豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

本日の家飲み 豊香(ほうか) 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

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 長野県岡谷市のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、家飲みは確か初めてですね。

 このお酒も前回さんざんディスった(笑)辛口標記のお酒ですね。
 ちなみにこれについても、「本当に辛口なんでしょうか」と聞いたところ、店長さん曰く「いわゆる辛口酒って感じではないと思う。おそらく日本酒度が高めなのでそういう表記にしているのではないか(要約)」とのこと。
 うーむ、蔵元の意図はともかく、世の一般ピープルの認識っていまだに「辛口≒淡麗辛口」だと思うんですよね、そういう相手に「日本酒度が高め」なお酒を安易に「辛口酒」と表して売ることは果たして適切なのかな…
 まあ「とりあえず辛口」派がまだまだ支配的である現状、売り文句としては間違っていないとも思うのですが、どこか釈然としないものがあります。
 (逆に「甘口」って明記して売り出しているお酒には、蔵元のある種の「覚悟」を感じるんですよね。)

 といいつつ、実はこのお酒については裏ラベルに「スピード感のある味わいとキレ」というワードの記載があるので、割と意図することは伝わるような気もします。
 アルコール度数15度と低め(多分加水あり)なことと合わせると、スッキリキリリ系の辛口酒であることを想像しますが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、軽やかながら存在感のある甘旨味が勢い良く入ってきて、しっかりとした酸と裏方の苦味で見事に引き締められつつ、最後までキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青リンゴ的なフレッシュフルーティーな甘旨味が芯にあり、それに強めの酸が伴うことで、濃厚さと軽さを見事に両立させていますね、そしてありがちな苦味や渋味は完全に裏に回っているのが素晴らしい。
 後味は酸が必要限度に引き取って、結構優しく引き上げてくれます。

 どんどんイケてしまいそうな良い意味の軽さと長野酒らしい優しい甘味を兼ね備えた、コンセプトのハッキリしたお酒でした。
 個人的には「スッキリキリリ感」よりも「優しい甘味」に惹かれるものがあるので「辛口」と標記することには賛同しかねますが、このお酒なら確かに「ああ辛口だね」と言う飲み手は多いのかもしれません。
 でも、同蔵のスペックの中、あるいは長野酒の中では比較的辛口だとしても、全国区で売るときにあえて辛口表記にする必要はあるのかなあ…(しつこい)
 ともかく、豊香の味わい自体は私の好むところであること自体ははっきりしました、他のスペックも是非いただいてみたいと思います。

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名称:豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社カネタ玉田酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 豊香 特別純米

2017年05月19日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

華一風 特別純米酒 生にごり 28BY

本日の家飲み 華一風 特別純米酒 生にごり 28BY

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 青森県弘前市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 同銘柄は27BYに特別純米生をいただいています、今回はそのうすにごりバージョンですね。
 前回がかなり好印象だったため、店頭で見かけたときは即決しようと思ったのですが、引っかかったのが裏ラベルの「辛口なお酒です。」という文言。
 店員さんに、「これ本当に辛口なんですか?そうなら買わないんですけど」と若干憎たらしい感じで聞いたところ、「え、そんなこと書いてあります?全然辛くないですよ」とのこと。
 内心「キエーッ!なんでこう蔵元が無頓着に辛口というワード使っちゃうかなあ!」と頭をかきむしりたくなるのを押さえつつ(笑)、安心してレジに運んだ次第です。
 前から主張していますが、軽く挙げるだけでも「スパッと辛口」「スッキリ辛口」「ドッシリ辛口」「ピリピリ辛口」のように(少なくともマニアには伝わる表現かと)、「辛口」というワードは現状表す味わいがあまりに多岐に及んでいるため、少なくともプロならそのあたりしっかり配慮して使うべき表現だと思っております。

 閑話休題、スペック情報についてですが、これまたラベルからは55磨きということぐらいしかわかりません。
 蔵元ホームページは無いようで、ググっても出てくるのは酒造組合の紹介ページだけ…。
 情報公開度は最低レベルですが、マニア的にはそういうお酒に惹かれるものがあるのも事実、まあ気を取り直していただきます。

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 上立ち香はおりの米らしさ、セメダイン、果実香が混じり合ったような香りがそこそこに。
 含むと、いわゆるフルーティーな印象の甘旨味が勢い良く入ってきて、クセにならないほどほどの苦味を伴ってバランスを保ちつつ、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、柑橘系果実(オレンジかなあ…)の甘酸旨味が厳然たる主役を演じて、おりが素直に濃度ブーストをかけ、かつクドさや重さのないまとまりのあるもの。
 後味は酸がバッチリ引き取って、見事にキレます。

 芳醇濃厚フレッシュな甘旨味を十分に楽しませてくれつつ、キツくならない苦味と酸味が飲み飽きなさも添える、非常に完成度の高いうすにごり酒でした。
 こういうお酒は苦味が立ちがちな気がするのですが、このお酒はそれが程々に留まっているのが良いですね…、非常にバランスが良いです。
 あえて言うなら、「スッキリ辛口」系のお酒でしょう、少なくとも完全発酵で甘味を絞った辛口酒等とはまったく違った系統のお酒です。
 そしてそれは私の好むところであり、その中でもかなりハイレベルなお酒だと思いますね。
 華一風はもっともっと知られるべきお酒だと改めて感じた一本でした。

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名称:華一風 特別純米酒 生にごり 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社カネタ玉田酒造店
購入価格(税抜):1,662円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月17日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

而今 特別純米 無濾過生 28BY

本日の家飲み 而今 特別純米 無濾過生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄の一つ。

 而今ほどの有名銘柄ともなると、基本的に酒イベントへの露出も少なくなるようですが、最近例の「CRAFT SAKE WEEK」で、「チーム十四代の日」に参加していたようですね。
 同イベントの公式ホームページには「日本酒の魅力を知り尽くした中田英寿が全国から選んだ選りすぐりの酒蔵100蔵」として参加蔵が列挙されています。
 私の脳内データベースから漏れていたのは「大賀」「名倉山」かな…、それ以外で飲んだことが無いのは大七くらいかしら(笑)、正確にカウントはしていませんが、銘柄単位なら8割程度は当ブログでカバーできているかと。
 ということはすなわち、まあ大体「東京でも買える」有名どころということですね、それを100集めたということは素直に凄いと思いますが、私のような一般リーマンでも数少ない出張の度に「桃の里」とか「勇心」とか「清鶴」とか、素敵な銘柄と出会えているのだから、折角蔵めぐりしているならもう少しオリジナリティを出してもらってもいいような。(というか、後ろで手配しているお店が透けて見える感じが…)

