土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生

本日の家飲み 土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生

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 高知県安芸郡芸西村(あきぐんげいせいむら)のお酒です。
 外飲み、家飲みともに経験ありますが、意外にもブログでの紹介は初めてですね。

 当ブログではさんざん繰り返している話題ですが、高知(土佐)のお酒というと、新潟とともに「淡麗辛口」と言われることが多いという印象です。
 が、私が今までいただいてきた高知酒を振り返ってみると、淡麗というよりはどれもしっかりとした旨味と甘味を感じられるものだったという印象が強いです。
 ただ、「後味のキレ」と「飲み飽きなさ」については共通しているかも…、この二要素と「淡麗辛口」って良く結び付けられますが、別にイコールではないと感じています。

 さて、今回の「土佐しらぎく」は、割と早いうちから都内の有力酒販店で見出されていて、外飲みでもよく見かける印象。
 スペック的には、広島県産の八反錦を50まで削った純米吟醸です。
 「あらばしり」ということでフレッシュで力強い味わいを期待しますが、いかがでしょうか。

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 上立ち香は濃厚フレッシュなバナナ系の果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨味がほんの少々のガス感を伴って力強く入ってきて、若干の苦味で輪郭を保ったまま、キリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりバナナ感のある、非常にフレッシュかつ濃厚な甘旨味が主役で、濃厚ながらガスと苦味でどんどん飲めてしまいそうな危険を感じるもの。
 後味はしっかりと苦味が引き取ってキレます。

 濃厚芳醇フレッシュでバランス良い旨味に、さらにガス感がアクセントをつける、飲み飽きないお酒でした。
 いやあ良い甘味ですね…、「キレのある飲み飽きない」お酒ってやはり「辛口」というイメージが強いと思うのですが、「甘味とガス感」の組み合わせでも十分イケると個人的には感じています。
 それだけだとチューハイやらカクテルっぽい意味合いに思えるかもしれませんが、日本酒にはそこに奥深さがあり、さらにガスが抜けても美味しいという強みもあります、十分戦えるのではないかと。
 この土佐しらぎくは、そんな日本酒の可能性を魅せてくれる一本でした。

名称:土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生
精米歩合:50%
酒米:八反錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仙頭酒造場
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年04月30日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒

本日の家飲み 真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に経験ありですが、ブログでの紹介は初めてでした。

 真澄というと、個人的には押しも押されもせぬ地酒業界の雄という印象があります。
 いわゆる「ナショナルブランド」に次ぐ規模がありながら、「大長野酒祭り」みたいなイベントにも顔を出すフットワークの軽さがあり、「7号酵母発祥」という歴史を持ちながら、海外輸出にも積極的という、なんというか隙のない経営体制に見えるんですよね。
 ホームページもなかなか充実していますが、ちょくちょく「(文 宮坂直孝)」という記事があるのが素敵です、この規模で社長直筆というのは凄いと思いますね、やっぱりトップが自らメッセージを発信できるって大事。

 今回いただくのは、昨年までは「あらばしり」と銘打たれていた新酒限定品が、今期名前を変えて登場したものです。
 裏ラベルにも結構詳細なスペック記載がありますが、ホームページの商品紹介はさらに詳細
 面白いのは「昨年までの「純米吟醸あらばしり」よりおいしくなると思います。(2016年1月)」と素直に書いちゃってるところですね、酒質向上に力をいれているという自信の表れでしょうか。
 単なる王冠栓でなく、プラスチックの器具でがっちり密閉されているところにも、こだわりを感じる気がします。

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 上立ち香は甘さが伴った果実とお米の中間の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらバランスの取れた印象の甘旨味が自然に入ってきて、程良いおりの苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、長野酒のど真ん中をいくような、クセがなくみずみずしいリンゴ系果実の甘旨味が主役、ただ、甘さ自体が立つというよりは、酸苦もしっかりあって、全体としては完全にバランスの取れた印象。
 後味は最後までバランスを保って、自然にキレます。

 甘さの魅力を十分に感じさせつつ、とにかく全体のバランスが素晴らしい、王道芳醇フレッシュ酒でした。
 なんというか、露骨に個性を出さずして、これが真澄だ!というような自信を感じさせるような味わいでしたね。
 常温棚の真澄しか知らない方にこそ、ぜひ飲んでみて欲しい一本でした。

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名称:真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒
精米歩合:55%
酒米: 麹米:ひとごこち 掛米:美山錦
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 真澄 純米吟醸

2016年04月28日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花の香 純米大吟醸 無濾過生原酒 「桜花」

