風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒

本日の家飲み 風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森は以前から、奈良の酒米である「露葉風」を使った純米酒(精米歩合70)を出していましたが、今回いただくこの純米大吟醸は28BY初登場の新製品になります。
 この辺りの経緯は奈良県の地酒屋「あべたや」さんの商品紹介ページに詳細が載っていましたので、興味がある方はご一読を…
 ポイントは、「露葉風の品質は生産農家の方々のご努力もあり、年々向上しており、本年のお米は高精米にも十分対応できる酒造好適米となってまいりました。」という部分でしょうか。
 酒蔵が農家としっかり連携して継続的・安定的に調達することの大切さが伝わってくる気がします。

 裏ラベルには相変わらず細かい情報の記載が有ります、超硬水の長期間発酵というのもいつも通りですね。
 白いラベルは見た目格好いいのですが、写真写りが良くないのがちょっと難点かも。

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 上立ち香は甘く濃厚な、プルーンのような香りがそこそこに。
 含むと、独特な奥深さのある濃厚な甘旨味が強めのガスを伴いチリチリジュワーッと入り込んできて、徐々に強まる渋味で輪郭を保ったまま、息が長く染み込んできます。
 味わいは、三○矢サイダーに半熟のメロン果汁を混ぜたようなガス甘をメインとしつつ酸も伴ってダレ感の無い、青く複雑味のある旨味が主役ですね、磨いている割には味わいたっぷりですが、しつこさが無いのは磨き相応という印象。 
 後味は、ガスと渋味で力強くキレます。

 個性及び濃度と上品さを兼ね備えた、完成度の高いチリチリ芳醇甘旨酒でした。
 50磨きでこれだけ味を出してくるのは風の森らしい感じですね、そしてそれとガスが相まって絶妙なバランスの飲み応えを与えているのもいつも通り。
 露葉風特有のクセのようなものも若干ありますが、全体としては新製品とはとても思えないような安定感のあるお酒だと思います、やっぱり各蔵が特定品種のお米にこだわりを持って、長期間造りの知見を集積するということは大事なことなんだなあと感じました。
 風の森は完全に自分にとって不可欠な銘柄になっていますね、今後味が変わらないことを切に願う今日この頃。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-45.html

名称:風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒
精米歩合:50%
使用米:露葉風
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年05月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY

本日の家飲み 風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 笊籬採り3本飲み比べの最後となります。

 飲み比べのトリを飾るのは、私にとっての殿堂入りスペック、その自家熟成バージョンになります。
 26BYに搾られ、一年近い蔵元熟成を経て平成27年9月に出荷されたものを、更に一年以上我が家の家庭用冷蔵庫に保管した後の平成28年11月に開栓したものですね。
 まあ実際は狙って寝かせたわけではなく(基本的に自分は買って一ヶ月以内には飲むスタイル)、勿体無くて飲むタイミングを逃してしまっただけなのですが…
 家庭用冷蔵庫で1年はどう考えても危険領域なんですよね、ただ購入した伊勢元酒店さんがとても丁寧に新聞紙包装してくれたので、遮光は完璧だったと思います。

 この雄町純吟笊籬採りは風の森の中でも、芳醇・甘旨・フレッシュという三拍子揃った、非常に分かりやすい楽しさが魅力だと思っています。
 それが2年以上の熟成を経たことでどう変わってしまったのか…、おっかなびっくりの開栓です。 

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 現状廃止されてしまった一升瓶のラベル…、懐かしさすら感じます。

 注ぐと、グラスに気泡がついてくれて一安心、ガスは抜けて無いですね。

 上立ち香はある意味予想通りの、少々ガス混じりの熟れた果実の香りがそこそこに。
 含むと、若干の熟成をまとったまさに完熟果実の甘旨味がグググッと入ってきて、少々のガスのピリピリを感じさせつつ、非常に力強く染み入ってきます。
 味わいは、基本は同スペックのいつもの芳醇なマスカット的甘旨味が主役、しかしやはり確たる熟感がありますね、苦味もあって旨味に円熟味と複雑さが加わった印象。
 後味はやはりガスと少々の苦味で引き上げます。

 通常の同スペックから、フレッシュ感と強めの熟感がトレードオフとなった結果のような、ある意味想像通りのお酒でした。
 最初にふわっと広がり、後に含み香の奥の方に感じるほんのりとした熟成香をどう考えるかですね…、正直一年前なら苦手意識が強かったのですが、今なら結構楽しめる自分がいます(ただ、多分生熟限定)
 何というか、飲んでいる間、たまに物凄く旨く感じる瞬間があるというか、複雑さが自分の感覚にハマるタイミングが何回かあったような気がします。
 ただ、ハッとするようなド直球の旨さは無くなってしまうので、基本的にはやっぱりこのお酒は出荷直後に飲むべきなのでしょう。
 とりあえず風の森のこのスペックについては、28BYを何としてでも入手して家飲みしたいと、決意を新たにした今日この頃でした。 

 ちなみに燗を付けると、いい感じで熟感のクセが無くなり、甘旨味をストレートに感じられるようになりました。
 やはり燗推奨ですね、旨味も濃厚になるのにバカスカ飲んでしまう口当たりの優しさもあります。

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参考1:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事(25BYの半年程度追加熟成)
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-840.html

参考2:「飲兵衛廃人の落書き帳」さんの同スペックの記事(27BY四合瓶の半年程度追加熟成)
http://blogs.yahoo.co.jp/kurinotoge/18816801.html

 しかしなぜ日本酒ブロガーは揃ってこのスペックを過熟させてしまうのか…
 まあ何となくそれを誘うような酒質があるんですよね、後、「いつでも飲める」状態を保つ安心感というのもありそうな気がします。

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 最後に記念写真。
 3本立て続けに飲んでしみじみ感じたのは、「やっぱり私は風の森が好きなんだなあ」ということですね。
 味わいの方向性自体が自分の好みにハマり過ぎていて、他銘柄以上に主観的な感想になっているかも…
 ただ、飲んでいるときの幸福感は間違いなく本物ですね、今後もピッタリと追っていきたい銘柄です。

名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 26BY
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,780円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年02月12日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

本日の家飲み 風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 前回に引き続き、限定品…というか特別品である「笊籬採り(いかきとり)」の紹介になります。