 と、マニアらしくついイヤミから入ってしまいましたが、基本的にはこういうイベントで日本酒ファンを増やしてくれるのはありがたいことだと思っております。
 いわゆる日本酒業界の「パイを増やす」系のイベントでしょうからね、しかも適当に萌え系やデザイン系のラベル貼ったりするのでなく、ちゃんと「味」を伝えようとしていますし。
 ワイン派の金持ちやチューハイ派の若い衆が少しでも日本酒派になってくれれば言うことないかと。
 
 …流石に而今についてはネタ切れなので、ズレた話を語ってしまいましたが(しかも超上から目線)、そろそろお酒の話に戻ります。
 今回は定番スペックの特別純米生、五百万石の60磨きというのもいつも通りですね。
 値段もほぼ据え置きなのはありがたいところ。

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 上立ち香は中々に濃厚で程よく熟した柑橘果実の香りがそこそこに。
 含むと、程よい濃度の甘酸旨味がスルスルと入ってきて、仄かな苦味で輪郭を整えつつ、最後までその程よさを保ったまま、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつものラインのパイン的而今味の甘酸旨があるのですが、濃度はわりと控えめで、酸の働きもあってスイスイと飲めてしまうような飲みやすさがあります。
 後味は苦酸がはっきり出てきて、力強くキレます。

 いつもの柑橘系果実の甘酸の旨味をほどほどの濃度で感じさせる、ちょっと一歩引いた感じの食中酒的な而今でした。
 而今の生でこの濃度は個人的にはちょっと物足りないかな…、これが方向性の転換なのか、いわゆる28BYの米の出来問題に由来するものなのかが分からないのが辛いところです。
 まあ而今については基本的に純吟スペックか、にごりやおりがらみの方が自分の好みであることを再認識しましたね。
 而今は、今期も後2~3スペックやる予定です。

 開栓後二日目は結構もろもろが濃くなって、なかなか良いかも。
 いや、でも苦味も増すなあ…、やっぱり甘さが細いのが私としては残念(あくまで而今としてはですが)

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名称:而今 特別純米 無濾過生 28BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 而今 特別純米

2017年04月22日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

本日の家飲み 木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも6回目と、かなりの頻度ですね。
 にごり酒特集の7本目。

 今回にごり酒をまとめ飲みして改めて思ったのは、通常のお酒以上に「にごり酒はベストコンディションで飲むのが難しい!」ということです。
 特に穴開き栓ものはやはり変化が激しいので、早飲みが基本になるでしょうね…、そういう意味では今回の繁桝にごり桃の里しろうまは良い勉強のネタになったと思います。
 「ガス感」の変化に関してはさらに繊細な問題になってきますが(ガスが強いのが好きかは好みによる)、基本一度抜けたガスを取り戻すのは難しいため、状況が許す限りにごり酒は密閉栓でだして欲しいと個人的には思います。
 密閉栓と穴開き栓の両方が出荷されるにごり酒に「金鼓 水もと濁酒」がありますが、私が飲んだ限りでは密閉栓の方が断然美味しく、楽しい酒だった記憶もありますしね(まあ4分の1ぐらい吹きこぼれましたが…)。
 
 閑話休題、今回いただくのは木戸泉のにごりということで、当然ながら高温山廃仕込みになります。
 米違いのものもあるようですが、これは山田錦利用バージョン。
 
 見てくださいよこのおりの量を!ちなみにガス感は穴開き栓だからかそこそこレベルで、開栓も余裕でした。
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 濃度はかなり高く、そうとう混ぜたつもりでもおりの塊がダマっぽく残っているように見えました。
 ただ注ぐと、意外にもいい具合の粘度になったかも…、塊が引っかかったりはしなかったです。

 上立ち香は典型的なガスとお米が混じり合ったような香りが仄かに。
 含むと、やはりお米感が強い旨味がトロリと、しかし酸味でかなり強めに引き締められつつ、最初から最後まで存在感を保ちながらグググッと入り込んできます。
 味わいは、やはりにごり系らしくお米っぽいクリーミーな旨味(甘さはそこそこ)があるのですが、そこに木戸泉らしい割りと鋭角な酸が伴って、独特な飲みやすさ(というか次を誘う感)を創り出します。
 後味は酸が引き取り、粉っぽさをあまり感じさせずにしっかりと引き上げます。

 にごり酒のなかでもかなり高めの密度と、しっかりとした旨味を、酸で力強く引き上げる、非常に押しの強いお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘味を求めたいところですが、まあ完全に好みですね、木戸泉は甘味より旨味と酸味が特長だと思うので、ブレなさは素敵だと思います。
 その上でさらにワガママを言ってしまうとこれ密閉栓で出して欲しいなあ…、物理的に無理なのかも知れませんが、やっぱりもうちょいガスが欲しい気がします。
 ただ、個性的な魅力があることは確かですね、単体でも良いですし、肉とか油ものとの相性も良好かと。
 次回はこのお酒に負けず劣らず…、というかそれ以上に個性的な千葉県産にごり酒をご紹介します。

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名称:木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山間 H27BY 5号 中採り直詰め 無濾過生原酒

本日の家飲み 山間(やんま) H27BY 5号 中採り直詰め 無濾過生原酒

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 新潟県上越市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目と、なかなかな登場回数です。

 山間というと、数年前は入手困難銘柄に片足を突っ込んだぐらいのレベルで入荷即完売状態だった覚えがありますが、最近は割と普通に購入できる印象があります。
 理由としては、生産量関連とか、23BYのヤブタ問題(参考:「いとう酒店」ブログ)が尾を引いているとか、色々と考えられますが、買う側としては非常にありがたい話ではあります、むしろこうあるべきと言いますか。