本日の家飲み 花の香 純米大吟醸 無濾過生原酒 「桜花」

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 熊本県玉名郡和水町(たまなぐんなごみまち)のお酒です。
 外飲みは経験あり、家飲み&ブログでの紹介は初めてですね。

 このお酒については「蔵元社長が獺祭の旭酒造で修業していた」ということと、イベント試飲での好印象から、以前から目を付けていました
 そして最近四ツ谷の有名酒販店「鈴傳」さんで取り扱いを開始しているのを確認し、今回購入した次第です。(実際に飲んだのは地震の前)
 なお、蔵元さんがFacebookでお知らせしているのを見るに、「弊社はタンクのズレがあった程度で、社内での人命にかかわることや怪我などの大きな被災はありません。」とのこと、まずはなによりですね。

 ただ、やはり熊本の他の蔵は大打撃を受けているところもあるようで…、一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申しあげます。
 ところで、今回すごいなあと思ったのは、香露蔵(及び9号酵母)の状況について、南部美人の蔵元がいち早くホームページで状況のお知らせを記載していたことです
 さすが震災時に「飲んで応援」の気運を高めた蔵ですね、今後の復興を支援する意味で、とても効果的な情報発信だと感じました。

 さて、お酒に話を戻しますと、今回いただくスペックは山田錦の50磨きの純米大吟醸ということで、どこかで聞いた感じですね(笑)、ただ無濾過生原酒なので方向性は獺祭とはかなり違う気もします。
 肩ラベルにある「はねぎ搾り」とは、ググったところ「巨大な一本の木を天井から吊して、てこの原理で槽の中のもろみを丁寧に時間をかけ搾るという手法。」らしいです。
 うーむ、想像がつかない…、これはいつかホームページで詳細な解説が欲しいところですね。
 
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 上立ち香は濃厚フレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、若干トロミを感じさせるぐらいに濃厚な甘旨味が上品に入ってきて、柔らかな酸味を伴いながらゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、まさに蜜たっぷりのリンゴの旨味が主役で、素晴らしく雑味が無く、今時の生原酒の王道を行きつつも一歩抜きでた完成度を感じます。
 後味は最後まで優しさを感じさせる酸味で、自然にキレていきます。

 奇を衒わない直球の旨味を、非常に純度濃度高く、最後まで素直に楽しませてくれるお値段以上の旨酒でした。
 うーむ、獺祭で修行したと言われると妙に納得感のある癖の無さと、最大公約数的な旨みの魅力がありますね。
 無濾過生原酒らしいこの路線は激戦区ではありますが、その中でも頭一つ抜け出た完成度を感じました。
 花の香、今後要注目銘柄であることは間違いないと思います。

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名称:花の香 純米大吟醸 無濾過生原酒 「桜花」
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:花の香酒造株式会社
購入価格(税抜):1,505円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳(四ツ谷)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年04月26日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

慶樹 特別純米酒 槽場無濾過生原酒 27BY

本日の家飲み 慶樹(よしき) 特別純米酒 槽場無濾過生原酒 27BY

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 岐阜県揖斐郡大野町のお酒です。
 当ブログでは何度も取り上げている、殿堂入り銘柄の一つ。

 「日本一小さな蔵のお酒」として、すっかり入手困難酒状態の射美ですが、今回は縁あって同蔵の特別品である慶樹の一升瓶を入手できました。
 個人的に思うのは、これほどまでの甘口酒って結構人を選ぶはずなのに、なぜこれほどまでに品薄なのかということです。
 ある意味煽る側の私が言うのもなんですが、もしその希少性に興味があって飲んでみて、自分の口に合わないと感じたら、次からはあえて飲まなくても良いんじゃないかなあ。
 その分は私のようなガチ甘口派が群がって、絶対飲み切ると思いますし。
 結構入手困難銘柄は反射的にキープしてしまう酒飲みって多い気がしますが、あまり実りのない買い方のように、個人的には感じます。

 さてスペックはいつもの通り、揖斐の誉「AMS」を用いた無濾過生原酒。
 裏ラベルは相変わらず酒造りと全く関係ないですね、前回頂いたものは奥さんに関する惚気話でしたが、今回は親バカ話です(笑)

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 上立ち香はほんのりお米の甘さを感じる香りが控えめに。
 含むと、粘度の高い甘旨味がゆるりと入ってきて、裏方にほんの少々の苦味を感じさせつつ、あくまで甘味をメインとしながらじわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり砂糖菓子を溶かしたような芳醇な旨味が主役、ポイントは酸味が皆無で、ひたすら純度の高い甘旨味が最後まで続くことでしょうね。
 後味は、あくまで控えめな苦味を感じさせながら、ゆっくりと引き上げます。

