星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 Prototype9

本日の家飲み 星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 Prototype9

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 愛知県知多郡阿久比町のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は二回目ですね。

 ほしいずみはブログ「日本酒感想日誌」さんのイチオシ銘柄ということで、昨年ひらがなラベルの純米おりがらみをいただきました
 その時の印象はすこぶる良く、今回通販にて購入機会があったので同梱した次第です。
 今回はラベルが漢字記載ですが、これは購入先の登酒店さんの商品紹介コーナーによると、「クラシックな酵母を使用したシリーズということで、ラベルは昔使用されていたラベルをベースにしたレトロラベルとなっています。」とのこと。
 本当はもうちょっと情報が欲しかったのですが、蔵元ホームページの更新が約8年前で止まっているという壊滅的な状態なので諦めました…

 ただ、裏ラベルの記載が丁寧なのは良いですね、酸度・アミノ酸度まで明記されているのはレアかと。
 使用米は最近白老でも出会った愛知県の酒米「夢吟香」で、60まで削っています。

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 上立ち香は意外にも抑えめなキリリとしたアルコール混じりの香りが仄かに。
 含むと、中程度の濃度のキリリとした甘酸旨味がスルスルと入ってきて、最後まで引き締まりを保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘味寄りの柑橘系果実の甘酸が芯にあるもので、とにかく旨味の存在感と酸による引き締まりのバランスが良く、どんどん飲めてしまうような軽さもあります。
 後味は少々の苦味をほんのりと残しながら、スッキリとキレます。

 全体的に中庸を行く印象の、スイスイ飲めるバランス系甘酸酒でした。
 これはこれで良いお酒だと思うのですが、前回飲んだ印象とはかけ離れていますね、そして個人的にはそれは残念。
 日誌係さんから28BYの純米はイマイチだったという情報もあり、この印象の違いがスペックによるものかBYによるものかは判断が難しいところです。
 ともかく、ほしいずみは、次はまたひらがなラベルをいただいてみようと思います。

 常温の方が甘味が出てきて個人的には好きです。
 が、冷やしてスッキリいただくのがふさわしいお酒のような気も…、迷うところですね。

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名称:星泉 純米吟醸 無濾過生原酒 Prototype9
精米歩合:60%
使用米:夢吟香
アルコール度:17%
日本酒度:-0.5
蔵元情報:丸一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年07月16日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

謙信 純米吟醸 愛山 生酒

本日の家飲み 謙信 純米吟醸 愛山 生酒

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 新潟県糸魚川市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 いまだ巷では淡麗辛口のイメージが強いと思われる新潟酒ですが、個人的には芳醇系銘柄の宝庫である印象が強かったりします、この謙信もそうですし、たかちよ、村裕、山間なんかは露骨に濃厚ですしね。
 ところでこの「お酒の味と地域性」というのは結構古くて新しいテーマだと個人的には思っています。
 杜氏集団の傾向などの歴史的背景、地元名産品などの食生活に関する事情、お米や水などの原材料の傾向等々、実に色々な要素が絡み合っている、論文の1本や2本余裕で書けそうな奥深さがあるんじゃないかと。
 ただ、昔に比べると、少なくとも全国区で売られるような地酒については、前述の新潟酒に象徴されるように、地域性はかなり薄くなっている印象がありますね。
 結局のところ大事なのはあくまで「銘柄」であって、地域性については、「新潟のお酒だから淡麗辛口に違いない!」といった固定的先入観に囚われるのではなく、「お、なんか変わった味だと思ったら奈良酒じゃないの」みたいに楽しむ要素として、付き合っていくのが良いんじゃないかなあと個人的には思います。

 閑話休題、今回いただくのは高級米愛山を55%まで削った純米吟醸生。
 お値段も若干いつもより高めですが、このスペックならむしろ割安でしょう。


 上立ち香は濃い目の甘さと酸を感じるフレッシュなベリー系の香りが気持ち強めに。
 含むと、香りの印象以上の超濃厚フレッシュな甘旨味がグワッと入ってきて、これまた強めの酸と個性的な渋味?が深みを与えつつ、最後まで存在感を保って染み込んできます。
 味わいは、極めて濃厚かつ奥深さのある甘酸旨味が厳然たる主役を演じる感じですね、味わいたっぷりではありますが、個々の要素が並列するというより絡み合って一体化している印象。
 後味はほんのりと渋味を残しつつ、酸でしっかりとキレます。

 フレッシュジューシーかつ、愛山らしい個性と、何より魅力的な濃度のある力強い芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあやっぱり謙信は私の好みどストライクですね、愛山もしっかり使いこなしている印象。
 ちなみに私は自分の好み(芳醇甘旨)がわりとハッキリわかっているため同様のお酒を大量に飲んでおり、それだけにその中でも一歩抜き出していると思ったお酒については自信を持ってオススメできると自負しております。
 謙信はまさにそういう銘柄の一つですね、今後もちょくちょく家飲みしたいと思います。

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名称:謙信 純米吟醸 愛山 生酒
精米歩合:55%
使用米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元:池田屋酒造株式会社
購入価格(税抜):1,759円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年07月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

庭のうぐいす 純米吟醸 うすにごり 生酒

本日の家飲み 庭のうぐいす 純米吟醸 うすにごり 生酒

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 福岡県久留米市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、意外にも家飲みは初めて。

 庭のうぐいすは、個人的なイメージでは、福岡酒の中ではかなりメジャーな銘柄だと思っています。
 居酒屋でも結構見かけますし、かの口コミサイト「日本酒物語」の福岡県ランキングでも1位ですし(ちなみに同サイトのランキングは「味」というより「知名度」を図る指標として有用だと思っております)。
 ただ、意外にも出会いが無かったというか、何となく「いつでも飲める感」が邪魔をして今までセレクトしてこなかった次第です。
 いやあ、通うお店と特約店が被らない限り、家飲み機会を数年逃すなんてざらにありますねえ…、気になる銘柄をコンプするまで一体何年かかることやら(それが楽しくもありますが)。

 裏ラベルの情報は貧弱ですが、蔵元ホームページにはがっつり細かい商品紹介が載っていました。
 うーむ、飲みながら確認する分にはありがたいですが、基本店頭で確認できないのはマイナスかな…。
 麹米山田錦、掛米夢一献、精米歩合は両方とも50と結構削っています。

