瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

本日の家飲み 瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

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 広島県三次市(みよしし)のお酒です。
 家飲み、ブログでの登場は初めてですが、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)

 この瑞冠については、割と以前から有名地酒屋さんの取り扱いもあり、その筋では知られた銘柄という認識があります。
 私も以前より目は付けていたのですが、タイミングが合わずようやくの家飲みとなりました。
 記事のネタ探しに蔵元ホームページも見たのですが、最終更新が2015だったりいろいろと残念な感じでした…
 (ブログの最新日付はなんと2006だったり、「杜氏のブログ近日公開」みたいに書いておきつつ放置だったり、こういうの見ると何というかさみしくなるんですよね…無理するぐらいなら閉鎖しても良いのに…)

 スペック的には、山田錦で精米を70にとどめた、日本酒度+10の生もと生原酒という、いかにも力強そうなもの。
 蔵元で1年程度生熟後出荷というのも惹かれるポイントですね。
 手間がかかっていそうなわりには、お手頃価格なのも嬉しいところ。

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 上立ち香は熟したヤクルト(笑)的な、落ち着いた乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干熟成感のある太い旨味がググっと入ってきて、強めの苦辛をまといつつも口当たりは柔らかな印象のまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟したかつ引き締まった印象の米の旨味がしっかりと芯にあって、そこに強めの乳酸味が絡んで奥深さを添えつつ、苦辛も参加しながら最後までバランスを保つ質実剛健な感じ。
 後味は酸苦辛が引き取って力強くキレます。

 「骨太」という言葉が真っ先に浮かぶような、生もとらしい芯の強さが魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 私は基本的には苦辛が強いお酒は苦手なものが多いのですが、これだけ旨味がしっかりしていると、それも前向きに感じられるようになるのが素敵ですね。
 フルーティー酒の合間にこういうお酒を飲むと、また日本酒の奥深さをしみじみと感じられて良いです。
 瑞冠、近いうちに他のスペックも試してみたいと思います。

 温度が上がってくると、苦味が良い感じで引っ込みますね、こちらは冷やしすぎ注意。
 うっかり燗つけをするのを忘れてしまったのは痛恨事です…

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名称:瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+10
蔵元情報:山岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年09月21日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

唯々 渡船純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 唯々(ただただ) 渡船純米 無濾過生原酒

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 滋賀県湖南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 私は最近お酒をセレクトする時、「信頼できる酒屋さん」で「飲んだことの無い銘柄」の「純米生酒」であれば大体それ以上情報収集せずに一度は買うようにしています。
 実際のところ、この業界の有名どころは大体抑えてしまった関係で、昔のようにがっつり情報収集して、自分の好みだけ狙おうとすると、ほとんど新規開拓できないんですよね。
 志のある地酒屋さんは新規取り扱い銘柄の開拓にも熱心ですし、そこに素直に乗っかるのが有用だと思う次第です。

 この「唯々」はまさにそういう銘柄ですね、うのかわ酒店さんのネットショップに新しく並んでいたので深く考えずセレクトしました。
 最近少々見る気がする「渡船」利用で、磨きは70にとどめて、お値段も安め。

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 上立ち香はセメダイン系ながら若干熟感もある香りがそこそこに。
 含むと、苦辛で強烈に引き締められた印象の旨味がググっと入ってきて、辛さで舌先をピリピリとさせながら、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやっぱり苦辛中心で極めてキリリとした印象の旨味が主役ですが、痩せた感じではなく存在感はあります、ただ私には若干キツさもありますね。
 後味はその苦辛でガッツリとキレます。

 全体的にスパルタ的な引き締まりがある、中濃度のキリリ系苦辛酒でした。
 う~む、それこそ「ただただ苦い」という印象が残ってしまいますね、ある程度飲み慣れるとドンドン飲める感もありますが、それだけといいますか…
 ただ、各所の評判を見るに、ほとんど苦味に触れたものがないので、これはスペックやロット(下手したらコンディション)的な問題のような気もします(値段も安いですし)。
 というわけで、唯々、できれば近いうちに他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:唯々 渡船純米 無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:渡船
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:竹内酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 唯々 純米

2017年09月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

浦霞 純米しぼりたて 生酒

本日の家飲み 浦霞 純米しぼりたて 生酒

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 宮城県塩釜市のお酒です。
 銘柄自体は外飲み経験ありで、家でも昔に飲んだことはありますが、ブログでは初登場。

 こちらのお酒も、「聖」同様、千葉市の「シマヤ酒店」さんで購入しました。
 同店は知る人ぞ知る日本酒の聖地というイメージがありまして、たまたま千葉市への出張があった折に、これ幸いと帰りに寄らせていただきました。
 感想としては兎に角売り場の広さ・商品のバリエーションに圧倒されましたね、冷蔵庫だけでも10面以上あったと思います、都内地酒屋の数倍は確実にあるでしょう。
 テンション上がり過ぎて四合瓶を8本も買ってしまい、帰りの電車は非常に大変でした…肩と腰をやられましたよ。

 折角の機会ですので購入酒も普段買えない(or買わない)セレクトを意識しました。
 浦霞は超有名銘柄ですが、生酒は結構珍しいんじゃないでしょうか。

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 上立ち香はアルコール混じりの濃厚なマスカット的果実の香りがそこそこに。
 含むと、クリーム的な濃厚さを感じる濃厚な甘旨味がトロリと入ってきますが、すぐにアルコールの辛さに引き締められながら、ピリピリと舌を刺激しつつ流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカットクリーム的(なんじゃそりゃ)な極めて濃厚な旨味が芯にあるのですが、辛さも結構強烈で、全体としては芳醇辛口という印象。
 後味は、当然のように辛さが引き取って見事にキレます。