 前回の秋津穂は27BY、こちらのお酒は28BYになりますが、記載されている製造年月は両方とも2016年9月となっています。
 なんでこんなことになるかということを理解するためには、まずBYの定義を確認する必要がありますね、ちょっと探したところ有名地酒屋「山中酒の店」のコラムが分かりやすく解説していました。
 ポイントは「BYの始まりは7月1日であること」「BYは原則上槽日(もろみを搾った日)で判断されること」及び「製造年月は原則瓶詰め日が基準となること」でしょう。
 総合すると、秋津穂は6月以前に搾られてしばらく保存された後に、露葉風は7月以降に搾られてあまり間を空けず、それぞれ9月に瓶詰めされたものと思います。(タイミング的に、おそらく米は同年産でしょう)
 このあたり非常にややこしいですね、私の経験上居酒屋はおろか酒屋の店長でよくわかっていない人も居ました。
 (もちろん私も正確に理解できているかそんなに自信はありません。間違いあれば是非コメントでご指摘ください)

 さて、今回いただくのは露葉風を70まで磨いた純米スペックですが、以前には60まで磨いた純米吟醸の笊籬採りをいただいたこともありました。
 この辺り、露葉風についてはお米の出来などによっていろいろな歩合を試しているみたいですね、28BYには新製品として50まで磨いた純米大吟醸(しぼり華)も出てきたようです(というか買いました)。

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 上立ち香は濃厚な葡萄系っぽい甘さを感じる香がそこそこに。
 含むと、奥行きのある上品な甘旨味がガス感を伴いつつもゆっくりと入ってきて、あくまで奥の方で仕事をする渋味でより複雑さを感じさせつつ、じんわりと染みこんできます。
 味わいは、うーむバニラ的な甘旨味に渋味(?)が一体化して、独特な世界を創り出していますね、酸味も結構あって賑やかな印象もありますが、やっぱりガスの働きもあって飲み口は軽快。
 後味はその印象のまま自然にキレます。

 風の森の中でもかなり複雑味のある、個性派芳醇甘酸渋旨酒でした。
 なんというか、色々な味わいが併存するのではなく、一体化しているようで、非常に表現しづらい感じです。
 日本酒離れした感じではありますが、こんなワインも無いんじゃないかな…、個性としては他のスペック以上に感じましたね。

 次回も風の森の笊籬採りで、それもかなり特別な一品をご紹介します。

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参考:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-570.html

名称:風の森 露葉風 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY
精米歩合:70%
使用米:露葉風
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年02月10日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

本日の家飲み 風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた、当ブログ常連銘柄。

 もはや語ることもないぐらい頻繁に紹介している風の森です、その限定品である笊籬採りについては27BYから全量四合瓶出荷となっています。
 理由については確かなことは分かりませんが、一つ言えることは、今まで難しかった家での飲み比べ(所謂水平飲み)が格段にやりやすくなったということですね。
 複数スペックがお店に並んでいたので、早速立て続けに開栓して3本ほど飲み比べと洒落込んでみました。(実際飲んだのは昨年11月だったりしますが…)

 トップバッターは、風の森の中でも最もスタンダードなスペックという印象のある、秋津穂の純米です。
 秋津穂については「アルファシリーズ」でも積極的に使われていますね、酒屋さんの店長曰く、蔵元は相当前から地元の農家と話を詰め、このお米の安定供給に腐心していたとのこと。
 やはり日本酒の原料としてほとんどを占める、「お米」と「水」については、一年二年で質を確保できるものでは無いですからね…、先見の明があったということなのでしょう。

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 上立ち香はガス混じりかつ結構甘い感じのバニラ的香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある上品な甘旨味がガス混じりで入ってきて、少しづつ強まっていくほどほどの苦味で輪郭を整えつつ、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは全体としての存在感を強烈に感じさせつつ、「クリスタル」という言葉がつい思い浮かぶような透明感とバランスを併せ持つもので、濃厚さと飲み飽き無さを見事に兼ね備えています。
 後味はキツくない苦味で自然かつしっかりとキレます。

 濃厚ながら非常に硬質かつ透明感のある味わいの、いくらでも飲めてしまいそうなチリチリ芳醇旨酒でした。
 やはり風の森の秋津穂らしい味わいですね、アルファ1にも近い印象があって、甘味は雄町純吟やキヌヒカリ純大と比べると控えめかと。
 風の森は花陽浴等に比べて各スペック間の味わいの違いが大きいと思っているので、一度飲んで口に合わなかったと思っても、是非もう1、2スペックぐらい試してみて欲しいですね。
 秋津穂の純米は優秀なコスパとバランス感の点で、最初に試すのに向いていると思います。

 燗をつけてみると、お、ここでセメダインが表に出てきましたね。
 旨味は濃厚に、透明感は若干後退するので、どっちが良いかは好みかな…

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(参考)「日本酒ブログ(由紀の酒)」さんの同スペックの記事
http://www.sakeblog.info/kazenomori-junmai-ikakidori/

名称:風の森 秋津穂 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY
精米歩合:65%
使用米:秋津穂
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年02月08日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE2 28BY

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE2(アルファー タイプ2) 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ開設当初からの推し銘柄の一つですね、今年も当然新年酒に登場です。

 今回いただくアルファ2は、風の森が力を入れているお米である「秋津穂」をなんと22%まで削り、「この上なき華」というテーマで醸されたハイクラスのお酒です。
 このお酒については以前(25BY)に外飲みで非常に好印象を受けており、今回は念願叶っての家飲みとなります。
 実はこのお酒はお米の調達の関係で26BYの販売がなく、27BYは新発売であった「氷結採り®」の「ALPHA TYPE4」を優先してしまったので、ここまで家飲みが遅れてしまったんですよね、地酒の特定スペックについては間が悪いと軽く数年出会えなくなってしまうのが辛いところです(私は執念深いので数年越しでも狙いますが)。

 お値段は四合瓶で3,000円ということで、いつものブログ掲載銘柄の大体二倍ぐらいになっております。
 まあ精米歩合22%の無濾過生原酒ですからね…、少なくとも割高とは言えない値段設定ではあると思います。

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 上立ち香はほんのり甘さとガスを感じる高級サイダー(なんじゃそりゃ)的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味の塊が、強めのガス感を伴ってシュワシュワと、しかし極めて高純度なままでゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、風の森らしいサイダー的な甘旨味を、高精白らしく素直に洗練させた感じですね、ただ削っている割には非常に甘さが濃く、それが上品なのでとても心地良く楽しめます。
 後味はガス感に助けられつつ、自然に引き上げていきます。