 そもそも、これだけ地酒全体のレベルが上がってきている今、特定銘柄に人気が集中するのはある意味不自然なことだといえるでしょう。
 最初に有名どころから入るのはある意味当然ですが、ある程度飲めば好みの方向性はつかめるし、そうなれば日本酒ブログなり酒屋コメントなりから自分なりのお気に入り銘柄を探し出すことは決して難しくないはず。
 入手困難銘柄を家飲みするのにそんなに血道を上げる必要は本来はないのです!
 …と、ここまで書いて、説得力の無さ(というか自分に嘘をついている感)に我ながら愕然としましたね、やっぱりそれらを(定価で)手に入れる喜び、優越感というのはそれ自体蠱惑的なものがありますし、その上で飲むとやっぱり旨いんですよね…地酒飲みの業は深い。

 完全に話がズレました、今回いただくのは27BYの無濾過生原酒ということで、やはり一年程度の生熟期間を経てから出荷されたものです。
 その上中取りですからね、個人的に気になる要素が多いスペックだったので、今回久しぶりにセレクトしてみました。

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 上立ち香は山間的な独特な木香っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり個性的な旨味がググっと入ってきて、落ち着いた酸味と苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染みこんできます。
 味わいは、山間味としか言いようがない濃厚な旨味がとても素直に熟した感じで、高濃度かつ落ち着きとバランスをを保っている印象。
 後味は若干の苦渋で見事にキレます。

 野太い旨味と苦味がせめぎ合う、超芳醇個性派酒でした。
 やっぱり旨味に前と変わらないオンリーワンの複雑さがありますね…、私は木(樽)っぽいと思っているのですが、言っているのが私だけなので、ズレているかも。
 実は個人的にはこの山間の味はあまり好みではないのですが、それでもこのお酒のまとまりは感じますので、相性が合えばきっと素晴らしくハマると思いますね。
 山間は引き続き情勢を注目したい銘柄です。

 冷酒だと個性が際立つ感じですが、温度が上がってくるとちょっと丸くなって素直に飲めます。
 個人的には常温が断然好き。

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名称:山間 H27BY 5号 中採り直詰め 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:たかね錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:新潟第一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,482円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 山間 特別純米

2017年02月24日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 28BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ定番銘柄の一つ。

 新年一発目は、24BY25BY26BY27BYに続き、なんと5年連続で元旦にいただいている、而今のにごり酒生としました。
 今回も数ヶ月前から入手に動いていて、ようやく家飲みできる体制を整えることができました。
 いやあやっぱりこのお酒好きなんですよ、意外と日本酒(特定名称付き)のにごり酒って、「(安物のべた甘と差別化させた)スッキリ系」のお酒や強炭酸系が多く、このお酒のように心地良い甘さをじっくり味わえるものって少ない気がしています。
 
 スペック的には、実は昨年いただいたものと使用しているお米が若干異なり、五百万石だけでなく山田錦も使っているようです。
 酒屋さん曰く、而今は最近味わいがスッキリしてきた傾向があるので、このにごりについては原点回帰して旨味をしっかり出すという蔵元さんの意向があったとのことでした。
 個人的には非常に喜ばしいお話ですね、さていかがでしょうか。

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 上立ち香はガスと米と甘さを感じるスッキリととした香りがそこそこに。
 含むと、やはりガス苦甘酸が一体となった旨味が荒々しいほどに力強く入ってきて、しかし見事なまでバランスを保ったままゆっくりと流れ込んできます。
 味わいはやっぱり大人のカルピスソーダというべき甘味と乳酸味による濃厚な旨味が厳然たる主役を演じ、ただガス感と苦味も若干強めで、意外とキリリとした感じですね。
 後味は苦味を舌先に残して、ジュワっとキレます。

 日本酒的な複雑味のあるカルピスソーダといった趣の、シュワシュワ甘旨乳酸酒でした。
 まあいつもの而今にごりラインの味わいですね、ただ若干苦味が強いような…、あまり山田錦効果はわかりませんでした。
 といいつつ、やっぱり旨味はしっかりしているので、飲んでいて心地良いのには変わりないです。
 私としては、「これでばっちり新年が始められる!」という気分になりますね。
 而今にごり、来年も是非いただきたいなあ…

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生 28BY
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:34% 五百万石:66%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年01月02日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY

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 福島県会津坂下町のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目ですね。

 年内最後の更新ということで、スペシャルなお酒のご紹介です。
 飛露喜については、最近特殊事情で買えた特別純米火入れ比較的入手しやすい特撰純吟(現純米大吟醸)を紹介しております。
 が、自分にとってのド本命であるこの特別純米無濾過生原酒については前回が24BYの時ですので、実に4年振り、悲願かなっての今回の家飲みとなりました。

 飛露喜については蔵元が頑なに一升瓶オンリー(一部高級品除く)の出荷を続けていることもあって、入手が本当に難しいんですよね…、加えて他の入手困難銘柄と比べて転売対策が甘い印象があり、そっち系の酒屋で大量にプレミア価格で売られてしまっているのも悲しいところ。
 ギャザリーのまとめでも書きましたが、保管状況もよくわからない転売プレミア酒に手を出すぐらいなら、ちゃんとした居酒屋さんでじっくりといただくことを、繰り返し強くオススメいたします!
(仕様により当ブログの広告バナーにたまに出てきてしまうのはご勘弁ください…)

 閑話休題、スペックは相変わらず精米歩合55%ですね、それ以外の情報はラベル上ではよくわかりません。
 特別純米火入れや泉川ふな口は最近ラベルのカラーリングが変わりましたが、この無濾過生原酒は白紙にスミの筆文字記載と相変わらず。
 佇まいにオーラを感じてしまうのは私の思い入れ故にでしょうか…


 上立ち香はスッキリフレッシュな酸と若干のバニラを感じる香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュかつ程よい口当たりの旨味がゆっくりと入ってきて、少々遅れて裏方に顔を出す渋味で見事に輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ちつつ染みこんできます。
 味わいは、結構酸渋が立ちつつも、やはり芯に上品な甘旨味があって、芳醇ながら全体としては透明感も感じるほどにキレイにキチンとまとまっている印象を受けます。
 後味はその酸渋が、意外なほどに優しく引き取って、バッチリキレ。

 完成された一つの味わいの世界を感じさせてくれる、無濾過生原酒として極めて完成度の高いお酒でした。
 この銘柄・このスペックならではの魅力をビンビンに楽しめるものでしたね…、この味わいでこのお値段というのはやっぱり異次元のコスパです。
 「無濾過生原酒」というカテゴリの第一人者として、まだまだ他の銘柄が追いつけていない境地にあると思いますね…、やはり飛露喜の真骨頂はこのスペックにあるかと。
 本当はこのスペック増やしてほしいんですが、火入れこそ飲食店向けに安定供給しなくちゃいけないから、難しいんだろうなあ…、せめて四合瓶出してくれればなあ…。
 来年も飲みたいなあ…、飲めるかなあ…、祈るしかない今日この頃でした。


