基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY

本日の家飲み 基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY

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 佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)のお酒です。
 前回に引き続き、2本飲み比べの2回目になります。

 こちらの蔵元ホームページを見ると、IWC2015の大吟醸・吟醸の部でGOLDメダル受賞というのを割とデカデカと掲載していますね。
 加えて、銘柄名でググった結果、最近始まったらしいフランスでの日本酒コンクール「蔵マスター」の純米大吟醸部門でも、プラチナ賞を受賞しているようです(前回紹介した山田錦の純米吟醸)。
 ちなみに個人的にはこういう受賞歴のアピールはどんどんやるべきだと思っています。
 日本酒蔵は鑑評会金賞ばっかり重視している感がありますが、審査基準がきちんと公開されていてある程度信頼できるコンペなら、バンバン広告のネタに使って主張して欲しいところ。
 まあ少なくともモ○ドよりはましでしょうしね…(個人的にはアレが書いてあるとむしろマイナス評価)

 閑話休題、今回いただくのは雄山錦の50磨き、前回とは単純に米違いと思われます。
 確か製造年月が1月か2月(裏ラベル撮り忘れてしまいました…)で、開けたのが6月なので、これも約半年は生で寝た状態のものになります。

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 上立ち香はなぜかレーズンパンを彷彿とさせる奥深く甘味を感じる独特な香りがそこそこに。
 含むと、ほどよく熟した印象の濃厚な甘旨味が、これまた落ち着いた感じの酸を伴って自然な口当たりで入ってきて、ゆっくりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、とろみを感じさせるほどに濃厚な熟した果実の甘味を中心にしつつ、少々の酸と優しい渋味が奥深さを与える、個性的かつ飲みごたえのあるもの。
 後味は、最後の最後でほんのりと出てくる苦味が受け持ってしっかりとキレますね。

 濃厚な甘旨味と奥深さ、飲み飽きなさを兼ね備えた、極めて完成度の高い芳醇旨酒でした。
 いやあ良いですね、山田錦同様、完全に私のストライクゾーンのお酒です。
 開栓時期的にフレッシュ感が減退した分味乗りしていると思いますが、それがまた良い方向に出てる印象です、ただこうなると新酒時点の味も気になります。
 基峰鶴、今期のマイ大当たり銘柄の一つですね、来期も是非飲みたいと思いました。

 山田錦と雄山錦を飲み比べた感じとしては、甲乙つけがたいとしかいいようがないかな…
 あえていうと、一杯目はまとまりで山田錦、二杯目は複雑さで雄山錦が、より旨く感じた気がします。
 謎なのは雄山錦の方が出荷日付後なのに熟感があるんですよね…、やっぱり日本酒は難しく奥深いなあ。

 (痛恨の裏ラベル撮り忘れ…)

名称:基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 雄山錦  28BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社基山商店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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 せっかくなので飲み比べ記念写真。
 基峰鶴は銘柄ごと「お気に入りに追加」!

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2017年08月19日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY

本日の家飲み 基峰鶴(きほうつる)  純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY

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 佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 東京の居酒屋でもあまり見かけない銘柄だと思います、うのかわ酒店さんでの通販時に、新規銘柄チャレンジの一環としてセレクトしました。
 ただ、何となく名前は前から聞いたことがあり、各所の評判を見る限り「これはいけるはず」という印象を持てたので、今回米違いを2本同時発注で飲み比べと洒落こんでみました。
 蔵元ホームページは結構ちゃんとしている感じで、特約店一覧もあるのは素晴らしい!(現状うのかわさんの掲載が間に合ってませんが…)
 地酒激戦区である佐賀県のお酒というのもポイントですね。

 まずは「酒米の王様」たる山田錦使用、それも50磨きという最近流行りのスペック。
 この鶴をモチーフにしたモダンなラベルは、限定流通ものらしいですね。
 製造年月がH28/12で、開栓がH29/6なので、半年ぐらい店頭で生熟したお酒になります。

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 上立ち香は落ち着いたマスカット的甘みのある香りがそこそこに。
 含むと、まろやかな印象の濃厚な甘味が柔らかい口当たりで入ってきて、最後までその印象のままゆっくりと口中に広がっていきます。
 味わいは、割りと香りの印象通りのマスカット的ふくよかな甘旨味が最初から最後まで主役を演じますね、バニラ的な奥深さもあって非常に飲みごたえがあります。
 後味は、奥に引っ込んでいた苦渋が表に出てきてしっかりとキレます。

