瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

本日の家飲み 瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

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 広島県三次市(みよしし)のお酒です。
 家飲み、ブログでの登場は初めてですが、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)

 この瑞冠については、割と以前から有名地酒屋さんの取り扱いもあり、その筋では知られた銘柄という認識があります。
 私も以前より目は付けていたのですが、タイミングが合わずようやくの家飲みとなりました。
 記事のネタ探しに蔵元ホームページも見たのですが、最終更新が2015だったりいろいろと残念な感じでした…
 (ブログの最新日付はなんと2006だったり、「杜氏のブログ近日公開」みたいに書いておきつつ放置だったり、こういうの見ると何というかさみしくなるんですよね…無理するぐらいなら閉鎖しても良いのに…)

 スペック的には、山田錦で精米を70にとどめた、日本酒度+10の生もと生原酒という、いかにも力強そうなもの。
 蔵元で1年程度生熟後出荷というのも惹かれるポイントですね。
 手間がかかっていそうなわりには、お手頃価格なのも嬉しいところ。

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 上立ち香は熟したヤクルト(笑)的な、落ち着いた乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干熟成感のある太い旨味がググっと入ってきて、強めの苦辛をまといつつも口当たりは柔らかな印象のまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟したかつ引き締まった印象の米の旨味がしっかりと芯にあって、そこに強めの乳酸味が絡んで奥深さを添えつつ、苦辛も参加しながら最後までバランスを保つ質実剛健な感じ。
 後味は酸苦辛が引き取って力強くキレます。

 「骨太」という言葉が真っ先に浮かぶような、生もとらしい芯の強さが魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 私は基本的には苦辛が強いお酒は苦手なものが多いのですが、これだけ旨味がしっかりしていると、それも前向きに感じられるようになるのが素敵ですね。
 フルーティー酒の合間にこういうお酒を飲むと、また日本酒の奥深さをしみじみと感じられて良いです。
 瑞冠、近いうちに他のスペックも試してみたいと思います。

 温度が上がってくると、苦味が良い感じで引っ込みますね、こちらは冷やしすぎ注意。
 うっかり燗つけをするのを忘れてしまったのは痛恨事です…

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名称:瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+10
蔵元情報:山岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年09月21日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

唯々 渡船純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 唯々(ただただ) 渡船純米 無濾過生原酒

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 滋賀県湖南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 私は最近お酒をセレクトする時、「信頼できる酒屋さん」で「飲んだことの無い銘柄」の「純米生酒」であれば大体それ以上情報収集せずに一度は買うようにしています。
 実際のところ、この業界の有名どころは大体抑えてしまった関係で、昔のようにがっつり情報収集して、自分の好みだけ狙おうとすると、ほとんど新規開拓できないんですよね。
 志のある地酒屋さんは新規取り扱い銘柄の開拓にも熱心ですし、そこに素直に乗っかるのが有用だと思う次第です。

 この「唯々」はまさにそういう銘柄ですね、うのかわ酒店さんのネットショップに新しく並んでいたので深く考えずセレクトしました。
 最近少々見る気がする「渡船」利用で、磨きは70にとどめて、お値段も安め。

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 上立ち香はセメダイン系ながら若干熟感もある香りがそこそこに。
 含むと、苦辛で強烈に引き締められた印象の旨味がググっと入ってきて、辛さで舌先をピリピリとさせながら、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやっぱり苦辛中心で極めてキリリとした印象の旨味が主役ですが、痩せた感じではなく存在感はあります、ただ私には若干キツさもありますね。
 後味はその苦辛でガッツリとキレます。

 全体的にスパルタ的な引き締まりがある、中濃度のキリリ系苦辛酒でした。
 う~む、それこそ「ただただ苦い」という印象が残ってしまいますね、ある程度飲み慣れるとドンドン飲める感もありますが、それだけといいますか…
 ただ、各所の評判を見るに、ほとんど苦味に触れたものがないので、これはスペックやロット(下手したらコンディション)的な問題のような気もします(値段も安いですし)。
 というわけで、唯々、できれば近いうちに他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:唯々 渡船純米 無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:渡船
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:竹内酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 唯々 純米

