超超久 純米吟醸 備前雄町 生 23BY

本日の家飲み 超超久 純米吟醸 備前雄町 生 23BY

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 和歌山県海南市のお酒です。
 前回紹介した紀伊国屋文左衛門と同じく、中野BC株式会社が醸しています。

 超超久については、以前に同じBYのものをいただいています(おそらく米違い)。
 そのお酒は自分にとってはかなり衝撃的な味わいで、「こんなにクセが無く旨味だけ増すとは!」と、「複数年氷温生熟成」の可能性をビンビンに感じさせてくれました。
 ある意味私が「生熟成」の魅力を初めて強く意識した銘柄かもしれません…、自分にとってはそれほどに印象に残る出会いでした。

 今回いただくのは、23BYのお酒なので、5年程度氷温で熟成されたものになります。
 全量雄町55磨きで、さらに保管費用もかかっていることを考えると、四合1,500円はまさに破格。
 こればっかりは中小の酒蔵には真似できないでしょうね…、「中野BC」という、日本酒醸造がある種「副業」となっている会社だからこそできることなんじゃないでしょうか。

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 注ぐと、意外にも色付きはそこそこですね。

 上立ち香はまさに熟しきった感じの濃い果実香がそこそこに、ただ老ね香は皆無で生っぽさも感じます。
 含むと、まろやかな印象の非常に濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、裏方のほんのりとした苦味にしっかりと引き締められながら、じんわりと染みこんできます。
 味わいは、紹興酒的な熟成感は皆無で、とにかく素直に味が乗って、年月を経てむしろ丸くなった印象の熟れきった果実の旨味がしっかり主役を演じているおかげで、苦味等の複雑味が見事に雑味ではない魅力に転化しています。
 後味はその苦味をほんのりと残しつつ、自然に引き上げていきます。

 生熟成の魅力を、非常に力強く、かつストレートに感じさせてくれる完成度の高い芳醇旨酒でした。
 何といっても火入れ熟成にありがちな「熟成香」が無いところが驚くべき特長かと…、この超超久は、「生熟成とはなんたるか」ということを知るのに最適な銘柄だと改めて思いました。
 熟成酒が苦手な方にこそ一度飲んでみてほしい銘柄ですね、まあこれで合わなければ「生熟酒」から一度離れても良いんじゃないかと。
 中野BCの日本酒を2本続けて飲み、その酒蔵としての実力を感じた今日この頃でした。

 当然ながら燗も試してみたところ…、うーん優しい。
 若干辛さ(ピリピリ感)は増すのですが、口当たりは本当にまろやかになります、オススメ。
 
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名称:超超久 純米吟醸 備前雄町 生 23BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:中野BC株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年12月19日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

超超久 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY

本日の家飲み 超超久(ちょうちょうきゅう) 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY

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 和歌山県海南市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に確か初めてだったような…
 
 こちらのお酒を醸すのは「中野BC(株)」さんで、wikipediaによると「BCとは「Biochemical Creation」(生化学の創造)の略である。」とのこと。(なぜか公式解説が見つかりませんでした)
 日本酒(通常銘柄は「長久」)だけでなく梅酒などのリキュール類や健康食品も扱っており、一般の地酒蔵より規模は大きいようですね、ここらへん同じ和歌山の「雑賀」を彷彿とさせます。

 さて、今回いただくのはなんと3年以上熟成された「生酒」です。
 いわば「生きている」生酒は変質しやすく保管熟成は難しいと言われていますが、こちらのお酒は「氷室貯蔵」ということで、-5度の冷凍室で保存することによって、劣化を防ぎつつ緩やかに熟成させているようですね。
 数年冷凍室保管ともなると費用はかかりますし売上計上も伸びますので、小売価格にも響いてきてしかるべきなのですが、ありがたいことにそこまで割高でもありません。

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 上立ち香は老ねを感じない落ち着いたお米の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟成感というよりは良い感じに落ち着いて味の乗った印象の甘旨味が力強くかつまろやかに入ってきて、少々の辛さに引き締められつつゆっくりと染みこんできます。
 旨味はレーズン的な熟れた甘さが主役ですが、程良いほろ苦さも存在感があって、
 後味は若干の辛さでお手本のようにキレます。

 元々バランスの良い旨味に、熟成の良い所だけを積み重ねたような、お見事な生熟酒でした。
 いやあこれは良いです、氷温生熟成は数年単位でも老ねないまま旨味が載ってくるんだなあと、あらためて感服した次第です。
 ただ、こういうお酒をこのお値段で出せるのは、しっかりと設備が整って体力もある企業ならではかも…
 兎も角、超超久、今後も見かけたら買ってしまいそうだと思いました。

 そして燗も良いですね~、素直に甘さが増して口当たりまろやか。
 ちょっと辛さも強くなりますがやっぱり旨いです、これは冷酒・燗酒両対応でしょう。

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名称:超超久 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:中野BC株式会社
購入価格(税抜):1,440円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年09月04日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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