 非常にまろやかで優しい、おちついた芳醇な甘旨味をじっくり素直に楽しめる、程よい生熟酒でした。
 酸は弱めで苦渋で引き締めるタイプなので、ちょっと飲み疲れる感はあるかも(多分熟感のせい)。
 ただ、それを補って余りあるほどに甘旨味の魅力が素晴らしい!28BYの山田の50なのに苦味などの嫌な要素が無いのも特筆すべきで、個人的には大好きなタイプです。
 次回はもう一つの基峰鶴をご紹介します。

 熟感については出荷から半年ほど経っているので、まあ参考までに。
 ただ、そのくらいでは露骨にダレたり崩れたりするお酒では無いということはお伝えしておきます。

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名称:基峰鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦  28BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社基山商店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月17日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

万齢 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 万齢 特別純米 無濾過生原酒

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 佐賀県唐津市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は山田錦の68というあまり磨いていない純米酒をいただきましたが、一度もっとスタンダード(私的に)なスペックも試してみたいなと思い、こちらの特別純米をセレクトしました。
 精米歩合は55、麹米が山田錦というのは一般的と思いますが、掛米の「西海(さいかい)」というのは初めて見ました。
 ググってみると、まさに佐賀県で開発された酒米みたいですね、他では「天山」という銘柄(not天吹)が使っているようですが、かなりレアなのではないでしょうか。

 ところで、私としては万齢は前回記事でも触れたように、食中酒ガチバトルイベント「九州S1グランプリ」関連で知った銘柄でした。
 しかしググった限り、どうも2015年以降の結果が見当たらないんですよね…、コンセプト含め陰ながら応援していたイベントなだけに、無くなってしまったのなら残念です…

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 上立ち香はキリリとしたセメダインっぽい香りが仄かに。
 含むと、フレッシュな甘酸苦が非常に良いバランスで絡み合った旨味がしっかりと入ってきて、徐々に酸辛を優勢にしつつ、キリリかつ自然に流れ込んできます。
 味わいは、うーむ洋梨的なフレッシュかつ深みのある甘旨味が主役ですが、酸苦辛も存在感があってわりと賑やかな感じ、ただ全体はしっかりとまとまっています。
 後味は苦辛が引き取ってバッチリキレます。

 「無濾過生原酒らしさ」を割と素直に楽しめる、濃厚フレッシュフルーティー酒でした。
 つい「うん、これこれ」と言いたくなる、私の好みのラインの味ですね~、ただ個性というよりはまとまりで勝負する味わいに思えます。
 後は何か一つ「武器」が欲しい気もしますが、バランスが崩れたら元も子もないので、なかなか難しいところです。
 ともかく、万齢、またいつか他のスペックも試してみたいと思います。

 温度があがるとちょっと賑やかすぎる感じかな。
 ある程度は冷やしていただくのが個人的にはオススメ。

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名称:万齢 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+4
蔵元情報:小松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 万齢 特別純米

2017年08月15日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旦 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 旦(だん) 山廃純米 無濾過生原酒

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 山梨県大月市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 この「旦」については昨年、伊勢元酒店の店長さんオススメということで純米吟醸生原酒(速醸)をいただいています。
 その時は関東ではほとんど取扱い店舗が無いという状態だったと聞いていたのですが、最近あれよあれよと有力酒販店が取り扱いを始めてますね。
 ここらへん、もともと知名度と営業力のある酒造メーカーであることに加え、パーカーポイントが付いたことが大きいんじゃないかな…勝手な想像ですが。
 ともかく、初飲みの印象は非常に良かったため、今年もセレクトした次第です。

 スペック的には前回が速醸だったので今回は山廃にしてみました、ラベルに使用米の記載はありませんが、調べると山田錦と五百万石みたいですね。
 精米歩合は60、お値段は税抜1,300円台と良心的です。

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 上立ち香はいかにも今風山廃的な、セメダインと乳酸の混じったフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構刺激的な酸味がググっと入ってきて、最後まで唾液腺を刺激する酸っぱさが支配する味わいが続きます。
 初日は「あれこんなんだっけ」と思うぐらいに刺々しいですね、これはちょっと開栓後置いてみます。

 二日目の時点で、明らかに丸くなりました、甘味も出てきましたしこちらの方が断然良いです。
 これは注意書き必要なお酒だと思いますよ…、おそらく熟成耐性もバリバリあるでしょう。
 しかも三日目以降はさらにハッキリと甘味も出てきました、うーん面白い!