2017年09月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生もとのどぶ 生原酒 28BY

本日の家飲み 生もとのどぶ 生原酒 28BY

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 奈良県宇陀市のお酒です。
 確か外飲みは経験あったかと思いますが、家飲み、ブログでの登場は初めてですね。

 こちらの「どぶ」は、全国のにごり酒の中でも、圧倒的存在感と多数の固定ファンを持っているイメージがあります。
 ネーミングのインパクトも強烈ですが、やはりその味わいの個性と魅力が際立っているのでしょうね。
 そのことを端的に示すのが、その多彩な「飲まれ方」だと思います。
 少し調べただけでも、「ロック」「加水燗」はもとより、「炭酸水割り」「ソーダ割り」「梅酒割り」「ビール割り」など、出るわ出るわ。
 ちなみに、色々な飲み方を楽しむというのは蔵元も推奨しているみたいですね、マニア間で有名な銘柄は多々あれど、こういう方向性のお酒は珍しいのではないでしょうか。

 少し前に紹介した同蔵の「睡龍」同様火入れ熟成のイメージも強いどぶですが、今回は初家飲みということで、自分のスタンダードスペックである新酒生酒をセレクトしました。
 表記は無さそうですが純米、「おり」は大量、穴開き栓、にごり系では珍しい高さの日本酒度+10と、開ける前から只者ではないオーラを感じます。

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 上立ち香は見事なまでセメダインな香りがそこそこに。
 含むと、やはりケミカルな印象の苦味をまとったお米の旨味が、濃いにごりらしい少々粉っぽさのある口当たりでググっと入ってきて、強めの乳酸味も相まってガッチリと引き締まったまま流れ込んできます。
 味わいは、やはり独特な苦味が印象的ですね、濃い旨味と絡み合うことでオンリーワンの世界を演出しつつ、濃厚さに飲み飽きなさを添えています。
 後味は苦味で力強く引き上げる感じ。

 独自の世界観を持っている印象の、キッチリ引き締まった苦旨系濃厚にごり酒でした。
 吟醸系にありがちな嫌味の無い、この独特な苦味は睡龍にもあったので、この蔵独自のものと思われます。
 おそらくこの苦味が旨味の芯となっているからこそ、色々な飲み方に耐えられるんだろうなあというようなことを感じました。
 とりあえず「生もとのどぶ」「睡龍」について、次は熟成系もいただいてみたいと思いました。

 折角なので飛び切り燗にもチャレンジ。
 これは…旨辛苦い!でも良いですね、それぞれの要素が強烈に主張しあって、また違った面白さがあります。
 何より凄いのは、これだけインパクトがありながらガンガン飲めてしまうという謎の誘引力があることですね、18度でこれは危険すぎるかも…

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名称:生もとのどぶ 生原酒 28BY
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社久保本家酒造
購入価格(税抜):1,714円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年09月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 泣く子も黙る当ブログ定番銘柄。

 この雄町おりがらみは、花陽浴28BY生酒では最後に入手できたものなので、勿体無くてしばらく寝かせてしまいました。
 出荷年月が3月で開栓6月なので、最低3ヶ月は寝てからいただいています。
 (今回感想が長いので導入はここまで)

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 上立ち香は若干粉っぽさも感じる甘酸トロピカルフルーツの香りが強めに。
 含むと、トロミのある超濃厚な甘酸旨味が刺激無しのまろやかな口当たりで入ってきて、その酸と裏方に感じる苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、いつもの花陽浴的な完熟パイナップルの甘酸が厳然たる主役、おりがらみ由来の苦味も若干存在感ありますが、何と言っても甘旨の濃度が高いのでキツさは皆無。
 後味は酸苦が引き取って、最後まで自然に引き上げていきます。

