早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒

本日の家飲み 早瀬浦 純米滓酒 浦底(うらぞこ) 生酒

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 福井県三方郡美浜町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この銘柄については、どうやら蔵元ホームページも無いらしく、どうにも情報が出てきません。
 もともと店頭でよく見かけて気になっていたぐらいの認識で、衝動買いに近いのですが、ここまでネット情報が無いのも珍しいです。
 こういうときには結構口コミサイト「日本酒物語」は頼りになると思いますね、とにかく網羅的に銘柄が載っているので少しでも感想や情報が欲しい時はありがたいです。
 そしてそこの「福井の日本酒ランキング」では、早瀬浦は黒龍・梵・白岳仙に続いて4位に入っています、こういう「東京であまり見かけないけどこのランキングでは上位ランクイン」というパターンはほぼ、「地産地消」型の銘柄という印象がありますね。

 今回セレクトしたのはブルーボトルが爽やかなうすにごり酒「浦底」。
 裏ラベルには商品コンセプトの記載があります、純米スペックのタンクの底の部分のブレンド酒とのこと。
 日本酒度が+7と結構高めですね、昔から見かけていた気がするので、おそらく定番スペックかと思われます。

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 上立ち香はセメダイン的フレッシュさのある、若干クリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、む!と思うくらい味がしなかったのですが、一瞬間を置いて中心から控えめな甘味と爽やかな酸が染み出してきて、自然な口当たりで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、澱のお米っぽい旨味と、甘酸味が絡み合って、きちんと旨味を感じさせつつも全体の印象はにごりを感じさせないスッキリ系のものですね。
 後味は酸と少々の苦味が引き取って爽やかにキレます。

 ブルーボトルのイメージ通りの、淡麗スッキリフレッシュにごり酒でした。
 うーむ、自分としてはもうちょっと濃い方が好きかなあ、やはり私は日本酒度+5以上のお酒はもの足りなく思えることが多いようです。
 まあもちろんこのあたりは好みかと…、所謂淡麗系が好きな方にもオススメできるにごり酒として貴重だと思います。
 早瀬浦、次はまた違うスペックも試してみたいと思いました。

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名称:早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:+7
蔵元情報:三宅彦右衛門酒造有限会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 早瀬浦 純米

2017年07月26日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

本日の家飲み 花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回は「弓絃葉(ゆずりは)」という割と大人しいスペックを飲みましたが、今回は奈良酒らしいバリバリの変態系(笑)です。
 今回も「日本酒感想日誌」さんイチオシスペックという理由でのセレクト。
 「水もと」はどうやら「菩提もと」と同じ意味なようです、ブログでは以前鷹長などを飲んでますね。(詳しい解説は例によってWikipediaをご参照ください)。
 そしてこのお酒については「木桶仕込」「酵母無添加」というところもポイントになるでしょうね、この辺りは最近新政が力を入れており、社長ブログにも異様に細かい話を書いてあったのが印象に残ってます。
 (実際は玉川や不老泉など、この分野での先行蔵は相当数存在するみたいですが)
 
 米の品種は福岡で誕生した酒米である「吟のさと」ですが、地元奈良県で栽培されたものを使っているようです、こだわりを感じさせる珍しいパターンですね。
 裏ラベルの「古代技術で醸した次世代のお酒」っていうフレーズが素敵。

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 上立ち香は鋭角で純度の高い酸の香りが鼻孔を刺しますね。
 含むと、意外にも口当たりは柔らかく旨味が入ってきて、そこから強烈な酸が、ハッキリとした樽の香りを伴って染み出してきて、唾液腺を刺激しながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり酸と木香がそれぞれ強く主張する完全に日本酒離れしたオンリーワンのもので、熟系とはまた違った意味で紹興酒的というか、漢方感があるというか、私の表現の手に余る個性がありますね。
 後味は、酸でがっつりとキレます。

 想像を超えるぐらいに極めて個性的な、樽香バリバリの旨酸っぱ酒でした。
 これはやっぱり樽、木の香りが好きかどうかが、気に入るかどうかに強く影響すると思いますね。
 残念ながら私はあまり好きではないのですが、それでもこの個性と一種のまとまりには惹かれるものがありました。
 花巴、また他のスペックも試してみたいと思います。

 そして熱燗にしてみたらやっぱり面白いですね、結構甘味がブーストされて、より力強い形でバランスを保つ印象。
 多分生熟成もいけるんじゃないかしら…、いやあ一筋縄ではいかないお酒だと思います。

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名称:花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加
精米歩合:70%
使用米:吟のさと
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 花巴 純米

2017年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:1

杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

本日の家飲み 杜の蔵(もりのくら) 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

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 福岡県久留米市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。
 
 このお酒を醸す株式会社杜の蔵は、別シリーズとして「独楽蔵(こまぐら)」というお酒を出しています。
 独楽蔵は(火入れ)熟成の上で出荷されるシリーズで、こちらの方は一度外飲みした経験があります。
 が、当時は日本酒を飲み始めて日も浅く、ハッキリ言って熟成香を受け入れられずに嫌な印象だけが残った出会いでした。
 いやあこういう日本酒との不幸な出会いって、今この瞬間にも日本中で起こっていそうで恐ろしい限りですね…
 このあたり、日本酒の味わいの多様さ自体が参入障壁になっている感じがあって、忸怩たる想いを抱いてしまいます。

 で、数年を経て、改めて独楽蔵にチャレンジという手もあったのですが、「いやまだ早い」と、自分の領域たる新酒生酒をセレクトした次第です。
 同蔵のホームページは極めて充実しており、このお酒にもバッチリ商品紹介が載っていますので、スペック等の情報はそちらをご参照ください。
 いやあ本当、このホームページは取り扱い店を含めほぼ理想的な情報公開をしていると思います、昔の私にもっとリテラシーがあれば…


 上立ち香は若干セメダイン系のスッキリフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、苦味をまとったキリリとした旨味がグワッと入ってきて、時間差で辛さの刺激も強めながら、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほんのりとした甘さを彷彿とさせつつも主役はあくまで苦渋で、旨味としては濃厚かつ複雑、しかしグイグイイケてしまう飲み飽きなさがありますね。
 後味はやはり苦渋辛が引き取って極めて力強くキレます。

