豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

本日の家飲み 豊香(ほうか) 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

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 長野県岡谷市のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、家飲みは確か初めてですね。

 このお酒も前回さんざんディスった(笑)辛口標記のお酒ですね。
 ちなみにこれについても、「本当に辛口なんでしょうか」と聞いたところ、店長さん曰く「いわゆる辛口酒って感じではないと思う。おそらく日本酒度が高めなのでそういう表記にしているのではないか(要約)」とのこと。
 うーむ、蔵元の意図はともかく、世の一般ピープルの認識っていまだに「辛口≒淡麗辛口」だと思うんですよね、そういう相手に「日本酒度が高め」なお酒を安易に「辛口酒」と表して売ることは果たして適切なのかな…
 まあ「とりあえず辛口」派がまだまだ支配的である現状、売り文句としては間違っていないとも思うのですが、どこか釈然としないものがあります。
 (逆に「甘口」って明記して売り出しているお酒には、蔵元のある種の「覚悟」を感じるんですよね。)

 といいつつ、実はこのお酒については裏ラベルに「スピード感のある味わいとキレ」というワードの記載があるので、割と意図することは伝わるような気もします。
 アルコール度数15度と低め(多分加水あり)なことと合わせると、スッキリキリリ系の辛口酒であることを想像しますが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、軽やかながら存在感のある甘旨味が勢い良く入ってきて、しっかりとした酸と裏方の苦味で見事に引き締められつつ、最後までキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青リンゴ的なフレッシュフルーティーな甘旨味が芯にあり、それに強めの酸が伴うことで、濃厚さと軽さを見事に両立させていますね、そしてありがちな苦味や渋味は完全に裏に回っているのが素晴らしい。
 後味は酸が必要限度に引き取って、結構優しく引き上げてくれます。

 どんどんイケてしまいそうな良い意味の軽さと長野酒らしい優しい甘味を兼ね備えた、コンセプトのハッキリしたお酒でした。
 個人的には「スッキリキリリ感」よりも「優しい甘味」に惹かれるものがあるので「辛口」と標記することには賛同しかねますが、このお酒なら確かに「ああ辛口だね」と言う飲み手は多いのかもしれません。
 でも、同蔵のスペックの中、あるいは長野酒の中では比較的辛口だとしても、全国区で売るときにあえて辛口表記にする必要はあるのかなあ…(しつこい)
 ともかく、豊香の味わい自体は私の好むところであること自体ははっきりしました、他のスペックも是非いただいてみたいと思います。

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名称:豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社カネタ玉田酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 豊香 特別純米

2017年05月19日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

本日の家飲み 黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

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 長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 私は長野酒が非常に好きで、家飲みに加え大長野酒祭りに毎年参加していることで、相当数を飲んでいるという自負があります。(ブログ掲載数も都道府県別で最多)
 今回は店頭での衝動買いセレクトです、最近飲んだ澤の花同様長野の未家飲み銘柄の純米生には飛びつく勢い。
 黒澤も外のどこかでは飲んでいたような気がしたのですが、過去のラベル写真を確認すると見当たりませんでした…、流石にこれだけ数が増えてくると記憶もあやふやになってきますね。
 そもそも長野は日本で二番目に酒蔵が多い県(参考リンク:KURANDの記事)ということもあり、これだけ飲んでも半分もカバーできていないという事実に若干打ちのめされるところがあります。

 スペックとしては、「生もと」「直汲」「生原酒」ということろがやぱりポイントかと。
 また、「Type-7」とは協会701酵母使用ということを示しているようです、これは風の森なども使っている7号酵母の「泡なし版」になりますね。
 まあ興味があればWikipediaの「協会系酵母」の項のご参照を…

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 上立ち香はフレッシュな酸を伴う果実の香りがほどほどに。
 含むと、芯のある甘酸が力強くググっと入ってきて、独特の渋味により複雑さと個性を纏わせながら、最後まで濃度を保ちつつゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、甘味控えめで酸味優勢なオレンジ(?)的柑橘系果実の旨味が主役を演じつつ、木香を彷彿とさせる渋味と乳酸の面影が裏方にあって、フレッシュながら非常に複雑な印象を受けますね。
 後味は、酸と少々の渋味で力強くキレます。

 濃厚かつ複雑かつ奥深い、酸の効いた個性派生もと酒でした。
 このお酒だけを飲んでいると余り感じなかったのですが、他のお酒と飲み比べると、そっちが断然薄く感じるんですよね、それだけ存在感があるわけですが、くどくは全くないあたり酸味の重要性がわかります。
 私はもう少し甘旨味が分かりやすい方が好みなのですが、十分完成度が高く、魅力のあるお酒だと思います。
 黒澤、次はまた他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 燗を付けると、やっぱり良いですね、素直に甘味が増してより私好みになりました。
 最近のお酒に関しては、生もと山廃系なら生酒だろうが吟醸だろうが一度は燗を試してみるべきだなと改めて感じました。

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紹介1:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-797.html

紹介2:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1690.html

名称:黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ。

 こちらのお酒は、前回紹介したものと全く同じスペックで、蔵元でさらに半年の熟成期間を経て出荷されたものになります。
 裏ラベルには製造年月と蔵出年月が明記されているため、比較してもらうと一目瞭然です、やはりこの表記はわかりやすい!
 前回も「うえも商店」さんで購入したのですが、今回のお酒は店長さん曰く「150点評価の酒」、ということでしたので、居ても立っても居られずに購入に走った次第です。

