モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

本日の家飲み モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

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 栃木県さくら市のお酒です。
 外飲みではかなりの回数いただいていますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 仙禽についてはブログ開設前にも家飲み経験があるのですが(しかも愛山)、その時の印象は「酸味が強すぎる。しかも硬く感じる」というもので、実はその後しばらく苦手意識を持っていました。
 先日飲んだ「クラシック仙禽」については、火入れであることやコンセプト的に落ち着いた味わいが予想されたため、大丈夫だろうとセレクトしたのですが、このモダンなラベルの製品については二の足を踏んでいたのが正直なところです。
 が、最近各所日本酒ブログの皆さんの感想をみるに、どうやら最近は通常スペックについては万人向けの甘旨酒にシフトしてきている傾向にあるようなので、今回思い切って久しぶりに購入してみました。

 仙禽は最近「ドメーヌ化」ということで、全量地元産のお米を使用するようになりましたので、このお酒もさくら市産山田錦で醸されています。
 裏ラベルには主にドメーヌ化に関した解説がありますが、英語版と何とフランス語版が併記されています、いやあスカしてますね(笑)
 精米歩合は麹を40%、掛米も50%まで削っているので、おそらく「純米大吟醸」を名乗れるものと思われますが、蔵元の方針により特定名称の記載は無し、お値段はこのスペックとしては破格の税抜き1,250円でした。

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 上立ち香は甘さと酸が混じったフルーツの香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスのよいフレッシュな甘酸味が柔らかい口当たりで入ってきて、ゆるやかに強まる酸味と少々の苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘果実系ながら柔らかさの有る甘酸味が主役で、裏にバニラ的な風味を感じさせる奥深さも有り、さらに雑味を感じさせないまとまりがあります。
 後味は酸を舌先にピリっと残して、しっかりとキレます。

 甘味の整い方と濃度、口当たりの上品さ、酸味による優しいキレ、そしてしっかりと存在する味わいの個性、それぞれが非常にハイレベルでまとまった圧巻のコスパ酒でした。
 うーむ、正直有名銘柄にこういうことを言うのも悔しいのですが、私には若干酸味が強い以外は非の打ち所が無いレベルかも…
 このお値段でこの完成度、まとまりの良さは他に類を見ないものだと思います、まさに「モダン」なお酒を好む人であれば、すべからく一度飲んで見るべきお酒かと。
 仙禽が定番スペックでこれを出してきたことには衝撃を受けましたね、今後の動向は刮目して見ていこうと思います。

 開栓後はちょっと甘さが酸味に押されてくる感じで、個人的には口開け直後がベストかな。
 ただ、これが好きな人も多いでしょうし、バランスが崩れる感じではないので、やっぱり完成度は高いと思いますね、脱帽です。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

名称:モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

本日の家飲み 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、よ、読めない…。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験も確かなかったと思います。
 にごり酒特集の9本目、トリを飾るお酒であり、今回のMVPとしたい1本です。

 こちらは尾久の「伊勢元酒店」さんで購入したお酒になります。
 同店の店頭にはにごりだけでも数種類あったので、店番をしていた奥様にオススメを尋ねたところ、これを強く推してくれたので購入しました。
 最初は他の銘柄のにごりを指して「甘旨系のにごり酒を探しているんですが、これなんかどうでしょう?」と聞いたのですが、「それは酸が強くて違うと思います。甘旨系ならこっちの玉櫻が良く、どんどん飲めます。」という旨の助言を受け、セレクトした次第です。
 実際こういう風にハッキリと言ってくれると助かりますね、特にお酒の「マイナス情報」を伝えることを躊躇わないお店は良いお店という印象があります。
 
 しかもこのお酒は4合瓶で約1,200円とリーズナブル、高い酒を売りつけてやろうというようなお店とは全く違います。
 精米歩合は70で、度数は14度とにごり酒としては一般的な水準。
 なんというか、ネーミング、佇まいともにどこかの土産物屋にでも置いてありそうな無造作感があります。

 こちらも穴開き栓。
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 上立ち香はガス混じりの、お米の甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃いオリでトロリとした旨味が、強めのガスと絶妙にせめぎ合って粉っぽさを打ち消しつつ、最後まで濃厚なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の旨味に若干マスカット的な甘味もあって、非常に飲みごたえがあるのですが、強めのガスと裏方の酸苦がちゃんと仕事をして、グイグイイケてしまう危険さがありますね。
 後味は流石に少し粉っぽさはあるものの、ガスと酸でダレずに引き上げます。

 高級酒とはまた違った、あまり磨いていないお酒ならではの力強い甘旨味と、ガス・酸苦味・低アルコールによる良い意味での「飲みやすさ」をしっかり両立させた上で融合させたような、極めて完成度の高い甘旨系にごり酒でした。
 あまり評判を聞いたことがないお酒でしたが、私の中では而今のにごりに次ぐか、匹敵するレベルの当たり酒です、コスパについては超えるかも…
 甘さが本当に心地良いですね…、トロリとした口当たりとガス感がいい具合に引き立て合うベストコンディションで飲めたのも大きいと思います(穴開き栓なので今後そのあたりは心配ですが)
 玉櫻、とりあえずにごりは来年も買いたいですし、他のスペックも試してみたいと思いました。

 二日目、ガスが抜けたらどうなるかなあと思ったのですが、意外とダレませんね。
 今度は酸が表に出てしっかり引き締めます、いやあ良くできてますよ本当、脱帽です。

 今回のにごり酒特集については、明日簡単に振り返る記事を更新する予定です。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,203円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米生原酒

本日の家飲み 桃の里 純米生原酒

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目。

 毎年100を超える銘柄を家飲みしている私ですが、その中でも「衝撃を受ける」レベルの出会いは年に一回あるかないかだったりします、例えば24BYの「たかちよ」なんかがそうですね。
 実は昨年(27BY)においては、「桃の里 純米吟醸」との出会いに、まさにその数年来の衝撃を受けておりました
 どのくらいの衝撃だったかというと、未経験だった「蔵元直販による同銘柄まとめ買い」を思わず断行してしまうぐらいです、しかも四合瓶7本まとめて。
 私は色々な銘柄を飲み散らかすのが基本スタイルで、同シーズンで同銘柄の複数スペックを飲むのはかなり珍しく、それも7本まとめ買いは前代未聞レベルと言ってよいかと思います。
 
