DATE SEVEN 「EpisodeⅢ」  純米大吟醸 生もと ~美酒なないろに輝いて~

本日の家飲み DATE SEVEN 「EpisodeⅢ」  純米大吟醸 生もと ~美酒なないろに輝いて~

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 こちらは、宮城県の7つの蔵元が協力して醸した、いわゆる「企画もの」のお酒です。
 (各蔵の代表銘柄は萩の鶴、勝山、墨廼江、伯楽星、山和、宮寒梅、橘屋。)
 当ブログでは、初年度の紹介記事を書いています、2年ぶりの家飲みになります。

 初年度は蔵の華33%、次年度は蔵の華55%のスパークリングだったようですが(一応これも外飲みしました)、今年度は美山錦33%の「生もと」造りとなっています。
 この「生もと」というのが今回のポイントでしょうね、この辺りの詳細はSAKETIMESの特集に詳しく載っていたので、興味があればご参照を。
 今回リーダーを担う「萩野酒造」は、モダン山廃系として人気のある「日輪田」を醸している蔵であり、そのあたりの技術がどう活かされているかが見所(飲みどころ?)かと思います。

 ちなみにお値段がちょっとお高めということもあって、今回も買うつもりはなかったのですが、他の銘柄目当てで初訪問した「朝日屋酒店」さんでたまたま置いていたので、つい買ってしまった次第です。
 この辺り、話題の銘柄に飛びつくまいとしつつも、ミーハー心を捨てきれない自分としての葛藤を感じましたね…
 

 上立ち香は上品な印象ながら存在感のある乳酸的香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある乳酸味と程々の甘味がスルスルと流れ込んできて、最後までその純度とバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、とても柔らかく、雑味が無く、上品なまとまりのある、バカスカ飲んでしまいそうな飲みやすさのあるアルコール入り乳酸飲料的なもの。
 後味は酸味が優しく引き取って自然に引き上げていきます。

 モダン山廃の極北と言った趣の、極めて「飲みやすい」、高精白生もととしての意義を感じるお酒でした。
 裏ラベルの「現代的な爽やかさの中に生もとらしい深みを秘めたその味わい」という表現は割と当たっているように感じました。
 値段も方向性も以前にいただいた新政のジェイドを思い出させる感じでしたね。
 私にはちょっと上品&大人しすぎるかなとは思います(値段もちょい高いし)が、日本酒初心者から玄人までこれを嫌いという人はあまりいないことでしょう。
 伊達セブンは今後の展開にも注目していきたいと思いました。

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名称:DATE SEVEN 純米大吟醸 ~美酒なないろに輝いて~
精米歩合:33%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:(7蔵合同)
購入価格(税抜):2,038円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2017年10月07日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒

本日の家飲み 二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒

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 愛知県岡崎市のお酒です。
 前回に引き続き、二度目の家飲み。

 前回、このお酒が急に表舞台に出てきたことについて、若干「蔵の営業力が凄いんじゃないの~」みたいなニュアンスのことを記事前半で書いてしまいました。
 が、実際に飲んでみると、実力が各酒屋さんに評価されたんだなあということを納得させられてしまいました。
 これは前から思っているのですが、やっぱり地場の中堅蔵が本気を出すと(特に新ブランド立ち上げて)相当高レベルのものが出来てくるんですよね。
 「旦」とか「花邑」なんかは正に典型的でしょう、今後も中堅蔵と小さな蔵との仁義なき戦いは激化していきそうな気がします。

 さて、今回は雄町の48の純米大吟醸生原酒、雄町をここまで削るのは結構珍しいと思います。
 細かい話ですが、裏ラベルが山田錦は「五十五」記載で、今回は「48」なのが地味に気になりますね、書分けの意味はあるのだろうか…

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 上立ち香は結構酸の立つ、オレンジ的なフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、若干トロミ感じるほどに濃厚な甘酸旨味が力強く入ってきて、その濃い味わいを酸でしっかりと引き締めながら、最後まで存在感を放ちながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり甘味がしっかりとしたオレンジ的な、酸の働きで透明感を、若干の苦味で引き締まりを添える非常にバランスの良いもの。
 後味は苦酸に加えて辛さまで出てきて、最初の印象とは別次元にガッツリキレます。

 柑橘系果実の甘酸を主役にしつつ、キレの良さが非常に印象に残る、完成度の高い芳醇甘旨酒でした。
 このお酒にも好ましい「透明感」と「軽さ」はありますね、ただ私としては山田錦の方がその個性がハッキリしていたように思えます。
 それにしても二本とも旨かったなあ、最近では基峰鶴と同様の個人的超当たり銘柄でした。
 とにかく、二兎は今後要注目銘柄だと確信した飲み比べでした。

 開栓後も酸が支える形になりますが、ちょっと甘味が引っ込む感じかな…
 若干最初はガスもあったようで、個人的には開栓直後が一番好きです。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1840.html

名称:二兎 純米大吟醸 雄町48 生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:丸石醸造株式会社
購入価格(税抜):1,686円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

 飲み比べ記念写真。いやあ良い買い物だった。
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2017年09月06日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

本日の家飲み 百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)

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 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでは既に3回登場していますが、全て「お気に入り」入りしている、マイフェイバリット銘柄になります。

 実はこの百楽門、28BYについては、杜氏さんの体調不良により、休造となってしまっていました。
 ファンとしては悲しむとともに、今後を非常に心配していたのですが、どうやら29BYからは蔵元社長が杜氏となる形で復活するようです、いやあ良かった良かった…
 この点については「日本酒感想日誌」さんが既に記事にされてますね、こちらはいつものタイムラグで出遅れました(笑)
 ちなみにこの状況下でも蔵元ホームページには動き無し、管理できないなら閉鎖したほうが良いんじゃないかしらと思ってしまいます…。