 含んだときの印象と、後味の印象の落差が非常に激しい、抜群のキレを誇る良コスパ芳醇旨口酒でした。
 ここまでキレなくても良いだろうと個人的には思うのですが、そこを重視する人にはドンピシャかと思います。
 たまに思うのですが、こういう含んだ時には甘旨味が確かにありつつも、キレが凄いお酒っていうのは、「(芳醇)辛口」と認識する人が多そうな気がします。
 私はなんとなくこれを「辛口」と表現するには違和感があったりしますが…、それ以外の表現も中々難しいのも事実。
 ともかく、浦霞の実力を感じた一本でした。

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名称:浦霞 純米しぼりたて 生酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社佐浦
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

店外記念写真。良い雰囲気です。
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タグ: 浦霞 純米

2017年09月08日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

開春 純米生もと仕込 西田 生原酒

本日の家飲み 開春 純米生もと仕込 西田(にした) 生原酒

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 島根県大田市温泉津町のお酒です
 家飲みは初めてですが、外飲みは確かあったような…

 開春については、「お酒ミライ Tシャツ屋のお酒ブログ」さんが以前アップしている、「寛文の雫」という超イロモノ酒のレビューが印象深く残っています。
 非常にリアリティのある表現で興味はそそられるのですが、一升瓶を買う勇気は私にはありませんでした…(笑)
 というか個人売りする気があるならこういうイロモノ系で一升瓶オンリーはちょっといかがなものかとおもいますね、個人的には木戸泉が「アフス」を500ml瓶で売っていることこそ正しい(消費者目線の)姿勢だと思っております。

 というわけで、今回セレクトしたのは非変態系(笑)の純米生もと生原酒、といいつつ酵母無添加なんでありきたりなスペックではないですね。
 西田というのは、使用米の生産地区(大田市温泉津町西田地区)の名前で、蔵のすぐ近くのようです。
 裏ラベルには生産者名の記載もあり、お米の調達に関する意識の高さを感じさせます。

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 上立ち香はいかにも生もと的なクリームチーズ的発酵食品の香りがそこそこに。
 含むと、酸と辛さでしっかりと引き締まった印象の旨味が、しかしキツくない丸みのある口当たりで入ってきて、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸味にコーティングされた米の旨味といった趣の、まろやかさとピリリ感を両立させた感じの複雑なもので、全体としてはやっぱり男酒的な筋肉質な印象が残ります。
 後味は辛さが引き取ってガッツリしっかりとキレます。

 甘さ控えめで酸が主張しながらも、どこかお米の優しさも感じさせるような、懐の深いお酒でした。
 この引き締まり方はいかにも山陰の生もと酒って感じですね。
 こういうお酒こそ、万能食中酒といえるのじゃないでしょうか、正直淡麗辛口などより料理を選ばない晩酌向けのお酒かと思います。
 開春、次はまた別スペックをいただいてみたいと思います(寛文の雫は四合瓶が出たら検討)。

 燗をつけると…いやあ想像通りピリピリ感は増しますね…、ただ旨味も太くなっていい感じで拮抗しています。
 このお酒は正直冷酒・常温・燗、どれでも楽しめるので、自分の好みの温度を探すのも面白いと思いました。

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名称:開春 純米生もと仕込 西田 生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:若林酒造有限会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月31日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

旦 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 旦(だん) 山廃純米 無濾過生原酒

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 山梨県大月市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 この「旦」については昨年、伊勢元酒店の店長さんオススメということで純米吟醸生原酒(速醸)をいただいています。
 その時は関東ではほとんど取扱い店舗が無いという状態だったと聞いていたのですが、最近あれよあれよと有力酒販店が取り扱いを始めてますね。
 ここらへん、もともと知名度と営業力のある酒造メーカーであることに加え、パーカーポイントが付いたことが大きいんじゃないかな…勝手な想像ですが。
 ともかく、初飲みの印象は非常に良かったため、今年もセレクトした次第です。

 スペック的には前回が速醸だったので今回は山廃にしてみました、ラベルに使用米の記載はありませんが、調べると山田錦と五百万石みたいですね。
 精米歩合は60、お値段は税抜1,300円台と良心的です。

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 上立ち香はいかにも今風山廃的な、セメダインと乳酸の混じったフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構刺激的な酸味がググっと入ってきて、最後まで唾液腺を刺激する酸っぱさが支配する味わいが続きます。
 初日は「あれこんなんだっけ」と思うぐらいに刺々しいですね、これはちょっと開栓後置いてみます。

 二日目の時点で、明らかに丸くなりました、甘味も出てきましたしこちらの方が断然良いです。
 これは注意書き必要なお酒だと思いますよ…、おそらく熟成耐性もバリバリあるでしょう。
 しかも三日目以降はさらにハッキリと甘味も出てきました、うーん面白い!

 さらに燗をつけると…、うおまた酸が復活してきましたね。
 ただ最初の刺々しい感じではなく、じっくりと飲める印象になっています。

 強烈な酸がみるみる落ち着いていく様子が楽しめる、山廃らしい力強さを感じるお酒でした。
 ちょっとびっくりしていつもの感想スタイルでは無くなってしまいましたね。
 最近こういう開栓後少し待つべきタイプのお酒を飲むことが増えてきたので、その場合の紹介の仕方はちょっと考える必要があるかもしれません…
 ともかく、旦は今後要注目銘柄かと思います、今後も追っていこうかと。

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名称:旦 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦・五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:笹一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0(開栓直後は8.1)

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タグ: 山廃 純米

2017年08月13日 山梨の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 三光「蛇形」(さんこうじゃがた) 山廃純米 無濾過生原酒 26BY

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 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には、外飲み、家飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す「三光正宗」さんのお酒としては、杜氏の名を冠した限定品「克正」を以前いただいています
 今回も迫力のあるラベルが目につきますが、注目すべきはやはり「販売店限定要説明手売専用品」の文言でしょう。
 ネット販売をはじめとする、購入へのハードルを下げる昨今の地酒の売り方とは真逆を行く、「わかってるやつが売り、わかったやつが買ってくれ」的なこだわりを感じますね。
 前から気になってはいたのですが、今年の熟成系チャレンジの一環としてセレクトしてみました。
 