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 上立ち香は濃厚な、お米と果実の混じった、甘さを感じさせるようなフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、濃い目かつ新酒らしくフレッシュな甘旨味がググっと入ってきて、結構存在感のある苦味でダレを防ぎつつ、ゆっくりと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、割りとスタンダードなリンゴ的甘旨味が主役、酸は程々で、吟醸酒らしい苦味も結構存在感がありますね、うすにごりらしく少々粘度も感じるのが面白いところ。
 後味はほんのりと苦味を感じさせつつも、自然にキレていきます。

 生の吟醸酒として典型的な魅力を素直に楽しめる、コンセプトのはっきりしたお酒でした。
 なんというか安定感のある味わいでしたね、ただ苦味が強めなのは玉に瑕だと思いました。
 まあ今期(28BY)の高精白系のお酒は、どこも苦味が強い印象があるので、例年はよりまとまりのあるお酒なのかもしれません。
 庭のうぐいす、来期以降にまたいつか家飲みしたいと思います。

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名称:庭のうぐいす 純米吟醸 うすにごり 生酒
精米歩合:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:夢一献
アルコール度:16%
日本酒度:+2
蔵元:合資会社山口酒造場
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年07月04日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過

本日の家飲み 不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過

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 千葉県成田市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回の「鳴海」に続いて千葉のお酒です、私は千葉県出身なので若干思い入れが強まってしまう感じがありますね。
 そしてこの「不動」は、それに加えてもう一つ自分にとって特別な点があったりします。
 というのは、何を隠そう当ブログで初めて紹介した銘柄なんですよ
 特別な意味があって選んだわけではないのですが、やっぱり自分の記憶には残りますね…
 それにしても、もう遥か昔のような気がします、そして読み返すと何ともそっけないなあ(笑)、何年もやってるとやっぱり全然「スタイル」は変わってきますね。

 閑話休題、こちらはスペック的には「秋田酒こまち」を55%まで磨いた、純米吟醸無濾過生原酒。
 一喜や鳴海も含め、何となく千葉のお酒はあえて秋田県産の酒こまちを使っているところが多い気がしますね、なにか組合とか関係で絡みがあるんでしょうか。
  お値段はけして高くないのですが、手間のかかる「吊るししぼり」を行っているところもポイントかと。

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 上立ち香はあま~い感じのリンゴ的果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつバランスの良い甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、奥の方に柔らかい苦味を感じさせつつ、程よく引き締まりながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの甘いリンゴ的甘旨味が主役で、透明感すら感じさせるバランスの良さが魅力ですね、苦味が嫌らしくないのがポイント。
 後味はそのほんのりとした苦味を残しつつ、しっかりとキレます。

 奇を衒わない、純米吟醸としての魅力を丁寧に、かつ力強く感じさせてくれるお酒でした。
 これは完全にお値段以上の味わいだと思います、蔵の実力を思わせる非常に完成度の高い一本ですね。
 千葉県出身としてもこれは嬉しいですね…、不動への注目度を大きく上げていいきたいと思います。
 というか実は既に不動については既に特別なスペックを購入済みだったりします、開けるのが楽しみですね、まあ紹介するのは随分後になると思いますが…

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名称:不動 純米吟醸生原酒 吊るししぼり無濾過
精米歩合:55%
使用米:秋田酒こまち
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年06月30日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳴海 純米吟醸 山田錦 直詰め生 28BY

本日の家飲み 鳴海(なるか) 純米吟醸 山田錦 直詰め生 28BY

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 千葉県勝浦市のお酒です。
 ブログでの紹介はこれで4回目、大体毎年飲んでますね。

 鳴海といえば、個人的にはシュワシュワの「ガス感」が特徴という印象があります。
 最近の日本酒の一つの潮流であり私が好むところの芳醇甘旨路線と、ガス感って非常に相性が良いんですよね。
 私の経験として、そこまでシュワシュワしていなくても、一口飲んでこりゃ旨いと思ったお酒について、飲み始めてからしばらく後でグラスに気泡がついていることに気付くということがしばしばあります。
 甘みを引き締める要素としては「苦味」「酸味」「アルコールの辛さ」など色々ありますが、中でも私には「ガス感」が一番合っているのかもしれません。
 しかも、ガス有り日本酒は他の発泡系酒(チューハイとか)と違い、ガスが弱かったり抜けたりしても、それはそれで違った魅力を持つことが多いのが奥深くて良いですね。

 閑話休題、今回いただくのは山田錦50磨きの直詰め生、以前(26BY)に全く同じスペックを飲んでおります
 鳴海の中でも個人的に良い印象が強かったスペックだったので、今回も期待をこめてセレクトしました。

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 上立ち香は甘めでほんのりセメダイン混じりの果実の香りが控えめに。
 含むと、高濃度の甘旨味が強めのガス感とともにググっと入ってきて、これまた存在感のある苦渋と一体となって、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、完熟リンゴサイダーといった趣の、前回同様、典型的ながらもインパクトがあって好ましい印象のガス甘旨味が主役、ただ今回は若干苦味が表に出てきており、ちょっとキツさも感じます。
 後味はやはりガスが働いてスッキリとキレます。

 芳醇かつシュワシュワの甘旨味を素直に楽しめる、ストレートな今風フレッシュ酒でした。
 基本前回同様の味わいなのですが、今年はどうも苦味に山田の高精白にありがちな嫌らしい印象を受けますね、甘味と拮抗する印象があって個人的には致命的にはならないのですが、苦手な人は厳しいかも。
 これはやはり28BYの米の特性によるところが大きそうです、このお酒に限らず、例年は苦味をあくまで裏方として利用していた銘柄が軒並みバランスを崩している印象がありますね、飼いならしていた苦味に逆襲されているといいますか…
 ともかく、鳴海は来年度以降も試していこうと思います。

 ちなみに、個人的にはガスが落ち着いてきた開栓二日目が一番良く感じました。
 逆に抜けきっちゃった三日目は一番つまらない感じに…、このあたりはちょっと物足りない気もします。

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名称:鳴海 純米吟醸 山田錦 直詰め生 28BY
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元:東灘醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 鳴海 純米吟醸

2017年06月28日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY

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 島根県安来市のお酒です。
 同銘柄の登場は2回目ですね。

 前回(27BY)をいただいてからそんなに時間が経っていない印象ですが、印象深い旨さであったので今期も購入しました。
 購入した「うえも商店」さんの店頭では、確かスタッフの方が実際現地に行って詰めて来たというような記載のPOPがついていたので、限りなくPBに近い商品と言えるでしょう。
 同店では他にも数銘柄で同様の直汲み商品を扱っていたかと思います、しっかり蔵元と信頼関係を築いている証左かと思いますね。