 さらに燗をつけると…、うおまた酸が復活してきましたね。
 ただ最初の刺々しい感じではなく、じっくりと飲める印象になっています。

 強烈な酸がみるみる落ち着いていく様子が楽しめる、山廃らしい力強さを感じるお酒でした。
 ちょっとびっくりしていつもの感想スタイルでは無くなってしまいましたね。
 最近こういう開栓後少し待つべきタイプのお酒を飲むことが増えてきたので、その場合の紹介の仕方はちょっと考える必要があるかもしれません…
 ともかく、旦は今後要注目銘柄かと思います、今後も追っていこうかと。

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名称:旦 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦・五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:笹一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0(開栓直後は8.1)

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タグ: 山廃 純米

2017年08月13日 山梨の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

睡龍 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 睡龍 特別純米 無濾過生原酒

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 奈良県宇陀市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験は確かあったような…

 このお酒の特徴としてはまずはその「見た目」に触れざるを得ないでしょう。
 細いリボン状のラベルをぐるぐる巻きにしたこのデザインはまさにオンリーワン、これはもう勝ちですよ。
 大きめに「意匠登録」と記載してあるのにも納得ですね、蔵として誇るに相応しいアドバンテージかと…

 さて、睡龍といえば全国的には何といっても「生もとのどぶ」というにごり酒が有名だと認識しています。
 私も実はそちらの方が狙いだったのですが、せっかく通販で頼むんだからレギュラー品も飲んでみようと思い、同梱してみました。
 使用米は五百万石と日本晴らしいです、60磨きの新酒無濾過生原酒と、私にとっての定番スペックですね。

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 上立ち香は酸とセメダインが混じったスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、個性的な苦味をまとった旨味が力強く入ってきて、さらに酸味も加わることで濃度高めながらキッチリ引き締まった状態で、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめで、苦酸が絡んで少々ケミカルミネラルな印象のある旨味が最初から最後まで主役を演じる感じですね(少なくとも冷酒では)
 後味は、苦味が引き取ってしっかりキレます。

 ミネラル、緑臭さを感じる苦味が非常に面白い、超個性派キリキリ苦酸酒でした。
 本当に独特なお酒です、個人的にはこういう確固たる個性は、自分の好みとは別に応援したいですね。
 とりあえずは、あまり新酒生原酒開栓直後冷酒で飲むお酒ではないかなあというのは正直なところ感じました。
 睡龍、次は生もとのどぶをご紹介します。

 燗を付けてみると…、うおっ「草いきれ」的な緑っぽさがさらに増しましたね。
 ただ、甘味や旨味も出てきて、若干飲みやすくなるというか優しくなります、これは十分ありでしょう。

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名称:睡龍 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:五百万石・日本晴
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社久保本家酒造
購入価格(税抜):1,475円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 睡龍 特別純米

2017年08月11日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 三光「蛇形」(さんこうじゃがた) 山廃純米 無濾過生原酒 26BY

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 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には、外飲み、家飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す「三光正宗」さんのお酒としては、杜氏の名を冠した限定品「克正」を以前いただいています
 今回も迫力のあるラベルが目につきますが、注目すべきはやはり「販売店限定要説明手売専用品」の文言でしょう。
 ネット販売をはじめとする、購入へのハードルを下げる昨今の地酒の売り方とは真逆を行く、「わかってるやつが売り、わかったやつが買ってくれ」的なこだわりを感じますね。
 前から気になってはいたのですが、今年の熟成系チャレンジの一環としてセレクトしてみました。
 
