28BYにごり酒特集まとめ

 「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」をコンセプトに、先月から9回にわたり28BYのにごり酒をまとめてご紹介してきました。
 結構読者様からの反応も良く、自分としてもなかなか楽しかったので、改めてこの記事で簡単に振り返ってみたいと思います。

 まずは、ご紹介したにごり酒記事を、お気に入り順に一言コメントを添えてご紹介します。

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
→ダントツMVP。今回のコンセプトに見事に合致した、甘旨かつ完成度の高いお酒。
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花陽浴 純米吟醸 生にごり酒
→素直に「花陽浴をにごり酒にした感じ」、驚きはないけど十分甘旨し。
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桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
→これも「桃の里らしさ」がハッキリ。酒粕味が強く低アルなため、甘酒好きにオススメ。
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繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
→過熟させてしまった感強し。ポテンシャル的にはMVPを狙えた雰囲気も。
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木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
→インパクトの強い、個性派旨酸酒、好みは分かれそう。
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醍醐のしずく 菩提もと仕込み
→完全にオンリーワンのトロトロ甘酸っぱ酒。甘酢っぱ系が好きなら是非。
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栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
→スッキリキリリの柑橘系にごり。コンセプトには合わないが好きな人は居そう。
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桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
→ダレ感がなければ… 本来評価不能だけど蔵元直送ということもありあえて掲載。
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江戸開城 純米どぶろく
→ガブガブいけてしまうどぶろく。お酒に致酔性、コスパを求めないならありかも。
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 しかし、こう並べてみると、やっぱりどれも個性派だったなあと思いますね。
 高級酒の味わいが似通いがちになることと対照的に、やはり「どぶろく」のイメージが残る、クセと個性がハッキリでるジャンルと言えるでしょう。
 また、全て純米、たぶん生です、これは私の嗜好が出てますね、アル添糖添含めるとまた全然違う世界になることでしょう。

 今回は穴開き栓が多かった(①③④⑤⑧)こともあり、全体的にガス感は抑えめでした、爆発系はまた次の機会に。
 ④⑧はいつかベストコンディションでリベンジしたいなあ…、というか本当は密閉栓で出して欲しいところです。
 まあ密閉栓だと爆発させた購入者から蔵元にクレームが来ることもあるようで、なかなか難しいところみたいですが…

 ちなみに①の玉櫻についてはググってみると日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんの感想記事が出てきました。
 実際かなり高評価だったようで個人的には嬉しいところです、いやほんとオススメですよこのお酒。
 而今よりスッキリ感は後退しますが、甘旨味の存在感・魅力は勝るとも劣らないと思います。
 ただ如何せん穴開き栓なので、コンディションには要注意。


 さて、今回9本8銘柄いただいたわけですが、正直気になっているにごり酒はまだまだ数え切れないほどあります。
 有名どころの「生もとのどぶ」「雪だるま」「花巴のにごり」「スノーウーマン」等はいつか家飲みしたいですし、この前アイスピック買ったので「鉄砲隊」「るみ子の酒」みたいな爆発系も試したいです。
 どぶろくについてはあまり深入りするつもりはないですが「十二六」ぐらいは家飲みしたい気もしますし、世間一般のにごり酒イメージを再確認するために「菊姫にごり」や、さらに一般的な「白川郷」「五郎八」「雪っこ」だって一度は家飲みでじっくりやれば視野が広がるかも。

 いやあ、にごり酒に限らず、テーマを設定した上でいろいろと考えるのは思いの外楽しいですね。
 当ブログは書き溜めが大量に滞留しているため速報性に欠けるのですが、今回はそれを逆手にとってまとめてみました(実際飲んだ時期は去年の12月から今年の4月に渡っています)
 今後も何か良いネタがあればやってみようかなと思います。


■おまけギャラリー:最近(と言いつつ結構前も含む)外飲みしたにごり系お酒写真

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 結構飲んでますね(笑)
 ただ、やはり一杯だけでは良く分からないのと、澄酒以上にコンディションが難しいと思うので、いつか改めて家飲みしたいところです。

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タグ: にごり酒

2017年04月16日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:2

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

本日の家飲み 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、よ、読めない…。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験も確かなかったと思います。
 にごり酒特集の9本目、トリを飾るお酒であり、今回のMVPとしたい1本です。

 こちらは尾久の「伊勢元酒店」さんで購入したお酒になります。
 同店の店頭にはにごりだけでも数種類あったので、店番をしていた奥様にオススメを尋ねたところ、これを強く推してくれたので購入しました。
 最初は他の銘柄のにごりを指して「甘旨系のにごり酒を探しているんですが、これなんかどうでしょう?」と聞いたのですが、「それは酸が強くて違うと思います。甘旨系ならこっちの玉櫻が良く、どんどん飲めます。」という旨の助言を受け、セレクトした次第です。
 実際こういう風にハッキリと言ってくれると助かりますね、特にお酒の「マイナス情報」を伝えることを躊躇わないお店は良いお店という印象があります。
 
 しかもこのお酒は4合瓶で約1,200円とリーズナブル、高い酒を売りつけてやろうというようなお店とは全く違います。
 精米歩合は70で、度数は14度とにごり酒としては一般的な水準。
 なんというか、ネーミング、佇まいともにどこかの土産物屋にでも置いてありそうな無造作感があります。

 こちらも穴開き栓。
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 上立ち香はガス混じりの、お米の甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃いオリでトロリとした旨味が、強めのガスと絶妙にせめぎ合って粉っぽさを打ち消しつつ、最後まで濃厚なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の旨味に若干マスカット的な甘味もあって、非常に飲みごたえがあるのですが、強めのガスと裏方の酸苦がちゃんと仕事をして、グイグイイケてしまう危険さがありますね。
 後味は流石に少し粉っぽさはあるものの、ガスと酸でダレずに引き上げます。

 高級酒とはまた違った、あまり磨いていないお酒ならではの力強い甘旨味と、ガス・酸苦味・低アルコールによる良い意味での「飲みやすさ」をしっかり両立させた上で融合させたような、極めて完成度の高い甘旨系にごり酒でした。
 あまり評判を聞いたことがないお酒でしたが、私の中では而今のにごりに次ぐか、匹敵するレベルの当たり酒です、コスパについては超えるかも…
 甘さが本当に心地良いですね…、トロリとした口当たりとガス感がいい具合に引き立て合うベストコンディションで飲めたのも大きいと思います(穴開き栓なので今後そのあたりは心配ですが)
 玉櫻、とりあえずにごりは来年も買いたいですし、他のスペックも試してみたいと思いました。

