[菊] premium 純米 雄町 生酒

本日の家飲み [菊] premium 純米 雄町 生酒

20161108115110713.jpg  20160925190511516.jpg

 前回に引き続き、栃木県宇都宮市のお酒です。
 ましだやさんまとめ買いシリーズのトリを飾る、8本目のお酒となります。

 こちらのお酒ですが、やはりかなり洒落た印象のラベルですね。
 何気に「377/767」というシリアルナンバーもあります、こう書いてある以上全量四合瓶出荷なのかな。
 日本酒度-23という「イロモノ」カテゴリーに入るお酒だけに、小分けにして売るというのは正解のように思えます。
 ここらへん、全体的に虎屋本店さんってかなり先進的な意識を持っているような印象を受けますね、もっと東京でも売れてほしいなあ。

 スペック的には前回同様雄町を55まで磨いた生酒ですが、麹歩合が全く違うようです(「当社比2.5倍」とのこと)。
 あまり理屈は良くわかりませんが、経験上「5割麹」とか「全麹」みたいに麹歩合を増やしたお酒は芳醇甘口であったと思うので、このお酒もそうなのでしょう。


 上立ち香は完全に熟したカラメル的な甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚かつ個性的な甘旨味がドドドと入ってきて、強めながら柔らかい酸味と苦味で輪郭を整えつつ、力強く染みこんできます。
 味わいは、果実を煮詰めたシロップのような甘味が単独で主役を演じつつも、苦酸などの複雑な味わいが絡みついて、なんとも複雑で楽しい旨味の世界を創り出します。
 後味は、やっぱり不思議な程にしっかりとキレます。

 ラベル通りのインパクトがある、既存の日本酒の枠から飛び出したような個性派超芳醇甘口酒でした。
 味わい的には鷹長菩提もとや昇龍蓬莱古式同様、個性的ながら一種のまとまりのある甘旨味ですね。
 ある程度強烈な甘さにしようとすると似通ってくるのかな…やはり麹歩合がミソっぽいですね、ともかく甘口酒好きにはたまらないものがあります。
 今回いただいた虎屋本店さんのお酒は二本とも非常に私好みでした、「七水」「菊」そして「虹の井」、今後激しく注目したいと思います。


 さて、まとめ買いとして8本紹介したものを少し振り返ってみますと、ましだやさん購入なだけに6本が栃木酒でした。
 そこで改めて感じたのは最近の栃木酒のレベルの高さです。
 今回いただいた忠愛、惣誉、松の寿、七水、既に首都圏での評価を確立している感のある鳳凰美田、仙禽、姿、他にも辻善兵衛、澤姫、若駒や最近登場の望、朝日榮などなど…、実力派銘柄の枚挙に暇がありません。
 地理的条件にも恵まれてますし、ブランディングさえ上手くやれば一気に認知も上がるんじゃないかなあ。
 イメージ戦略的にはこの虎屋本店の路線が、栃木酒のモダンな酒質に合っている気がしますね(一番やり方が上手いのはやはり「仙禽」でしょう)。
 ともかく今後栃木には、マニアとしてより熱い視線を向けていきたいと思います。

20160925190520404.jpg

名称:[菊] premium 純米 雄町 生酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:-23
蔵元情報:株式会社虎屋本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

関連記事

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

 

2016年11月13日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

<< 風の森 ALPHA TYPE1 28BY | 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP | 七水 純米吟醸55 雄町 生原酒 >>












管理者にだけ公開する