 まずは、自分の中で良く飲むスペックである、純米生(28BYの新酒)を開栓しました。
 地元産の朝日米を60まで削って醸した原酒になりますが、お値段はなんと税抜き1,000ぽっきり。
 まとめ買いしただけに、「口に合わなかったらどうしよう…」とビクビクしながらの開栓でした。

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 このお酒のラベルは結構雰囲気があって好きです。
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 上立ち香は若干硬さを感じる甘い独特な果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり複雑味のある甘旨味がトロリと入ってくるのですが、生酒らしい硬さを若干感じさせつつも最後まで荒さを出さずに、ゆっくりじんわりと身体の奥まで染み込んできます。
 味わいは、以前に洋梨と感じた「桃の里味」が確かにありますね、甘味の濃度は濃いめながら裏方の渋味(?)による複雑さの付与により、個性とダレなさをバッチリ感じさせてくれます。
 後味は不思議なほど自然にかつ柔らかく引き上げていきます。

 芳醇な甘旨味を、あくまで優しく、最後までじんわり感じるとともに、奥深さによるものと思われる謎の飲み飽き無さにより、どんどん飲み進んでしまうオンリーワンの個性を持ったお酒でした。
 こういう甘旨系のお酒は酸を効かせて引き締めるタイプが多いのですが、桃の里はあくまで低酸で優しい味わいの世界が最後まで続く感じ。
 何というか、私のストライクゾーン真ん中というより、自分でも気づいていなかった好みの幅を拡げられた感じです。
 そしてこれ1,000円ってほんとおかしいですよ…、採算が取れているのか心配になるレベル。
 桃の里、次のスペックの開栓が早くも楽しみな今日この頃でした。

 常温ぐらいにすると隠れていた苦味や渋味をある程度ハッキリ感じられるのですが、それでも旨甘味がしっかりしているのでバランスは崩れていない感があります。
 実は白状してしまいますと、このお酒、私の家飲み履歴で初めて、一日で四合瓶を空けてしまいました…(いつもは二合厳守)
 私との相性が良すぎて、止め時が見つからず…、この事実自体が私が受けた衝撃をある種象徴しているかと思います。

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名称:桃の里 純米生原酒
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2017年03月28日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:12

井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ。

 こちらのお酒は、前回紹介したものと全く同じスペックで、蔵元でさらに半年の熟成期間を経て出荷されたものになります。
 裏ラベルには製造年月と蔵出年月が明記されているため、比較してもらうと一目瞭然です、やはりこの表記はわかりやすい!
 前回も「うえも商店」さんで購入したのですが、今回のお酒は店長さん曰く「150点評価の酒」、ということでしたので、居ても立っても居られずに購入に走った次第です。

 当ブログの読者様なら自明のことかと思われますが、私が同スペックのお酒を一年に二本飲むというのは異常事態です。
 井の頭については、組合直営の「信州おさけ村」以外では、現状都内では「うえも商店」さん、「大阪屋酒店」さんが特約店だったかと思いますが、私からしたらまだまだ「もっと評価されるべき」銘柄という認識があります。
 いやあ東京の地酒屋さんにはもうちょっとしっかりアンテナを立ててほしいところですね(超上から目線)。

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 注ぐと、程よく色づいている印象。

 上立ち香は、熟感はあるものの、甘さも感じる完熟果実的な香りがそこそこに。
 含むと、角が全くない濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、最後までその甘さを保ったままにじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりリンゴか梨を煮詰めたような完熟果実の甘味が厳然たる主役を演じます、酸は控えめで苦渋も丸い感じと、兎にも角にも素直に甘旨を楽しませてくれますが、ダレは感じませんでした。
 後味は本当に最小限の苦味の影を想起させつつ、自然に引き上げていきます。

 これぞ生熟の真骨頂!といった感じの、元々の芳醇な旨味に、丸みと味乗りがしっかり素直に魅力を上乗せした、極めて旨いお酒でした。
 前回と比べると単純に角が取れた感じですね…、前回の時点で相当旨かったので、今回はそれ以上の評価になります。
 これは店長さんの評価にも納得です、そもそもこういう素直に落ち着いた生熟酒って意外と貴重なんですよね、その上でこの完成度ならそりゃ惚れ込みますよ。
 井の頭、今後もがっつり注目していきたいと思いました。

 開栓後は若干苦味が出てきたかなとも思ったのですが、燗をつけるとあら不思議、旨味が濃くなって苦味が打ち消される感じ。
 これはばっちりな燗上がりですね、やはりしっかり造った生熟酒を燗すると独特の魅力を感じられると思います。
 まだまだ根付いているように思われる「生酒は燗に向いてない」みたいな固定観念は、早めにアップデートして欲しいところです。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1576.html

名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 27BY(生熟バージョン)
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.8/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2017年03月26日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

桃の里 純米吟醸

本日の家飲み 桃の里 純米吟醸

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 岡山酒4本目、さかばやしさんでの購入酒3本目、そして出張先購入酒連載のトリを飾る10本目になります。
 (連載の最初の記事はこちら

 この桃の里については、どこかでオススメコメントを見たというふわっとした記憶と、口コミサイト日本酒物語での高評価(実は結構参考にしてます、特に首都圏であまり見ない銘柄について貴重な情報源かと)ぐらいしか事前情報はありませんでした。
 見た目的には、レトロなラベルかつ裏ラベルの情報も貧弱と、正直惹かれる要素は皆無。

 スペック的にも、火入れ有り、度数15度なのでおそらく加水も有りと、私がいつも買うものからはかけ離れたものとなっています。
 蔵元ホームページの商品紹介によると、使用米は地元赤磐産の「朝日」みたいですね。
 実際のところ購入はかなり迷ったのですが、ここで買わなければ一生買う機会が無いかもという予感と、新幹線車内で開けるなら酒質が安定している火入れ酒も良いかなと思いもあってセレクトしました。


 上立ち香は、火入れらしく落ち着いた、しかし個性的な甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、香りのイメージ通りの落ち着いてトロリとした甘旨味が優しい口当たりで入ってきて、最後まで甘さを主役にしながらもダレずにゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、桃というより梨を煮詰めたような(?)芳醇な甘味が絶対的な主役を演じて、かつありがちな酸味や苦味をほとんど感じさせず、しかし心地よい果実感を与えてくれるという、若干私の理解の範疇を超える深みがあるもの。
 後味は、ようやくほんのすこし出てきた苦渋の印象を舌に残して、しっかりとキレます。