 スペック的には「雄町」「磨き80」「山廃」「無濾過生原酒」と如何にも強そうな感じ、そして26BYかつ製造年月は29.3と蔵元で2年以上熟成を経ています。
 店頭には27BYが並んでいたのですが、購入時店長さんに相談したところ「26BYも有りますよ、まるめちさん(実際は本名)なら、多分どちらでもイケると思います」と言ってくれたので、せっかくだからと26BYを選びました。
 また、生酒なのに要冷蔵表記が無いのも特筆すべき点かと思います。


 上立ち香はセメダイン的ケミカルさがハッキリと出てくるくせの強いものがそこそこに。
 含むと、若干の甘さを彷彿とさせる芯の強い旨味が、非常に強い酸味を伴ってドドドと強烈な力強さで流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりケミカルさは強めに感じますが、同時にレーズン的酸味混じりの熟した甘旨味を素直に感じられる独特のまとまりを感じます。
 後味は徹底的に酸味が引き取って見事にキレます。
 (ここまでは開栓直後の感想)

 で、私の感覚だと、開栓直後はちょっと酸味が強すぎる感じなのですが、開栓後酸が落ち着いてくると、どんどんまとまりがでてきて力強い旨味を素直に感じられるようになっていきました。
 ちょっとクセっぽいケミカルさも上手いこと全体に溶け出して、むしろ低精白とは思えないほど雑味の無い印象を受けるようになります。
 最終的に500mlの小瓶にちまちま移して、常温保存で一ヶ月ぐらいかけて飲んだのですが、ダレ・劣化は全然なく、このくらいなら上がりっぱなしですね。

 いやあ、とにもかくにも「力強い」という形容が浮かぶ、開栓後上がりまくりの超個性派完熟旨酸酒でした。
 生酒でこれは凄いことだと思いますね…、もはやフルーティー系冷蔵必須生酒とは完全に別ジャンルの飲みものかと思います。
 確かにこれは四合瓶で説明無しで売ったらその魅力の半分も発揮されないでしょう、保管が楽ということもありますし、これなら一升瓶限定でも納得できます。
 蛇形、日本酒特に生酒について、未経験の可能性を感じさせてくれた一本でした。

 そして開栓後数日経ってからの燗は…、いやあ見事に旨味が増して非常に良いですね。
 さらに燗冷ましになると、驚くべきことにキツさが霧消してジュース的な飲みやすさすら出てきます。
 こりゃ面白すぎですねえ、まさに玄妙という言葉が浮かぶ味わいの変化、一升瓶でも全く飽きずに飲み終えました。

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名称:三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):2,805円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

本日の家飲み 百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

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 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでは既に3回登場していますが、全て「お気に入り」入りしている、マイフェイバリット銘柄になります。

 実はこの百楽門、28BYについては、杜氏さんの体調不良により、休造となってしまっていました。
 ファンとしては悲しむとともに、今後を非常に心配していたのですが、どうやら29BYからは蔵元社長が杜氏となる形で復活するようです、いやあ良かった良かった…
 この点については「日本酒感想日誌」さんが既に記事にされてますね、こちらはいつものタイムラグで出遅れました(笑)
 ちなみにこの状況下でも蔵元ホームページには動き無し、管理できないなら閉鎖したほうが良いんじゃないかしらと思ってしまいます…。

 というわけで、今回いただくのは27BYの在庫、(おそらく酒屋さん内で)1年以上生熟成されていたものになります。
 裏ラベル記載の情報は充実していて素晴らしいです、実は全く同じスペック・同じ出荷日のお酒を昨年飲んでいるので、1年ぶりでの再飲ということになりますね。
 日誌係さんは火入れの辛口酒をセレクトしていましたが、私はあえて甘口系の生酒に突っ込んでみました。

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 上立ち香はやはり熟した甘さを秘めていそうな香りがそこそこに。
 含むと、非常に丸い口当たりで、超濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、奥の奥に酸と苦味を感じさせつつも、最後まで柔らかさを維持したままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、前回に感じたリンゴ的な甘さが素直に熟して洋梨と化した(?)感じの甘さが、シロップ的な粘度を感じさせるような感触を纏って、とにもかくにも濃厚という印象。
 後味は、流石に口中に甘味の余韻を残しつつ、しかしほんのりとした苦味の面影もあり、思ったよりはしっかり引き上げます。