 というわけで、今回いただくのは27BYの在庫、(おそらく酒屋さん内で)1年以上生熟成されていたものになります。
 裏ラベル記載の情報は充実していて素晴らしいです、実は全く同じスペック・同じ出荷日のお酒を昨年飲んでいるので、1年ぶりでの再飲ということになりますね。
 日誌係さんは火入れの辛口酒をセレクトしていましたが、私はあえて甘口系の生酒に突っ込んでみました。

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 上立ち香はやはり熟した甘さを秘めていそうな香りがそこそこに。
 含むと、非常に丸い口当たりで、超濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、奥の奥に酸と苦味を感じさせつつも、最後まで柔らかさを維持したままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、前回に感じたリンゴ的な甘さが素直に熟して洋梨と化した(?)感じの甘さが、シロップ的な粘度を感じさせるような感触を纏って、とにもかくにも濃厚という印象。
 後味は、流石に口中に甘味の余韻を残しつつ、しかしほんのりとした苦味の面影もあり、思ったよりはしっかり引き上げます。

 濃く、丸く、優しい甘さが体中に染み渡る感じの、超芳醇完熟甘口酒でした。
 あまりの濃さに「甘ダレ一歩手前」的な危うさも感じますが、それでもバランスは崩れていないように思えましたね。
 とは言え、これを食中酒にできる人は限られるでしょう、単体で飲むか、デザート酒として楽しむのが相応しい印象です、そしてそれはいまだ私のストライクゾーンだったりします。
 百楽門、29BYに期待を込めるとともに、引き続き強く応援したいと思いました。

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名称:百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒 27BY (1年生熟成)
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1.5前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月07日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽 28BY

本日の家飲み 獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽 28BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 飲んだ回数は数え切れないレベルですが、ブログでの登場は以外にもまだ6本目。

 この寒造早槽は季節限定の生酒で、24BY25BYと家飲みしている、獺祭の中でも私が最も気に入っているスペックです。
 ただ、以前は50%と39%を8対2でブレンドしてあること、そのため精米歩合の表記が法律上「50%」となることがラベルに明記されていましたが、今回の購入品にはそのあたりの記載は無く歩合は48%とだけ記載されています。
 う~む、これはスペック変更されてるってことですよねえ、それで同じ名前でしれっと売るというのは、旭酒造さんらしからぬ商売姿勢なんじゃないかしら…(それともメルマガとかには載ってたんでしょうか)
 しかもググってもこの点に触れている酒屋さんがあまり見当たらないんですよね、素人でも気づくことをスルーとか、プロとしてどうなんでしょう…、「黙ってても売れる」ことにあぐらをかくのはちょっと危険だと、個人的には思ってしまいます。

 といいつつも、このスペックは昔からある種「知る人ぞ知る」限定品という位置づけっぽいので、あまり情報が出てこないのも仕方ない部分もあるかもしれません。
 私としては、諸々の文句を黙らせてくれるような味わいであることを期待しつつ、いただきます。

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 上立ち香はいつものフレッシュリンゴ的な香りが気持ち強めに。
 含むと、結構な濃度の甘旨味が苦味を伴ってグッと入ってきて、そのまま苦味でキリキリしながらも、高精白らしい口当たりで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり結構蜜のあるリンゴといった印象の甘味がしっかりあって、口当たりもなめらかなのですが、いやあ苦い、香り系大吟醸にありがちないやな苦味を最初から最後まで感じます。
 後味はほんのりと苦味を残しつつも、わりと自然かつ上品にキレます。

 高精白の純米生酒として、典型的な良い面と悪い面をそれぞれハッキリ感じる、スタンダードな吟醸酒でした。
 決してまずくはないのですが、獺祭は値段にそぐわないバランスが魅力と思っているので、それが崩れると個性のないつまらない感じのお酒になってしまうと思うんですよね。
 まあこれは若干28BYならではのお米由来の問題のような気もするので、もうちょっと様子を見てみたいと思います。
 ともかく、獺祭は生産体制は整ったはずなので、今後より一層酒質のキープに力を入れてほしいなあと思いました。

 何気に温度が上がってきたほうが、苦味以外の味も強まってまだ良いかも。
 ただなんかやっぱり別のお酒になっている気がするんですよね…、スペック変えたのはハッキリいって失敗なんじゃないかしらん。

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名称:獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽 28BY
精米歩合:48%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:旭酒造株式会社
購入価格(税抜):1,570円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年06月18日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

本日の家飲み 横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY

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 長崎県壱岐市のお酒です。
 ブログでは2回目の登場になりますね。

 実は昨年(27BY)も同スペックをいただいており、とても好印象でした。
 その記事でも若干触れましたが、こちらのお酒は日本酒蔵としては休蔵中だった酒蔵の跡継ぎが、つい最近別の蔵の設備を借りて酒造りを再開して醸したお酒です。
 この辺りの背景はSAKETIMESが記事にしていました
 それによると、この横山五十は、東洋美人を醸す澄川酒造に泊まり込んで醸したお酒とのことです、ちなみにその前は「東一」を醸す五町田酒造に修業を兼ねて泊まり込んで酒造りをしたこともあるそうで、何というか泊まり込みまくりですね(笑)
 ただ、その事実には並々ならぬ情熱を感じます。

 スペックは前回と同じく、山田錦の50磨きのしぼりたて生うすにごり。
 私が二年連続で同スペックを飲むのは珍しいのですが、コンセプト的に多くのスペックを並べるブランドでないのと、単純にもう一度同じ酒を飲みたかったのがセレクトの理由です。
 若干お高めなので、思い切って一升瓶購入することでコスパをカバー(したつもり)。

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 上立ち香は何気に珍しいくらい露骨なメロン香が気持ち強めに。
 含むと、少々青さをまとった甘旨味が力強く入ってきて、心地良い程度の酸苦を感じさせつつも、最後まで芯のある旨味を保ってしっかりと染み入ってきます。
 旨味は、香り通りの印象の、青さとフレッシュさをがっつり伴ったメロン度の非常に高い甘旨味が主役で、酸が重さを軽減し、苦味は最低権の引き締まりを添えるという、典型的ながらも魅力的なもの。
 後味はやっぱり青っぽい苦酸でしっかりとキレます。