 高精白らしい上品さと、高精白らしく無い濃厚な旨味が見事に両立している、個性派ハイクラス芳醇酒でした。
 単純にキレイなだけの高級酒とは一線を画しているのが素晴らしいと思います、以前に紹介した黒村祐同様、造り手の確固たる意志が透けて見えるお酒でしたね。
 ただ去年飲んだアルファ4(5,000円)と比べると、あまり違いがわかりませんでした…、私の舌にはこちらで十分ということなのでしょう。
 アルファ2、いつかまた特別な日に是非ともいただいてみたいと思いました。 

 開栓後ちょっと経つと、ガスが抜けた分甘さが残る感じになりますね。(ダレまでは行かない)
 開栓直後の絶妙なバランスがやっぱり魅力的ですね、これに関しては早飲みがオススメ。

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名称:風の森 ALPHA TYPE2 28BY
精米歩合:22%
使用米:秋津穂
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段を考慮に入れても)

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2017年01月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

本日の家飲み 風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY

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 奈良県御所市(ごせし)のお酒です。
 当ブログ常連銘柄。

 期せずして「秋の生酒」特集といった感じの記事が続いています、そして自分にとって「秋の生酒」の極め付けといえる存在が、この風の森笊籬採りだったりします。
 マイ殿堂入りの雄町純吟で少し述べているように、基本的に笊籬採りは蔵元のタンクで生のままある程度の熟成期間を経て出荷されています。(もっとも、27BYからは、熟成期間もかなり変更されたようですが…)
 つまり「生熟酒」なわけで、最近私が生熟生熟騒いでいるのも何てことはない、もともと好きだった要素を最近強く自覚しただけなんですよね。
 実際ブログ始める前から、生酒不足の秋に出てくる笊籬採りに、何度も家飲み・外飲みのセレクトを助けられておりました。

 今回いただくのは、以前にも25BYを紹介している、雄町の80磨きになります。
 この27BYから笊籬採りは全スペックとも全出荷四合瓶になったみたいですね、買い易くなりましたし、これなら一人飲みでも飲み比べできるでしょう。
 (ただ、もちろんコスパは下がります。両方出してくれればいいのになぜこう極端なんだろう…)

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 上立ち香は濃厚でアルコール混じりのサイダーといった個性的な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ複雑味のある甘旨味がピリピリとしたガスを伴いつつ入ってきて、最後まで存在感を保ったまま、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、三○矢サイダーを徹底的に濃厚かつ奥深い感じにした感じで、甘味とガスと渋味が非常に高次元で溶け合った楽しい感じの旨さがありますね。
 後味はガスと苦味でガッチリキレます。

 味わいの多さを、雑味と感じさせないようにまとめ上げつつガスでしっかりとキレ上げる、個性派芳醇酒でした。
 基本的には25BYから路線は変わってないと思います、特にドライ感の強さが特徴ですね(雄町純吟と全然違うのが面白い)。
 昨年までは、これからガスが抜けていくのをゆっくり楽しんでいたのですが、今回はすぐに飲み終わってしまったのは少し寂しいかも…
 といいつ、せっかくなので今期は笊籬採りをガンガンキープして飲み比べていきたいと思います。

 燗をつけると…、うーむやはり濃厚になりますね。
 流石にうるさく感じるかも…、ぬるいぐらいだとちょうどいい塩梅かも知れません。

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(参考)「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BYの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-297.html

名称:風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 27BY
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年12月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE1 28BY

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE1 (アルファー タイプ1) 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ常連、イチオシ銘柄です。

 当ブログ初登場の28BYのお酒となります。
 28BYの開始は2016/7/1ですから、このお酒はそれ以降に造られ、8月中に出荷準備が整い、9月頭に私の手元に来たことになります、なかなか慌ただしいですね。
 買ったときに店長さんから聞いた話によると、当然この時期の新酒(?)は前年のお米を使っているとのこと。
 四季醸造かそれに近い形式でお酒を造っている場合、いち早く新BYのお酒が出てくることになりますが、「初鰹」みたいな季節ものとしての意義はあまりないのかもしれませんね。

 風の森の中でもアルファブランドは実験的・挑戦的なお酒に付けられるもので、このアルファ1のテーマは「低アルコール」、サブタイトル(?)は「次章への扉」とのこと、このあたりは裏ラベルにも結構詳しく書いてあります。
 (ついでに、私が書いたギャザリーの風の森についての記事も是非参考にしてください)
 実は今回店頭でこのお酒を見て、風の森マニアの自分がこのアルファ1の家飲み経験がなかったことにふと気づいたんですよね、それがメインの購入理由だったりします。
 外飲みでは下手したら2ケタ回数頼んでいるかも…、スッキリ感が最初の一杯にちょうどいいお酒なんですよ。
 肝心の度数は14度、無濾過生原酒ながら四合瓶で税抜き1050円と激安です(ただ、つい最近ちょっと値上がりしたらしい)。

 最近、風の森はより密封性の高いキャップになりましたね、ここにもこだわりがうかがえます。
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 上立ち香はガスを感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、スッキリながらもしっかりとした旨味が軽やかに入ってきて、ほんのりとした苦味で引き締まりつつ、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいはいつものサイダー的なさわやか甘旨味が主役なのですが濃度は程々で、苦味がよりハッキリとしていることから、全体としては非常にドライな印象がありますね。
 後味はその苦味とガスが引き取って最後まで爽やかにキレます。
 
 低アルの軽さと味わいの存在感を両立しつつ、ガスによって飲みやすさが加速する、超絶高コスパ酒でした。
 私は酒飲みなのであまり「度数が低いから飲みやすい」という感覚は無いのですが、日本酒(特に原酒)を飲みなれていない人にこの数パーセントは大きいでしょうね。
 その価格と味わいの特長から、「日本酒初心者に超オススメ」できるお酒と言えるかと。
 (まあ、私はもうちょっと露骨に甘い方が好みではあるのですが…)
 風の森はアルファシリーズの動向も気になりますね、引き続き追っていきたいと思いました。
 
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名称:風の森 ALPHA TYPE1 28BY
精米歩合:65%
酒米:秋津穂
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,050円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 風の森 純米