 最近恒例(?)の蔵元ホームページチェックをしてみると、案の定この「智則」は影も形もないですね(通常銘柄は出雲月山)。
 そして、取り扱い店一覧があるのは素晴らしいのですが、うえも商店さんが無い…(記事作成時現在)、うーん何とも残念。
 スペックは基本的に前回から変更無いようです、地元の酒米「佐香錦」を55%まで磨いた無濾過生原酒になります。

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 上立ち香はフレッシュかつとにかく濃厚な感じの果実の甘い香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ透明感のある甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、そこそこのガス感とほんの少々の苦味で輪郭を整えつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり洋梨的なインパクトのある甘旨味を主役に据えつつ、良い意味での青さ、硬さがあって、ガス感と苦味も相まってどんどん飲み進んでしまう魅力があります。
 後味は、やはり酸苦が引き取る感じで、しっかりとキレます。

 濃厚な甘味、上品な透明感、ガス感によるインパクトなどなどの魅力を、ストレートかつ高次元で味あわせてくれる、極めて完成度の高い芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 いやあやっぱり安定感ありますね、私の好みどストレートです。
 ただ個人的にちょっと失敗したかなと思う点は、購入してから少し家で寝かせちゃったんですよね(2月購入、4月開栓)、せっかくの直汲みなのでやはり即開栓でいただいたほうが面白かったかもと思ったりします。
 ともかく、智則は信頼を置ける銘柄の一つとして、今後も追い続けたいと思いました。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(出荷日違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1762.html

名称:智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:佐香錦
アルコール度:17%
日本酒度:+1.0
蔵元情報:吉田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年06月22日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

媛一会 山廃仕込純米吟醸 無ろ過生原酒

本日の家飲み 媛一会(ひめいちえ) 山廃仕込純米吟醸 無ろ過生原酒

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 愛媛県西条市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は全く前情報が無かったのですが、こだまさんの店頭でフィーリング衝動買いしました(次の予定があって試飲する時間が無かったのがくやまれますが)。
 結構ラベルが特徴的ですね、瓶を360度覆っており、デザイン化された銘柄名や、「かい入れ歌」の記載が目を引きます(詳しくは写真を拡大してご覧ください)。
 ただ、この全方位ラベル、お酒の残り量がわかりにくいという致命的な弱点があったりします(笑)、どうにか改善を求めたいですね…

 スペック的には、地元の酒米松山三井の60磨き、やはり山廃無濾過生というのがポイントでしょう。
 数値情報は結構詳細で、その中にしれっと「酸度2.5」という記載がありますが、これは異常値かと…(非常に高い)
 そして確か27BYだったかな、結構な期間熟成されているので、それで酸がどうなったか気になるところ。

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 上立ち香はハッキリと熟感がありつつ、酸も感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、やはりかなりの熟成香を纏った、強烈な酸味が鋭角に舌に突き刺さってきて、唾液腺を強烈に刺激しながらもスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、カラメル的な熟感と、乳酸と柑橘果実の中間的な酸が主役を演じて甘さは控えめ、苦渋は皆無ながら、とにかく酸の主張が激しいために全体の印象は非常に引き締まっていますね。
 後味はそのまま酸味が受け持ってキリリとキレます。
 
 熟感と酸がそれぞれ強烈に主張する、極めて個性的な旨酢っぱ酒でした。
 前に舞美人を買ったときに似た印象を受けましたね、個人的にはここまで「酸っぱい」と、甘味が引っ込んでキツく感じて、ちょっと苦手だったりします。
 ただ、一つのお酒として荒は感じず、熟成や空気接触で丸くなれば伸びていきそうな予感もありますね。
 媛一会、次はまた別スペックもいただいてみたいと思いました。


 あーやっぱり、開栓後数日放置でちょっと刺々しさが和らぎますね、というか一週間以上放置しても全然OK。
 また、お店の商品紹介に従いかなり熱めに燗を付けると旨味が増して、さらにほっこりとした甘味も出てきます。
 相変わらず主役は酸ではあるのですが、甘旨派の私的には断然熱燗がオススメ。

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名称:媛一会 山廃仕込純米吟醸 無ろ過生原酒
精米歩合:60%
使用米:松山三井
アルコール度:17~18度
日本酒度:+1
蔵元情報:武田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.3/9.0(燗、変化も考慮に入れて)

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2017年06月20日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

川鶴 純米吟醸 Wisdom ~継承~ 限定生原酒

本日の家飲み 川鶴 純米吟醸 Wisdom ~継承~ 限定生原酒

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 香川県観音寺市のお酒です。
 当ブログでの登場は6本目と、かなりの頻度になってます。

 記事ネタ探しに蔵元ホームページに行ってみると、「平成29年度鑑評会金賞受賞」など割とタイムリーな記載があって、ツイッターやFacebookもあり、情報公開には積極的な印象を受けます。
 が、なんと商品紹介コーナーが無い上に、肝心要の「お取扱い店舗」コーナーが「ただいま製作中」…(いつからやねん)。
 正直、「買い手が知りたいこと」が伝わらない情報公開に意味はあるのかしらと、厳しいことを思ってしまいます。
 (なんか最近蔵元の情報公開姿勢ディス記事ばかりになってしまってますが、私としても不本意なんです… 本当は書く内容に困るぐらいの情報を与えて欲しいと切に願っております。)

 今回いただくのは、雄町米利用の新酒生原酒、精米歩合は58。
 川鶴は最近商品名に横文字をよくつけてますね、「Advance」「undiluted sake」なんてのもあるようです。
 裏ラベルには味わい等に関する蔵元メッセージが記載されていますが、ネーミング由来等は謎。

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 上立ち香は程よく甘くフレッシュな果実の香りがそこそこに。
 含むと、硬質な印象の甘酸旨味が力強く入ってきて、その酸と青い感じの苦味でしっかりと引き締まったまま、グググッと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、さわやかな酸と程々の甘味が一体化した青目の洋梨的なフレッシュな旨味が主役、苦味も結構存在感はありますがギリギリきつくない感じで個性を演出しています。
 後味は、苦酸がしっかり引き取って力強くキレる感じ。

 しっかりとした個性のある甘旨味を、ストレートに感じさせてくれるある種生原酒のお手本のような芳醇旨酒でした。
 割と前から飲んでいる身からすると、着実に酒質を向上させてきている印象を受けます。
 この歩みは止めないで欲しいですね…
 川鶴、引き続き注目していきたいと思います。

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名称:川鶴 純米吟醸 Wisdom ~継承~ 限定生原酒
精米歩合:58%
使用米:雄町
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:川鶴酒造合資会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 川鶴 純米吟醸