 昨年と同傾向の、濃厚ながら全体のバランスが良い、直球勝負の甘旨フレッシュ酒でした。
 味の方向性は私のどストライクです、もうちょっと青さと苦味が引っ込んで、洗練された味わいになれば言うことない感じですね。
 まあ先入観バリバリですが、東洋美人のippoシリーズに近い味わいに感じました。
 横山五十、蔵元の動向を含め、今後も注目していきたいと思います。

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名称:横山五十 純米大吟醸 山田錦 うすにごり生 28BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:重家酒造株式会社
購入価格(税抜):3,676円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年06月10日 長崎の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY

本日の家飲み 花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 相も変わらず当ブログ最多登場銘柄になっております。

 花陽浴については今期(28BY)既に美山錦純吟八反錦純吟おりがらみにごり生をいただいており、また、今回の美山錦純大については27BYのおりがらみ25BYの同スペックを家飲みしているという、状況になっております。
 まあ、そのペース自体が示していることですが、やっぱり惚れ込んでいるんですよね、この味わいに。
 それだけに28BY最初の美山錦を飲んだ時の「これは違う…」という感触は本当に恐ろしいものでした…

 その後生にごりを飲んだ印象により、ちょっと寝かせた方が「らしい」味わいになりそうだと思い、今回のお酒については、1月出荷分を3月中旬に開栓して飲んでおります(そしてブログ掲載は5月という体たらく)。
 スペック的にはいつもの美山錦48磨きの袋吊り無濾過生原酒になります。

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 上立ち香は華やかな印象のいつもの柑橘系果実の香り(ただ若干大人しめ)がそこそこに。
 含むと、濃厚ながら透明感のある甘旨味が摩擦なしの口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を維持しつつ、奥の方に苦味も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはり花陽浴らしいパイン的な甘旨酸味が主役、濃度も満足できる水準で、透明感に加え苦味もあるからか、ガンガン飲み進んでしまう魅力がありますね。
 後味はほんのりとした苦酸を感じさせつつも、優しくキレイに引き上げてくれます。

 華やかさ、透明感、そしてバランスを兼ね備えた、高次元のまとまりのある芳醇甘旨酒でした。
 何というか、このお酒でようやく今期花陽浴が目指したものの一端が感じられた気がします、ちょっと大人になったかのような。
 ただ、私としてはちょっと苦味が気になるのと、何より花陽浴にはやっぱり超濃厚甘旨路線(ただし荒さは皆無)という方向性を求めたいんですよね…変化を望まないわがままなファン心理というやつです。
 ともかく花陽浴は今後も密着して動向をチェックしたいと思います(実は今期雄町は購入済み)。

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名称:花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 美山錦 28BY
精米歩合:48%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年06月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

本日の家飲み くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 外飲み経験はそれこそ数え切れないぐらいにありますが、驚くべきことに家飲みは初めてでした。

 くどき上手は既に銘酒居酒屋等で確固たる評価を得ている銘柄であり、基本的には「フルーティー」という言葉に象徴されるような、今風の吟醸酒という文脈で語られることが多い銘柄だと思います(超辛口酒「ばくれん」という例外的な商品もありますが)。
 精米歩合22%の「穀潰し」、超甘口の「ヒ蜜」、果てはチョコレート風味を謳う「ショコラ」みたいに、ユニークな商品ラインナップも特徴ですね。
 私が今まで家飲みを逃していたのは、いつも使っている酒屋さんで意外にも扱いなかったことと、四合瓶の流通量が明らかに少ないことに因っています。

 今回は、比較的スタンダードスペックの新酒純米大吟醸四合瓶を店頭で見かけたため、「そういや家で飲んだことなかったな」とセレクトしました。
 私が最近出羽桜でも出会った山形の酒造好適米「出羽の里」を48%まで削った、新酒第一弾の生酒とのこと。

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 上立ち香は見事に蜜たっぷりのリンゴといった趣の果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸っぱい印象の旨味がスルスルと入ってきて、華やかめの含み香を振りまきつつ、唾液腺を刺激しながらそのままの勢いで喉奥に流れ込んでしまいます。
 味わいは、好ましい青リンゴ的な甘酸が中心にありながらその存在感は薄く、香り系吟醸酒にありがちな苦味もあって全体としては細くか弱い感じの印象。
 後味はその苦味を少々残しつつ、酸でキレます。

 高精白の良いところと悪いところがそれぞれギクシャクと共存している印象を受ける、線の細いお酒でした。
 決して薄くはないのですが、なんというか膨らみに欠けるといいますか、味わいが香りに負けている感じがありますね。
 もちろん普通に美味しく飲める上での話ですが、くどき上手に期待していた味わいとしてはちょっと残念かも…新酒第一弾ということもあって、28BYの米の出来に対応できてなかったのではないかという仮説を個人的には立てております。
 くどき上手、またあらためて他のスペックもいただきたいと思いました。

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名称:くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:48%
使用米:出羽の里
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒

本日の家飲み 風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森は以前から、奈良の酒米である「露葉風」を使った純米酒(精米歩合70)を出していましたが、今回いただくこの純米大吟醸は28BY初登場の新製品になります。
 この辺りの経緯は奈良県の地酒屋「あべたや」さんの商品紹介ページに詳細が載っていましたので、興味がある方はご一読を…
 ポイントは、「露葉風の品質は生産農家の方々のご努力もあり、年々向上しており、本年のお米は高精米にも十分対応できる酒造好適米となってまいりました。」という部分でしょうか。
 酒蔵が農家としっかり連携して継続的・安定的に調達することの大切さが伝わってくる気がします。

 裏ラベルには相変わらず細かい情報の記載が有ります、超硬水の長期間発酵というのもいつも通りですね。
 白いラベルは見た目格好いいのですが、写真写りが良くないのがちょっと難点かも。