2016年11月15日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒

本日の家飲み 風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄の一つですね。

 今回セレクトしたのは、希少米(といいつつもはや各所で見かけますが)「愛山」を、2割だけ削って醸したいわゆる「低精白酒」です。
 低精白酒という言葉には厳密な定義はありませんが、大体精米歩合75から80%以上のものをいうことが多いようですね。
 最近はそういう歩合のお酒でも雑味や重さをあまり感じさせないお酒が増えてきており、一つのトレンドにもなっているように感じます。
 
 風の森は山田錦・雄町の80を前々からレギュラーラインナップに入れているので、この新時代低精白酒のジャンルでは先駆者の一人に含まれると思われます。
 愛山を利用したものについては昨年から出ているようですが、昨年は出荷量が僅少で飲食店向け限定品とされていたことから、風の森マニアとしては歯噛みをしておりました。
 実際外飲みでの印象はとてもよかったので、今年は速攻で確保して家飲みにこぎつけた次第です。

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 上立ち香は甘さとガス混じりのセメダイン香がそこそこに。
 含むと、芯のある甘旨味が強めのガスを伴って、チリチリしながらグワッと入ってきて、時間差で出てくる苦味と拮抗しつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、やはり濃厚なマスカット的甘旨味が主役、裏方には酸味や苦味がからみ合って、確かに愛山らしい複雑な世界を創り出していますね、凄いのはそれを雑味と感じさせないところでしょう。
 後味は酸苦の余韻を残しつつ、自然にキレていきます。

 そんじょそこらの純米大吟醸が裸足で逃げ出す、まとまりのある個性派低精白酒でした。
 いやあこれが8割磨きとはどうしても思えませんね…、ちょっと常識では計り知れない凄みを感じます。
 風の森に関しては実は自分の口に合わないスペックもたまにあるのですが、これは完全に好みのラインでしたね。
 今後の新製品もできるだけ追っていきたいと思います。

 ただ、常温だとやっぱりちょっとうるさく感じるようになるかも、これはしっかり冷やしていただくのがオススメ。

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名称:風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒
精米歩合:80%
酒米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年08月13日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

風の森 ALPHA TYPE4

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE4(アルファー タイプ4)

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 奈良県御所市のお酒です。
 新年酒第1弾は、やはり私のお気に入り銘柄筆頭の風の森、その超限定品としました。

 今回いただくのは、風の森のなかでも、蔵元さんが色々と新しい試みを行ったお酒に付けられる「アルファ」シリーズの第4弾です。
 アルファの1~3は「低アル」「高精白」「火入れ」とそれぞれテーマがありました、そして今回の4のテーマは「氷結採り®」。
 「氷結採り®」の詳細は商品同封のメッセージカードや、各酒屋さんの商品解説に記載があります。
 ざっくりいうと、酒製造の「搾り」の工程において、重量比による「酒粕」と「酒」の分離を行うことで、空気や絞り器とお酒が触れることによる劣化を極限まで抑えているようです。
 通常では酵母の働きでタンク内で対流が生じているため、放っておいても完全には分離しないのですが、そこを技術的に解決しているのがポイントみたいですね。
 「笊籬採り」もそうですが、風の森の酒質管理に関する極めて強いこだわりが産みだした技術といえるでしょう、ちなみに特許出願中らしいです。

 他のスペックとしては、以前紹介した「アルファ2」と同じく、秋津穂を22%と削りに削っています。
 お値段はさらに上乗せで四合瓶5000円…、私は通常買わない領域ですね、まさに特別な一品。
 洒落た箱の他、メッセージカードにバッジと、付属品が充実しているのもポイントかな。

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 開栓時は、やはりシャンパンがごとく栓が天井まで飛びました。
 というかガラスにあたったらヘタしたら割れそうな勢いです、ガチで要注意。
 注ぐと、細かな気泡がグラスにつきます、ここらへんは他のスペックと変わりませんね。

 上立ち香はやはりガスメインの甘さ混じりながらスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながら透明感のある甘旨味が、きめ細かいガスと共にジュワジュワと染みこんできます。
 味わいは、いつもの風の森ラインのサイダー的かつバニラ感のある甘旨味が主役で、高精白にありがちな線の細さはなく、兎に角純度と濃度が高い印象。
 後味は裏方に苦味を感じさせつつ、あくまでキレイにキレていきます。

 通常の純米大吟醸とは明らかに趣を異にした、非常に透明感のあるチリチリフレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 いやあ新年に相応しい、硬質な輝きを感じられるようなお酒でしたね、素晴らしいキレです。
 ただ、ガスがやはり強いので、高精白らしい優しさより、パンチの強さが表に出てくる感じもありました。
 これは開栓直後に飲みきってしまうのは勿体無いなあ…、また後日続きを楽しもうかと。

 とりあえず二日目は、ガスが良い感じに抜けて、さらに濃厚さが表に出てきました。
 やっぱり、いつもの風の森らしく置いておくとまた別の魅力が出てくる予感がします。

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名称:風の森 ALPHA TYPE4
精米歩合:22%
酒米:秋津穂
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):5,000円/720ml
お気に入り度:値段がいつもと違い過ぎるので付けません

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2016年01月02日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 純米 山田錦 笊籬採り

本日の家飲み 風の森 純米 山田錦 笊籬採り(いかきとり)

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 奈良県御所市のお酒です。
 家飲み外飲みともに数え切れない回数にのぼる、私のお気に入り筆頭銘柄ですね。

 風の森の笊籬採りについては、今までに露葉風の純米吟醸雄町の純米吟醸雄町の純米キヌヒカリの純米大吟醸と、毎年1~2本ずついただき、全てのスペックにおいて旨さに酔いしれています。
 風の森という銘柄のイメージとしては「フレッシュ&フルーティー」の典型と思われている方が多いと思います、私も「しぼり華」シリーズの新酒開けたてについてはほぼその通りだと思っていて、場合によっては青さや硬さをネガティブに感じることもあります。
 が、笊籬採りについてはそのイメージの2、3歩先を行っているお酒だという認識ですね、「約一年、蔵元で厳格な管理のもと、生熟成」というプロセスを経て、短所が丸くなり長所が濃密になるこの味わい、風の森に上記のイメージのみ持っている方にこそ是非一度経験して欲しいと切に思います。

 今回いただくのは山田錦の精米を80でとどめたバージョン。
 お値段はそこまでお安くもないですが、手間を考えると割高なわけでもないかと。

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 開栓時には、例によって栓が天井まで飛びました、これはもはや儀式ですね。