 火入れっぽい熟感に近い風味をほんのり感じさせつつ、甘味が野太い上にその風味と喧嘩せずに前向きの落ち着きを感じさせてくれる、極めて珍しいタイプの芳醇甘口酒でした。
 いやあ驚愕しましたね、フレッシュでもジューシーでもないのにフルーツなんですよ、これは本当に初めての経験。
 今まで飲んだお酒の中では雪中梅の純米が一番近いと思うのですが、それよりも更に濃厚かつ複雑味があって、かの黒村祐に近しいものすら感じます。
 詳細はわかりませんが。これが加水有りで二回火入れのお酒だとしたら、今まで私が学んできたスペック知識が根本から崩れてしまうという危険も孕んだお酒ですね。
 これは甘口派なら一度は絶対飲むべき!私にしては珍しく断言します。
(ちょっと気になるのは、私が飲んだのはきっちり冷蔵保存されてたんですよね。これが蛍光灯下の常温棚という過酷な環境で味わいを保てるかまではわかりません…)
 ともかく、桃の里は早急に他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これだけ濃厚なのに、アルコール度が低め(というか一般的には普通)だからか、ガンガンいってしまいました。
 新幹線社内でここまで飲んでしまうとは…(なお、家で飲んだ残りも旨かったです)
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 写真が全体的にブレ気味なのは車内撮影ならではの「味」ということで…
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 さて、10回にも及んだ出張先購入酒連載も最後となりました。
 それぞれハイレベルなお酒だったと思いますが、自分の中では若干桃の里が持って行った感がありますね、それほど衝撃的でした。
 こういうスペック、ラベルのお酒にも未だ知らぬ美酒が日本全国で私を待っているかと思うと、夢が膨らむと同時に限りある人生と肝機能と経済力に若干絶望しますね(笑)
 まあ焦っても仕方がないので、今後もじっくりマイペースに楽しませてもらおうと思います、全国の蔵元さんに改めて感謝を…

名称:桃の里 純米吟醸
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(岡山市)
お気に入り度:8.7/9.0

・おまけ:社内のつまみ用に駅ビルのスーパーで購入
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 日本酒的には実に不吉なネーミング(笑)ながら、相性は良くて車内でやっつけてしまいました。

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2017年02月03日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:10

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2017」

本日の家飲み 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2017」

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 青森県青森市のお酒です。
 年末年始酒の3本目、これまたど鉄板銘柄ですね。

 このお酒は12月27日に酒屋さんから入荷連絡を受け、12月28日に急いで買いに走ったお酒になります。
 いやあ、元旦に飲もうとすると実にギリギリなスケジュールになるんですよね…、店長さんもやきもきして蔵元からの出荷連絡を待っていたとか。
 ラベルは酉年ということで、鶏がダイナミックにデザインされたものになっております、去年の申ラベルもそうでしたが、眼力が強くて若干怖いかも(笑)
 裏ラベルには、「酉」にさんずいをちょろっと付けて「酒年」と洒落たフレーズも有ります。
 (ちなみに私は酉年なんですよね…、酒飲みになるのは運命だった?)

 スペックについては、去年は全量「古城の錦」だったのが、「華想い」になっています(理由は不明)。
 他はほぼ変更なしですね、田酒には珍しい生酒(最近は生も増えてますが)で、麹米を35と多めに削りつつ、掛米を55にとどめ、四合瓶で約2,000円をキープした純米吟醸になっています。

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 上立ち香はスッキリとした柑橘系果実っぽい香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュながらも落ち着きのある甘旨酸味が自然な口当たりで入ってきて、苦味を奥の奥に想像させつつ、最後まで素直にゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、柑橘系果実っぽいフレッシュな甘酸がありつつ、芯には田酒的なお米のコクがあって、非常に個性的かつ魅力的な旨味の世界を感じさせてくれますね。
 後味は、濃厚な旨味を嘘のように自然に引き上げてキレます。

 「田酒らしさ」をしっかりと残しつつ、現代の生酒の魅力をバリバリに感じさせてくれる、蔵の矜持が伝わるような旨酒でした。
 いやあ良いですね…、昨年同様、フレッシュさの中に落ち着きを感じるところがオンリーワンといいますか。
 最近は色々とチャレンジングなスペックも出していて、あまり田酒っぽくないものも出てきたかなあと思っていたのですが、このお酒は今風ながらやはり「らしさ」を感じました。
 田酒、今後の「変わるところと変わらないところ」に注目しつつ、追い続けていきたいと思います。

 こちらは開栓後数日経っても、ほぼ変わった様子が無かったですね。
 というか、温度が上がろうが何しようが安定した旨さが有りました。(燗は試す余裕が無かった…)
 このあたりはやっぱり凄いなあ…、田酒の名を冠するに相応しいお酒だと思います。

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名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2017」
精米歩合: 麹:35% 掛:55%
酒米:華想い
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):1,925円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段も考慮に入れつつ)

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2017年01月04日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ほしいずみ 純米 袋搾り滓がらみ 無濾過生原酒

本日の家飲み ほしいずみ 純米 袋搾り滓がらみ 無濾過生原酒

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 愛知県知多郡阿久比町のお酒です、通販まとめ買い6本目。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 知多繁さんでの通販まとめ買いのトリを飾るのがこのお酒です。
 もともと「日本酒感想日誌」さんが激賞していることから気になっていた銘柄だったのですが、都内ではほとんど取扱店がなくて…
 実は今回通販に踏み切ったのはこの「ほしいずみ」と「御慶事」がメインの目的だったりします。
 ピンポイントで欲しい銘柄があるときは、やっぱり通販は便利ですね。
 
 今回いただくのは一般的なしぼりたて…、と見せかけて袋搾りおりがらみという通好みの誂えですね。
 こういうスタンダードスペックで贅沢というか、手間がかかる方法を採用してくれる蔵元には、無条件である程度信頼をおぼえてしまいます。
 裏ラベルにやけに細かい数値情報があるのも面白いですね(その割にお米の品種が無いのが解せませんが…)。