 開栓後は、一口目はちょっとインパクトが弱まって、甘味も引っ込んだかな…と思いきや、二口三口と飲み進めると、やっぱこのバランスがベストなんだな…、と思わせてくれる懐の深さを感じます。
 これは舌が飲み慣れるのと、若干の温度上昇も影響しているでしょうね、玄妙ともいえるバランスかと。
 (と、書いてから気が付いたのですが、4年前も似たようなコメントをしてました、このお酒の安定感を示していますね。後、私の感性もブレて無いことがわかってちょっと嬉しい。)
 ただ、流石に最後の1、2合になると生原酒なだけに若干崩れる(渋過ぎ)気もするんだよなあ、やっぱり個人向け四合瓶も出して欲しい気が致します…

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参考:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-31.html

名称:飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社廣木酒造本店
購入価格(税抜):2,600円/1,800ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年12月31日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒

本日の家飲み 忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒

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 栃木県矢板市のお酒です。
 前回に続く、ましだやさん購入酒の2本目。

 このお酒を醸す富川酒造は「忠愛」と「富美川」の二枚看板ブランドを有しています。
 「忠愛」とはインパクトのある銘柄名ですが、そもそもの由来はなんと「忠君愛国」から来ているとのこと。
 蔵としては大正2年にその「忠愛」を売り出したのが始まりで、最近、首都圏向けブランドとして蔵名をもじった「富美川」ブランドを追加したという経緯のようです。
 個人的には、一周回って「忠愛」の方がむしろ今風のネーミングのように思えますね、ラベルで「愛」を強調しているのが中々素敵かと。
 ましだやホームページによると、今は女性社長が蔵元トップのようですし、元々の語源は一旦おいて、「愛」のあるお酒という方向で売り出すというのは正解のように思えます。

 今回いただくのは、五百万石を55まで磨いた特別純米酒。
 前回紹介したお酒で利用していたM-310酵母のオリジナル(変異前)にあたる「明利酵母(協会10号)」で醸されたお酒です。

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 上立ち香は濃厚フレッシュで若干バニラも感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、塊のように濃厚な旨味がググっと入ってきて、少々の酸味・存在感のある苦味と拮抗しながら、最後まで濃度を維持しつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、果実のような爽やかさとクリーム的な濃度・粘性を兼ね備えたような存在感のある甘旨味が主役、そこに個性的な苦酸味が個性と複雑さを添えます。
 後味は当然のように苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 濃度の高い甘旨味に苦味が絡み合い、独特な味わいの世界を見せてくれる、完成度の高いお酒でした。
 いやあこれは旨い…、五百万石でこの濃度の旨味を出せるのには感服しましたね、コスパも抜群ですし。
 しかしやはり私は吟醸的なお酒より、個性が良く出る純米的なお酒の方が好きなんだなあ…、あえて蔵元が「特別純米」と名前をつけるお酒がまさにストライクゾーンなんだと思います。
 こちらを読んでくれている皆様におかれましても、値段とか風評にあまり惑わされず、ご自分の舌に合うお酒を見つけてほしいと、切に願います。
 ともかく、忠愛は今後要チェックの銘柄だなあと思わせてくれた2本でした。

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名称:忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:+3.5
蔵元情報:株式会社富川酒造店
購入価格(税抜):1,343円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月01日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

かたの桜 特別純米無濾過生原酒 雄町

本日の家飲み かたの桜 特別純米無濾過生原酒 雄町

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 (今回瓶が汗をかいてしまい、ラベルの写真写りが悪いですね…、反省。)

 大阪府交野市のお酒です。
 結構飲んでいる印象があったのですが、意外にもブログでの紹介はまだ3回目でした。
 酒逢さん購入酒4本目。

 「片野桜」については、雄町山田錦の2スペックを紹介しています、そして今回いただくのはやはり雄町を使った「かたの桜」ですね。
 微妙に名前が違いますが、中身は何が違うかというと、漢字は山廃、ひらがなは速醸と、製法部分での違いになります。
 マニアならその違いが味わいに及ぼす重大さを重々承知しているでしょうが、一般の方には伝わりづらいですからね、「同じお酒を飲んだのに、前と全然味が違う!」みたいな誤解を防ぐため、はっきりと表記を区別しているのでしょう。
 漢字ラベルの男臭さ(笑)とどっしり濃厚な味わいはある種リンクしていたので、桜の花びらも舞う若干女性的なラベルからは軽やかな酒質が想起されますが、どうなんでしょうか。
 
 スペック的には、雄町を58%という微妙な割合まで削って醸した無濾過生原酒。
 ググると、結構58%精米のお酒が他蔵でもちらほらあるみたいなのですが、何か意味があるのでしょうか…謎です。

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 上立ち香は酸を感じる濃ゆい果実的な香りがそこそこに。
 含むと、酸でしっかりと引き締まった甘旨味がググっと入ってきて、さらに個性的な酸苦味がゆっくりと表に出て、キリリとしたまま染みこんできます。
 味わいは、酸の効いた柑橘系果実っぽい甘旨味が主役なのですが、単に軽くなく若干重みと芯のある印象で、濃縮されつつも飲み疲れない感じ。
 後味はその苦酸で力強くキレます。

 味の乗った旨味に、強めながらキツさの無い酸が並び立つ、食中酒でも単体でも楽しめる万能酒でした。
 山廃に比べると、若干甘味や濃度が控えめで、スッキリ感が増している印象です。
 個人的には「片野桜」の方が好みではありますが、この「かたの桜」の方がラベルのイメージ通り万人向けでしょうね。
 同蔵のお酒はまたいただきたいと思いました。

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名称:かたの桜 特別純米無濾過生原酒 雄町
精米歩合:58%
使用米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:+2
蔵元情報:山野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年10月22日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

奥の松 特別純米生原酒

本日の家飲み 奥の松 特別純米生原酒

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 福島県二本松市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは確か何回かあったような気がします。