 最後まで優しい甘味がゆっくりと染み込んでくる、オンリーワンの甘口酒でした。
 最近黒村祐を飲んだ関係か、そこまで強烈な甘さじゃない気もしてしまうのですが、まあやっぱり普通の感覚からいったらもろ甘いでしょう。
 でも、私にとってはとても心地よい甘さですね…、甘口好きには一度是非試してみてほしい銘柄というのは確かです。
 食中酒というよりは単品でいくらでも飲めてしまいそうなお酒というのもポイントかな、実は気づいたら開栓直後四合やってしまってました…
 慶樹(射美)はこの味わいの路線を、キープして欲しいなあと思いました。

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名称:慶樹 特別純米酒 槽場無濾過生原酒 27BY
精米歩合:60%
使用米:揖斐の誉「AMS18」
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:杉原酒造株式会社
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年04月24日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

彩葉  純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒

本日の家飲み 彩葉(いろは) 純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒

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 奈良県香芝市(かしばし)のお酒です。
 通常ブランドの「大倉」はブログで紹介済み、他にも美厳という別ブランドもいただいたことがあります。

 こちらは大倉本家の新ブランドです、コンセプトは従来の味わいに「味わいのクリア感、余韻の軽やかさ」を加えたお酒とのこと。
 いわゆる今風のお酒を志向したという感じでしょうか、個人的には好みの方向なので、期待が膨らみますね。
 ラベルのデザインもスッキリした感じで、「大倉」の男らしい筆文字と比較して非常に分かり易いのもグッド。

 スペック的には五百万石を50まで削った無濾過生原酒、若干お高めかな…
 裏ラベルには必要十分な数値情報に加え、ブランド名の由来の記載もあります。

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 上立ち香はほんの少々ガスと酸を感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ独特ながら上品な甘酸旨味が、程々の苦味と一体となりながらバランスを保ちつつ、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいはアミノ酸を感じる直球でフレッシュな旨酸味が魅力、そこに苦味が引き締めるだけでなく奥深さを添えるような感じで絡みつき、個性的な世界を創り出します。
 後味はその酸苦が引取り、力強くキレます。

 大倉らしい奥深い味わいながら、ある程度のキャッチーさも感じるような、フレッシュでキレの良い旨酒でした。
 うーむ、なんというか見事なまでにコンセプト通りですね、ラベルの印象にも合っていると思います。
 正直なところ個人的には大倉の苦味には若干苦手意識があったのですが、この彩葉はそれを見事に初心者向けに整えている印象があります。
 大倉という銘柄の実力を感じさせてくれた1本でした。

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名称:彩葉  純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年04月22日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

赤武 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 赤武 純米吟醸 無濾過生原酒

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 岩手県上閉伊郡大槌町のお酒です。
 (但し、今回のお酒が実際に造られたのは盛岡市)
 ブログでは、約一年前に同銘柄を紹介しています。

 このお酒を醸す赤武酒造は被災蔵であり、現在は他の会社に蔵を借りているというあたりの事情については、前回書いた通りです
 一年ぐらいではそのあたりの事情はあまり変わらないようですね…、ただ、ホームページ等での積極的な情報発信を見るに、意気込みも全く衰えていない印象です。
 東北に住んでいない限り、震災を肌で感じられるような場景はほぼ失われている現在ですが、私のような酒飲みとしては被災蔵のお酒を飲むことが、あの惨劇を思い出す数少ない機会だったりします。
(この記事はちょっと前に書き上げたんですが、今現在ではピント外れになってしまいました…、熊本県をはじめとする被災地の復興をお祈り申しあげます。)

 さて、今回いただくのは精米歩合50の無濾過生原酒、裏ラベルのスペックに関する情報量はちょっと物足りないですね。
 ちなみに、前回純米をいただいた後に各所ブログを初め評判をチェックしたところ、こちらの純米吟醸スペックの方か好評だという印象があったため、今回はこちらをセレクトした次第です。

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 注意書き通り開栓時にはちょっと栓が飛び、注ぐとグラスに気泡がちょっとつきました。
 風の森っぽいのですが、それよりちょっとマイルドですね。

 上立ち香は濃厚フレッシュなリンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 含むと、若干のトロミを感じさせる極めて濃厚な甘酸味が自然に入ってきて、僅かなガス感と苦味を伴って、そのままバランスを保ちつつ力強く染みこんできます。
 味わいは蜜たっぷりのもぎたてリンゴといった趣で、しっかりとした甘味に酸味が輪郭を付ける、現代の日本酒の王道を行くようなもの。
 後味は裏方の酸苦味がしっかり引き取って最後まで上品にキレます。