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 上立ち香は割とキリリとした印象のセメダイン的な香りがそこそこに。
 含むと、程よく引き締まった濃厚な甘旨味がスルリと入ってきて、ほどほどの苦酸で最後までバランスを保ちつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは柑橘系果実とメロンの中間というか、濃厚な甘味を主役としつつ、苦味を含めとにかくバランスが良く、全体の印象はあくまで優しいと、極めて高いレベルでまとまっています。
 後味はほんのりと苦味を残して、きっちりとキレます。

 濃厚かつバランスが良く、甘味と苦味を基底としつつ五味がしっかり主張しているのを感じる、非常に完成度の高いお酒でした。
 甘味の存在感がしっかりあって、かつ味わいの複雑さと飲み飽き無さを両立させていて、とても自分好み。
 なんというか、ハイレベルな日本酒って、蜘蛛の糸ほどの細い道筋をギリギリで辿っていくような、危うくも芸術的なバランスを保っているんですよね、このお酒もそんな職人芸を感じさせてくれました。
 ほしいずみ、今後超注目銘柄だと思います。

 開栓後数日経ってしまうと、若干苦味が勝つようになったかな…
 こちらは早めに飲みきるのがオススメではありますね。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの感想
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1100.html

名称:ほしいずみ 純米 袋搾り滓がらみ 無濾過生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:17.5%
日本酒度:+2.4
蔵元情報:丸一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,425円/720ml
購入した酒屋さん:酒専門店 知多繁(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年08月28日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒

本日の家飲み 梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒

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 福井県鯖江市のお酒です、通販まとめ買い5本目。
 ブログでの紹介は3回目ですね。

 この「梵」は全国的にも知られている銘柄ですね、ここでは「GOLD」「艶(つや)」を既に取り上げています。
 ここまでメジャーだと自分は割と敬遠する傾向にあるのですが、この「初雪」に関してはたまたま外飲みしたとき衝撃的に旨かったのでセレクトしてしまいました。
 (そういえばこれも艦これ銘柄ですね…、飲むとヒッキーになりそう。)

 一見よくあるしぼりたて・うすにごり生のお酒なのですが、特筆すべきは精米歩合50%と35%のお酒(どちらも純米大吟醸)をブレンドしたものであるということでしょう。
 35%といえば高級品ですからね…、ブレンド割合はわかりませんが、値段がちょっとお高いのもむべなるかなといったところ。
 ちなみにそのあたりの情報はラベルにギチギチと書いてあります、裏ラベルに書かないこのやり方は結構珍しいかも。

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 上立ち香はやはりうすにごりらしい、お米混じりの甘い香りがそこそこに。
 含むと、いやあ極めて濃厚かつ柔らかく上品な甘旨味がグーッと入ってきて、時間差で出てくるおりの苦味で輪郭を整えつつ、最後までバランス良く染みこんできます。
 旨味は柑橘系果実のフレッシュな甘酸を主役にしつつ、口当たりが嘘のように上品かつ優しいですね、苦味もあくまで寄り添う感じで、雑味は皆無。
 後味は高精白酒っぽく、自然に優しく引き上げていきます。

 うすにごりの濃厚さと、高精白の上品さ・透明さを絶妙なバランスで見事に一体化させたような、極めて完成度の高いお酒でした。
 しっかり甘旨く、苦味が控えめなところがいいですね…
 これは本当に私のストライクゾーンど真ん中です、もう少し安ければ完璧でしたが、それは高望みだろうという納得感のある上品さ。
 梵、やはり地酒激戦領域の一歩先を行く銘柄だと感じました。

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名称:梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒
精米歩合:50%(35%もブレンド)
酒米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社加藤吉平商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:酒専門店 知多繁(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年08月25日 福井の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 

本日の家飲み 咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 

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 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 前回に続いての紹介ですね。

 このお酒、自分としては銘柄名に惹かれたという部分も結構大きいです、「コノハナサクヤヒメ」が大元のネタでしょうか。
 (オタ的には「さくや」だと某メイド長、「咲耶」だと某12人の妹のお色気担当をまず思い出しますね)
 さらに、醸しているのは「貴娘酒造」、通常銘柄はそのまま「貴娘(きむすめ)」だそうです。
 うーむ、若干違う漢字が浮かんでしまいますねえ…(おっさん並感)、ちなみに酒造組合ホームページによると、「明治の中頃・女の子の誕生を祝い「誰からも愛され貴ばれる子に育ってほしい」との願いをこめ銘名した。」とのこと。
 ちなみに単に萌えっぽいから惹かれたのではございません、男酒より女酒の方が好きな自分としては、こういうイメージも実はかなり当てになるわけです。

 スペック的には、前回同様の美山錦利用で、精米歩合はちょっとだけ(3%)増えた58%、この微妙な違いにこだわりがあるんでしょうか。
 また今回は「原酒」の表示がありますね、度数はこれまたほとんど変わらないのですが、前回は加水していたのでしょうか…詳細は謎です。

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 上立ち香は個性的な、濃厚な果実系の香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘旨味がググっと入ってきて、少々のガス感と柔らかな酸苦味で輪郭を整えつつ、力強く染みこんできます。
 味わいは、洋梨?っぽい甘酸にほろ苦さが絡みつく複雑かつ個性的なもので、ガスのキレと相まって濃厚ながら飲み飽きない旨味の世界を創り出しています。
 後味は、苦酸が仕事をしつつ、仄かな苦味を舌先に残してキレていきます。

 心地よい甘さ、芳醇さ、複雑さ、個性、キレ、その他諸々の要素がしっかり詰まっていながらしっかりバランスが取れている、出色の芳醇フレッシュ酒でした。
 いやーこれは旨いっす!惚れ込むレベルですね、私の日本酒ブログ読解力は確かでした。
 今回2本いただき、自分の中では完全にお気に入り銘柄になりました、これだけ「いいの見つけた!」とはっきり確信したのは寿喜心以来かも。
 問題は入手経路なので、咲耶美には是非首都圏にどんどん売り込んで欲しいと切に願います。

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名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒
精米歩合:58%
酒米:美山錦
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年06月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY

本日の家飲み 金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 全く同じスペックを去年もいただいています、蔵の特徴等はそちらの記事をご参照ください。