 スペック的には「雄町」「磨き80」「山廃」「無濾過生原酒」と如何にも強そうな感じ、そして26BYかつ製造年月は29.3と蔵元で2年以上熟成を経ています。
 店頭には27BYが並んでいたのですが、購入時店長さんに相談したところ「26BYも有りますよ、まるめちさん(実際は本名)なら、多分どちらでもイケると思います」と言ってくれたので、せっかくだからと26BYを選びました。
 また、生酒なのに要冷蔵表記が無いのも特筆すべき点かと思います。


 上立ち香はセメダイン的ケミカルさがハッキリと出てくるくせの強いものがそこそこに。
 含むと、若干の甘さを彷彿とさせる芯の強い旨味が、非常に強い酸味を伴ってドドドと強烈な力強さで流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりケミカルさは強めに感じますが、同時にレーズン的酸味混じりの熟した甘旨味を素直に感じられる独特のまとまりを感じます。
 後味は徹底的に酸味が引き取って見事にキレます。
 (ここまでは開栓直後の感想)

 で、私の感覚だと、開栓直後はちょっと酸味が強すぎる感じなのですが、開栓後酸が落ち着いてくると、どんどんまとまりがでてきて力強い旨味を素直に感じられるようになっていきました。
 ちょっとクセっぽいケミカルさも上手いこと全体に溶け出して、むしろ低精白とは思えないほど雑味の無い印象を受けるようになります。
 最終的に500mlの小瓶にちまちま移して、常温保存で一ヶ月ぐらいかけて飲んだのですが、ダレ・劣化は全然なく、このくらいなら上がりっぱなしですね。

 いやあ、とにもかくにも「力強い」という形容が浮かぶ、開栓後上がりまくりの超個性派完熟旨酸酒でした。
 生酒でこれは凄いことだと思いますね…、もはやフルーティー系冷蔵必須生酒とは完全に別ジャンルの飲みものかと思います。
 確かにこれは四合瓶で説明無しで売ったらその魅力の半分も発揮されないでしょう、保管が楽ということもありますし、これなら一升瓶限定でも納得できます。
 蛇形、日本酒特に生酒について、未経験の可能性を感じさせてくれた一本でした。

 そして開栓後数日経ってからの燗は…、いやあ見事に旨味が増して非常に良いですね。
 さらに燗冷ましになると、驚くべきことにキツさが霧消してジュース的な飲みやすさすら出てきます。
 こりゃ面白すぎですねえ、まさに玄妙という言葉が浮かぶ味わいの変化、一升瓶でも全く飽きずに飲み終えました。

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名称:三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):2,805円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

瑞鷹 純米生原酒 菜々

本日の家飲み 瑞鷹 純米生原酒 菜々(さいさい) 

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 熊本県熊本市のお酒です。
 家飲み、外飲み経験については後述。

 熊本の日本酒というと、日本酒マニアなら古くは「香露」最近では「花の香」、非マニアなら「美少年」あたりが東京では結構知られている印象があります。
 ただ、私が昨年例の地震絡みで出張して現地を歩いたところ、看板等で一番目についたのはこの「瑞鷹」だった気がします(後は「れいざん」)、熊本に限った話ではありませんが地産地消銘柄については本当に知名度の落差が激しいですね。
 その時の出張では忙しくてあまり「飲んで応援」ができず、帰りの飛行機で「くまもんカップ」を飲むのが精いっぱいだったため、今回リベンジということでうのかわ酒店さんからのお取り寄せに同梱してみた次第です。

 今回いただく「菜々」については、現在火入れ版が公式通販に載っていました
 「菜々」というネーミングは、使用米を「菜の花栽培」という特別な栽培法で行っていることに由来するようです。
 詳細は不明ですが、以前に飲んだ「ハーブ米」みたいなもんでしょうか。

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 上立ち香は若干熟感と青さが混じったような、そしてバニラも感じる独特な香りがそこそこに。
 含むと、やはり程よく落ち着いた印象の果実的旨酸味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦味と辛味を奥に感じさせつつ、最後まで輪郭を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々熟していながら酸がしっかり効いた果実の旨味が芯にあって、苦辛はかなりの時間差で存在感を発揮してくるタイプですね、でも荒さキツさが皆無であくまで引き締まりとキレを加えてくれます。
 後味は旨味が嘘のように辛口的なキレ。

 あまり派手な感じではないながら、荒さがしっかりと抑えられた、コクが有るのにキレのあるお酒でした。
 なんというかいぶし銀的な魅力がありますね、飲み飽きもしないですし、食事にもバッチリ合うかと。
 地場で愛されているお酒として説得力を感じますね、流石の実力。
 瑞鷹、いつか他のスペックも飲んでみたいと思いました。

 常温になるとさらにハッキリと酸味が出てきますね。
 なるほど…、やっぱり酸味が下支えしていた味わいということですね。

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名称:瑞鷹 純米生原酒 菜々
精米歩合:65%
使用米:吟のさと
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:瑞鷹株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 瑞鷹 純米

2017年08月03日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいた時(もう4年前か…)にも書きましたが、こちらを醸す(株)アリサワの通常銘柄は「文佳人」で、この鏡野は限定ブランドになります。
 飯米であるアケボノを55まで磨いているところは前と同じですね、岡山県産なのも同じなので、安定供給先があるのでしょう。

 そして特筆すべきは、裏ラベル記載のアルコール度数、日本酒度、酸度、アミノ酸度もほぼ4年前と同じというところだと思います。
 勝手に想像するところですが、「味の再現性」というものをかなり重視しているのではないでしょうか。
 最近、日本酒のBYによる味のバラツキを実感したり、ガンガン新商品を出してくる蔵についていけなくなってきたりした経験から、こういう同じスペックに長期的に取り組んで安定的な味わいを醸すという姿勢が非常に格好良く思えてきました。