 二日目、ガスが抜けたらどうなるかなあと思ったのですが、意外とダレませんね。
 今度は酸が表に出てしっかり引き締めます、いやあ良くできてますよ本当、脱帽です。

 今回のにごり酒特集については、明日簡単に振り返る記事を更新する予定です。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,203円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

醍醐のしずく 菩提もと仕込み

本日の家飲み 醍醐のしずく 菩提もと仕込み

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 千葉県香取郡神崎町(こうざきまち)のお酒です。
 ブログでは初登場の銘柄・酒蔵になりますね。
にごり酒特集の8本目。

 こちらを醸す「寺田本家」については、あまりに特徴があり過ぎて書ききれないので、詳しくはググっていただければ…
 無農薬米、無添加、生もと造りと、とにかく「ナチュラル」な酒造りにこだわりがあり、製品は健康食品ショップで取り扱われることもある、異色の蔵元になります(通常銘柄は「香取」)。
 蔵元ホームページは古臭いデザインながらも内容は充実しており更新頻度も良好、Facebookもあるみたいですね、小規模蔵元は是非見習ってほしいレベルかと。(特に取り扱い店情報が詳細に載っているのが素晴らしい!)

 今回いただく「醍醐のしずく」も、「菩提もと」に加え「精米歩合90」と、一般的な日本酒カテゴリのなかではイロモノ的ともいえる代物。
 蔵元の商品紹介を見ると、「日本酒度/-40~-70」「酸度/6~12」 「アミノ酸度/2~6」とか、数値的にもとんでもないことになっているようです(仕込みごとに数値が異なるため、おおまかな範囲を記してあるとのこと)。
 「菩提もと」造りの詳細も同じページに記載が有りますね、自分の中では「鷹長」のイメージが強いです、奈良県以外でやっているところは相当少ないんじゃないでしょうか。
 「にごり酒」というカテゴリに入るのかどうかは微妙ですが、おりが結構あるということと、なによりお酒自体が完全に色づいて不透明になっているため、今回の特集に入れてみました。

 いやあ見た目からして只者ではない感じのオーラが出てますね…(瓶は透明です)
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 上立ち香は明らかに日本酒のものではない白ワイン的酸の香りがかなり強めに。
 含むと、濃厚かつ超個性的な甘酸味が少々のガスの刺激とかなり強めの粘性を伴ってとろ~りと入ってきて、唾液腺を強く刺激しながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり白ワイン的な酸味を中心にしつつ、お米の甘味や旨味が深みを与え、そしてトロミが独特の口当たりを添えるまさにオンリーワンのもの。
 後味は濃厚な味わいを酸で強引に切り上げるキレかた。

 兎にも角にも個性的な、非常に奥深い味わいのトロトロ芳醇甘酸っぱ酒でした。
 酸っぱさはもとより、個人的には未経験の口当たりに衝撃を受けましたね、にごり酒というより生姜湯とか葛湯とかを思い出すトロミでした。
 正直なところ私は酸っぱい系のお酒は苦手なのですが、口当たりの面白さとアミノ酸的な旨味の濃厚さも主張していて酸一辺倒ではないため、結構楽しく飲めましたね。
 逆に三芳菊、亀泉CEL24,アフスあたりが好きな方は絶対一度は飲んでみるべきかと…(実際妻は美味しく飲んでました)
 寺田本家については、実は「むすひ」も同時に買ったので、いつかご紹介したいと思います。

 さて、いよいよ次回は「にごり酒特集」の最終回、今回のMVP酒をご紹介します。

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名称:醍醐のしずく 菩提もと仕込み
精米歩合:90%
使用米:不明
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社寺田本家
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月13日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

本日の家飲み 木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも6回目と、かなりの頻度ですね。
 にごり酒特集の7本目。

 今回にごり酒をまとめ飲みして改めて思ったのは、通常のお酒以上に「にごり酒はベストコンディションで飲むのが難しい!」ということです。
 特に穴開き栓ものはやはり変化が激しいので、早飲みが基本になるでしょうね…、そういう意味では今回の繁桝にごり桃の里しろうまは良い勉強のネタになったと思います。
 「ガス感」の変化に関してはさらに繊細な問題になってきますが(ガスが強いのが好きかは好みによる)、基本一度抜けたガスを取り戻すのは難しいため、状況が許す限りにごり酒は密閉栓でだして欲しいと個人的には思います。
 密閉栓と穴開き栓の両方が出荷されるにごり酒に「金鼓 水もと濁酒」がありますが、私が飲んだ限りでは密閉栓の方が断然美味しく、楽しい酒だった記憶もありますしね(まあ4分の1ぐらい吹きこぼれましたが…)。
 
 閑話休題、今回いただくのは木戸泉のにごりということで、当然ながら高温山廃仕込みになります。
 米違いのものもあるようですが、これは山田錦利用バージョン。
 
 見てくださいよこのおりの量を!ちなみにガス感は穴開き栓だからかそこそこレベルで、開栓も余裕でした。
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 濃度はかなり高く、そうとう混ぜたつもりでもおりの塊がダマっぽく残っているように見えました。
 ただ注ぐと、意外にもいい具合の粘度になったかも…、塊が引っかかったりはしなかったです。

 上立ち香は典型的なガスとお米が混じり合ったような香りが仄かに。
 含むと、やはりお米感が強い旨味がトロリと、しかし酸味でかなり強めに引き締められつつ、最初から最後まで存在感を保ちながらグググッと入り込んできます。
 味わいは、やはりにごり系らしくお米っぽいクリーミーな旨味(甘さはそこそこ)があるのですが、そこに木戸泉らしい割りと鋭角な酸が伴って、独特な飲みやすさ(というか次を誘う感)を創り出します。
 後味は酸が引き取り、粉っぽさをあまり感じさせずにしっかりと引き上げます。

 にごり酒のなかでもかなり高めの密度と、しっかりとした旨味を、酸で力強く引き上げる、非常に押しの強いお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘味を求めたいところですが、まあ完全に好みですね、木戸泉は甘味より旨味と酸味が特長だと思うので、ブレなさは素敵だと思います。
 その上でさらにワガママを言ってしまうとこれ密閉栓で出して欲しいなあ…、物理的に無理なのかも知れませんが、やっぱりもうちょいガスが欲しい気がします。
 ただ、個性的な魅力があることは確かですね、単体でも良いですし、肉とか油ものとの相性も良好かと。
 次回はこのお酒に負けず劣らず…、というかそれ以上に個性的な千葉県産にごり酒をご紹介します。

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名称:木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

江戸開城 純米どぶろく

本日の家飲み 江戸開城 純米どぶろく

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 東京都港区のお酒です。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験については後述。
 にごり酒特集の6本目。

