出雲富士 純米吟醸 佐香錦 無ろ過生原酒

本日の家飲み 出雲富士 純米吟醸 佐香錦 無ろ過生原酒

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 その名の通り島根県出雲市のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、確か家飲みは初めて。

 このお酒が使っている「佐香錦」というお米については、以前ヤマサン正宗の記事のときに触れました
 確かこのお酒を買うときには同じく島根の酒米である「改良雄町」を使った純米吟醸も隣にあったのですが、迷った末にこちらにした次第です(理由はフィーリング)

 ところで、裏ラベルによるとこのお酒は6%分だけ、山田錦を使っているようです。
 (酒母)との記載があるので、麹から酒母を造るときに追加するお米だけ山田錦を使っている…、ということなのでしょうか。
 麹米と掛米が違うというのはよくあるパターンなのですが、酒母造りのときだけ変えるというのはどういう意図なのか気になるところです。

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 上立ち香は生っぽいフルーティーな吟醸香が強めに。
 含むと、柔らかい印象の濃厚な甘旨味が固まりで入ってきて、優しさを保ちながら少しずつ溶け出してきます。
 旨味は程よく味わいの乗った、フルーツが添えられた砂糖菓子のような上品な甘味が主役で、酸渋は完全に裏方に回っている印象。
 後味も刺激少なめで、しかし綺麗に引き上げていきます。

 綺麗に円熟して荒さがなく、かつ熟し過ぎない素晴らしい塩梅の無濾過生原酒らしい芳醇旨酒でした。
 蔵元さんが自信を持ってこの時期に出してきたんだろうなあと、非常に納得感のある完成度です。
 やっぱり自分はこういうお酒が好きだなあ…、結局ひやおろし等よりきちんと寝かせた生原酒の方が魅力的なお酒が多い気がします。
 出雲富士は今後も追っていこうと思います。

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(参考)「日本酒感想日記」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-662.html

名称:出雲富士 純米吟醸 佐香錦 無ろ過生原酒
精米歩合:55%
酒米: 佐香錦:94% 山田錦:6%(酒母)
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:富士酒造合資会社
購入価格(税抜):1,486円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2014年12月13日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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 突然のコメントすいません。
 酒母だけ米が違うというのは、たぶん二個モトだからだと思います。
 例えば、山田錦だけで作った一本のモトを半分使って山田錦の純米酒を作り(この酒は山田錦百%になる)、残りの半分を使って佐香錦の純米酒をつくれば、山田六パーセント、佐香錦九十四パーセントの酒ができます。
 温度管理などの都合上、モトは使用する米百キロとか六十キロくらいの規模(これを百キロモトといいます)で作ったほうが管理しやすいのですが、地方の小さな酒蔵だと、百キロモトでタンク一本分の酒を仕込むのは大変(一仕込みの規模が大きくなるので、仕込みとか温度管理とか上槽が大変なのです。そもそも、そんなに大きなタンクを使っていません)なので、モトを分けて使う場合があるのです。
 二個モトの場合、掛け米に使われている米の酒だ、ということにして売る場合が多いです。この場合には「佐香錦純米」みたいなラベルで。
 どちらかというと、この酒蔵のように律儀に書いているところのほうが少ないと思いますね。あまり大きな声では言えませんが……

2016年01月04日 sasa URL 編集

>sasa様、コメントありがとうございます。

プロの立場からのとても丁寧な解説コメント、ありがとうございます。
特に二個モトにする理由まで書いていただいたことで、すごく納得しました。規模の問題ですか…、単なる飲み手では想像出来ないような事情があるのですね。

その上で今本文を読むと、何とも適当なこと書いてますね… 
一応あくまで素人のブログというスタンスなので、ご容赦頂ければ幸いです。
改めて、解説ありがとうございました!

2016年01月05日 まるめち URL 編集

 こちらこそ、突然お邪魔してすいません。
 百キロ一個モトだと、総米1500キロくらいになり、千石蔵くらいの規模だと標準量だと思いますが、島根は本当に小さな酒蔵が多いので……
 酒造に使う米はふつう、酒母麹>モロミ掛け麹>酒母掛け米>モロミ掛け米 の順番で大切だとされています。
 酒母は米の使用量が少ないので、たとえば新政さんのように「酒母には精米歩合40%の米を使う」とか、酒母と麹だけにはグレードの高いを使う、などといったことをやっているお蔵さんもありますけど、この場合はたぶん二個モトでやっているからだと思いますね。
 ……本文と関係のない内容を長々と書き連ねて申し訳ありません。

2016年01月05日 sasa URL 編集

>sasa様、コメントありがとうございます。

いやいや、素人のマニアという立場からして、とても面白いお話でした。造り手の事情はただ飲んでいるだけではわかりませんからね…
ちなみに、私はその新政さんの使い分けパターンの方しか認識していなかったです。

今後とも、当ブログをよろしくお願いします!

2016年01月06日 まるめち URL 編集












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