 当ブログの読者様なら自明のことかと思われますが、私が同スペックのお酒を一年に二本飲むというのは異常事態です。
 井の頭については、組合直営の「信州おさけ村」以外では、現状都内では「うえも商店」さん、「大阪屋酒店」さんが特約店だったかと思いますが、私からしたらまだまだ「もっと評価されるべき」銘柄という認識があります。
 いやあ東京の地酒屋さんにはもうちょっとしっかりアンテナを立ててほしいところですね(超上から目線)。

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 注ぐと、程よく色づいている印象。

 上立ち香は、熟感はあるものの、甘さも感じる完熟果実的な香りがそこそこに。
 含むと、角が全くない濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、最後までその甘さを保ったままにじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりリンゴか梨を煮詰めたような完熟果実の甘味が厳然たる主役を演じます、酸は控えめで苦渋も丸い感じと、兎にも角にも素直に甘旨を楽しませてくれますが、ダレは感じませんでした。
 後味は本当に最小限の苦味の影を想起させつつ、自然に引き上げていきます。

 これぞ生熟の真骨頂!といった感じの、元々の芳醇な旨味に、丸みと味乗りがしっかり素直に魅力を上乗せした、極めて旨いお酒でした。
 前回と比べると単純に角が取れた感じですね…、前回の時点で相当旨かったので、今回はそれ以上の評価になります。
 これは店長さんの評価にも納得です、そもそもこういう素直に落ち着いた生熟酒って意外と貴重なんですよね、その上でこの完成度ならそりゃ惚れ込みますよ。
 井の頭、今後もがっつり注目していきたいと思いました。

 開栓後は若干苦味が出てきたかなとも思ったのですが、燗をつけるとあら不思議、旨味が濃くなって苦味が打ち消される感じ。
 これはばっちりな燗上がりですね、やはりしっかり造った生熟酒を燗すると独特の魅力を感じられると思います。
 まだまだ根付いているように思われる「生酒は燗に向いてない」みたいな固定観念は、早めにアップデートして欲しいところです。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1576.html

名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.8/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2017年03月26日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて

本日の家飲み 信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて

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 長野県駒ケ根市のお酒です。
 外では何度も頂いており、家飲み経験もありますが、ブログでの登場は初めて。

 最近紹介した澤の花同様、信濃鶴は大長野酒まつりで毎年のようにいただいており、しかも毎回好印象を受けている銘柄です。
 私は最近つい未飲銘柄に気を取られて自分の信頼する銘柄を後回しにしてしまう傾向があるのですが、このお酒はまさにその犠牲者(笑)ですね、特約店が近所に無いことも手伝って数年離れてしまいました…
 飲んだら自分好みであることがほぼ確実というのはスリルが無いといいますか、若干マニア的にこじらせた感じの理由もあるんですよね、何とも面倒くさい話です。

 さて、今回いただくのは純米のしぼりたてですが、精米歩合は60と結構削っています。
 お米はラベルには記載無いですが、ググったところどうやら美山錦のようです。


 上立ち香は濃厚フレッシュな果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスの良い甘旨酸味が力強く入ってきて、オリの柔らかな苦味で程よく引き締められながら、ゆっくりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な酸味のきいた芳醇な甘味が主役、裏には木と麹を感じる複雑な苦味があり、全体として力強くバランスが取れた、完成度の高い旨味の世界を感じます。
 後味は酸苦で、しっかりとキレます。

 甘さ、フレッシュさ、柔らかさ、濃厚さ、複雑さを兼ね備えた、長野酒の良いところ(私が思うところの)を凝縮したようなお酒でした。
 いやあつい「うん!これこれ!」と頷いてしまうぐらいに期待通りでしたね、まさに私のストライクゾーンです。
 家飲みを後回しにしてしまっていたのを若干後悔してしまうぐらいに、私の本来の好みの味わいをじっくり楽しめましたね。
 信濃鶴、今後も外したくない時にセレクトしたいと、信頼を強めた今日この頃でした。

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名称:信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒造株式会社長生社
購入価格(税抜):1,436円/720ml
購入した酒屋さん:うえも酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年03月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル

本日の家飲み 澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル

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 長野県佐久市のお酒です。
 家飲みは初めてでブログでも初登場ですが、外では何度かいただいています。

 澤の花については、イベント「大長野酒祭り」などで今までも結構色々なスペックをいただいています。
 有名なのは「Beau Michelle(ボー・ミッシェル)」でしょうね、松尾大社で行われるイベント「酒-1グランプリ」において、2015年の総合優勝を飾った、デザイン・味わいともに非常に今風かつ個性的なお酒です。(なんかTVにも出てたとか…)

 今回いただくお酒もデザイン的にはまあ個性的ですね…、造り手である伴野貴之氏の顔がプリントされております。
 かの「山本」の裏ラベルには造り手のシルエットが印刷されていましたが、こちらは単色とはいえ表情もはっきりわかる感じのプリント。
 センスについてはコメントを差し控えますが(笑)、インパクトは絶大かと思います。

 スペック的にはひとごこち60磨きの新酒無濾過生原酒、酵母も9号系ということで、割とスタンダードなものですね。
 製造年月と蔵出年月を併記しているところは個人的には◎。 

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 上立ち香はバニラとリンゴを感じるフレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、良くも悪くも新酒らしい力強く荒々しい甘旨味がグワッと入ってきて、青い苦味で輪郭を維持しつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは極めて長野っぽいリンゴ的な甘旨味が主役で酸もありますね、苦味も結構強いのですが、旨味の存在感ときっちり拮抗している印象です。
 後味はほんのりと苦酸を残しつつ、しっかりとキレます。

