風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY

本日の家飲み 風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 笊籬採り3本飲み比べの最後となります。

 飲み比べのトリを飾るのは、私にとっての殿堂入りスペック、その自家熟成バージョンになります。
 26BYに搾られ、一年近い蔵元熟成を経て平成27年9月に出荷されたものを、更に一年以上我が家の家庭用冷蔵庫に保管した後の平成28年11月に開栓したものですね。
 まあ実際は狙って寝かせたわけではなく(基本的に自分は買って一ヶ月以内には飲むスタイル)、勿体無くて飲むタイミングを逃してしまっただけなのですが…
 家庭用冷蔵庫で1年はどう考えても危険領域なんですよね、ただ購入した伊勢元酒店さんがとても丁寧に新聞紙包装してくれたので、遮光は完璧だったと思います。

 この雄町純吟笊籬採りは風の森の中でも、芳醇・甘旨・フレッシュという三拍子揃った、非常に分かりやすい楽しさが魅力だと思っています。
 それが2年以上の熟成を経たことでどう変わってしまったのか…、おっかなびっくりの開栓です。 

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 現状廃止されてしまった一升瓶のラベル…、懐かしさすら感じます。

 注ぐと、グラスに気泡がついてくれて一安心、ガスは抜けて無いですね。

 上立ち香はある意味予想通りの、少々ガス混じりの熟れた果実の香りがそこそこに。
 含むと、若干の熟成をまとったまさに完熟果実の甘旨味がグググッと入ってきて、少々のガスのピリピリを感じさせつつ、非常に力強く染み入ってきます。
 味わいは、基本は同スペックのいつもの芳醇なマスカット的甘旨味が主役、しかしやはり確たる熟感がありますね、苦味もあって旨味に円熟味と複雑さが加わった印象。
 後味はやはりガスと少々の苦味で引き上げます。

 通常の同スペックから、フレッシュ感と強めの熟感がトレードオフとなった結果のような、ある意味想像通りのお酒でした。
 最初にふわっと広がり、後に含み香の奥の方に感じるほんのりとした熟成香をどう考えるかですね…、正直一年前なら苦手意識が強かったのですが、今なら結構楽しめる自分がいます(ただ、多分生熟限定)
 何というか、飲んでいる間、たまに物凄く旨く感じる瞬間があるというか、複雑さが自分の感覚にハマるタイミングが何回かあったような気がします。
 ただ、ハッとするようなド直球の旨さは無くなってしまうので、基本的にはやっぱりこのお酒は出荷直後に飲むべきなのでしょう。
 とりあえず風の森のこのスペックについては、28BYを何としてでも入手して家飲みしたいと、決意を新たにした今日この頃でした。 

 ちなみに燗を付けると、いい感じで熟感のクセが無くなり、甘旨味をストレートに感じられるようになりました。
 やはり燗推奨ですね、旨味も濃厚になるのにバカスカ飲んでしまう口当たりの優しさもあります。

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参考1:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事(25BYの半年程度追加熟成)
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-840.html

参考2:「飲兵衛廃人の落書き帳」さんの同スペックの記事(27BY四合瓶の半年程度追加熟成)
http://blogs.yahoo.co.jp/kurinotoge/18816801.html

 しかしなぜ日本酒ブロガーは揃ってこのスペックを過熟させてしまうのか…
 まあ何となくそれを誘うような酒質があるんですよね、後、「いつでも飲める」状態を保つ安心感というのもありそうな気がします。

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 最後に記念写真。
 3本立て続けに飲んでしみじみ感じたのは、「やっぱり私は風の森が好きなんだなあ」ということですね。
 味わいの方向性自体が自分の好みにハマり過ぎていて、他銘柄以上に主観的な感想になっているかも…
 ただ、飲んでいるときの幸福感は間違いなく本物ですね、今後もピッタリと追っていきたい銘柄です。

名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,780円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年02月12日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

本日の家飲み 風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 前回に引き続き、限定品…というか特別品である「笊籬採り(いかきとり)」の紹介になります。

 前回の秋津穂は27BY、こちらのお酒は28BYになりますが、記載されている製造年月は両方とも2016年9月となっています。
 なんでこんなことになるかということを理解するためには、まずBYの定義を確認する必要がありますね、ちょっと探したところ有名地酒屋「山中酒の店」のコラムが分かりやすく解説していました。
 ポイントは「BYの始まりは7月1日であること」「BYは原則上槽日(もろみを搾った日)で判断されること」及び「製造年月は原則瓶詰め日が基準となること」でしょう。
 総合すると、秋津穂は6月以前に搾られてしばらく保存された後に、露葉風は7月以降に搾られてあまり間を空けず、それぞれ9月に瓶詰めされたものと思います。(タイミング的に、おそらく米は同年産でしょう)
 このあたり非常にややこしいですね、私の経験上居酒屋はおろか酒屋の店長でよくわかっていない人も居ました。
 (もちろん私も正確に理解できているかそんなに自信はありません。間違いあれば是非コメントでご指摘ください)

 さて、今回いただくのは露葉風を70まで磨いた純米スペックですが、以前には60まで磨いた純米吟醸の笊籬採りをいただいたこともありました。
 この辺り、露葉風についてはお米の出来などによっていろいろな歩合を試しているみたいですね、28BYには新製品として50まで磨いた純米大吟醸(しぼり華)も出てきたようです(というか買いました)。

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 上立ち香は濃厚な葡萄系っぽい甘さを感じる香がそこそこに。
 含むと、奥行きのある上品な甘旨味がガス感を伴いつつもゆっくりと入ってきて、あくまで奥の方で仕事をする渋味でより複雑さを感じさせつつ、じんわりと染みこんできます。
 味わいは、うーむバニラ的な甘旨味に渋味(?)が一体化して、独特な世界を創り出していますね、酸味も結構あって賑やかな印象もありますが、やっぱりガスの働きもあって飲み口は軽快。
 後味はその印象のまま自然にキレます。

 風の森の中でもかなり複雑味のある、個性派芳醇甘酸渋旨酒でした。
 なんというか、色々な味わいが併存するのではなく、一体化しているようで、非常に表現しづらい感じです。
 日本酒離れした感じではありますが、こんなワインも無いんじゃないかな…、個性としては他のスペック以上に感じましたね。

 次回も風の森の笊籬採りで、それもかなり特別な一品をご紹介します。

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参考:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-570.html

名称:風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY
精米歩合:70%
使用米:露葉風
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年02月10日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