 今時の純米吟醸無濾過生原酒のトレンドのど真ん中を堂々といくような、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 前回の純米同様、あまり奇をてらわない感じの味わいですね、ただ全体のまとまりはこの純米吟醸の方が断然良い印象です。
 これはスペックによる違いなのか、造り手さんが環境に対応した結果なのか、私の好みが変わったのかは判断しかねますが、良い方向に向かっていることは間違いない気がします。
 赤武にはこの勢いを保ってもらい、いつか自蔵で醸したお酒を飲ませて欲しいなあと思いました。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1055.html

名称:赤武 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤武酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 赤武 純米吟醸

2016年04月20日 岩手の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

龍神丸 純米吟醸生原酒 26BY

本日の家飲み 龍神丸 純米吟醸生原酒 26BY

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 前回に引き続き和歌山県有田郡有田川町、高垣酒造のお酒です。
 ちなみに龍神丸に関しては、私は以前麹町市場さん(復活をお待ちしています)でいただいたことがあります

 「龍神丸」が農大マンガ「もやしもん」にとりあげられて脚光を浴びたということは何度も書きました(ちなみに登場したスペックは、「大吟醸生原酒」らしいです、さすがのセレクトですね)。
 同作といえば、「実家が酒蔵のゴスロリ女装男(ひどい表現ながら事実)」が語った酒屋論が印象に残っています。
 その内容は乱暴にまとめると「スーパーと同じ大手製ビール等ばかり売っていては価格面や便利さで絶対に勝てない。その酒屋ならではのお酒についてポップや試飲でしっかり情報提供しながら売るべし」といった感じのもの。
 いやあ「激しく同意(死語)」というやつですね、連載当時でこういう意見を載せているのはさすがです。

 が、当時から約10年経った今でも、町の酒屋さんの大部分が、冷蔵庫にビール&ジュースを満載し、日本酒は大手銘柄を常温棚に並べているだけという状況は変わっていないと思います。
 もちろん生酒系特定名称酒が全てではありませんが、そういう選択肢を消費者に提示できない酒屋は、正直なところ私にとっては無価値になってしまいますね。
 単なる一素人の感覚に過ぎませんが、これから普通酒晩酌派の飲み手が引退していく中で、こんな状態ではお先真っ暗だと思うのですが…
 「日本酒ブーム」が定着するかどうかに関しては、蔵元や飲み手以上に、売り手の意識改革が必要なのではないかと、先日地元の酒屋巡りをして感じた次第です。
 
 すみません、完全に話がずれました…、今回いただくのは山田錦を50まで削った純米吟醸生原酒。
 こちらも26BYということで、結構寝かされた後での購入になります。
 裏ラベルでは、弘法大師ゆかりの湧水「空海水」を用いていることも、強くアピールしていますね。

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 上立ち香はこれまた熟感をかなり感じるお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟成した印象の旨味が固まりで入ってきて、ほどほどの苦味で引き締まりながら、しかし優しさも感じさせるようなバランスで、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、旨味がしっかり乗った印象の複雑なもので、果実のようなバニラのようなシロップのような甘さとほろ苦さが一体となって独特の世界を創り出します。
 後味は苦味が若干表に出つつ、あくまで優しくキレます。

 単純に最近の流行りを追った感じではない、ある種のこだわりと「イズム」を感じる、芳醇旨酒でした。
 一口目より二口目の方が断然旨いような、奥深い面白味がありますね、温度による変化も楽しい印象。
 やっぱり個性のある地酒は飲んでいて楽しいですね、そういう意味でとても「地酒らしい」銘柄だと思います。
 龍神丸は今後も入手機会があれば、是非いただいていきたいです。

 折角なので喜楽里と飲み比べてみましたが、やはり系統は似てますね。
 あえて言うと、喜楽里は酸味が立ってキレを出している感じがあるのに対し、龍神丸はあくまで全体のバランスを繊細に保ったまま、柔らかに引き上げていくのが一番の違いでしょうか。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-867.html

名称:龍神丸 純米吟醸生原酒 26BY
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:高垣酒造株式会社
購入価格(税抜):セット販売/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年04月18日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

喜楽里 純米 無濾過生原酒 中取り 26BY

本日の家飲み 喜楽里 純米 無濾過生原酒 中取り 26BY

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 和歌山県有田郡有田川町のお酒です。
 外飲み経験はあり、ブログでも紹介していますが、家飲みは初めて。