 こちらを醸す「東京港醸造」は、明治時代に廃業した酒蔵の子孫が約100年ぶりに酒造免許を取得し、開業の地である港区芝で営業を再開させた蔵らしいです(非常に立派なホームページがあるので関連情報はそちらも参照)。
 ちょっと前までは赤羽の小山酒造(丸真正宗)が23区唯一の酒蔵だったと思うので、二つ目ということになるのでしょう。
 (ちなみに小山酒造のホームページは現在「23区で唯一100年以上清酒を製造し続ける酒蔵」という表現になってます
 Wikipediaによると、酒造免許を得たのが2010年、「清酒」製造免許を得たのが2016年ということで、その間はリキュールやどぶろく等を醸していたようです。
 製品ラインナップにもその名残があるようで、どぶろくだけで3種類出していますね。

 店頭には原材料名に「スピリッツ」が混ざっている白ラベルのどぶろくと、この純米どぶろくが並んでいましたが、店員のお兄さんに「どっちの方が甘いですかねえ」ということを中心に、味わいの特徴を教えてもらって、こちらをセレクトしました。
 が、実はこのお酒、アルコール度数が5~6度と極めて低いものであるということに、飲む直前になって気づきました。
 これには「お兄さんその情報重要だよ…」とがっくしきてしまいましたが、ラベルに明記されている以上悪いのは私でしょう。
 分類は「その他醸造酒」ということで、おそらく「こして」いない狭義のどぶろくですね、お値段は「700」mlで税抜き1,800円と、私にとってはちょっと高級品。

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 上立ち香はお米っぽい香りがほんの少々。
 含むと、ドロドロとしながらも、粒があっさりと砕けていくように引っかかりの無い口当たりで、スッキリとした甘味が最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、非常に軽い感じながら日本酒的な旨甘味は確かにあって、同時に甘酒的な風味の旨酸味を裏方に感じさせる、極めて面白い個性的なもの。
 後味は見事なまでにスッキリと引き上げます。

 粉っぽさが皆無なで、飲むヨーグルト的な乳酸の風味も感じるような、とにかくオンリーワンでゴクゴク飲めてしまう系のどぶろくでした。
 これはこれで楽しいのですが…、私にとってはお酒として軽すぎて、絶望的なコスパになってしまうのが厳しい(正直1日で余裕で飲み切れてしまう)。
 度数換算では黒村裕以上の高級酒になってしまいますからね…、日本酒ブログの中でもコスパにうるさいと自負しておる当ブログとしては、ちょっとリピートする気にはなれないのが正直なところ。
 江戸開城については、お値ごろな生酒を出してきたら、購入を検討してみたいと思います。

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名称:江戸開城 純米どぶろく
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:5~6%
日本酒度:不明
蔵元情報:東京港醸造
購入価格(税抜):1,800円/700ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:7.7/9.0

 ここからは少し蛇足。
 江戸開城については、外飲みで純米吟醸原酒をいただいたことがあるのですが、火入れだったこともあってあまり印象には残りませんでした。
 というかせっかく東京のど真ん中にあるのに、何で生酒を出荷しないのかなあというのが、生酒偏重派としての私の素直な疑問ではあります。
 なんというか、都内有力地酒屋がこぞって取り扱いを開始しているのもちょっと釈然としないんですよね。
 全体的に値段が割高なのは、地代やら諸経費の関係で仕方ないのかもしれませんが、一飲み手としては「ストーリー」だけではなく、「酒質」でしっかりと付加価値を付けていって欲しいというのが正直な気持ちです。
 (わざわざこんなことを言う理由としては、「酒質」は文句ないのに「売り方」が下手な地方蔵とのギャップがどうにも歯がゆいということがありまして… 私としてはそちらを応援したいと強く思った今日この頃でした)

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2017年04月09日 東京の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

本日の家飲み 桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

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 (いつものラベルどアップ写真を撮り忘れました…)

 岡山県赤磐市のお酒です。
 前回に引き続き、蔵元からまとめて取り寄せたお酒の1本になります。
 にごり酒特集の5本目。

 「しろうま」という名前に何となく聞き覚えがあったので、ちょっとググってみたところ、結構な数の蔵が「しろうま」と銘打ったにごり酒を出していることが分かりました。
 検索結果で見つかった菊水酒造(新潟ではなく高知)のブログによると、「「しろうま」の語源は「白くて旨い」という意味で、「どぶろく」などと並ぶにごり酒の呼び名のひとつです。」とのこと、つまりは特定商品名ではなく一般名詞ということですね。
 ちなみに「コトバンク(ニッポニカ)」によると、「どぶろく」の異名の一つとして「白馬(しろうま)」を挙げています、この辺りは厳密な定義があるというよりは慣習的な呼び名が今も残っているという感じなのでしょう。

 スペック的には、五百万石使用の精米歩合60%ということで、同じ純米吟醸でも前回のどぶろくとは異なったものになっています。
 ただ、度数は12~13度と、どぶろく同様相当低め。

 注ぐとこんな感じで、どぶろくのような粒は残っていません。
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 楽しみにしつつ栓を捻ったのですが、げ、明らかに栓が緩んでる…
 スクリューキャップなのに軽く下のリングごと外れてしまいました、こりゃ穴開きとかのレベルでなく密閉されてないですね、漏れてないのが不思議なレベル。

 上立ち香はガスとお米が混じりあったスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、思った以上に強めのガスを伴った甘酸旨味が勢い良く入ってきたかと思うと、途端に勢いを失い若干重い感じで口中を徘徊します。
 味わいは、やっぱり個性的な甘味を感じるのですが、ガスがあるのにちょっとしつこい感じで、米が発酵したような(当たり前)クセのある旨味も感じるもの。
 後味は特にキレる要素もなく、そのまま引き上げていきます。
 
 好ましい甘旨味とガスがありながらも、爽快感が失われてしまって重さが足を引っ張る、濃淳甘口酒でした。
 うーん、こりゃダレてますね、生老ね気味かも…、瓶詰めから二ヶ月で普通こうはならないんじゃないかしら。
 穴開き栓+栓ゆるみ+低アルコール+にごり生という四要素が相まって、異様な速度でダレてしまったものと私は推測しています。
 私が好む甘さ自体は残っているので飲めるレベルではあるのですが、全体のバランスは明らかに崩れてますね。
 蔵元直送でこれはアカンでしょう、たまたまであることを願いますが、コメント等の情報を見るに、どうも「保管(品質保持)」に関して蔵の意識がちょっと低そうなんですよね…、もちろん人手や設備等の事情もあると思うのですが、ちょっとお酒が可哀想というかなんというか。
 桃の里の、酒質以外の部分にやきもきしたものを感じてしまった一本でした。