 上立ち香はやはり引き締まったガスに甘さが混じるサイダーっぽい香りがそこそこに。
 含むと、いつもの笊籬採りらしい、熟感とフレッシュ感を兼ね備えた濃厚な甘旨味が力強く、しかしスムーズに入ってきて、割と強めの苦味で引き締められつつ染みこんできます。
 旨味は熟した果実の甘味がギリギリ主役を演じつつ、キツくないけれど強めのほろ苦さが絡みついて、全体としては引き締まった印象。
 後味は低精白を感じさせない、ほどほどの苦味で引き上げる見事なキレ。

 フレッシュかつ程よく熟した、山田錦らしいふくよかでバランスの良い旨味を、雑味なくストレートに楽しめる美酒でした。
 このまとまりは低精白とはとても思えないですね…、むしろ旨甘味が太い分外飲みした山田錦の純米吟醸よりこちらのほうが好みかも。
 山田錦の低精白ならではの魅力を感じた一本でした。
 風の森の笊籬採りに対する信頼は上がる一方です。

 開栓後、ガスが抜けてくるとチリチリが見事にトロミと化して、また別の顔を見せてくれます。
 個人的には、抜けきる前の、ちょっと落ち着いてきた頃合いが一番好き。

 そして燗を付けると…、うおーっ、甘い!
 びっくりするほど素直に甘酸が前に出てきて、果実感のある味わいとなりました、これまた大好きですね。

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名称:風の森 純米 山田錦 笊籬採り
精米歩合:80%
酒米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,100円/1,800ml
お気に入り度:8.8/9.0

(おまけ)同時に雄町の純米吟醸も購入していたりします。こちらは来年までとっておこうかな…
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2015年11月24日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

本日の家飲み 風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 ギャザリーにも単発記事をまとめている、私の最お気に入り銘柄。

 個人的な印象として、風の森を扱う酒屋さん(特約店)は、どこも個性派というか、知識とこだわりが強いように思えます。
 さらに、面白い傾向として、「熟成・燗に向く銘柄」が充実している点があるのではないかと。
 特に「伊勢元酒店」さんと、「登酒店」さんは分かり易いですね、2店とも扱っている銘柄に奥播磨・克正・小左衛門があり、他にも伊勢元さんは不老泉、登酒店さんは秋鹿・竹鶴などなど、いわゆる「そっち系」銘柄が目白押しです。
 私としてはこの傾向は偶然では無く、皆さんが風の森の「熟成・燗適正」をばっちり把握した上での必然なのだろうと感じています。
 風の森に対して、単に「フレッシュ&フルーティー」という印象だけを持っている方は、一度特約店の店長さんに話を聞いてみると、その分かり易さの裏にある、この銘柄の奥深さを教えてもらえるかもしれません(私がそうでした)。

 さて、今回いただくのはレギュラーシリーズのしぼり華を、なんと蔵内で4年間氷温熟成させたという限定品です。
 パッと見普通っぽいラベルなのですが、裏にしれっと「2010BY」の文字が。
 うのかわ酒店さんのネットショップで見かけて、思わず即決購入してしまいました、お値段も特に高くないのはありがたいところ。

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 上立ち香は甘さとガスとセメダインと少々の熟香が交じり合った複雑なものがそこそこに。
 含むと、極めて濃く複雑な印象の甘旨味がほんの少々のガス感と共に力強く入ってきて、強めのほろ苦さで締め付けられながらじんわりと染みこんできます。
 旨味はいつもの風の森らしい果実の甘味に、クセが抑えられた熟感と苦味を乗せた感じですね、
 後味はその苦味を口にほんのり残しつつ、ゆっくりと引き上げます。

 いつものしぼり華から青臭さが抑えられ、代わりに苦みと熟感で味わいに複雑さが感じられるようになったお酒でした。
 最初は苦味が強めかな…と思ったのですが、飲み進めると普通のキヌヒカリより印象が良くなってきたような…これは奥深い。
 これこそ開栓直後はちょっと固いような…、一升瓶なので変化と燗も楽しみたいと思います。
 風の森の熟成適正に確信を持てるような一本でした。

 燗を付けると、うーんやはりセメダインが強まり、甘さと辛さも負けじと強まりますね。
 逆に開栓後数日間置いておくと、甘さと辛さと苦味が良い感じでまとまります。
 本当はもっと変化を記録するつもりだったのですが、グビグビやってたらいつの間にか無くなってしまいました…

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名称:風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY
精米歩合:45%
酒米:キヌヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年10月17日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:1

風の森 Petit(プチ) 純米吟醸 無濾過無加水生酒

本日の家飲み 風の森 Petit(プチ) 純米吟醸 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 最近続けて取り上げています。

 風の森を醸す油長酒造は、ここ数年「アルファシリーズ」に象徴されるような新しい試みを積極的に行い始めている印象です。
 この「プチ」もその一つですね、細長いボトルの内容量は375ml。
 このくらいの量なら飲食店で飲み切りで出すのも簡単でしょうし、場合によっちゃあアウトドアに持っていくこともできるでしょう。
 個人的には、日本酒の小瓶には可能性を感じるので、こういう試みはどんどんやって欲しいです(といいつつ、流石に家飲みでは少し物足りない感じもありますが…)
 
 スペックは飯米キヌヒカリを60まで磨いた純米吟醸、もちろん無濾過生原酒です。
 これで2合よりちょっと多くて税抜800円なので、コスパ的にも合格かと。


 上立ち香はサイダーっぽい炭酸と甘さ混じりのセメダイン系の香りがそこそこに。
 含むと、ガス感も相まって爽やかでキリリとした印象の甘旨味が、存在感のある苦味と共に力強く染みこんできます。
 旨味は風の森らしく、フレッシュ感を最も前面に感じる芳醇な甘旨味。
 後味は苦味で力強くキレますね。

 フレッシュかつスッキリさのある、色々なシチュエーションに合わせられそうな芳醇酒でした。
 割と「風の森らしさ」があって、いわゆる飲みやすいお酒なので、ビギナー向けとしてこのスペックを選んだのだろうと感じました。
 ただ、青さも少々感じるので、好事家なら秋あたりに飲んでも面白いかも…
 風の森の動向は個人的に最大限に注視していきたいと思っています。

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名称:風の森 Petit(プチ) 純米吟醸 無濾過無加水生酒
精米歩合:60%
酒米:キヌヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):800円/375ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年07月13日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