 実はこのお酒、つい先日閉店した「そごう柏店」で購入したお酒だったりします。
 私は同店には子供のころよく行っており、初代ゲームボーイをそこで買ったとか、色々と思い出のある場所ではありました。
 日本酒の品揃えについては、そもそも私が意識し始めたのがつい最近なのであまり詳しくはないのですが、何回か行った限りでは私の家飲み対象となるレベル(スカした言い方ですがかなり実際かなり高水準かと)のお酒もある程度探せたので、決して低くはなかったと思います。
 それに、とある地酒屋さんの店長のお話しによると、実は東京の西のほうにある超有名地酒屋とつながりがあって、安定して結構良いお酒を供給していたとか…
 日本酒漫画「いっぽん」でも描かれていますが、百貨店の日本酒バイヤーというのもなかなか奥深いお仕事なんでしょうね。

 閑話休題、奥の松は福島酒の中では、非マニアにも結構知られている類の銘柄という認識です。
 今回の購入酒も、百貨店向けっぽくスペック情報は最小限で、一般の人に訴求するようなパッケージですね。
 高級酒ではないのですが箱入りで、そこには銘柄の歴史やモンドセレクション金賞受賞(笑)など、びっしりとアピール文章が書きこまれていました。

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 上立ち香はなぜかレーズンを想起させる個性的な香りが控えめに。
 含むと、極めて濃厚かつ完熟した感じの甘旨味がグググッと入ってきて、時間差で出てくる強めのほろ苦さと拮抗しつつ最後まで力強く染みこんできます。
 味わいは、まさに完熟レーズンと言った趣の奥深さのある甘苦い旨味が最初から最後まで主役を演じる感じですね、ただ熟感はあっても老ねた感じではなく、生熟的なまろやかさもあります。
 後味は苦味が引き取って、しっかりキレます。

 「日本酒中級者向け」といった雰囲気の、芳醇で奥深い味わいの生熟酒でした。
 たまにこういうタイプのお酒には出会う気がしますね、今風の甘酸ジューシーな酒質とは異なりますが、個人的にはこちらも好きです。
 それにしても「老ね」と「熟」の違いって難しいなあ…、人によってそのラインは違うと思いますが、割と激しく味わいの印象に影響する部分なんですよね。
 個人的には常温保存した火入れ酒の熟感はとても苦手ですが、このお酒のような冷蔵保存の生酒の完熟果実感は好きなのだろうと思います。
 ともかく、奥の松、次は新酒もいただいてみたいと思いました。

 温度が上がってくると、口当たりが非常に柔らかくなりますね。
 キツい感じもしないので、個人的には常温がオススメかも(蔵元がどう考えているかが気になるなあ…)

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名称:奥の松 特別純米生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:奥の松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:そごう柏店(閉店直前)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年10月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

萩の鶴 「メガネ専用」 特別純米酒

本日の家飲み 萩の鶴 「メガネ専用」 特別純米酒

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 宮城県栗原市のお酒です。
 同じ蔵の醸す別ブランド、「日輪田」については昨年、火入れ生酒と2回紹介しています。

 さて、このお酒の名前と見た目のインパクトは、流通する全日本酒の中でも五指に入るのではないでしょうか。
 表ラベルにも記載があるように、蔵人がたまたま全員メガネだったことから生まれたお酒だそうです。
 が、ここまでバッチリラベルをデザインして、「メガネの日(10-01)」かつ「日本酒の日」である10月1日に飲めるように出荷日を調整し、Facebookを利用した企画まで用意するという気合の入りっぷりは、まさに「誰がここまでやれと言った」の世界ですね。
 その気合が飲み手にも伝わったのか、販売を開始した昨年は一瞬で店頭から消えてしまい、私も買い逃したのですが、今年は9/30にお店の冷蔵庫に1本だけ残っていたものをゲットできました。

 ちなみに私は20年以上の年季が入ったメガネっ漢であり、筋金入りのメガネっ娘萌えなので、このお酒を飲む資格(笑)はもちろんあるでしょう。 (現在うちの鎮守府の眼鏡艦娘LVは136、133、130、127、127、126、96、89、88、54の平均110.6)

 スペックの記載はあまりありません、精米歩合60の一回火入れみたいですね。
 ボトルは透明で、白く見えるのはまさにお酒の濁りによります。

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 今年はなんとオマケにメガネふきもついてました。
 しかし「メガネ専用メガネふき」とは…、「当たり前やないかーい!」というツッコミ待ちか。
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 上立ち香はスッキリとした柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、火入れとは思えないぐらいにフレッシュで、やはりキリリとした印象の甘酸味が勢い良く入ってきて、バランスを保ったまま自然に染み込んできます。
 味わいは柑橘系果実の引き締まりのある甘酸味が厳然たる主役で、裏方にはほんのりと苦味も感じ、芳醇ながら飲み飽きずスイスイ言ってしまうような雰囲気がありますね。
 後味はその酸苦が引き取って見事にキレます。

 イロモノ的な見た目のイメージとはかけ離れた、現代的な日本酒の魅力を凝縮したような完成の度の高いお酒でした。
 個人的にはこれが火入れというのが信じられないですね…、余程丁寧に瓶燗したのだと感じました。
 また、ひやおろしをはじめある程度熟した感じのお酒があふれるこの時期に、これだけフレッシュなお酒を楽しめるということは、それ自体に価値があると思います。
 ちなみに 「花陽浴に伍する旨さ」というのは一緒に飲んだ母君(メガネ着用)の弁。
 萩の鶴の「本気のおふざけ」の凄みを感じたお酒でした、他のスペックもぜひ試していきたいですね。

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名称:萩の鶴 「メガネ専用」 特別純米酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:萩野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月08日 宮城の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

飛露喜 特別純米

本日の家飲み 飛露喜 特別純米

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 福島県会津坂下町のお酒です。
 ブログでの紹介はようやく三回目。

 入手困難銘柄の一つ、飛露喜です。
 このお酒に関しては現状入手ルートを確保できておらず、数年買い逃していたのですが、たまたま今回その機会が巡ってきたので、迷わず購入しました。
 実をいうと、通販で他の銘柄を発注したときにお店側都合による欠品が生じて、その埋め合わせで入れてもらったものだったりします。
 酒屋さんと仲良くしておくとこういうときにお得ですね。