2017年06月16日 香川の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

桃の里 純米吟醸 28BY

本日の家飲み 桃の里 純米吟醸 28BY

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも4回目。

 こちらは岡山出張時に購入して衝撃を受けた、私と桃の里との出会いのスペックの28BY新酒バージョンになります。
 その記事ではコメントで色々と情報をいただきまして、非常に参考になりました。
 なかでも、読者様がアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」でこの純米吟醸のカップ酒を発見して、レポしてくれたのが非常に嬉しかったですね。
 そしてさらに、そのコメント情報を見てあろすさんがご自分のブログ「日本酒のカルテ」で購入・感想記事をあげてくれました。
 オススメのお酒を実際に買ってくれた方に反応貰って、その情報が広がっていく手ごたえを感じられるということは、ブロガー冥利につきますね…まさに感無量です。

 ちなみに、このお酒を取り寄せる際に、気になっていた加水の有無と火入れ回数を聞いたのですが、「加水無し・一回火入れ」とのことでした。
 「キエーッ!だったらそう書いてくださいよぉ!」と頭を掻き毟りましたね…、少なくともマニアなら50磨きの一回火入れ原酒で15度という数値を見た時点で、土産物屋に普通に並んでいるような酒とは一線を画したスペックということは読み取れるはず。
 まあ自分としても、この味わいで加水二回火入れとはとても思えないと感じていたので、その意味では納得です。(「要冷蔵にしなくて大丈夫かなあ」という別の心配は生まれましたが)


 上立ち香は少々甘さを感じる果実の香りが仄かに。
 含むと、個性的で濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、独特の渋味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいはやはり桃の里味としか言いようのない熟した果実の甘旨味が主役で、伴うのは草や木っぽいこれまた個性的な渋味。
 後味は複雑味の余韻を残しつつも、濃厚さをしっかりと引き上げてキレます。

 確固とした「桃の里味」を感じさせる、オンリーワンの奥深さがある芳醇甘口酒でした。
 前回(27BY)に比べると若干甘味以外の要素が増した感はありますが、誤差の範囲内という印象ですね、比較的安定感のあるスペックだと思います。
 実は自分以外の感想も聞きたかったのでわざわざ実家に持って帰って母上にも飲んでもらったのですが、やはり高評価でした。
 桃の里、芳醇甘口派(特に村裕の黒・常盤が好きな人)にはとにもかくにも一回は飲んでみてほしい銘柄です。

 今回初めて開栓後数日経ったものを飲んだのですが、若干渋味が勝ってきて、開栓直後に比べると若干バランスが悪くなった印象があります。
 やはり本質的には結構繊細なお酒かなあと思います、一回火入れとはいえ常温保存は心配だなあ…

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名称:桃の里 純米生原酒
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年06月12日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち

本日の家飲み 本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち

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 長野県諏訪市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは初めて。

 ちょっと前にいただいた「豊香」に引き続き、「大長野酒祭り」で経験しつつも家飲みできていなかった銘柄となります。
 これについてはパッと見ただけで 「笑亀」「高天」「和和和」「大雪渓」「岩清水」等々、まだまだ気になっている銘柄があるんですよね。
 まあこればっかりは取り扱い酒屋との兼ね合いもあるので、少しずつやっていくしかないでしょう。
 ただ、やはり未家飲みの「御湖鶴」にいたっては倒産してしまいましたからね…、本当に日本酒との出会いは一期一会、一旦タイミングを逃すと下手したら一生飲めなくなってしまうこともあり得るわけです。
 そういう出会いを逃さないために、私は今日も日本酒を開けるのです…
 (実際は飲みたいだけ)

 閑話休題、今回いただくスペックは、長野の酒造好適米ひとごこちを55%まで磨いた新酒純米吟醸無濾過生原酒。
 割とスタンダードですね、ただ原酒でアルコール度数15~16度は少し低めかも。

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 上立ち香は青さと甘さが同居したフレッシュリンゴ的香りがそこそこに。
 含むと、輪郭がハッキリとした甘酸旨味が程よい勢いで入ってきて、ほんのりとした苦味も伴って最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、確かな甘さを奥に秘めつつも、表に出てくるのは強めの酸と独特な味わいとしか私には言いようのない旨味で、存在感と飲み飽きなさをしっかり両立させていますね。
 後味はメイン酸、サブ苦、といった感じで見事にキレます。

 しっかりとした個性のある、量を飲んでしまいそうなフレッシュ旨酸酒でした。
 いわゆるミネラル感もありますね、似たようなお酒飲んだことあるな…としばらく考えたところ「山間」にたどり着きました。
 これ系の味わいは昔から「木香」っぽいと感じていたのですが、ブログ仲間のモウカンさんが使っていた「草っぽい」という表現がより合うと思います。
 本金、次はまたほかのスペックもいただきたいと思いました。

 二日目になると、若干甘味が表に出てきたような…
 これは良いですね、もしかしたら熟成適性もあるお酒なのかも。

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名称:本金 純米吟醸 無濾過生原酒 ひとごこち
精米歩合:55%
使用米:ひとごこち
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒ぬのや本金酒造株式会社
購入価格(税抜):1,446円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 本金 純米吟醸

2017年06月06日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊圀 純米吟醸 中取り本生

本日の家飲み 豊圀(とよくに) 純米吟醸 中取り本生

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 福島県河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 肩掛けラベルには誇らしげに「全国新酒鑑評会9年連続金賞受賞」の文字が躍っています。
 新酒鑑評会については、Wikipediaにも載っているように、その意義についての批判もあります。(私も概ね同意。特に対象酒が「香り系高級吟醸」に偏っているという部分は大きいかと)
 ただ、安定して受賞しているということは酒造技術の高さを示しているのは確かだと思います、そして小規模蔵で9年連続金賞というのはとんでもないレベルと言えるでしょう(ソースは無いですが、たぶん全国でも数蔵なんじゃないかしら)。
 典型的な、「(東京では)知られざる実力蔵」といった趣きですね、こういうお酒をこそ地酒屋さんには見出して欲しいところです。

 蔵元ホームページには受賞歴等が記載されています、個人的には蔵元紹介に書いてある「普通酒から上級酒までふなしぼりで行なっております。」という記載に衝撃を受けましたね。
 ただ、今回のお酒のラベルには55磨きの中取り生ということしか記載なし。
 購入先のこだまさんのHPにはありがたいことに詳細な記載が有りました、使用米は福島の夢の香、日本酒度は少し低めの-2だそうです。