 濃く、丸く、優しい甘さが体中に染み渡る感じの、超芳醇完熟甘口酒でした。
 あまりの濃さに「甘ダレ一歩手前」的な危うさも感じますが、それでもバランスは崩れていないように思えましたね。
 とは言え、これを食中酒にできる人は限られるでしょう、単体で飲むか、デザート酒として楽しむのが相応しい印象です、そしてそれはいまだ私のストライクゾーンだったりします。
 百楽門、29BYに期待を込めるとともに、引き続き強く応援したいと思いました。

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名称:百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1.5前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月07日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

金鵄盛典 純米吟醸 生原酒

本日の家飲み 金鵄盛典(きんしせいてん) 純米吟醸 生原酒

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 兵庫県加古川市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、先日紹介した富久長と同時に、最近オープンした「鈴木酒販 小売部 神田店」で購入したお酒です。
 同店は元々三ノ輪に本店があり、前から立ち飲みスペース(角打ち)併設形態で営業していたのですが、それが神田(個人的には秋葉原のすぐ隣という印象)に進出してきた感じです。
 私は三ノ輪にも一回行ったことがあるのですが、日本酒の品揃えは本物であり場所だけがネックと思っていたので、神田店オープンは非常に嬉しい出来事でした。
 秋葉原電気街から万世橋渡ってすぐのところなので、日本酒に興味のあるオタク諸氏には是非一度訪ねて欲しいスポットです。
 (ちなみにかの「ねとらぼ」にもオープン時の記事が載ってました

 今回いただくのは全くノーマークの銘柄で、まさに新店舗初訪問での初めての出会いの結果としてのセレクトでした。
 なんか良く分からないデザイン(失礼)ラベルの限定品のようですが、蔵元ホームページに記載が無いので詳細は不明。
 スペック的には山田錦50%磨きの生原酒、ある意味激戦区ですね。
 そこで個性を発揮できるか、楽しみにしつついただきます。


 上立ち香はセメダイン混じりのキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、新酒らしい苦渋を纏った旨味が硬質な感じでグッと入ってきて、じわりじわりと最後まで引き締まったまま口中全体から染み込んできます。
 味わいは、甘味仄かでセメダイン的な苦味を纏った旨味が主役なのですが、嫌らしい感じは全く無く、むしろクセになるような飲み飽きなさがありますね。
 後味はほろ苦い感じを口中に残しつつしっかりとキレます。

 いわゆる食中酒としても仕事をしてくれそうな、個性的なまとまりのあるキリリ系フレッシュ酒でした。
 甘味があまりないのに、全然物足りない感じは無いのが素晴らしく、どんどん飲み進んでしまいますね、全体の完成度は非常に高いと思います。
 前回の瑞鷹同様、いぶし銀的な魅力と言いましょうか、最近流行りの「山田錦50」のメインストリーム(派手な香系)とは一線を画した魅力のあるお酒だと感じました。
 金鵄盛典、次はまた別スペックもいただいてみたいと思います。

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名称:金鵄盛典 純米吟醸 生原酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:合名会社岡田本家
購入価格(税抜):1,520円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月05日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

瑞鷹 純米生原酒 菜々

本日の家飲み 瑞鷹 純米生原酒 菜々(さいさい) 

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 熊本県熊本市のお酒です。
 家飲み、外飲み経験については後述。

 熊本の日本酒というと、日本酒マニアなら古くは「香露」最近では「花の香」、非マニアなら「美少年」あたりが東京では結構知られている印象があります。
 ただ、私が昨年例の地震絡みで出張して現地を歩いたところ、看板等で一番目についたのはこの「瑞鷹」だった気がします(後は「れいざん」)、熊本に限った話ではありませんが地産地消銘柄については本当に知名度の落差が激しいですね。
 その時の出張では忙しくてあまり「飲んで応援」ができず、帰りの飛行機で「くまもんカップ」を飲むのが精いっぱいだったため、今回リベンジということでうのかわ酒店さんからのお取り寄せに同梱してみた次第です。

 今回いただく「菜々」については、現在火入れ版が公式通販に載っていました
 「菜々」というネーミングは、使用米を「菜の花栽培」という特別な栽培法で行っていることに由来するようです。
 詳細は不明ですが、以前に飲んだ「ハーブ米」みたいなもんでしょうか。