本日の家飲み 風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた、当ブログ常連銘柄。

 もはや語ることもないぐらい頻繁に紹介している風の森です、その限定品である笊籬採りについては27BYから全量四合瓶出荷となっています。
 理由については確かなことは分かりませんが、一つ言えることは、今まで難しかった家での飲み比べ(所謂水平飲み)が格段にやりやすくなったということですね。
 複数スペックがお店に並んでいたので、早速立て続けに開栓して3本ほど飲み比べと洒落込んでみました。(実際飲んだのは昨年11月だったりしますが…)

 トップバッターは、風の森の中でも最もスタンダードなスペックという印象のある、秋津穂の純米です。
 秋津穂については「アルファシリーズ」でも積極的に使われていますね、酒屋さんの店長曰く、蔵元は相当前から地元の農家と話を詰め、このお米の安定供給に腐心していたとのこと。
 やはり日本酒の原料としてほとんどを占める、「お米」と「水」については、一年二年で質を確保できるものでは無いですからね…、先見の明があったということなのでしょう。

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 上立ち香はガス混じりかつ結構甘い感じのバニラ的香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある上品な甘旨味がガス混じりで入ってきて、少しづつ強まっていくほどほどの苦味で輪郭を整えつつ、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは全体としての存在感を強烈に感じさせつつ、「クリスタル」という言葉がつい思い浮かぶような透明感とバランスを併せ持つもので、濃厚さと飲み飽き無さを見事に兼ね備えています。
 後味はキツくない苦味で自然かつしっかりとキレます。

 濃厚ながら非常に硬質かつ透明感のある味わいの、いくらでも飲めてしまいそうなチリチリ芳醇旨酒でした。
 やはり風の森の秋津穂らしい味わいですね、アルファ1にも近い印象があって、甘味は雄町純吟やキヌヒカリ純大と比べると控えめかと。
 風の森は花陽浴等に比べて各スペック間の味わいの違いが大きいと思っているので、一度飲んで口に合わなかったと思っても、是非もう1、2スペックぐらい試してみて欲しいですね。
 秋津穂の純米は優秀なコスパとバランス感の点で、最初に試すのに向いていると思います。

 燗をつけてみると、お、ここでセメダインが表に出てきましたね。
 旨味は濃厚に、透明感は若干後退するので、どっちが良いかは好みかな…

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(参考)「日本酒ブログ(由紀の酒)」さんの同スペックの記事
http://www.sakeblog.info/kazenomori-junmai-ikakidori/

名称:風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY
精米歩合:65%
使用米:秋津穂
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年02月08日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

春鹿 Kioke-Sake 山廃純米生原酒

本日の家飲み 春鹿 Kioke-Sake 山廃純米生原酒

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 奈良県奈良市のお酒です。
 前回とあわせ、同蔵のお酒の紹介は三回目になりますね。

 前回にも少し書きましたが、今回は「浅野日本酒店」さんで、気になったお酒をバッチリ試飲させていただいた上でのセレクトです。
 実は買って帰る際に、新幹線内で飲むための試飲用のカップを貰えないかと相談したのですが、何とサービスで大きめの「利き猪口」を貰ってしまいました(伊根満開の酒粕チーズケーキの容器として使っているため、余っていたらしい)。
 お酒に関する若干マニアックな質問にもしっかり応えてくれますし、「接客」という部分については理想的といっても過言ではないでしょう、残念ながら通うには遠過ぎますが応援したいお店です。

 さて、今回いただくお酒はデザインからして特別感が漂っていますね。
 キーワードは「木桶」「山廃」「生熟成」と言ったところでしょうか、ラベルに明記はされていませんが、公式ホームページを見ると前回の生熟成酒同様、「秋の熟成酒」という位置づけで、蔵元熟成を経た上で出荷されているようです。(ひやおろし一辺倒でないところがグッド)
 奈良の酒米「露葉風」使用で、歩合は70とあまり削ってないですね。
 四合瓶で税抜き2,000円に迫るお値段はちょっとネックかな…、手間がかかってそうなスペックではあるのですが。

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 上立ち香は蜜たっぷりの洋梨(なんじゃそりゃ)という趣の甘酸を感じる個性的な香りがそこそこに。
 含むと、シロップの用に濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、強めの酸味によりギリギリの線で輪郭を保ちながら、唾液腺も刺激しつつゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、強い甘味と酸味がせめぎ合う極めて濃厚な旨味が中心で、非常に複雑な印象があって強烈に飲み応えがありますね。
 後味はほんのりとした酸味と何となく木桶っぽい風味を残して引き上げていきます。
 
 極めて濃厚複雑な味わいの世界を形作る、オンリーワンの甘酢っぱ酒でした。
 あまりハッキリとした木香は感じませんでしたが、甘酸に絡みつく複雑味や後味にそれっぽさがあるのかも。
 あえていうなら鷹長菩提もととか昇龍蓬莱古式一段に似ているような気も…、ラベルには無いですが日本酒度はかなり低いんじゃないかしら。(後で公式通販サイトを見たら-9でした
 春鹿は大手蔵というイメージが強かったのですが、今回で結構チャレンジングなお酒も出していることがわかり、好感度が急上昇しました、また他のスペックも飲んでみたいと思います。

 これで大阪出張は終わり、次は札幌出張に移りたいと思います。

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名称:春鹿 Kioke-Sake 山廃純米生原酒
精米歩合:70%
使用米:露葉風
アルコール度:16.0~16.9%
日本酒度:-9
蔵元情報:株式会社今西清兵衛商店
購入価格(税抜):1,927円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.3(値段も考慮に入れて)/9.0

・おまけ1:新幹線車内での贅沢(利き猪口の存在が気分的に大きかった…)
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・おまけ2:実は車内で飲み比べていたり(量はそんなに飲んでません)
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タグ: 春鹿 純米 山廃

2017年01月22日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」

本日の家飲み 春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」

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 奈良県奈良市のお酒です。
 家飲みは初めて…と思いきや、同蔵の特別ブランド「而妙酒」を以前紹介していました、同記事はブログ開設直後のものなので、なんと約4年ぶりの家飲みとなりますね。

 このお酒は、大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入したものです。
 同店は昨年の出張時に初めてお邪魔し、とても好印象だったので、今年もお世話になった次第。
 ただ、今回はどうも大阪産の地酒でピピッとくるものが無かったため、お隣奈良県の春鹿を2本スペック違いで、がっつり試飲の上、購入しました。