 このスペックを頂いて以来、自然酒の各種商品はチェックしていたのですが、どうもタイミングが合わず一年経ってしまいました(同蔵の「穏」は1本いただいていますが)。
 基本的に、日本酒の特定スペックは本当に一期一会ですね…、四季醸造蔵でもない限り期間はかなり限られますし、そもそも生産量が少ないものについては当然売り切れも早い。
 一升瓶数百本とかの出荷数なんてざらですからね、地酒というのは本当に特殊な商品なんだなあと思いを巡らせてしまいます、そんなお酒と巡りあうというのは、ある意味奇跡的と言っても良いのかもしれません。

 閑話休題、今回いただくのもそんな限定品ですね、去年になかった「別誂え」という謳い文句が気になりますが、たぶん中身は同じでしょう。
 お値段は相変わらず、歩合に対しては割高に見えますが、お米へのこだわりを考えるとむべなるかなという感じです。

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 注ぐと、細かい気泡がグラスにつきます。
 直汲みとはいえ風の森以外では、ここまではっきりしているのは珍しいですね。

 上立ち香は甘くフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨酸味が若干のガス感と共に入ってきて、その酸味と裏方の苦味でしっかりと引き締まったままで、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、甘味と酸味と苦味がそれぞれ強烈に主張しながらせめぎ合う賑やかなもので、
 後味は苦酸でしっかりと引き上げていきます。

 芳醇そのものの甘旨味をガス感が引き締める、個性派シュワシュワ旨酒でした。
 大体去年の印象と同じですね、これだけ骨太の個性があると、多少のブレは吸収されるのでしょう。
 このスペックは自分にとって鉄板であると改めて確信できました。
 金寳自然酒、今後も色々なスペックを試していきたいと思います。

 開栓後数日経つと、ガスが抜けて甘味が前面に出てきます。
 うーむ、ちょっとダレ感があるかなあ、このお酒に関しては開栓直後のバランスが好きですね。

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名称:金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY
精米歩合:70%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,585円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年03月22日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

昇龍蓬莱 酵母無添加生もと 古式一段仕込み

本日の家飲み 昇龍蓬莱(しょうりゅうほうらい)  酵母無添加生もと 古式一段仕込み

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 (意図せずに、蓬莱泉→龍力→昇龍蓬莱という、紛らわしい紹介順になりました、若干面白い偶然ですね)
 神奈川県愛甲郡愛川町のお酒です。
 外飲みは何度かあり、ブログでは以前「残草蓬莱」を紹介しています、銘柄名の違いについては前回の記事参照

 こちらのお酒は、以前「麹町市場」さんでいただいたことがあり、そのあまりのインパクトにたじろぎ、そしてその味わいが忘れられずに、今期出荷されたものを速攻でゲットしたものです。
 製法にある「酵母無添加生もと」というのは、以前いただいた遊穂でも見たことがあり大体想像がつくのですが、「古式一段仕込み」の方は初めて聞く言葉ですね。
 通販大手の佐野屋さんの商品紹介によると、掛米無しであることに加え、投入する水分が通常の半分であることがポイントのようです。

 スペックはラベルに記載がありますが、まさに目を疑うような数値になっています。
 まず、精米歩合は驚異の93%!これは普通に炊いて食べるお米と大体同じですね。
 そして日本酒度マイナス42!酸度3.9!もはや何がなんだか…、通常の日本酒の範疇で語れないお酒であることは間違いなさそうですね。
 木戸泉の「アフス」や玉川のタイムマシン同様、数値的にはいわゆる変態酒の仲間に入るのではないかと…


 上立ち香は、甘く濃厚で若干熟感を感じる香りがそこそこに。
含むと、とろみを感じる濃厚そのものの甘旨味がグワッと入ってきて、強めの酸味と見事に拮抗しながら力強く染みこんできます。
 旨味は、まさにトロピカル&フルーティーという印象の蜂蜜混じりな果実の甘味が主役、しかし裏には熟成感に似た複雑さもあり、奥深さを感じる味わい。
 後味は酸と極小の苦味が引き取って、びっくりするほど見事にキレます。

 奇跡的なバランスを感じさせる、速醸とは明らかに一線も二線も画しているような、超個性派濃厚甘旨酒でした。
 でも旨いんですよ…色々と意欲的な製法のお酒は飲んできましたが、これは本当に出色の出来だと思います。
 これに似たお酒は、個人的経験の中では鷹長の菩提もとや、貴醸酒系のお酒が思いつきますね、ただそれと比べても全体のバランスで一歩抜けてるかも。
 昇龍蓬莱、是非ともこの造りは続けていって欲しいと思います。(個人的には、かなり量を増やしても売れる魅力があると思いました)

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名称:昇龍蓬莱  酵母無添加生もと 古式一段仕込み
精米歩合:93%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:大矢孝酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年02月26日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生原酒

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 佐賀県鹿島市のお酒です。
 年末新年酒第3弾は、ド鉄板銘柄である鍋島の新酒としました。

 鍋島も相変わらず入手が結構難しい銘柄ではありますが、一時期に比べると少しはマシになったかなあという印象です。
 とはいえ、やはり限定品や季節もののお酒についてはすぐに売り切れてしまいますね、特約店が私の通常の行動範囲にないこともあり、ブログでは結構久しぶりの登場となりました。
 ちなみに今回は、特約店の近所に住んでいる人づてでの入手です、持つべきものは酒飲み仲間ですね、協力に感謝。

 ラベルは、以前いただいた「Harvest Moon」と同様、洒落た雰囲気、しかしはっきり「鍋島」とわかるのは個人的にとても良いと思います。
 スペック的には、「雄山錦」利用というのが若干珍しいかな…、ただこのお米は発祥の富山県外でもちらほらと使われている印象がありますね、作り手的に魅力のあるお米なのでしょうか。
 

 上立ち香は若干セメダインを感じるスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、濃い目ながらバランスの良い甘旨味が力強く入ってきて、そのまま素直に染み入ってきます。
 味わいは、若干トロピカルな果実の甘酸味が主役ですが、突出する部分がなくとにかくバランス良で、かつお値段以上の上品さ。
 後味は最後までバランスを保ったまま、自然に引き上げていきます。

 新酒無濾過生原酒らしいインパクトと、お値段以上の上品さをしっかりと両立させた旨酒でした。
 前回の而今でも書きましたが、やはり矛盾する要素を内包しつつ崩れないお酒には魅了されてしまいます。
 この辺りの玄妙さがやはり日本酒の魅力だと思うんですよね…、このレベルのお酒だとそれをビンビンに感じさせてくれます。
 兎も角、鍋島はまだまだ業界のトップ集団で走り続けるだろうと、確信させてくれた一本でした。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
酒米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円ぐらい/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年01月06日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