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 上立ち香はフレッシュなマスカット的香りがそこそこに。
 含むと、爽やかな甘味が口の中に広がり、しばらく存在感を放ったあと、キツさのない苦味にバトンタッチして、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸の効いた柑橘系の甘旨味を素直に感じる前半と、苦酸辛でスパッとキレる後半の落差がとにかく心地よい、日本酒の玄妙さを感じさせてくれるもの。
 後味はそんな感じでいくらでも飲める気にさせてくれる見事なキレ方ですね。

 フレッシュかつしっかりとした果実の甘旨味と、後味のキレが見事に両立した、お手本のような芳醇スッキリ酒でした。
 後味は辛口ではあるんですが、スパルタなアルコール的辛さではなく、自然にキレを添えてくれる奥ゆかしさのある辛さなのが非常にグッドです。
 何というか、土佐酒の良いところを凝縮したようなお酒というイメージですね、これは万人にオススメ。
 鏡野は文佳人ともども信頼できる銘柄であるという思いを、強めることになった一本でした。
 
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名称:鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:アケボノ
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):約1,400円/720ml(レシート紛失…)
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年07月28日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒

本日の家飲み 早瀬浦 純米滓酒 浦底(うらぞこ) 生酒

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 福井県三方郡美浜町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この銘柄については、どうやら蔵元ホームページも無いらしく、どうにも情報が出てきません。
 もともと店頭でよく見かけて気になっていたぐらいの認識で、衝動買いに近いのですが、ここまでネット情報が無いのも珍しいです。
 こういうときには結構口コミサイト「日本酒物語」は頼りになると思いますね、とにかく網羅的に銘柄が載っているので少しでも感想や情報が欲しい時はありがたいです。
 そしてそこの「福井の日本酒ランキング」では、早瀬浦は黒龍・梵・白岳仙に続いて4位に入っています、こういう「東京であまり見かけないけどこのランキングでは上位ランクイン」というパターンはほぼ、「地産地消」型の銘柄という印象がありますね。

 今回セレクトしたのはブルーボトルが爽やかなうすにごり酒「浦底」。
 裏ラベルには商品コンセプトの記載があります、純米スペックのタンクの底の部分のブレンド酒とのこと。
 日本酒度が+7と結構高めですね、昔から見かけていた気がするので、おそらく定番スペックかと思われます。

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 上立ち香はセメダイン的フレッシュさのある、若干クリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、む!と思うくらい味がしなかったのですが、一瞬間を置いて中心から控えめな甘味と爽やかな酸が染み出してきて、自然な口当たりで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、澱のお米っぽい旨味と、甘酸味が絡み合って、きちんと旨味を感じさせつつも全体の印象はにごりを感じさせないスッキリ系のものですね。
 後味は酸と少々の苦味が引き取って爽やかにキレます。

 ブルーボトルのイメージ通りの、淡麗スッキリフレッシュにごり酒でした。
 うーむ、自分としてはもうちょっと濃い方が好きかなあ、やはり私は日本酒度+5以上のお酒はもの足りなく思えることが多いようです。
 まあもちろんこのあたりは好みかと…、所謂淡麗系が好きな方にもオススメできるにごり酒として貴重だと思います。
 早瀬浦、次はまた違うスペックも試してみたいと思いました。

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名称:早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:+7
蔵元情報:三宅彦右衛門酒造有限会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 早瀬浦 純米

2017年07月26日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

本日の家飲み 花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回は「弓絃葉(ゆずりは)」という割と大人しいスペックを飲みましたが、今回は奈良酒らしいバリバリの変態系(笑)です。
 今回も「日本酒感想日誌」さんイチオシスペックという理由でのセレクト。
 「水もと」はどうやら「菩提もと」と同じ意味なようです、ブログでは以前鷹長などを飲んでますね。(詳しい解説は例によってWikipediaをご参照ください)。
 そしてこのお酒については「木桶仕込」「酵母無添加」というところもポイントになるでしょうね、この辺りは最近新政が力を入れており、社長ブログにも異様に細かい話を書いてあったのが印象に残ってます。
 (実際は玉川や不老泉など、この分野での先行蔵は相当数存在するみたいですが)
 
 米の品種は福岡で誕生した酒米である「吟のさと」ですが、地元奈良県で栽培されたものを使っているようです、こだわりを感じさせる珍しいパターンですね。
 裏ラベルの「古代技術で醸した次世代のお酒」っていうフレーズが素敵。

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 上立ち香は鋭角で純度の高い酸の香りが鼻孔を刺しますね。
 含むと、意外にも口当たりは柔らかく旨味が入ってきて、そこから強烈な酸が、ハッキリとした樽の香りを伴って染み出してきて、唾液腺を刺激しながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり酸と木香がそれぞれ強く主張する完全に日本酒離れしたオンリーワンのもので、熟系とはまた違った意味で紹興酒的というか、漢方感があるというか、私の表現の手に余る個性がありますね。
 後味は、酸でがっつりとキレます。

 想像を超えるぐらいに極めて個性的な、樽香バリバリの旨酸っぱ酒でした。
 これはやっぱり樽、木の香りが好きかどうかが、気に入るかどうかに強く影響すると思いますね。
 残念ながら私はあまり好きではないのですが、それでもこの個性と一種のまとまりには惹かれるものがありました。
 花巴、また他のスペックも試してみたいと思います。

 そして熱燗にしてみたらやっぱり面白いですね、結構甘味がブーストされて、より力強い形でバランスを保つ印象。
 多分生熟成もいけるんじゃないかしら…、いやあ一筋縄ではいかないお酒だと思います。

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名称:花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加
精米歩合:70%
使用米:吟のさと
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 花巴 純米

2017年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

本日の家飲み 杜の蔵(もりのくら) 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

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 福岡県久留米市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。
 
 このお酒を醸す株式会社杜の蔵は、別シリーズとして「独楽蔵(こまぐら)」というお酒を出しています。
 独楽蔵は(火入れ)熟成の上で出荷されるシリーズで、こちらの方は一度外飲みした経験があります。
 が、当時は日本酒を飲み始めて日も浅く、ハッキリ言って熟成香を受け入れられずに嫌な印象だけが残った出会いでした。
 いやあこういう日本酒との不幸な出会いって、今この瞬間にも日本中で起こっていそうで恐ろしい限りですね…
 このあたり、日本酒の味わいの多様さ自体が参入障壁になっている感じがあって、忸怩たる想いを抱いてしまいます。