 こちらのお酒の特徴は何といっても「二百十日熟成」を謳う「生原酒」であることでしょう。
 「生熟酒」は最近のマイブームで、今期(特に秋期)にも相当いただきましたが、まだまだ蔵元がハッキリとそう名乗るお酒はほとんどないんですよね、ジャンルとして確立していないといいますか。
 そんな中、熟成日数にまでこだわりが透けて見えるこのお酒には惹かれるものがあり、試飲の印象も良かったのでセレクトしました。

 スペックの詳しい記載はありませんが、蔵元通販の商品紹介によると何気に山田錦を使っているようです
 お値段はちと高めではありますが、製造コストから言えばまあ割高ではないでしょう。


 上立ち香は熟した洋梨と言った感じの果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、香りの印象通りの熟しきった甘旨味がグワッと入ってきて、ほんのりとしたほろ苦さが奥深さを添えつつ、最後まで存在感を保ったまま力強く染みこんできます。
 味わいはまさに熟しきった果実の、芯のある超濃厚な甘旨味が主役、そして落ち着いた酸味や苦味が裏方に回って
 後味は仄かな苦味を口中に残しつつ、見事に濃厚さを引き取ってキレます。

 生熟酒のお手本のような、複雑芳醇な甘旨味をダレずに楽しませてくれるお酒でした。
 ハッキリと自蔵のお酒の「生熟適正」を認識したうえで、自信を持って出してきている商品という印象がありますね。
 この適正については、やっぱり実際トライ&エラーを繰り返さないと中々把握できないんじゃないでしょうか、他の蔵元さんにも積極的にチャレンジしてもらって、旨く仕上がったらどんどん商品化して欲しいと個人的には思います(リスクも高そうなので、難しいんでしょうけど…)。
 生熟酒は正直好みは分かれるとは思いますが、やっぱり独特な魅力はあるので、いつかは一ジャンルとして確立して欲しいと、このお酒を飲んで改めて思いました。
 次回はもう一本の春鹿をご紹介します。

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名称:春鹿 純米吟醸 生原酒 二百十日熟成 「立春からの贈り物」
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:-5
蔵元情報:株式会社今西清兵衛商店
購入価格(税抜):1,720円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 春鹿 純米吟醸

2017年01月20日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

風の森 ALPHA TYPE2 28BY

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE2(アルファー タイプ2) 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ開設当初からの推し銘柄の一つですね、今年も当然新年酒に登場です。

 今回いただくアルファ2は、風の森が力を入れているお米である「秋津穂」をなんと22%まで削り、「この上なき華」というテーマで醸されたハイクラスのお酒です。
 このお酒については以前(25BY)に外飲みで非常に好印象を受けており、今回は念願叶っての家飲みとなります。
 実はこのお酒はお米の調達の関係で26BYの販売がなく、27BYは新発売であった「氷結採り®」の「ALPHA TYPE4」を優先してしまったので、ここまで家飲みが遅れてしまったんですよね、地酒の特定スペックについては間が悪いと軽く数年出会えなくなってしまうのが辛いところです(私は執念深いので数年越しでも狙いますが)。

 お値段は四合瓶で3,000円ということで、いつものブログ掲載銘柄の大体二倍ぐらいになっております。
 まあ精米歩合22%の無濾過生原酒ですからね…、少なくとも割高とは言えない値段設定ではあると思います。

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 上立ち香はほんのり甘さとガスを感じる高級サイダー(なんじゃそりゃ)的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味の塊が、強めのガス感を伴ってシュワシュワと、しかし極めて高純度なままでゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、風の森らしいサイダー的な甘旨味を、高精白らしく素直に洗練させた感じですね、ただ削っている割には非常に甘さが濃く、それが上品なのでとても心地良く楽しめます。
 後味はガス感に助けられつつ、自然に引き上げていきます。

 高精白らしい上品さと、高精白らしく無い濃厚な旨味が見事に両立している、個性派ハイクラス芳醇酒でした。
 単純にキレイなだけの高級酒とは一線を画しているのが素晴らしいと思います、以前に紹介した黒村祐同様、造り手の確固たる意志が透けて見えるお酒でしたね。
 ただ去年飲んだアルファ4(5,000円)と比べると、あまり違いがわかりませんでした…、私の舌にはこちらで十分ということなのでしょう。
 アルファ2、いつかまた特別な日に是非ともいただいてみたいと思いました。 

 開栓後ちょっと経つと、ガスが抜けた分甘さが残る感じになりますね。(ダレまでは行かない)
 開栓直後の絶妙なバランスがやっぱり魅力的ですね、これに関しては早飲みがオススメ。

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名称:風の森 ALPHA TYPE2 28BY
精米歩合:22%
使用米:秋津穂
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段を考慮に入れても)

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2017年01月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

本日の家飲み 風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

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 奈良県御所市(ごせし)のお酒です。
 当ブログ常連銘柄。

 期せずして「秋の生酒」特集といった感じの記事が続いています、そして自分にとって「秋の生酒」の極め付けといえる存在が、この風の森笊籬採りだったりします。
 マイ殿堂入りの雄町純吟で少し述べているように、基本的に笊籬採りは蔵元のタンクで生のままある程度の熟成期間を経て出荷されています。(もっとも、27BYからは、熟成期間もかなり変更されたようですが…)
 つまり「生熟酒」なわけで、最近私が生熟生熟騒いでいるのも何てことはない、もともと好きだった要素を最近強く自覚しただけなんですよね。
 実際ブログ始める前から、生酒不足の秋に出てくる笊籬採りに、何度も家飲み・外飲みのセレクトを助けられておりました。

 今回いただくのは、以前にも25BYを紹介している、雄町の80磨きになります。
 この27BYから笊籬採りは全スペックとも全出荷四合瓶になったみたいですね、買い易くなりましたし、これなら一人飲みでも飲み比べできるでしょう。
 (ただ、もちろんコスパは下がります。両方出してくれればいいのになぜこう極端なんだろう…)

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 上立ち香は濃厚でアルコール混じりのサイダーといった個性的な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ複雑味のある甘旨味がピリピリとしたガスを伴いつつ入ってきて、最後まで存在感を保ったまま、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、三○矢サイダーを徹底的に濃厚かつ奥深い感じにした感じで、甘味とガスと渋味が非常に高次元で溶け合った楽しい感じの旨さがありますね。
 後味はガスと苦味でガッチリキレます。

 味わいの多さを、雑味と感じさせないようにまとめ上げつつガスでしっかりとキレ上げる、個性派芳醇酒でした。
 基本的には25BYから路線は変わってないと思います、特にドライ感の強さが特徴ですね(雄町純吟と全然違うのが面白い)。
 昨年までは、これからガスが抜けていくのをゆっくり楽しんでいたのですが、今回はすぐに飲み終わってしまったのは少し寂しいかも…
 といいつ、せっかくなので今期は笊籬採りをガンガンキープして飲み比べていきたいと思います。