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 上立ち香は甘く濃厚な、プルーンのような香りがそこそこに。
 含むと、独特な奥深さのある濃厚な甘旨味が強めのガスを伴いチリチリジュワーッと入り込んできて、徐々に強まる渋味で輪郭を保ったまま、息が長く染み込んできます。
 味わいは、三○矢サイダーに半熟のメロン果汁を混ぜたようなガス甘をメインとしつつ酸も伴ってダレ感の無い、青く複雑味のある旨味が主役ですね、磨いている割には味わいたっぷりですが、しつこさが無いのは磨き相応という印象。 
 後味は、ガスと渋味で力強くキレます。

 個性及び濃度と上品さを兼ね備えた、完成度の高いチリチリ芳醇甘旨酒でした。
 50磨きでこれだけ味を出してくるのは風の森らしい感じですね、そしてそれとガスが相まって絶妙なバランスの飲み応えを与えているのもいつも通り。
 露葉風特有のクセのようなものも若干ありますが、全体としては新製品とはとても思えないような安定感のあるお酒だと思います、やっぱり各蔵が特定品種のお米にこだわりを持って、長期間造りの知見を集積するということは大事なことなんだなあと感じました。
 風の森は完全に自分にとって不可欠な銘柄になっていますね、今後味が変わらないことを切に願う今日この頃。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-45.html

名称:風の森 露葉風50 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水生酒
精米歩合:50%
使用米:露葉風
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年05月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

本日の家飲み 繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

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 福岡県八女市のお酒です。
 ブログでは24BYの純米大吟醸生を紹介して以来の、実に4年ぶりとなる2回目の登場です。
 にごり酒特集の3本目。

 今回甘旨系にごりを探すにあたっては、当然ネット情報をねっとりと仕入れてから購入に走っております。
 その中でもこのお酒は相互リンク先の「日本酒感想日誌」さんの記事で、「而今のにごりが買えなかった方々への代用品」としてもオススメできるという記載があったため、ほぼ即決の勢いでセレクトした次第です。
 いやあ丁度私のニーズにばっちり合致した情報で、非常にありがたかったですね。

 スペック的には精米歩合50(米は夢一献らしい)の純米大吟醸の生酒でありながら、お値段は税抜き1,200円台と極めて良心的。
 なお、開栓するために上部ラベルを剥がして初めて気づいたのですが、これ穴開き栓でした。
 それに気づかず一ヶ月半ぐらい購入してから置いてしまったのは痛恨事ですね、穴開きだとガスは抜けるでしょうし、ダレるリスクも高いと思うので…

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 上立ち香は甘くお米っぽい香りが仄かに。
 含むと、甘くて粘度を感じるような旨味がとろ~りと入ってきて、裏方に酸とほんの少しの苦味を感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは遥か昔に食べた金柑の砂糖漬けを彷彿させた、熟した柑橘果実の酸をしっかり甘さがコーティングしたような、柔らかさとキレを両立させたもの。
 後味は、酸に加えて少々の苦味も出てきて、力強くキレます。

 果実の甘酸と、お米の旨味が融合したような、とても存在感の有る甘旨系にごり酒でした。
 ガス感は本当に僅少でしたね…、熟感も結構あってこれはちょっと間を置きすぎた感じかな、穴開き栓に気づかなかったのが口惜しい…(というかラベルで封するくらいなら密閉栓にして欲しいところ)
 ただ発酵食品的な複雑味はなんとも面白いです、甘酒的な風味もある感じ、そしてコスパも素晴らしいレベル。
 この繁升にごりは、またいつか買って、即開栓でいただきたいと思いました。

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名称:繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
精米歩合:50%
使用米:夢一献
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,225円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月03日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十八盛 純米大吟醸 朝日 無濾過生原酒 限定直汲み

本日の家飲み 十八盛 純米大吟醸 朝日 無濾過生原酒 限定直汲み

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 同蔵のお酒は、山廃の「青螺姫」限定ブランドの「多賀冶」に続いて三回目の紹介になります。

 出張(時に買って帰った)酒特集もついに7回目、最後の出張先の岡山酒にたどり着きました。
 このお酒を買ったのは「ワインと地酒 武田」さんの岡山幸町店。
 入店直後、冷蔵庫がほとんど無いのを見て「げ!」と一瞬思ったのですが、実はディスプレイには空き瓶が並び、実物は全て店奥に保管されているというタイプのお店でした。
 この店舗を見た限りでは、岡山酒重視というよりは、全国レベルの通用する銘柄を地域にこだわらず取り扱っている印象でしたね、まあ「王祿」を扱っている時点でただものではないということは伝わります。

 今回は前回感想メモ紛失という失態をやらかした、多賀冶の記事に関するリベンジという意味合いもこめたセレクトです。
 地元銘柄ながら、「純米大吟醸」「無濾過生原酒」「限定直汲み」という、マニア向けのフレーズがならぶスペックには否応なしに惹かれますね。
 使用米である「朝日」については、以前の「和心」の記事で若干解説しています
 岡山(とくに赤磐市)については雄町が非常に有名ですが、朝日も結構使われているようですね。

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 上立ち香はフレッシュで硬質な印象の、甘いセメダイン的な個性的な果実の香りがそこそこに。
 含むと、ガスをしっかりとまとったフレッシュな甘旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ちながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ある意味ラベルの印象通りのベリー系の甘酸旨味が主役で、新酒らしくもキツ過ぎない苦味がしっかりと引き締まりと飲み飽きなさを添える、典型的ながらも理想的な新酒らしい魅力にあふれるもの。
 後味は酸苦味がちゃんと表に出てきて、しっかりとキレます。

 存在感のある甘旨味を、ガスと仄かな苦味が引き締めつつも素直に楽しませてくれる完成度の高い芳醇フレッシュ酒でした。
 スタンダードなフレッシュフルーティー酒ではあるのですが、味わいの芯が非常にしっかりとしていて、飲み進めるほどに旨味がより染み出してくるように感じましたね。
 やっぱりこの蔵は実力派なのでしょう、この地酒戦国時代で浮き上がってくるだけのことはあります。
 次はまた多賀冶もいただいてみたいと思いました。