 ところで、当ブログでは最近購入先の酒屋さんを記載していますが、入手困難と私が思った銘柄に関しては伏せるつもりです。
 これは別に意地悪がしたいわけでなく、転売屋の情報源になることが嫌ということ、お店に問い合わせが行って負担になるのが怖いこと、できればあまり入手困難銘柄ばかりに飛びついて欲しくないこと、などが理由です、あしからずご了承ください。

 さて、スペックは通年商品の特別純米(恐らく生詰)、実は初めての家飲みです。
 無濾過生原酒はマイ殿堂入りとしているぐらいに惚れ込んでいる私ですが、実はこちらの生詰にはそんなに強い思い入れが無かったりします。
 外飲みで他のお酒と飲み比べると、どうしてもインパクト不足に感じるんですよね、飲むお酒に迷った時に鉄板酒として選ぶような存在かな(当然プレミア価格でない前提)。


 上立ち香は実は結構個性的だと思う、白ワイン的な果実香がそこそこに。
 含むと、、程よく落ち着いた感じの奥深い甘旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした渋みを伴いバランスを保ちつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、マスカット的な透明感のある甘旨味が主役、そこに独特な渋みが絡みつくことでやっぱりワインを髣髴とさせる独自の世界を創り出します。
 後味はその渋みが引き取ってグっとキレます。

 強烈に主張するわけではないながら、はっきりとした「飛露喜イズム」という個性を感じる、高完成度のお酒でした。
 いやあやっぱり安定感ありますね、正直「無濾過生原酒に比べたらつまらないだろうなあ」という先入観をバリバリに持ったままいただいたのですが、家飲みでじっくりやると、なかなかどうして十分楽しめました。
 このお酒がこの値段というのはやはり破格でしょう、本当は4合瓶も出して少しでも家飲みし易くして欲しいなあ…
 飛露喜の実力を改めて感じた一本でした。

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名称:飛露喜 特別純米
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社廣木酒造本店
購入価格(税抜):2,600円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月06日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」

本日の家飲み 木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 ブログでの紹介は早くも5回目。

 私は千葉県出身ということもあり、木戸泉は強く応援している蔵の一つで、前々からもっと全国区で知られて欲しいと思っておりました。
 そんな中、グランドジャンプで連載中の日本酒マンガ「いっぽん!」に、当ブログでも以前にとりあげた超個性派酒「純米アフス生」が登場したという話を聞きました。
 いやあ流石というべきか目の付け所が素晴らしいですね、いっぽん!は初心者からマニアまで、広くオススメできる日本酒マンガだと思います(私は単行本を買って読んでます)。

 なお、このことは蔵元ホームページでも取り上げてますね
 そこではブログの記事で簡潔にメディアの掲載情報に触れリンクを張り、さらっと購入できる店・呑める店を紹介しています。
 このタイムリーかつ勘所を押さえた情報発信…、素晴らしいの一言です、他蔵も是非参考にして欲しいと思いました。

 今回いただくのは雄町を60まで削って醸したお酒で、当然高温山廃仕込みです。
 裏ラベルには原酒でアルコール度数16度に抑え、食中酒を志向している旨の解説がありますね。


 上立ち香は酸を感じるスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、やはりしっかりとした酸味を伴う太い旨味がグググッと入ってきて、その酸味が若干唾液線を刺激しながら最後まで引き締まったままじわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり木戸泉らしい乳酸とアミノ酸が強烈に主張する旨酸味が主役、ただ全体的には酸の引き締まりの印象が強いですね。
 後味は若干酸っぱい感じを残しつつ、きっちりとキレます。

 木戸泉らしいしっかりとした酸で、けして薄くない旨味を洗い流す、飲み飽きない系のお酒でした。
 前回と比べると、少々酸っぱい系の酸が強くスッキリ感をより感じますね、食中酒的な方向性というのに納得感があります。
 個人的にはもっと濃厚な方が好きではありますが、これはこれで魅力的です、好きな人も多いでしょう。
 木戸泉は今後も色々なスペックを試していきたいところです。

 なお、温度が上がったほうが単純に口当たりが柔らかくなって良いですね。
 燗をつけると旨味も濃くなります。

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名称:木戸泉 特別純米 雄町 無濾過生原酒 「PURE PURPLE」
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1400円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年10月02日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鈴正宗 特別純米 生原酒 「GREEN」

本日の家飲み 鈴正宗 特別純米 生原酒 「GREEN」

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 滋賀県蒲生郡日野町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは一度だけあります(後述)。

 うえも商店さんでの購入酒が続きます。
 実は連続で紹介した智則百磐、そしてこの鈴正宗については、神楽坂のセルフ飲み放題店「マグロもん」さんでいただいたときの印象が良かったのが、セレクトのきっかけだったりします。
 外飲み→ツイッターチェック→仕入先確認→来店という流れですね、外飲みで気に入ったお酒は執念深く覚えて、いつか必ず購入するのが私の主義です(高級酒は除く)。

 ちなみに蔵元ホームページ自体での情報発信は貧弱というか、今現在、最近更新が無いためにFC2の広告が出てしまってますね(苦笑)
 ただ、FaceBookの方はしっかり最新情報が載っているようです、飲み手とのやり取りもできるし、小規模蔵としては良い広報手段なのかも。

 今回いただくお酒は山田錦を60まで磨いた生原酒。
 若干エキセントリックなカラーリングの箔押しラベルに半透明のボトルと、見た目的には新世代感が強く出ています。

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 上立ち香は酸とセメダインを感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、クセのない果実の甘酸旨味がスルリと入ってきて、バランスを保ちつつもゆっくり酸味を強め、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとした旨味がありつつつもある種の軽さを感じさせる、酸苦が良い意味で効いているフレッシュかつ飲み飽きない柑橘系果実のもの。
 後味はその酸苦がバッチリ効いて、しっかりとキレます。

 濃厚かつ今風な旨味をキリリスイスイと流し込んでくる、飲み飽きない系のフレッシュ酒でした。
 やっぱり若々しさが伝わってくるような味わいですね、ラベルのイメージ通りと言えるかもしれません。
 私は甘く濃い系が好みなので少々ズレてはいますが、こちらのタイプが好きな人もかなり多いことでしょう。
 鈴正宗、引き続き他のスペックも試していきたいと思いました。

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名称:鈴正宗 特別純米 生原酒 「GREEN」
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:矢尾酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年09月13日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