風の森 雄町 純米しぼり華 山乃かみ酵母仕込み

本日の家飲み 風の森 雄町 純米しぼり華 山乃かみ酵母仕込み

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 奈良県御所市のお酒です。
 先日ギャザリーにも特集記事をまとめた、私の最お気に入り銘柄。

 今回特筆すべきは何と言っても「山乃かみ酵母仕込み」であるということでしょう。
 この酵母については裏ラベルに解説があります、また奈良新聞でも取り上げられてましたので、そちらも見ると面白いかも。
 2014年の11月21日に分離成功ということで、当然今回(26BY)がどの蔵も初仕込。

 風の森に関しても相当に数が少ないようで、何と奈良県内の特約店限定だそうです。
 しかし風の森フリークたる自分としてはどうしても飲んでみたくて、「うのかわ酒店」さんから取り寄せた次第です。
 スペック的には、いつもの雄町80の酵母違いのようですね、まずは試しという感じでしょうか。

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 今回開栓時に天井まで栓が飛び、跳ね返ってきました…、本当危険なので気をつけてください。
 そして注ぐといつものように気泡がつきますね。

 上立ち香は炭酸と甘味混じりのセメダインがほどほどに。
 含むと、とろみを感じるほどの濃厚な甘旨味が、強めのガス感に引き締められながら
 旨味は巨峰サワーかのような果汁感があって、かつサワーとは比べられないほどに複雑かつ濃厚で。
 後味はガス感がギリギリのところで引きあげます。

 低精白らしく甘味含めた味わいたっぷりの、しかし雑な味わいのない重量級旨酒でした。
 濃厚好きな自分でもギリギリということは、人によっては厳しいのかも…、場合によっちゃ水割りとかロックとかもありかもしれませんね。
 山乃かみ酵母の特徴までは私にはわかりませんでしたが、初仕込でレギュラー品と遜色ない時点で、酵母も蔵も結構凄いと思いました。

 開栓後ガスが抜けると更に重さを感じてしまいますね…
 しかし!そこで燗を付けるとあら不思議、どこからか出てくる苦味と辛さで見事に引き締まります。
 いやあ風の森はよくわからない次元で燗上がりしますね、なんでガス混じりの速醸新酒生酒がこんなに燗に合うのだろう…不思議でなりません。

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名称:風の森 雄町 純米しぼり華 山乃かみ酵母仕込み
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 風の森 純米

2015年07月08日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

(プチ感想)風の森 ALPHA TYPE2 (25BY)

名称:風の森 ALPHA TYPE2 (25BY)
飲んだ場所:麹町市場

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 黒村祐同様、私が外飲みで度胆を抜かれた高級酒の一つがこの風の森アルファ2です。
 風の森は、飯米でもある「秋津穂」を使った素晴らしいコスパ酒を醸していますが、このアルファ2はその秋津穂をなんと22%まで磨いています。
 しかも、もろみ日数は42!八海山のホームページによると、大吟醸でも35日程度とのことですから、これも破格でしょう。
 そしてもちろんお値段はそこそこするのですが、歩合だけなら獺祭の二割三分や梵の超吟と同じレベルですし、コスパ的には十分かと。

 いろいろと規格外なこのお酒ですが、味わいも凄かったです。
 非常に透明感が高く、優しく、それでいてバランスの良い旨味がしっかりある、本当にいくらでも飲めてしまいそうな味わい。
 イメージ的なものも大きいですが、やっぱり秋津穂純米の延長線上にある味わいだったようにも思えます。

 
 ただ、このお酒に関しては残念なことに、風の森を取り扱っている酒屋さんのホームページによると、どうやら26BYは販売が無いようです。
 これはショックでした…、少し奮発してでも買ってしまおうかと思っていたのでがっくり。
 蔵元さんは色々な挑戦をしているみたいですし事情もあるのでしょうが、あんまりとっかえひっかえしちゃうと固定客はつかないんじゃないかなあ。
 兎も角、27BYに期待したいと思います。

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2015年03月06日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り

本日の家飲み 風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り(いかきどり)

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 今期(25BY)の笊籬採り第二弾は「キヌヒカリ」を半分以上削った純米大吟醸です。
 同じく風の森の原料米としてよく使われる飯米にアキツホがありますが、キヌヒカリの方がより飯米としてメジャーというか、生産量が多いみたいですね。
 
 飯米は酒米に比べ値段が安いと一般的に言われますが、流石に45%まで削ってしまうと安くはないです。
 同じ分のお酒を醸すのに単純計算で雄町80のほぼ1.8倍のお米が必要なわけですしね。
 まあ、酒米で45ならこんな値段じゃすまないので、そういう意味ではお得感もあるかも。

 上立ち香はガス混じりの吟醸香が意外にも仄かに。
 含むと、やはり高精米らしい上品な口当たりの甘旨味を感じるのですが、ガス感の刺激も前に出てきてプチシャンパンな感じ。
 旨味はその甘味が主役を演じる、ガスによるフレッシュ感と季節を経た落ち着きという相反しそうな要素がうまく融合した、笊籬採りらしい魅力的な味わいです。
 後味はガス感もあってスッキリキレます。

 強めかつ上品な甘味が心地よい、風の森らしいガス感がアクセントをつける旨酒でした。
 雄町80とはかなり違う味わいなのですが、共通する魅力的な部分(心地よいガス感・熟成香なしの熟した旨味など)も多いです。
 これこそもう少し落ち着いた方がイケそうな雰囲気ですね、変化が楽しみです。

 …と書いたのですが、保存ミスで経過感想メモがほぼ紛失してしまいました…。
 確かにいえるのは、笊籬採りの例に漏れず、変化してもうまかったし、燗を付けてもうまかったということぐらい。
 やっぱり笊籬採りはハズレなし、というか全て大当たりですね、いつかまたいただいてじっくり感想をまとめようと思います。

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名称:風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り
精米歩合:45%
酒米:キヌヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:-2.0
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,500円/1,800ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2014年12月21日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り

本日の家飲み 風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り(いかきどり)
  
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 奈良県御所市(ごせし)のお酒です、どうでも良い話ですが今の今まで「ごしょし」と読んでました…
 私の愛する風の森の限定品です。

 笊籬採りは毎年いただいているわけですが、いかんせん一升瓶限定であるだけに毎年全スペック買うわけにもいかず、今年は現時点で2種類調達しました、もう一つは次回紹介します。
 今回いただくのは雄町の純米、前回紹介した同じく雄町を使った純米吟醸は私にとって特別のお気に入り酒でした。
 