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名称:十八盛 純米大吟醸 朝日 無濾過生原酒 限定直汲み
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:十八盛酒造株式会社
購入価格(税抜):約1400円(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:ワインと地酒 武田(岡山幸町店)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年01月28日 岡山の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

北の錦 純米大吟醸 冬花火

本日の家飲み 北の錦 純米大吟醸 冬花火

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 北海道夕張郡栗山町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、出張酒連載も6本目、折り返し地点となりました。

 こちらのお酒は札幌出張の際、すすきのにある「ヤマショウ酒店」さんで購入したお酒です。
 ちなみに出張帰りに寄る酒屋さんについては前日までにネットで入念に情報収集し、取り扱い銘柄と店舗所在地を勘案して候補をピックアップし、時間が許せば下見をした上で来店することにしています。
 まあそこまでネットリと準備すればお店的に外すことはほぼ無いですね、後は時間および荷物的にどこまで粘るかが勝負になります。(何と戦っているのか…)
 
 閑話休題、今回購入したのは北海道では有名、かつ東京ではあまり見ない「北の錦」の限定純米大吟醸になります。
 現地でしか基本手に入らないお酒(通販除く)である上、地元産吟風使用というスペックもあって、みやげ酒に相応しいと思いセレクトしました。(生酒派の私としては、同蔵の同じく限定品「北斗随想」を狙っていたのですが見当たりませんでした…)

 「冬花火」というネーミングの由来は裏ラベルにあります、白地をうまく使った中々に洒落たデザインかと。
 (恐らく)加水あり、火入れの純米大吟醸ですね。

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 上立ち香は落ち着いたアルコールの香りがそこそこに。
 含むと、程よく熟した甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、アルコールの辛さを若干感じさせつつじんわりと染み込んできます。
 味わいは、若干伝統的な落ち着きを感じさせるマスカット的な甘酸の旨味が主役、兎にも角にも全体のバランスが良くて、しっかりと旨味を感じさせつつキレがバツグンですね。
 後味は辛さを口中に残しつつ、自然かつしっかりとキレます。

 ありがちな香り系大吟醸とは一線を画した、落ち着いてキレの良い旨味が魅力のお酒でした。
 生酒好みの私が、このスペックでこれだけ楽しく飲めるということに、このお酒の完成度の高さをしみじみと感じましたね。
 いやあやっぱり地方大手の限定酒って安定感ありますね…、厳しい状況下で生き残ってきた実力は伊達ではないということなのでしょう。
 北の錦、いつか北斗随想の方も是非いただいてみたいと改めて思いました。

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名称:北の錦 純米大吟醸 冬花火
精米歩合:50%
使用米:吟風
アルコール度:16.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ヤマショウ酒店(札幌)
お気に入り度:8.3/9.0

・おまけ:すすきので撮った雪ミク電車2017ギャラリー
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 時間の関係で乗れなかったのは残念無念…

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2017年01月24日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE2 28BY

本日の家飲み 風の森 ALPHA TYPE2(アルファー タイプ2) 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 当ブログ開設当初からの推し銘柄の一つですね、今年も当然新年酒に登場です。

 今回いただくアルファ2は、風の森が力を入れているお米である「秋津穂」をなんと22%まで削り、「この上なき華」というテーマで醸されたハイクラスのお酒です。
 このお酒については以前(25BY)に外飲みで非常に好印象を受けており、今回は念願叶っての家飲みとなります。
 実はこのお酒はお米の調達の関係で26BYの販売がなく、27BYは新発売であった「氷結採り®」の「ALPHA TYPE4」を優先してしまったので、ここまで家飲みが遅れてしまったんですよね、地酒の特定スペックについては間が悪いと軽く数年出会えなくなってしまうのが辛いところです(私は執念深いので数年越しでも狙いますが)。

 お値段は四合瓶で3,000円ということで、いつものブログ掲載銘柄の大体二倍ぐらいになっております。
 まあ精米歩合22%の無濾過生原酒ですからね…、少なくとも割高とは言えない値段設定ではあると思います。

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 上立ち香はほんのり甘さとガスを感じる高級サイダー(なんじゃそりゃ)的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味の塊が、強めのガス感を伴ってシュワシュワと、しかし極めて高純度なままでゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、風の森らしいサイダー的な甘旨味を、高精白らしく素直に洗練させた感じですね、ただ削っている割には非常に甘さが濃く、それが上品なのでとても心地良く楽しめます。
 後味はガス感に助けられつつ、自然に引き上げていきます。

 高精白らしい上品さと、高精白らしく無い濃厚な旨味が見事に両立している、個性派ハイクラス芳醇酒でした。
 単純にキレイなだけの高級酒とは一線を画しているのが素晴らしいと思います、以前に紹介した黒村祐同様、造り手の確固たる意志が透けて見えるお酒でしたね。
 ただ去年飲んだアルファ4(5,000円)と比べると、あまり違いがわかりませんでした…、私の舌にはこちらで十分ということなのでしょう。
 アルファ2、いつかまた特別な日に是非ともいただいてみたいと思いました。 

 開栓後ちょっと経つと、ガスが抜けた分甘さが残る感じになりますね。(ダレまでは行かない)
 開栓直後の絶妙なバランスがやっぱり魅力的ですね、これに関しては早飲みがオススメ。

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名称:風の森 ALPHA TYPE2 28BY
精米歩合:22%
使用米:秋津穂
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段を考慮に入れても)

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2017年01月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生

本日の家飲み ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生

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 秋田県秋田市のお酒です。
 ブログでの紹介は意外にもまだ2回目ですね。

 秋田の蔵元集団「NEXT5」の一員ということで知られるゆきの美人ですが、同時にマンションのフロアで酒を醸している「マンション蔵」としても、マニア間では有名かと思います。
 この蔵の設備については、日本酒ブログ「マイ日本酒探し」さんに非常に詳しい取材記事があるので、そちらもご参照ください。
 実際、昨今の傾向を考えると、こじんまりとしつつも空調が完備された設備で、飲み手のニーズに即したお酒(特定名称酒)を適切に醸し、出荷するというスタイルは小規模蔵の最適解の一つのように思えますね。