超超久 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY

本日の家飲み 超超久(ちょうちょうきゅう) 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY

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 和歌山県海南市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に確か初めてだったような…
 
 こちらのお酒を醸すのは「中野BC(株)」さんで、wikipediaによると「BCとは「Biochemical Creation」(生化学の創造)の略である。」とのこと。(なぜか公式解説が見つかりませんでした)
 日本酒(通常銘柄は「長久」)だけでなく梅酒などのリキュール類や健康食品も扱っており、一般の地酒蔵より規模は大きいようですね、ここらへん同じ和歌山の「雑賀」を彷彿とさせます。

 さて、今回いただくのはなんと3年以上熟成された「生酒」です。
 いわば「生きている」生酒は変質しやすく保管熟成は難しいと言われていますが、こちらのお酒は「氷室貯蔵」ということで、-5度の冷凍室で保存することによって、劣化を防ぎつつ緩やかに熟成させているようですね。
 数年冷凍室保管ともなると費用はかかりますし売上計上も伸びますので、小売価格にも響いてきてしかるべきなのですが、ありがたいことにそこまで割高でもありません。

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 上立ち香は老ねを感じない落ち着いたお米の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟成感というよりは良い感じに落ち着いて味の乗った印象の甘旨味が力強くかつまろやかに入ってきて、少々の辛さに引き締められつつゆっくりと染みこんできます。
 旨味はレーズン的な熟れた甘さが主役ですが、程良いほろ苦さも存在感があって、
 後味は若干の辛さでお手本のようにキレます。

 元々バランスの良い旨味に、熟成の良い所だけを積み重ねたような、お見事な生熟酒でした。
 いやあこれは良いです、氷温生熟成は数年単位でも老ねないまま旨味が載ってくるんだなあと、あらためて感服した次第です。
 ただ、こういうお酒をこのお値段で出せるのは、しっかりと設備が整って体力もある企業ならではかも…
 兎も角、超超久、今後も見かけたら買ってしまいそうだと思いました。

 そして燗も良いですね~、素直に甘さが増して口当たりまろやか。
 ちょっと辛さも強くなりますがやっぱり旨いです、これは冷酒・燗酒両対応でしょう。

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名称:超超久 純米吟醸 氷室貯蔵 生 23BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:中野BC株式会社
購入価格(税抜):1,440円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年09月04日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 純米吟醸 中汲生原酒 雄町

本日の家飲み 百楽門 純米吟醸 中汲生原酒 雄町

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 奈良県御所市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに何回もあるのですが、意外とブログでは初めての紹介ですね。

 御所市というと風の森を想起してしまいますが、実は私としてはこの百楽門も古くからのお気に入り銘柄だったりします。
 日本酒飲み始めの時は結構飲んでいたのですが、タイミングの問題で最近は家飲みを逃しておりまして…
 私がいただくお酒は小規模蔵のものが多いうえに生酒など季節限定もの中心なので、一度逃すと一年待つレベルなのです。

 で、今回頂くのは、雄町を使った純米吟醸、それも中取りです。
 百楽門には、露葉風を使ったものや、思いっきり辛口嗜好のものもあるのですが、私は経験上雄町が好みだったので、セレクトしました。


 上立ち香は若干セメダインを感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、芳醇フレッシュで存在感のある甘旨味が力強く入ってきて、少々の苦味や酸味を絡みつかせながら、しかしスムーズに喉奥に流れ込んできます。
 旨味は極めて濃厚なマスカット系の甘味がしっかり主役を演じつつ、全体的には五味がそれぞれ主張して、でも綺麗さを保つという個性と完成度を兼ね備えた旨味があります。
 そして後味は中取りらしくとても自然にキレます。

 無濾過生原酒の王道を往くような芳醇フレッシュな甘旨味を、クセ無く、雑味なく、ストレートにしっかり楽しめるお値段以上のお酒でした。
 百楽門の雄町には信頼を寄せていましたが、このお酒は見事にその上を行ってくれましたね…、本当旨いです。
 百楽門、もっともっと評価されて良い実力派銘柄だと思います。

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名称:百楽門 純米吟醸 中汲生原酒 雄町
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年06月20日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

こなき純米 純米吟醸 無濾過原酒 生 中取り 山田錦

本日の家飲み こなき純米 純米吟醸 無濾過原酒 生 中取り 山田錦

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 鳥取県境港市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに一回は飲んでいたような。

 こちらを醸す千代むすび酒造の通常銘柄はその名の通り「千代むすび」です。
 そしてこの「こなき純米」は見た目の通り、「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボ酒。
 蔵元所在地の境港市は「さかなと鬼太郎のまち」ということで、「水木しげるロード」を始め鬼太郎による町おこしが有名です。
 こちらのお酒も水木プロのシールが貼ってありますし、現地の土産屋や通販でもガンガン売っているらしく、本格的なコラボレーションといえるでしょう。

 お酒の梱包もやけに丁寧ですね、こなきじじいの和紙ラベルが袋の内外両方に貼ってあるのは、ちょっと勿体無く感じてしまうくらい。
 なお今回のスペックは山田錦の50磨きの無濾過生原酒、しかも中取りとガッチガチです。
 袋入りなのは色々なお店で売られるのを意識しているのでしょうか…、私は普通にふくはら酒店さんで購入。

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 上立ち香は濃い目で甘さ混じりの吟醸香(?)が仄かに。
 含むと、非常に透明感の高くかつ濃厚な甘旨味がグッと入ってきて、裏方に徹した苦味により輪郭を保ちながら、ゆっくりと染み通ってきます。
 旨味はいわゆる完熟リンゴ的なスタンダードな甘味が主役ですが、兎に角味わいがキレイで全体のまとまりの良さが素晴らしい。
 後味はようやく少しだけ表に出てきた苦味が自然に引き取ってキレます。

 しっかりとした甘味がありながら、全体のバランスと完成度、透明感をとても心地よく楽しめるお酒でした。
 これは直球勝負で旨いお酒ですね…こなきじじいもニッコリなんじゃないでしょうか。
 千代むすびは吟醸系のお酒もばっちり高レベルでした、今後さらに注目したいと思います。