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名称:桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:12~13%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.0/9.0(この状態でも)

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2017年04月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

本日の家飲み 桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 現在当ブログでの最注目銘柄であり、登場は早くも3回目。
 にごり酒特集の4本目となります。

 「にごり酒」カテゴリを語る上では、やはり「どぶろく」の存在を避けては通れないでしょう。
 (ちなみに当ブログでは「ふき」「黒どぶ」を既に紹介しております)
 両者の定義上の違いについては、日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんが詳細かつ分かりやすく取り上げていましたので、そちらもご参照ください。
 ポイントは酒造りの最後辺りで「こす(搾る)」という工程を経ていれば清酒である「にごり酒」、こしていなければ「どぶろく」になるというのが原則ということかと思います。
 が、その「こす」やり方については法律上も厳格な指定はなかったはずで、非常に目の粗いざる等でこした場合には、その両者の品質上の違いは限りなく小さくなるということかと。

 で、こちらのお酒は裏ラベルにもあるように「荒い網」で一応こしているため、いわば「どぶろく的な清酒」であるようです。
 なので特定名称の記載もありますね、通常の純米吟醸と同スペックなので、多分こし方だけ変えているのでしょう。
 どぶろくについては安全に詰めるために瓶詰め量を減らす蔵が多いなか、わざわざ大きい瓶を使って愚直に720ml詰めてますね、しかもお値段は1,200円ぽっきり。
 但し度数は12度と低めです、ちなみに穴開き栓。
 
 結構強い開栓注意がありますが、ガッチリ冷やしてから開けたら余裕で大丈夫でした。
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 ただ、注いでからちょっと目を離したら大変なことに…、まさに「生きてます」。
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 上立ち香は桃の里らしい甘い果実香に露骨に米の香りが混ざったものがそこそこに。
 含むと、やはり深みのある甘旨味が、程々のガス感と、少々の粉っぽさ、そして乳酸飲料的な濃い酸をまといつつ、ドロリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いかにもどぶろく的な甘酒っぽい米の旨味と乳酸味ががっつりあるのですが、程よく落ち着いた果実の甘味を芯に感じて、やはり桃の里の個性がしっかり出ていますね。
 後味は酸を感じさせつつも、驚くほど自然に引き上げていきます。

 「どぶろくらしさ」を十分に楽しめるとともに、桃の里らしい奥深い甘旨味も感じられる、独特な魅力のあるお酒でした。
 やっぱり度数が低い分一種の「軽さ」があるのと、甘酒的な風味があまり好きじゃないことがあって、個人的には通常スペックほど好みではなかったのですが、全体の印象としては十分美味しかったですね。
 逆にこの2要素を前向きに受け入れられて、かつ甘口日本酒がお好きならかなり気に入るかと思います。
 実はもう一本桃の里のにごりを取り寄せているので、次回はそれをご紹介します。
 
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名称:桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

本日の家飲み 繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

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 福岡県八女市のお酒です。
 ブログでは24BYの純米大吟醸生を紹介して以来の、実に4年ぶりとなる2回目の登場です。
 にごり酒特集の3本目。

 今回甘旨系にごりを探すにあたっては、当然ネット情報をねっとりと仕入れてから購入に走っております。
 その中でもこのお酒は相互リンク先の「日本酒感想日誌」さんの記事で、「而今のにごりが買えなかった方々への代用品」としてもオススメできるという記載があったため、ほぼ即決の勢いでセレクトした次第です。
 いやあ丁度私のニーズにばっちり合致した情報で、非常にありがたかったですね。

 スペック的には精米歩合50(米は夢一献らしい)の純米大吟醸の生酒でありながら、お値段は税抜き1,200円台と極めて良心的。
 なお、開栓するために上部ラベルを剥がして初めて気づいたのですが、これ穴開き栓でした。
 それに気づかず一ヶ月半ぐらい購入してから置いてしまったのは痛恨事ですね、穴開きだとガスは抜けるでしょうし、ダレるリスクも高いと思うので…

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 上立ち香は甘くお米っぽい香りが仄かに。
 含むと、甘くて粘度を感じるような旨味がとろ~りと入ってきて、裏方に酸とほんの少しの苦味を感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは遥か昔に食べた金柑の砂糖漬けを彷彿させた、熟した柑橘果実の酸をしっかり甘さがコーティングしたような、柔らかさとキレを両立させたもの。
 後味は、酸に加えて少々の苦味も出てきて、力強くキレます。

 果実の甘酸と、お米の旨味が融合したような、とても存在感の有る甘旨系にごり酒でした。
 ガス感は本当に僅少でしたね…、熟感も結構あってこれはちょっと間を置きすぎた感じかな、穴開き栓に気づかなかったのが口惜しい…(というかラベルで封するくらいなら密閉栓にして欲しいところ)
 ただ発酵食品的な複雑味はなんとも面白いです、甘酒的な風味もある感じ、そしてコスパも素晴らしいレベル。
 この繁升にごりは、またいつか買って、即開栓でいただきたいと思いました。

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名称:繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
精米歩合:50%
使用米:夢一献
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,225円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月03日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」

本日の家飲み 栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿(はくよう)」

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は9回目と結構な回数になってますが、最近ご無沙汰でしたね。
 にごり酒特集の2本目。

 話はそれますが皆さんは「にごり酒」にどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
 私の感覚でいうと、ちょっと前までは「濃い、甘ったるい」というイメージが支配的だったように思えます。
 が、実は最近の地酒業界ではむしろガスを利用した「スッキリ辛口にごり酒」もかなり多くなってきている印象があります(紹介済みの「ど」「どぶろっく」は完全にこっちタイプ)。
 恐らく糖添にごりに対するカウンター的な意味合いが強いものと思われますが、個人的にはやっぱり甘味が欲しいんですよね…
 「にごり」という要素が甘味を増す方向に働いているお酒を探すというのが、今回の集中飲みの主目的だったりします。

 というわけで、にごり酒集中飲み第2弾も、自分の中では甘旨味に信頼感のある銘柄をセレクトしました。
 が、よくよく見るとラベルの記載は「おりがらみ」ですね、濃度について明確な定義はないはずですが、ちょっと今回のコンセプトにはそぐわなかったかも…

 注ぐと、にごり酒というほどドロドロしていませんが、おりがらみとしてはかなり濃い濃度でした。
 
 上立ち香は柑橘果実のスッキリフレッシュな香りに、若干オリっぽさが混じったものがそこそこに。
 含むと、苦味と酸辛さをガッツリまとった旨味がグワッと入ってきて、最後までオリの苦味に締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、グループフルーツ的な苦酸の立つキリリとした旨味が主役で、そこにさらにオリが絡んで苦いままに濃厚さを増し、全体として極めて引き締まった印象。
 後味はその苦酸でギッチリとキレます。