 ザ・長野酒!といった趣の、フレッシュリンゴの甘旨酸味をストレートに楽しめる、芳醇旨酒でした。
 いやあこれは私の好みのラインですね、このお酒はこの方向性を進んで欲しいところ。
 後はもうちっと苦味が引っ込んで、洗練された味わいになれば、こっち系のお酒の超激戦区である長野でも浮き上がることができそうに感じました。
 澤の花、今後注目度を上げていきたいと思います。

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名称:澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル
精米歩合:60%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:伴野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 澤の花 純米

2017年03月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒

本日の家飲み 翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 この「翠露」は特約店限定ブランドで、蔵元の通常銘柄は「信州舞姫」になります、その舞姫ブランドを巡るゴタゴタについては前回書きました
 そもそもその発端である商標更新漏れも、経営不振による組織整理中であったことが関係しているようですね、現在はどうやらそのあたりはひと段落しているようです。
 最近は「松の寿」の蔵元に関しても清算絡みのニュースがあって(しかも自分が記事更新した直後)大変ビビりましたが、こちらも良く見ると舞姫同様ばっちり事業譲渡はなされていて、安心したということがありました。
 色々とあったとはいえ、経営不振を乗り越えて銘柄が生き続けていってくれるのは一マニアとして嬉しいところです。
 (逆に銘柄・会社が存続していても、買う気が失せるようなげんなりする話が聞こえてくるところもありますが…、タ○ドラとか、き○てきとか、ろ○こんとか。やはり大事なのは「人」だということなんでしょうね)

 話がそれました…、今回いただくのは美山錦49磨きといういかにも長野スペックな純米大吟醸です。
 しかも「中汲み生酒」という贅沢品でありながら、お値段は一升3000円とお買い得。
 ただ、原酒表記がなくアルコール度数16度なので、加水はしているものと思われます。

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 上立ち香は程よく熟した感じの果実香が意外にもかなり控えめに。
 含むと、透明感のあるフルーティーな旨味がスルリと入ってきて、裏側にほんのりとした苦辛さを感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、割りとスタンダードな青リンゴ系の旨酸味が主役で、香りは抑えめで兎にも角にもクリスタルな透明感のある旨味をじっくりと楽しめます。
 後味は酸味メインでスーッとキレます。

 純米大吟醸らしい透明感と上品さがありつつ、ありがちなキツさをしっかりと抑えた圧巻の高コスパ酒でした。
 ただ、個人的には加水っぽさを感じてしまうところが若干残念ではあります、もうちょっと高くても良いから原酒を飲みたかった。
 でも、これで16度っていうのも凄いなあ、まさに「水のように」飲めてしまうお酒なんですよね、それが狙いで、そのための最小限の加水と解釈すると納得感があるかも…
 翠露および信州舞姫、今後も注目していきたいと思いました。

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名称:翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒
精米歩合:49%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社舞姫
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:鈴傳(四ツ谷)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年12月07日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

瀧澤 純米吟醸

本日の家飲み 瀧澤 純米吟醸

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 長野県上田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、確か初めていただきます。
 ましだやさん購入酒6本目。

 私は「どの県のお酒が一番好き?」と聞かれたとしたら「長野県」と答えることにしています(次に奈良県)。
 昨今の日本酒業界では杜氏制が後退し、地域別の味わいの特徴は薄れてきている傾向にあると思います。
 が、それでもやはり食文化等に根差した特徴はある程度は残っており、中でも長野はそれが強い印象ですね。
 具体的に言うと「芳醇」(あと若干甘口)ということでしょう、ある意味「淡麗辛口」にはっきりと向こうを張る地域として、最有力候補なのではないでしょうか。
 そしてその特徴は、私のストライクゾーンどんぴしゃなんですよね…、当ブログでも現在最多登場県になっています(しかも特定銘柄に偏っていない)。

 たびたび「信州おさけ村」さんからも買っていることもあって、かなり色々な長野酒を飲んだ自負があったのですが、この「瀧澤」は初見だったので、即決で発注しました。
 スペック的には一般的な純米吟醸火入れ(多分加水あり)ですが、ラベルはブラック地にゴールド文字と結構攻めたデザインという印象。

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 上立ち香は落ち着いた果実香がほんの少々。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、これまた強めの苦辛さで輪郭を保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、実に長野酒らしい完熟リンゴ的芳醇甘旨味が主役ながら、苦辛が尻上がりにどんどん強くなるため、全体としては芳醇辛口といった印象が残ります。
 後味はピリピリした辛さを口中に残しつつ、ガッツリとキレます。

 最初から最後までしっかりとした味わいながら、甘旨と苦辛が拮抗するバランスで、ダレ感を見事に抑えた芳醇酒でした。
 (多分加水)火入れでこの存在感、やっぱり長野イズムを感じるお酒ですね。
 しかし「鋭敏な切れ味、後味スッキリ」ということには同感ですが、これを「淡麗」と蔵元自ら表現してしまうことには違和感バリバリですねえ…、本当日本酒業界はその呪縛からさっさと逃れるべきだと私は思います。
 (ホームページの「芳醇な旨みを感じるも、キレの良さで綺麗なまとまりを見せるお酒」という表現の方が個人的にしっくりきます)
 ともかく、滝澤はまた他のスペックも飲んでみたいと思いました。

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名称:瀧澤 純米吟醸
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,425円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 瀧澤 純米吟醸