 苦渋の青さを不思議と前向きに楽しめる、イメージ通りのフレッシュキリリ酒でした。
 ああ、これはハッキリ言える気がします「若い」と、このお酒のコンセプトはその若さを楽しむところにあるんでしょうね。
 個人的には、こういうお酒なら「生熟」というのもありのように思えます(蔵元さん的には商品化は色々難しそうですが)、1年ぐらいの売れ残りがちゃんとした酒屋さんで売っていたら飛びつくでしょうね。
 コスパも素晴らしい!
 杜の蔵、次はそろそろ独楽蔵に再チャレンジしても良いかなと思った今日この頃でした。

 ただ、温度が上がってくると甘味も出てきましたね…
 あ、常温だと口当たりも柔らかくなっていい感じです、冷酒がピンとこなかったら、思い切って注いでしばらく放置という手もあるでしょう。

 あれ、二日目だと普通に甘味も出てきた…、マスカットジュース的な後味の苦味は健在ながら、ここまでくると私のストライクゾーンにも入ってきますね。
 これは私の手にあまる系のお酒だったかも…、開栓直後結構飲んじゃったのを若干後悔するレベル。
 こういうお酒を120%楽しめるよう、今後も家飲み経験値を貯めていきたいところです。

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名称:杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生
精米歩合:65%
使用米:夢一献
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社杜の蔵
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 杜の蔵 純米

2017年07月18日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百磐 純米 おりがらみ生原酒

本日の家飲み 百磐 純米 おりがらみ生原酒

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 岩手県一関市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回(27BY)の純米吟醸おりがらみの印象が非常に良かったのでセレクトしました。
 その記事では、蔵元ホームページに「百磐」が載っていないことを例によってディスっていたのですが(笑)、今見たら紹介コーナーができてましたね、素晴らしいと思います。
 ただ、やはり取扱い店舗については問い合わせしたら教えるという扱いになってますね…、個人的にはこれ本当に嫌いです、このご時世でなんと閉鎖的というか、秘密主義的というか…
 (実際のところ、なんでリスト公開でなくこういう形式をとる蔵が多いのか、知ってる方がいたら是非教えてください)
 
 今回いただくお酒は、岩手産酒造好適米「ぎんおとめ(精米歩合65%)」を、これまた岩手開発の酵母「ゆうこの想い」で醸した、純岩手スペック。
 お値段は1,200円台と、このスペックの生原酒としては良心的ですね。

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 上立ち香は…、むっこれは嫌な予感がする乾い牛乳的ムワっとした香りが仄かに。
 含むと、謎の熟感のある旨味がドロっと入ってきて、時間差で出てくるキリリとした辛さと酸、そして澱の苦味で引き締まりをなんとか維持しつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クセのある牛乳的含み香が最初にあるのですが、しばらく含むと辛苦をまとって結構引き締まった旨味がでてきて、重いながらもギリギリダレきらないかんじ。
 後味は酸辛でしっかりとキレます。

 これは(生)ヒネしちゃってるかな…
 甘味はダレてる気がするのですが、辛さと苦味が生きている関係でわりと普通に飲める感じなのでちょっと判断には困ります。
 ただ、色も若干黄色みがかってるし…、なにより前回の印象とかけ離れた味わいなので、うーむやっぱり普通ではないよなあ、期待していただけに残念!
 (ちなみに、2月出荷4月開栓、うちではしっかり冷蔵保管してました)
 流石に評価不能状態ですが、折角飲み切ったので記事は公開したいと思います(今回はケチをつけるつもりはないです)
 まあ、たまたまだとは思いますね、百磐は早めに次をいただいてみたいと思いました。

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名称:百磐 純米 おりがらみ生原酒
精米歩合:65%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:磐乃井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:つけません/9.0

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タグ: 百磐 純米

2017年06月24日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

本日の家飲み 誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は二回目ですね。

 このお酒、なかなかに洒落たデザインも素敵ですが、特筆すべきはそのラベルの情報量だと思います。
 裏ラベルにビッシリと記載された数値情報も素晴らしいですが、特に重要なのはちゃんと「ハーブ米」の解説を書いているところですね(記事下写真参照)。
 やっぱりこういうこだわりポイントはしっかり買い手に伝えて初めて「売り」になるということを、蔵元さんは意識すべきだと思いますよええ。
 そしてその情報媒体として一番重要なのは、(ライバル銘柄が隣に並ぶ)店頭でチェックできる「ラベル」であろうと、個人的には思います。
 (かの新政が売れた要因の一つには、裏ラベルの文章を通じた情報発信があるんじゃないでしょうか)

 閑話休題、今回いただくのはそのハーブ米コシヒカリを60まで削って醸された新酒になります。
 数値的には、日本酒度+10が目を引きますね、ここまで高くなると流石にハッキリ「辛口」な味わいが想像されます(実はこの点には買ってから気づきました…、普通私は買わないレベルの数値です)。
 コシヒカリとはいえ飯米だからか、割とお安いのはありがたいところ。

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 上立ち香は酸とアルコールを感じるキリッとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の効いた旨味がキリリと入ってきて、アルコール的な辛さを感じさせつつ、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ僅少でまさに「ドライ」という形容が思い浮かぶ筋肉質なもので、そこに強めの酸、ほんのりとした苦味が相まって徹底的に鋭角な感じなのですが、細くはなくしっかり味は出ていますね。
 後味はその印象のまま力強くキレます。

 酸辛で極めて引き締まった味わいが印象的な、古臭さのないスーパードライ日本酒でした。
 なんとなく島根のお酒にはこういう引き締まった男酒が多いような気がしますね。
 ただ、結構味が多かった前回とは、正直まったく違った印象を受けました、こりゃ後何本か買わないと銘柄の特徴は掴めないかも…
 誉池月、次はまた違ったスペックをいただきたいと思います。

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名称:誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ
精米歩合:60%
使用米:コシヒカリ
アルコール度:18~19度
日本酒度:+10
蔵元情報:池月酒造株式会社
購入価格(税抜):1,227円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 誉池月 純米

2017年06月14日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

本日の家飲み 奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

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 石川県輪島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目ですね。

 今回こちらのお酒をセレクトした理由は、もう完全に日誌係さんの純米吟醸27BYの感想記事に影響された結果だったりします。
 やっぱり「イチオシ」みたいにハッキリ書いてくれると、分かりやすくて個人的にはありがたいですね。
 なんといってもブログにおいて「分かりやすい」って正義だと思うのです、私がおこがましいとは思いつつも「お気に入り度」なんてものをつけているのもそれが理由ですし。
 
