春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」

本日の家飲み 春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」

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 奈良県奈良市のお酒です。
 家飲みは初めて…と思いきや、同蔵の特別ブランド「而妙酒」を以前紹介していました、同記事はブログ開設直後のものなので、なんと約4年ぶりの家飲みとなりますね。

 このお酒は、大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入したものです。
 同店は昨年の出張時に初めてお邪魔し、とても好印象だったので、今年もお世話になった次第。
 ただ、今回はどうも大阪産の地酒でピピッとくるものが無かったため、お隣奈良県の春鹿を2本スペック違いで、がっつり試飲の上、購入しました。

 こちらのお酒の特徴は何といっても「二百十日熟成」を謳う「生原酒」であることでしょう。
 「生熟酒」は最近のマイブームで、今期(特に秋期)にも相当いただきましたが、まだまだ蔵元がハッキリとそう名乗るお酒はほとんどないんですよね、ジャンルとして確立していないといいますか。
 そんな中、熟成日数にまでこだわりが透けて見えるこのお酒には惹かれるものがあり、試飲の印象も良かったのでセレクトしました。

 スペックの詳しい記載はありませんが、蔵元通販の商品紹介によると何気に山田錦を使っているようです
 お値段はちと高めではありますが、製造コストから言えばまあ割高ではないでしょう。


 上立ち香は熟した洋梨と言った感じの果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、香りの印象通りの熟しきった甘旨味がグワッと入ってきて、ほんのりとしたほろ苦さが奥深さを添えつつ、最後まで存在感を保ったまま力強く染みこんできます。
 味わいはまさに熟しきった果実の、芯のある超濃厚な甘旨味が主役、そして落ち着いた酸味や苦味が裏方に回って
 後味は仄かな苦味を口中に残しつつ、見事に濃厚さを引き取ってキレます。

 生熟酒のお手本のような、複雑芳醇な甘旨味をダレずに楽しませてくれるお酒でした。
 ハッキリと自蔵のお酒の「生熟適正」を認識したうえで、自信を持って出してきている商品という印象がありますね。
 この適正については、やっぱり実際トライ&エラーを繰り返さないと中々把握できないんじゃないでしょうか、他の蔵元さんにも積極的にチャレンジしてもらって、旨く仕上がったらどんどん商品化して欲しいと個人的には思います(リスクも高そうなので、難しいんでしょうけど…)。
 生熟酒は正直好みは分かれるとは思いますが、やっぱり独特な魅力はあるので、いつかは一ジャンルとして確立して欲しいと、このお酒を飲んで改めて思いました。
 次回はもう一本の春鹿をご紹介します。

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名称:春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:-5
蔵元情報:株式会社今西清兵衛商店
購入価格(税抜):1,720円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 春鹿 純米吟醸

2017年01月20日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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「浅野日本酒店」さんには僕も購入と立ち呑みを何度かしました。
あのようなカジュワルな感じのお店は関西ではめずらしく、若い女性から年配の男性まで、幅広く受け入れられてるようです。
去年の12月で2周年目だそうですけど、京都に2店舗目が出来てます。

店員さんも新しい日本酒は各自でティスティングしてるようで、対応も丁寧で、
大阪では勢いのあるお店ではないでしょうか。

あと地元、大阪の日本酒を中心に置いてる所がいいですね。

浅野さんだとやはり、勢いのある奈良の、春鹿、篠峰、みむろ杉が少し目立つかな。

2017年01月22日 debo URL 編集

>debo様、コメントありがとうございます。
浅野日本酒店、やっぱり評判は良いのですね。
「角打ち」という実態をあそこまでこじゃれた感じにするのは、なかなか思い切ったなあと思いました。
といいつつ、銘柄選定、店員の教育にしっかり力を入れて、かつ試飲を積極的に進めるという、地酒屋として基本に忠実な部分がとても好印象です。早速の2号店開店にも納得。

出張時に立ち寄る身からすると、おっしゃる通り、やっぱり地元酒を置いてくれていると嬉しいです。
ただ、やっぱり地元銘柄だとアル添系、火入れが多く、選びにくいのも事実なんですよね…
その当たりやっぱり全国区に出てきている銘柄は一歩二歩先を進んでいる印象です。挙げられている三銘柄はまさにそうですね。

2017年01月23日 まるめち URL 編集

はじめまして。いつも拝見させていただき、大いに参考にしています。

生熟成、僕も大好きで目にしたら即買いしてますが、確かに多くはないですよね。
これまでで一番グっときたのは去年飲んだ「奥 夢山水十割 低温熟成 25BY」ですね。約二年半の熟成を経て飲みましたが、いわゆる老ねに近い熟成感は皆無で、ただひたすら丸みがましてまろやかな酒になってました。どこかで見かけたらぜひ!
ちなみに、個人的にも生酒を自家熟成させてたりします。しかも常温でw リスク覚悟ですが、ついつい冒険したくなってしまう性質で。

2017年01月28日 アイオライト URL 編集

>アイオライト様、コメントありがとうございます。
はじめまして、ご愛読いただいているということで、嬉しいです!

奥かあ…、そういえばもろ生熟成でしたね。何度か見かけているのですが、タイミングの関係で購入に至ってませんでした。
お話を聞く限り、良さそうですね~ 次見かけたらゲットします!

自家熟成はリスクが高いですからね… しかも生酒常温とはまさにチャレンジャーですね(笑)
まあハマれば新酒には無い魅力が出て来るでしょうし、やりたくなる気持ちもわかるかも。成功をお祈りします…

2017年01月29日 まるめち URL 編集












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