 80磨きといえば、普通の純米酒としては最も「削らない」部類に入るでしょう、これ以上削ってないお酒は特別品の様相を呈してきます。
 代表的な酒米である雄町を削らずに、笊籬採りという特別な方法で絞ったお酒を、約一年蔵元で寝かせて出荷、というかなり面白い造り方をしているお酒です。
 手間がかかっている分、歩合の割にお値段はそこそこいっています。

 上立ち香ははっきりとセメダイン系の、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いた甘旨味が苦味で引き締められつつ少々のガス感を伴って滑りこんできます。
 旨味は風の森の中では甘味控えめな印象ですが、しっかりと芯を感じられる味わいで、心地よい苦味がドライな感じを演出しています。
 他の笊籬採りにも言えることですが、熟成香無しに見事に濃厚に落ち着いてきた感じですね。
 後味は苦味で素晴らしくキリリとキレます。

 80磨きとは思えない雑味のない、硬質な味わいのドライな旨酒でした。
 苦味が強めながら、旨味がしっかりしていて全体的な印象はやっぱり私好み。
 純米吟醸とは歩合が違うだけなのに全く違う印象なところが面白いところです。

 温度が上がってくると甘味が結構前面に出てきますね。
 また、日にちが経っても同じく甘味が出て味わいが丸くなる印象。
 これも変化に強いお酒といえるでしょう、私はすぐに飲みきってしまいますが、一ヶ月ぐらいは余裕なのかも。

 燗をつけてみると、香りは目に染みるようなセメダインで、これはちょっと苦手な人はキツイかな…。
 味わい自体はまた甘さも辛さも強まるといった感じで、十分イケます。

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名称:風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:-5.0
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,100円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2014年12月17日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生原酒 真中採り

本日の家飲み 風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生原酒 真中採り

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄。

 風の森はもう何度もこのブログで紹介しており、他のブログ・サイトさんでも感想をよくみる銘柄です。
 しかし個人的には、燗を試している方がほとんどいないことが残念でなりません。
 確かに無濾過生原酒がほとんどのこのお酒を燗にすることには抵抗があるとおもいますが、一度は絶対に試してみるべきと改めて主張したいと思います。
 なお味わいが力強くてそこまで細かい温度調整はいらないと思うので、試すだけならレンジ燗で十分でしょう、気に入ったら色々な温度帯を試してみると面白いです。

 さて、今回は風の森のなかでもお気に入りの雄町純米吟醸、しかも真中採り(まなかどり)です。
 まなかどりについては裏ラベルに解説ありますが、まあ「中取り」とほぼ同義ですね。

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 お約束のように開栓時にはシャンパンのごとく栓が飛び、注ぐと気泡がグラスにつきます。
 ココらへんはもう風の森フリークとしては、その時点でワクワクしてしまう感じですね。

 上立ち香はガス感強めで甘味が混じる、サイダーのような香りがそこそこに。
 含むとやはり強めのガス感をまず感じ、そこから少し間をおいて自然な感じで芳醇な甘旨味が広がります。
 旨味はいつもの風の森らしい芯のある甘味が主役の、マスカットのような味わいなのですが、今回は青りんごのようなフレッシュさと青臭さも強く感じます。
 何よりやはり真中採りらしく旨味に透明感がありますね…、これも贅沢な味わいだなあ。
 後味はガスが見事に受け持ってしっかりとキレます。

 しっかりとした甘旨味、フレッシュなガス感、中取りらしい飲みやすさがそれぞれちゃんとある、ある意味想定通りに完成度の高いお酒でした。
 流石に笊籬採りと比べるとまだまだ若いという感じもしますね、これも寝かせると旨みがさらに乗りそうですが、我慢できないなあ。
 やっぱり風の森は私の重い期待にもしっかり答えてくれるなあ…、一升瓶の信頼感がハンパないです。
 次は低精米のお酒をじっくりいただこうかな。

 開栓後はガス感が抜けていくと共に、少々渋味や辛さのようなキツさも出てきます。
 しかしこれはこれで完成度が高く、むしろこっちが好きな人も多そうな感じですね。
 また、例によって燗を付けてみると、やっぱり素直に甘旨味が出てきます。
 これは素晴らしいなあ…、特に燗冷ましで人肌燗ぐらいの温度だと飲みやすさも最高で、極めて危険なお酒になってしまいます。
 相変わらずのポテンシャルの高さにメロメロになってしまう一時でした。

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名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生原酒 真中採り
精米歩合:50%
酒米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:-4
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税込)3,300円/1800ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2014年09月19日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 純米 夏の夜空 無濾過生原酒

本日の家飲み 風の森 純米 夏の夜空 無濾過生原酒

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 私の鉄板お気に入り銘柄の一つ、奈良県御所市の風の森です。

 今回いただいた「夏の夜空」ですが、これは読んで字の如しの夏季限定酒(微発泡)です。
 ということで夏以外に見ることはあまりないのですが、今回購入した酒屋さんでは秋も終わりぐらいの時期に売っていました。
 その理由を聞いてみるとこれが奮っていて「だって旨いから」、う~ん素晴らしい。
 もう少し詳しく書くと、このお酒は生酒ながら数か月熟成に耐えるお酒でしっかり味も乗ってくるのに、皆夏の間だけに飲んでいるのがもったいないということで、あえてこの時期まで待って販売しているそうです。

 まあ実際名前が夏の夜空で、さわやかな微発泡とくれば普通は秋まで寝かせるという発想はなかなか出てこないでしょう。
 私の知る風の森を扱う酒屋さんは、熟成や燗を含め飲み方を聞くと的確にレクチャーしてくれるので非常にありがたいです。

 ボトルも洒落ていて雰囲気があるので、誕生日祝いに彼女からもらったリーデルの大吟醸グラスでいただきました(唐突な惚気)。

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 上立ち香は甘さとフレッシュさを感じる果実香がそこそこに。
 含むと、まさに微炭酸ぐらいのガス感とともに、丁度良く熟成された旨甘味がストレートに広がります。
 旨味はマスカットを思わせるいつもの風の森らしい芳醇かつクセのないものですが、少々の苦味も伴いつつ炭酸によって物凄く飲みやすくスッキリした印象を受けます。
 いやあ、いつもの秋津穂純米以上に濃厚かつスッキリな感じがするなあ。
 後味は少々の苦味をガス感が引取り完璧なキレ。