 苦酸系柑橘果実の果汁タップリのジュースという感じの、濃厚フレッシュ酒でした。
 いわゆる「スッキリ系にごり酒」ですね、辛口というよりは苦酸味でガッチリ引き締まっているタイプ。
 うーむ、確実に需要はあると思いますが、裏ラベルで「自然な甘み」を押しているわりには甘味が物足りない…、今回私が求めるラインからは外れてしまいましたね。
 栄光冨士も結構スペックごとの味わいの差が激しいなあと感じた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16.8%
日本酒度:+1
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月01日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 生にごり酒

本日の家飲み 花陽浴 純米吟醸 生にごり酒

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 言わずと知れた、当ブログの最多登場銘柄になります。

 唐突ですが、皆さんは「にごり酒」はお好きでしょうか?
 私は結構好きなイメージがあって、当ブログでも現在「にごり酒」タグがついた記事が16本にもなっています。
 が…、実はその中身は三分の一ぐらい「而今 特別純米 にごり酒生」が占めていることに最近気づきました、しかも「お気に入り度」が高いのもほとんどが而今という有り様。
 「これではいかん!」と個人的に思い、実は昨年末からかなりの数のにごり酒を意識して集中的に家飲みしております。
 自分の中では「而今にごりに並ぶ甘旨系にごり酒を探せ!」というコンセプトですね。
 当ブログは実飲から記事掲載までのタイムラグがひどいので、開き直って連載っぽくまとめて取り上げてみようと思います。

 トップバッターは而今と並ぶ鉄板銘柄の花陽浴…、なのですが、28BYについては新酒第一弾の美山錦が「らしくない」味わいだったために、若干ビクビクしつつの開栓となりました。
 ちなみに、11月出荷のものを昨年のクリスマスに開けております(実に三ヶ月前…)、なんとなくクリスマスっぽいラベルだったもので。
 このにごり酒はかなり出荷量が少ないらしく、初家飲みのために急いで確保いたしました。


 注ぐと、流石におりがらみとは違ってガッツリと白濁しています。

 上立ち香はいつもの果実香にお米とガスが強めに混じった感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、トロトロの甘旨味が高濃度で入ってきて、僅かなガス感と、そこそこのおりの苦味でキッチリと締め上げられながら、塊のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつものパイナップル的甘酸味が主役ながら、やはりオリが苦味と一種のまろやかさも加えていて、なかなかに複雑な世界を創り出していますね。
 後味は酸がしっかり働いて、粉っぽさを感じさせずにしっかりとキレます。

 少々苦味が強めにありつつも、花陽浴らしい甘酸もそこそこに感じる、飲み進めやすい甘旨系にごり酒でした。
 28BY、しかも美山錦利用(らしい)の純吟になりますが、通常の純吟と比べると甘味が出ていたように感じました。
 これはやはり購入から一ヶ月以上置いてから開栓したのが良かったんじゃないかな…、わりと飲み頃であったような。
 にごり酒集中飲みについて、好スタートを切らせてくれた一本でした。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

名称:花陽浴 純米吟醸 生にごり酒
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年03月30日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

而今 特別純米 にごりざけ生 28BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ定番銘柄の一つ。

 新年一発目は、24BY25BY26BY27BYに続き、なんと5年連続で元旦にいただいている、而今のにごり酒生としました。
 今回も数ヶ月前から入手に動いていて、ようやく家飲みできる体制を整えることができました。
 いやあやっぱりこのお酒好きなんですよ、意外と日本酒(特定名称付き)のにごり酒って、「(安物のべた甘と差別化させた)スッキリ系」のお酒や強炭酸系が多く、このお酒のように心地良い甘さをじっくり味わえるものって少ない気がしています。
 
 スペック的には、実は昨年いただいたものと使用しているお米が若干異なり、五百万石だけでなく山田錦も使っているようです。
 酒屋さん曰く、而今は最近味わいがスッキリしてきた傾向があるので、このにごりについては原点回帰して旨味をしっかり出すという蔵元さんの意向があったとのことでした。
 個人的には非常に喜ばしいお話ですね、さていかがでしょうか。

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 上立ち香はガスと米と甘さを感じるスッキリととした香りがそこそこに。
 含むと、やはりガス苦甘酸が一体となった旨味が荒々しいほどに力強く入ってきて、しかし見事なまでバランスを保ったままゆっくりと流れ込んできます。
 味わいはやっぱり大人のカルピスソーダというべき甘味と乳酸味による濃厚な旨味が厳然たる主役を演じ、ただガス感と苦味も若干強めで、意外とキリリとした感じですね。
 後味は苦味を舌先に残して、ジュワっとキレます。

 日本酒的な複雑味のあるカルピスソーダといった趣の、シュワシュワ甘旨乳酸酒でした。
 まあいつもの而今にごりラインの味わいですね、ただ若干苦味が強いような…、あまり山田錦効果はわかりませんでした。
 といいつつ、やっぱり旨味はしっかりしているので、飲んでいて心地良いのには変わりないです。
 私としては、「これでばっちり新年が始められる!」という気分になりますね。
 而今にごり、来年も是非いただきたいなあ…

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生 28BY
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:34% 五百万石:66%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年01月02日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

どぶろく 「黒どぶ」 

本日の家飲み どぶろく 「黒どぶ」 

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 山形県飽海郡遊佐町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回の菊盛同様、通販で衝動的にセレクトしたお酒です。
 蔵元ホームページの会社概要を見ると、2006年創業ということで、業界中では極めて新しい会社だと思います。
 会社沿革での2006年「創業 地酒専門店の木川屋商店を息子に譲り、代表取締役を退任、ボケ防止の為にどぶろく製造を立ち上げる」との記載が、ストレート過ぎて笑ってしまいました…

 裏ラベルには結構詳細なスペック情報や、開け方、飲み方に関する記載があり、ユーザーフレンドリーな印象。
 酒造好適米出羽の里を70まで磨いた本格スペックですが、清酒の感覚では非常に割高でしょう。
 度数も低いし、どぶろくのイメージに反して、普段使いには厳しい高級品ですね。


 最初開けた時は全然吹き出しそうに無かったので、少し混ぜてから無造作に開栓したら、見事に爆発しました…
 いやあ油断大敵ですね…、みなさんもにごりの開栓はとくにお気を付けください。