2016年11月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄の一つですね。

 うえも商店さんでのまとめ買いシリーズのトリを飾るのは、私が数年前から推している「井の頭」の限定品です。
 去年信州おさけ村さんで購入したものと恐らく同スペックですね、そもそも今回うえも商店さんにお邪魔した切っ掛けは、ブログに載せられていたこのお酒の入荷情報だったりします。

 ちなみに、井の頭は今年の「大長野酒祭り」でもいただいたのですが、その蔵元ブースには、千駄木の某有名居酒屋のスタッフがお手伝いに来ていました。
 私はその話を聞いて「いやあわかる人はやっぱりわかるんだよなあ…」と一人したり顔で頷いてしまいましたね、本当最前線で通用するお酒ですよ井の頭は。

 スペック的には美山錦を55%まで削った純米吟醸、大体昨年と同じですね。
 何と言っても「袋取りしずく」というところが、マニアごころをくすぐります。

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 上立ち香はスッキリフレッシュな吟醸香がそこそこに。
 含むと、フレッシュというより奥深さを感じる旨味がゆっくりと入ってきて、若干の苦味で最後までバランスを保ちつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは、若干レーズン感のある熟した果実の旨味が主役、甘味は柔らかいほろ苦さと辛味と拮抗する感じで、雑味が皆無で透明感を感じさせてくれます。
 後味はほんのりとした辛さを残しつつ、自然にしっかりキレます。

 奥深く個性的な甘旨味と、しっかりしたバランスが特長の、お値段以上の芳醇旨酒でした。
 毎回書いている気がしますが、このお酒にはブレない「らしさ」を感じます。
 スペックがスペックだけにかなりハードルを上げてしまっていたのですが、しっかり期待に応えてくれましたね。
 井の頭、今後も追い続けて行きたい銘柄です。

 そして、こういうフレッシュなお酒には珍しく、開栓後もへこたれませんね~
 若干辛さが上がる感じかな、これは居酒屋でも真価を発揮できるお酒かと。
 もし居酒屋さんの店長がこの記事を見ていたら、是非ラインナップへの追加をご検討ください(笑)

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名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無濾過生しずく 27BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年09月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒

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 長野県上田市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは意外と初めてだったような。

 こちらのお酒はもともと単に「亀齢」だったのが、広島に全く同名の銘柄があることから、区別のためについ最近「信州亀齢」を名乗るようになったようです。
 マニア間では結構有名な話ですね、以前書いた「信州舞姫」のことを若干想起しますが、こちらは特に揉めたわけではなく単に混同を避けるためっぽいです。
 蔵元ホームページによると、2015年関東甲信越国税局酒類鑑評会で、吟醸部門最優秀賞、純米部門優秀賞という素晴らしい成績を残してるとのこと。
 う~む、超激戦区でこの結果は本当に凄いと思います。

 スペック的には美山錦を59%まで磨くという実に長野らしいもの。
 無濾過生原酒でアルコール度16度は結構低めですね。

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 上立ち香は少々青さが混じる、濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚芳醇な甘旨味が塊で入ってきて、そこに強めのほろ苦さがグググッと絡みついて、独特の引き締まりを見せます。
 味わいは強烈なほどに高濃度の、トロリとした甘旨味が主役なのですが、最初から最後まで強めの苦味が寄り添うことで、危うくも魅力的なバランスを保っています。
 後味は苦味を口中全体にふりまきながらぎっちりとキレます。

 いやあこれぞ私の好きな長野酒ですね、豊かな甘味にただただ癒されます。
 ただこちらについては、余り他の銘柄を出すのも何なのですが、濃厚さとトロミが「たかちよ」を想起させました、違いはこちらの方が苦味が強いことかな。
 信州亀齢、今後また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:59%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,519円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米吟醸

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄の一つ。

 この「井の頭」は、私が大長野酒まつりでの試飲で惚れ込んだ銘柄であり、寿喜心と共に「もっと評価されるべき銘柄」の筆頭と考えている銘柄です。
 ブログ以外でも居酒屋さんをはじめいろいろなところで旨い旨い騒いでいたのですが、実際に飲んだ方の評判もやはり良いようですよ。
 東京でも、新橋の「信州おさけ村」さんの他、吉祥寺の「大阪屋酒店」、練馬区春日町の「うえも商店」という厳選銘柄を扱う地酒屋さんが取扱いを始めており、私としては嬉しい限り。
 実際数十銘柄試飲して「これだ!」と思うって相当ですからね…、そういう銘柄が評価されてくるのはちょっと誇らしい気分です。

 今回いただくのは以前にもいただいたことがある純米吟醸スペック。
 普通に常温棚に置いてある、私が滅多に買わない要冷蔵でないお酒です。
 実は今回花見会場に持ち込んで文字通りの「外飲み」を行ったものであるため、写真が見にくいことをご了承ください(タイムラグがバレますね…)。


 上立ち香は杏とかそういう感じの落ち着いた果実香がそこそこに。
 含むと、かなりの熟感をまとった、しかし甘味をしっかりと残した旨味が自然に入ってきて、最後まで落ち着きを保ちつつゆーっくりと染み入ってきます。
 味わいは火入れらしくガスや酸が抑えられた砂糖水的とも言える甘味が主役なのですが、そこに熟感が絡みつくことでやはりレーズン的な趣も感じますね、ただ臭さやクセは皆無。
 後味は少々のほろ苦さを口中に残す形でキレます。

 落ち着きと熟感のある、しっかりとした旨味をじっくりと楽しめるお酒でした。
 常温棚の火入れ酒をこれだけ素直に楽しめるのって、私にとっては奇跡的なんですよね…。
 これはやはり古臭い火入れ香がなく、しっかりと甘旨味が残っていることが原因なのでしょう。
 井の頭、引き続き注目していきたいと思います。