 以前に喜楽里の外飲み記事で書いた通り、こちらを醸す高垣酒造はかの「もやしもん」に登場したことで脚光を浴びた「龍神丸」の醸造元です。
 当時の杜氏である「高垣淳一」氏は不幸にも2010年に47歳という若さで亡くなられ、現在は奥様がメインで後を継ぎお酒を醸されているようです。
 唐突なバトンタッチではありましたが、その後のお酒は早くも鑑評会金賞の受賞や、「SAKE COMPETITION 2015」純米吟醸部門2位入賞など各所での高評価を得ており、しっかりと酒造りが受け継がれたことを証明し続けています。

 今回いただくのは典型的な無濾過生原酒スペックですが、26BYなのでかなりの期間生熟されていたことと思われます。
 少し話がずれますが、高垣酒造ではこの「喜楽里」、「龍神丸」、コンペ入賞の「紀ノ酒」をはじめ、「里の花」「紀勢鶴」「流霞」などの銘柄でお酒を出しているようですね(もっとあるかも)。
 個人的にはこれは多すぎのような気も…、せっかく賞をもらっても、同蔵他銘柄がすぐにわかる人は限られるでしょうし、勿体無いなあと思ってしまいます。
 
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 上立ち香は結構熟成した感じのアルコール香がそこそこに。
 含むと、やはり熟感のある複雑な甘旨味がググっと入ってきて、尻上がりに出てくる酸味が唾液線を刺激しつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、レーズン系の濃厚な旨味が主役、甘味はほどほどながらしっかりと感じますね、酸味がかなり強めなのですが旨味と拮抗して崩れません。
 後味はその酸味がしっかりと引き上げてキレます。

 ほどよく熟した甘旨味に、柔らかさのある苦酸味が伴って飲み飽きない複雑さを形作る、一筋縄ではいかない旨酒でした。
 外飲みでいただいた時にも思いましたが、やはり生での熟成に耐えられる、芯のある旨味があるお酒なのでしょう。
 やはり、酒質はしっかり維持されたのだなあと思いました。
 次の記事では、同蔵の「あのお酒」をご紹介します。

 燗を付けると…、いやあ口当たりまろやか、甘味も増しますね。
 酸味も負けじと存在感を強め、より賑やかで楽しいお酒になった気がします。

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名称:喜楽里 純米 無濾過生原酒 中取り 26BY
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:高垣酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 喜楽里 純米

2016年04月16日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

南方 大吟醸 うすにごり 無濾過生酒

本日の家飲み 南方(みなかた) 大吟醸 うすにごり 無濾過生酒

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 和歌山県和歌山市のお酒です。
 確か外飲み経験はありますが、家飲みは初めてだったような。

 みゆきやさん購入酒というということで、和歌山の「世界一統(株)」が醸すお酒です。
 同蔵は結構な規模があるようでホームページも中々充実していますね、それによると創業者の「南方弥右衛門」氏はかの生物学者「南方熊楠」のお父さんだとか。
 裏ラベルにもその旨の記載があります、ちなみに「熊楠」という銘柄もあるみたいですね。
 割と露骨ですが、歴史ある日本酒蔵はこのくらいはっきりブランドストーリーを押し出して良いと個人的には思います(そこらへん控え目なところが多いので…)。

 スペック的には精米歩合50のアル添大吟醸です。
 お値段的にはかなり良心的ですが、アル添加水していると考えると、激安という感じでもないかな。 

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 上立ち香は吟醸香とお米の香りが混じって、意外にも控えめに。
 含むと、フルーティーな甘味とおりの苦味が程よい感じで交じり合いつつ、バランスを保ったまま染みこんできます。
 味わいは、大吟醸っぽい香り高さよりもむしろ果実の濃厚な甘旨味を直球で感じさせてくれる、今風の味吟醸といった趣。
 後味はおりの苦味がしっかりと引き上げてくれます。

 香り抑え目でうすにごりの濃厚な旨味を素直に楽しめる、バランスの良いお酒でした。
 華やかさもあるのですが、おりがしっかりと引き締めている感じで、飲み飽きない印象ですね、食中酒としても十分イケると思います。
 アル添っぽさはほぼ感じなかったですね…、あえて言うと後味にほんの少々アルコール的な辛さの片鱗がある気がしますが、誤差の範囲というか。
 世界一統のお酒はまたいただいてみたいと思いました。

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名称:南方 大吟醸 うすにごり 無濾過生酒
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:世界一統株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 南方 大吟醸

2016年04月14日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY

本日の家飲み 雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY

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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目となりました、結構なペースですね。