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 上立ち香は程よく落ち着いて濃厚な甘酸を感じる果実の香りが控えめに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がゆっくりと入ってきて、そのまま自然な口当たりを維持しつつも、時間差で出てくる苦味が奥深さを添え、じわじわと染み込んできます。
 味わいは砂糖をまぶした洋梨(?)的な、荒さが皆無で優しい甘旨味がしっかりと芯にあり、そこに柔らかいほろ苦さが引き締まりと複雑さを添え、全体としてふくよかさと飲み飽きなさを両立させている印象。
 後味は苦味が引き取ってしっかりとキレます。

 非常に個性的かつ豊かな味わいながら、ダレを感じさせないまとまりと複雑さのあるお酒でした。
 苦味がいいんですよ…、新酒っぽい浮いた感じの苦味でなく、旨味と一体になって奥深さを演出してくれます。
 やっぱり蔵の実力を感じるお酒だと思いますねえ…、私が地酒に求めるものを高レベルで具備している印象(特に個性)。
 豊圀、近いうちに是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同銘柄の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1644.html
(スペック違いですが、貴重な感想なのと、共通する部分がある気がするので参考までにリンク)

名称:豊圀 純米吟醸 中取り本生
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16度
日本酒度:-2
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月31日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

Takachiyo CAPTER TWO AIYAMA JUNMAIGINJO

本日の家飲み Takachiyo CAPTER TWO AIYAMA JUNMAIGINJO

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 同蔵のお酒は当ブログで10回以上登場している常連組ですが、この「Takachiyo」は初家飲みになります。

 こちらは「たかちよ」を醸す蔵の新商品、「Takachiyo 59」シリーズのお酒です。
 今までの「たかちよ」というひらがなラベルと、「髙千代」という漢字ラベルに続く、第三シリーズ…のようですね。
 ひらがなはいわば「若者向け」、漢字は「(比較的)大人向け」、そしてこのアルファベットはその中間を狙っているようです。
 その他のコンセプトも含め、ブログ「ぽんしゅ歴」様の紹介記事に詳しく載せられていたので、興味がありましたらご参照ください。
 (というか細かいコンセプトがあるのに全然エンドユーザーに伝えれられる体制になってませんよね。酒販店にはアナウンスしてるはずなんだからその資料でも公開して欲しいところ)

 なお、このシリーズはスペック的には基本精米歩合59%(扁平精米)、協会酵母1801号利用の生原酒で統一し、米違いで出しているようです(一部例外もあるようですが)。
 今回いただいたのは愛山、シリーズ的には第二弾ですね(実は第一弾の一本〆は油断して買い逃しました…)。
 スタイリッシュな瓶は500mlサイズで、値段的には四合瓶に換算すると1,872円と愛山酒なだけに結構お高い感じです。

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 上立ち香はいつものたかちよラインの甘い果実香なのですが、若干濃度控えめな感じでそこそこに。
 含むと、いつものように甘旨味が塊となってぐっと入ってくるのですが、やはり濃度は若干控えめで裏方には苦味も感じさせつつ、ゆるゆると流れ込んできます。
 味わいは、うーむ個人的にはベリー系の甘味と若干の酸味が絡み合ったものがメインと感じますね、苦味もそこそこ存在感があってその甘酸と拮抗している印象。
 後味はわりと苦味が優勢になって力強くキレます。

 いつものたかちよ的甘旨味を、ヴェールでコーティングした上でちょっと薄めたような感じのお酒でした。
 うーむ、何というか大人しい分より重い感じがしてしまうかも…、これなら甘酸に振り切れている方が個人的には楽しいような。
 大体予想通りではありましたが、私にとっては基本的にはやっぱりひらがな「たかちよ」シリーズが一番合っているということを再認識した次第です。
 ただ、コンセプト通りではあるとは思いますね、ひらがなでは味が強すぎて、漢字では物足りないという人(果たして居るのか?)なら丁度良く楽しめるでしょう。
 まあ私としても、もう一本ぐらいはアルファベットシリーズも試してみようかな。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-736.html

名称:Takachiyo CAPTER TWO AIYAMA JUNMAIGINJO
精米歩合:59%
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月29日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生

本日の家飲み 播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生

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 兵庫県宍粟市(しそうし)のお酒です、よ、読めない…
 外飲み経験は何度かありますが、家飲みは確か始めて。

 聞きなれない言葉「ののさん」については裏レベルに解説がありますね。
 「観音様」という意味で、お酒自体は「観音様のように大らかで柔らかい酒質」であるとのこと。
 兵庫酒自体は「灘の男酒」に代表されるように辛口酒の印象が強く、播州一献自体も「超辛口」なる製品があるぐらいに、辛口で売られているお酒かと思います。
 個人的には優しいお酒が好きなので、ほぼ別ブラントとして方向性が違うことをはっきりアピールしてくれている、この「ののさん」をセレクトしました。

 ちなみに同蔵のホームページの商品紹介には、ののさんはおろか生酒系ラインナップの記載はろくにありません。
 また、取り扱い店コーナーがあるのは良いなあと思ったら、兵庫県内の記載だけでがっくり。
 商品展開に情報公開が追いついていない地酒蔵の典型的パターンですね、いろいろ事情はあるとは思いますが、数年間その状態を放置するのは、個人的には甘えた姿勢だと感じてしまいます。

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 上立ち香は程よく熟した甘い感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、確かに柔らかい印象で程よい濃度の甘旨味が柔らかい酸を伴って自然な口当たりで入ってきますが、時間差でほんのりとした苦味と渋味が出てきて、わりとキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いかにも旨味系という感じの、含み香控えめかつ濃い目の濃度の洋梨(?)的な果実の甘酸旨味が厳然たる主役で、苦渋は裏方であるために全体の印象はあくまで柔らか。
 後味は酸と苦味が引き取ってバッチリキレます。

 裏ラベルの記載通りの印象の、柔らかくもキレのある、しっかりとした旨味が魅力のお酒でした。
 今どきのお酒が好きな人から、キレ重視の人まで、幅広いターゲットに支持されそうな味わいですね。
 だからこそ、蔵元からの情報発信もしっかりやってほしいなあと改めて思いました。
 播州一献、今後も注目していきたいです。

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名称:播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生
精米歩合: 麹米:58% 掛米:60%
使用米: 山田錦:20% 兵庫夢錦:58%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:山陽盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月23日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

花邑 純米吟醸 生酒 雄町

本日の家飲み 花邑(はなむら) 純米吟醸 生酒 雄町

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 秋田県湯沢市のお酒です。
 外飲みは何度か経験あり、家飲みは初めて。