 上立ち香は強く酸の立つアルコール混じりのお米の香りが強めに。
 含むと、強烈な酸味を伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、ごろごろとしたお米を噛砕した時の旨味と共に、胃の方までなだれ込んできます。
 味わいは、うーむ私には全体的に酸っぱさが前面に感じれられてしまい、旨味が奥に引っ込んでしまっている印象です、食感はまさにドロドロ。
 後味はコメを残しつつ酸っぱ酸っぱで引き上げます。

 つぶつぶドロドロのお米の旨味を、酸味が強烈に締め上げる旨酸っぱ酒でした。
 なんとなく、どぶろくのイメージそのままの味わいのお酒だったと思います、これ酸度はどのくらいなんだろう…
 後、やっぱり高いなあ…、手間がかかるのかどぶろく系は高くなりがちですね(その点、以前いただいた「ふき」は良心的でしたが)。
 酸っぱいお酒が好きな方は一度試してみても良いかもしれません。

 二日目でガスが抜けてくると…、うーむ酸っぱい、私には酸っぱ過ぎる…
 ただ、揚げ物には合いますね、単独で飲むより濃い目の味の料理と一緒にいただくのがオススメ。

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名称:どぶろく 「黒どぶ」 
精米歩合:70%
酒米:出羽の里
アルコール度:12%
日本酒度:-20
蔵元情報:酒田醗酵株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:7.6(値段も考慮に入れて)/9.0

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2016年06月21日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

翠露 純米吟醸 にごり生酒 美山錦

本日の家飲み 翠露(すいろ) 純米吟醸 にごり生酒 美山錦

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 長野県諏訪市のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、家飲みおよびブログでの紹介は初めて。

 こちらは、通常銘柄「信州舞姫」を醸す蔵の特約店限定銘柄です。
 もともと「舞姫」という銘柄は、長野を中心にかなり知られていたのですが蔵の経営は厳しく、事業譲渡を含む再編のドタバタの際に商標の更新が漏れてしまい、福岡の酒造に商標「舞姫」を取られてしまったとか。
 うーむ、主力商品の商標更新漏れはまずいのですが、そこで同業者がすかさず申請出しちゃうというのもちょっとエグいですね…
 じっさいかなり揉めたらしく、特許庁の審決内容を見ると、不謹慎ながら結構面白いですね。(周知性の証拠としてwikipediaの記載内容が提出されているところとか)

 完全に話がズレました。
 今回頂くのは長野スペックのにごり生です、濃度はかなり濃いめですね。


 上立ち香はスッキリとしたお米っぽい香りがかすかに。
 含むと、苦酸ががっつり絡みついた印象の旨味が、にごりのとろみを伴いつつも最後までキリリとした感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、控えめな甘味にたいして苦味優勢ながら、お米の旨味もかなり濃厚に感じられるもので、セメダイン感がかなり強い印象です。
 後味はにごりの粉っぽさを余り感じさせず、苦味でキリリと引き上げます。

 濃厚な旨味と後味のキレを、キツくない苦酸味がしっかりと両立させる、個性派にごり酒でした。
 にごりのお酒は、甘味しっかり系とスッキリキレる系に、割とはっきり分かれる気がするのですが、このお酒は完全に後者でしょう。
 ただ個人的には、翠露(および長野酒全般)には結構甘味がある印象だったので、これは結構意外でした。
 翠露、次はレギュラースペックをいただいてみたいと思います。

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名称:翠露(すいろ) 純米吟醸 にごり生酒 美山錦
精米歩合:59%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社舞姫
購入価格(税抜):1300円(会員ならここからさらに5%引き)/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年05月24日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 27BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 27BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄の一つですね、登場回数は最多かも。

 2013年2014年2015年に引き続き、ついに四年連続で、元旦にこのお酒をいただくことができました。
 今年は年末新年酒の準備を一ヶ月以上前から始めていながら、それでもギリギリの入手だったため、而今の人気を改めて思い知らされたところです。
 個人的にはもはや有名銘柄をやっきになって追い続けるスタンスではないのですが、而今についてはこの「にごりざけ」だけは大好きなスペックなので、なんとしてでも一年に一回はいただきたいのです。
 (本当は「おりがらみ」も欲しかったのですが、そちらは失敗しました…)

 スペックはいつもの感じですね、ラベル記載の範囲では去年と全く同じです、それにしても五百万石であの芳醇な味わいになるのが毎度信じられません…。
 裏ラベルに開栓注意の赤文字がある通り、四合瓶は密閉栓ということもあって、最初はしっかり冷やしてゆっくり開栓することをオススメします。

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 上立ち香はガス感中心のフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、クリーミー&フレッシュな甘旨味がチリチリ感を伴いつつもトロリと入ってきて、裏方の苦味できっちりダレずに力強く染みこんできます。
 旨味はいつものカルピスソーダ的な、どこか優しさを感じさせる甘酸が主役で、やはり見事に濃厚さとバランスを保っていますね。
 後味は苦ガスで甘さをしっかり引き上げて、かつキツさ皆無でしっかりキレます。

 甘味と苦味、ガス感ととろみ、濃厚さとキレ、矛盾する要素を見事に両立させている、素晴らしい美酒でした。
 いやあやっぱり旨い!而今の完成度はもはや言うまでも無いですが、特にこのにごりは私の好みどストライクです。
 (ちなみに昨年と今年の違いとか、細かいことは私にはわかりません、あえて言うとちょっと今年のほうが甘いかも?)
 これを今年の始めもいただけたことは、本当に嬉しい限りですね…、また同時に、来年の入手可能性に一抹の不安を感じさせる一本でした。

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生 27BY
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.9/9.0

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2016年01月04日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

川鶴 讃岐くらうでぃ

本日の家飲み 川鶴 讃岐くらうでぃ

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 香川県観音寺市のお酒です。
 ブログ掲載は早くも5回目、相当多い方ですね。

 前回紹介した川鶴は限定品の低アルコール原酒でしたが、今回もかなりの変わり種です。
 アルコール度はビール並の6%でお値段も安め、そしておりがかなり濃厚に絡んでいて甘酒と見紛うばかり。
 どうやらこのお酒は、香川県名物「骨付き鶏」と合うお酒というコンセプトで開発されたようですね、確かに味が濃くて油っぽい食べ物には、通常の日本酒はなかなか合わせにくいようにも思えます。

 ちなみに、このお酒は昨年から発売開始のようで、その時のラベルはいわゆる「萌え系」のラベルでした。
 (参考リンク:NAVERまとめ)
 この絵のポスターを秋葉原でも見たことがあるので、おそらく地域振興の企画の一環だったと思われます。
 今年は鶏の絵のラベルに変わってしまいましたが、個人的には前のラベルの方がよかったなあ…(たぶん契約上の問題でしょうけど)