 燗をつけると…、うーむやはり濃厚になりますね。
 流石にうるさく感じるかも…、ぬるいぐらいだとちょうどいい塩梅かも知れません。

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(参考)「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BYの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-297.html

名称:風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年12月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鷹長 純米酒 菩提もと 生酒

本日の家飲み 鷹長 純米酒 菩提もと 生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 風の森と同じ、油長酒造が醸しているお酒ですね、同銘柄としてはブログ2回目の登場。

 こちらは以前いただいたものと同じ「菩提もと」のお酒です、その説明は裏ラベル写真や前回記事をご参照ください(サボリ)。
 一番の違いは前回が火入れの二年熟成ものだったのに対し、今回は生酒の新酒ということでしょう。
 当ブログ的には前回がむしろ特殊なセレクトだったので、一度いつもの嗜好に即したものも買っておこうという感じですね。

 裏ラベルの解説も前回と同文。
 使用米(飯米のヒノヒカリ)も変わらないので、基本的なスペックも同じかな…と思いきや、精米歩合が「59%→70%」、日本酒度が「-15→-25」と大きく変わっています。
 通常製品ならこれだけ変われば同じラベルで売り出すのがミスリーディングなレベルですが、このお酒については「製法」がキモですからね、製法の魅力を引き出す方法を模索するのも正しいことかなという気がします。

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 上立ち香は洋梨的な極めて個性のある甘い果実の香りがそこそこに。
 含むと、日本酒離れした超濃厚の甘旨味がグワッと入ってきて、その後もやっぱり甘味を正面に備え付けたまま、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、甘味が主役なのは間違いないのですが、その甘味自体が熟感等の複雑味を添えて、何とも表現しづらい旨味の世界を創り出します。
 後味は少々の甘味が残るのですが、全体としては面白いほどに自然に引き上げていきます。

 強烈で個性的な甘味が印象に残る、まさにオンリーワンの複雑怪奇な超芳醇酒でした。
 流石にこれは食中酒とするのは難しいでしょうね、ただ逆に、最後にこれを飲めばデザートは要らないぐらいの満足感が得られると思います。
 ちなみにやはり私は火入れより生酒の方が好きでした、まだまだ火入れ熟成のどっしり感よりも生酒のジューシー感の方に魅力を感じるようです。
 ともかく、菩提もとの可能性を感じるお酒ではあると思いました、他の菩提もとのお酒も試してみていきたいですね。


 ちなみに、このお酒は前回紹介した風の森アルファ1と同時に開けました。
 アルファ1を最初に開け、他のお酒を経由し、この鷹長で締める。
 同蔵ながら対照的な酒質も楽しく、そんじょそこらの居酒屋に負けない濃い家飲みタイムでしたね。

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名称:鷹長 純米酒 菩提もと 生酒
精米歩合:70%
酒米:ヒノヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:-25
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5(若干特殊な判断)/9.0

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2016年11月17日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE1 28BY

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE1 (アルファー タイプ1) 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ常連、イチオシ銘柄です。

 当ブログ初登場の28BYのお酒となります。
 28BYの開始は2016/7/1ですから、このお酒はそれ以降に造られ、8月中に出荷準備が整い、9月頭に私の手元に来たことになります、なかなか慌ただしいですね。
 買ったときに店長さんから聞いた話によると、当然この時期の新酒(?)は前年のお米を使っているとのこと。
 四季醸造かそれに近い形式でお酒を造っている場合、いち早く新BYのお酒が出てくることになりますが、「初鰹」みたいな季節ものとしての意義はあまりないのかもしれませんね。

 風の森の中でもアルファブランドは実験的・挑戦的なお酒に付けられるもので、このアルファ1のテーマは「低アルコール」、サブタイトル(?)は「次章への扉」とのこと、このあたりは裏ラベルにも結構詳しく書いてあります。
 (ついでに、私が書いたギャザリーの風の森についての記事も是非参考にしてください)
 実は今回店頭でこのお酒を見て、風の森マニアの自分がこのアルファ1の家飲み経験がなかったことにふと気づいたんですよね、それがメインの購入理由だったりします。
 外飲みでは下手したら2ケタ回数頼んでいるかも…、スッキリ感が最初の一杯にちょうどいいお酒なんですよ。
 肝心の度数は14度、無濾過生原酒ながら四合瓶で税抜き1050円と激安です(ただ、つい最近ちょっと値上がりしたらしい)。

 最近、風の森はより密封性の高いキャップになりましたね、ここにもこだわりがうかがえます。
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 上立ち香はガスを感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、スッキリながらもしっかりとした旨味が軽やかに入ってきて、ほんのりとした苦味で引き締まりつつ、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいはいつものサイダー的なさわやか甘旨味が主役なのですが濃度は程々で、苦味がよりハッキリとしていることから、全体としては非常にドライな印象がありますね。
 後味はその苦味とガスが引き取って最後まで爽やかにキレます。
 
 低アルの軽さと味わいの存在感を両立しつつ、ガスによって飲みやすさが加速する、超絶高コスパ酒でした。
 私は酒飲みなのであまり「度数が低いから飲みやすい」という感覚は無いのですが、日本酒(特に原酒)を飲みなれていない人にこの数パーセントは大きいでしょうね。
 その価格と味わいの特長から、「日本酒初心者に超オススメ」できるお酒と言えるかと。
 (まあ、私はもうちょっと露骨に甘い方が好みではあるのですが…)
 風の森はアルファシリーズの動向も気になりますね、引き続き追っていきたいと思いました。
 
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名称:風の森 ALPHA TYPE1 28BY
精米歩合:65%
酒米:秋津穂
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,050円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 風の森 純米

2016年11月15日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒

本日の家飲み 風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄の一つですね。

 今回セレクトしたのは、希少米(といいつつもはや各所で見かけますが)「愛山」を、2割だけ削って醸したいわゆる「低精白酒」です。
 低精白酒という言葉には厳密な定義はありませんが、大体精米歩合75から80%以上のものをいうことが多いようですね。
 最近はそういう歩合のお酒でも雑味や重さをあまり感じさせないお酒が増えてきており、一つのトレンドにもなっているように感じます。
 