 ただ今回は、感想のあった純米吟醸ではなく純米を買ってしまったのは痛恨のミスでした、店頭にも並んでいたのに…
 正確にはミスというより、お金をケチっただけなのですが…(だって2,000円近くするんですもの)
 実際同銘柄でも別スペックでは全然味わい傾向が違うことはざらですし、純米生は前に飲んだということも忘れていました…新規開拓できなかったという意味でもこれはいかんですね。

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 上立ち香は程よくフレッシュで甘さ混じりな果実の香りが気持ち強めに。
含むと、かなり高濃度の甘旨味がしかし軽い感じで入ってきたかと思うと、すぐに出てくる苦味と辛さで強烈に締め上げられつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クリームを思わせるほどに濃厚かつ口当たりの柔らかい甘旨味が最初は主役を演じますが、一瞬後には非常に強めの苦辛酸に取って代わられてしまい、最後まで奥に引っ込んでしまいます。
 そんなわけで、後味はアルコール的辛さで強烈にキレます。

 甘辛の落差が激しい、日本酒の口中での味わい変化の玄妙さを改めて感じさせてくれるお酒でした。
 ただ後味の苦辛さが私にはスパルタ過ぎるんですよね…、もちろんキレを重視する方には好ましいと思います。
 旨味自体はとても魅力的なので、もう少しキレイに(というか優しく)なってくれれば嬉しいという予見もあります、やっぱ純米吟醸買えばよかった…
 奥能登の白菊、次は高いのを我慢してでも純米吟醸を買いたいと思います。

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名称:奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月25日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒

本日の家飲み 黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒

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 和歌山県海南市のお酒です。
 外飲みでは何回か飲んでおり、当ブログでは2回目の登場になります。

 前回は雄町の純米吟醸をいただいています、銘柄名の由来等も紹介しているので興味があればご参照ください。
 さらに前回は瓶燗火入れだったわけですが、一年中生酒(熟成酒含む)ばっかり飲んでいる急進的生酒派(笑)としては、やはり生酒版も一度は飲みたいと思い、今回セレクトしました。
 2016年春上槽(27BY)で、出荷が同年8月、飲んだのが今年の2月になりますので、生熟酒の範疇に入るでしょうね。
 そのお酒がどのくらいの生熟期間に耐えうるかというのは酒質・状態によって千差万別になるのでなかなか難しいところですが、1年以内ならしっかり保管すればまあほとんどのお酒が大丈夫なんじゃないかなあと思っております。
 
 スペックとしては全量山田錦で、麹・もと米を50まで、掛米を60まで削った無濾過生原酒と結構贅沢なものになっていますが、「純米」表記にとどめているところにこだわりを感じますね。
 お値段も1,400程度とかなり良心的。

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 上立ち香はアルコール混じりのお米っぽい香りが控えめに。
 含むと、落ち着いてかつ高濃度の旨味がググっと入ってきて、程よい酸味とアルコール的辛さでギッチリと輪郭を保ったまま、息が長くじわじわと染み込んできます。
 味わいはまさにコクのあるお米の旨味が中心で、酸辛の強さにより非常に筋肉質ながらも旨味の濃度が高いために飲んでいて非常に満足感がある感じ。
 後味はやはり酸辛が引き取って極めて力強くキレます。

 芳醇辛口を地で行くような、とても良い感じに味が載った、非常に完成度の高い男酒でした。
 私は露骨に甘口派ではありますが、こういうお酒には素直に黙らされてしまいますね。
 ご承知の通り私が「お気に入り」にするお酒は大部分が甘旨系のものなのですが、そんな中たまに入ってくる辛口酒は、基本的に万人にオススメできるハイレベルなものと思っています。
 そしてこの黒牛はまさにそういうレベルのお酒ですね、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 せっかくなので燗を付けてみると…、これは想像通り、辛さと旨さと甘味もマシマシです。
 上燗ぐらいが良さそうな雰囲気を感じますね、初っ端の口当たりの柔らかさと後半の辛さの落差が楽しいです。

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名称:黒牛 純米 中取り 無濾過生原酒
精米歩合: 麹・もと:50% 掛:60%
使用米:山田錦
アルコール度:18.5%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社名手酒造店
購入価格(税抜):1,429円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月15日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

中島屋 純米 しぼりたて 生酒

本日の家飲み 中島屋 純米 しぼりたて 生酒

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 山口県周南市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 こちらを醸す中島屋酒造場のお酒としては、「カネナカ」という別ブランドのお酒を以前に外飲みでいただいたことがあります。
 その時カネナカは燗酒でいただいたのですがかなり良い印象でした、今回同蔵の純米生という私向けスペック(笑)が出ていたので、セレクトした次第です。

 ちなみにその「カネナカ」の表記は、今回のお酒のラベルの背景にもある、屋号を用いたものになっています。
 最近紹介した「やまとしずく」や、「やまユ」「マル飛」もそうですが、屋号表記は今現在むしろモダンというか、洒落ているように見えますね、お酒の銘柄としてはもってこいのモチーフかと思います。

 ラベルからは60磨きのしぼりたて生ということ以外はほぼわかりません、裏ラベル自体無いですし。
 同やら蔵元ホームページも無いらしく、さっぱり情報が出てこないお酒ですね。
 

 上立ち香は、甘いセメダインといった印象の濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ青い印象の甘旨味が力強く入ってきたと思うと、そこに苦味や独特の渋味が絡みついて複雑な印象を感じさせつつ、ギチギチと染み込んできます。
 味わいは、甘苦渋をそれぞれ強く感じる極めて濃厚な旨味が主役、ほんの少々のガスが引き締まりを与えるものの、やはり全体的には賑やかで重い印象もあります。
 後味は強めの酸を舌先に残しつつ、苦渋も感じさせながら力強くキレます。

 フレッシュさを全面に出しつつも、非常に色々な味わいがそれぞれ競い合うように主張する、にぎやかフレッシュ酒でした。
 これは人によっては重いと感じるかもしれませんが、私としては好きなタイプですね、ガスもありますし。
 旨味の芯もあるような印象なので、もうちょっと落ち着くまで寝かせた方がより万人向けになりそうな予感もしました。
 中島屋は、カネナカと共に、今後も注目していきたいと思います。