 裏ラベルによると「ロック」推奨とのことだったので、とりあえずそれで飲んでみます。

 上立ち香は…、うーんロックだからか余り感じませんね。
 含むと、クリーミーな印象の甘旨味が、強めの乳酸味とともにドドドっと入ってきて、そのまま喉奥に流れ込んできます。
 旨味は乳酸味とともに米の旨味を強く感じる、日本酒離れした未体験の甘酸っぱい味わい。
 後味も甘酒的な風味を残して引き上げます。

 クリーミーな乳酸飲料の甘酸に、軽いアルコール感がコクを加える、オンリーワンのお酒でした。
 これはもう完全に日本酒とは別物ですね、有名ブロガーさんが甘酒プラスカルピスという表現をしていましたが、まさにそのままの味わいでした。
 私は甘酒が苦手なので、少し合わない感じもありますが、甘酒の風味が好きな人なら、より自然にグビグビ楽しめそうです。
 こういう日本酒の懐の広さを感じられるお酒も、どんどん出てきて欲しいなと思いました。

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名称:川鶴 讃岐くらうでぃ
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:6度
日本酒度:不明
蔵元情報:川鶴酒造株式会社
購入価格(税込):950円/720ml
お気に入り度:7.9/9.0

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タグ: 川鶴 にごり酒

2015年12月22日 香川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

廣戸川 純米にごり生酒

本日の家飲み 廣戸川(ひろとがわ) 純米にごり生酒

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 福島県岩瀬郡天栄村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め確か初めていただきます。

 福島県は直近で「全国新酒鑑評会金賞受賞数二年連続日本一」(リンク先は福島県庁HP)というなかなか凄い実績をあげています。
 さらに、利き酒イベント「SAKE COMPETITION 2014」では、全5部門のうちなんと3部門が福島酒でした(リンク先はギャザリー)
 今非常に勢いのある日本酒どころといえるでしょう、原発事故にもへこたれない各蔵元さんの頑張りには頭がさがります。

 さて、今回いただく廣戸川は、鑑評会では25BYで金賞を取り、「SAKE COMPETITION 2014」ではFree Style部門で1位に輝いており、福島酒の中でも抜きんでた実績を残しました。
 同じ福島の「写楽」と比べると露出が少ない気もしますが、マニアの間では十分注目を集めている銘柄といえるでしょう。
 私もミーハーなので早速入手した次第です。

 スペックは60まで磨いている新酒のにごりざけです。
 注ぐと相当濁っていますが、発泡している感じはほぼ無し。

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 上立ち香はスッキリとしたお米の香りがそこそこに。
 含むと、にごりらしい濃厚な米の旨味と若干のガス感、そして少々の苦味がある種のまとまりを持ったまま入り込んできます。
 旨味はフルーツ的なクセの無い甘さもあり、苦味と相まってグレープフルーツ的なスッキリ感もあります。
 後味はそのまま苦味で見事にキレますね。

 濃厚な甘味と旨味の心地良さと、苦味と酸味のスッキリ感をしっかり兼ね備えた完成度の高いにごりざけでした。
 個人的に濁り酒というのは、甘さしっかり系と苦味スッキリ系に分かれる気がしているのですが、こちらはその中間ですね。
 味わいもクセがなく、割と万人向けのにごりざけだと感じました。
 廣戸川、次は通常のスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:廣戸川 純米にごり生酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松崎酒造店
購入価格(税抜):1,350円/720ml
お気に入り度:8.0/9.0

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2015年02月12日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 26BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 26BY

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 あけましておめでとうございます。
 大晦日に引き続き、元旦にセレクトした厳選日本酒をご紹介します。
 いただいたのは言わずと知れた三重県名張の銘酒、而今です。

 実は私は去年も一昨年も同じこのにごりざけを元旦にいただいております。
 三年連続でこのお酒を準備できたのには感謝感激ですね…、もはやこのお酒が無いことには新年を迎えられないというレベル。

 そしてもはやあまりこのお酒について語ることもなくなってきております。
 ネタを探して去年の自分の記事を見てみると、同じ四合瓶でも裏レベルの記載情報がちょっと違いますね。
 今年は開栓関連の注意書きも裏ラベル一枚に書いてある分、酵母の種類や酸度などの情報が省略されてしまっており、少し寂しい気もします。
 後は、何気に西暦のBY表記があったり、名称のローマ字読みがあったり、今年は微妙にマイナーチェンジがありますね、外国の方が飲む場合も意識したのでしょうか…

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 注ぐとビールほどではないにせよ、それに近いレベルでシュワシュワ泡が立ちます。
 にごり方もかなり濃い感じですが、ドロドロまで行かずに全体はあくまでシュワシュワ。

 上立ち香はガス混じりのお米の香りがそこそこに。
 含むと、強めのガス感と共に心地よい甘さ、そして新酒らしい苦味がグッと入ってきます。
 旨味はやっぱりカルピスソーダを思わせる、しっかりとした甘味と酸が主役のオンリーワンな味わい。
 後味はそのガスと苦味でバッチリキレます。

 甘味が主役ながらきっちり苦酸味でバランスを取る、ありそうでない完成度の高いにごりざけでした。
 にごり酒は甘々な感じになるか、苦酸味メインになるかの一辺倒になりがちなのですが、而今のにごりは毎回本当に良いバランスを示してくれますね…
 ただ、ちょっとセメダイン系の若い感じもするので、このお酒を飲むと寝かせたくなる人も多そうです。
 本当は3本ぐらい調達して半年、一年ぐらいズラしていただきたいぐらいですが…、ちょっと贅沢過ぎな願望かな。
 ともあれ、而今のにごりは来年も是非頂きたいと思います。

 いやあ、やっぱり元旦からこういう旨い酒を飲むと、一年に強く希望が持ててきます。
 実は上の感想を含め、去年もほぼ同じことを感じていました。
 来年も無事に、日本酒を心から楽しめる正月を迎えたいものです。

 そして、本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

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(参考)「日本酒感想日記」さんの同スペックの記事

名称:而今 特別純米 にごりざけ生 26BY
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年01月01日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夜明け前 にごり酒 なまざけ

本日の家飲み 夜明け前 にごり酒 なまざけ
 
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 再び長野酒、上伊那郡辰野町のお酒です。
 意外と私はあまり飲んだことが無かったような。

 ラベルにはスペックがほぼ書いてないのですが、蔵元ホームページ商品紹介には、わりと詳細な記載があります。
 歩合60%で醸造アルコールのみ添加ということで、普通なら本醸造クラスかな。
 