 で、数年を経て、改めて独楽蔵にチャレンジという手もあったのですが、「いやまだ早い」と、自分の領域たる新酒生酒をセレクトした次第です。
 同蔵のホームページは極めて充実しており、このお酒にもバッチリ商品紹介が載っていますので、スペック等の情報はそちらをご参照ください。
 いやあ本当、このホームページは取り扱い店を含めほぼ理想的な情報公開をしていると思います、昔の私にもっとリテラシーがあれば…


 上立ち香は若干セメダイン系のスッキリフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、苦味をまとったキリリとした旨味がグワッと入ってきて、時間差で辛さの刺激も強めながら、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほんのりとした甘さを彷彿とさせつつも主役はあくまで苦渋で、旨味としては濃厚かつ複雑、しかしグイグイイケてしまう飲み飽きなさがありますね。
 後味はやはり苦渋辛が引き取って極めて力強くキレます。

 苦渋の青さを不思議と前向きに楽しめる、イメージ通りのフレッシュキリリ酒でした。
 ああ、これはハッキリ言える気がします「若い」と、このお酒のコンセプトはその若さを楽しむところにあるんでしょうね。
 個人的には、こういうお酒なら「生熟」というのもありのように思えます(蔵元さん的には商品化は色々難しそうですが)、1年ぐらいの売れ残りがちゃんとした酒屋さんで売っていたら飛びつくでしょうね。
 コスパも素晴らしい!
 杜の蔵、次はそろそろ独楽蔵に再チャレンジしても良いかなと思った今日この頃でした。

 ただ、温度が上がってくると甘味も出てきましたね…
 あ、常温だと口当たりも柔らかくなっていい感じです、冷酒がピンとこなかったら、思い切って注いでしばらく放置という手もあるでしょう。

 あれ、二日目だと普通に甘味も出てきた…、マスカットジュース的な後味の苦味は健在ながら、ここまでくると私のストライクゾーンにも入ってきますね。
 これは私の手にあまる系のお酒だったかも…、開栓直後結構飲んじゃったのを若干後悔するレベル。
 こういうお酒を120%楽しめるよう、今後も家飲み経験値を貯めていきたいところです。

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名称:杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生
精米歩合:65%
使用米:夢一献
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社杜の蔵
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 杜の蔵 純米

2017年07月18日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百磐 純米 おりがらみ生原酒

本日の家飲み 百磐 純米 おりがらみ生原酒

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 岩手県一関市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回(27BY)の純米吟醸おりがらみの印象が非常に良かったのでセレクトしました。
 その記事では、蔵元ホームページに「百磐」が載っていないことを例によってディスっていたのですが(笑)、今見たら紹介コーナーができてましたね、素晴らしいと思います。
 ただ、やはり取扱い店舗については問い合わせしたら教えるという扱いになってますね…、個人的にはこれ本当に嫌いです、このご時世でなんと閉鎖的というか、秘密主義的というか…
 (実際のところ、なんでリスト公開でなくこういう形式をとる蔵が多いのか、知ってる方がいたら是非教えてください)
 
 今回いただくお酒は、岩手産酒造好適米「ぎんおとめ(精米歩合65%)」を、これまた岩手開発の酵母「ゆうこの想い」で醸した、純岩手スペック。
 お値段は1,200円台と、このスペックの生原酒としては良心的ですね。

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 上立ち香は…、むっこれは嫌な予感がする乾い牛乳的ムワっとした香りが仄かに。
 含むと、謎の熟感のある旨味がドロっと入ってきて、時間差で出てくるキリリとした辛さと酸、そして澱の苦味で引き締まりをなんとか維持しつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クセのある牛乳的含み香が最初にあるのですが、しばらく含むと辛苦をまとって結構引き締まった旨味がでてきて、重いながらもギリギリダレきらないかんじ。
 後味は酸辛でしっかりとキレます。

 これは(生)ヒネしちゃってるかな…
 甘味はダレてる気がするのですが、辛さと苦味が生きている関係でわりと普通に飲める感じなのでちょっと判断には困ります。
 ただ、色も若干黄色みがかってるし…、なにより前回の印象とかけ離れた味わいなので、うーむやっぱり普通ではないよなあ、期待していただけに残念!
 (ちなみに、2月出荷4月開栓、うちではしっかり冷蔵保管してました)
 流石に評価不能状態ですが、折角飲み切ったので記事は公開したいと思います(今回はケチをつけるつもりはないです)
 まあ、たまたまだとは思いますね、百磐は早めに次をいただいてみたいと思いました。

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名称:百磐 純米 おりがらみ生原酒
精米歩合:65%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:磐乃井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:つけません/9.0

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タグ: 百磐 純米

2017年06月24日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

本日の家飲み 誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は二回目ですね。

 このお酒、なかなかに洒落たデザインも素敵ですが、特筆すべきはそのラベルの情報量だと思います。
 裏ラベルにビッシリと記載された数値情報も素晴らしいですが、特に重要なのはちゃんと「ハーブ米」の解説を書いているところですね(記事下写真参照)。
 やっぱりこういうこだわりポイントはしっかり買い手に伝えて初めて「売り」になるということを、蔵元さんは意識すべきだと思いますよええ。
 そしてその情報媒体として一番重要なのは、(ライバル銘柄が隣に並ぶ)店頭でチェックできる「ラベル」であろうと、個人的には思います。
 (かの新政が売れた要因の一つには、裏ラベルの文章を通じた情報発信があるんじゃないでしょうか)

 閑話休題、今回いただくのはそのハーブ米コシヒカリを60まで削って醸された新酒になります。
 数値的には、日本酒度+10が目を引きますね、ここまで高くなると流石にハッキリ「辛口」な味わいが想像されます(実はこの点には買ってから気づきました…、普通私は買わないレベルの数値です)。
 コシヒカリとはいえ飯米だからか、割とお安いのはありがたいところ。