 今回いただくお酒も、その設備を活かして他蔵より早く出荷したものと思われる、28BYのお酒になります。
 (タイムラグがひどいですが、私が実際に飲んだのは10月)
 秋田県の酒造好適米である「吟の精」を半分削って作られた純米大吟醸生酒。
 酒屋さんのコメントとしては「いかにも純米大吟醸といった味わい」のとことですが、いかがでしょうか。

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 上立ち香はまさにフレッシュリンゴといった印象の吟醸酒らしい香りがほどほどに。
 含むと、ピチピチした感じながら芯のある甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味を裏に感じさせつつ、最後まで自然にジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、リンゴとバナナの中間のような、フレッシュかつ香りより味に重みがある、まさに味吟醸のド真ん中を行くような旨味が主役、程々の酸味もありますが、雑味は皆無で旨味を純粋に楽しめます。
 後味はしっかりとした味わいが嘘のように自然に引き上げていきます。

 フレッシュさ、上品さをしっかり具備しつつ、ありがちな香り系にならなかった見事な味大吟醸でした。
 いやあいいですね、割と落ち着いた秋酒に囲まれることでより輝きが増している印象で、これはやっぱり10月出荷ということに強く意義があるお酒だと思います。
 NEXT5の中では派手なことをやる蔵が注目されがちですが、このゆきの美人(と春霞)の安定感も十分に素晴らしいものだと思います。
 ゆきの美人は今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

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(参考)「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BYの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-531.html

名称:ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生
精米歩合:50%
使用米:吟の精
アルコール度:16%
日本酒度:+7
蔵元情報:秋田醸造株式会社
購入価格(税抜):1600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年12月27日 秋田の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒

本日の家飲み 翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 この「翠露」は特約店限定ブランドで、蔵元の通常銘柄は「信州舞姫」になります、その舞姫ブランドを巡るゴタゴタについては前回書きました
 そもそもその発端である商標更新漏れも、経営不振による組織整理中であったことが関係しているようですね、現在はどうやらそのあたりはひと段落しているようです。
 最近は「松の寿」の蔵元に関しても清算絡みのニュースがあって(しかも自分が記事更新した直後)大変ビビりましたが、こちらも良く見ると舞姫同様ばっちり事業譲渡はなされていて、安心したということがありました。
 色々とあったとはいえ、経営不振を乗り越えて銘柄が生き続けていってくれるのは一マニアとして嬉しいところです。
 (逆に銘柄・会社が存続していても、買う気が失せるようなげんなりする話が聞こえてくるところもありますが…、タ○ドラとか、き○てきとか、ろ○こんとか。やはり大事なのは「人」だということなんでしょうね)

 話がそれました…、今回いただくのは美山錦49磨きといういかにも長野スペックな純米大吟醸です。
 しかも「中汲み生酒」という贅沢品でありながら、お値段は一升3000円とお買い得。
 ただ、原酒表記がなくアルコール度数16度なので、加水はしているものと思われます。

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 上立ち香は程よく熟した感じの果実香が意外にもかなり控えめに。
 含むと、透明感のあるフルーティーな旨味がスルリと入ってきて、裏側にほんのりとした苦辛さを感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、割りとスタンダードな青リンゴ系の旨酸味が主役で、香りは抑えめで兎にも角にもクリスタルな透明感のある旨味をじっくりと楽しめます。
 後味は酸味メインでスーッとキレます。

 純米大吟醸らしい透明感と上品さがありつつ、ありがちなキツさをしっかりと抑えた圧巻の高コスパ酒でした。
 ただ、個人的には加水っぽさを感じてしまうところが若干残念ではあります、もうちょっと高くても良いから原酒を飲みたかった。
 でも、これで16度っていうのも凄いなあ、まさに「水のように」飲めてしまうお酒なんですよね、それが狙いで、そのための最小限の加水と解釈すると納得感があるかも…
 翠露および信州舞姫、今後も注目していきたいと思いました。

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名称:翠露 純米大吟醸 美山錦 磨き49 中汲み生酒
精米歩合:49%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社舞姫
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:鈴傳(四ツ谷)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年12月07日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

忠愛 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒

本日の家飲み 忠愛(ちゅうあい) 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒

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 栃木県矢板市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに初めていただきます。

 もはや恒例となりつつありますが、通販でまとめ買いしたお酒の紹介がこれからしばらく続きます(四合瓶8本)。
 今回の酒屋さんは栃木県の「増田屋(ましだや)本店」さん、マニアならご存知の方も多いでしょうね。
 取り扱い銘柄の点では、地元栃木のお酒が非常に充実しているほか、全国の有名銘柄も目白押しであり、入手困難銘柄もちらほらあったりと、数ある日本酒通販サイトのなかでもかなりオススメできるお店です。

 今回は、自分として前々から欲しかった東京では中々入手しにくい銘柄狙いで、発注に踏み切りました。
 その一つがこの「忠愛」です、実際都内では居酒屋含め見かけたことすら無いですね…

 スペック的には雄町を50まで削ったうえ、「中取り」「無濾過生原酒」と、なかなか贅沢。
 使用している「M-310酵母」は、お隣茨城県の蔵元「明利酒類」で生まれた「協会10号酵母」の改良版のようです
 このあたり、北関東の蔵同士の横のつながりを感じます、最近同地域のお酒のレベル上昇が著しいのは、そのあたりに理由があるのかもしれませんね。

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 上立ち香は華やかな典型的吟醸酒のリンゴ系の香りがかなり強めに。
 含むと、トロミを感じる濃厚な甘旨味が独特な苦味を伴ってグワッと入ってきて、濃厚かつ華やかながら最後までキリリとした印象で、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、一瞬いかにも大吟醸らしい派手派手しい含み香&甘味&苦味という感じかと思いきや、苦味に絶妙な個性があって、ありがちな飲み進めにくさが見事にカバーされている印象。
 後味は若干の苦味を口中に残しつつ、キレます。