 風の森は山田錦・雄町の80を前々からレギュラーラインナップに入れているので、この新時代低精白酒のジャンルでは先駆者の一人に含まれると思われます。
 愛山を利用したものについては昨年から出ているようですが、昨年は出荷量が僅少で飲食店向け限定品とされていたことから、風の森マニアとしては歯噛みをしておりました。
 実際外飲みでの印象はとてもよかったので、今年は速攻で確保して家飲みにこぎつけた次第です。

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 上立ち香は甘さとガス混じりのセメダイン香がそこそこに。
 含むと、芯のある甘旨味が強めのガスを伴って、チリチリしながらグワッと入ってきて、時間差で出てくる苦味と拮抗しつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、やはり濃厚なマスカット的甘旨味が主役、裏方には酸味や苦味がからみ合って、確かに愛山らしい複雑な世界を創り出していますね、凄いのはそれを雑味と感じさせないところでしょう。
 後味は酸苦の余韻を残しつつ、自然にキレていきます。

 そんじょそこらの純米大吟醸が裸足で逃げ出す、まとまりのある個性派低精白酒でした。
 いやあこれが8割磨きとはどうしても思えませんね…、ちょっと常識では計り知れない凄みを感じます。
 風の森に関しては実は自分の口に合わないスペックもたまにあるのですが、これは完全に好みのラインでしたね。
 今後の新製品もできるだけ追っていきたいと思います。

 ただ、常温だとやっぱりちょっとうるさく感じるようになるかも、これはしっかり冷やしていただくのがオススメ。

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名称:風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒
精米歩合:80%
酒米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年08月13日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒

本日の家飲み 百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒

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 奈良県葛城市のお酒です。
 ブログでの紹介は三回目。

 今までは雄町の純米吟醸、五百万石の純米と飲んできましたが、次はもう少し上のランクも飲んでみようと思いセレクトしました。
 この百楽門は個人的にはとても好きな銘柄で、ギャザリーのオススメ銘柄記事でも取り上げています、ただまだまだ首都圏で広く知られているとは言えない印象ですね。
 ちなみに蔵元ホームページはなかなか立派なのですが、更新履歴が2013年の開設時のお知らせだけというのは印象が…
 酒蔵にはありがちなことながら、品質は高いのに情報発信の不味さで損していそうな様子をみるとどうにも歯がゆい思いを抱いてしまいます。

 スペック的には雄町の50磨きの生原酒、しかも中取り直汲みという豪華なものです。
 お値段もちょっとだけ高めですが、むしろ良心的な設定といえるでしょう。

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 上立ち香は典型的なフレッシュ青リンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 ふくむと、非常になめらかな舌触りの、しかし濃厚な甘旨味がヌルリと入ってきて、時間差で出てくる苦味で締め付けられつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいも、ある種典型的な、フレッシュなリンゴ的甘味が主役なのですが、とにかく見事に濃厚さと摩擦のない上品さを両立させているのが見事ですね。
 後味は若干の苦味を舌先に残しつつ、自然にキレていきます。

 スペック以上の上品さのある、純米大吟醸らしい直球勝負のフレッシュ甘旨酒でした。
 香り系吟醸酒特有の苦味が結構有るのが玉に瑕ですが、それでもお値段以上のまとまりを感じられましたね。
 百楽門の雄町は自分にとってド鉄板ですね…、今後「辛口」、「裏」などの商品も買ってみようか、検討してみたいと思います。

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名称:百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1.5前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年07月30日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓)

本日の家飲み 金鼓(きんこ) 水もと仕込み 濁酒(だくしゅ) 生(密閉栓)

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 奈良県香芝市(かしばし)のお酒です。
 こちらは、紹介済みの「大倉」「彩葉」を醸す蔵の別銘柄になります。

 「金鼓」は大倉本家の地元銘柄のようですね、関東圏で見かけるのはほぼこの「濁酒」だけかなあと思います。
 このお酒は、製法、数値、飲み心地、そして味わいにいたるまで、特殊なこと尽くしであって、正直ここでは書ききれません…
 差し当たり裏ラベルにはかなり詳細にそのあたりのことが書いてあるので、ご一読をオススメします。
 ちなみに、古典的な日本酒製法である「水もと仕込み」は「菩提もと仕込み」と同じ意味のようですね、全国でも珍しい技術のようですが、同じ奈良県で数蔵採用しているところがありますね(鷹長・百楽門・花巴など)、さすがは日本酒発祥の地。

 ちなみにこちらのお酒、瓶詰後も発酵が進むタイプのようで、通常の密閉栓の他に、瓶内からガスを逃す穴開き栓バージョンもあるようです。
 実は、実際開栓時に中身の4分の1ぐらい吹きこぼしてしまったんですよね…、少しずつ開栓しても全然ガスが止まらないので、少し大目に開けたら一瞬でした。
 今まで開栓注意のお酒は何度も飲んできましたが、盛大にこぼしたのは初めてなのでショックでした…(流しでやったので、福次被害は無し)、やっぱりこういうときはアイスピック必須ですね。

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 写真撮り忘れたのが残念ですが、注ぐと、お米の形が半固形でそのまま残った状態でドロドロと出てくるのが面白いですね。
 しかもシュワシュワ泡も出てくるので、一種異様な雰囲気があります。

 上立ち香はガス混じりのお米の香りがそこそこに。
 含むと、ドロリとした半固体のおかゆのようなものが口に入って、噛みしだくと更に濃厚なお米の旨味が溶け出してきます。
 味わいは、お米らしい甘さと苦味がしっかりと拮抗して、食べるような独特な食感ながらスッキリとした旨味を感じさせてくれます。
 後味は、流石に口中に米粒が残りますが、味自体はガスと苦味でバッチリキレます。

 ドロリとしたオンリーワンの食感がありつつ、味わいとしてのバランスもしっかり取れている、完成されたにごり酒でした。
 何気に凄いのが、お酒を飲んでいる感じが薄く凄い勢いで飲んでしまうことですね、低めとはいえ13度あるので極めて危険なお酒かも。
 これは固定ファンが付きそうなお酒だ…、ちなみに一緒に飲んだ母上は素晴らしく気に入ったらしいです。
 この「濁酒」、好みはともあれ一度は試してみて欲しいお酒だと思いました。

 二日目でガスが抜けると、若干飲みづらくなり、苦味も増してきたような。
 うーむ、これは開栓直後が一番楽しいお酒ですね、穴開き栓だとそれが楽しめないのは痛いなあ。
 でも密封栓だと吹きこぼれが勿体無いという…、うーむアンビバレンツな感じですね、とりあえず次の購入時までにはアイスピックを用意しようと思います。