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 上立ち香は酸とアルコールを感じるキリッとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の効いた旨味がキリリと入ってきて、アルコール的な辛さを感じさせつつ、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ僅少でまさに「ドライ」という形容が思い浮かぶ筋肉質なもので、そこに強めの酸、ほんのりとした苦味が相まって徹底的に鋭角な感じなのですが、細くはなくしっかり味は出ていますね。
 後味はその印象のまま力強くキレます。

 酸辛で極めて引き締まった味わいが印象的な、古臭さのないスーパードライ日本酒でした。
 なんとなく島根のお酒にはこういう引き締まった男酒が多いような気がしますね。
 ただ、結構味が多かった前回とは、正直まったく違った印象を受けました、こりゃ後何本か買わないと銘柄の特徴は掴めないかも…
 誉池月、次はまた違ったスペックをいただきたいと思います。

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名称:誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ
精米歩合:60%
使用米:コシヒカリ
アルコール度:18~19度
日本酒度:+10
蔵元情報:池月酒造株式会社
購入価格(税抜):1,227円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 誉池月 純米

2017年06月14日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

本日の家飲み 奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

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 石川県輪島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目ですね。

 今回こちらのお酒をセレクトした理由は、もう完全に日誌係さんの純米吟醸27BYの感想記事に影響された結果だったりします。
 やっぱり「イチオシ」みたいにハッキリ書いてくれると、分かりやすくて個人的にはありがたいですね。
 なんといってもブログにおいて「分かりやすい」って正義だと思うのです、私がおこがましいとは思いつつも「お気に入り度」なんてものをつけているのもそれが理由ですし。
 
 ただ今回は、感想のあった純米吟醸ではなく純米を買ってしまったのは痛恨のミスでした、店頭にも並んでいたのに…
 正確にはミスというより、お金をケチっただけなのですが…(だって2,000円近くするんですもの)
 実際同銘柄でも別スペックでは全然味わい傾向が違うことはざらですし、純米生は前に飲んだということも忘れていました…新規開拓できなかったという意味でもこれはいかんですね。

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 上立ち香は程よくフレッシュで甘さ混じりな果実の香りが気持ち強めに。
含むと、かなり高濃度の甘旨味がしかし軽い感じで入ってきたかと思うと、すぐに出てくる苦味と辛さで強烈に締め上げられつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クリームを思わせるほどに濃厚かつ口当たりの柔らかい甘旨味が最初は主役を演じますが、一瞬後には非常に強めの苦辛酸に取って代わられてしまい、最後まで奥に引っ込んでしまいます。
 そんなわけで、後味はアルコール的辛さで強烈にキレます。

 甘辛の落差が激しい、日本酒の口中での味わい変化の玄妙さを改めて感じさせてくれるお酒でした。
 ただ後味の苦辛さが私にはスパルタ過ぎるんですよね…、もちろんキレを重視する方には好ましいと思います。
 旨味自体はとても魅力的なので、もう少しキレイに(というか優しく)なってくれれば嬉しいという予見もあります、やっぱ純米吟醸買えばよかった…
 奥能登の白菊、次は高いのを我慢してでも純米吟醸を買いたいと思います。

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名称:奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月25日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒

本日の家飲み 黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒

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 和歌山県海南市のお酒です。
 外飲みでは何回か飲んでおり、当ブログでは2回目の登場になります。

 前回は雄町の純米吟醸をいただいています、銘柄名の由来等も紹介しているので興味があればご参照ください。
 さらに前回は瓶燗火入れだったわけですが、一年中生酒(熟成酒含む)ばっかり飲んでいる急進的生酒派(笑)としては、やはり生酒版も一度は飲みたいと思い、今回セレクトしました。
 2016年春上槽(27BY)で、出荷が同年8月、飲んだのが今年の2月になりますので、生熟酒の範疇に入るでしょうね。
 そのお酒がどのくらいの生熟期間に耐えうるかというのは酒質・状態によって千差万別になるのでなかなか難しいところですが、1年以内ならしっかり保管すればまあほとんどのお酒が大丈夫なんじゃないかなあと思っております。
 
 スペックとしては全量山田錦で、麹・もと米を50まで、掛米を60まで削った無濾過生原酒と結構贅沢なものになっていますが、「純米」表記にとどめているところにこだわりを感じますね。
 お値段も1,400程度とかなり良心的。

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 上立ち香はアルコール混じりのお米っぽい香りが控えめに。
 含むと、落ち着いてかつ高濃度の旨味がググっと入ってきて、程よい酸味とアルコール的辛さでギッチリと輪郭を保ったまま、息が長くじわじわと染み込んできます。
 味わいはまさにコクのあるお米の旨味が中心で、酸辛の強さにより非常に筋肉質ながらも旨味の濃度が高いために飲んでいて非常に満足感がある感じ。
 後味はやはり酸辛が引き取って極めて力強くキレます。

 芳醇辛口を地で行くような、とても良い感じに味が載った、非常に完成度の高い男酒でした。
 私は露骨に甘口派ではありますが、こういうお酒には素直に黙らされてしまいますね。
 ご承知の通り私が「お気に入り」にするお酒は大部分が甘旨系のものなのですが、そんな中たまに入ってくる辛口酒は、基本的に万人にオススメできるハイレベルなものと思っています。
 そしてこの黒牛はまさにそういうレベルのお酒ですね、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 せっかくなので燗を付けてみると…、これは想像通り、辛さと旨さと甘味もマシマシです。
 上燗ぐらいが良さそうな雰囲気を感じますね、初っ端の口当たりの柔らかさと後半の辛さの落差が楽しいです。

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名称:黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒
精米歩合: 麹・もと:50% 掛:60%
使用米:山田錦
アルコール度:18.5%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社名手酒造店
購入価格(税抜):1,429円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月15日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