 濃厚な旨味に伴う苦味が個性を形作る、香りと旨味をしっかりと両立させた純米大吟醸でした。
 単なる量産型香り系大吟醸でない奥深さがあると感じました。
 やっぱり、お取り寄せ酒でこういう個性に触れられると嬉しいですね。
 実は忠愛は今回もう一本いただいているので、次回はそちらを紹介したいと思います。

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名称:忠愛 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:+1
蔵元情報:株式会社富川酒造店
購入価格(税抜):1,704円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年10月30日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

月中天 純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ 別囲い(53/60)

本日の家飲み 月中天(げっちゅうてん) 純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ 別囲い(53/60)

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 香川県仲多度郡琴平町のお酒です。
 家飲み、外飲み含めて初めていただきます。
 酒逢さんまとめ買い最後の5本目で、一升瓶の購入になります。

 このお酒を醸す蔵元の通常銘柄は「金陵」で、こちらの方が断然有名でしょうね、香川では最大シェアらしく都内百貨店でも見かけた覚えがあります。
 「月中天」は通常流通品とは一線を画した限定品で、蔵元ホームページの商品紹介にもほぼ記載は無しと、まあ地酒大手によくあるパターン。
 月中天という言葉自体は漢語由来の「壺中天」をもじったものだそうですが、意味合いはともかく響きはとても格好良く感じますし、造語なのでSEOの面でもバッチリと、見事なネーミングだと思います。

 今回いただくお酒の最大のポイントは、何といってもシリアルナンバー入りということでしょう。
 全国60本限定で、私が買ったのは53本目らしいです。
 (当然取り扱い店も僅少のはずですが、私は酒逢さんで買った後に伊勢元酒店さんでも見かけて、一人ニヤニヤしてしまいました。世間の狭さというか、同好の仲間意識を感じたというか…)
 スペック的には山田錦!精米歩合45!無濾過生原酒!おりがらみ!別囲い!とこれでもかとマニア心をくすぐるもので、それでいてお値段は一升税抜3,500円を切っているところが素晴らしい。
 ちなみにこのお酒は試飲を進められ、その勢いのまま買ってしまいました、さすが店長さんは客の嗜好を見分ける目がおありで…

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 上立ち香はフレッシュで自然なリンゴ系の香りが気持ち強めに。
 含むと、極めてバランスの良い上品かつ芳醇な旨味がスルっと入ってきて、徐々に出てくるオリの柔らかな苦味で輪郭を整えつつ、じーっくりと染み入ってきます。
 味わいはリンゴジュース的な、味のある純米大吟醸として典型的なものですが、雑味の無さと口当たりの上品さが非常に高レベルで、濃い旨味を素直にスイスイ楽しめます。
 後味は高精白らしく、とても自然に引き上げていきました。

 高精白の魅力をストレートに感じさせつつ、おりが優しくアクセントをつける、お値段以上の美酒でした。
 最初はインパクト不足かとも思ったのですが、飲み進める度に後を引くというか、いくらでも「飲める」という以上に「飲みたくなる」恐ろしいお酒でしたね。
 このお酒は話題性もあるので親戚の集いに持ち込んだのですが、やはり非常に評判は良く、減りが激速でした。
 月中天、ぜひ他のスペックも試していきたいと思います。

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名称:月中天 純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ 別囲い(53/60)
精米歩合:45%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:西野金陵株式会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.5/9.0

 最後に記念写真を一枚、どれも良い感じの佇まいですねえ…
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 酒逢さんには今後もお世話になると思います。

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2016年10月24日 香川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は8回目です、昨年出会った銘柄なのでかなりのペースですね。

 栄光冨士は米違いの純米大吟醸シリーズを結構数多く出しているのですが、個人的には少しお高いと感じていて(割高というわけでなく、安いスペックが十分美味しいのが理由)、発売時に毎回飛びつくという感じではない状態です。
 が、このお酒はなんとなく買ってしまいました、理由は何と言ってもその見た目です。
 どう見ても日本酒とは思えない迷彩柄のラベルに「SURVIVAL」の金文字、臆面も無く連呼される「超限定」という言葉、そして裏面にはびっしりとスペック等の情報記載と、マニア心をビンビンにくすぐってくるんですよね…
 いやあこんなの出されたらどんな味なのか気になるに決まってますよ、完全にホイホイと釣られました。

 スペック的には希少米である「玉苗」を使っているのがポイントのようです。
 山形発の酒米(別名:山酒4号)で、他にも同県の秀鳳などが使っているようですが、私としては初体験のお米ですね。

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 上立ち香は甘くフレッシュで濃い果実香が気持ち強めに。
 含むと、極めて濃厚な甘味がほんのりとした酸を伴ってトロリと入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で引き締められながら、最後まで力強く染みこんできます。
 味わいはは極めて濃厚ながら柔らかさのある甘味が主役、結構苦味も強めなのですが、芯がぶれていないので安心して甘味を楽しめますね。
 後味は苦味を感じさせつつ甘味の優しさを残してキレます。

 存在感のある甘旨味を中心としつつ、苦味で飲み飽き無さとキレを添え、かつ全体としては優しさを感じさせるような味わいのお酒でした。
 苦味が若干薬臭いのが気になる感じですが、やっぱり甘味がばっちり芯として機能しているのでパランスが取れている感じ。
 見た目よりは普通でしたね(苦笑)、いつもの栄光冨士のライン上にあるお酒だと思います。
 今後も栄光冨士の純大は買っちゃいそうだなあ…

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名称:栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:玉苗
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,666円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒

本日の家飲み 梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒

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 福井県鯖江市のお酒です、通販まとめ買い5本目。
 ブログでの紹介は3回目ですね。

 この「梵」は全国的にも知られている銘柄ですね、ここでは「GOLD」「艶(つや)」を既に取り上げています。
 ここまでメジャーだと自分は割と敬遠する傾向にあるのですが、この「初雪」に関してはたまたま外飲みしたとき衝撃的に旨かったのでセレクトしてしまいました。
 (そういえばこれも艦これ銘柄ですね…、飲むとヒッキーになりそう。)