 濃厚で熟した甘旨味を微炭酸で引き取る、飲みやすさと芳醇さを兼ね備えたお酒でした。
 これは油断するとスイスイいってしまいますね…、しかもアルコール度は立派な17。
 まるでスクリュードライバーのような飲みやすさです、同様に悪用もできたりして…。

 しかし半年待った甲斐があったなあ。
 実際夏に飲んだ時より明らかに深みが増しているとおもいます。
 発泡日本酒には珍しく、時間が経って少し炭酸が引いたのがまた良い効果なような。

 ちなみに注いでからしばらくするとさらに炭酸が抜けてまたちょっと違った印象になります。
 この状態だとじっくり味わうことができる代わりに当然シュワシュワ感は減退しますね。
 ただ、最後のキレは苦味がしっかり受け持つので、これもスキはないと思います。

 冬真っ只中の「夏の夜空」は、素晴らしい世界を見せてくれた一本でした。

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名称:風の森 純米 夏の夜空 無濾過生原酒
製法情報:無濾過生原酒 
精米歩合:65%
酒米:秋津穂
アルコール度:17%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社(奈良県御所市)
製造年月:2013/8(24BY)
購入価格(税込)1,260円/500ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2014年01月20日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り(いかきどり)

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 私のフェイバリット銘柄、風の森の限定品です。
 秋はひやおろしの時期ですが、風の森ファンにとっては笊籬採りのシーズンでもあったりします。
 基本的に1年の間蔵内で寝かされ(寝かしかたにも独自のやり方があるらしい)、一升瓶限定で出荷されるこのシリーズは、ただでさえ魅力的な風の森の酒質を格段に上げて仕上げられる、まさにこだわりの逸品といえるでしょう。
 実は去年も同じスペックをいただき、すっかり虜になってしまった覚えがあります。

 口には封があり「開栓注意」の赤字が目を引きます。
 笊籬採り経験者ならご存知かと思いますが、これが本当に勢い良く栓が飛ぶんです。
 特に油断しがちな二日目が危ないので要注意ですね、今回も天井まで飛びました。
 
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 注ぐと、いつものようにグラスに細かい気泡がつきます。
 上立ち香は風の森らしいフレッシュかつ甘い感じの果実香。
 含むと、超濃厚かつ非常に整った甘旨味が、若干のガス感を伴い口内にジュワ~ッと染みこんできます。
 旨味は、マスカット的な芳醇な甘味が主役で、そこに渋酸味があくまで裏方として寄り添い、輪郭を整える感じ。
 また後味は、その渋味が、ガス感と相まってこれほど濃厚なのにスッキリキッチリとキレ。

 熟した感じの濃厚な旨み、フレッシュ感のあるキレ、心地よく整った甘味を兼ね備えた、私の好みドストライクのお酒でした。
 正直なところ、このお酒は私の理想の日本酒像の、一つの具現化ともいえるものだったりします。
 今年もやっぱり期待を外さない仕上がりでした、このお酒があると晩酌の幸せ度が上がります。

 それでまた燗が良かったですね…。
 酒屋さんも言っていましたが、今年のこのスペックはかなり甘味が強く出るのですが、私的には全然アリです。
 風の森は本当、不思議なほどに燗の悪いところが出ないのが素晴らしいと思います。

 ちなみにこのスペックについては、開封後は早めに飲むのが個人的にはオススメ。
 風の森は味わいが力強いので基本変化も良いのですが、これに関しては味わいの絶妙なバランスが魅力だと思うので…。
 開封1~3日がやっぱり一番好きかな、今回も一升瓶が一週間持ちませんでした。

 ただでさえ完成度の高い笊籬採りの中でもこの雄町純吟はとりわけ素晴らしい。
 怪しいぐらいのべた褒めになってしまいましたが、私はやっぱりこれ本当に好きなんです。
 来年も必ず飲みます!

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名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:50%
酒米:雄町
アルコール度:17%
酵母:k-7系
日本酒度:-2.5
蔵元情報:油長酒造株式会社(奈良県御所市)
製造年月:2013/9(24BY)
購入価格(税込)3,780円/1800ml
お気に入り度:9.0/9.0

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2013年10月26日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

外飲み雑記in四ツ谷三丁目7 「酒徒庵」

 先日会社の同僚中心のメンツでまたも四谷三丁目の「酒徒庵」さんにお邪魔してきました。
 ちょっと偏り過ぎかなと思いつつ、実は毎回違うメンツだったりします。
 なんというか、日本酒好きなら一回はあそこを経験してほしいと思ってしまうんですよね…。

飲んだ銘柄は大体以下の通り。
・風の森 夏の夜空
・篠峯 ろくまる 無濾過生
・花陽浴 純米大吟醸 直汲み 雄町48
・石鎚 純米吟醸 槽絞り
・楯野川 純米大吟醸 本流辛口
・ソガペールエフィス ヌメロ シス
・ちえびじん 純米吟醸 山田錦 一回火入れ
・戦勝政宗 特別純米
・青やまユ 生酒
・豊賀 純米大吟醸 直汲み生原酒
・上喜元 超辛 完全発酵
この他にブログ掲載NG銘柄が数点でした(なぜか今回は多かった)。

 今回気に入ったお酒としては、まずこちら。
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 風の森の夏酒ということで、存在は聞いてはいたのですが未飲。
 今回まさに入荷したてのものをいただきました。
 甘旨味がきちんとありながら、微発泡ということで飲み口すっきりと、乾杯酒に最適でした。
 また、ボトルが洒落ているところが評判良し。

 後はやっぱり個人的にはやまユが旨かったなあ…。
 今年の生酒は白だけかと思っていましたが、どうやら青も出てきたみたいですね、裏ラベルにはそのあたりの苦労が綴られています。
 しかし本当にこれは自分のストライクゾーンから外れないなあ。
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 他のお酒では、会のゲストが石鎚をかなり気に入ってくれたことが印象的でした。
 スッキリ系のお酒として完成度が高く、誰にでも勧められそうな安定感があったような。
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 他のラベル(一部)はこんな感じ。 
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 今回もがっつり飲んでしまいました。
 例によって後半のお酒の味の記憶には濃いもやがかかっていたりして…。
 いつかまたお邪魔したいと思います。

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2013年06月17日 外飲み記録 トラックバック:0 コメント:0

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