中島屋 純米 しぼりたて 生酒

本日の家飲み 中島屋 純米 しぼりたて 生酒

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 山口県周南市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 こちらを醸す中島屋酒造場のお酒としては、「カネナカ」という別ブランドのお酒を以前に外飲みでいただいたことがあります。
 その時カネナカは燗酒でいただいたのですがかなり良い印象でした、今回同蔵の純米生という私向けスペック(笑)が出ていたので、セレクトした次第です。

 ちなみにその「カネナカ」の表記は、今回のお酒のラベルの背景にもある、屋号を用いたものになっています。
 最近紹介した「やまとしずく」や、「やまユ」「マル飛」もそうですが、屋号表記は今現在むしろモダンというか、洒落ているように見えますね、お酒の銘柄としてはもってこいのモチーフかと思います。

 ラベルからは60磨きのしぼりたて生ということ以外はほぼわかりません、裏ラベル自体無いですし。
 同やら蔵元ホームページも無いらしく、さっぱり情報が出てこないお酒ですね。
 

 上立ち香は、甘いセメダインといった印象の濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ青い印象の甘旨味が力強く入ってきたと思うと、そこに苦味や独特の渋味が絡みついて複雑な印象を感じさせつつ、ギチギチと染み込んできます。
 味わいは、甘苦渋をそれぞれ強く感じる極めて濃厚な旨味が主役、ほんの少々のガスが引き締まりを与えるものの、やはり全体的には賑やかで重い印象もあります。
 後味は強めの酸を舌先に残しつつ、苦渋も感じさせながら力強くキレます。

 フレッシュさを全面に出しつつも、非常に色々な味わいがそれぞれ競い合うように主張する、にぎやかフレッシュ酒でした。
 これは人によっては重いと感じるかもしれませんが、私としては好きなタイプですね、ガスもありますし。
 旨味の芯もあるような印象なので、もうちょっと落ち着くまで寝かせた方がより万人向けになりそうな予感もしました。
 中島屋は、カネナカと共に、今後も注目していきたいと思います。

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名称:中島屋 純米 しぼりたて 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社中島屋酒造場
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 中島屋 純米

2017年05月13日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

本日の家飲み 黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

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 長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 私は長野酒が非常に好きで、家飲みに加え大長野酒祭りに毎年参加していることで、相当数を飲んでいるという自負があります。(ブログ掲載数も都道府県別で最多)
 今回は店頭での衝動買いセレクトです、最近飲んだ澤の花同様長野の未家飲み銘柄の純米生には飛びつく勢い。
 黒澤も外のどこかでは飲んでいたような気がしたのですが、過去のラベル写真を確認すると見当たりませんでした…、流石にこれだけ数が増えてくると記憶もあやふやになってきますね。
 そもそも長野は日本で二番目に酒蔵が多い県(参考リンク:KURANDの記事)ということもあり、これだけ飲んでも半分もカバーできていないという事実に若干打ちのめされるところがあります。

 スペックとしては、「生もと」「直汲」「生原酒」ということろがやぱりポイントかと。
 また、「Type-7」とは協会701酵母使用ということを示しているようです、これは風の森なども使っている7号酵母の「泡なし版」になりますね。
 まあ興味があればWikipediaの「協会系酵母」の項のご参照を…

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 上立ち香はフレッシュな酸を伴う果実の香りがほどほどに。
 含むと、芯のある甘酸が力強くググっと入ってきて、独特の渋味により複雑さと個性を纏わせながら、最後まで濃度を保ちつつゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、甘味控えめで酸味優勢なオレンジ(?)的柑橘系果実の旨味が主役を演じつつ、木香を彷彿とさせる渋味と乳酸の面影が裏方にあって、フレッシュながら非常に複雑な印象を受けますね。
 後味は、酸と少々の渋味で力強くキレます。

 濃厚かつ複雑かつ奥深い、酸の効いた個性派生もと酒でした。
 このお酒だけを飲んでいると余り感じなかったのですが、他のお酒と飲み比べると、そっちが断然薄く感じるんですよね、それだけ存在感があるわけですが、くどくは全くないあたり酸味の重要性がわかります。
 私はもう少し甘旨味が分かりやすい方が好みなのですが、十分完成度が高く、魅力のあるお酒だと思います。
 黒澤、次はまた他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 燗を付けると、やっぱり良いですね、素直に甘味が増してより私好みになりました。
 最近のお酒に関しては、生もと山廃系なら生酒だろうが吟醸だろうが一度は燗を試してみるべきだなと改めて感じました。

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紹介1:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-797.html

紹介2:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1690.html

名称:黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

屋守 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY

本日の家飲み 屋守(おくのかみ) 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY

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 東京都東村山市のお酒です。
 当ブログでの登場は実に6回目、毎年いただいていますね。

 屋守は私が日本酒飲み始め以来のお気に入り銘柄でしたが、昨年(27BY)のおりがらみの味わいは、実のところファンとしてはハテナマークが浮かぶような方向性のものでした。
 最近28BY最初あたりの花陽浴を飲んだ時も思ったのですが、信頼している銘柄の味わいが予想外であったとき、私は失望感というより「あの味わいには二度と出会えないのでは…」という恐怖感を覚えます。(花陽浴はその後のスペックで戻ってきたのでほっとしました…)
 まあ日本酒は年によってある程度味わいにブレが出るのは当然とも言えるのですが、蔵の方針転換や人的要因での味の変化については取り返しがつかないですからね。(木桶じゃない「やまユ」なんてのはまさにこれ)

 今回は、前回抱いたその恐怖感を払拭するためセレクトした次第です。
 スペックはエキセントリックなラベルカラーのものではなく、当ブログでも以前紹介して「お気に入りに追加」している純米中取り。
 恐る恐る、ただできる限り先入観を排除して開栓してみます。