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名称:金鼓 水もと仕込み 濁酒 生(密閉栓)
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:-50前後
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,388円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年05月02日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

彩葉  純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒

本日の家飲み 彩葉(いろは) 純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒

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 奈良県香芝市(かしばし)のお酒です。
 通常ブランドの「大倉」はブログで紹介済み、他にも美厳という別ブランドもいただいたことがあります。

 こちらは大倉本家の新ブランドです、コンセプトは従来の味わいに「味わいのクリア感、余韻の軽やかさ」を加えたお酒とのこと。
 いわゆる今風のお酒を志向したという感じでしょうか、個人的には好みの方向なので、期待が膨らみますね。
 ラベルのデザインもスッキリした感じで、「大倉」の男らしい筆文字と比較して非常に分かり易いのもグッド。

 スペック的には五百万石を50まで削った無濾過生原酒、若干お高めかな…
 裏ラベルには必要十分な数値情報に加え、ブランド名の由来の記載もあります。

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 上立ち香はほんの少々ガスと酸を感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ独特ながら上品な甘酸旨味が、程々の苦味と一体となりながらバランスを保ちつつ、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいはアミノ酸を感じる直球でフレッシュな旨酸味が魅力、そこに苦味が引き締めるだけでなく奥深さを添えるような感じで絡みつき、個性的な世界を創り出します。
 後味はその酸苦が引取り、力強くキレます。

 大倉らしい奥深い味わいながら、ある程度のキャッチーさも感じるような、フレッシュでキレの良い旨酒でした。
 うーむ、なんというか見事なまでにコンセプト通りですね、ラベルの印象にも合っていると思います。
 正直なところ個人的には大倉の苦味には若干苦手意識があったのですが、この彩葉はそれを見事に初心者向けに整えている印象があります。
 大倉という銘柄の実力を感じさせてくれた1本でした。

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名称:彩葉  純米吟醸 五百万石 無濾過生原酒
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年04月22日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鷹長 純米酒 菩提もと 25BY

本日の家飲み 鷹長 純米酒 菩提もと 25BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 「鷹長(たかちょう)」は当ブログ推奨銘柄筆頭の「風の森」を醸す蔵の、地元銘柄です。

 熟成酒連続紹介のトリは、私が絶大の信用を寄せる油長酒造のお酒としました。
 実はこのお酒は生バージョンを外飲みでいただいたことがあり、その極めて強い甘さが火入れ熟成でどうなるかを確かめるためのセレクトです。
 約2年と前二つに比べて短めな熟成期間ですが、常温棚でそれだけ置いてあれば、十分熟成は進んでいそうに思えますね。
 
 このお酒の特徴である「菩提もと」については、裏ラベルに解説がある他、wikipediaにも記事がありました
 飯米である「ヒノヒカリ」を使っているのも特徴ですね、そして日本酒度-15はかなり極端な数値です、甘さはどんな感じでしょうか。

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 これまた良い色しています。
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 上立ち香は熟感と甘さがネットリと絡みあった感じの香りがそこそこに。
 含むとやはりかなりの熟感のある旨味が強烈にグワッと入ってきますが、甘味と拮抗する感じで、ある種のバランスを保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、熟した旨味を主役としつつ、極めて強い甘味が絡みつくことで一般の熟成酒とはひと味違った、極彩色の味わいの世界を創り出しています。
 後味には不思議なことに、熟成っぽい辛さも出てきて、しっかりとキレます。

 見事に熟成した旨味と、それでも存在感を発揮する甘味がオンリーワンのコラボレーションを発揮する、超個性派酒でした。
 流石にこれだけ元々の甘味が強いと熟成後もしっかり残っていて良いですね、満寿泉が既にやっているような貴醸酒の熟成とかも今後人気出るかも。
 また、味わい的に燗を試さないわけにはイカンだろうと思い、試したらやっぱりいい感じです。
 なんというか更に全体的に濃くなった気がします、口当たりも柔らかですし、これは試す価値ありかと。


 さて今回、信頼できる蔵の火入れ熟成酒を数本飲んで改めて思ったことは、「日本酒の味わいのバリエーションって凄いなあ」ということです。
 正直なところ、私の好みの方向性とは完全にズレるのですが、やはりこういうお酒もたまに飲んでこそ、自分のスタンスを確認できるものだと思います、いつか好みが変化するかもしれませんし。
 今後も、「日本酒とはかくあるべきだ!」みたいなこだわりはあまり持たず、幅広く楽しんでいきたいと思います。
 (もちろん好みはあるので、評価は偏るとは思いますが)

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名称:鷹長 純米酒 菩提もと 25BY
精米歩合:59%
酒米:ヒノヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:-15
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 鷹長 純米

2016年04月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE4

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE4(アルファー タイプ4)

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 奈良県御所市のお酒です。
 新年酒第1弾は、やはり私のお気に入り銘柄筆頭の風の森、その超限定品としました。

 今回いただくのは、風の森のなかでも、蔵元さんが色々と新しい試みを行ったお酒に付けられる「アルファ」シリーズの第4弾です。
 アルファの1~3は「低アル」「高精白」「火入れ」とそれぞれテーマがありました、そして今回の4のテーマは「氷結採り®」。
 「氷結採り®」の詳細は商品同封のメッセージカードや、各酒屋さんの商品解説に記載があります。
 ざっくりいうと、酒製造の「搾り」の工程において、重量比による「酒粕」と「酒」の分離を行うことで、空気や絞り器とお酒が触れることによる劣化を極限まで抑えているようです。
 通常では酵母の働きでタンク内で対流が生じているため、放っておいても完全には分離しないのですが、そこを技術的に解決しているのがポイントみたいですね。
 「笊籬採り」もそうですが、風の森の酒質管理に関する極めて強いこだわりが産みだした技術といえるでしょう、ちなみに特許出願中らしいです。

 他のスペックとしては、以前紹介した「アルファ2」と同じく、秋津穂を22%と削りに削っています。
 お値段はさらに上乗せで四合瓶5000円…、私は通常買わない領域ですね、まさに特別な一品。
 洒落た箱の他、メッセージカードにバッジと、付属品が充実しているのもポイントかな。

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 開栓時は、やはりシャンパンがごとく栓が天井まで飛びました。
 というかガラスにあたったらヘタしたら割れそうな勢いです、ガチで要注意。
 注ぐと、細かな気泡がグラスにつきます、ここらへんは他のスペックと変わりませんね。