華一風 特別純米 槽直どり 生酒

本日の家飲み 華一風(はないっぷう) 特別純米 槽直どり 生酒

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 青森県弘前市のお酒です。
 外飲み、家飲み含め初めていただきます。

 こちらは、練馬区は春日町、「うえも商店」さんで購入したお酒です。
 このお店はマニアなら知っている方は多いんじゃないかな…、比較的最近(数年前)オープンした「地酒専門」の志ある酒屋さんです。
 そのあたりは同店のネットショップで扱われている銘柄を見れば一目瞭然でしょう、もっと評価されるべき銘柄が目白押しです(風の森、たかちよ、栄光冨士もあるでよ)。
 ちなみに実店舗には結構ネットに掲載できてないお酒もあり、テンションが上がって一升瓶1本と四合瓶5本を一気買い、帰り道(1時間以上電車&徒歩)で若干腰をやられるというトホホな状況となってしまいました…

 さて、今回いただくお酒は自分としても「聞いたことがある」レベルの銘柄で、実物は初見だったかと思います。
 ごちゃごちゃと重ね書きしてある一見わかりにくいラベルが逆に目につき、スペックも自分好みだったので衝動買いしてみた次第です。
 「槽直どり」とはあまり聞かない言葉ですが、たぶん「直汲み」と同義かな。

(おまけ)うえも商店さん店舗外観
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 上立ち香は酸を感じる柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、酸で輪郭を整えつつ、最後まで存在感とバランスを保ちつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、そこそこに熟した果実の強めの甘味が主役、それはトロミを感じるほど濃厚ですが、若干透明感を感じさせるぐらいにまとまりがありますね。
 後味は、ほんのりとした苦味を口中に残しつつ、しっかりキレます。

 濃縮された今風の甘酸味を、しっかり自然に楽しませてくれる、直球勝負の甘旨酒でした。
 特長はバランスと透明感かな、良くある味わいの方向性を保ちつつ、奇をてらわずにとにかく全体の完成度を高めた印象。
 いやあ良いですね、明らかにもっと知られて良い銘柄だと思います。
 華一風、是非是非他のスペックも試して行きたいと思いました。

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名称:華一風 特別純米 槽直どり 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社玉田酒造店
購入価格(税抜):1,662円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年09月07日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百春 特別純米酒 直汲み 無濾過生原酒

本日の家飲み 百春 特別純米酒 直汲み 無濾過生原酒

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 岐阜県美濃市のお酒です。
 外飲みは何度かあり、ブログでの紹介は2回目ですね。

 百春は前にいただいてから結構時間が経っており、最近ブログ界隈や居酒屋での評判も上がってきているように感じたので、今回セレクトしてみました。
 蔵元ホームページを見ると、「うだつの上がる酒」という面白いキャッチコピーが書かれていました。
 それで「うだつ」ってなんだべと思ってウィキペディアを参照し、その後に蔵の建物の写真を見てみると「おお確かにうだつが上がってる!」とちょっと感動しましたね。
 
 スペックはまあ一般的な特別純米無濾過生原酒といった感じ。
 どうやら直汲みは特約店限定品のようです。

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 上立ち香は濃くて重みがある感じの、お米が発酵した感じの香り(なんじゃそら)が強めに。
 含むと、非常に濃厚かつ独特な風味のある甘旨味がグググッと入ってきて、時間差で出てくる苦味でダレを防ぎつつ、力強く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨?的で、若干硬質な感じの甘酸旨がせめぎ合う感じ、それぞれの味わいはかなり強烈に主張するのですが、旨いことせめぎ合って、見事にバランスを取っています。
 後味は仄かな苦味を残しつつ、自然にキレていきます。

 非常に個性的な味わいの、飲み飽きない芳醇甘旨酒でした。
 なんだかんだで同系統の味わいになりがちな無濾過生原酒の世界において、確固たる個性があるというのはそれだけでかなりのアドバンテージでしょう。
 しかも変にバランスを崩した個性ではなく、しっかりとバランスもありますからね、最近の人気にも納得です。
 百春、次はまた他のスペックも試してみたいと思いました。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の感想
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-982.html
「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの感想
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

名称:百春 特別純米酒 直汲み 無濾過生原酒
精米歩合:60%
酒米: 麹米:五百万石 掛米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小坂酒造場
購入価格(税抜):約1,400円(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 百春 特別純米

2016年07月18日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 紺ラベル

本日の家飲み 都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 紺ラベル

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 兵庫県南あわじ市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 こちらのお酒が淡路島産であることや、「日がさ雨がさ」さんが推していたことなどは前回に書きました
 相変わらず私の行きつけの酒屋さんに取扱いがなく、またしばらく離れていたのですが、今回は日暮里の「山内屋」さんで出会い購入しました。
 同店は私の酒屋新規開拓の一環で訪ねたのですが、いかにも厳選された品揃えで、やっぱり地酒屋めぐりは楽しいなあと思わせてくれるようなお店でしたね。
 
 スペック的には、最近個人的に注目している山廃の無濾過生原酒というのがポイント。
 前回は白系のラベルでしたが、今回は紺ラベルです。


 上立ち香は濃厚な山廃らしい乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、奥深い印象の旨味が舌触りなめらかに入ってきて、遅れて出てくるアルコールの辛さ的刺激と若干の渋みで引き締まりつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり山廃っぽい乳酸味と甘味が併存する旨味が主役、そして濃厚かつ辛さも感じるのにキツさが無いのが見事ですね、とてもまとまりのあるお酒だと思います。
 後味はその辛さと渋みで力強くキレます。

 クセの無い、山廃らしい魅力をストレートに感じられる、今時の山廃無濾過生原酒でした。
 玉川、菊鷹、日輪田などなど、今風で魅力的な山廃酒を醸す蔵は多々ありますが、都美人も間違いなくそのトップグループに入っていると思いますね。
 都美人、今後も注目していきたいです。

 なお、燗を付けると…、うおっ無茶苦茶濃厚になりましたね、舌触りは相変わらずなめらかで、甘さと辛さマシマシ。
 いやあこれは良いです、かなり温度上げても対応する力強さもありますね。
 ちなみに燗冷ましになってくると戻ってきちゃう感じがするので、できればキープしつつちびちびやるのがベストかも。

