鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY(蔵元熟成バージョン)

本日の家飲み 本日の家飲み 鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY(蔵元熟成バージョン)

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 栃木県小山市のお酒です。
 ブログでの紹介はようやく5回目。

 私が超ハイレベルな地酒激戦区と考える栃木において、全国レベルの知名度や流通量でまだまだ揺らがない首位にあると思う銘柄、それがこの鳳凰美田です。
 その中でも個人的に好きなスペックが、ワイン酵母を利用したこの「WINE CELL」になります。
 何と今回で、当ブログの鳳凰美田の記事のうち、5回中3回がWINE CELLになってしまいました、ちょっと偏り過ぎですね…

 ただ、今回も買ってしまったのには理由がありまして…、実はこれ、前回に飲んだ26BYのお酒を、蔵元で約2年程度熟成させてから出荷されたものなのです。
 熟成度合の違いを見るという意味ではワインでいうところの「垂直飲み」に近い感じの飲み比べを、一人2年越しでやるというのも面白いと思いセレクトした次第。
 恐らく蔵元としても試験的に熟成させているものなのでしょうね、お値段は据え置きでした。


 上立ち香は落ち着いた、酸を感じる果実の香りが仄かに。
 含むと、酸味強めの非常にキレイな旨味がスルリと入ってきて、時間差で出て来るほんのりとした渋味と相まって、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 旨味は…うーんこりゃ完全に辛めの白ワインとしか言いようがない感じですね、程々の甘味と強めの酸味と渋味がせめぎ合って、全体としては極めて引き締まった印象。
 後味はまさに酸が引き取ってしっかりとキレます。

 二年前とはかなり趣を異にする、酸渋メインのキリリとした、いわゆる食中酒として万能感のあるお酒でした。
 熟成の結果として酸が表に出てくるってのは面白いですね、これはワイン酵母の特性なのかなあ。
 個人的には甘味が引っ込んじゃったのは残念ですが、このラインを好む方も多いことでしょう。
 いつも以上にソガペールエフィスに近い味わいになった気がします。
 これは一般人(私含む)がブラインドで飲んだら8割方ワインと思ってしまうんじゃないかしら…、とてもお米から造られたとは思えない感じかと。
 鳳凰美田、次は流石に他のスペックも試していこうと思います。

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名称:鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年02月06日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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どうも、熟成魂がまた反応してしまいました。
鳳凰美田のこのスペックは飲んだことないんですが、ワイン酵母の熟成ってのは興味ありますねえ。
以前、モウカンさんが山本の和韻の半年熟成を酷評(笑)してましたが、
そこからさらに年数を経たらどうなったのかなあというのは気になるところです。
経験上、熟成させると酸は引っ込むことが多いので、この変化は意外ですね。
酸味につながる成分が分解なり化学変化なりした結果、アミノ酸などの
旨み成分に変わっていくのかなあ、などと特に根拠もなく考えてましたが
いやあ、やっぱり熟成はやってみないとわからないものですね。

ちなみに、ソガペールの話が少し出てましたが、実は今ソガのル サケ ナチュレル70を
常温熟成してます。もちろん生で生酛。もうすぐ1年になりますが、
今年あけるか、もっと引っ張るか、非常に迷っているところです(笑)

2017年02月09日 アイオライト URL 編集

>アイオライト様、コメントありがとうございます。
いやあ、わかります、そのつい反応してしまう気持ち(笑)
通常スペックは甘味のある今風のフルーティー系でキレイなお酒でしたので、この変化には驚きました。
熟成については、ワインが歴史では圧倒的に先を行っているので、化学変化の分析を含めた知見の集積はかなりありそうですね。ただ、それが日本酒に通用するかというと…
なんか税法の関係で熟成系日本酒について断絶の時期があったみたいな記事も見たことがありますし、日本酒の熟成についてはまだまだおっしゃる通り「やってみないとわからない」世界かと思います。
(達磨正宗みたいな蔵もありますけどね)

ソガの自家熟成とはマニアックだなあ(笑)
一応生もとだと生でも持ちそうなイメージがありますが、さあどうでしょう。
開けた際には是非感想を聞かせてください!

2017年02月10日 まるめち URL 編集












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