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名称:中島屋 純米 しぼりたて 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社中島屋酒造場
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 中島屋 純米

2017年05月13日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

本日の家飲み 黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

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 長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 私は長野酒が非常に好きで、家飲みに加え大長野酒祭りに毎年参加していることで、相当数を飲んでいるという自負があります。(ブログ掲載数も都道府県別で最多)
 今回は店頭での衝動買いセレクトです、最近飲んだ澤の花同様長野の未家飲み銘柄の純米生には飛びつく勢い。
 黒澤も外のどこかでは飲んでいたような気がしたのですが、過去のラベル写真を確認すると見当たりませんでした…、流石にこれだけ数が増えてくると記憶もあやふやになってきますね。
 そもそも長野は日本で二番目に酒蔵が多い県(参考リンク:KURANDの記事)ということもあり、これだけ飲んでも半分もカバーできていないという事実に若干打ちのめされるところがあります。

 スペックとしては、「生もと」「直汲」「生原酒」ということろがやぱりポイントかと。
 また、「Type-7」とは協会701酵母使用ということを示しているようです、これは風の森なども使っている7号酵母の「泡なし版」になりますね。
 まあ興味があればWikipediaの「協会系酵母」の項のご参照を…

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 上立ち香はフレッシュな酸を伴う果実の香りがほどほどに。
 含むと、芯のある甘酸が力強くググっと入ってきて、独特の渋味により複雑さと個性を纏わせながら、最後まで濃度を保ちつつゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、甘味控えめで酸味優勢なオレンジ(?)的柑橘系果実の旨味が主役を演じつつ、木香を彷彿とさせる渋味と乳酸の面影が裏方にあって、フレッシュながら非常に複雑な印象を受けますね。
 後味は、酸と少々の渋味で力強くキレます。

 濃厚かつ複雑かつ奥深い、酸の効いた個性派生もと酒でした。
 このお酒だけを飲んでいると余り感じなかったのですが、他のお酒と飲み比べると、そっちが断然薄く感じるんですよね、それだけ存在感があるわけですが、くどくは全くないあたり酸味の重要性がわかります。
 私はもう少し甘旨味が分かりやすい方が好みなのですが、十分完成度が高く、魅力のあるお酒だと思います。
 黒澤、次はまた他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 燗を付けると、やっぱり良いですね、素直に甘味が増してより私好みになりました。
 最近のお酒に関しては、生もと山廃系なら生酒だろうが吟醸だろうが一度は燗を試してみるべきだなと改めて感じました。

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紹介1:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-797.html

紹介2:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1690.html

名称:黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

屋守 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY

本日の家飲み 屋守(おくのかみ) 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY

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 東京都東村山市のお酒です。
 当ブログでの登場は実に6回目、毎年いただいていますね。

 屋守は私が日本酒飲み始め以来のお気に入り銘柄でしたが、昨年(27BY)のおりがらみの味わいは、実のところファンとしてはハテナマークが浮かぶような方向性のものでした。
 最近28BY最初あたりの花陽浴を飲んだ時も思ったのですが、信頼している銘柄の味わいが予想外であったとき、私は失望感というより「あの味わいには二度と出会えないのでは…」という恐怖感を覚えます。(花陽浴はその後のスペックで戻ってきたのでほっとしました…)
 まあ日本酒は年によってある程度味わいにブレが出るのは当然とも言えるのですが、蔵の方針転換や人的要因での味の変化については取り返しがつかないですからね。(木桶じゃない「やまユ」なんてのはまさにこれ)

 今回は、前回抱いたその恐怖感を払拭するためセレクトした次第です。
 スペックはエキセントリックなラベルカラーのものではなく、当ブログでも以前紹介して「お気に入りに追加」している純米中取り。
 恐る恐る、ただできる限り先入観を排除して開栓してみます。

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 上立ち香は若干硬質なパイン系の香りが気持ち強めに。
 含むと、フレッシュな甘酸味に独特の苦渋味が絡み合った複雑な旨味が勢い良く入ってきて、尻上がりに強まる酸苦でギッチリと引き締められつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなく木香を感じるような、そこそこの甘さと酸味に青い渋味が伴う独特なもので、ほどほどに濃厚ながら飲み飽きない印象。
 後味は酸渋が表に出てきて、キッチリとキレます。

 中濃度の甘旨味とフレッシュ感、そして酸渋による奥深さが特徴の、杯が進みやすいお酒でした。
 なんとなく草っぽい、他の銘柄で恐縮ながら「山間」っぽい風味を個人的には感じましたね。
 去年のおりがらみよりは味も出てる感じで、私の思う「屋守らしさ」も結構あり、低レベルなお酒では無いと思います。
 が、私にはやっぱり甘旨味が足りない…、そして昔感じた楽しさや感動はこのお酒では味わえず、恐怖感を払拭するには至りませんでした。
 屋守、今後はニュートラルな視線で動向を追っていきたいと思います。

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名称:屋守 仕込九号 純米中取り 無調整生酒 28BY
精米歩合: 麹米:50% 掛米:55%
酒米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:+2
蔵元情報:株式会社豊島屋酒造
購入価格(税抜):1,460円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 屋守 純米

2017年05月05日 東京の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

本日の家飲み 花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です。
 銘柄としては初登場ですが、同蔵の「ロ万」シリーズについては既に3回ほど紹介しています。

 「花泉酒造」が醸すお酒は、首都圏ではやはりロ万シリーズの方がよく見かけますが、この「上げ桶直詰め」については結構多くのお店が取り扱っているようです。
 実は私もブログを始める前に一度いただいており、なかなか良い印象があったので、今回久しぶり(約5年ぶり)にセレクトしてみました。
 ちなみに、ググったところ「上げ桶」とは「お酒を搾る機械『ヤブタ』から流れてきたお酒を受けるタンク」のことをいうらしいです、このお酒はそこから直接瓶詰めしているとのこと。
 ただ、このお酒ぐらいになると「上げ桶直詰め」という言葉自体が一つのブランド化しているような印象を受けます、この蔵はそのあたりの売り方が上手いと思いますね。

 ラベルには細かい記載はありませんが、こちらもロ万シリーズ同様「もち米四段仕込み」で造られているようです(詳細は例によってググってください)。
 精米歩合は65%、アルコール度数は19度と結構高め。