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名称:こなき純米 純米吟醸 無濾過原酒 生 中取り 山田錦
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:千代むすび酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年05月09日 鳥取の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒

本日の家飲み 金寶自然酒(きんぽうしぜんしゅ) 純米原酒 槽口直汲み生原酒

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 福島県郡山市のお酒です。
 家飲み、外飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す仁井田本家さんは、米作り(いわゆる有機栽培)の段階からがっちり関わってお酒を造っているとのことで、そのこだわりをホームページで強くアピールしています
 その取り組みによりこの金寶自然酒は百貨店はもちろん自然食品のお店などでも見かけるので、営業としても成功しているのでしょう。(ここらへん、千葉の「寺田本家」と似ているような)
 裏ラベルにもその思いがびっしり書かれているのは好印象ですが、米の品種が書いてないのは解せませんね。

 なおこちらのお酒は「ふくしま美酒体験in渋谷2014」に参加した際、一番好印象のお酒でした。
 今回地酒屋さんで限定品の「直汲み生原酒」を見かけたので購入した次第です、こちらは相当に本数が少なく、自然食品のお店とかには並ばない代物とのこと。
 お値段は70磨きの割にお高め、まあこれは上記のこだわりからは仕方ないところでしょう。

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 上立ち香は甘い米っぽい独特な香りがそこそこに。
 含むと、非常に密度の濃い甘旨味がほんの少々のガス感と共に滑り込んできて、裏方の苦味によってダレないままに力強く染みこんできます。
 旨味は濃厚ながらクセのない感じで、すみません、果物でもお米でもない感じの個性的なものでした。
 後味はびっくりするほどしっかり、自然にキレます。

 芳醇そのものの心地よい甘旨味に、直汲みらしい仄かなシュワシュワ感がアクセントを付ける、個性派旨酒でした。
 うーん、これは旨い…、完全に私の好みどストライクです。
 甘味が濃厚ながらガス感のおかげでダレ、キツさが皆無でスイスイいってしまいます。 
 これは直汲みということがとても良い方向に働いている気がします、このバランスは風の森のしぼり華を彷彿させますね。
 また、ホームページの「自然米の10%パワー」の部分に記載の通り、70%とはとても信じられない雑味の無さも凄いです、たっぷりな味わいをしっかり手綱をとって方向付けている印象。
 金寶自然酒、只者ではないお酒として今後追っていこうと思います。

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名称:金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒
精米歩合:70%
酒米:不明
アルコール度:16.8%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,585円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2015年02月09日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美寿々 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 美寿々(みすず) 純米吟醸 無濾過生原酒

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 長野県塩尻市のお酒です。
 外では見かけるたびにいただいており、家飲み経験もありますが、ブログでは初めての紹介ですね。

 信州おさけ村購入銘柄第三弾です。
 信濃の枕詞「みすずかる」からその名を取ったこちらのお酒は、私が仕事で長野県に出張した帰りにたまたま購入して(何しに行ってるんだか…)、以来完全にファンになっている銘柄です。
 大長野酒祭りでも毎回いただいているのですが、その時に印象に残っているのが杜氏さんの人柄の良さだったりします。
 私のような若造に対しても非常に丁重な扱いをしてくれますし、何というか真面目さが滲み出てくる感じなのです。

 そしてお酒にはそんな人柄がやっぱり表れるんですよね…、味わいは後述しますが、まずはそのお値段。
 今回の純米吟醸は美山錦を49まで磨いて、加水無しの原酒、それで税抜1200円台なのだからもうわけがわかりません。
 正直ちょっと良心的すぎるのではと心配になるレベルですね。

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 上立ち香はフレッシュで濃い目の吟醸香がほどほどに。
 含むと、濃厚フレッシュな甘旨酸味が自然な口当たりで入ってきて、少々の苦味で引き締められつつゆっくりと染みこんできます。
 旨味はスタンダードな甘酸味が中心の柑橘系果実の味わいで、芳醇かつスッキリ。
 生酒らしい濃厚フレッシュさがありながら、生のクセをほとんど感じないところが完成度高いです。
 後味も、その苦酸で見事にキレます。

 濃厚フレッシュでスタンダードな無濾過生原酒の味わいながら、雑味がなくキレの良い非常に完成度の高いお酒でした。
 旨味も香りも良いですね…、本当に真面目に作っているのが伝わってくるようです。
 このブログで紹介している多くの銘柄の中でもコスパはトップクラス。
 後はもう少し入手が楽だったらなあ…、首都圏の酒屋さんに是非もっと取り扱って欲しいと思います。
 美寿々、改めて惚れなおしてしまいました。

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名称:美寿々 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:49%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:+5~6
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,251円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2014年10月18日 長野の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

鍋島 純米吟醸 生酒 山田錦

本日の家飲み 鍋島 純米吟醸 生酒 山田錦

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 佐賀県鹿島市のお酒です。
 このブログでも何度か取り上げており、外飲みでは数え切れないぐらいいただいている銘柄です。

 私が好きな銘柄は多々ありますが、私個人だけでなく私の周りの様々な嗜好の人達みんなが好きという銘柄というのは相当に限られます、 具体的には十四代や而今、そしてこの鍋島ぐらいしか思いつきません。
 万人に受け入れられるには個性的な魅力だけでなく、有無を言わせぬ「完成度」が必要なのでしょう。
 良く日本酒業界で「ポスト十四代」という言葉が使われますが、個人的にはその万人向けの完成度という点で、やはり鍋島と而今が最右翼といえるだろうと思っています。

 さて、今回のスペック的には山田錦を50まで削った生酒、このパープルラベルは結構よく見かける印象がありますね。
 山田錦を50まで磨いた純米吟醸は色々な酒蔵さんが造っていて、酒米の王様らしくほぼ外れがないと感じているのですが、今年の鍋島はどう仕上げているのでしょうか。

 上立ち香はスタンダードで濃厚フレッシュな吟醸香が強めに。
 含むと、芳醇ながらクセのない甘旨味がふっと広がり、その後はほんの少々の渋酸味で最後まで輪郭を保ちつつゆっくりと染み入ってきます。
 旨味は鍋島らしい高級リンゴ的な甘味が中心で、やはり生酒らしくフレッシュな渋酸味もあるのですが、それを青臭く感じさせないバランスの良さがあります。
 後味は飲み下した瞬間にその渋酸味が表に出てきて、見事に引き上げていきました。