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 上立ち香は若干熟感と青さが混じったような、そしてバニラも感じる独特な香りがそこそこに。
 含むと、やはり程よく落ち着いた印象の果実的旨酸味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦味と辛味を奥に感じさせつつ、最後まで輪郭を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々熟していながら酸がしっかり効いた果実の旨味が芯にあって、苦辛はかなりの時間差で存在感を発揮してくるタイプですね、でも荒さキツさが皆無であくまで引き締まりとキレを加えてくれます。
 後味は旨味が嘘のように辛口的なキレ。

 あまり派手な感じではないながら、荒さがしっかりと抑えられた、コクが有るのにキレのあるお酒でした。
 なんというかいぶし銀的な魅力がありますね、飲み飽きもしないですし、食事にもバッチリ合うかと。
 地場で愛されているお酒として説得力を感じますね、流石の実力。
 瑞鷹、いつか他のスペックも飲んでみたいと思いました。

 常温になるとさらにハッキリと酸味が出てきますね。
 なるほど…、やっぱり酸味が下支えしていた味わいということですね。

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名称:瑞鷹 純米生原酒 菜々
精米歩合:65%
使用米:吟のさと
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:瑞鷹株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 瑞鷹 純米

2017年08月03日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米吟醸無濾過生酒 「ふな口一番」

本日の家飲み 桃の里 純米吟醸無濾過生酒 「ふな口一番」

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも5回目。

 最近の当ブログイチオシ銘柄である桃の里ですが、前回紹介したブログ「日本酒のカルテ」さんに続き、「20代から始める日本酒生活」さんが、「封切原酒(アル添吟醸)」、「純米吟醸カップ酒」と、立て続けに紹介記事を書いてくれました、嬉しい限りです。
 ちなみにこちらも「とっとり・おかやま新橋館」での購入とのことなので、都内での購入ルートは現状ここしか見つかってない感じですね…
 常温棚陳列ではあるようですが、基本火入れではあるので出荷年月が最近であることだけチェックすれば、まあ味わいに問題はないようです、ご興味があれば是非。

 しかし、こんな特徴的かつハイレベルな味わいのお酒が、未だに都内の地酒屋さんで売られていないことには切歯扼腕する思いです。
 実際都内有力地酒屋さんといっても割と取り扱い銘柄って被りがちですからね…、もう有名店は「営業を受ける側」になってしまっていて、蔵元に営業力の無い(けど味は凄い)ガチの「埋もれた銘柄」を常に探している印象のお店は本当に数えるくらいしかないという印象を最近受けております(まあ単純に蔵元が東京で売る気が無ければどうしようもないんですが…)。

 閑話休題、今回いただくのも蔵元から直接取り寄せたものになります、レギュラーの純米吟醸の生酒版ですね。
 上でリンク張った「封切原酒」もそうなのですが、ラベルの手作り感が凄いです(笑)、多分出荷量が少ない限定品に貼られるのでしょう、自分の中では「手作りラベルシリーズ」と勝手に名付けていたりして。 
 製造年月は2月ですが、開栓は5月と、若干間が開きました。

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 上立ち香はやはり甘さと複雑さを感じる果実の香りが仄かに。
 含むと、柔らかくて自然な口当たりで濃厚な甘味が入り込んできて、キツさのない渋味が複雑さを添えつつ、ゆ~っくりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり「桃の里味」ですね、ちょっと熟した感じの非常に高濃度かつ奥深い甘味が厳然たる主役なのですが、独特な渋味と相まってオンリーワンの、強烈な存在感がありながら柔らかみのある旨味の世界を演出します。
 後味は、複雑さが甘さを引き取って、しっかりと引き上げます。

 甘く複雑な「桃の里」味が息が長く続きつつも、最後にはしっかりと引き上げてくれる完成度の高い芳醇甘旨酒でした。
 三ヶ月寝かせている間に若干生熟感が出てきた感もありますね、これはこれで良いのですが、本来は速攻開栓してピチピチ感を楽しむのが、本来のコンセプトだったようにも思えます。
 恐らく来期も取り寄せすると思うので、次はそうしようかと。
 どちらにしろやっぱり桃の里は旨いです、首都圏での入手手段が増えることを切に願うばかりですね。

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名称:桃の里 純米吟醸無濾過生酒 「ふな口一番」
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年08月01日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:8

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