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名称:井の頭 純米吟醸
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):約1,500円(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年06月30日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

翠露 純米吟醸 にごり生酒 美山錦

本日の家飲み 翠露(すいろ) 純米吟醸 にごり生酒 美山錦

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 長野県諏訪市のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、家飲みおよびブログでの紹介は初めて。

 こちらは、通常銘柄「信州舞姫」を醸す蔵の特約店限定銘柄です。
 もともと「舞姫」という銘柄は、長野を中心にかなり知られていたのですが蔵の経営は厳しく、事業譲渡を含む再編のドタバタの際に商標の更新が漏れてしまい、福岡の酒造に商標「舞姫」を取られてしまったとか。
 うーむ、主力商品の商標更新漏れはまずいのですが、そこで同業者がすかさず申請出しちゃうというのもちょっとエグいですね…
 じっさいかなり揉めたらしく、特許庁の審決内容を見ると、不謹慎ながら結構面白いですね。(周知性の証拠としてwikipediaの記載内容が提出されているところとか)

 完全に話がズレました。
 今回頂くのは長野スペックのにごり生です、濃度はかなり濃いめですね。


 上立ち香はスッキリとしたお米っぽい香りがかすかに。
 含むと、苦酸ががっつり絡みついた印象の旨味が、にごりのとろみを伴いつつも最後までキリリとした感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、控えめな甘味にたいして苦味優勢ながら、お米の旨味もかなり濃厚に感じられるもので、セメダイン感がかなり強い印象です。
 後味はにごりの粉っぽさを余り感じさせず、苦味でキリリと引き上げます。

 濃厚な旨味と後味のキレを、キツくない苦酸味がしっかりと両立させる、個性派にごり酒でした。
 にごりのお酒は、甘味しっかり系とスッキリキレる系に、割とはっきり分かれる気がするのですが、このお酒は完全に後者でしょう。
 ただ個人的には、翠露(および長野酒全般)には結構甘味がある印象だったので、これは結構意外でした。
 翠露、次はレギュラースペックをいただいてみたいと思います。

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名称:翠露(すいろ) 純米吟醸 にごり生酒 美山錦
精米歩合:59%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社舞姫
購入価格(税抜):1300円(会員ならここからさらに5%引き)/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年05月24日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと

本日の家飲み ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと
          (Sogga pere et fils 「NUMERO SIX」)

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目で、ちょくちょくいただいている感じですね。

 信州小布施のワイナリーが醸す異色の日本酒であることで有名なソガペールエフィスですが、マニア的には様々な酵母を使っていることでも知られていると感じています。
 当ブログで1回目に紹介したものは9号酵母の「ヌフ」2回目はレア中のレアものである1号酵母の「アン」、そして今回は6号酵母で醸されたお酒です。
 6号酵母は今をときめく「新政」蔵で分離された酵母で、実質的に現在現役の協会酵母の中で、最も古い種類となっています。
 Wikipediaによると分離は昭和5年とのこと、うーむ私の2.5倍以上の時を経て酒造りの最前線で生き残っているんですね…、畏敬の念すら覚えてしまいます。

 さて、裏ラベルには相変わらずびっしりとお酒の情報があります、酒造りへのこだわりとか「エロティック」の命名理由とか面白いことも書いてありますのでご一読をオススメします(下の写真をクリック後、拡大すれば読めるはず)。
 スペックはいかにも長野っぽい美山錦の59%磨き、相変わらずワイン瓶に王冠栓という出で立ちです。


 上立ち香は酸の効いたフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと酸の立つ、がっつりと密度の高い旨味がググっと入ってきて、最後までぎっちりと引き締まったままじわじわと染みこんできます。
 味わいは、若干アミノ酸を感じる甘み控えめながら芯の太い旨味を乳酸系の酸が引き締める、フレッシュさと落ち着きを同居させたようなもの。
 後味はやはり酸味で力強くキレます。

 濃厚で落ち着いた旨味を力強い酸がしっかりとまとめあげる、今風な柄個性派の芳醇旨酸酒でした。
 正直先入観はあると思うのですが、6号生もとということで、やっぱり新政に似ている味わいという気がしますね(というか最近の新政がこちらに近づいたのでしょう)。
 割と誰が飲んでも美味しいタイプのお酒で、かつハマる人にはとてもハマりそうな印象。
 ソガペールエフィス、今後も末永く出荷を続けて欲しいです。

 開栓後は2日目の方がまとまっていて断然良いですね。
 これは熟成も効くんじゃないかなあ…、であれば、やっぱり栓はどうにかならないものか。

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名称:ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと
精米歩合:59%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:小布施酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年05月22日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒

本日の家飲み 真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に経験ありですが、ブログでの紹介は初めてでした。

 真澄というと、個人的には押しも押されもせぬ地酒業界の雄という印象があります。
 いわゆる「ナショナルブランド」に次ぐ規模がありながら、「大長野酒祭り」みたいなイベントにも顔を出すフットワークの軽さがあり、「7号酵母発祥」という歴史を持ちながら、海外輸出にも積極的という、なんというか隙のない経営体制に見えるんですよね。
 ホームページもなかなか充実していますが、ちょくちょく「(文 宮坂直孝)」という記事があるのが素敵です、この規模で社長直筆というのは凄いと思いますね、やっぱりトップが自らメッセージを発信できるって大事。