 一見よくあるしぼりたて・うすにごり生のお酒なのですが、特筆すべきは精米歩合50%と35%のお酒(どちらも純米大吟醸)をブレンドしたものであるということでしょう。
 35%といえば高級品ですからね…、ブレンド割合はわかりませんが、値段がちょっとお高いのもむべなるかなといったところ。
 ちなみにそのあたりの情報はラベルにギチギチと書いてあります、裏ラベルに書かないこのやり方は結構珍しいかも。

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 上立ち香はやはりうすにごりらしい、お米混じりの甘い香りがそこそこに。
 含むと、いやあ極めて濃厚かつ柔らかく上品な甘旨味がグーッと入ってきて、時間差で出てくるおりの苦味で輪郭を整えつつ、最後までバランス良く染みこんできます。
 旨味は柑橘系果実のフレッシュな甘酸を主役にしつつ、口当たりが嘘のように上品かつ優しいですね、苦味もあくまで寄り添う感じで、雑味は皆無。
 後味は高精白酒っぽく、自然に優しく引き上げていきます。

 うすにごりの濃厚さと、高精白の上品さ・透明さを絶妙なバランスで見事に一体化させたような、極めて完成度の高いお酒でした。
 しっかり甘旨く、苦味が控えめなところがいいですね…
 これは本当に私のストライクゾーンど真ん中です、もう少し安ければ完璧でしたが、それは高望みだろうという納得感のある上品さ。
 梵、やはり地酒激戦領域の一歩先を行く銘柄だと感じました。

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名称:梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒
精米歩合:50%(35%もブレンド)
酒米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社加藤吉平商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:酒専門店 知多繁(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年08月25日 福井の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

花陽浴 純米大吟醸 美山錦 おりがらみ 27BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 相変わらず当ブログ最多登場銘柄ですね。

 花陽浴は今期も相当飲んでいるのでもうやめておこうかと思っていたのですが、特殊な経緯で入手機会が巡ってきたので、一升で飲んでしまいました。
 ふと花陽浴の味わいに想いを巡らせてみると、要素自体は「フレッシュ・フルーティー・ジューシィ(FFJ)」を地で行くような味わいであり、恐らく参考にしている蔵も多くフォロワーっぽいお酒にも結構出会うのですが、実際飲むとやっぱりオンリーワンだなあとつくづく思ってしまいます。
 いわゆるインパクトのあるお酒であることは間違いないのですが、そういう派手さの裏の透明感やバランス感こそがこのお酒のコアであり、それはやっぱり丁寧な造りによるのだろうと味わいを通じて感じさせてくれますね。

 sて今回いただくのは美山錦の48、純米大吟醸です。
 前に類似スペック(25BY)を紹介していますが、今回はさらに限定のおりがらみバージョン。

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 上立ち香はトロピカルフルーツに、おりがらみらしい若干の粉っぽさ感が伴った香りがかなり強く。
 含むと、濃厚そのものの甘旨味がおりの苦味を伴ってトロリグワッと入ってきて、強めの酸と時間差で出てきた苦味で輪郭を整えつつ、自然に口溶けて行きます。
 旨味はやはり柑橘系果実の甘酸旨味が主役、比較的に苦味が強めで、甘苦がそれぞれ主張して拮抗している感じがあります。
 後味は苦味が引き取ってしっかりとキレます。

 花陽浴イズムをしっかりと感じる、甘旨酸苦が見事に拮抗しながら楽しさを感じさせてくれるお酒でした.
 他のスペックと比べると、やはり苦味が強めで、花陽浴としては珍しくキリリとした印象もあります。
 毎度のことではありますが、花陽浴は私の期待に応え続けてくれることを改めて確認できた一本でした。

(実は感想書いてから気づいたのですが、ほぼ同スペックを今年既に飲んでました…、脳がやられてますね(呆)
ただ、感想自体はあまりブレてなかったのでちょっと安心)

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名称:花陽浴 純米大吟醸 美山錦 おりがらみ 27BY
精米歩合:48%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):-円/1,800ml
購入した酒屋さん:もらいものにちかい
お気に入り度:8.8/9.0

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2016年08月07日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒

本日の家飲み 百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒

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 奈良県葛城市のお酒です。
 ブログでの紹介は三回目。

 今までは雄町の純米吟醸、五百万石の純米と飲んできましたが、次はもう少し上のランクも飲んでみようと思いセレクトしました。
 この百楽門は個人的にはとても好きな銘柄で、ギャザリーのオススメ銘柄記事でも取り上げています、ただまだまだ首都圏で広く知られているとは言えない印象ですね。
 ちなみに蔵元ホームページはなかなか立派なのですが、更新履歴が2013年の開設時のお知らせだけというのは印象が…
 酒蔵にはありがちなことながら、品質は高いのに情報発信の不味さで損していそうな様子をみるとどうにも歯がゆい思いを抱いてしまいます。

 スペック的には雄町の50磨きの生原酒、しかも中取り直汲みという豪華なものです。
 お値段もちょっとだけ高めですが、むしろ良心的な設定といえるでしょう。

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 上立ち香は典型的なフレッシュ青リンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 ふくむと、非常になめらかな舌触りの、しかし濃厚な甘旨味がヌルリと入ってきて、時間差で出てくる苦味で締め付けられつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいも、ある種典型的な、フレッシュなリンゴ的甘味が主役なのですが、とにかく見事に濃厚さと摩擦のない上品さを両立させているのが見事ですね。
 後味は若干の苦味を舌先に残しつつ、自然にキレていきます。

 スペック以上の上品さのある、純米大吟醸らしい直球勝負のフレッシュ甘旨酒でした。
 香り系吟醸酒特有の苦味が結構有るのが玉に瑕ですが、それでもお値段以上のまとまりを感じられましたね。
 百楽門の雄町は自分にとってド鉄板ですね…、今後「辛口」、「裏」などの商品も買ってみようか、検討してみたいと思います。

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名称:百楽門 純米大吟醸 中汲み生原酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1.5前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年07月30日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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