 とにもかくにも濃厚かつ好ましい甘旨味を、最初から最後まで素直にストレートに楽しめる、芳醇旨口酒でした。
 これですよ、これこそ花陽浴なんですよええ。
 花陽浴というと華やかな甘酸が特徴と思われがちですが、実はオンリーワンなのはこの口当たりの上品さ、柔らかさなんじゃないかと思います。
 私は28BYで、主に苦味によってバランスが崩れてしまった印象の甘口酒を多く飲んで、やっぱり評価されている甘口系のお酒というのは、微妙なバランスの上に成り立っているんだなあと再認識しました。
 フレッシュフルーティー芳醇甘口系のお酒というのは、ともすれば「流行り系」「ありがち系」でひとくくりにされがちと思うのですが(特に辛口派や純米燗派からすると)、やっぱりその中でも完成度の差というのは歴然としてあるんですよね。
 とりわけ花陽浴はそっち系の極北ともいえる銘柄であり、私はその「インパクト」と「まとまり」に現在進行中で惚れ込んでいるため、その要素は維持してくれることを切に願う今日この頃です。
 花陽浴には、今から既に29BYに期待を寄せてしまいますね。

 開栓二日目以降は、正直なところ早くも甘ダレ感が出てきた感じはあります、完熟を超えて過熟しちゃった感じですね。
 まあそれは私が勝手に寝かせた結果なので…
 逆に、世の中のマニアに言いたいのは、花陽浴を買えたら、若干もったいなくても、数ヶ月以内には飲んだほうが良いだろうということです。
 もちろん転売屋からの購入は論外でしょう、ある意味十四代以上にあっさりダメになる恐れがあるお酒だと思います、ダメ・絶対。

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名称:花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.8/9.0

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2017年09月14日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

本日の家飲み 誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

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 広島県竹原市のお酒です。
 外飲みは確かあったと思いますが、家飲み・ブログでの登場は初めてですね。

 シマヤ酒店さん購入酒が続きます、この誠鏡も私にとっては、「割と見かけるけどいざ家飲みしようとすると中々売っている店に出会わない」銘柄でした。
 特に私の場合「基本生酒」というスタンスなので、余計出会いにくいんですよね…、そんな中シマヤさんの広大な冷蔵スペースの圧倒的品揃えは非常に心強かったです。
 ちなみに、同蔵は「幻(まぼろし)」という銘柄も醸しているようです、蔵元ホームページはあるもの、情報が少なく(特約店リストも無し)、「制作中」で止まっているところが多いのがちょっと残念。
 
 今回いただくのは雄町の55%磨きの生酒、アルコール度数は16なので恐らく加水ありかな。
 裏ラベルによると、「米こうじ造り」に特に時間と手間をかけているとのこと。
 この辺り、どの工程を重視している(とアピールしている)かについては、それぞれの蔵の個性が出ていると思うので、そこに着目してみるのも面白いかもしれません。

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 上立ち香はほんのりセメダインかつ、グレープフルーツを思わせる酸の効いたフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、バランスが良く透明感もある印象の旨味がスルスルと入ってきて、奥からじわじわと出て来る辛さとともに旨味もその存在感を増しつつ、最後までバランスを崩さずに染み入ってきます。
 味わいは、甘味はあくまで控えめで酸を感じる柑橘系果実の旨味が主役、濃度は程々ながらとにかく芯がしっかりしている印象で、飲みごたえがありつつスイスイイケてしまいます。
 後味は割りと水のようにスッキリと自然に引き上げていきます。

 昨今流行りの濃厚一辺倒なお酒と一線を画した印象の、一歩引いたところで存在感を確保しつつ、しっかりバランスを取っているお酒でした。
 加水を感じさせつつも物足りなさが皆無なところが見事ですね、嫌な苦味等マイナス要素も皆無。
 濃厚派の私でも、ここまで完成度が高いと魅了されてしまいますね…、個人的には同じ広島の西條鶴を思いだしました。
 誠鏡、是非他のスペック(幻含む)もいただいてみたいと思いました。

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名称:誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:中尾醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.5/9.0

■予告も兼ねたシマヤ酒店さん購入酒記念写真。感想はボチボチと上げていきます。
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2017年09月12日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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