 今回いただくのは、昨年までは「あらばしり」と銘打たれていた新酒限定品が、今期名前を変えて登場したものです。
 裏ラベルにも結構詳細なスペック記載がありますが、ホームページの商品紹介はさらに詳細
 面白いのは「昨年までの「純米吟醸あらばしり」よりおいしくなると思います。(2016年1月)」と素直に書いちゃってるところですね、酒質向上に力をいれているという自信の表れでしょうか。
 単なる王冠栓でなく、プラスチックの器具でがっちり密閉されているところにも、こだわりを感じる気がします。

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 上立ち香は甘さが伴った果実とお米の中間の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらバランスの取れた印象の甘旨味が自然に入ってきて、程良いおりの苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、長野酒のど真ん中をいくような、クセがなくみずみずしいリンゴ系果実の甘旨味が主役、ただ、甘さ自体が立つというよりは、酸苦もしっかりあって、全体としては完全にバランスの取れた印象。
 後味は最後までバランスを保って、自然にキレます。

 甘さの魅力を十分に感じさせつつ、とにかく全体のバランスが素晴らしい、王道芳醇フレッシュ酒でした。
 なんというか、露骨に個性を出さずして、これが真澄だ!というような自信を感じさせるような味わいでしたね。
 常温棚の真澄しか知らない方にこそ、ぜひ飲んでみて欲しい一本でした。

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名称:真澄 純米吟醸 うすにごり 搾りたて生原酒
精米歩合:55%
酒米: 麹米:ひとごこち 掛米:美山錦
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 真澄 純米吟醸

2016年04月28日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

川中島幻舞 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒

本日の家飲み 川中島幻舞 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒

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 長野県長野市のお酒です。
 自分にとってはもはや定番銘柄ですね、ブログでの紹介は4回目。

 私はこのようなブログをやっていることもあり、セレクトは未飲銘柄を優先する傾向にあります、また、昔いただいて好みではなかったお酒について「今ならどうだろう」と選ぶことも結構あります。
 が、この幻舞のように明らかに自分好みの銘柄については、「どうせ旨いに決まってる」という意味不明な理由から、セレクト対象から外すこともしばしば。
 ただそんな状況でも、限定品にはつい飛びついてしまうのがマニアのサガ、特にラベルが分かり易いとつい衝動買いしてしまいますね。

 というわけで、「i」の英字がデザインされた、洒落たラベルのこの1本を今回いただきます。
 この「i」は愛山のアイですね、高級酒米である愛山を、55%まで磨いた無濾過生原酒。
 四合で1800円と少々お高めではありますが、スペック的には全然割高ではないでしょう。


 上立ち香は濃厚ながらバランスの良い果実香が気持ち強めに。
 含むと、芳醇かつ透明感のある甘旨味が素直に入り込んできて、そこから甘味がそのままダレずに溶け出してきます。
 旨味は高濃度の甘味に上品な酸が寄り添う高級果実の味わいという感じで、雑味になるような苦味、渋味は皆無、兎に角純粋に甘味の魅力を楽しめます。
 後味はそのまま自然にデクレッシェンド的に消えていきます。

 個性と完成度を兼ね備えた、愛山らしさをストレートに感じられる旨酒でした。
 いやあやっぱり幻舞は外さないですね…、自分好みの銘酒ひしめく長野酒の中でも、一歩抜きん出ている印象です。
 愛山酒には確固とした魅力がありますし、今後もう少しお安くなってくれると嬉しいなあ…
 そして、川中島幻舞は今後も、自分にとって絶対外さないお酒として頼りにしようと思います。

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名称:川中島幻舞 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社酒千蔵野
購入価格(税抜):1,800円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2016年01月27日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千曲錦 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き

本日の家飲み 千曲錦(ちくまにしき) 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き

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 長野県佐久市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは昔あったかも…。

 このお酒、「信州おさけ村」さんの冷蔵庫に並んでいるのをみて、衝動買いしました。
 セレクトの理由は、ズバリ「値段」です。
 全量山田錦の50磨きとは最近よく聞くフレーズですが、このお酒はさらに加水無しの「原酒」で、なんと税抜1400円を切ります!
 私が酒屋なら、このお酒のキャッチフレーズは「獺祭を超えるコストパフォーマンス!」で決まりですね、もちろんそんな単純に比較はできないでしょうが、煽りとしてはこれしかないかと。

 裏ラベルの記載では、なぜか日本酒度と酸度がやけに振れ幅が大きいのが気になりますね、タンクごとに違うとか?
 ちなみに千曲錦はこの蔵元さんの通常銘柄ですが、首都圏では限定ブランドの「帰山」の方が知られているかも。

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 上立ち香は若干華やかな印象の吟醸香が気持ち強めに。
 含むと、意外にも落ち着いた印象の旨味がスルりと入ってきて、いかにもな香り系吟醸の含み香を伴って広がります。
 旨味は良くも悪くも典型的な、リンゴ系の甘酸が主役、かつ少々キツ目の苦味もありつつ、全体としては華やかな印象の残る味わい。
 後味は若干の苦味を残しつつ引き上げます。

 非常にストレートに山田錦50の魅力を感じさせてくれる、驚きのコスパ酒でした。
 色々と調べてみると、やはりこれは結構な限定品みたいですね、こんな値段設定ばかりではさすがにつぶれてしまうでしょう。
 とはいえやっぱり凄いことは凄い、長野酒の懐の深さを感じさせてくれるような一本です。
 千曲錦、今度は同蔵の帰山も飲んでみたいですね。

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名称:千曲錦 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:+0~3
蔵元情報:千曲錦酒造株式会社
購入価格(税抜):約1300円(痛恨のレシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.2(値段も考慮に入れて)/9.0