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 上立ち香は若干硬質なパイン系の香りが気持ち強めに。
 含むと、フレッシュな甘酸味に独特の苦渋味が絡み合った複雑な旨味が勢い良く入ってきて、尻上がりに強まる酸苦でギッチリと引き締められつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなく木香を感じるような、そこそこの甘さと酸味に青い渋味が伴う独特なもので、ほどほどに濃厚ながら飲み飽きない印象。
 後味は酸渋が表に出てきて、キッチリとキレます。

 中濃度の甘旨味とフレッシュ感、そして酸渋による奥深さが特徴の、杯が進みやすいお酒でした。
 なんとなく草っぽい、他の銘柄で恐縮ながら「山間」っぽい風味を個人的には感じましたね。
 去年のおりがらみよりは味も出てる感じで、私の思う「屋守らしさ」も結構あり、低レベルなお酒では無いと思います。
 が、私にはやっぱり甘旨味が足りない…、そして昔感じた楽しさや感動はこのお酒では味わえず、恐怖感を払拭するには至りませんでした。
 屋守、今後はニュートラルな視線で動向を追っていきたいと思います。

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名称:屋守 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY
精米歩合: 麹米:50% 掛米:55%
酒米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:+2
蔵元情報:株式会社豊島屋酒造
購入価格(税抜):1,460円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 屋守 純米

2017年05月05日 東京の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

本日の家飲み 花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です。
 銘柄としては初登場ですが、同蔵の「ロ万」シリーズについては既に3回ほど紹介しています。

 「花泉酒造」が醸すお酒は、首都圏ではやはりロ万シリーズの方がよく見かけますが、この「上げ桶直詰め」については結構多くのお店が取り扱っているようです。
 実は私もブログを始める前に一度いただいており、なかなか良い印象があったので、今回久しぶり(約5年ぶり)にセレクトしてみました。
 ちなみに、ググったところ「上げ桶」とは「お酒を搾る機械『ヤブタ』から流れてきたお酒を受けるタンク」のことをいうらしいです、このお酒はそこから直接瓶詰めしているとのこと。
 ただ、このお酒ぐらいになると「上げ桶直詰め」という言葉自体が一つのブランド化しているような印象を受けます、この蔵はそのあたりの売り方が上手いと思いますね。

 ラベルには細かい記載はありませんが、こちらもロ万シリーズ同様「もち米四段仕込み」で造られているようです(詳細は例によってググってください)。
 精米歩合は65%、アルコール度数は19度と結構高め。

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 上立ち香はガスとセメダインと甘さが混じったものがそこそこに。
 含むと、青さをまとった濃厚な甘旨味が、チリチリとしたガス感を伴いググっと入ってきて、かなりキツめの苦味で強烈に引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいはメロン的な高濃度の甘旨味が存在感を発揮するのですが、苦味も非常に強いために全体の印象は賑やかながら青くギリリと締まった感じ。
 後味はその苦味を口中に残す形で引き上げていきます。

 とにもかくにも濃く、青く、賑やかで、荒々しい、新酒の無濾過生原酒の長所短所が凝縮されたようなお酒でした。
 私はどちらかと言うと甘旨味がしっかりしていれば苦味や雑味はそんなに気にしないタイプだと思うのですが、流石にここまで行くと少々辟易するといいますか、飲み疲れるといいますか…
 ただ、外でいただいた時はもっと美味しかった記憶もあったりするんですよね、(酒か私の)コンディションに問題があった可能性もちょっとあるかも…
 ともかく、花泉はロ万と共に引き続き注目していきたいと思います。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-765.html

名称:花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒
精米歩合:65%
使用米:五百万石・ヒメノモチ
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:花泉酒造合名会社
購入価格(税抜):1,543円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 花泉 純米

2017年04月24日 三重の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

本日の家飲み 初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 「初孫」という言葉には、めでたい印象はあるもののお酒の銘柄としては結構珍しい雰囲気というか、響きがあるように感じます。
 由来が気になったので、蔵元の「東北銘醸」のホームページを見に行くと、「昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を「初孫」と改めました。」とのこと。
 いやあ思った以上にそのまんまでしたね(笑)、銘柄の由来というと「当時の大名が~」「芸術家の○○が~」「当地の歴史的事件にちなんで~」等々、割と大層な背景があるものが多い中、この「初孫」は何というか身近なものに感じます。
 うーんよほど嬉しかったんでしょうねえ、実際初孫誕生時の祝い酒としては決定版と言える銘柄なのではないでしょうか。
 
 米は先日の出羽桜でも使われていた「出羽の里」を55%まで磨いているようです。
 メモり忘れてしまいましたが、確か26BYだったような…、とにかく一年以上熟成された生原酒になります。
 ホームページによると、「初孫は生もと造り一筋」とのことなので、熟成に耐えうる力強い酒質であることに期待しつついただきます。

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 上立ち香はかなーり熟した、しかし熟成香ではない果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の甘旨味がキビキビと流れ込んできて、しっかりとした酸で最後まで濃厚さと引き締まりを両立させつつ、息が長い感じでじんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟しきった梨のような非常に奥深く濃厚な甘味と酸味が絡み合った旨味が主役、苦味も一体化した感じであるのですがあくまで脇役ですね、
 ただ後味は、その酸と苦を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 芯のある高濃度の旨味を甘酸でしっかり包み込んで素直にしっかりと楽しませてくれる、どちらかというとモダン的な生もと熟成生酒でした。
 冷酒状態だと、結構アルコール的なキツさと、生もと的な酸味のクセも若干感じるのですが、常温近くになってくるとそういう後ろ向きな部分も和らぐ感じ。
 やっぱり甘味がしっかりしていることが私には嬉しいですね…、結構磨いていることもバランスの良さに寄与している印象。
 古臭さは皆無ですし、「生もと」に苦手意識を持っている方にもオススメできるかと…、コスパも最高クラスですし。
 初孫、他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これならば!と燗をつけると、だいたい想像通り、口当たりが柔らかくなると同時に濃度とインパクト(キツさ)も増す感じですね。
 常温とどちらが良いかは好みかな…、珍しく燗一択ではない生もと熟成酒だと思います。

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名称:初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:東北銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,240円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年04月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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