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 上立ち香はガスとセメダインと甘さが混じったものがそこそこに。
 含むと、青さをまとった濃厚な甘旨味が、チリチリとしたガス感を伴いググっと入ってきて、かなりキツめの苦味で強烈に引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいはメロン的な高濃度の甘旨味が存在感を発揮するのですが、苦味も非常に強いために全体の印象は賑やかながら青くギリリと締まった感じ。
 後味はその苦味を口中に残す形で引き上げていきます。

 とにもかくにも濃く、青く、賑やかで、荒々しい、新酒の無濾過生原酒の長所短所が凝縮されたようなお酒でした。
 私はどちらかと言うと甘旨味がしっかりしていれば苦味や雑味はそんなに気にしないタイプだと思うのですが、流石にここまで行くと少々辟易するといいますか、飲み疲れるといいますか…
 ただ、外でいただいた時はもっと美味しかった記憶もあったりするんですよね、(酒か私の)コンディションに問題があった可能性もちょっとあるかも…
 ともかく、花泉はロ万と共に引き続き注目していきたいと思います。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-765.html

名称:花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒
精米歩合:65%
使用米:五百万石・ヒメノモチ
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:花泉酒造合名会社
購入価格(税抜):1,543円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 花泉 純米

2017年04月24日 三重の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

本日の家飲み 初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 「初孫」という言葉には、めでたい印象はあるもののお酒の銘柄としては結構珍しい雰囲気というか、響きがあるように感じます。
 由来が気になったので、蔵元の「東北銘醸」のホームページを見に行くと、「昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を「初孫」と改めました。」とのこと。
 いやあ思った以上にそのまんまでしたね(笑)、銘柄の由来というと「当時の大名が~」「芸術家の○○が~」「当地の歴史的事件にちなんで~」等々、割と大層な背景があるものが多い中、この「初孫」は何というか身近なものに感じます。
 うーんよほど嬉しかったんでしょうねえ、実際初孫誕生時の祝い酒としては決定版と言える銘柄なのではないでしょうか。
 
 米は先日の出羽桜でも使われていた「出羽の里」を55%まで磨いているようです。
 メモり忘れてしまいましたが、確か26BYだったような…、とにかく一年以上熟成された生原酒になります。
 ホームページによると、「初孫は生もと造り一筋」とのことなので、熟成に耐えうる力強い酒質であることに期待しつついただきます。

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 上立ち香はかなーり熟した、しかし熟成香ではない果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の甘旨味がキビキビと流れ込んできて、しっかりとした酸で最後まで濃厚さと引き締まりを両立させつつ、息が長い感じでじんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟しきった梨のような非常に奥深く濃厚な甘味と酸味が絡み合った旨味が主役、苦味も一体化した感じであるのですがあくまで脇役ですね、
 ただ後味は、その酸と苦を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 芯のある高濃度の旨味を甘酸でしっかり包み込んで素直にしっかりと楽しませてくれる、どちらかというとモダン的な生もと熟成生酒でした。
 冷酒状態だと、結構アルコール的なキツさと、生もと的な酸味のクセも若干感じるのですが、常温近くになってくるとそういう後ろ向きな部分も和らぐ感じ。
 やっぱり甘味がしっかりしていることが私には嬉しいですね…、結構磨いていることもバランスの良さに寄与している印象。
 古臭さは皆無ですし、「生もと」に苦手意識を持っている方にもオススメできるかと…、コスパも最高クラスですし。
 初孫、他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これならば!と燗をつけると、だいたい想像通り、口当たりが柔らかくなると同時に濃度とインパクト(キツさ)も増す感じですね。
 常温とどちらが良いかは好みかな…、珍しく燗一択ではない生もと熟成酒だと思います。

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名称:初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:東北銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,240円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年04月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

本日の家飲み 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、よ、読めない…。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験も確かなかったと思います。
 にごり酒特集の9本目、トリを飾るお酒であり、今回のMVPとしたい1本です。

 こちらは尾久の「伊勢元酒店」さんで購入したお酒になります。
 同店の店頭にはにごりだけでも数種類あったので、店番をしていた奥様にオススメを尋ねたところ、これを強く推してくれたので購入しました。
 最初は他の銘柄のにごりを指して「甘旨系のにごり酒を探しているんですが、これなんかどうでしょう?」と聞いたのですが、「それは酸が強くて違うと思います。甘旨系ならこっちの玉櫻が良く、どんどん飲めます。」という旨の助言を受け、セレクトした次第です。
 実際こういう風にハッキリと言ってくれると助かりますね、特にお酒の「マイナス情報」を伝えることを躊躇わないお店は良いお店という印象があります。
 
 しかもこのお酒は4合瓶で約1,200円とリーズナブル、高い酒を売りつけてやろうというようなお店とは全く違います。
 精米歩合は70で、度数は14度とにごり酒としては一般的な水準。
 なんというか、ネーミング、佇まいともにどこかの土産物屋にでも置いてありそうな無造作感があります。

 こちらも穴開き栓。
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 上立ち香はガス混じりの、お米の甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃いオリでトロリとした旨味が、強めのガスと絶妙にせめぎ合って粉っぽさを打ち消しつつ、最後まで濃厚なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の旨味に若干マスカット的な甘味もあって、非常に飲みごたえがあるのですが、強めのガスと裏方の酸苦がちゃんと仕事をして、グイグイイケてしまう危険さがありますね。
 後味は流石に少し粉っぽさはあるものの、ガスと酸でダレずに引き上げます。

 高級酒とはまた違った、あまり磨いていないお酒ならではの力強い甘旨味と、ガス・酸苦味・低アルコールによる良い意味での「飲みやすさ」をしっかり両立させた上で融合させたような、極めて完成度の高い甘旨系にごり酒でした。
 あまり評判を聞いたことがないお酒でしたが、私の中では而今のにごりに次ぐか、匹敵するレベルの当たり酒です、コスパについては超えるかも…
 甘さが本当に心地良いですね…、トロリとした口当たりとガス感がいい具合に引き立て合うベストコンディションで飲めたのも大きいと思います(穴開き栓なので今後そのあたりは心配ですが)
 玉櫻、とりあえずにごりは来年も買いたいですし、他のスペックも試してみたいと思いました。