 穴あき栓のおかげで開栓は楽でしたが、いざ注ごうとすると「おり」がほぼ固まっていて、なかなか混ざってくれません。
 振るのも怖いのでゆっくり混ぜましたが、5分ぐらいかかった気が…、それもまた楽しいのですが。
 注ぐと、これはもう特濃といった感じで濁っています。

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 上立ち香は米と炭酸の臭いがほどほどに。
 含むとどろり濃厚で、半分固まりのような米の液体が、強烈な旨味と酸渋を伴って押し寄せて来ます。
 旨味は強めの米の甘旨味に、かなりのアルコール感と酸渋がめまぐるしく絡みつく芳醇そのものの味わい。
 やっぱりこの粘度(?)は凄いですね、ただ、甘ダレもせず粉っぽさも悪く感じないあたり完成度の高さを感じます。
 後味は流石に粉っぽさが残りますが、アル添らしい刺激でしっかりとキレます。

 甘味と旨味超濃厚のにごり酒ながら、それを見事に引き上げていく力強さを感じるお酒でした。
 含んだあとはちょっと噛まないと飲み下しにくいほどですが、それもまた面白く感じます。
 甘味がちゃんとしているので、こういう濃厚にごりの中ではかなり好きなタイプですね。
 ただ、自分としてはやっぱりこれを純米で造ってほしい気もするなあ…、アル添感はやはりちょっと苦手。
 次は夜明け前の通常スペックを是非飲んでみたいと思いました。

 冷やすと酸渋が少しきつい感じですが、温度が上がってくるとまろやかさが増します。
 これは断然常温がオススメ。
 さらに燗をつけると面白いことに飲みやすくなる気がします。
 うん、旨味も濃厚になりますし、これは良い燗上がりですね。

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名称:夜明け前 にごり酒 なまざけ
製法情報:生酒
精米歩合:60%
酒米:美山錦
アルコール度:18~19%
酵母:不明
日本酒度:-4
蔵元情報:株式会社小野酒造店(長野県上伊那郡辰野町)
製造年月:2013/12(25BY)
購入価格(税込):1,260円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2014年02月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ど 純米 にごり生

本日の家飲み ど 純米 にごり生

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 秋田県山本郡八峰町のお酒です。
 こちらの蔵元の通常銘柄は「白瀑(しらたき)」ですね、このブログでは限定ブランドの「山本」を以前紹介しています

 もう写真を見れば個性派なことは一目瞭然ですね。
 この蔵元さんはお酒にいろいろな色をつけた「どピンク」「どくろ」「ブルーハワイ」などインパクト抜群のお酒を世に出していますが、この「ど」はその原点のように思えます。
 酒屋さんの冷蔵庫でも一際目立つその見た目は「白瀑」という銘柄を知らなくても、印象に残っている人もいるのではないでしょうか(私がそうでした)。

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 穴あき栓のおかげか、吹き出すことはありませんでした。
 にごりっぷりはそう滅多にないレベル、まさに真っ白です。

 上立ち香は濃厚なお米の臭いがそこそこに。
 含むと、米のとろみ…というか粉っぽさ及び少々のガス感と共に、スッキリした感じの旨味が広がりますが、しばらくすると苦渋にいじめられてしぼんでいきます。
 旨味はまさに米のサイダーといった印象の、酸を伴った爽やかなものなのですが、粉っぽさがちょっと足を引っ張っているかも。
 長く口に含んでいると苦さが口に残ってしまうので、これは一気にクイッと飲み下すのが良い飲み方なのでしょう。
 そうやって飲めば、まあ少々粉は残りますが後味スッキリでいただけると思います。

 見た目と舌触りに違えて、苦酸によるスッキリ感が面白いにごり酒でした。
 個人的にはもう少し甘味があると嬉しいのですが、これがこのお酒の方向性なのでしょう。
 コスパも良いですし、一度は経験してみることをオススメします。

 何となく面白そうだったので燗もつけてみました(寒いし)。
 不思議なことに粉っぽさがとろみに感じれられるようになり、全体的に濃厚な感じになりますね。
 予想通り面白い変化です、一度試してみるのも良いかと思います。

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名称:ど 純米 にごり生
製法情報:生酒 にごりざけ
精米歩合:65%
酒米:めんこいな
アルコール度:15%
酵母:不明
日本酒度:-10
蔵元情報:山本合名会社(秋田県山本郡八峰町)
製造年月:2013/12(25BY)
購入価格(税込):1,200円/720ml
お気に入り度:7.6/9.0

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2014年01月15日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 25BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 25BY

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 明けましておめでとうございます。
 年末はバタバタとして、しばらく更新をサボってしまったので、真っ先に元旦に頂いたお酒を取り上げたいと思います。

 セレクトしたのはいわずと知れた三重県名張の銘酒、而今です。
 実は去年も新年一発目はこの而今のにごりでした。
 今回も酒屋さんのご厚意で大好きなこのスペックを入手できたので、ありがたくいただいた次第です。

 入手したのは11月なので、一ヶ月ほど家の冷蔵庫で寝かしたことになりますね。
 いつもどおり開栓時はプシュッという程度で噴出さず、注ぐと少しあわ立つ程度。
 滓をしっかりと絡ませると、かなりの白濁具合です。

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 上立ち香はクリーミーな印象のあるお米の香がそこそこに。
 含むと粉っぽさはほぼなく、ガスによるフレッシュ感と熟したような芳醇な甘旨味が見事にあわさりながら、力強く染み込んできます。
 旨味はいつもの而今らしい果実の甘味と米の甘旨味が混じったようで、とにかく濃厚ながらダレた感じは皆無。
 いやあこれは旨い…、去年以上に濃厚な印象があり非常に充実感があります。
 後味はガス感とともに極小というかまさに必要最小限の苦味が引き取りしっかりキレます。

 にごりざけの魅力を凝縮し、弱点を極限まで排した理想系のようなお酒でした。
 通常にごりざけは濃厚さはあっても甘ダレるか逆に甘味を縮めてしまうかという二極になりがちですが、このお酒は見事に魅力を両立しています。
 やはり而今のにごりは個人的にはにごりざけの中でダントツに好きですね。
 一ヶ月寝かせた事もプラスに働いたような。
 而今のにごり、何としてでも来年も頂きたいと思いました。

 いやあ、「而今」の語義からはちょっと離れてしまいますが、新年一発目にこんな旨酒を飲めると、今年も良い一年になりそうな気分になりますね。
 一杯で幸せを感じさせてくれる日本酒の世界に、今年も耽溺してしまいそうです。

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生
製法情報:生酒 にごりざけ
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:16.5%
酵母:三重MK1
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社(三重県名張市)
製造年月:2013/11(25BY)
購入価格(税込):1,365円/720ml
お気に入り度:9.0/9.0

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2014年01月01日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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