一年に二本飲むというのは異常事態です。
 井の頭については、組合直営の「信州おさけ村」以外では、現状都内では「うえも商店」さん、「大阪屋酒店」さんが特約店だったかと思いますが、私からしたらまだまだ「もっと評価されるべき」銘柄という認識があります。
 いやあ東京の地酒屋さんにはもうちょっとしっかりアンテナを立ててほしいところですね(超上から目線)。

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 注ぐと、程よく色づいている印象。

 上立ち香は、熟感はあるものの、甘さも感じる完熟果実的な香りがそこそこに。
 含むと、角が全くない濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、最後までその甘さを保ったままにじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりリンゴか梨を煮詰めたような完熟果実の甘味が厳然たる主役を演じます、酸は控えめで苦渋も丸い感じと、兎にも角にも素直に甘旨を楽しませてくれますが、ダレは感じませんでした。
 後味は本当に最小限の苦味の影を想起させつつ、自然に引き上げていきます。

 これぞ生熟の真骨頂!といった感じの、元々の芳醇な旨味に、丸みと味乗りがしっかり素直に魅力を上乗せした、極めて旨いお酒でした。
 前回と比べると単純に角が取れた感じですね…、前回の時点で相当旨かったので、今回はそれ以上の評価になります。
 これは店長さんの評価にも納得です、そもそもこういう素直に落ち着いた生熟酒って意外と貴重なんですよね、その上でこの完成度ならそりゃ惚れ込みますよ。
 井の頭、今後もがっつり注目していきたいと思いました。

 開栓後は若干苦味が出てきたかなとも思ったのですが、燗をつけるとあら不思議、旨味が濃くなって苦味が打ち消される感じ。
 これはばっちりな燗上がりですね、やはりしっかり造った生熟酒を燗すると独特の魅力を感じられると思います。
 まだまだ根付いているように思われる「生酒は燗に向いてない」みたいな固定観念は、早めにアップデートして欲しいところです。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1576.html

名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.8/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2017年03月26日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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どうもです。
これは生熟好きとしてはものすごく惹かれますねえ。
井の頭自体まだ飲んだことがないんですが、これをデビュー作にしたいと思います。
うえもさん、それほど遠くはないんですが、微妙に行きづらいのでいつもこの店の取り扱い商品は後回しになってるんですよ。
先日記事にされてた日下無双の生熟も気になってるので、そろそろ行かないと。

2017年03月27日 アイオライト URL 編集

お疲れ様です。
こんばんは。
井の頭とはコメントがズレますが、
生熟成は近い内にみんなに知られるカテゴリー?属性?になると思います。いや、もうなってるのかな?
そうなると、いろんな蔵がチャレンジしてくれて楽しめるのですが。

今ではその個性が受け入れられ、確固たる地位を築いた風の森も、数年前は色物日本酒で、僕はまるめちさんの記事を読んで、そんなサイダーみたいな日本酒が有るのかと疑った物です。
結果。僕は風の森を年に1度は必ず呑む日本酒になりましたね(笑)
そしてたぶん、風の森の発泡性が人気にで、そうそうあそこまでガス感が楽しめる日本酒を簡単に作ることが出来ないので、スパークリング日本酒がたくさん出たのかなと思います。

超超久は生熟成で先を行きそうですね。

2017年03月27日 debo URL 編集

>アイオライト様、コメントありがとうございます。
日下無双含め、私の記事で購入検討まで興味を惹けたなら嬉しいです!
ただ、うえも商店さんは結構品の入れ替えが速い印象があるので、気が乗ったタイミングなら早めの来訪をオススメしますよ。

井の頭はおそらく今出ているのは28BYの新酒でしょうね。ただアイオライトさんならどうにか自家熟成で良いところまで持っていくことも可能かと(笑) そう簡単にはへこたれないかとは思います。

2017年03月28日 まるめち URL 編集

>debo様、コメントありがとうございます。
生熟成は現状の個人的な認識では、一部の酒屋さんの自家熟成や、蔵元の実験スペックで出てきているくらいで、まだまだこれからの領域と感じています。
ただ、ここ2,3年でかなり増えてきている印象もあるので、ある程度各蔵元の知見が集積されてくれば、おっしゃるように楽しい状況になってくれるかもしれません。
私はそれを信じて愚直に生熟酒の魅力を記事にしていこうと思っております(笑)

風の森に関して、そう言っていただけると嬉しい限りです!
実際昔よく行く居酒屋の店長相手にしつこくススメていた時期もありまして、その後の展開でかなり私の株が上がった感じがしています(笑)
ちなみに日本酒の発泡(ガス感)についてはかなり難しいものらしく、瓶詰めの日の天候にも左右されるなんて話を聞いたことがあります。風の森の安定感は断然その領域では先行してますね。

超超久も、生熟が一般化したときにこそ更に評価される銘柄かと思います。氷温数年生熟成を前からやっているところは相当限られるはずで、その知見はまさに蔵の財産になるものかと。
個人的には評価されすぎて高級品になってしまうのが一番怖かったりしますが(笑)

2017年03月28日 まるめち URL 編集












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