 二日目、ガスが抜けたらどうなるかなあと思ったのですが、意外とダレませんね。
 今度は酸が表に出てしっかり引き締めます、いやあ良くできてますよ本当、脱帽です。

 今回のにごり酒特集については、明日簡単に振り返る記事を更新する予定です。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,203円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米生原酒

本日の家飲み 桃の里 純米生原酒

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目。

 毎年100を超える銘柄を家飲みしている私ですが、その中でも「衝撃を受ける」レベルの出会いは年に一回あるかないかだったりします、例えば24BYの「たかちよ」なんかがそうですね。
 実は昨年(27BY)においては、「桃の里 純米吟醸」との出会いに、まさにその数年来の衝撃を受けておりました
 どのくらいの衝撃だったかというと、未経験だった「蔵元直販による同銘柄まとめ買い」を思わず断行してしまうぐらいです、しかも四合瓶7本まとめて。
 私は色々な銘柄を飲み散らかすのが基本スタイルで、同シーズンで同銘柄の複数スペックを飲むのはかなり珍しく、それも7本まとめ買いは前代未聞レベルと言ってよいかと思います。
 
 まずは、自分の中で良く飲むスペックである、純米生(28BYの新酒)を開栓しました。
 地元産の朝日米を60まで削って醸した原酒になりますが、お値段はなんと税抜き1,000ぽっきり。
 まとめ買いしただけに、「口に合わなかったらどうしよう…」とビクビクしながらの開栓でした。

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 このお酒のラベルは結構雰囲気があって好きです。
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 上立ち香は若干硬さを感じる甘い独特な果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり複雑味のある甘旨味がトロリと入ってくるのですが、生酒らしい硬さを若干感じさせつつも最後まで荒さを出さずに、ゆっくりじんわりと身体の奥まで染み込んできます。
 味わいは、以前に洋梨と感じた「桃の里味」が確かにありますね、甘味の濃度は濃いめながら裏方の渋味(?)による複雑さの付与により、個性とダレなさをバッチリ感じさせてくれます。
 後味は不思議なほど自然にかつ柔らかく引き上げていきます。

 芳醇な甘旨味を、あくまで優しく、最後までじんわり感じるとともに、奥深さによるものと思われる謎の飲み飽き無さにより、どんどん飲み進んでしまうオンリーワンの個性を持ったお酒でした。
 こういう甘旨系のお酒は酸を効かせて引き締めるタイプが多いのですが、桃の里はあくまで低酸で優しい味わいの世界が最後まで続く感じ。
 何というか、私のストライクゾーン真ん中というより、自分でも気づいていなかった好みの幅を拡げられた感じです。
 そしてこれ1,000円ってほんとおかしいですよ…、採算が取れているのか心配になるレベル。
 桃の里、次のスペックの開栓が早くも楽しみな今日この頃でした。

 常温ぐらいにすると隠れていた苦味や渋味をある程度ハッキリ感じられるのですが、それでも旨甘味がしっかりしているのでバランスは崩れていない感があります。
 実は白状してしまいますと、このお酒、私の家飲み履歴で初めて、一日で四合瓶を空けてしまいました…(いつもは二合厳守)
 私との相性が良すぎて、止め時が見つからず…、この事実自体が私が受けた衝撃をある種象徴しているかと思います。

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名称:桃の里 純米生原酒
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2017年03月28日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:12

出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒

本日の家飲み 出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒

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 山形県天童市のお酒です。
 外飲みは相当回数ありますが、ブログでの紹介は何と初めて!

 私が(準)大手酒蔵のお酒をチョイスする時は大体理由がありますが、今回もそのパターン。
 マニアならタイトルでピンと来ているかもしれませんが、同スペックの火入れ版が直近のIWC(2016)で、「チャンピオン・サケ」に輝いており、それを受けた次第です。
 以前のIWCチャンピオン・サケは、ほぼ「大吟醸」部門で受賞したお酒から選ばれていたため、このお酒が比較的リーズナブルな「純米酒」部門から選ばれたことには、局所的にはなかなかインパクトがあったように当時のネット上の反応からは伺えましたね。(大吟醸部門でトップだった「陸奥八仙」の蔵元は受賞会場でガックリきてしまったとか…、ちょっと可哀想)
 最近IWCはコンテストで良評価を受けたお酒の中で、市販で四合瓶1,000円以下かつ10万本以上出回っているお酒に「グレートバリュー・サケ」という賞を用意しており、新酒鑑評会からの差別化を図り、より「家庭で入手できる」お酒を評価するという姿勢を強めてきたように感じます。

 スペック的には山形の酒造好適米「出羽の里」を60まで磨いた、新酒生原酒になります。
 裏ラベルの、ある種叙情的な解説文は必見。
 
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肩掛けラベルではちょっと浮かれ過ぎではと思うぐらいにアピールしてますね(笑)
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 上立ち香は新酒の割にはしっかりと熟した果実の香りがそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味が絡み合い非常に複雑味のある旨味が荒さと摩擦無しで入ってきて、最後までバランスを保ちながら勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、干しレーズンを思わせる落ち着いた甘酸の旨味が主役で、若干木香も感じるような…、とにかく複雑さと深みがあり、それでいてクセを感じさせないまとまりのあるもの。
 後味は酸苦を口中に若干残しつつ、力強くキレます。

 「しぼりたて生原酒」という看板からはちょっと想定しにくい、独特な熟感が魅力的な個性派生酒でした。
 いやあやっぱり完成度高いですね、最近で近いお酒を探すと「井の頭」がこういう新酒離れした複雑な旨味だったような…、わりと珍しいタイプだと思います。
 想像ですが、火入れでもあまり変わらない味わいだったんじゃないかなあ、埋もれない個性が有りながら万人受けしそうなあたり、受賞も納得といった感じです。
 出羽桜、今後も注目していきたいと思います。

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名称:出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒
精米歩合:60%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:出羽桜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年03月22日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

片野桜 山廃純米酒 無濾過生原酒 雄町 27BY

本日の家飲み 片野桜 山廃純米酒 無濾過生原酒 雄町 27BY

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 大阪府交野市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目と、結構な回数になってきました。

