獺祭 等外 (火入れ版)

本日の家飲み 獺祭 等外 (火入れ版)

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 山口県岩国市のお酒です。
 ブログでの紹介は5回目、多いような少ないような…

 新政に続くのは、もはや「地酒」の枠を完全に飛び出した感のある「獺祭」です。
 生産量はとんでもない勢いで増えているみたいですね、それがどこまで行きつくのかは個人的にも興味があります。

 今回いただくのは、「等外米」を利用したお酒です、詳細は裏ラベルに解説がありますね。
 気になるのは「等外米を利用したお酒は劣化スピードが速い」という一文ですが、どういう原理なんだろうか…
 なお、獺祭等外には2割3分まで削ったお米を使った「生酒」バージョンもありますが(四合2,300円)、当然ながら火入れのお安い方をセレクトしました。

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 上立ち香は非常にわかりやすいフレッシュ青リンゴの香りが気持ち強めに。
 含むと、極めて透明度の高い旨味が摩擦ゼロで入ってきたかと思うと、尻上がりに出てくる苦味でギチギチに引き締められ、そのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは高精白らしい透明感こそあるものの、旨味自体が皮を向いてないままの蜜が足りない青リンゴといった趣で、細い上に苦味が勝ち過ぎな印象。
 後味はその苦味を残してしっかりとキレます。

 獺祭らしい旨味を感じさせつつも、ひたすら細くて引き締まった感じの味わいに留まった、一歩下がった存在感のお酒でした。
 上品ではあると思うのですが、同時に私の忌み嫌う「淡麗辛口」的な面白みの無さを感じてしまいますね。
 獺祭はそういうお酒と一線を画したしっかりとした旨味が魅力と感じていたので、もし50や寒造早槽もこういうお酒になってしまうとちょっと…
 自分にとってこのお酒はスペックはともかく味わいでは、今まで飲んできた獺祭の「お値段以上」というイメージから離れた、「値段相応」のお酒でした。
 といいつつも、「お値段以下」では無いと思いますし、好きな人は居る&日本酒慣れしていない人には一度飲んでもらう価値はあるとも思います。
 獺祭、若干の不安を覚えつつ、次は原点の50か寒造早槽に戻ってみる予定です。

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 なんとなく記念写真。
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 新政・獺祭の2つを飲んで思ったことは、「やっぱり初心者向けを志向すると、尖った部分を丸くせざるを得ないのかなあ…」ということでした。
 ただ、これはむしろ自分の舌の変化なのかもしれません。
 当ブログの「お気に入り度」では昔よく7点代を付けてましたが、最近はほとんど付けなくなりました。
 それは各蔵の酒質上昇もあると思うのですが、それ以上に自分の「好みの幅」「味わいの許容範囲」が明らかに広がっていることが大きいと思っています。
 裏を返すと、日本酒初心者がマイナス要素と感じる味要素について鈍感になっている感もあるんですよね、これが高じると熟成酒とか変態酒フリークになるのかも…
 その分、そのマイナス要素を排していることが特長のお酒については、「つまらない」と感じてしまっているのでしょう。
 そんなことをつらつらと考えた、今回の初心者向け銘柄家飲みタイムでした。

名称:獺祭 等外 (火入れ版)
精米歩合:35%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:旭酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.0/9.0

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2016年12月15日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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お疲れ様です。

獺祭のことはいろいろ噂の範疇ですが聞いてます。山田錦を集めまくっててることとか…
反骨精神の結果『どこまで行きつくのか』僕も非常に興味あることがらですね。
あと「等外米を利用したお酒は劣化のスピードが速い」は謎ですね。
等外米を使っても味わい等は同じだと思うんですけどね… 気になる一文です。

新政はたぶん、獺祭より味の共有認識がしやすく、わかりやすい味だと思います。
だから『アテ』を選ぶのではなく『シチュエーション』を選ぶのだと思います。
みんなでワイワイ呑むとかに最適だと思います。味が分りやすいと話の機転にもなりやすい。
新政は場を少し盛り上げる日本酒ではないかな?と思います。
だから、一人しみじみ呑むのには少し不向きかなと勝手な解釈してます。
僕は新政好きな方ですよ、あの軽い味わいは考えなくても感じれるので、楽ですから。

2016年12月18日 debo URL 編集

>debo様、コメントありがとうございます。
獺祭は注目を集めている分、毀誉褒貶ありますが、素晴らしいのは自らガンガン情報公開(発信)していることかと思います。
山田錦買占疑惑についてもはっきりメルマガ等で否定してましたしね、実際増産に動いている以上そこは評価すべきかと。
劣化に関しては本当に謎です…、それこそ解説が欲しいところ。

新政については、たまたまNo.6についてはあんな感想でしたが、他のスペックについてはそうとも限らないとは思います。
確かに、持ち込みとか宴会の場にはハマりそうですね~
ただ、以前のやまユの味わいをもう一度感じたいという自分も居るのです…

2016年12月18日 まるめち URL 編集












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