 上立ち香はやはりガスメインの甘さ混じりながらスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながら透明感のある甘旨味が、きめ細かいガスと共にジュワジュワと染みこんできます。
 味わいは、いつもの風の森ラインのサイダー的かつバニラ感のある甘旨味が主役で、高精白にありがちな線の細さはなく、兎に角純度と濃度が高い印象。
 後味は裏方に苦味を感じさせつつ、あくまでキレイにキレていきます。

 通常の純米大吟醸とは明らかに趣を異にした、非常に透明感のあるチリチリフレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 いやあ新年に相応しい、硬質な輝きを感じられるようなお酒でしたね、素晴らしいキレです。
 ただ、ガスがやはり強いので、高精白らしい優しさより、パンチの強さが表に出てくる感じもありました。
 これは開栓直後に飲みきってしまうのは勿体無いなあ…、また後日続きを楽しもうかと。

 とりあえず二日目は、ガスが良い感じに抜けて、さらに濃厚さが表に出てきました。
 やっぱり、いつもの風の森らしく置いておくとまた別の魅力が出てくる予感がします。

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名称:風の森 ALPHA TYPE4
精米歩合:22%
酒米:秋津穂
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):5,000円/720ml
お気に入り度:値段がいつもと違い過ぎるので付けません

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2016年01月02日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 純米 山田錦 笊籬採り

本日の家飲み 風の森 純米 山田錦 笊籬採り(いかきとり)

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 奈良県御所市のお酒です。
 家飲み外飲みともに数え切れない回数にのぼる、私のお気に入り筆頭銘柄ですね。

 風の森の笊籬採りについては、今までに露葉風の純米吟醸雄町の純米吟醸雄町の純米キヌヒカリの純米大吟醸と、毎年1~2本ずついただき、全てのスペックにおいて旨さに酔いしれています。
 風の森という銘柄のイメージとしては「フレッシュ&フルーティー」の典型と思われている方が多いと思います、私も「しぼり華」シリーズの新酒開けたてについてはほぼその通りだと思っていて、場合によっては青さや硬さをネガティブに感じることもあります。
 が、笊籬採りについてはそのイメージの2、3歩先を行っているお酒だという認識ですね、「約一年、蔵元で厳格な管理のもと、生熟成」というプロセスを経て、短所が丸くなり長所が濃密になるこの味わい、風の森に上記のイメージのみ持っている方にこそ是非一度経験して欲しいと切に思います。

 今回いただくのは山田錦の精米を80でとどめたバージョン。
 お値段はそこまでお安くもないですが、手間を考えると割高なわけでもないかと。

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 開栓時には、例によって栓が天井まで飛びました、これはもはや儀式ですね。

 上立ち香はやはり引き締まったガスに甘さが混じるサイダーっぽい香りがそこそこに。
 含むと、いつもの笊籬採りらしい、熟感とフレッシュ感を兼ね備えた濃厚な甘旨味が力強く、しかしスムーズに入ってきて、割と強めの苦味で引き締められつつ染みこんできます。
 旨味は熟した果実の甘味がギリギリ主役を演じつつ、キツくないけれど強めのほろ苦さが絡みついて、全体としては引き締まった印象。
 後味は低精白を感じさせない、ほどほどの苦味で引き上げる見事なキレ。

 フレッシュかつ程よく熟した、山田錦らしいふくよかでバランスの良い旨味を、雑味なくストレートに楽しめる美酒でした。
 このまとまりは低精白とはとても思えないですね…、むしろ旨甘味が太い分外飲みした山田錦の純米吟醸よりこちらのほうが好みかも。
 山田錦の低精白ならではの魅力を感じた一本でした。
 風の森の笊籬採りに対する信頼は上がる一方です。

 開栓後、ガスが抜けてくるとチリチリが見事にトロミと化して、また別の顔を見せてくれます。
 個人的には、抜けきる前の、ちょっと落ち着いてきた頃合いが一番好き。

 そして燗を付けると…、うおーっ、甘い!
 びっくりするほど素直に甘酸が前に出てきて、果実感のある味わいとなりました、これまた大好きですね。

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名称:風の森 純米 山田錦 笊籬採り
精米歩合:80%
酒米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,100円/1,800ml
お気に入り度:8.8/9.0

(おまけ)同時に雄町の純米吟醸も購入していたりします。こちらは来年までとっておこうかな…
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2015年11月24日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

本日の家飲み 風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 ギャザリーにも単発記事をまとめている、私の最お気に入り銘柄。

 個人的な印象として、風の森を扱う酒屋さん(特約店)は、どこも個性派というか、知識とこだわりが強いように思えます。
 さらに、面白い傾向として、「熟成・燗に向く銘柄」が充実している点があるのではないかと。
 特に「伊勢元酒店」さんと、「登酒店」さんは分かり易いですね、2店とも扱っている銘柄に奥播磨・克正・小左衛門があり、他にも伊勢元さんは不老泉、登酒店さんは秋鹿・竹鶴などなど、いわゆる「そっち系」銘柄が目白押しです。
 私としてはこの傾向は偶然では無く、皆さんが風の森の「熟成・燗適正」をばっちり把握した上での必然なのだろうと感じています。
 風の森に対して、単に「フレッシュ&フルーティー」という印象だけを持っている方は、一度特約店の店長さんに話を聞いてみると、その分かり易さの裏にある、この銘柄の奥深さを教えてもらえるかもしれません(私がそうでした)。

 さて、今回いただくのはレギュラーシリーズのしぼり華を、なんと蔵内で4年間氷温熟成させたという限定品です。
 パッと見普通っぽいラベルなのですが、裏にしれっと「2010BY」の文字が。
 うのかわ酒店さんのネットショップで見かけて、思わず即決購入してしまいました、お値段も特に高くないのはありがたいところ。

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 上立ち香は甘さとガスとセメダインと少々の熟香が交じり合った複雑なものがそこそこに。
 含むと、極めて濃く複雑な印象の甘旨味がほんの少々のガス感と共に力強く入ってきて、強めのほろ苦さで締め付けられながらじんわりと染みこんできます。
 旨味はいつもの風の森らしい果実の甘味に、クセが抑えられた熟感と苦味を乗せた感じですね、
 後味はその苦味を口にほんのり残しつつ、ゆっくりと引き上げます。

 いつものしぼり華から青臭さが抑えられ、代わりに苦みと熟感で味わいに複雑さが感じられるようになったお酒でした。
 最初は苦味が強めかな…と思ったのですが、飲み進めると普通のキヌヒカリより印象が良くなってきたような…これは奥深い。
 これこそ開栓直後はちょっと固いような…、一升瓶なので変化と燗も楽しみたいと思います。
 風の森の熟成適正に確信を持てるような一本でした。