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2015年10月13日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

積善 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山

本日の家飲み 積善(せきぜん) 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山

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 長野県長野市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目。

 積善は、私が大長野酒祭りで出会って以来注目している銘柄で、花酵母を積極的に利用していることが特徴です。
 前回の記事で私は、花酵母の雄である「東の来福、西の天吹」に迫る実力を感じている旨を書きましたが、今年、それを裏付けるような出来事がありました。
 それは、積善が「酒米は愛山」「酵母は花酵母(オシロイバナ)」というスペックのお酒で、平成27年度の新酒鑑評会で金賞を受賞したということです。
 多くの蔵がしのぎを削る鑑評会で、いわゆる定番ではないスペックで金賞を獲ったということは、やはりその技術の高さの証左であろうと思います。
 (ちなみに天吹・来福は既に花酵母で受賞歴があるそうです、さすがの一言ですね。)

 今回いただくのは、その金賞受賞酒と同じく、「愛山」を使ったお酒です(酵母はヒマワリなので違いますが)。
 精米歩合50の原酒で、愛山の高価さを考えれば2000円オーバーでもおかしくないスペックですが、実際は1700円程度で相当割安だと思います。

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 上立ち香は濃厚で少々セメダイン混じりの、甘さのあるアルコール香が控えめに。
 含むと、極めて濃厚かつ個性的な甘旨味が、不思議な事に辛さを最初から伴って、引き締まった印象のまま力強く飛び込んできます。
 旨味は蜜たっぷりの果実といった趣のストレートな甘味が中心、しかし脇役としてキツくない苦味や辛さなどが仕事をすることで、何とも複雑な味わいの世界を創りあげています。
 後味は、しっかり辛さが出てきて力強くキレます。

 複雑な甘味を、個性的な辛さでしっかりと引き締める、お値段以上の純米大吟醸でした。
 最近ようやく「愛山らしさ」という味わいがわかってきた気がするのですが、このお酒にはまさにそういう愛山らしい甘味があると思います。
 その甘味と積善らしいキレが見事にマッチしていて、一つの完成された味わいの世界を魅せてくれました。
 積善、銘酒ひしめく長野酒の中でも今後特に注目していきたい銘柄です。

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名称:積善 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山
精米歩合:50%
酒米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:株式会社西飯田酒造店
購入価格(税抜):約1700円(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年10月06日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

黒松仙醸 純米大吟醸 Prototype14

本日の家飲み 黒松仙醸 純米大吟醸 Prototype14

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 長野県伊那市のお酒です。
 黒松仙醸はイベントや外飲みでは数え切れないほどいただいてますが、何気に家飲みは初めてでした。

 低アル原酒の3本目…、といいたいところですが、じつはこのお酒は原酒ではなく、加水済みでした。
 いやあ完全に思い込んでましたね…、まさかあえて加水して14度まで下げていたとは。
 ちなみに原酒バージョン(16度)もあるので、そちらを買うべきだったのです(購入先の地酒屋こだまさんの商品紹介にはきっちり載っていました)、急いでいてしっかり選べなかったのが原因ですね…。

 まあ原酒ではないものの、低アルの純米酒ということで、延長線上で楽しみたいと思います。
 こちらのお酒は「Prototype」ということで、かなり実験的なスペックですね、40削りで日本酒度-17、それでいてお値段はそこまで高くないと、色々規格外な感じです。


 上立ち香はかなり濃厚な果実香が強めに。
 含むと、やはり一種の軽さがある、しかし極めて濃厚な甘旨味が自然に入ってきて、若干の酸味で輪郭を保ちながら喉奥に流れ込みます。
 旨味はうーむ、上品な砂糖菓子の甘味と柑橘系果実の甘酸味の中間のような、濃厚かつバランスの良い、ガンガン飲めてしまいそうな味わい。
 後味は甘味の余韻を残しつつ、酸苦でゆっくりと引き上げます。

 上品かつ濃厚な甘旨味がありながら、重さが無くスイスイとどこまでも飲めてしまいそうなお酒でした。
 酸でガッとキレさせるのではなく、あくまで自然な軽さを感じさせるところに凄みを感じますね。
 何より、原酒好きの自分に加水を感じさせない味わいの存在感が見事、購入時の失敗を完全に忘れさせてくれました。
 黒松仙醸、次はこの原酒バージョンを買うか、覚悟を決めて「こんな夜に」の一升瓶を買うか、今から悩ましいところです。

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名称:黒松仙醸 純米大吟醸 Prototype14
精米歩合:40%
酒米:ひとごこち
アルコール度:14度
日本酒度:-17
蔵元情報:株式会社仙醸
購入価格(税込):1,500円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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2015年09月13日 長野の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

聖山 特別純米 生原酒 ひとごこち

本日の家飲み 聖山 特別純米 生原酒 ひとごこち

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 長野県千曲市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲み・ブログでの紹介は初めて。

 こちらのお酒は、大長野酒祭りで何度かいただいたことがあり(2013年、2014年)、一度家飲みもしてみたいと思っていたので、今回信州おさけ村さんで購入しました。
 ちょっとググってみると、こちらを醸す長野銘醸さんの蔵元社長は、なんと現役の脳外科医だそうです(日本醸造協会のインタビュー記事がありました)。
 2足のわらじをはく蔵元さんは多いですが、その中でも異色中の異色といえるでしょうね。

 スペックはひとごこちを59まで削った生原酒ということで、色々と長野らしさを感じますね。
 日本酒度が低めの-4であるところがポイントかなあ、裏ラベルに紹介コメントがあることは好印象。