 この「秘伝山廃」については結構前に火入れバージョン(24BY)をいただいて以来、「生も飲んでみたいなあ」と思っていたのですが、数が少ないのか今まで出会うことができず、今回通販でようやく入手した次第です。
 入手先は和歌山の「地さけや みゆきや」さん、こちらは地元産の銘柄を充実させつつ、全国の銘酒をとりそろえているお店で、全国のネットショップの中でもかなりオススメです。
 特に凄いと思うのは、購入時に物凄い量の「お酒の飲み方」を記載した、おそらく完全自作の資料を同梱してくれることですね。
 とりわけ飲む温度帯や合わせる食べ物については非常に詳細に、しかも実際の購入銘柄に応じて個別に編集した資料になっているのでとても参考になります。
 物凄い手間だと思いますが、そこに「美味しく飲んでもらうのも売り手の仕事」というプロとしての矜持を感じますね。

〇封筒にみっちり入る量です…、マニア以外の人が受け取ったら若干引きそうでちょっと心配(苦笑)
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 閑話休題、今回いただくのは山廃を得意とする雪の茅舎さんのラインナップの中でも、少し高価格帯の限定品です。
 なんとなく山廃は低精白が多いイメージがありますが、こちらは55%と結構削ってある純米吟醸。

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 上立ち香は乳酸とフレッシュさを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な果実の甘旨味がなめらかに入ってきて、尻上がりに出てくる酸味に締め付けられながら、キリリと染みこんできます。
 味わいはマスカットを感じさせるような芳醇な甘酸が主役で、若干のフレッシュ感がありつつも荒さは僅少で、力強い旨味の世界を創り出します。
 後味は酸味がしっかりと、しかしキツくなく切り上げます。

 芳醇フレッシュフルーティーながら、高度なバランスが取れている、優しく上品な山廃生酒でした。
 山廃の酸味で、酸っぱさでなく「柔らかさ」を感じさせるところが良いですね…、貫禄を感じさせるというか。
 少々お高くはありますが、文句なしに「お値段以上」だと思います、火入れも良かったですが例によって生はより私好みですね。
 雪の茅舎の山廃に、さらなる信頼を感じさせてくれた一本でした。

 何となくぬる燗にしてみると…、おお甘味が凄くハッキリと出てきました。
 これは優しい甘味だなあ…、凄く濃いのに油断するとグイグイいってしまいそうです、素敵な燗映え。

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名称:雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年04月12日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

さか松 純米生原酒

本日の家飲み さか松 純米生原酒

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 大阪府阪南市のお酒です。
 一度家飲み経験もありますが、ブログでの紹介は初めてですね。

 こちらを醸す浪花酒造有限会社は創業300年を超える老舗ですが、2013年に表示偽装を始めとする種々の不正が報道され、ブランドや業績に大きな打撃を受けました。
 不正内容はWikipediaに簡潔にまとまっています、純米酒にアル添とか、ラベルの張替えによる偽装とか、お酒の味を真面目に考えるなら言語道断といえるような内容でしょう。
 とは言え、金賞受賞歴など基本的には実力のある蔵であることに間違いはなく、かの美少年同様、覚悟を持って再生に励んでいる様子も伺えます、個人的には蔵元ホームページに「創業300年の酒蔵浪花正宗は「生まれ変わります」」と、社長メッセージを載せているところに、その意気を感じますね。

 今回いただく「さか松」は、同蔵の限定品ブランドです、発覚前に飲んだときは、普通に美味しかった印象でしたね。
 多分限定品には上のような不正はなかったんじゃないかな…。
 この不正の内容は、百貨店の常温棚に並び、贈答品等用に、味でなく「ラベル」で買われていく日本酒(特に高級酒)の現状の裏写しのような気もします。


 上立ち香は新酒の感じがしないお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた、しかし古臭くないお米の旨味がトロリと入ってきて、柔らかな苦味がしっかりと輪郭を整えつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、お米っぽい落ち着きと、果実っぽい華やかさの中間を行くようなバランスの良い甘旨味が主役、全体的には五味それぞれを感じる奥深い旨味をストレートに味わえる感じですね。
 後味は苦味が引き取ってしっかりキレます。

 程よく濃厚な旨味、楽しさもある甘味、そして飲み飽き無い全体バランスをしっかり兼ね備えたお酒でした。
 酒屋さんの紹介によるとまだ荒さがある状態とのことでしたが、私は逆に、新酒でこれだけ落ち着いて荒さが無いことにびっくりしました。
 少なくとも「さか松」の味わいは本物だと思います、着実に復活していって欲しいなあと思いました。