 片野桜は今まで、雄町山廃生山田錦山廃生雄町速醸(かたの桜)と微妙にスペックをずらしつつ飲んできました。
 その中で一番雄町山廃生がインパクトのある味わいで印象に残っていたため、今回再セレクトした次第です。
 が、実はこのお酒、店長さん曰く27BYということで一夏越えの生熟酒でした、前回は4月出荷の新酒だったので結構味わいが違うことが予想されます。
 今回は店長さんの説明で買う前に納得できましたが、BYの違いって物凄く味わいに影響することなので、やっぱり本来はラベルに書くべきですよね。
 どの銘柄でもいえることですが、上槽日(搾った日)と出荷日(瓶詰日)を両方明記することが広がって欲しいなあと個人的には思います。

 裏ラベルには、かなり詳細なスペックの記載があります、昔は無かったので情報公開を押し進めたということなのでしょう、非常に良いことだと思います。
 日本酒度-3、酸度1.9も中々な数値ですが、やはり特筆すべきはアミノ酸度2.6でしょう、1.8とかでもかなり濃厚寄りであることを考えると、若干振り切れた数値と言えるかと。

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 注ぐと、うおっと思うぐらいに色づいてますね、まさに黄金色。

 上立ち香はちょっと熟成香混じりの、酸もある完熟果実の香りがそこそこに。
 含むと、キツめの酸を伴った旨味がグワワッと入ってきて、最後まで存在感を保つ酸味が唾液腺を刺激しながら、舌先にもピリピリ感を与えつつ塊のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ちょっと熟しすぎたような果実の甘旨味を芯に感じるものの、主役は乳酸が発酵したような(完全にイメージ表現)極めて強烈な酸が最初から最後まで受け持って、超個性的な味わいの世界を演出します。
 後味もその酸が引き取り、なんとか引き上げていきます。

 超弩級の酸が強烈に存在感を主張する、超個性派完熟濃厚甘酸酒でした。
 う~む、個人的にはこの濃厚さもアリなのですが、前に飲んだのと比べると主役が甘味から酸味に取って代わられてしまっているのが残念な印象。
 それが造りの変化に因るものなのか、熟成に因るものなのか、原因が分からないのも気になるところです…
 片野桜はまたいつか同スペックを飲んで確かめてみたいと思いました。

 何となく予感がしたので燗をつけてみると…、おお、ようやく甘味が共同主演ぐらいに存在感を発揮してきました。
 これなら良いなあ、個人的にはこのスペックについては断然燗がオススメ。
 熱燗の強烈に甘酸苦が主張する感じも好きですが、裏ラベルにあるぬる燗がバランスが取れていて口当たりが優しくてベストかも。
 熱燗から燗冷ましで色々な温度を味わうのも楽しいと思いました。

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名称:片野桜 山廃純米酒 無濾過生原酒 雄町 27BY
精米歩合:65%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:-3
蔵元情報:山野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

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2017年03月18日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

日下無双 純米60 西都の雫 生酒

本日の家飲み 日下無双(ひのしたむそう) 純米60 西都の雫 生酒

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 山口県岩国市のお酒です。
 家飲みは初めてですが、外飲みでは確か何度かいただいたことがあります。

 こちらを醸す村重酒造の地元銘柄は「金冠黒松」、正直古臭い印象を受けてしまいますね、都市部向けなら別ブランドにするのは自然でしょう。
 で、「日下無双」については、ググってみると蔵元公式の「スペシャルサイト」なるページが出てきました(内容は普通の銘柄紹介ですが…)。
 それによると銘柄名の由来は、「世界、天下にならぶものがないほど優れている」という言葉の意味と、杜氏である「日下信次」 さんの名前を掛けたネーミングとのことでした。
 名前で大きく出つつも、「その名に恥じない酒造り」を目指すという姿勢には好感が持てますね。
 また、商品紹介にちゃんと日下無双が載っていて、特約店一覧があるのも◎(現状うえも商店さんが載ってないのが玉に瑕ですが…)

 見た目的には何といっても赤色のボトルが目を引きます。
 このボトルには数年前から惹かれていたのですが、近所に特約店が無く、今回うえもさんで見つけてようやくの家飲みとなりました。
 スペック的には山口の酒造好適米である「西都の雫」を60まで削っています。
 ラベルに明確な記載は見当たりませんが、確か27BYの一夏越え生酒だったような…
 

 上立ち香はちょっと熟感のある果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり程よく熟した感じの旨味がなめらかな口当たりで入ってきて、その濃度と落ち着きを保ったまま、ほんのりとした酸と渋味で輪郭を保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、とても素直に生熟した、老ね感皆無かつしっかりと旨味の乗った完熟果実の甘旨味が主役で、とにかくまろやかな印象が強いですね。
 後味は、若干のピリピリ感がしれっと出てきてしっかりとキレます。

 とても良い具合の生熟感をストレートに楽しめる、優しい甘旨味が特長のお酒でした。
 銘柄名の勇ましさとは若干印象が異なりますが、個人的にはこういうソフトな口当たりのお酒は好みのラインです。
 一方で、熟成期間を経てもへこたれないということは骨太な面もあるということでしょう、そういう意味では男らしさも感じますね。
 日下無双、次はまた他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 案の定燗を付けると口当たりがさらにまろやかになり、旨甘味が濃厚になりますね。
 やっぱり骨格がしっかりしているからこその燗映えかと…

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名称:日下無双 純米60 西都の雫 生酒
精米歩合:60%
使用米:西都の雫
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:村重酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 日下無双 純米

2017年03月16日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて

本日の家飲み 信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて

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 長野県駒ケ根市のお酒です。
 外では何度も頂いており、家飲み経験もありますが、ブログでの登場は初めて。

 最近紹介した澤の花同様、信濃鶴は大長野酒まつりで毎年のようにいただいており、しかも毎回好印象を受けている銘柄です。
 私は最近つい未飲銘柄に気を取られて自分の信頼する銘柄を後回しにしてしまう傾向があるのですが、このお酒はまさにその犠牲者(笑)ですね、特約店が近所に無いことも手伝って数年離れてしまいました…
 飲んだら自分好みであることがほぼ確実というのはスリルが無いといいますか、若干マニア的にこじらせた感じの理由もあるんですよね、何とも面倒くさい話です。