 こちらを醸す両関酒造は所謂地場の大手酒造で、通常銘柄の「両関」はほぼ地元向け、この「花邑」は都市圏向けの特定名称酒ブランドというパターンですね。
 それだけなら良くあることなのですが、実はそこに「かの十四代を醸す高木顕統氏の技術指導を受けたお酒」という背景が加わることで、マニア達の注目度、入手難易度が跳ね上がったお酒だったりします。
 私も前から気になってはいたのですが近所に特約店が無く、その間にブログ仲間の日誌係さんやモウカンさんに先を越され、しかも自分好みっぽい感想を書かれてしまい…
 今年は何としてでも手に入れようと思い、川口市まで出張って入手した次第です。
 
 スペック的には雄町を50まで磨いた生酒で、アルコール度数は15度と低め(多分加水しているのかな)。
 そして裏ラベルには「味わい:芳醇甘口」の表記が!最近安易な辛口表記に物申していたいたところだったので、輝いて見えますね(笑)

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 上立ち香は何となく桃を思わせる上品な果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの上品かつ濃厚なな甘旨味が自然に入ってきて、時間差で出てくる柔らかな苦味にしっかりと引き締められつつ、非常にゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、透明感と存在感を兼ね備えた感じの、ピーチorベリー的な甘苦酸味が最初から最後まで続きつつ、しかし飲み進めると謎の辛さも感じるような、飲み飽きない複雑さも兼ね備えている印象。
 後味は酸苦辛を彷彿とさせつつも、キツさを感じさせずに見事にキレます。

 芳醇な甘味あり、程々の酸味あり、上品な透明感あり、それでいてキツさやクドさ無しの、全体として非常に完成度の高い今風のお酒でした。
 加水感は無かってです、そして何気にラベルのピンクの印象通りの味わいというのが非常に面白いですね(むしろそっちに引っ張られている可能性も高いのですが…)
 また言われてみれば十四代の生酒と系統は似ているような…、多分思い込みでしょうけど(ただ、私は十四代は火入れ(生詰)の方が好きなので、すなわち十四代の完成度には及んでいないという印象でもあります)。
 花邑、入手機会があれば来年もいただいてみたいと思いました。

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紹介1:「日本酒感想日誌」さんの同スペックBY違い(27BY)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html

紹介2:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BY(28BY)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-794.html

 (面白いのが、お二人とも「去年の方が良かった」という感想なんですよね。BYかタンクによって結構ブレるお酒なのかもしれません。)

名称:花邑 純米吟醸 生酒 雄町
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:両関酒造株式会社
購入価格(税抜):3,094円/1,800ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年05月21日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒

本日の家飲み やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒

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 秋田県大仙市のお酒です。
 家飲み・外飲み含め確か初めていただきますが、同蔵の「刈穂」は既に一度紹介しています。

 このお酒の関連情報を探しに蔵元ホームページを見てみたのですが、個人的にはここ素晴らしいと思います。
 重すぎないスッキリとしたデザイン、更新頻度の高さを表すトップページの充実した新着情報、出羽鶴・やまとしずく・刈穂という3ブランドを整理し詳細スペックや飲用温度までしっかり記載した商品紹介(しかもページ下部から直接リンクを設置)、そしてやまとしずくが買える特約店一覧の記載と、情報の整理最適化が理想的。
 トップページから数クリックで、「三銘柄造ってるんだな」「それぞれこんな味わいのお酒なんだな」「このお店に行けば買えるんだな」という、買い手にとってもっとも重要な情報がストレートに伝わるこの構成、単純なようでなかなかできるものではないと思います。
 流石に小規模蔵が真似をするのは難しいかもしれませんが、ホームページ担当者を置けるような大手蔵には是非こちらを参考にして欲しいですね。

 今回のお酒についても、商品紹介ページに実に詳細な情報が載っているので是非ご参照を…、そしてブランドコンセプトについても解説がありますので興味があればこれまたご参照を…、ああ楽だ(笑)
 別スペックである「やまとしずく 生酛純米」はかの日本酒漫画「いっぽん」にも登場していましたね。
 また、遠心分離機にて搾った「ヤマトルネード」という製品もあり、そちらにも惹かれたのですが、まずは通常スペックだろうとこちらをセレクトしました。

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 上立ち香は典型的なフレッシュリンゴの香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの素直に青い甘旨味が若干のガスを伴って勢い良く入ってきて、ほどほどの酸と苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、まさに蜜たっぷりのフレッシュ青リンゴといった印象で、ガス・酸・苦を感じさせつつも、甘味がしっかりしているので全体のバランスがしっかり取れており、しかも雑味を感じさせない完成度があります。
 後味はガスと酸が引き取ってスッキリかつ上品にキレます。

 フレッシュ!甘旨!ジューシー!そしてガスと、今時の日本酒の魅力をガッツリとストレートに楽しませてくれるお酒でした。
 いやあ遠心分離じゃなくても十分キレイで、万人向けの美酒といった趣を感じましたね。
 後は個人的にはもう一歩個性や売りが欲しい感じかな…、まあある程度の慎み深さがあった方が良い面もあるので、このあたりは好みだとも思いますが。
 やまとしずく、次はやっぱり遠心分離もいただいてみたくなってしまいました。

 開栓後は少し苦味が強まってきますね。
 ここはセオリー通り早めに飲みきるのがオススメ。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-762.html

名称:やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒
精米歩合:55%
使用米:秋田酒こまち
アルコール度:16%
日本酒度:-2
蔵元情報:秋田清酒株式会社
購入価格(税抜):1,429円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年05月09日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

志太泉 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒

本日の家飲み 志太泉(しだいずみ) 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒

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 静岡県藤枝市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みももしかしたら今まで縁がなかったかも…

 こちらのお酒についてググったところ、蔵元ホームページにも掲載されている商品紹介チラシのPDFが出てきました(26BYですが)。
 記載内容は結構細かく、もしかしたら基本的には酒屋さん向けなのかもしれませんが、買い手としては非常に参考になります。
 さらに同ホームページには「買える店」一覧がなんと蔵元コメント付きで掲載されています。
 個別スペックの味わい解説と、どこで買えるかの案内という、当たり前のことながらほとんどの蔵元ができていない情報公開をしっかりやっているところは素晴らしいと思いました。