 濃厚フレッシュな生酒らしい魅力がありながら、荒さを全く感じさせない見事な完成度のお酒でした。
 うーん、鍋島は本当に、貫禄を感じさせるような安定感がありますね…、それが生酒でもブレないのが凄い。
 数ある山田錦50磨きのお酒の中でもやはり一歩二歩先を進んでいる印象です。
 昨年いただいた雄町の生は香り高い分少し派手すぎるかなというきらいもあったのですが、これは本当に欠点が見つからない美酒だと思いました。

 今回は一升瓶で買えたので、このお酒がある間は晩酌がいつも以上に楽しみでした。
 鍋島、今後も色々なスペックをいただいていきたいと思います(入手できればですが…)。

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名称:鍋島 純米吟醸 生酒 山田錦
製法情報:生酒
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税込):3,200円/1800ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2014年09月13日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽25BY

本日の家飲み 獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽25BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 このブログでも何度か紹介していますね、自分の地酒入門酒であり、お気に入り銘柄の一つです。

 獺祭はちょくちょく購入しているのですが、最近は以前にも増して売り切れが速くなっているような気がします。
 それは蔵元の積極的なメディア露出(ほこたて・カンブリアとか、ヱヴァ新劇とか)によるところも大きいとは思いますが、やっぱり根底には「旨さ」があると思います。
 実際日本酒と言えばスーパーに常温で置いてある大手メーカー製のものしか知らないような人が、一度獺祭を飲んでしまえばリピーターになるのもむべなるかなといったところで、着実にファンは増えているのでしょう。

 ただ、獺祭の良さは(小規模蔵に比べて)入手しやすいという面にもあったので、この状況はやはりあまり好ましくは無いようにも思えます。
 機械化で量産に成功しているとはいえ、山田錦の仕入などもあるし、当然限界はあるでしょう。
 個人的には、獺祭を入門とした人が他の銘酒に日本酒ファンとしてどんどん流れてくれると嬉しいんですけどね…、自分がそうだっただけに。
 このブログも一応そういう思いを抱きながら、更新していたりします。

 さて完全に話がずれました。
 まあこのスペックは昨年もいただいているので、よろしければそちらも参考にしてください(今見ると似たようなこと書いてますが)。

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 上立ち香はフレッシュでクセのない感じの吟醸香が強めに。
 含むと、華やかながら意外とまろやかさも感じるような、とても素直にフルーティーな濃い甘旨味がストレートに来ます。
 旨味はやっぱりいつもの獺祭らしい青りんごっぽいもので、生酒のフレッシュさと濃厚さがありつつ、数字以上に高精白を感じさせる感じでスッと入ってきます。
 獺祭としては濃厚フレッシュで若干の新酒らしい苦味もありますが、他の生酒と比べるとクセのなさが際立ちますね、本当に万人向けだと思います。
 後味はその苦味がメインに、スッキリとキレます。

 獺祭の実力を感じさせる、万人向けの芳醇生酒でした。
 うーんやっぱり安定感があります、生酒でこれほど飲みやすいというのは実際凄いと思います、「生酒入門」としても使える一本でしょう。
 獺祭は露出が激しいだけに業界では毀誉褒貶が激しいようですが、私は一ファンとして応援していきたいと思います。

 最後に、獺祭の各スペックについての日本酒ブログ(由紀の酒)さんの記事が充実していたので紹介します。
 いつか私も全部飲んでみたいなあ…。

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名称:獺祭 純米大吟醸48 寒造早槽
製法情報:生酒
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16度
酵母:不明
日本酒度:+4
蔵元情報:旭酒造株式会社(山口県岩国市)
製造年月:2013/12(24BY)
購入価格(税込):1,575円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2014年01月27日 山口の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

井の頭 純米吟醸

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸

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 長野県伊那市のお酒です。
 このお酒は大長野酒祭りで数十蔵のお酒をいただいたときの、個人的MVP銘柄でした。
 しかし東京では扱っている酒屋さんを全然見つけられず、今回ようやく信州おさけ村で購入できた次第です。

 ちなみにこのお酒、初めて見た人は大体「なんで長野なのに井の頭?」と思うのではないでしょうか。
 しかも実際長野にそういう地名があるわけでなく、あの井の頭公園にちなんでいる名前とのこと。
 ここらへんの由来は蔵元ホームページに載っているので、興味があればご一読を…。
 (なお、「井乃頭」という表記もあるようですが、どちらでもよさそうなのでここではひらがなで統一します)

 今回のスペックはスタンダードな火入れの純米吟醸です。
 私は冷蔵庫に入っていないお酒は滅多に買わないのですが、今回は冷暗所保存の火入れしかなかったので、一抹の不安を覚えつつこちらを購入しました。

 上立ち香は落ち着いた果実香がそこそこに。
 含むと、口当たりはスルリという感じですが、徐々に完熟系で濃厚かつ輪郭がはっきりした甘旨味が、しっかりと味わいの世界を作り出します。
 旨味は、クセのない熟した果実の芳醇な甘味が主役ですが、キツすぎない辛さが寄り添うことで見事に心地よいバランスを保っていますね。
 芳醇ながら派手というよりは落ち着いた感じで、やっぱりホッとするような味わいです。
 後味は少々の辛さが引取り、しっかりとキレます。

 正統派ど真ん中な味わいに安心感すら覚える、素晴らしく完成度の高いお酒だと思います。
 まさに「キレがあるのにコクがある」というフレーズが相応しい、食中酒でも単独でもいける感じです。
 また最初から美味しいのですが、微妙な温度の違いで結構味わいが変わり、飲み飽きない以上に飲み進めるのが楽しい。
 火入れであることが信じられないですね、正直黒龍とか田酒と並べても全く遜色ないレベルだと、私は思います。
 やっぱり井の頭は旨いです、今回じっくりと頂いて完全にお気に入り銘柄に入りました。
 入手難易度の高さに負けず、次は是非生を頂いてみたいと思います。

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名称:井の頭 純米吟醸
製法など:
精米歩合:55%
酒米:美山錦
アルコール度:17~18度
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:漆戸醸造株式会社(長野県伊那市)
製造年月:2013/11(24BY)
購入価格(税込):1,575/720ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2013年12月24日 長野の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

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