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名称:さか松 純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:浪花酒造有限会社
購入価格(税抜):不明(セット販売)/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: さか松 純米

2016年04月10日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 27BY

本日の家飲み たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 27BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 私のお気に入り銘柄の一つで、ブログで取り上げるのは9回目となりました。

 昨年にサマーブルーを頂いた時点で、たかちよレンジャー(ひらがな)の通常全カラーを制覇したことは既に書いた通りです。
 今年も新酒が店頭に並び始めたのを見て、ずっと飲みたいと思っていたのですが、「あまり同じ銘柄ばかりを買ってしまうと新規開拓できん!」という精神で我慢しておりました。
 しかし、シリーズのなかでも特に好みだったこのレッドを見たときもろくも自制心は崩壊し、気づいたらレジに持って行っていた次第です。

 スペックはやはり非公開、ちなみに無調整=無炭素濾過(一般に言われる無濾過)のようです。
 お値段が相変わらずお手頃なのが非常にありがたいですね。

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 上立ち香は無茶苦茶濃厚な、甘くフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、これまた非常に濃厚な甘酸旨味がトロリと入ってきて、その酸味と裏方に徹した苦味がお手本のようにダレ感を防ぎ、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは王道を征くリンゴ的な甘味と酸味が主役なのですが、とにかく濃度と純度が高く、含んでいるだけでホッとするような安心感を感じます(私は)。
 後味は酸味が引取りつつ、舌先にほんの少々の苦味を残して引き上げていきます。

 ジューシー&スウィーティーを地で行きつつ、優しさも感じるようなバランスの芳醇甘酒でした。
 いやあ本当にこのお酒は私のストライクゾーンど真ん中を豪速球でくる感じなんですよね…、久々に飲むと余計そう感じます。
 上立ち香の時点で、いわゆる吟醸香のキツさが無いのが何とも不思議。
 たかちよ、自分の中では完全にお気に入り銘柄として定着した感じです。
 
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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 27BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.8/9.0

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2016年04月07日 新潟の日本酒 トラックバック:1 コメント:6

冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ

本日の家飲み 冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ

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 福島県会津若松市のお酒です。
 外飲み家飲み多数回で、純米純吟羽州誉に続き、ブログでも3回目の紹介です。

 前回も書いた通り、この写楽は「SAKE COMPETITION 2014」で全5部門中2部門のトップを取ったことで、人気に火が付いた感のある銘柄です、地酒屋さんでは若干品薄感がありますが、まだ入手困難とまでは言えない印象。
 今回はその新酒うすにごりが店頭に並んでいたのでセレクトしました、前は新聞紙にくるまれた「ささめゆき」という商品だった気がしますが、新聞紙をやめて名称変更したのかな…
 というか実は購入後にレシートを見てみると「ささめゆき」とのの記載が…、更新漏れだと思いますが、品数が多いうえにころころ名称が変わる地酒アイテムの管理について、酒屋さんの大変さを感じた一事でした。

 おりの絡みぐあいはぎりぎり利き猪口の底が見える、ほどよい感じ。
 私には珍しく前にいただいた2本が火入れ酒だったので、生は久しぶりですね、楽しみにしつついただきます。

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 上立ち香は非常にフレッシュな印象の、ちょいセメダイン混じりのスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュながら甘味がしっかり乗った濃厚な旨味が、おりのほのかな苦味を伴って、しかし自然に流れ込んできます。
 旨味は濃厚な果実の甘味が主役で、特筆すべきはかなり強めのフレッシュ感がありながら青臭さが皆無なこと、苦味も上品な程度でとどまっています。
 後味はその苦味が自然に引き締めてキレます。

 おりのキツくない苦味とフレッシュな甘みがしっかりと均衡をとる、うすにごり生のお手本のようなお酒でした。
 正直、「もてはやされてるけど実際どうかな~」ぐらいの意地悪な姿勢で飲んだのですが、これはあぐらをかかずにしっかり酒質向上させてきていますね。
 というか特にこのスペックは私好みかも…、とにかく甘味が心地よいです。
 寫樂、今後も注目していきたい銘柄です。

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名称:冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ
精米歩合:50%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮泉銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 冩樂 純米吟醸

2016年04月05日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鷹長 純米酒 菩提もと 25BY

本日の家飲み 鷹長 純米酒 菩提もと 25BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 「鷹長(たかちょう)」は当ブログ推奨銘柄筆頭の「風の森」を醸す蔵の、地元銘柄です。