 少々話はずれますが、一般的に日本酒蔵元の情報発信姿勢は酒販店向けと一般消費者向けで格差をつけすぎだと常々感じております。
 酒販店から細かい解説が消費者になされるのが理想なのでしょうけど、実際店頭で各銘柄各スペックについてそこまで詳細な説明なんてできませんからね。
 酒販店向けに商品案内を作ったりした場合、基本その抜粋版でも良いからホームページにも掲載して欲しいところです。
 (それとも見られちゃまずいことでも書いてあるんですかね…「このお酒は出来が悪いのでごまかして売ってください」とか(笑))

 閑話休題、今回いただくのは五百万石を55まで磨いた新酒おりがらみ生。
 真っ赤なラベルは非常にインパクトがありますね、酒質もそのような方向性なのでしょうか。
 
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 上立ち香はフレッシュな砂糖菓子(?)的な個性的な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚複雑ながらバランスの良い印象の甘旨味がトロリと入ってきて、クリアな酸で輪郭を整えながら、ヌルヌルと柔らかく喉奥に流れ込んできます。
 味わいはアップルジュースにマスカット果汁をブレンドさせたような深みのある甘酸味が主役、そこにほんのりとした苦味がよりそって、柔らかさを損ねない程度にまとまりを演出していますね。
 後味は苦酸が丁度良い存在感を発揮してしっかり切れます。

 無濾過生の新酒らしい心地よい甘旨味を、クリアかつバランスよく楽しませてくれる、高次元の芳醇甘旨酒でした。
 いやあこれは旨いっす、いわゆる問題点が見つからないかつ、旨味がしっかりしているタイプですね、甘味嫌い以外の万人にオススメ。
 静岡のお酒はレベルが高いというのは重々感じているのですが、往々にして自分にとってはインパクト(甘味)不足で合わないなあと思うことも多い中、このお酒はドンピシャストライクでした。
 五百万石でこの味わいというのがまた凄いですね、コスパも文句無し。
 この味わいの方向性はやっぱりこのラベルならではなのかな…、それを確かめるためにも志太泉は今後他のスペックもいただいていこうと思います。

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名称:志太泉 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社志太泉酒造
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月07日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

喜楽長 酒門 三方良し 純米吟醸 別註直汲み生原酒

本日の家飲み 喜楽長 酒門 三方良し 純米吟醸 別註直汲み生原酒

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 滋賀県東近江市のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいたことがありますが、家飲みは初めて。
 
 こちらのお酒は名前にもある通り「酒門の会」取り扱い製品になります、同会については公式ホームページがしっかりしているので、詳しくはそちらをご参照ください。
 ポイントは、会員の酒販店が共同して会員酒蔵に「タンク契約で」製品開発と買い付けを発注しているというところでしょう、直接取引かつ一定のスケールメリットがあるため、流通部分でのコストは相当抑えられるものと考えられます。
 それを受けて、ホームページでは赤字で「酒門の会 推奨酒は各蔵元それぞれのオンリーワンを目指したコストパフォーマンスに溢れる作品揃いです。」と強調しています。
 こういう団体の中で、質だけでなく「コスパ」重視の姿勢を謳うところって少ないんじゃないでしょうか、個人的には非常に好感が持てますね。
 会員蔵は実力と実績を併せ持った錚々たるメンツ、なお当ブログでは同会の取り扱い酒としては「墨廼江 純米吟醸 中垂れ」を既にご紹介しています。

 今回いただくお酒も会のホームページに詳しいスペックを含めた紹介が有りますね。
 恐らく、通常の「三方良し」ブランドの限定スペックという位置づけでしょう。
 酒造好適米を60まで削った生原酒になりますが、お値段は通常品同様の税抜1,125円と破格の領域。


 上立ち香はメロン系の青く濃厚で甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、その香りの印象通りの青臭さをまとった濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、これまた強めの苦味と拮抗して輪郭をギリギリで保ったまま、力強く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやあこれこそ芳醇系の生原酒の新酒といった印象の、荒々しい甘旨味が主役を演じつつ、苦味や酸味その他もろもろの賑やかなものながら、全体のバランスが取れている感じ。
 後味は、苦渋酸を感じさせつつ、力強くキレます。

 新酒らしい力強い甘旨味をストレートの剛速球で叩き込んでくれる、超絶コスパの芳醇旨口酒でした。
 流石にキレイ系の純吟と比べると荒っぽいところもありますが、旨甘味自体が好ましくかつ存在感があるため、個人的にはとても好きなタイプです。
 そしてやっぱりこのお値段は素晴らしいの一言でしょう、この価格帯でこのレベル、この系統の純吟生は他に思いつきません。
 喜楽長や酒門の会の実力を感じた一本でした、今後他のスペックもいただいてみたいと思います。

 なお、温度が上がってくるとちょっと雑味が目立ってきます。
 青臭さや苦味が浮く感じですね…、これはキリリと冷やしていただくのがオススメ。

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名称:喜楽長 酒門 三方良し 純米吟醸 別註直汲み生原酒
精米歩合: 麹米:50% 掛米:60%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:滋賀渡船6号
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:喜多酒造株式会社
購入価格(税抜):1,125円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

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2017年05月01日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

本日の家飲み 桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

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 (いつものラベルどアップ写真を撮り忘れました…)

 岡山県赤磐市のお酒です。
 前回に引き続き、蔵元からまとめて取り寄せたお酒の1本になります。
 にごり酒特集の5本目。

 「しろうま」という名前に何となく聞き覚えがあったので、ちょっとググってみたところ、結構な数の蔵が「しろうま」と銘打ったにごり酒を出していることが分かりました。
 検索結果で見つかった菊水酒造(新潟ではなく高知)のブログによると、「「しろうま」の語源は「白くて旨い」という意味で、「どぶろく」などと並ぶにごり酒の呼び名のひとつです。」とのこと、つまりは特定商品名ではなく一般名詞ということですね。
 ちなみに「コトバンク(ニッポニカ)」によると、「どぶろく」の異名の一つとして「白馬(しろうま)」を挙げています、この辺りは厳密な定義があるというよりは慣習的な呼び名が今も残っているという感じなのでしょう。

 スペック的には、五百万石使用の精米歩合60%ということで、同じ純米吟醸でも前回のどぶろくとは異なったものになっています。
 ただ、度数は12~13度と、どぶろく同様相当低め。

 注ぐとこんな感じで、どぶろくのような粒は残っていません。
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 楽しみにしつつ栓を捻ったのですが、げ、明らかに栓が緩んでる…
 スクリューキャップなのに軽く下のリングごと外れてしまいました、こりゃ穴開きとかのレベルでなく密閉されてないですね、漏れてないのが不思議なレベル。