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名称:都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 紺ラベル
精米歩合:60%
酒米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+4
蔵元情報:都美人酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:山内屋(日暮里)
お気に入り度:8.5(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

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2016年07月16日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一ノ蔵 特別純米 素濾過生原酒 ササニシキ

本日の家飲み 一ノ蔵 特別純米 素濾過生原酒 ササニシキ

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 宮城県大崎市のお酒です。
 信じられないことに、もしかしたら初飲みかも…

 宮城のお酒で全国的に有名なお酒といえば、個人的には浦霞とこの一ノ蔵が思いつきます。
 古くは当時の日本酒等級制度を逆手に取った「無鑑査シリーズ」、最近ではいち早く女性向け低アルコールという方向性に目を付けた「ひめぜん」「すず音」など、一般消費者のニーズに即した商品開発という点で非常に経営センスのある会社という印象がありますね。
 が、逆にマニア目線ではなかなか魅力的には映らず、今までいただく機会が無かった次第です。

 今回いただくのはそんな一ノ蔵の「素濾過生原酒」、蔵元ホームページに載っていない系の商品ですね。
 「素濾過」については裏ラベルに解説がありますが、いわゆる「無炭素濾過(≒無濾過)」ということのようです。
 また、生産元がはっきりしている有機栽培のササニシキを使っているところを、特にアピールしていますね。

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 上立ち香はほんの少々熟したリンゴ的な吟醸香がそこそこに。
 含むと、濃厚ながらバランスの取れた甘旨味がトロリと入ってきて、裏方に苦味を感じさせて程よく引き締まりつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり蜜たっぷりのリンゴの甘味が主役で、見事なまでに雑味がなく、芳醇さと透明感を両立させていますね、生原酒の王道を征きつつ、荒さが無いのが見事としか言いようがありません。
 後味はやさしい苦味を口中に残しつつ、しっかりとキレます。

 蔵の実力を感じさせる、とても優しく、まとまりのある芳醇甘旨酒でした。
 うーむ、真澄三千盛のときにも思いましたが、やっぱり(準)大手地酒蔵がちゃんとしたスペック・コンセプトで造ったお酒は、非常に納得感のある完成度があります。
 しかしササニシキでこれかあ…、アキツホを使う風の森やひとめぼれを使う勝山もそうですが、飯米でも性質を熟知していれば十分美酒を醸せるということなんでしょうね。
 一ノ蔵、今後もこっち系のお酒も出していって欲しいと思います。

 ちなみに、冷やし過ぎるより常温近辺の方が甘味が出てきますね。
 個人的には味わいが優しくなって好きです。

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名称:一ノ蔵 特別純米 素濾過生原酒 ササニシキ
精米歩合:60%
酒米:ササニシキ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社 一ノ蔵
購入価格(税抜):1,475円/720ml
購入した酒屋さん:山内屋(日暮里)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年07月14日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒

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 長野県上田市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは意外と初めてだったような。

 こちらのお酒はもともと単に「亀齢」だったのが、広島に全く同名の銘柄があることから、区別のためについ最近「信州亀齢」を名乗るようになったようです。
 マニア間では結構有名な話ですね、以前書いた「信州舞姫」のことを若干想起しますが、こちらは特に揉めたわけではなく単に混同を避けるためっぽいです。
 蔵元ホームページによると、2015年関東甲信越国税局酒類鑑評会で、吟醸部門最優秀賞、純米部門優秀賞という素晴らしい成績を残してるとのこと。
 う~む、超激戦区でこの結果は本当に凄いと思います。

 スペック的には美山錦を59%まで磨くという実に長野らしいもの。
 無濾過生原酒でアルコール度16度は結構低めですね。

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 上立ち香は少々青さが混じる、濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚芳醇な甘旨味が塊で入ってきて、そこに強めのほろ苦さがグググッと絡みついて、独特の引き締まりを見せます。
 味わいは強烈なほどに高濃度の、トロリとした甘旨味が主役なのですが、最初から最後まで強めの苦味が寄り添うことで、危うくも魅力的なバランスを保っています。
 後味は苦味を口中全体にふりまきながらぎっちりとキレます。

 いやあこれぞ私の好きな長野酒ですね、豊かな甘味にただただ癒されます。
 ただこちらについては、余り他の銘柄を出すのも何なのですが、濃厚さとトロミが「たかちよ」を想起させました、違いはこちらの方が苦味が強いことかな。
 信州亀齢、今後また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:信州亀齢 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:59%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,519円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み

本日の家飲み 千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す太田酒造の本社は滋賀県草津市にあるのですが、会社として灘に蔵を持っていて、このお酒はそこで醸されたお酒ということのようです。
 会社紹介ページを見ると、「ワインから日本酒・焼酎まで手掛ける日本一小さな総合酒類メーカーです」とのこと。
 通常銘柄は江戸城の築城でしられる太田道灌由来の「道灌」ですね、草津・灘・江戸と色々な年に由来があるのが面白いと思います。

 今回いただくのはその蔵の名前を冠した限定品。
 大手酒造ってこういうネーミング良くしますよね、「白壁蔵」とか「嘉宝蔵」とか。
 工場製品的なイメージからの脱却と、いまだ強い灘ブランドの利用という面が強いと想像します。
 スペック的には、五百万石60磨きの無濾過生原酒、お値段含め最近のスタンダードスペックという印象。

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 上立ち香は若干熟感の混じる濃厚な吟醸香がそこそこに。
 含むと、やはり熟した感じで濃厚そのものの甘旨味がトロリと入ってきて、舌先に若干のアルコール的ピリピリを感じさせながら、ググっと入り込んできます。
 味わいは、完熟した感じのカラメル的な甘味が主役で酸味は抑えめ、苦味が裏方っぽくも存在感を発揮して、複雑でダレを防いでいますね。
 後味はその苦味と甘味が相殺してキレる感じ。

 極めて濃度の高いカラメル的甘味を、謎のバランス感で素直に楽しませてくれる完熟甘旨酒でした。
 これが五百万石の新酒直汲みとはとても思えないですね…、こういうお酒は自分の理解の範疇外としか言えないかも。
 ただ個人的には好きですこれ、個性と甘味とダレ無い感じが併存している時点で文句ない感じ。
 千代田蔵、道灌とともに今後注視していきたいと思いました。

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名称:千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:太田酒造株式会社 千代田蔵
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年06月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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