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 上立ち香はサイダー的なフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、キリッとした印象の旨味がグッと入ってきて、強めの苦味で輪郭を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
旨味は、メロン的な甘味も感じられるのですが、主役はフレッシュな苦味という印象で、全体的にちょっと青い感じの引き締まった印象を受けますね。
 後味はその苦味を残しつつ、力強くキレます。

 力強い甘旨味と力強い苦味がガチバトルを繰り広げる、飲み飽きないタイプの芳醇フレッシュ酒でした。
 大人しくキレイなお酒も良いですが、こういうお酒も良いですね~
 聖山、以前より酒質を上げている印象です、今後注目したいと思いました。

 開栓後は結構甘味も出てきてバランスはむしろ良くなるような。
 これは伸びるタイプかもしれませんね、居酒屋で真価を発揮しそうな感じ。

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名称:聖山 特別純米 生原酒 ひとごこち
精米歩合:59%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16%
日本酒度:-4
蔵元情報:長野銘醸株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 聖山 特別純米

2015年08月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米吟醸 袋取り無濾過生しずく

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸 袋取り無濾過生しずく

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 長野県伊那市のお酒です。
 今期のマイブーム銘柄の一つですね。

 井の頭は2013年の大長野酒祭りで出会って以来の注目銘柄で、26BYすでにしぼりたて生みふゆ月(純米)をこのブログで紹介しています。
 この二つについては、アル添及び辛口と、コンセプト的に自分の好みから外れるかなあという危惧もあったのですが、実際はその味わいに十二分に満足できました。
 そんなこともあって引き続き注視していたのですが、今回満を持して純米吟醸・無濾過生・袋取り、という自分の好みド直球のスペックが出てきたため、おっとり刀で信州おさけ村さんに駆けつけ、購入した次第です。

 使用米は信州美山錦、アルコール度は15%とちょい低めですね。
 ちなみに蔵元さんホームページに商品紹介もあります

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 注ぐと、私が買った瓶については結構おりが絡んでいて、うすにごりといった風情。

 上立ち香は濃厚で割と落ち着いた果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚ながら整った印象の甘旨味が、上品な程度の酸味でキレ味を添えられつつ、雑味皆無で染みこんできます。
 旨味は井の頭でいつも感じる、しっかり熟した感じの果実の甘味が主役で、今回は生らしくより主張が強いですね、ただ苦味はあくまでキツくならない程度で、全体的にはやっぱり優しいイメージ。
 後味はその優しさを保ったまま自然にキレます。

 井の頭らしい優しい甘旨味が、無濾過生らしくしっかりと、袋しぼりらしくキレイに感じられる、期待通りのお酒でした。
 やっぱりこのお酒は派手さはないです、でもオンリーワンの魅力があるんですよね…
 もう一皮むければ一気にブレイクしそうな予感を感じます。
 井の頭、今後も最大限に注目していきたいと思います。


 ただ、飲み進めて最後のあたり、おりが濃くなってくると少し苦味が勝ってしまうような…
 個人的には、このお酒はきっちりおり引きした方が上品さを楽しめた気がしますね、もちろん個人的好みですが。

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名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無濾過生しずく
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+3
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年06月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

美寿々 特別純米 熟酒 17BY

本日の家飲み 美寿々 特別純米 熟酒 17BY

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 長野県塩尻市のお酒です。
 ブログでも何回か紹介している、私のお気に入り銘柄の一つですね。

 前の記事にも書きましたが、この美寿々は長野出張時に購入して以来、個人的に惚れ込んでいる銘柄です。
 ギャザリーでも、「コスパの良いお酒」「知られざる銘酒」という二つの側面から紹介しました。
 そんな美寿々ですが、最近グルメ雑誌「美味サライ」の日本酒特集、「3万本から選んだ、いま飲むべき30本」の中の一本に選ばれていたそうです。
 私としてはさもありなんとドヤ顔で頷きたいところです、これを機会にもっと東京で入手し易いお酒になってほしいと思いました。

 さて、今回はH17BYの熟成酒ということで、約9年程度蔵元で寝かされていたお酒になります。
 昨年の大長野酒まつりで試飲させていただいたところ、良い印象だったのでセレクトしました(購入は信州お酒村)

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 上立ち香はスッキリ系の果実香にほんのりと熟成感が混じる感じで、そこそこに。
 含むと、流石に熟成感のある旨味がぐぐぐっと入ってきて、そこから熟感のある苦味が染み出してきます。
 旨味は素直に熟成した感がありますが、残念ながら甘味がのる方向ではなく、単純に透明感のある熟成感を感じます。
 後味はその熟成苦味が若干残る感じで引き上げます。

 熟成年数の割にはヒネ感がなく、純度の高い熟成香を素直に味わえるお酒でした。
 一杯飲んだ時点ではキレイさに結構感動するのですが、一本飲むと正直飽きる感じがあります。
 綺麗に熟成した感じのお酒ですが、熟成により魅力が増した感じがしないんですよね…
 生熟ならともかく、美寿々みたいなスッキリ系で繊細なお酒は火入れ熟成には向かないんじゃないかなあ。
 まあ多分に好みの問題でもあるでしょう、私としては美寿々はやっぱり生原酒が好みです。

 ちなみに燗をつけてもあまり燗上がり感がないというか、あまり味わいの表情に変化は感じられなかったです。
 うーん、やっぱり熟成は難しい!

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名称:美寿々 特別純米 熟酒 17BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:17%
日本酒度:+4~5
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:7.7/9.0

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2015年03月26日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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