 上立ち香はガスとお米が混じりあったスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、思った以上に強めのガスを伴った甘酸旨味が勢い良く入ってきたかと思うと、途端に勢いを失い若干重い感じで口中を徘徊します。
 味わいは、やっぱり個性的な甘味を感じるのですが、ガスがあるのにちょっとしつこい感じで、米が発酵したような(当たり前)クセのある旨味も感じるもの。
 後味は特にキレる要素もなく、そのまま引き上げていきます。
 
 好ましい甘旨味とガスがありながらも、爽快感が失われてしまって重さが足を引っ張る、濃淳甘口酒でした。
 うーん、こりゃダレてますね、生老ね気味かも…、瓶詰めから二ヶ月で普通こうはならないんじゃないかしら。
 穴開き栓+栓ゆるみ+低アルコール+にごり生という四要素が相まって、異様な速度でダレてしまったものと私は推測しています。
 私が好む甘さ自体は残っているので飲めるレベルではあるのですが、全体のバランスは明らかに崩れてますね。
 蔵元直送でこれはアカンでしょう、たまたまであることを願いますが、コメント等の情報を見るに、どうも「保管(品質保持)」に関して蔵の意識がちょっと低そうなんですよね…、もちろん人手や設備等の事情もあると思うのですが、ちょっとお酒が可哀想というかなんというか。
 桃の里の、酒質以外の部分にやきもきしたものを感じてしまった一本でした。

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名称:桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:12~13%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.0/9.0(この状態でも)

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2017年04月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

本日の家飲み 桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 現在当ブログでの最注目銘柄であり、登場は早くも3回目。
 にごり酒特集の4本目となります。

 「にごり酒」カテゴリを語る上では、やはり「どぶろく」の存在を避けては通れないでしょう。
 (ちなみに当ブログでは「ふき」「黒どぶ」を既に紹介しております)
 両者の定義上の違いについては、日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんが詳細かつ分かりやすく取り上げていましたので、そちらもご参照ください。
 ポイントは酒造りの最後辺りで「こす(搾る)」という工程を経ていれば清酒である「にごり酒」、こしていなければ「どぶろく」になるというのが原則ということかと思います。
 が、その「こす」やり方については法律上も厳格な指定はなかったはずで、非常に目の粗いざる等でこした場合には、その両者の品質上の違いは限りなく小さくなるということかと。

 で、こちらのお酒は裏ラベルにもあるように「荒い網」で一応こしているため、いわば「どぶろく的な清酒」であるようです。
 なので特定名称の記載もありますね、通常の純米吟醸と同スペックなので、多分こし方だけ変えているのでしょう。
 どぶろくについては安全に詰めるために瓶詰め量を減らす蔵が多いなか、わざわざ大きい瓶を使って愚直に720ml詰めてますね、しかもお値段は1,200円ぽっきり。
 但し度数は12度と低めです、ちなみに穴開き栓。
 
 結構強い開栓注意がありますが、ガッチリ冷やしてから開けたら余裕で大丈夫でした。
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 ただ、注いでからちょっと目を離したら大変なことに…、まさに「生きてます」。
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 上立ち香は桃の里らしい甘い果実香に露骨に米の香りが混ざったものがそこそこに。
 含むと、やはり深みのある甘旨味が、程々のガス感と、少々の粉っぽさ、そして乳酸飲料的な濃い酸をまといつつ、ドロリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いかにもどぶろく的な甘酒っぽい米の旨味と乳酸味ががっつりあるのですが、程よく落ち着いた果実の甘味を芯に感じて、やはり桃の里の個性がしっかり出ていますね。
 後味は酸を感じさせつつも、驚くほど自然に引き上げていきます。

 「どぶろくらしさ」を十分に楽しめるとともに、桃の里らしい奥深い甘旨味も感じられる、独特な魅力のあるお酒でした。
 やっぱり度数が低い分一種の「軽さ」があるのと、甘酒的な風味があまり好きじゃないことがあって、個人的には通常スペックほど好みではなかったのですが、全体の印象としては十分美味しかったですね。
 逆にこの2要素を前向きに受け入れられて、かつ甘口日本酒がお好きならかなり気に入るかと思います。
 実はもう一本桃の里のにごりを取り寄せているので、次回はそれをご紹介します。
 
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名称:桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」

本日の家飲み 栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿(はくよう)」

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は9回目と結構な回数になってますが、最近ご無沙汰でしたね。
 にごり酒特集の2本目。

 話はそれますが皆さんは「にごり酒」にどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
 私の感覚でいうと、ちょっと前までは「濃い、甘ったるい」というイメージが支配的だったように思えます。
 が、実は最近の地酒業界ではむしろガスを利用した「スッキリ辛口にごり酒」もかなり多くなってきている印象があります(紹介済みの「ど」「どぶろっく」は完全にこっちタイプ)。
 恐らく糖添にごりに対するカウンター的な意味合いが強いものと思われますが、個人的にはやっぱり甘味が欲しいんですよね…
 「にごり」という要素が甘味を増す方向に働いているお酒を探すというのが、今回の集中飲みの主目的だったりします。

 というわけで、にごり酒集中飲み第2弾も、自分の中では甘旨味に信頼感のある銘柄をセレクトしました。
 が、よくよく見るとラベルの記載は「おりがらみ」ですね、濃度について明確な定義はないはずですが、ちょっと今回のコンセプトにはそぐわなかったかも…

 注ぐと、にごり酒というほどドロドロしていませんが、おりがらみとしてはかなり濃い濃度でした。
 
 上立ち香は柑橘果実のスッキリフレッシュな香りに、若干オリっぽさが混じったものがそこそこに。
 含むと、苦味と酸辛さをガッツリまとった旨味がグワッと入ってきて、最後までオリの苦味に締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、グループフルーツ的な苦酸の立つキリリとした旨味が主役で、そこにさらにオリが絡んで苦いままに濃厚さを増し、全体として極めて引き締まった印象。
 後味はその苦酸でギッチリとキレます。

 苦酸系柑橘果実の果汁タップリのジュースという感じの、濃厚フレッシュ酒でした。
 いわゆる「スッキリ系にごり酒」ですね、辛口というよりは苦酸味でガッチリ引き締まっているタイプ。
 うーむ、確実に需要はあると思いますが、裏ラベルで「自然な甘み」を押しているわりには甘味が物足りない…、今回私が求めるラインからは外れてしまいましたね。
 栄光冨士も結構スペックごとの味わいの差が激しいなあと感じた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16.8%
日本酒度:+1
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月01日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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