 熟成酒連続紹介のトリは、私が絶大の信用を寄せる油長酒造のお酒としました。
 実はこのお酒は生バージョンを外飲みでいただいたことがあり、その極めて強い甘さが火入れ熟成でどうなるかを確かめるためのセレクトです。
 約2年と前二つに比べて短めな熟成期間ですが、常温棚でそれだけ置いてあれば、十分熟成は進んでいそうに思えますね。
 
 このお酒の特徴である「菩提もと」については、裏ラベルに解説がある他、wikipediaにも記事がありました
 飯米である「ヒノヒカリ」を使っているのも特徴ですね、そして日本酒度-15はかなり極端な数値です、甘さはどんな感じでしょうか。

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 これまた良い色しています。
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 上立ち香は熟感と甘さがネットリと絡みあった感じの香りがそこそこに。
 含むとやはりかなりの熟感のある旨味が強烈にグワッと入ってきますが、甘味と拮抗する感じで、ある種のバランスを保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、熟した旨味を主役としつつ、極めて強い甘味が絡みつくことで一般の熟成酒とはひと味違った、極彩色の味わいの世界を創り出しています。
 後味には不思議なことに、熟成っぽい辛さも出てきて、しっかりとキレます。

 見事に熟成した旨味と、それでも存在感を発揮する甘味がオンリーワンのコラボレーションを発揮する、超個性派酒でした。
 流石にこれだけ元々の甘味が強いと熟成後もしっかり残っていて良いですね、満寿泉が既にやっているような貴醸酒の熟成とかも今後人気出るかも。
 また、味わい的に燗を試さないわけにはイカンだろうと思い、試したらやっぱりいい感じです。
 なんというか更に全体的に濃くなった気がします、口当たりも柔らかですし、これは試す価値ありかと。


 さて今回、信頼できる蔵の火入れ熟成酒を数本飲んで改めて思ったことは、「日本酒の味わいのバリエーションって凄いなあ」ということです。
 正直なところ、私の好みの方向性とは完全にズレるのですが、やはりこういうお酒もたまに飲んでこそ、自分のスタンスを確認できるものだと思います、いつか好みが変化するかもしれませんし。
 今後も、「日本酒とはかくあるべきだ!」みたいなこだわりはあまり持たず、幅広く楽しんでいきたいと思います。
 (もちろん好みはあるので、評価は偏るとは思いますが)

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名称:鷹長 純米酒 菩提もと 25BY
精米歩合:59%
酒米:ヒノヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:-15
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 鷹長 純米

2016年04月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」

本日の家飲み 雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」
 
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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 秘伝山廃純吟生に続き、三回目の紹介ですね。

 こちらも実力派銘柄、雪の茅舎の10年オーバー熟成大古酒です。
 人形町の「小山酒店」さんの常温棚にしれっと並んでいるのを見つけ、試飲させてもらった上で購入しました。
 まず特徴的なのは包装ですね、かなり厚めの紙で包まれており、飲む前にはミシン目から切り取って開けるという、徹底した遮光が施されている形式です。

 スペック的には一般的な火入れ純米といった趣ですね。
 特筆すべきはそのお値段で、10年古酒とはとても思えないレベルです。
 小さい瓶だと500mlというのもポイントで、古酒というものを一度試してみたい人にはドンピシャのお酒と言えるでしょう。

 見た目的にはいい感じで色づいています、美しいと感じるほど。
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 上立ち香はうっすらとした熟成感のある香りがほんの少々。
 含むと、うーむ見事なまでにそれっぽい、熟成酒特有の香ばしい旨味が辛さを伴いつつ入ってきて、ググっと流れ込んできます。
 味わいは見事なまでに直球の、いわゆるナッツ的な趣きのある熟成された旨味が主役、ただ臭い感じではなく、なんというか素直に年月を経た感じの熟し方ですね。
 後味は辛さが出てきてしっかりとキレます。

 「熟成酒らしさ」をストレートに楽しめる、王道を行く古酒でした。
 しかし、自分には甘味が控え目になってしまうのがどうも寂しいんですよね…、熟成するとこうなるのは科学的な理由があると思いますが、それこそ私が熟成酒を苦手とする理由なのかもしれません。
 まあこのお酒自体は、熟成酒入門として非常に良心的で完成度の高いお酒だと思います、蔵の確かな実力を感じた一本でした。

 燗を付けると、やはり味わい濃厚口当たり穏やかになります。
 ただ甘さはやっぱり控えめですね…

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名称:雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,000円/500ml
購入した酒屋さん:小山酒店(人形町)
お気に入り度:7.9/9.0

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2016年04月01日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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