 さて、今回いただくのは純米のしぼりたてですが、精米歩合は60と結構削っています。
 お米はラベルには記載無いですが、ググったところどうやら美山錦のようです。


 上立ち香は濃厚フレッシュな果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスの良い甘旨酸味が力強く入ってきて、オリの柔らかな苦味で程よく引き締められながら、ゆっくりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な酸味のきいた芳醇な甘味が主役、裏には木と麹を感じる複雑な苦味があり、全体として力強くバランスが取れた、完成度の高い旨味の世界を感じます。
 後味は酸苦で、しっかりとキレます。

 甘さ、フレッシュさ、柔らかさ、濃厚さ、複雑さを兼ね備えた、長野酒の良いところ(私が思うところの)を凝縮したようなお酒でした。
 いやあつい「うん!これこれ!」と頷いてしまうぐらいに期待通りでしたね、まさに私のストライクゾーンです。
 家飲みを後回しにしてしまっていたのを若干後悔してしまうぐらいに、私の本来の好みの味わいをじっくり楽しめましたね。
 信濃鶴、今後も外したくない時にセレクトしたいと、信頼を強めた今日この頃でした。

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名称:信濃鶴 純米 無濾過生酒 しぼりたて
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒造株式会社長生社
購入価格(税抜):1,436円/720ml
購入した酒屋さん:うえも酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年03月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡山 純米酒 新酒搾りたて 28BY

本日の家飲み 鏡山 純米酒 新酒搾りたて 28BY

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 埼玉県川越市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目、前回は24BYだったので結構久しぶりですね。

 少し話はそれますが、少し前から主にネット上で「28BYの酒造りにおいては米が溶けにくく、各蔵元が苦労している」というような話を散見していました。
 最初は「へーそういうこともあるのね」、と軽い気持ちで聞いていたのですが、複数の蔵元からもその様な話が出てきたり、何より実際に花陽浴の28BY新酒を飲んだ印象から、「米の出来がこんなにはっきり味に影響するのか…」と改めて感じているところです。
 まあ、聞くところによるとワインなんかは造り方以上に年毎の「ブドウの出来」に寄るところが大きいようですし、銘柄ばかりが話題に上がりがちな日本酒界隈は、いわゆるヴィンテージを軽視し過ぎなのかもしれませんね。
 ちなみに何でこのお酒でそんな話をしているかというと、実際に飲んだ感想がそのあたりを想起するものだったからなんですね、詳しくは後述。

 スペック的には、60磨きの新酒しぼりたてであること意外はラベルからは読み取れません。
 その割に「生酒の為、必ず冷蔵保存」という文言だけが「要冷蔵(赤字)」の下に手書き風に記載されているのがほんのり面白く感じますね。

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 上立ち香は甘く濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味が絡み合った感じの濃厚な旨味がグワッと入ってきて、徐々に苦味が強まることで引き締まりを維持し、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、パイナップル的な甘酸味が真ん中にありつつ、キツくない苦味が複雑さを添える感じですね、何となく硬質な印象があるのは、濃度がほどほどで透明感があるからでしょうか。
 後味は、苦渋をほんのりと残して、しっかりとキレます。

 所謂フルーティーかつジューシーな甘旨酸味と、苦味がそれぞれ分をわきまえてバランスを取るクセの無いお酒でした。
 実は前回飲んだときは「飲み疲れる感」を感じたほどに濃厚な印象があったので、結構意外な味わいでしたね。
 まあスペック諸々違うので単純には言いにくいのですが、これが米の出来によるものと考えると「これはこれで有り」という感じがあります。
 同じ埼玉の花陽浴の記事では28BYについて残念と書きましたが、毎年飲んで固まったイメージとズレるのと、久しぶりに飲んでそれ単体で味わうのではやはり感じ方が全く違うのでしょう。
 とかくに日本酒の印象には色々な要素が絡み合うものだなあと感じた一本でした、鏡山は引き続き注目したいと思います。

 このお酒、実は諸事情で半分ぐらい残して一週間ぐらい間が空いてしまってから残りを飲んだのですが、意外なほどに味わいは崩れなかったです。
 これはかなり芯が強いですね…、もしかしたら燗も有りだったのかもしれませんが、タイミングを逃しました…

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名称:鏡山 純米酒 新酒搾りたて 28BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:小江戸鏡山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 鏡山 純米

2017年03月08日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル

本日の家飲み 澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル

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 長野県佐久市のお酒です。
 家飲みは初めてでブログでも初登場ですが、外では何度かいただいています。

 澤の花については、イベント「大長野酒祭り」などで今までも結構色々なスペックをいただいています。
 有名なのは「Beau Michelle(ボー・ミッシェル)」でしょうね、松尾大社で行われるイベント「酒-1グランプリ」において、2015年の総合優勝を飾った、デザイン・味わいともに非常に今風かつ個性的なお酒です。(なんかTVにも出てたとか…)

 今回いただくお酒もデザイン的にはまあ個性的ですね…、造り手である伴野貴之氏の顔がプリントされております。
 かの「山本」の裏ラベルには造り手のシルエットが印刷されていましたが、こちらは単色とはいえ表情もはっきりわかる感じのプリント。
 センスについてはコメントを差し控えますが(笑)、インパクトは絶大かと思います。

 スペック的にはひとごこち60磨きの新酒無濾過生原酒、酵母も9号系ということで、割とスタンダードなものですね。
 製造年月と蔵出年月を併記しているところは個人的には◎。 

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 上立ち香はバニラとリンゴを感じるフレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、良くも悪くも新酒らしい力強く荒々しい甘旨味がグワッと入ってきて、青い苦味で輪郭を維持しつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは極めて長野っぽいリンゴ的な甘旨味が主役で酸もありますね、苦味も結構強いのですが、旨味の存在感ときっちり拮抗している印象です。
 後味はほんのりと苦酸を残しつつ、しっかりとキレます。

 ザ・長野酒!といった趣の、フレッシュリンゴの甘旨酸味をストレートに楽しめる、芳醇旨酒でした。
 いやあこれは私の好みのラインですね、このお酒はこの方向性を進んで欲しいところ。
 後はもうちっと苦味が引っ込んで、洗練された味わいになれば、こっち系のお酒の超激戦区である長野でも浮き上がることができそうに感じました。
 澤の花、今後注目度を上げていきたいと思います。

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名称:澤の花 純米 無濾過生原酒 俺ラベル
精米歩合:60%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:伴野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 澤の花 純米

2017年03月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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