 燗を付けると、うーんやはりセメダインが強まり、甘さと辛さも負けじと強まりますね。
 逆に開栓後数日間置いておくと、甘さと辛さと苦味が良い感じでまとまります。
 本当はもっと変化を記録するつもりだったのですが、グビグビやってたらいつの間にか無くなってしまいました…

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名称:風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY
精米歩合:45%
酒米:キヌヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年10月17日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:1

猩々 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石

本日の家飲み 猩々(しょうじょう) 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石

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 奈良県吉野町のお酒です。
 ブログ開設前に、一度だけ家飲み経験あり。

 タイトルからちょっとわかりにくいですが、「猩々」が銘柄名で、「後鬼」は各スペックに付いてる愛称なようなものみたいです(他に「前鬼」とか「善童鬼」があって、その上に「小角」があります)。
 猩々の由来については、蔵元ホームページに記載があります、大元は中国の古典に記された想像上の動物で、その後日本では能や謡曲にも登場しているとか。
 「後鬼」については、裏ラベルに解説があります、まあ役小角の使い魔的存在ですね(メガテンファンなら真Ⅰを思い出すことでしょう)。
 このあたりのネーミング、やはり「奈良らしさ」を感じてしまいます、個人的には大好き。

 スペック的には五百万石50削りの無濾過生原酒、お値段はちょっとお高めかな…。
 なぜか肩ラベルに「無濾過生原酒」、封するラベルに「無濾過無加水」と、やけに強調していますね(というか被っている気が…)。

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 上立ち香は甘く濃厚な吟醸香が強めに。
 含むと、濃厚な果実系の甘旨味が力強く入ってきて、徐々に出てくる苦味に引き締められつつ広がっていきます。
 旨味は、純米大吟醸無濾過生原酒として典型的な感じのメロンっぽい甘味が主役、しかし苦味も典型的な印象で結構強めですね。
 後味はその苦味を少々残して引き上げていきます。

 純米大吟醸ながら骨太な甘旨味をストレートに味わえる、奈良酒らしい重量級甘旨酒でした。
 逆に言うと、精米歩合の割には少々うるさい気も…、もう一歩洗練されると化けそうな感触。
 私はこれ系のお酒が好きなだけに大量に飲んでいるので、どうしても相対的に浮くものを求めてしまいますね。
 猩々、今後の一層の向上に期待したいと思います。

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名称:猩々 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:北村酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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2015年10月10日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:3

百楽門 純米生原酒 五百万石

本日の家飲み 百楽門 純米生原酒 五百万石

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 奈良県葛城市のお酒です。
 ブログでは二回目の紹介となりますね。

 つい最近いただいた雄町の純米吟醸があまりに旨かったため、間髪を入れずに購入してしまいました。
 スペック的には少し変えて未経験の五百万石を選んだつもりだったのですが、当ブログを確認したところ、同スペックを外飲み済みでした(しかもかなり気に入っていた)。
 いやあ、銘柄はともかくスペックともなると覚えてないもんですね…、こういうときブログやっていると、備忘録として非常に役立ちます。

 スペックとしては割とスタンダードな感じ、裏ラベルに無濾過である旨しれっと書いてあるので、いわゆる「ムロナマゲン」です。
 その割にお値段は割とお手頃ですね、個人的にはこの価格帯で好みのお酒に出会うと、その蔵元への信頼が激増します。


 上立ち香は爽やかな印象の、セメダイン混じりの果実香がそこそこに。
 含むと、バランスの良い印象のフルーティーな旨味が自然に入ってきて、そのバランスと濃厚さを保ったまま、ゆっくりと染みこんできます。
 旨味はマスカットorメロン系の、まさに濃厚フルーツな感じの甘味が主役、かつとても洗練されていて飲み疲れない印象の完成度の高さを感じます。
 後味は見事なまでに自然にキレます。

 極めて濃厚芳醇な甘味を、恐らく裏方に回った苦酸が見事に整えている、まとまりのある良コスパ酒でした。
 今まで奈良酒を色々飲んだ限りでは芳醇な旨味は共通していて、そこから全国区に雄飛するには、もうほんの少しの「洗練された魅力」が必要なんだろうなあと感じました(風の森、篠峯とか)。
 百楽門にはその魅力が確実にあると、私は思います、純米クラスでもそれは変わりませんでした。

 温度が上がると全体的に味わいが増しますが、綺麗さは交代するかな…
 個人的には、このお酒はしっかり冷やしたほうが真価を楽しめるように思えます。

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名称:百楽門 純米生原酒 五百万石
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+4
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,262円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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タグ: 百楽門 純米

2015年09月21日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

神韻 純米酒 無濾過生原酒50

本日の家飲み 神韻(しんいん) 純米酒 無濾過生原酒50

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 奈良県天理市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 「神韻」とは聞きなれない、なんとも厳かな感じの言葉のように思えます、なんとなく奈良らしいというか。
 意味は裏ラベルに記載してあり、「何ともいいようがない、すぐれたおもむき。」とのこと。
 ラベルの書体(?)もそれっぽいですね~、浅学菲才の自分には詳しいことはわかりませんが、どこかでみたような気も…

 スペック的には美山錦の50磨きということで、堂々たる純米大吟醸スペックかと思われます。
 しかし、あまり特定名称は大きく名乗らず、裏ラベルに「純米酒」と書いてあるのみ。
 うーむ、色々な部分になんというかこだわりのようなものを感じるお酒です。

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 上立ち香はセメダインと甘い感じが交じり合う果実香がそこそこに。
 含むと、とろとろの甘味がジュワッと入ってきて、時間差で出てくる苦味に強烈に締めあげられながら力強く染みこんできます。
 旨味は、印象としてはメロンっぽい、甘酸渋苦がそれぞれせめぎ合いつつ青さもある、無濾過生原酒らしい味わいたっぷりのもの。
 後味は苦味を余韻に残しつつ、しっかり引き上げます。

 ギリギリ雑味にならない程度のにぎやかな味わいを楽しめる、豪速球の無濾過生原酒でした。
 奈良酒らしさを感じつつ、あともう一つ武器になる魅力が欲しい気もしますね。
 それにしてもこれが日本酒度+9って意外だなあ…、やっぱ日本酒度って本当にあてにならないですね。
 神韻、今後を注視していきたいと思います。

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名称:神韻 純米酒 無濾過生原酒50
精米歩合:50%
使用米:美山錦
アルコール度:18~19%
日本酒度:+9
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 神韻 純米

2015年09月19日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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